当別町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月11日
新庁舎建設事業の今後の進め方と建設方式及び複合施設について
2026年3月11日、当別町議会の一般質問で、芳形幸夫議員が「新庁舎建設事業の今後の進め方と建設方式及び複合施設について」質問し、町長 後藤正洋、企画部参与 長谷川道廣が答弁しました。
- 質問者
- 芳形幸夫 議員
- 答弁者
- 町長 後藤正洋、企画部参与 長谷川道廣
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 芳形幸夫
議長の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問を行います。日本共産党の芳形幸夫です。よろしくお願いいたします。質問大項目は1点のみです。新庁舎建設事業の今後の進め方と建設方式及び複合施設についての質問をいたします。新庁舎建設は、当別町の将来を左右する極めて重要な事業であり、町民の理解と納得を得ながら進めることが不可欠であると考えます。そこで、今後の進め方、建設方式の安全性、そして複合施設としての計画されている文化ホールについて町の見解を伺いたいと思いますので、よろしくお願いします。現在当別町では、新庁舎建設に向けた検討が進められており、基本構想案に対する住民説明会やパブリックコメントも実施されたところであります。現庁舎の老朽化や耐震不足の状況を踏まえ、新庁舎整備の必要性については多くの町民が理解を示してくれている一方で、事業が今後どのような手順で進められるのか、いつ、何が決まるのかが分かりにくいとの声が寄せられております。また、基本構想案で採用されている建設方式についてもリース方式は本当に安全なのかという不安の声が聞こえてきます。新庁舎は、今後数十年にわたり町民生活を支える施設であり、その整備過程の透明性と妥当性は極めて重要であると考えます。町においても部局においても果敢に取り組まれていると推察いたします。ただ、今回の新庁舎建設についての質問は、その視点は町民の多くが新庁舎建設について詳細が十分分かっていないという観点から質問となっていますので、その点はよろしくお願いいたしたいと思います。質問に入らせていただきます。最初に、(1)、新庁舎建設事業の今後の進め方についてです。最初の質問となります。基本計画への移行時期について伺います。基本構想策定後には施設の規模や配置、機能、概算事業費などを具体化する基本計画の策定に進むものと考えますが、基本計画案はいつ頃策定される予定か。また、どの程度具体的な内容が示されるのかについて町の見解をお聞かせください。次に、2項目め、基本設計の移行時期について伺います。基本計画の後には建物の具体的な形を定める基本設計段階に進むものと考えますが、基本設計案の作成及び決定はいつ頃を想定しているのかお聞かせください。次に、3項目め、住民への説明、意見聴取の機会について伺いたいと思います。基本構想段階では、住民説明会やパブリックコメントが実施されましたが、基本計画段階及び基本設計段階においても同様に住民説明会や意見募集等を行う予定があるのかどうか、実施する場合の時期や方法について町の見解をお聞かせ願います。次に、(2)、建設方式、リース方式の安全性についてです。1項目め、建設方式として検討されているリース方式について伺います。この方式は、初期投資を抑えられる一方で、長期にわたり支払いが続く仕組みであり、町民からは安全性や妥当性について不安の声が寄せられています。そこで、リース方式を採用する理由について、財政面、事業期間、リスク分担などの観点からの町の見解をお聞かせください。(2)の2項目めの質問になります。安全性とリスク認識について伺いたいと思います。リース方式では、長期契約による拘束、金利変動、事業者の経営状況、契約解除時の対応、総支払い額の増加などのリスクが考えられます。町としてこれらのリスクをどのように認識し、どのような対策を講じる予定なのか町の考えをお聞かせください。次に、3項目めです。具体的な事例についてお尋ねします。住民説明会では、リース方式の事例があるとの説明があったと聞いていますが、同規模自治体における採用事例、庁舎建設での具体的事例、成功例及び課題例、導入後の財政負担の実態について、確認できている範囲で結構ですので、お聞かせ願います。また、それらの事例が当別町の条件にどの程度適合すると考えているのか町の見解をお聞かせください。次に、(3)、複合施設、文化ホールについてであります。複合施設として計画されている文化ホールについて伺います。将来的な財政負担となる懸念についてですが、町民からは建設後の維持管理費や修繕費などが将来の財政負担につながるのではないかとの懸念の声が上がっています。ライフサイクルコストの試算の有無、試算に基づく判断基準、将来の修繕や設備更新への備えについてどうお考えなのか町の考えをお聞かせください。以上で最初の質問を終わります。
答弁 町長 後藤正洋
芳形議員の一般質問にお答えをいたします。初めに、新庁舎建設事業の今後の進め方についてですが、基本計画や基本設計に関するご質問に一括してお答えをいたします。町が直接建設を発注する場合には基本構想の次に基本計画を策定し、その後基本設計へと進むのが一般的な手順でありますが、このたびの新庁舎建設で取り入れようとしてるリース方式においては設計、施工、維持管理を一括して発注することができ、民間事業者の持つノウハウや技術力を最大限に引き出すところに大きなメリットがあります。そのメリットを生かしまして、本事業では基本計画に相当する部分やご質問にある具体的な計画案は、プロポーザルで選定された事業者から提案される内容によって初めて示されることとなります。また、設計業務につきましては、事業者の選定後、プロポーザルで提案内容をベースにより詳細な協議を行いながら進めていくことになります。なお、プロポーザルの実施時期につきましては、早ければ本年の秋頃になると想定をいたしております。次に、住民への説明、意見聴取の機会についてのご質問でありますが、新庁舎建設事業の進捗状況につきましては広報やホームページを活用し、適宜情報の公開に努めてまいりますが、今後の住民説明会の開催やパブリックコメントの実施につきましては現時点で確定した予定はございません。まずは、議会の特別委員会に都度情報をお示しし、ご審議いただくことを重要視して進めてまいります。次に、建設方式の安全性についてのご質問にお答えをいたします。財政面での観点においては、町が直接建設を発注する場合においても長期の地方債を発行し、償還をしていくことになりますので、どちらの手法を取ったといたしましても財政上の長期の負担は同様に生じるものと認識をしております。事業期間の観点においてですが、現状を考えると一刻も早く新庁舎を建設しなければならない状況でありますので、設計、施工を一括発注できるリース方式は新庁舎の早期完成につながるものと考えております。次に、リスク認識についてのご質問ですが、芳形議員も様々なリスクを挙げられておられましたが、町が直接建設を発注する場合においても同様のリスクが生じるものであると考えますので、スピード感のある手法のリース方式を選択すべきであると判断したところであります。議員ご指摘のうち金利変動や総支払い額増加のリスクにつきましては、契約時に支払い額の条件設定を明確にし、これらのリスク回避に努めてまいります。また、事業者の経営状況によるリスクにつきましては、事業者選定の段階において参加企業のこれまでの建築実績に加え、経営基盤や財務状況を厳格に審査することはもとより、契約においても履行保証や事業継続を担保するための条項を適切に盛り込むなど確実なリスク回避の対応を講じてまいります。同規模自治体の具体的な事例と本町への適合性につきましては、道内の自治体での導入事例はありませんが、青森県大間町、平内町、愛知県高浜市などでリース方式による庁舎建設の事例を確認しております。これらの事例から課題例を見いだすことはできませんでしたが、成功例としては先ほども申し上げたスピード感を持って進めることができたほか、いずれの自治体も初期投資を抑え、長期にわたる財政負担を平準化できている点が挙げられます。本町への適合性につきましては、特に青森県の大間町や平内町は本町と同じ積雪寒冷地でありますので、冬期間の工事は制約される環境下において設計、施工を一括して工期を短縮できるリース方式は、早期完成とコスト抑制の両面で非常に有効であり、本町の条件に適合しているものと考えております。次に、文化ホールの複合化に伴う将来的な財政負担についてのご質問でありますが、パブリックコメントの結果から文化ホールに対する住民の関心や期待感が高いことが分かりましたので、私といたしましても前向きに考えていきたいと思っております。ただ、文化ホールを併設することで今後の過大な財政負担を招いてしまっては結果として将来の町民への負担につながってしまいますので、事業者選定後に進めていく設計業務の中で建設費や維持管理費などトータルコストの精査を行い、慎重に判断してまいりたいと考えております。以上、芳形議員の一般質問に対する私からの答弁といたします。
質問 3番 芳形幸夫
ただいま答弁をいただきました。ありがとうございます。新庁舎建設事業というのは、ただいま取扱準備からこれからの取組ですので、私たちのほうもどこまで答えていただけるのかというところについてはまだ十分なところまでとはいかないのではないかと思いますけれども、十分なある程度のそういうふうなことの答弁はしていただいたと思い、感謝いたします。その中で私たちのほうの再質問なのですが、先ほど基本計画、基本設計に当たってはプロポーザルによる民間事業者との契約の中でということの中で進行というふうに聞きました。その中で、基本計画の中でやはり概算事業費、庁舎規模、複合施設の規模についてもう少し具体的な説明というものはいただけないものかどうか再質問とさせてください。
答弁 町長 後藤正洋
芳形議員の再質問にお答えをいたします。初めに、先ほど申し上げましたが、基本計画の段階で概算事業費、庁舎の規模、そして複合施設の規模についてどの程度具体的に示していただけるのかという趣旨のご質問かなというふうに受け取っておりますけれども、先ほどお答えをしましたとおり、基本計画は策定いたしませんが、事業者選定後の設計段階において庁舎の規模や建設費、維持管理費などのトータルコストを精査し、議会の特別委員会へお示しいたしたいと考えております。以上です。
質問 3番 芳形幸夫
議会の中で示されるということでありがとうございます。ただ、もう一つ、ご質問なのですけれども、再々質問につながることなのですけれども、やはり多くの町民がどうしてもこの建設に当たって知りたいということの一番の関心事は、全体の事業費について目を向けることが多いというのが私の捉え方です。先ほど基本計画、基本設計の中で、プロポーザルにより選ばれた民間事業者の方との話合いの中、契約の中でということなのでしょうが、町民の声からということで、今例えばこの総事業費がどのくらいを見込んでいるのか、目安としているのか、もし可能であれば教えていただければと思います。
答弁 企画部参与 長谷川道廣
ただいまの芳形議員の再々質問にお答えさせていただきます。金額の関係でございますので、私のほうからお答えさせていただきますが、総事業費の見込み、目安についてのご質問だったかと思います。私ども持ち合わせてございますのが庁舎部分の事業費の目安になりますけれども、現段階におきましては基本構想の中でお示しさせていただいています近隣自治体の近年の建設コストを参考にさせて算出いたしました44億6,000万円という額が目安になるものと考えてございます。よろしくお願いいたします。以上です。
質問 3番 芳形幸夫
ご答弁いただき、ありがとうございます。この44億6,000万というのは、令和7年度当別町新庁舎建設検討に係る住民説明会資料でも公表されていますので、妥当なところなのかなと思います。ただ、できましたら、そこのところから今後の事業に当たってどの程度の将来的な負担を踏まえてその44億6,000万が変わるのかというところまでお聞きしたかったのですが、再々質問はこの辺にさせていただきます。ありがとうございました。次に、一般質問の(2)の建設方式についてです。住民説明会資料で配付されたA4判、先ほど話しました令和7年度当別町新庁舎建設の検討に係る住民説明会資料、両面刷りの3枚物、それと2月27日に出されました新庁舎構想、そのほうにも書かれているのですが、その中に私が考える建設方式に係る質問の中でまず一番心配するのはやはり将来的な負担というところの視点なのです。それからいきますと、例えば先ほどの新庁舎建設検討に係る住民説明会資料7ページの5の項目にあります新庁舎の建設手法についての評価項目の財源確保の項目とメリットの項目に、リース方式では単年度予算の平準化が組める、平準化という言葉が使われています。ですが、やはり長期契約となるためには総支払い額が増えるという可能性がというのが多く私たちのほうに届く声なのです。町民の声なのです。そこで、再質問となりますが、リース方式と例えば直接建設方式の総支払い額については比較されていると思うのですが、改めてリース方式が採用となったことへの考えをもう一度お聞かせいただけますでしょうか。お願いいたします。
答弁 町長 後藤正洋
芳形議員の、これは再質問でいいのですか、2項目めの再質問にお答えをしますが、先ほども説明といいますか、答弁しましたように、いろんなリスクがありますけれども、特にそのリース方式にした場合に、いろんなリスクはありますけれども、スピード感のある手法を取ってリース方式にしたということであります。そして、リース方式によるその負担の比較については、今の段階で具体的に比較ができる段階にはないというふうに判断をしておりますが、一般的には負債が極端に増えるということを回避をするということが財政上は必要だということから、リース方式を採用したということでご理解をいただければというふうに思っております。
質問 3番 芳形幸夫
ご答弁ありがとうございます。リース方式にということは、やはりスピード感を持ってということと新庁舎建設に当たっても早い時期に、ほかの2、3の方式よりも建設が早期着工、新庁舎についても開庁が早いということだと思いますので、その辺についてはやはり慎重なことの、将来的な負担のことへのもし発生するということへの備えについては慎重な対応に当たっていただいて、このリース方式がベストという見解の下に、町としても部局としてもこのリース方式を基に今後の新庁舎建設に向けて動いていただきたいというのが私の思いです。このことについての質問は以上、終わります。最後の再質問となります。一般質問(3)の複合施設、文化ホールについてであります。文化ホール、先ほどから申していますけれども、町民は文化ホール施設について高評価の声は多いです。ところが、一方で将来的な財政負担につながるのではというやはりここでも心配する声も多数聞きます。そこで、再質問ですが、文化ホールの年間維持管理費等について現時点でどの程度の試算を行っているのかお分かりになるようであればお考えをお聞かせください。以上です。
答弁 町長 後藤正洋
引き続き芳形議員の再質問にお答えをいたします。現時点で、文化ホールの年間維持管理費の試算についてのことなのかなというふうにも思いますけれども、いずれにいたしましても先ほど申し上げ、答弁いたしておりますが、事業者選定後に進めていく設計業務の中で精査をしてまいりたいというふうに思いますし、先ほど申し上げましたように事業を行うにしましてもそのことが過大な財政負担に陥っては困るということも想定をした上で、適切な事業かどうかということを判断をさせていただきたいと思いますし、特に今回議会の中で特別委員会を設置をいただいておりまして、町といたしましては議会の皆さんにそのことをしっかりと報告をさせていただき、議論していただく中で改めてご判断をいただくということで了解をいただきたいというふうにも思っておりますので、皆様のご努力も期待をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 3番 芳形幸夫
ご答弁ありがとうございます。複合施設については、これから設計、計画から、基本計画から基本設計へ進む段階での民間事業者との契約の中でのコスト面、いろいろな面についての話合いの中になることだと思います。また、その中で先ほど慎重な判断の下にというお答えをいただいたと思うのですが、その辺からの十分な対応を踏まえて部局もまたきちんと対応されていくと思います。それを踏まえて最後にもう一度お聞きしたいのですが、こちらのこの複合施設、文化ホールについてもそうなのですが、ちょっとここのだけの質問ということとつながることにはならないのですけれども、町長がこれからの新庁舎建設に当たって、最後にもう一度お聞きしたいのは、進めるに当たって今後どのように、それと今の判断をもう一度語っていただければと思いますので、新庁舎についての考えというのをもう一度再度聞けるものかどうか、もし可能であればお答え願います。
答弁 町長 後藤正洋
芳形議員の最後の再質問になるのでしょうか、お答えをしますが、これまでも具体的に積み上げてきた議論がありまして、なおかつコロナを挟みましたので、議論がずっと延びておりましたし、建設場所をどうするかということでもやっと結論が出て今の状況になっているという状況かと認識をしております。一方で、議会の中でも庁舎そのものがいつ災害に見舞われるかもしれないので、早期に建設をということからこの議論が始まっていますので、私といたしましては、効率的な部分は考えなければなりませんけれども、一日も早く建設に至るということが必定だというふうに考えておりますし、そういったことが住民の皆さんの安心につながったりですとか、あるいはまた職員の働き方の改革ですとか、いろんなことにつながっていくというふうに思っておりますので、恐らくこの議場におられる方皆さんそうだと思いますけれども、一日も早く建設に着手し、完成を見たいというふうに思っておりますので、その思いは恐らく皆さんよりも私のほうが強いかなというふうに感じておりますので、しっかりと対応してまいりたいというふうに思っております。
質問 3番 芳形幸夫
本日の質問は以上となります。今町長のほうからも強い思いを聞かせていただきましたので、やはり今この夏控えて部局で、各職場で働いている町職員さんというのは厳しい状況下に置かれていると思います。一番最善で安全性、安定性にもいいということであればリース方式の採用がベストと考えます。ただ、その中にも少数の意見があるということにも耳を傾けていただければと思いますので、以上を申しまして私の質問を終わります。ありがとうございました。