江別市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月7日
(1)子育て支援政策について/(2)学校等におけるフッ化物洗口の導入について/(3)終活支援について
2022年12月7日、江別市議会の一般質問で、裏君子議員が「子育て支援政策について」「学校等におけるフッ化物洗口の導入について」「終活支援について」について質問し、市長 三好昇、教育長 黒川淳司、健康福祉部長 白崎敬浩が答弁しました。
- 質問者
- 裏君子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、教育長 黒川淳司、健康福祉部長 白崎敬浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 裏君子
ただいま議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従い順次質問いたします。初めに、件名1、子育て支援政策について伺います。国における少子化対策は1990年の1.57ショックを契機に、出生率の低下と子供の数が減少傾向にあることを問題として認識し、仕事と子育ての両立支援など、子供を産み育てやすい環境づくりに向けての対策の検討を始めたことから遡ります。1.57ショックとは、前年、1989年の合計特殊出生率が1.57と、ひのえうまという特殊要因により過去最低であった1966年の合計特殊出生率1.58を下回ったことが判明したときの衝撃を指しています。1994年12月に、10年間に取り組むべき基本的方向と重点施策を定めた今後の子育て支援のための施策の基本的方向について、いわゆるエンゼルプランが策定され、このプランを実施するため、保育の量的拡大やゼロ歳から2歳児の低年齢保育、延長保育等の多様な保育の充実、地域子育て支援センターの整備等を図るための緊急保育対策等5か年事業が策定され、整備が進められることとなりました。そして、1999年12月、少子化対策推進基本方針と、具体的実施計画として重点的に推進すべき少子化対策の具体的実施計画について、新エンゼルプランが策定され、5か年計画の最終年度に達成すべき目標値の項目には、これまでの保育関係だけでなく、雇用、母子保健、相談、教育等の事業も加えた幅広い内容となりました。その後、家庭や地域の子育て力の低下に対応して、次世代を担う子供を育成する家庭を社会全体で支援する観点から、2003年7月、次世代育成支援対策推進法が制定され、地方公共団体及び事業主が次世代育成支援のための取組を促進するために、それぞれ行動計画を策定し、実施していくこととなり、仕事と生活の調和のさらなる推進が必要であることから、内容の充実を図るとして、法の有効期限をさらに10年間延長しています。また、社会保障・税一体改革関連法案として、子ども・子育て支援法等の3法案が成立し、政府において子ども・子育て支援新制度の本格施行に向けた準備を進め、2014年度には消費税率引上げの財源を活用し、待機児童が多い市町村等において保育緊急確保事業が行われ、現在に至っております。公明党は結党以来、子育て支援に一貫して取り組み、今では当たり前になっている教科書の無償配布や児童手当の創設などを実現してきました。2006年には少子社会トータルプランを策定し、そこに掲げた幼児教育・保育の無償化などの施策を着実に実現してまいりました。しかし、コロナ禍により少子化が想定を上回るスピードで進み、虐待や不登校、自殺の増加など、子供をめぐる課題は深刻化しています。これらの課題を克服し、希望すれば誰もが安心して子供を産み育て、十分な教育が受けられる社会づくりを進める必要があります。そして、本年の11月8日には、結婚、妊娠・出産から子供が社会に巣立つまで、切れ目のない支援策を掲げた子育て応援トータルプランを発表しました。子供の幸せ最優先社会を目指し、少子化・人口減少の克服に向けた具体策を示したものです。切れ目のない支援策がつながることによって、一貫性、継続性、恒久性、体系性が国民から見えることが少子化を食い止める上で重要と考えます。江別市では、これまで国の施策を受けて、江別市子ども・子育て支援計画を2015年に策定し、江別の子供たちが健やかに育ち、親が安心して子供を産み育て、就業と子育ての両立ができる社会の実現を目指してまいりました。市長が就任して以来、子育て応援のまちを掲げ、総合的な政策に取り組まれた三好市長の実績は大きいと考えるものです。そこで質問ですが、1点目に、市の子育て支援政策のこれまでの成果と今後の展望についてお伺いいたします。次に、2点目の高校生に対する支援についてですが、このたび、スポーツにおいて、国内で優秀な成績を収めた市内中学生の保護者からの相談を受けました。本人は、世界の舞台で活躍することを目指してきた。次の世界大会への出場権も得ることができ、将来はプロの選手として活躍したいという夢を伺いました。その夢のために、指導者や強くなるための環境が必要で、札幌市内にある高校に通いたいと思っている。やむを得ず江別市から遠い学校に行くためには、交通費が負担となる。練習のために多くの費用がかかり、共働きをして支えてきた。2020年4月から私立高校授業料も実質無償化となったが、現在は年収制限があり、対象とならない。また、高校のスポーツ推薦もあるが、高校在学中は、原則その競技を続けなければならないこと、大学の保証がない可能性もあること、特待生制度では競技実績やけがなどで長期戦線離脱すると特待生から外れるリスクがあるなど、経済的支援に条件がつくこともあり、親としては決断しかねているということでした。他にも同じような悩みを抱える保護者もいるとお聞きしています。市内在住の高校生への対応については、所管は北海道であると思いますが、将来の江別を担う若者への支援政策は重要であり、全体的に支援の薄い高校生の保護者に対して、市として支援があってもよいのかと考えます。例えば、近隣の札幌市と北広島市が、高等学校等通学費の助成事業を行っています。内容については、それぞれ助成費用は違いますが、市内に居住の高校生の保護者に対して、自宅から高等学校等までの通学定期券の費用の一部を助成しようとするものです。江別市においても、子育て応援のまちとして、これからの人材の育成の一助にもなり、一番子育てで費用がかかる世代に対しての安心と応援になるものと考えますことから、他市で実施している通学費用の助成など、幼保・義務教育の延長上にありながら、全体的に支援の薄い高校生に対する支援を行うことについて、市長の見解をお伺いいたします。次に、件名2、学校等におけるフッ化物洗口の導入について、項目1、フッ化物洗口の導入に向けた取組についてお伺いいたします。私はこれまで、歯科衛生士としてその経験を基に、生涯にわたる歯・口腔の健康づくりのために、子供たちの虫歯予防に効果のあるフッ化物洗口を行うことについて、一般質問の中でその必要性や効果と安全性について説明させていただきました。また、当市の保育園及び小・中学校等において、フッ化物洗口の導入ができない理由と課題についてなど、平成23年からこの間、4度質問してまいりました。それを踏まえて5度目の質問を致します。これまでの市の認識としては、平成30年第4回定例会での干場議員の歯や口の健康増進に向けたさらなる取組についての質問に対する答弁の中で、フッ化物洗口は、国のガイドラインや北海道歯科保健医療推進計画等において、その有効性や安全性について推奨されているものである。市では、これまでも、歯科医師や歯科衛生士による歯磨き指導などを実施してきているが、歯磨きの徹底だけでは、虫歯の原因となる歯垢を100%取り除くことが難しいとされており、フッ化物洗口は、虫歯予防の有効な手段であると承知しているとのことでありました。そして、平成30年第3回定例会の私の質問に対して、導入ができない理由については、保育園や小学校等において、受入れ態勢が整っていないため実施に至っていない。しかし、全道の自治体の保育園、幼稚園、小学校などにおいて、実施している現状を承知しているので、フッ化物洗口を既に実施している自治体での状況や実際の手法などについて調査していきたいと答弁を頂きました。また、教育委員会の答弁では、学校歯科医とも相談の上、校長会や一般社団法人札幌歯科医師会などの関係機関と調整していくとのことでありました。1項目めの質問として、学校と保育園についてお尋ねしますが、その後の進展についてお伺いいたします。現在、石狩管内では、北海道が北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例を2009年に制定して以降、導入自治体が増え、恵庭市、千歳市、北広島市、当別町、新篠津村と、石狩管内8市町村のうち5市町村の小学校で導入済みとなりました。残る3市のうち、札幌市議会では、議員提案の札幌市歯科口腔保健推進条例案が本年6月に可決され、札幌市でも2024年度には実施される予定です。石狩市では小学校の実施はないが、一部の認定こども園などの実績があるという状況です。文部科学省の学校保健統計調査によりますと、北海道内の12歳の平均虫歯本数は、2013年度の1.8本から2020年度には1.0本に減少しており、北海道保健福祉部健康安全局地域保健課は北海道の条例施行以降、フッ化物洗口導入自治体が増えたためと見ており、石狩管内の導入自治体も一定の効果があったとしています。また、北海道医療大学の千葉名誉教授は、国内で誤飲や過剰摂取によるフッ化物洗口が原因の中毒は発生していない。子供の歯の健康のため導入すべきだと訴えています。これまでも述べましたが、江別市として、学校等においてフッ化物洗口を導入し、子供たちの生涯にわたる歯・口腔の健康づくりを推進することが、市民の健康づくりの土台になるものと考えるものです。2項目めとして、こちらも学校と保育園についてお尋ねしますが、今後、学校等におけるフッ化物洗口の導入について、どのようにお考えかお伺いいたします。次に、件名3、終活支援についてお伺いいたします。近年、高齢の独り暮らしで葬儀を任せられる身寄りがいない、あるいは、身寄りがいても遠方に住んでいる、疎遠のため頼れない、また遠方の親戚も皆高齢化している、自分の葬儀のこと、相続のこと、部屋の整理など、どうしていいのか、どこに相談したらいいのか分からない。また、そのことでかかる費用のゆとりもない場合もあり、専門の事業者の相場も分からず不安であるなど、市民からの御相談が増えてきました。独り暮らしの抱える悩みは、自分が亡くなった後の部屋の片づけ、葬儀、納骨、孤立死、相続財産の処分など、考えなくてはならないことが多岐にわたります。現在、独り暮らしではない高齢夫婦世帯でも、いつかは独りになり不安は同じだと思うところです。終活という言葉は、2009年に週刊誌で紹介されてから社会的にも注目され、急速に広まったと言われています。終活というと、お葬式やお墓ばかりが注目されがちですが、葬式や相続などのエンディングだけでなく、医療、介護、年金、資産管理、住まい、これからの暮らし方など、人生の最期の時を意識しながら、これからの人生を自分らしく生きる準備をし、亡くなった後に備えることとも言われています。日本は世界でも有数の長寿国となりました。厚生労働省の令和3年簡易生命表によりますと、日本人の平均寿命は、男性81(・).47歳(・)、女性は87.57歳に達し、100歳以上の方は8万6,510人を超えています。超高齢社会の進展に伴い、単身高齢者の孤独死、認知症患者の増加、空き家問題、相続トラブルの増加など、様々な社会問題がクローズアップされるようになりました。このような状況の中で、高齢者は自分の最期は自分で決めたい、家族からは相続など、亡くなった後のことを決めておいてほしいなどというニーズが強くなってきています。そこで、高齢者が今までの人生を振り返り、これからの後半期の生き方を展望するとともに、万が一のために家族に伝えておくべきことを整理しておく終活の重要性が増してきたと言われています。その終活の一助として、神奈川県大和市は、終活支援事業を行っています。その内容を紹介しますと、終活支援事業開始に至った背景と経緯については、神奈川県大和市の高齢化率は、全国平均と比べて低く、比較的若い市ですが、お独り様世帯の割合は高く、2040年には65歳以上の方を含む世帯の半分近くがお独り様世帯になる可能性があるということです。そのような中、独り暮らしの方が亡くなったときにお墓の場所などが分からずに、市の納骨堂に納められるような現実に対して、生前のうちに意思表示をしておけば、御両親などのお墓に一緒に入れたのではないかという思いから、平成28年度から身寄りがなく経済的にゆとりがない方を対象に葬儀生前契約支援事業を開始しています。平成30年には、おひとり様などの終活支援事業として、当初所得制限があったものを、お金や不動産があり、経済的にゆとりのある方や高齢夫婦世帯であっても利用できるようにとの市民の声が多く、利用要件なしにリニューアルしています。7年目になる今年までにおひとりさま政策係の創設やエンディングノート保管事業、おひとりさま政策課の創設、大和市終活支援条例の制定など、ニーズに合わせて、見直しがなされてきたということです。具体的には、生前に葬儀等の契約を締結することや、部屋の片づけ、死後の遺品整理、相続財産の処分などの段取りができるように、葬祭事業者や神奈川県司法書士会などの法律専門家と連携して支援を行っています。なお、希望者には遺品整理のために市内清掃事業者の紹介をすることや、法律専門家との間を取り持ち、無料で相談できるようサポートするなどの支援、さらには、定期的な安否確認や緊急時の親族友人への連絡、本人死亡時の親族友人等への情報提供、お墓の場所などの情報の提供などを行っています。平成30年に制度をリニューアルしてから、終活に対する市民の関心は一層、高まりを見せている状況で、令和3年の大和市終活支援条例制定まで、内容が多岐にわたる相談を500件以上受けています。市としては、高齢の独り暮らしが増えていることに加えて、近年の大規模災害やコロナ禍の影響により、突然の別れが身近に感じる状況にあり、市民がエンディングについて考える機会が多くなっているのではと考え、残る親族や周囲の人々のために、終活に取り組む市民に敬意を表すとともに支援を行う姿勢を明確に示すため、大和市終活支援条例を制定したということですが、大和市終活支援条例制定後はさらに相談が増えており、1年余りで制度リニューアルから大和市終活支援条例制定までと同程度の件数に対応し、平成30年の制度リニューアルから、現在までに延べ1,000件以上の相談を受けたこととなります。担当課では、葬儀生前契約の支援を市が条例を制定してまで実施することにより、市民に与える安心感は相当に大きいものと考えており、窓口での相談をきっかけとして、本人のみならず、関係する周囲の方々も終活について真剣に考えるきっかけができており、独り暮らし等の抱える葬儀、納骨、無縁仏、孤立死、相続などに関する一定の課題の解消に寄与できているとのことでした。以上、先進地の取組について述べましたが、これからは、誰もが独り暮らしになる可能性がある、誰もが同じ状況に置かれるかもしれない、特別なことではないという意識の醸成が必要であり、終活を前向きな活動として捉え、地域全体で支えられる環境づくりが大事だと考えるところです。そこで質問ですが、1点目は、身内はいるけれども、迷惑をかけたくないので自分で葬儀の段取りをしておきたい。収入や資産はあるのだけれど、独り身なので自分の葬儀はどうすればいいのだろう。兄弟、姉妹の二人暮らしだが、お墓もなく将来が不安だ等の悩みや相談を受けることができる終活支援が必要だと考えますが、市長の認識についてお伺いいたします。2点目に、終活支援の窓口を設けることについて、現在、当市では市民相談窓口がありますが、終活については多岐にわたることもあり、専門に相談を受けやすい仕組みがあれば、そういうことを市役所に相談できる場所があるという市民の安心につながるものと考えますが、終活専門の窓口をつくることについていかがか、お伺いいたします。3点目に、相談者が、協力葬祭事業者や司法書士、行政書士などの法律専門家との契約を締結するための支援についてです。相談者は、現実的にどこの事業者や専門家に行けばいいのか分からないのが現状です。神奈川県大和市ではおひとり様などの終活支援事業において、市が相談者の意向に応じて、協力葬祭事業者の情報を提供することや、司法書士や行政書士など、法律専門家とのコーディネートを行えるような契約締結のための支援を実施しておりますが、このような支援を行うことについていかがかお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
裏議員の一般質問にお答え申し上げます。私から、子育て支援政策についてお答えをしたいと思います。子育て支援政策に関しまして、まず、これまでの成果と今後の展望についてでありますが、私は、平成19年4月の市長就任以来、市政運営における最大の課題が少子高齢・人口減少への対応であるとの認識の下に、定住人口や交流人口の増加を目指しまして、各種政策を実施してきたところでございます。特に、保護者が安心して子供を預け、働くことができるまちづくりを進めるため、課題でありました待機児童対策に重点的に取り組んでまいりました。具体的には、保育園や認定こども園の新設、整備を進めることで、国の定義によります待機児童の解消に努めてきたほか、子育て世帯の保育ニーズに対応しまして、民間医療機関の協力の下に、質の高い病児・病後児保育施設を2か所設置したところでございます。また、江別で安心して子供を産み育て、暮らし続ける環境を整備するため、一時休止していた市立病院の産科を再開したほか、市内の産科・小児科などの医療体制の充実を図ったところでございます。さらに、教育の分野におきましては、電子黒板やタブレット端末の導入、小学1年生からの英語学習など、学力向上の取組を進めまして、学力調査では全国平均を上回る結果となっております。加えまして、全天候型の子供の遊び場であります子育てひろばぽこあぽこを開設したことで、市内外の子育て世帯からの好評価を得ておりまして、交流人口の拡大にもつながっているものと考えております。こうした子育て施策を重層的かつ集中的に行った結果、昨年1年間におけます年少人口の転入超過数は、全国1,719市町村のうち第18位となりまして4年連続で20位以内に入ったほか、北海道内におけます年少、生産年齢、高齢の3区分全てを合わせた転入超過数は、前年同様、札幌市に次いで2位となるなど、成果が現れてきているものと考えております。今後も引き続き、ニーズに即した子育て施策の充実を図ることで、初めて子供を産む方はもとより、2人目、3人目の子供も、えべつで産み育てたいと思っていただけるような環境づくりを進めまして、子育て世帯から選ばれるまちとして、えべつの魅力を発信していくことが大切であると考えております。次に、高校生に対する支援についてでありますが、令和4年度学校基本調査によりますと、令和4年3月に市内の中学校を卒業した生徒のうち、99.4%が高校等に進学しており、このうち91.6%の生徒が全日制高校に進学していることから、高校の義務教育化が進んでいるものと考えております。他の自治体におきましても、同様の傾向にあると考えられますが、議員御指摘のとおり、一部の自治体では高校生の通学費の一部を助成していると承知をしております。この事業につきましては、地元に高校がないため、遠方までの通学を余儀なくされている場合や、通学費用の負担によりまして、高校の選択肢が狭められないように、地域の状況により実施されているものと考えているところでございます。いずれに致しましても、市と致しましては、進学状況の実態や他市の支援事例につきまして、調査研究してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、教育長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 教育長 黒川淳司
私から、学校等におけるフッ化物洗口の導入について御答弁申し上げます。フッ化物洗口の導入に向けた取組についての御質問のうち、学校に関してでありますが、フッ化物洗口につきましては、北海道が平成30年度に策定した北海道歯科保健医療推進計画において、保育園・小学校等におけるフッ化物洗口の推進が、虫歯予防のための重点施策として示されているところであります。教育委員会では、このフッ化物洗口につきまして、平成30年度以降、一般社団法人札幌歯科医師会などの関係機関と協議を行ってきており、虫歯予防の効果が期待されることから、学校でも取り組むべきだという意見がある一方、洗口液準備に係る学校への負担、学校の日課等への影響、フッ化物洗口を希望しない家庭の児童への対応など、課題もあるとの意見もあったところであります。また、令和元年度に職員をフッ化物洗口の研修会に派遣したほか、課題解決に向け検討を重ねてきておりましたが、令和2年以降の新型コロナウイルス感染症の蔓延により、感染予防の観点から、洗口方法や使用済みコップの取扱いなど、新たな課題も出てきたことから、改めて、関係機関と意見交換を行っているところでございます。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私からは、フッ化物洗口の導入に向けた取組についての御質問のうち、保育園に関しまして御答弁申し上げます。健康福祉部と致しましては、他自治体の状況や実施の手法について調査を進め、公立保育園での導入について検討を進めてきたところであります。平成30年9月には、フッ化物洗口の導入に向けて公立保育園職員の意見集約を行い、その後、一般社団法人札幌歯科医師会主催の講習会へ職員を派遣し、フッ化物洗口への理解を深めております。また、保育園嘱託歯科医や北海道江別保健所などから導入への助言を頂いたほか、近隣の実施園への視察を行うなど、令和2年度からの導入に向けた準備を進めていたところでありますが、令和2年以降の新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、洗口による感染リスクへの懸念から、導入を見合わせているところでございます。以上であります。
答弁 教育長 黒川淳司
私から、今後の導入に向けた考えについての御質問のうち、学校に関しまして御答弁申し上げます。令和3年度の学校保健統計調査によりますと、未処置の虫歯がある中学1年生の生徒の割合は、北海道の平均は43.6%、江別市は36.5%であり、江別市の虫歯率は、北海道の平均より7.1ポイント低くなっております。その要因と致しましては、平成24年度から市内全小学校で実施している歯科衛生士による歯磨き指導が有効であったと考えておりますが、フッ化物洗口の実施も効果的な取組の一つと認識しております。教育委員会と致しましては、フッ化物洗口を実施するに当たっては、保護者や教職員の理解を得ることなどが重要でありますことから、校長会や一般社団法人札幌歯科医師会などの関係機関と、コロナ禍の状況等を踏まえ、それらへの対応について、協議してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私からは、今後の導入に向けた考えについての御質問のうち、保育園に関しまして御答弁申し上げます。新型コロナウイルスの感染はいまだ収束しておりませんが、学校や保育園においては、基本的な感染防止行動の実践により、日常生活に戻りつつありますことから、市と致しましては、フッ化物洗口について、コロナ禍における近隣の実施園での状況を参考にしながら、導入に向け、準備を再開してまいりたいと考えております。引き続き、私から、終活支援についての御質問に御答弁申し上げます。まず、終活支援の必要性についてでありますが、江別市高齢者総合計画における推計では、本市の高齢者人口は、2040年まで増加する見通しであり、これに伴い単身世帯の高齢者も増加することが見込まれております。こうしたことから、今後は、人生の最期に向けて行う活動、いわゆる終活に関する相談が増加することが想定されております。近年、一部の自治体では、終活を行う市民を支援するため、終活支援の取組が進んでいるほか、郵便局や法律事務所など、民間事業者においても終活に関する様々なサービスが展開されていると承知しております。市と致しましては、自身の葬儀や遺品整理などの各種手続に不安を抱える市民の方に、安心して生活を送っていただくための終活支援のニーズは、今後高まっていくものと認識しております。次に、終活支援の窓口を設けることについてでありますが、御質問の中で触れられていた神奈川県大和市では、おひとりさま政策課を設置し、終活支援をはじめとした、お独り様施策等を推進するため、終活コンシェルジュを配置して、葬儀・納骨・遺品整理などに関する相談を受け、協力葬祭事業者や法律専門家などの紹介を行っているとのことであります。市では、現在、市民からの終活に関する相談につきましては、市民相談所のほか、各担当窓口で対応しておりますが、相談内容に応じて、弁護士、司法書士などの法律の専門家や江別市成年後見支援センターを運営する社会福祉法人江別市社会福祉協議会などの関係機関窓口を紹介しているところであります。御質問の終活支援専門の窓口設置につきましては、現在、それぞれの担当部局が終活に関わる相談に応じておりますことから、まずは、庁内関係部局において、相談内容等の情報共有を図ることにより、市民ニーズの把握に努めてまいりたいと考えております。次に、協力葬祭事業者や法律専門家との契約を締結するための支援についてでありますが、先ほど触れました神奈川県大和市では、おひとり様などの終活支援事業において、終活を行う市民が自らの葬儀、納骨に関する相談や死後事務委任契約を希望する場合は、協力葬祭事業者の紹介や司法書士、行政書士など、法律専門家とのコーディネートを行うなど、相談者が協力葬祭事業者や法律専門家と生前契約を締結するための支援を実施しているとのことであります。また、相談者の生前契約の支援に加えて、契約締結後も登録カードにより情報を管理し、必要に応じて見守りなどを含めた支援を実施しているとのことであります。市と致しましては、独り身の高齢者などが安心して生活していくために、葬祭事業者や法律専門家との生前契約などにつきましては、今後ニーズが高まっていくものと認識しておりますことから、まずは、終活事業を実施している先進自治体や民間事業者の取組について、調査研究してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 裏君子
それでは、要望と再質問を致します。件名2、学校等におけるフッ化物洗口の導入については、まず先に、保育園における取組について要望と致します。保育園でのフッ化物洗口の導入について、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、見合わせてきたところを、改めて導入に向け、準備を再開するとの答弁を頂きましたので、今後に期待しています。食べる、かめるということは人間にとって欠かせない大事な行動であり、私は歯科衛生士として、子供たちが大人になっても、そして、高齢になっても、自分の歯を1本でも多く残し、健康な食生活を続けてもらいたいと願っています。ぜひとも、江別の子供たちが自分の歯を健康な状態で保ち、健やかに成長できるよう早期のフッ化物洗口導入に向けて御尽力いただけますよう改めてお願いいたします。続いて、学校における導入については、再度、質問を致します。初めに、項目1のフッ化物洗口の導入に向けた取組について、感染予防の観点から、洗口方法や使用済みコップの取扱いなど、新たな課題も出てきたことから、改めて関係機関と意見交換を行っているところとの答弁について、もちろん関係機関との意見交換は必要であると理解いたします。一方で、北海道内の当市以外の学校では、既に導入している状況を踏まえますと、市内関係者との意見交換に加えて、他市の先行事例を参考にする必要もあると思われます。既に導入して、現在実践している他市の学校において、江別市で課題と考えている点をどう解決しているのか調査して、その取組例を活用すべきとも考えられますが、いかがでしょうか、御見解をお伺いいたします。次に、項目2の今後の導入に向けた考えについてですが、答弁では、保護者や教職員の理解を得ることが重要であり、その対応について関係機関と協議してまいりたいとのことですが、前段では、フッ化物洗口の実施も効果的な取組であるとの認識も示されております。この効果的な取組を実現するに当たり、保護者や教職員の理解を得ることにつきましても、既に導入・実践している他市の学校では、どのように解決されてきたのか調査し、活用すべきと考えますがいかがしょうか。あわせて、保育園では導入に向けて準備を再開するとのことですので、ぜひとも連携して取り組まれてはいかがか、お伺いいたします。次に、件名3の項目2、終活支援の窓口を設置することについてですが、市では、現在、市民からの終活に関する相談を、市民相談所のほか、各担当窓口で対応しており、相談内容に応じて、弁護士、司法書士などの法律の専門家や江別市成年後見支援センターを運営する社会福祉法人江別市社会福祉協議会などの関係機関窓口を紹介されているということで理解いたしました。答弁では、終活支援専門の窓口設置については、まずは、庁内関係部局において、相談内容等の情報共有を図ることにより、市民のニーズの把握に努めていくとのことでございますが、現在、実情として、どこに相談していいのか分からない方にとって、市において相談に応じていることが分かるだけでも、市民は安心されると考えますことから、せめて、健康福祉部介護保険課高齢福祉係や市民相談所などで終活に関わる相談の対応をしていることを広報してはいかがか、お伺いいたします。また、ニーズの把握については、前段でも申し上げましたが、終活を前向きな活動として捉えるような市民の意識の醸成が必要と考えますことから、市民の方がどんな悩みを抱えているかを把握するためにも、積極的に市民向けに終活の講演会やセミナーなどの機会をつくってはいかがか、お伺いいたします。以上で、2回目の質問を終わります。
答弁 教育長 黒川淳司
私から、学校等のフッ化物洗口の導入についての再質問に御答弁申し上げます。まず、フッ化物洗口を実践している他市の学校を調査し、取組例を活用することについてでありますが、先ほど御答弁申し上げましたとおり、関係機関との協議の中では、洗口液準備に係る学校への負担、学校の日課等への影響、フッ化物洗口を希望しない家庭の児童への対応などの課題が指摘されております。こうした課題に対しまして、北海道教育委員会主催の会議において、既に実践している他市の事例が示されているほか、これまでも教育委員会独自で、石狩管内他市の状況について、適宜調査を行っているところでございます。教育委員会と致しましては、先行する他市の取組例を活用することは、大変有効なものと考えておりますことから、課題解決に当たりましては、こうした手法の活用に努めてまいります。次に、保護者や教職員の理解を得ることに関し、他市の事例を調査活用することについてでありますが、先ほど御答弁申し上げましたとおり、これまでも、北海道教育委員会主催の会議での情報収集や、教育委員会独自に調査を行っているところでありますが、御質問の保護者や教職員の理解を得ることにつきましても、他市の取組例の活用に努めてまいりたいと考えております。また、保育園と学校が連携した取組につきましては、学校にフッ化物洗口を導入した場合に、園児が入学後、戸惑うことなくスムーズに洗口を行えるよう手順を統一するなど、保育園のフッ化物洗口の導入準備状況につきましても、情報共有を図りながら、関係機関と協議を進めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私から、終活支援についての御質問に関しまして、終活支援の窓口を設けることについての再質問に御答弁申し上げます。まず、市で終活に関わる相談の対応をしていることを広報してはどうかということでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、市では、今後、終活の相談を受けている庁内関係部局において、相談内容等の情報共有を図ってまいります。その中で、市民の方に対する相談対応につきましても、広報えべつや市ホームページの活用も含めて、どのように周知を行うかについて、協議してまいりたいと考えております。また、市民向けに終活の講演会やセミナーなどを実施することについてでありますが、市では、これまでも、市民の方に向けた終活に関わる講演会と致しまして、市の委託により、江別市成年後見支援センターを運営しております社会福祉法人江別市社会福祉協議会が認知症になった際の相続などに関して、成年後見制度の講演会を実施したほか、老人憩の家の指定管理者が、自主事業として、お墓などをテーマにした研修会を行ってきたところであります。市と致しましては、今後、市民の方の終活に係る関心は高まっていくものと認識しておりますことから、引き続き、社会福祉法人江別市社会福祉協議会などの関係機関と連携しながら、市民ニーズを踏まえた講演会を開催してまいりたいと考えております。以上であります。