みんなの議会

江別市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日

(1)高齢者施設等における新型コロナウイルス集団感染防止対策について/(2)老人憩の家について

2021年3月8日、江別市議会の一般質問で、裏君子議員が「高齢者施設等における新型コロナウイルス集団感染防止対策について」「老人憩の家について」について質問し、市長 三好昇、健康福祉部長 佐藤貴史が答弁しました。

質問者
裏君子 議員
答弁者
市長 三好昇、健康福祉部長 佐藤貴史

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 裏君子

ただいま議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従い順次質問いたします。初めに、高齢者施設等における新型コロナウイルス集団感染防止対策についてお伺いいたします。厚生労働省によりますと、同一の場所で二人以上の感染者が出た高齢者施設は、2月22日時点で1,061件に上り、この2か月間で2倍以上に増加しています。医療機関や飲食店など施設別の内訳で高齢者施設が最も多くなっています。新型コロナウイルス感染症対策を厚生労働省に助言する専門家組織は、高齢者施設でのクラスター発生事例も継続との分析を公表し、警戒を呼びかけています。市内でも高齢者施設におけるクラスターが発生しました。随時、江別市新型コロナウイルス感染症対策本部からも報告を受けているところですが、改めて整理して、高齢者施設等における集団感染防止対策についてお伺いいたします。新型コロナウイルス感染症の発生当初から、重症化のリスクが高い施設の利用者や介護現場で働く方から不安の声や、人員が減り自分が休みたくても休めないなどの御相談があり、これまでも我が党において、地方からの声として要望や御相談を随時国政に届けてまいりました。多くの高齢者施設等では、厚生労働省の通知等により、新型コロナウイルス感染予防対策をしながら特別態勢で運営していると思います。しかしながら、現場においては、入所者には基礎疾患があって健康状態が悪い方やみとりの方もいて、ふだんから微熱が出ることも珍しくない状況です。施設によっては、コロナ禍以前からの慢性的な人手不足があり、入浴介助や認知症の方の対応もあるため、密を避けようがない環境にあるのが実情です。高齢者施設等において、新型コロナウイルス感染症発生に備えた対応は、利用者の方々やその家族の生活を継続する上で欠かせないものです。十分な感染防止対策を前提として、利用者に対して必要な各種サービスが継続的に提供されることが重要です。市としても、積極的に施設が運営継続に支障を来たさないよう、人員確保や財政面での支援強化が必要と考えます。また、高齢者施設等で従事する方の不安が少しでも解消でき、自信を持って介護サービスを継続していただけるように、今後の予防のための支援を講ずる必要があると考えます。そこで、1点目の質問として、当市では通所介護施設や訪問介護サービスでは発生していないと承知しておりますが、高齢者施設等における集団感染の状況についてお伺いいたします。2点目として、これまでの集団感染に対する市の体制と対応についてお伺いいたします。3点目に、現状の課題と今後の集団感染防止対策についてお伺いいたします。次に、老人憩の家についてお伺いいたします。老人憩の家は、昭和40年4月に当時の厚生省社会局長通知において、高齢者の心身の健康の増進を図ることを目的に整備され、設置と運営主体は市町村となっています。江別市老人憩の家は、高齢者が団体単位、個人単位で参加、集える場所として指定管理者に管理・運営を委託し、高齢者の地域での生きがいのある生活を支えており、60歳以上の市民を対象に、趣味やサークル活動などに利用できる高齢者専用の施設となっています。場所は、大麻中町、野幌町、緑町、上江別南町の4か所にあり、令和元年度実績では、延べ利用者数が2万736人となっています。市内には、約60の高齢者クラブがあり、主な活動会場として、老人憩の家以外に自治会館や地区センター、民間の福祉施設などが利用されておりますが、老人憩の家については、利用料が無料で、地域住民の見守り等の活動拠点にもなっている施設です。一人暮らしの高齢者も多くなっている中で、高齢者の孤立化を防ぐという意味からも地域との関わりを持ち続けていただくことが非常に重要と思われます。また、令和元年度の事務事業評価として、コロナ禍以前は、施設申込み件数の増加している施設もあり、有効に活用されていると報告がありました。このたび、2月に4施設とも見学させていただきましたが、利用者は感染症防止に配慮して、囲碁や詩吟などの趣味を楽しまれておりました。施設内の部屋数は多くありませんが、当時の設計基準で、畳やじゅうたんの部屋でくつろげる感じがいたしました。管理についても、それぞれの施設が清潔に整理整頓され、いろいろな工夫がなされておりました。しかしながら、緑町以外の3施設については、築40年を超えて老朽化が著しく、安全面の観点から修繕に係るコストも増えているのが実態です。上江別の施設では、地中の配水管が凍結したようで、今後修繕の予定とのことでございました。往々にして、利用者の皆様は、戦後環境の厳しい中を生き抜いてこられた方々で、大変辛抱強いと思います。施設全体も大変寒く、安全面からポータブルのストーブも使用できず、部屋ごとの温度差も調整しづらく、注意を払っているとの話も伺いました。今後、人口は減少しても高齢者人口は増えていきます。老人憩の家は、地域の中で歩いて利用しやすいことや、主に高齢者のみの利用で気兼ねなく集いやすい所ではないかと思うところで、今後の在り方について検討していく必要があると考えます。利用者の方からも、老人憩の家の老朽化した施設の将来の見通しなど、心配の声もありますことから、質問いたします。1点目に、老朽化している老人憩の家の施設について、老朽化の現状についての認識をお伺いいたします。2点目に、平成28年3月に策定された江別市公共施設等総合管理計画については承知しておりますが、老人憩の家の施設の在り方について見解をお伺いいたします。3点目に、老朽化した施設の今後の方向性についてお伺いいたします。4点目に、老人憩の家の名称についてですが、この名称は、昭和40年の今から約55年前につけた名称です。人生100年の時代と言われている昨今、この名称に抵抗を感じるのは私だけではないと思います。何度か市民の方からも、今の時代に合った名称に変えてはどうかとの御意見も伺っているところです。老人憩の家の名称を検討されるお考えはないか、お伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

裏議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、高齢者施設等における新型コロナウイルス集団感染防止対策についてお答え申し上げます。まず、市内で発生した集団感染の状況についてでございますが、昨年11月に市内初となる新型コロナウイルス感染症の集団感染が公表された以降、本年3月1日までに計9件の集団感染が公表されております。そのうち、高齢者の方が入所されている施設等において5件発生しており、その内訳は、特別養護老人ホーム2件のほか、認知症グループホーム、サービス付高齢者向け住宅及びショートステイがそれぞれ1件でございます。なお、これらの施設につきましては、その後、最後の感染者の公表から2週間、新たな感染者の発生がなかったことから、集団感染の対応を終了しているところでございます。次に、集団感染に対する市の体制と対応についてでございますが、まず、市における集団感染防止対策の取組といたしましては、高齢者施設等に対し、国や北海道から発出される様々な通知についての情報提供や市独自の注意喚起を行ってきたほか、昨年5月以降、高齢者施設等の職員用の不織布マスク、消毒用アルコール等の提供やあっせんを行ってきたところでございます。また、市では、市内高齢者施設に対しまして、感染症に関する情報交換や相互協力を目的に、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークの設立を要請するとともに、研修会の開催を支援してきたところでございます。次に、集団感染が発生した施設への取組でありますが、市では、北海道と連携し、健康福祉部健康推進室保健センター内に現地支援対策本部を設置し、感染施設への衛生物品の供給や北海道江別保健所の協力により、施設職員への感染拡大防止の指導を随時実施してきたほか、施設と関係機関との情報共有を図るため、北海道が実施するウェブ会議に当市も参加してきたところでございます。なお、集団感染が発生した施設に対しまして、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークが、延べ11名の職員を応援派遣するなどの支援を行っており、これによりまして、当該施設の職員の負担軽減と感染拡大防止につながったものと考えております。次に、現状の課題と今後の集団感染防止対策についてでございますが、新型コロナウイルス感染症につきましては、施設内で感染者が発生すると、施設内において感染が拡大するとともに、それに伴い職員が不足し、必要な介護サービスの提供ができなくなることが課題となっております。こうしたことから、施設の職員等に新型コロナウイルスを施設内に持ち込ませないための水際対策としまして、本年2月17日から高齢者及び障がい者施設に勤務する職員等を対象にPCR検査を開始し、陽性者の早期発見に努めているところでございます。今後におきましても、北海道や江別市介護保険施設感染症対応ネットワークなどと連携を図りながら、感染防止のための研修会を実施するとともに、多くの施設職員に積極的にPCR検査を受けてもらうことにより、感染の未然防止に努めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、健康福祉部長からお答え申し上げます。

答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)

私から、老人憩の家について御答弁申し上げます。まず、老朽化の現状についてでありますが、老人憩の家は、昭和40年4月に当時の厚生省が発出した、老人憩の家の設置運営についての通知に基づき、全国的に設置が促進されたもので、本通知では、その設置目的として、市町村の地域において、老人に対し、教養の向上、レクリエーション等のための場を与え、もって老人の心身の健康の増進を図ることとされ、利用者は、原則60歳以上とされております。江別市には、現在、緑町老人憩の家、上江別老人憩の家、野幌老人憩の家及び大麻老人憩の家の4か所の老人憩の家があり、議員御指摘のとおり、緑町老人憩の家以外の3施設につきましては、建設後40年が経過し老朽化が進んでおります。老人憩の家につきましては、これまで、各施設ごとに屋根のふき替え工事や、床の補強工事など必要な補修を実施し、建物の長寿命化を図ってきたところでございます。次に、施設の在り方についてでありますが、先ほど御答弁申し上げましたように、市では、厚生省の通知に基づき、高齢者同士の交流や心身の健康増進の場として、60歳以上の方を対象に老人憩の家を設置してきたところでございます。その後、国では、社会構造の変化や人々の生活の変化を踏まえ、多世代が交流する地域共生社会の実現を掲げており、公共施設においては、多機能化・複合化が求められております。当施設の利用者数の実績は、平成26年度と令和元年度で比較いたしますと、施設ごとの利用者数に差はありますが、4施設合わせて、この5年間で延べ約2万8,000人から延べ約2万700人へと約26%減少しており、高齢者のライフスタイルの多様化が要因の一つと考えられるところでございます。市といたしましては、高齢者の生きがいづくりなどの場は、今後も必要であると認識しており、当該施設の在り方につきましては、国が掲げる地域共生社会の考えや利用実態などを踏まえ、総合的に検討する必要があるものと考えております。次に、施設の今後の方向性についてでありますが、老人憩の家は、先ほど御答弁申し上げましたように、3つの施設で老朽化が進んでおり、必要な補修をする中で、維持管理を行っているところでございます。御質問の今後の方向性につきましては、国が掲げる地域共生社会の考えや利用実態などを踏まえるとともに、自治会や高齢者クラブなどの御意見も伺いながら、総合的に検討してまいりたいと考えております。次に、老人憩の家の名称についてでありますが、昭和40年の厚生省からの通知において、老人憩の家には、必ず老人憩の家の表示をしなければならないと定められておりますことから、市は、この通知に基づき、名称を定めているところでございます。市といたしましては、この名称について、これまで長年にわたって使用してきたことから、愛着のある方がいる一方、議員御指摘のとおり、60歳から利用できる施設に老人という言葉が入っていることに抵抗感がある方もいらっしゃると考えております。他市町村におきましては、老人という言葉を使わずに、愛称名を付与している自治体もありますことから、他の自治体の状況について調査の上、今後、利用者や高齢者クラブ等に、名称についての御意見を伺ってまいりたいと考えております。以上でございます。

出典:江別市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる