江別市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月22日
(1)遊水地について/(2)国際交流の考え方について
2022年6月22日、江別市議会の一般質問で、石田武史議員が「遊水地について」「国際交流の考え方について」について質問し、市長 三好昇、教育部長 伊藤忠信が答弁しました。
- 質問者
- 石田武史 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、教育部長 伊藤忠信
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 石田武史
ただいま議長から発言の許可を頂きましたので、順次質問を致します。まず、件名1の遊水地についてであります。この問題については、過去の一般質問でも取り上げられておりますが、前回の質問から時間が経過していることなどから、お伺いいたします。遊水地とは、河川に接する土地の一部を堤防で囲み、その中を掘り下げて造る治水施設で、住民の生命・財産や農業地を台風や大雨などによる洪水などの被害から守ることを目的として造られるもので、江別市においては、国土交通省の石狩川水系千歳川河川整備計画に基づく千歳川流域の治水対策として江別太に設置されております。そこで、1番目として、この江別太遊水地の現状についてお伺いいたします。次に、当市と同じ石狩川水系千歳川河川整備計画にある関係市町のウェブサイトによりますと、遊水地はその広さや自然環境を生かし、水がない平常時には利活用が可能な施設であり、北海道内においては、周辺が公園で、水上スポーツエリア、水鳥の飛来地になっている砂川遊水地、いわゆる砂川オアシスパークが有名ですなどと記載され、北海道外においては、野球場やテニスコート、多目的グラウンドなどの活用事例を紹介しています。江別市は、観光に力を入れているところであり、また魅力のあるまちづくりの意味でもこの遊水地は十分な魅力を備えていると思われるところから質問いたします。2項目めとして、当市における遊水地の利活用について、どのようにお考えかお伺いいたします。次に、件名2の国際交流の考え方についてです。江別市では、従来から企画政策部秘書課の中に国際交流員の部署を設け、当市を訪れる外国からの来賓の通訳や、姉妹都市であるアメリカ合衆国オレゴン州グレシャム市との調整業務、さらに北海道内他の自治体と比べても早い時期から行っている小学校での英語教育のためのALTに関する業務、また、江別国際センターでの英会話レッスンなどを行ってきたと認識しております。ところで、本年4月からは、この部署が教育委員会教育部生涯学習課に移管になっております。そこで、お伺いいたします。様々な国際的業務を担当していたこの部署が移管することになった経緯についてお伺いいたします。次に、まだ移管後間もないこともありますが、2番目として、どのような効果が期待されているのか、また、具体的に効果が現れているものがあれば何かお伺いいたします。世界では、油断はできないものの新型コロナウイルス感染症の勢いが弱まりつつあるように見え、国内においても海外からの訪問者の受入れが再開されるなど、国内の観光地では大いに期待が高まっていると報道されております。また、先般、北海道新聞の江別版でも取り上げられておりましたが、市内の企業において、外国人実習生や研修生の受入れが活発に行われているところであり、今後、その方々ばかりではなく、その御家族も江別市内に移住してくるなど、市内に住む外国人が増加することが容易に想定されるところです。そのような場合に、それら外国人の日々の生活の支援も考えなければならないと思っております。そこで、3項目めとして、このような状況下でのこれからの当市における国際交流について、どのような姿を想定しているのか、お考えをお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
石田議員の一般質問にお答え申し上げます。私から遊水地に関連しましてお答えしたいと思います。まず、市内にある遊水地の現状についてでありますが、議員の御質問にありますとおり、国土交通省により千歳川流域の総合治水対策として、平成17年4月に石狩川水系千歳川河川整備計画を策定しております。この計画では、昭和56年の五六水害に対応する治水対策として、石狩川本川と同等の強度を有する堤防の整備、河道断面確保のための掘削、遊水地群の整備が治水対策の3本柱としてうたわれております。遊水地群は、流域4市2町の各自治体に設置され、江別太遊水地につきましては、令和元年度に整備が完了し、令和2年度から供用を開始されております。供用開始後は、降雨時に千歳川の増水した水を流入させることで、畑への冠水等はなく、遊水地の整備効果が現れているところでございます。また、遊水地の利活用につきましては、平成25年度に利活用の基本の考え方と方針を示す江別太遊水地利活用基本計画を市が取りまとめており、現在、一部を試験的に牧草地として利用しているほか、国が周辺河川整備のため土取り場として使用しているところでございます。次に、遊水地の今後の利活用についてでありますが、江別太遊水地利活用基本計画に基づき、市民が多目的に利用するゾーン、農業振興に利活用するゾーン、自然環境を生かすゾーンに区分されておりまして、利活用に向け、国、庁内各課、地元農家、民間事業者と協議、調整を行ってきております。現在、自然環境を生かすゾーンにおきまして、国が千歳川の堤防整備などの土取り場として使用していることから、利活用に遅れが生じているほか、今後、主に牧草地として利用する農業振興に利活用するゾーンにも、土取り場を拡張する可能性があると伺っておりますことから、その場合には、さらに遅れが生じるものと考えております。また、遊水地全体の土質や水はけが悪いことから、農業振興に利活用するゾーンに加え、市民が多目的に利用するゾーンの利用可能な箇所におきましても、試験的に牧草地として利用している状況となっております。なお、農業振興に利活用するゾーンの中には、本年度、環境省の絶滅危惧種に指定されている猛禽類のチュウヒの営巣によりまして、立入りが規制されており、今後も営巣の可能性があると考えられております。このようなことから、計画策定時と状況が変わってきているため、当初の計画どおりには、進んでいない状況でございます。今後におきましては、遊水地の状況を踏まえた計画の見直しの検討につきまして、管理者である国と協議、調整してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、教育部長からお答え申し上げます。
答弁 教育部長 伊藤忠信(教育部長は2024年3月まで)
私から、国際交流の考え方について御答弁申し上げます。初めに、国際交流の担当部署が変更になった理由についてでありますが、これまで、姉妹都市であるアメリカ合衆国オレゴン州グレシャム市との交流事業や、江別国際センターにおける英会話教室、外国人向け相談窓口の開設、国際交流イベントの企画、教育委員会に配置されている外国語指導助手に対する小・中学校の英語教育に関する助言や日常生活を含む相談支援など、国際交流に関する業務は、国際交流員が中心となり、令和3年度まで、企画政策部が所管していたところであります。このたびの担当部署の変更につきましては、平成29年度に姉妹都市提携40周年を記念し、アメリカ合衆国オレゴン州グレシャム市を訪問した際、今後の両市の交流は、文化交流を含めた学生の相互派遣による教育交流を中心とすることを双方の市長、教育長の4者間で合意されたことから、これをきっかけとして、これまで検討を進めてきたところであります。アメリカ合衆国オレゴン州グレシャム市との教育交流事業は、高校生は企画政策部が、中学生は教育委員会がそれぞれ所管しておりましたが、教育委員会に集約することで、事業をより効率的に進めることができると考えております。また、これまで市内在住外国人からの相談については、言葉の壁や文化の違いによるものが多く、就学相談をはじめとした教育行政の面からの対応が求められていること、国際交流イベントの企画については、国際交流員と外国語指導助手が共同で進めていることなどから、教育委員会が所管することで、市民にとっても分かりやすく、これまで以上の事業効果が期待されることも、担当部署を変更した理由となっているところであります。次に、変更後の効果についてでありますが、国際交流部門の教育委員会への移管により、国際交流員が、外国語指導助手の取りまとめ役となり、連携を強化することで、これまでも先進的に取り組んできた小・中学生の英語教育の一層の充実につながるとともに、子供たちや保護者の外国語への関心が高まることで、国際的な意識の醸成も期待されるところであります。さらに、こうしたことは、市が進める子育て応援のまちの後押しにもなるものと考えているところです。このほか、小・中学校の英語教育において、欠かすことのできない外国語指導助手につきましては、多くの市町村でその確保に苦慮する中、国際交流員による支援体制を充実することで、これまで以上に優秀な人材の確保が期待されます。また、当市が、国際交流に積極的な高等学校や大学を有する文教都市であることを生かし、教育委員会が中心となって、国際交流事業を推進することで、これまで以上に各校との連携が強化されるものと考えております。そうした効果は、移管後まだ間もないところですが着実に出ており、アメリカ合衆国オレゴン州グレシャム市との教育交流に関する連絡調整においては、担当が集約されたことにより、円滑に行われているほか、不登校児童生徒を対象に実施している適応指導教室すぽっとケア事業において、国際交流員が英語指導を実施するなど、新たな取組もスタートしております。教育委員会と致しましては、国際交流部門を所管するメリットを生かし、各種事業に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。次に、江別市における今後の国際交流の考え方についてでありますが、市内の外国人在住者数は、4大学の留学生や市内企業に就労する外国人技能実習生及びその家族など、6月1日現在で、36か国、788人となっております。この数は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による入国制限等により、一時的に減少したものの、今後、感染拡大防止対策の緩和や技能実習制度の拡充などにより、増加に転じるものと認識しております。これまで、市内在住外国人からの問合せや相談につきましては、主に国際交流員が随時対応してきておりますが、昨今、市内在住外国人の多言語化が進んでおり、英語以外の対応については、北海道が開設している北海道外国人相談センターに紹介しているほか、江別国際センターを通じて、通訳の紹介やAI翻訳機の活用などを行っております。また、外国人が市内で生活する上での支援と致しましては、江別国際センターでは、市の補助金を活用したにほんご教室を開設し、技能実習生等の日本語習得を支援しているほか、国籍別のコミュニティー支援などを実施する公益財団法人札幌国際プラザを案内するなど、一日でも早く、日本での日常生活に慣れていただけるよう取組を進めてきたところであります。教育委員会と致しましては、今後も増加が見込まれる市内在住外国人の実態とニーズの把握に努めるとともに、江別国際センターと協力・連携し、市民の国際理解の向上と併せて、外国人にとっても住みよいまちとなるよう、相談体制、支援体制の充実に努めてまいります。以上であります。