江別市議会 令和2年第1回定例会 2020年3月6日
東京2020オリンピック・パラリンピック等の開催に向けた市の取り組みについて
2020年3月6日、江別市議会の一般質問で、石田武史議員が「東京2020オリンピック・パラリンピック等の開催に向けた市の取り組みについて」質問し、市長 三好昇が答弁しました。
- 質問者
- 石田武史 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 石田武史
ただいま、議長より発言の許可をいただきましたので、順次質問させていただきます。今回の質問は、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、不確定な部分も多少あるかと存じますけれども、今後のためもありますので、質問させていただきます。まず、1項目めですが、本年7月24日から8月9日にかけて、東京都を中心にして世界200カ国以上から選手が集まり、第32回オリンピック競技大会が行われ、約30種類の競技、300以上の種目にわたって熱戦が繰り広げられることとなっております。その中には、江別市出身の陸上十種競技選手、右代啓祐さんも候補として名前が挙がっており、ぜひとも大会に参加され、すばらしい成績をおさめられることを期待しているところです。また、その後、8月25日から9月6日にかけて、東京2020パラリンピック競技大会が行われますが、その種目数は、第32回オリンピック競技大会よりも多く500以上に上ると言われています。第32回オリンピック競技大会についての紹介などは割愛させていただきますが、競技関係者や観客がこの一カ月前後にかけて日本へやってくることになります。日本政府は、観光先進国に向けて明日の日本を支える観光ビジョンを策定し、第32回オリンピック競技大会の行われる2020年の訪日外国人数を4,000万人に、2030年にはその数を6,000万人に伸ばす計画がなされております。観光庁の発表では、2019年の訪日外国人が約3,188万人と、過去最高を記録したとあります。これは、ラグビーワールドカップ2019の影響も大きいところと言われていますが、欧米からの訪日客ばかりではなく、中国を含む東南アジアからの訪日客が増加していることが原因と言われています。さきに述べた明日の日本を支える観光ビジョンによりますと、これまでの課題を整理し、観光先進国に向けて三つの視点と10の改革を挙げています。視点の1は、観光資源の魅力を極め、地方創生の礎に、視点の2は、観光産業を革新し、国際競争力を高め、我が国の基幹産業に、視点の3は、すべての旅行者が、ストレスなく快適に観光を満喫できる環境にです。そして、それぞれの視点のもとに、例えば、主な観光地で景観計画をつくり、美しい町並みへ、2020年をめどに、原則として全都道府県、全国の半数の市区町村で景観計画を策定する。あるいは、60年以上経過した規制・制度の抜本的見直し、トップレベルの経営人材の育成、民泊ルールの整備、宿泊業の生産性向上など、総合パッケージで推進・支援する。さらには、観光地再生・活性化ファンド、規制緩和などを駆使して、民間の力を最大限に活用した安定的・継続的な観光まちづくりを実現するなど、全部で10の改革すべきポイントを挙げております。規制の緩和などは、国でなければ行えないものもございますが、地域の魅力の発掘など地方が独自で行えるものもあります。さらに、今回の第32回オリンピック競技大会では、当市の隣町である札幌市において、マラソンと競歩の競技が行われる運びになっています。事前の練習なども含めますと、競技開催時だけでなく、ある程度の期間、北海道内に競技関係者が滞在することも十分に考えられるところです。そこで質問いたしますが、東京2020オリンピック・パラリンピックで来日する国内外からの観光客に向けて、江別市を訪問してもらうためにどのようなアプローチを考えているか、お伺いいたします。次に、2030年に開催が予定されている冬季オリンピック・パラリンピックに向けて、札幌市が候補地として名乗りを上げ、公益財団法人日本オリンピック委員会が国内候補都市に札幌市を決定し、国際オリンピック委員会も開催都市の選定時期を早めるなど、その動きも加速しているところです。札幌市は、1972年に第11回オリンピック冬季競技大会を開催しており、その実績は十分にあると認められています。この冬季オリンピック・パラリンピックが札幌市で開催されることになれば、まさに隣町での競技大会となり、経済効果、人的交流など、その効果はかなり大きいことが十分に予想されるところです。江別市としても、この機会を捉えて、地域の活性化などに生かす必要があると思うところですが、いずれにしても、十分その準備をしておかなければならないと思います。そこで次の質問ですが、札幌冬季オリンピック・パラリンピックが開催されるとした場合に、江別市として、どのような対応を考えているか、お伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
石田議員の一般質問にお答え申し上げます。東京2020オリンピック・パラリンピック等の開催に向けた市の取り組みに関しまして、江別市への観光誘客を図るための取り組みについてでございますが、当市では、江別市観光振興計画を平成29年度に策定し、観光資源を活かした魅力づくり、魅力を伝える観光プロモーションなどのテーマを柱に、市内周遊を促進する取り組みや市外でのプロモーションの実施等によりまして、近隣市の市民や道央圏への旅行者の誘客を進めてきたほか、留学生バスツアーの実施や各種事業実施後のアンケート調査の結果の分析などによりまして、観光客のニーズの把握に努めてきたところでございます。こうした取り組みの結果、市内では、EBRIや大型複合書店、ゆめちからテラス等の観光関連施設によります来客効果もあり、平成30年度には、1年間の観光入り込み客数が135万3,000人となり、前年度から大幅に増加したところであります。ことし開催されます東京2020オリンピック・パラリンピックでは、マラソンなどの観戦のために、国内外から多くの観光客が札幌市を訪れますことから、こうした機会を通じまして、隣町である当市を知っていただき、関心を持ってもらうことが重要であると考えております。これまでも、増加が予想される外国人観光客への対応としまして、英語版観光パンフレットをJR札幌駅や新千歳空港内の観光案内所などに設置してきたほか、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催を見据えて、江別観光協会のホームページをスマートフォンで閲覧できるように改修し、英語、中国語、韓国語、タイ語などの自動翻訳機能も導入するなど、観光情報の発信力の強化に努めてまいりました。また、広域的な取り組みでは、当市を含めた12市町村で構成する、さっぽろ連携中枢都市圏観光協議会が、圏域内の周遊促進を目的としまして、観光のモデルルートや食の魅力、体験プログラムなどを紹介するウエブサイトを開設する予定でございます。また、当市は、北海道を通じまして、東京2020オリンピック・パラリンピックの事前合宿の受け入れも表明しているところであります。こうした取り組みを通じまして、食や農、れんがや焼き物といった当市の魅力を広く発信してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催は、当市をPRする絶好の機会となりますことから、食と農や体験型観光といった当市の観光資源につきまして、ホームページやSNSの活用、プロモーションの実施といったさまざまな手法で情報発信しまして、交流人口の拡大につなげてまいりたいと考えております。次に、札幌冬季オリンピック・パラリンピックの開催に向けた取り組みについてでございますが、市では、これまでも、市民と選手等との交流機会の創出やスポーツレベルの向上を目的としまして、スポーツ合宿の誘致に取り組んできておりまして、昨年は、ラグビーワールドカップ2019の開催を契機に、オーストラリア代表の公認チームキャンプ地になるなどの取り組みを進めてまいりました。また、当市に観光客が訪れることで、交流人口の拡大や地域活性化に大きな効果があるものと考えておりますことから、札幌冬季オリンピック・パラリンピックが開催される際には、冬のスポーツや雪に親しむ体験ができるような仕組みづくりを検討するなど、冬ならではの観光資源を生かした魅力づくりも必要であると考えております。いずれにいたしましても、東京2020オリンピック・パラリンピックと同様、国内で大きなスポーツイベントが開催されるときには、当市が持つ観光資源を磨き上げまして、観光情報の発信力の強化など、合宿誘致や観光誘客につながるさまざまな取り組みを進めるとともに、参加国と文化やスポーツなどの多様な分野で交流ができるホストタウン構想につきましても、研究してまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 石田武史
今回の一般質問ですが、時期的に我々議会としてもさまざまな対応を求められているところでございますので、あとは要望とさせていただきたいと思います。江別市としての対応は、お伺いいたしました。観光誘客については、本当にさまざまな対応があると考えるところですが、既に第32回オリンピック競技大会までは、もう150日を切っているところでありまして、例えば、誘客にダイレクトにつながるような旅行代理店などへの対応を考えるときには、もう既に時期におくれているのかもしれませんけれども、札幌冬季オリンピック・パラリンピックが行われるとすれば、まだまだ時間はたっぷりあるわけですから、それらに対して積極的な対応をお願いしたいと思います。また、江別市民の中には、このような機会を契機として、御自分の持つ語学や日本文化などの能力を活用して江別市の魅力を世界へ発信したり、市のさまざまな活動の手伝いをしたいという方も多くいらっしゃるようです。例えば、外国からのお客様は、子供たちにとって、生の語学の活用の場になるでしょうし、市内の飲食店においても、そこは十分に期待されているのではないかと思います。そういう市民の意欲や期待は、まさに先ほど述べた10の改革すべきポイントにある民間の力でありまして、ぜひ、活用されることを期待するところでございます。あと1点、私としては、まだまだ江別市としては、世界に誇ることのできる魅力が、皆さんの知られていないところに既にあるのではないかというふうに思っています。さらに、陶芸や、芝居など、人間が創造する新たな魅力を観光誘客に利用することができるのではないかと考えております。市長も観光に向けて積極的に取り組まれる姿勢を示しておられるところであり、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。この件につきましては、今後もまた機会を見まして御質問させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。以上で、私の一般質問を終了いたします。