江別市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月10日
(1)市民協働について/(2)自転車の安全対策について/(3)安心して子育てができるための支援について/(4)人や環境に負荷の少ない洗浄剤石けんの推進について
2021年9月10日、江別市議会の一般質問で、干場芳子議員が「市民協働について」「自転車の安全対策について」「安心して子育てができるための支援について」「人や環境に負荷の少ない洗浄剤石けんの推進について」について質問し、市長 三好昇、生活環境部長 金子武史、健康福祉部長 白崎敬浩、教育部長 西田昌平、教育長 黒川淳司、消防長 内山洋が答弁しました。
- 質問者
- 干場芳子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、生活環境部長 金子武史、健康福祉部長 白崎敬浩、教育部長 西田昌平、教育長 黒川淳司、消防長 内山洋
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会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 干場芳子
まず最初に、市民協働についてお伺いを致します。江別市自治基本条例が2009年7月に公布制定され、12年が経過しました。4年を超えない期間ごとに、この条例の規定について検討し、その結果に基づいて見直しを行うものとし、昨年7月から江別市自治基本条例検討委員会で審議され、提言書案がまとめられることとなっています。住民参加による協働のまちづくりは、分権改革の中で、多くの自治体の財政状況は大変厳しい状況であり、人員削減、時に職員給与の削減や見直し、さらには事業の選択と集中等により行政改革への取組も同時に行ってきました。必然的に、行政の力だけでは自治体運営、住民サービスの向上に対応できなくなってきている現状となっています。こうしたことから協働という意識が高まり、人口減少、少子高齢社会の進行、自然災害等により多様な主体が地域づくりの当事者として、それぞれの知恵と力を最大限に生かし、協働して地域の社会問題解決につながる取組を行うことで、安心して持続可能な地域社会をつくっていくことが急務です。江別市自治基本条例の両輪とも言える江別市市民参加条例の制定には、江別市自治基本条例制定後、可及的速やかな制定を求める議会の委員会附帯意見があったにもかかわらず6年を要しました。江別市自治基本条例の本旨に基づく市民参加のまちづくりに向け、協働の重要性は広く認識されていますが、条例の制定には至っていません。当市においては、コミュニティー組織の崩壊とは言わないまでも、自治会機能の弱体化など必要に応じ、国、中間支援NPO等による広域的なサポートが求められます。単に条例を制定するだけでは、必ずしも目に見える効果につながっていない現状も見受けられることから、参加・協働により実効的で持続可能な地域づくりを進めるためには、コーディネーターの育成や地域の実情に応じたきめ細やかな仕組みの整備が必要です。1点目に、改めて江別市自治基本条例に基づく協働に対する市の考え方について見解を伺います。2点目は、協働への理解を推進するための取組についてです。2009年、三好市長の下、第5次江別市総合計画後期基本計画が策定され、市民が主役のまちづくりを大きく柱に掲げ、計画の挨拶では、21世紀は地方分権の時代であり、自主・自立のまちづくりが求められている。社会経済構造を根底から変革させる人口減少社会となった。身近な問題や日常生活に必要なサービスに地域みずからが責任を持ち、協働のまちづくりを進めるためには、地域の資源である市民・NPO・事業者・行政が一体となって、まちづくりの担い手となることが求められていると述べられていました。しかしながら、江別市自治基本条例制定後、企画政策部から所管が変更となったことは、協働するまちづくりを効果的に進めていく上で、市民にとって、また、結果的に部局間、職員間の温度差をも生じることとなり、実効性ある発信力が不十分であったと受け止めます。市として協働への理解を推進するための取組について、これまでどのようなお考えを持って進めてこられたのか伺います。3点目に、江別市自治基本条例の附属の条例とする市民協働条例の制定の時期について、市としてのお考えを伺います。2件目は、自転車の安全対策についてです。自転車事故で死亡した人の約7割が頭部に致命傷を負っています。かけがえのない子供の身の安全を守るためにできる、頭部を守る効果的な自転車ヘルメットの着用の意識向上と実効性のある取組が求められます。道路交通法では、児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならないとされています。しかし、現状では、多くの人がヘルメットの着用の努力義務化の認知度が低いどころか、知らない親が過半数以上であることが、自転車ヘルメット着用に関する保護者の安全意識調査で明らかとなっています。全国の自治体では、条例を制定し、全年齢層にヘルメットの着用を努力義務として規定する動きが高まっています。新型コロナウイルス感染症の影響で自転車通勤にする人が増えていることが要因とも言われます。安全に自転車を利用するため、ヘルメットの着用は重要です。着用することで自転車乗車中の死亡・重傷事故を減らすことのできるヘルメットですが、2019年度警視庁のデータによりますと、全国で433人が自転車乗車中に亡くなり、そのほとんどはヘルメットをかぶっていなかったとのことです。433人のうち半数以上が頭部を損傷し、亡くなっています。ヘルメットの着用率では全国平均で11.2%、北海道は2%です。13歳未満の着用率は、全国平均63.1%となっています。北海道自転車条例が2018年4月に施行され、ヘルメット着用の努力義務が盛り込まれましたが、着用率の向上にはつながっていません。こうした中、江別市のいずみ野小学校PTCA・学校・家庭・地域社会が中心となり、校区の3自治会、学校運営委員会、江別警察署のアドバイスを受け、ヘルメット着用推進準備委員会を立ち上げ、子供たちがヘルメットを着用しやすい環境づくりなどを進めてきたとの記事が地域新聞に掲載されました。地元事業者から全校児童生徒に寄贈されたとのことですが、子供たち自身もヘルメット着用と交通安全に対する意識が芽生えるという視点からも注目できる記事でした。ヘルメットの着用はまだまだ進んでいませんが、子供参加で、まち全体が命を守る雰囲気、意識醸成につながる取組が重要です。あのときかぶっておけばと後悔しないために、ヘルメットに関わる情報を認知し、ヘルメットに対する意識、気持ちが強まっていくことが求められます。1点目の質問ですが、江別市として児童生徒のヘルメット着用の重要性や意識啓発等について、これまでどのように取り組んでこられたのか伺います。2点目に、安全対策を推進するための効果的な取組について伺います。第10次江別市交通安全計画では、自転車の安全利用及び推進等におけるヘルメット着用の認知、啓発等具体的な取組が盛り込まれていません。着用が努力義務であることや、自転車事故やヘルメットの効用について知らなかった人が知ることにより、ヘルメット着用への意識が変わることが、自転車用ヘルメット着用についての全国実態調査の実施で明らかとなっています。こうした事実を周知していくことが重要です。現在、第11次江別市交通安全計画案における位置づけも含め、安全対策を推進するための効果的な取組をどのように進めていくのか伺います。3件目は、安心して子育てができるための支援についてです。江別市では、安心して子供を産み育てることができるまちを目指して、健康福祉部健康推進室保健センター内と子育て支援室に子育て世代サポートえべつを設置し、妊娠、出産、子育てをサポートしています。母子手帳の交付、産婦健康診査費用の助成、産後ケア、地域のあそびのひろばを通して日頃の悩みや不安を相談できるなど、子育てステージに合わせて、お母さんの心と体、赤ちゃんの成長を支えています。虐待が起こらないよう、子育ての不安や様々な事情を抱える親支援を未然の取組、抱え込まず相談しやすい体制が大切です。子供の権利条約の理念の下、4つの権利の保障とともに子供の人権が尊重され、これらの前提として、安心して子育てができる環境の整備が大切です。昨年から続くコロナ禍において、子育てを取り巻く環境に変化が生じています。新型コロナウイルスへの感染対策はもとより、家庭や家族環境の変化、これまで利用参加していた施設の休館や事業の縮小、中止を余儀なくされ、人との交流がしにくくなるなど、かつて経験することのない状況に置かれています。ほかの親子と話す機会が減って育児の悩みが共有できない、子供と自宅で過ごす時間が増えてストレスがたまり、手を上げてしまったとの声も聞きます。感染リスクから、親族の支援すら得ることが難しい状況にもなるでしょう。さらに、経済的困難さも重なれば、より一層心理的な不安定さ、不安も増幅し、子育て中の親子の孤立化も懸念されます。1点目に、コロナ禍における子育て支援センターの役割について伺います。コロナ禍において、子育て世代を支援するこれまでにない取組や体制に取り組んでこられているのか伺います。2点目は、子育ての悩みを解決する取組についてです。緊急事態宣言下にあっても、子育て支援施設を一斉に閉じるようなことはせず、可能な限り状況に応じて対応することが地域や行政に守ってもらっているという保護者の安心感につながります。できれば対策を取りながら直に会話ができる場が必要です。コロナ禍で疲労と孤立感を強めている親たちにとっては、最も求められ、必要な支援であると考えますが、見解を伺います。最後に、人や環境に負荷の少ない洗浄剤石けんの推進についてです。江別市では、約30年前に化学物質過敏症の児童を持つ保護者が子供たちの環境と健康を守るため、行政と協力、対話を重ねながら様々な環境改善につながる取組をこれまで行ってきました。石狩管内において江別市は、早期に小・中学校への合成洗剤ではない無添加の手洗い石けんを導入、当時公共施設においてもトイレには当たり前のように置かれていた有害物質パラジクロルベンゼン製剤トイレボールをいち早く撤去するなど、実現してきました。また、学校の改築や耐震化工事に際し、配慮が必要な児童生徒、保護者に対して化学物質安全性データシートを求めに応じ事前に提供するなど、市として行っています。市が推進する手洗い石けんの有効性や効果は、昨年、独立行政法人製品評価技術基盤NITEが国立感染症研究所及び学校法人北里研究所の協力で実施した比較試験によれば、合成洗剤に比べ、抗ウイルス作用が極めて高いことを明らかにしています。身の周りにあふれる化学物質は、建材やワックス、芳香剤・消臭剤、農薬・殺虫剤、洗剤等において、現代社会では既に10万種類以上の化学物質が出回っており、さらに毎年1,000種類もの新たな化学物質が登場し続けています。あまりの数の多さに、安全性を確かめる試験が追いつかないほどです。欧米では、過去半世紀に及ぶ人工化学物質の激増が数多くの疾患の根底にあり、それらが私たちの体のホルモン、免疫、神経などの基本的システムを刺激して、その正常な働きを混乱させているのではないかとみられています。こうした化学物質が妊婦や子供への影響が大きいことが、この数十年間の世界中の科学者たちの研究によって明らかとなっています。様々な化学物質含有の生活用品を使う消費者にとって、目に見えない化学物質を少しでも知り、浴びることを減らすことは、自分と子供の健康を守るために大切です。化学物質過敏症の原因になる化学物質は吸入、経口、経皮からの3つの経路がありますが、室内が60%以上であり、80%以上が吸入、つまり呼吸と言われています。空気の取り込み量は食物の20倍もあり、化学物質を鼻や口から吸い込むと直接肺に行き、そこから血液に入って全身に回るので、毒性が強くなります。2010年前後から、次々と香りを強調するキャッチコピーの洗剤等が販売され、香りの害、つまり香害が増加し、社会問題化しています。日本消費者連盟をはじめとする市民団体の連合である香害をなくす連絡会のアンケート結果では、香りの害による体調不良は、頭痛、吐き気、せき、ぜんそく、思考力低下、目まい等、登校ができなくなるほどの健康被害を受けており、その実態は深刻です。香害で苦しむ人が各地で様々な運動を展開し、香害に関する議題が議会で取り上げられ、香りや化学物質の害を知らせるポスターやチラシなどの作成、ホームページの活用、地方議会からの国への意見書、香料成分の義務づけを求める要望書など、次々と提出されましたが、改善につながる対策が進んでいません。自治体が取り組む市民への啓発がこれまで以上に大変重要です。国は、家庭用品品質表示法に柔軟剤などを指定品目に加えるとともに香料の成分表示をするなど、早急に対策を進めるべきです。1点目に、成長過程にある子供たちにとって家庭や学校で過ごす生活環境は大切です。児童生徒の健康状態について、その実態を調査している学校保健の推進に資することを目的とした、3年ごとに北海道教育委員会が実施している公立学校児童等の健康状態に関する調査報告書では、ぜんそく、アトピー、アレルギー性結膜炎、食物アレルギー、アナフィラキシーショック、急性発作治療薬の携帯、エピペン、裸眼視力、虫歯等についての報告がなされています。今年度最新調査結果が公表されるとのことですが、市として近年の当市の児童生徒の健康状態をどのように分析しておられるのか伺います。2点目に、化学物質過敏症等の実態についてです。化学物質過敏症及び過敏症ではないが化学物質に弱い、影響を受けやすく配慮が必要な児童生徒の実態をどのように把握しているのか、伺います。3点目は、香害の認識についてです。香りの健康被害者を悩ませているのが洗剤や柔軟剤、消臭・除菌剤などに含まれるマイクロカプセルです。主に多様なプラスチック製で、空気を汚染するだけではなく、それを吸い込む人体にも影響を与えます。カプセルが破壊されるとき、極めて有毒とされるイソシアネートが飛び散る危険性が指摘されています。香りの害だけでなく、深刻化する世界の海のプラスチック汚染に対して、欧州化学庁は2019年、一次マイクロプラスチック規制提言書で、柔軟剤を使用すると、そこに入っているマイクロカプセルの80%は下水に流れ、下水処理場でも取り除くことができず河川を汚染すると指摘しています。香害により登校が困難であることを周りの人に理解してもらえない状況を懸念いたします。市として、健康被害を伴っている香害の実態について、どのような見解をお持ちか伺います。4点目に、香りのエチケットポスターの活用についてです。生活環境部環境室環境課は、市内公共施設等に香りのエチケットポスターの掲示に取り組み、新たなポスターを作成しました。この取組をさらに効果的に進めていくためには、市内の保育園・幼稚園、学童保育、飲食店や様々な関係団体等に広く掲示をお願いし、さらに多くの事業者や市民等に知ってもらうことが必要と考えますが、今後どのようにお考えか、お伺いを致します。5点目は、江別市シックスクール対策マニュアルに香害を盛り込むことについてです。合成洗剤や柔軟剤等に含まれる香料は、空気を汚染し、人体への健康に被害を引き起こす可能性があることから、マニュアルにおける日常の管理に加え、児童生徒に体調不良などの症状や兆候が確認されたときの対応等に盛り込むことが求められると考えますが、いかがかお伺いを致します。6点目に、環境負荷の軽減に向けた消火薬剤についてです。昨年、泡消化剤などに使われてきた発がん性が指摘される有機フッ素化合物の調査が全国的に行われ、汚染による環境や人への問題ともなりました。1995年に発生した阪神・淡路大震災では、家屋倒壊などによる消火栓の断絶、大型消防車の運行不可、マンション等で発生する放水損害、消火活動時の消火隊員の機動性向上等の課題がありました。こうした課題を解決するため、合成系の界面活性剤は使わず、石けん系の界面活性剤を使用し、消火能力の高い消火薬剤が大学等との研究で開発されたとのことです。水生生物に対する毒性が低く、100%生分解し、環境負荷が少なく、少水量で消火できる消火薬剤使用の可能性について、どのようにお考えか伺います。これで1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
干場議員の一般質問にお答え申し上げます。市民協働に関しまして、まず、江別市自治基本条例に基づく協働に対する市の考え方についてでありますが、江別市自治基本条例では、協働につきまして、市民及び市がそれぞれの役割及び責任を理解し、お互いに尊重しながら協力して取り組むことと定義されておりまして、市民一人一人が自治の主役として、市政に関する情報を共有し、自らの責任において主体的に考え、積極的にまちづくりに参加及び協働しながら、よりよいまちづくりを推進することを基本理念としております。また、えべつ未来づくりビジョン第6次江別市総合計画では、協働のまちづくりを基本理念の根幹としているほか、令和元年度から始まりました新たなえべつ未来戦略におきましても、3つの戦略を効果的・効率的に推進するため、ともにつくる協働のまちづくりを基盤と位置づけております。公共サービスを取り巻く現状としましては、少子高齢社会の進展など、社会経済構造が変化し、市民ニーズが多様化することにより、行政だけで全てを担うことが難しくなってきております。このような中、限られた資源を有効に活用し、求められる公共サービスを提供するために、市民と行政などとの相互の連携・協力が一層必要であることから、江別市自治基本条例に基づく協働のまちづくりに取り組むことが重要であると認識をしております。次に、協働への理解を推進するための取組についてでございますが、今ほど御答弁申し上げましたとおり、少子高齢社会の進展など、社会経済構造が変化し、市民ニーズが多様化することにより、行政だけで全ての公共サービスを担うことが難しくなる中、江別市自治基本条例に基づく協働のまちづくりに取り組むことが重要と考えております。そのような考え方の下、市では、条例の見直しなどを審議する、江別市自治基本条例検討委員会から頂いた、協働の意識啓発の強化を図っていくことが必要との提言を踏まえまして、小・中学生を対象に身近な協働を紹介する早朝ミニ講座の開催や、市内の大学生と協働して作成したリーフレットの配布、実際に協働の活動をしている団体を紹介するコラボニュースの発行、活動団体の紹介カードコラボのたねの公共施設等への配置など、協働の理解を深める取組に努めているところでございます。持続可能なまちづくりを進める上で、協働への理解を推進することは重要でありまして、江別市自治基本条例検討委員会において、協働の理解や情報発信を進めてほしいという御意見を頂いておりますことから、今後におきましては、これまでの情報発信に加えまして、広報誌やホームページ、SNS等で定期的に協働の事例を紹介する機会を設けていくほか、今年度実施を予定しております市民協働団体へのアンケート調査によりまして、必要な支援を検討するなど、協働への理解の推進に取り組んでまいりたいと考えております。次に、市民協働条例の制定時期についてでございますが、江別市自治基本条例第25条では、市民協働の推進に関し必要な事項は、別に条例で定めることとしているところでございます。市民協働条例の制定につきましては、条例の見直しなどを審議する江別市自治基本条例検討委員会において検討されておりまして、平成28年度の江別市自治基本条例検討委員会の提言においては、条例の制定に向けては、市やまちづくり活動に携わる様々な団体が、協働についての市民意識の高揚やまちづくり活動の充実を図る取組をさらに進めていく必要があるとの御指摘を頂いたことから、市では小・中学生への早朝ミニ講座の開催や、市内の大学生と協働で作成したリーフレットの配布など、様々な取組を展開してきたところでございます。また、現在設置をしております江別市自治基本条例検討委員会では、提言書の最終案を取りまとめ中でございますが、市民協働条例につきましては、市民にもいろいろな考え方があるため、協働が市民に浸透し、十分に熟した段階で条例化を考えていくべきであるとの御意見を頂いたところでございます。市と致しましては、間もなく出される江別市自治基本条例検討委員会の提言を踏まえまして、様々な取組を通し、さらに市民への浸透を図るよう努めながら、市民協働条例への対応について検討してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては生活環境部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 生活環境部長 金子武史(生活環境部長は2023年6月まで)
私から、自転車の安全対策について御答弁申し上げます。まず、児童生徒のヘルメット使用についてでありますが、市では、自転車における交通事故防止と安全利用を促進するため、国が制定した自転車安全利用五則の活用や北海道自転車条例に基づき、交通安全教室などにより、ヘルメットの着用や道路通行上のルールなど、実践を交えながら、自転車の安全利用について周知・啓発を行っているところであります。幼児や小学生向けの交通安全教室においては、自転車で安全に道路を通行するために必要な技能及び知識を習得することを目的に、自転車の正しい乗り方やヘルメット着用の必要性などを指導し、自転車乗車実習時には児童にヘルメットを着用してもらい、指導するなど、幼児期からヘルメット着用の重要性について意識づけしているところであります。また、中学生に向けては、自転車通学の許可を受けた生徒に対し、ヘルメット着用の重要性等を説明するチラシを配布するなど、啓発に努めているところであります。次に、安全対策を推進するための効果的な取組についてでありますが、現在、パブリックコメント実施中の第11次江別市交通安全計画案では、ヘルメット着用推進を規定している自転車安全利用五則や北海道自転車条例に基づいた取組を進め、交通安全教室やホームページ等で自転車の安全利用について周知を行うこととしております。また、幼児や小学生、一般向けに対する交通安全教育の推進として、自転車乗車時のヘルメット着用の意識づけの取組を継続させるとともに、幼児交通安全教室において、保護者に対するヘルメット着用の重要性に関する啓発を新たに行うこととしております。さらに、今計画からの新たな取組として、効果的な交通安全教育の推進として、参加・体験・実践型の教育方法を積極的に活用することとしておりますことから、今後におきましては、特に保護者に向けた意識づけを図りながら、実施に当たっては、江別警察署などと連携し、第11次江別市交通安全計画に基づいた、自転車利用の安全対策を進めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私から、安心して子育てができるための支援について御答弁申し上げます。まず、コロナ禍における子育て支援センターの役割についてでありますが、市では、児童福祉法に規定する地域の子育て支援の拠点として、市内8か所に子育て支援センターを設置しております。子育て支援センターは、乳幼児と保護者が自由に遊び、他の家族と交流しながら、子育てに関する情報を得たり、気軽に育児相談ができる場として、子育て世帯の育児不安や負担感を緩和し、子育て世帯の孤立化を防ぐ役割を担っており、多くの親子に利用いただいております。コロナ禍においても、子育て支援センターの機能を維持するため、施設や遊具の消毒、換気などの基本的な感染対策に加え、開館時間の短縮や、利用人数の制限、利用者が分散する遊具の配置など、密を避けるための様々な対策を講じながら、運営してきたところでございます。現在は、本市が緊急事態宣言の特定措置地域として指定されたため休館しておりますが、来館できない親子への支援として、新たに、ホームページ上に在宅での親子遊びを紹介する動画を公開するとともに、電話での育児相談について周知を強化するなど、子育て世帯を支援する取組を継続しております。次に、子育ての悩みを解決する取組についてでありますが、子育て支援センターの休館中においても、電話による相談を受け付けており、相談内容によっては、来館による対面の相談も実施しております。また、保健センターにおいても、事前予約による幼児の健康相談や発達相談、赤ちゃん訪問など必要に応じ実施し、子育ての悩みの解決を図っております。緊急事態宣言下においては、いずれの施設も、消毒など万全な感染防止対策を取っておりますが、保育園等に併設している施設につきましては、対面での相談が難しい状況です。今後におきましては、本庁舎で子育て支援コーディネーターが実施している対面相談のPRに努めるとともに、他市の状況などを参考にしながら、より効果的な支援の方法を検討してまいります。以上であります。
答弁 教育部長 西田昌平(教育部長は2022年3月まで)
私から、人や環境に負荷の少ない洗浄剤石けんの推進についての御質問のうち、まず2点御答弁申し上げます。まず、児童生徒の健康状態についてでありますが、北海道教育委員会では、学校保健の推進のため、学校保健安全法に基づく健康診断の結果や、学校が把握するアレルギー性疾患など、全道の児童生徒の健康状態を3年ごとに調査し、その結果を公表しております。令和3年度は調査年となることから、教育委員会では、北海道教育委員会へ報告する市内小・中学校の児童生徒のデータを取りまとめたところであります。このデータのうち、アレルギー性疾患に関する項目である、ぜん息の疾患者数の割合は、小学校で4.25%、中学校で4.02%、アトピー性皮膚炎は、小学校で2.50%、中学校で2.58%、アレルギー性鼻炎は、小学校で1.68%、中学校で4.10%となっております。また、これらの項目は、前回、平成29年度、前々回、平成26年度との比較においても、大きな変動はないことから、市内の小・中学校では、一定数のアレルギー性疾患を抱える児童生徒がいるものと考えております。次に、化学物質過敏症等の実態についてでありますが、市内小・中学校では、入学時や転入の際、児童生徒一人一人の健康状態を確認しており、この中で、化学物質過敏症や化学物質の影響に配慮が必要な児童生徒についても、把握を行っているところです。教育委員会では、こうした実態把握を基に、床の塗装材やワックスの見直しなど、学校と連携の上、化学物質への配慮が必要な児童生徒への対応を行っております。以上であります。
答弁 教育長 黒川淳司
私から、人や環境に負荷の少ない洗浄剤石けんの推進についての御質問のうち、香害の認識について御答弁申し上げます。香りによる身体等への悪影響、いわゆる香害とは、一般的に、合成洗剤や柔軟剤、化粧品類などに含まれる合成香料が原因となって、不快感や健康被害が誘発されることと言われております。化学物質の影響について配慮が必要な児童生徒につきましては、先ほど御答弁申し上げましたとおり、入学時や転入の際に、学校が確認しているところでありますが、健康被害を伴う香害のため登校できない児童生徒については、入学や転入時から現在に至るまで、学校からの連絡等はありません。教育委員会と致しましては、児童生徒の登校できない原因を把握し、必要な支援を行うことは重要と考えておりますことから、引き続き、学校と連携して実態の把握を行ってまいります。以上であります。
答弁 生活環境部長 金子武史(生活環境部長は2023年6月まで)
私から、人や環境に負荷の少ない洗浄剤石けんの推進についての御質問のうち、香りのエチケットポスターの活用について御答弁申し上げます。柔軟仕上げ剤や化粧品などの香りは、化学物質過敏症の方に健康上の影響を及ぼす場合があり、令和2年4月に国民生活センターが、平成25年度以降、柔軟仕上げ剤の匂いに関する相談が928件であったとの情報を公表しており、市と致しましても、平成29年度以降、香りのエチケットに関するポスターを作成し、市有施設での情報提供と啓発などに努めてまいりました。さらに、本年度はポスターをリニューアルし、引き続き市内学校や各市有施設でのポスター掲示の協力を依頼してきたところであります。ポスターの活用につきましては、多くの人に香りのエチケットを知っていただくことは大切であると考えますことから、今後におきましては、市のホームページに掲載するほか、市内各事業所へ掲示をお願いするなど、趣旨を御理解の上、御協力いただけるよう努めてまいります。以上であります。
答弁 教育部長 西田昌平(教育部長は2022年3月まで)
続きまして、私から、人や環境に負荷の少ない洗浄剤石けんの推進についての御質問のうち、シックスクール対策マニュアルに香害を盛り込むことについて御答弁申し上げます。教育委員会では、学校施設内で放散する化学物質による健康被害を未然に防ぐとともに、症状等が確認された場合に適切に対応できる体制を確保するため、平成25年度にシックスクール対策マニュアルを作成したところであります。化粧品等の学校外から持ち込まれる香りにつきまして、このマニュアルに基づいて控えていただくよう保護者等へ理解と協力を求めてきております。教育委員会では、様々な化学物質の影響に対応できるよう、シックスクール対策マニュアルの運用を見直しながら、児童生徒への配慮に努めてきたところであります。御質問の香害をシックスクール対策マニュアルに盛り込むことにつきましては、消費者団体と関係省庁の間で香害の対策に向けた検討の動きがあるとの報道もあることから、国の動向を注視しながら、引き続き、運用面の改善を図るとともに、必要に応じて、マニュアルの見直しを行いたいと考えております。以上であります。
答弁 消防長 内山洋(消防長は2024年3月まで)
私から、人や環境に負荷の少ない洗浄剤石けんの推進についての御質問のうち、環境負荷の軽減に向けた消火薬剤について御答弁申し上げます。消防隊が装備する消火薬剤は、消防法の規定により、大臣が定める技術上の規格に基づく型式適合検定を受けたものとされております。当市では、平成20年10月の消防車更新に合わせ、従前より少ない放水量で消火効率が高いこと、再燃防止、類焼防止等の消火効果及び人体や環境に対する安全性が確認されている消火薬剤を導入しております。なお、平成22年に総務省消防庁から通知された内容に基づき、平成28年度までに有機フッ素化合物を含まないものに更新しております。市と致しましては、国の基準を踏まえ、災害の状況に応じて消火薬剤を効果的・効率的に使用する中で、今後とも人や環境に配慮した消火薬剤を使用するため、国の動向などの情報収集に努めてまいります。以上であります。
再質問 干場芳子
再質問と要望等について述べてまいります。まず、1件目の市民協働についての2番目、協働への理解を推進するための取組についてです。答弁にもあったように、経済も含め様々な社会状況が変化し、多様化していることにより行政だけで担うことが難しくなってきていると、行政が既に認識されているわけです。既にこうした状況になっているわけですから、とりわけ災害発生時における市民自治ということが大変重要だというふうに認識しております。ちょっと視点を変えてお聞きを致しますけれども、行政としてもこうした課題を解決していくために、協働のまちづくりのため、多様な市民との相互ネットワークをつくり、活発な市民活動を創出するため、江別市民活動センター・あいをNPO法人に委託し、事業に取り組んでいますけれども、実態は本業以外に多く事業に取り組んでいる、取り組まざるを得ない状況では、協働を推進すると言いながら、財源含めて、市の取り組む姿勢が十分ではないというふうに考えております。さらに、市は協働のまちづくり活動支援事業を行っておりますけれども、事業の在り方、団体への事業費などについて、市民団体等からも、これからは意見も聞きながら、改めて検証し取り組んでいくべきというふうに考えますけれども、見解を伺います。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
協働への理解を促進させるための取組についての再質問にお答え申し上げます。江別市民活動センター・あいを運営しているNPO法人えべつ協働ねっとわーくは、市民活動団体の設立や運営などに対する相談・支援を行う、市民活動の中間支援組織としての役割を担っております。市ではこれまで、小・中学生を対象とした早朝ミニ講座や市民活動団体の情報誌であるコラボニュースの発行などをはじめ、市民協働に関連する各種事業の委託等を行ってまいりました。その委託に当たりましては、業務の内容やその量について実施可能な範囲となるよう、NPO法人えべつ協働ねっとわーくと協議をしながら進めてきたところでございます。また、市民活動団体が地域の課題解決や活性化のために取り組む事業を支援する協働のまちづくり活動支援事業につきましては、これまでも、必要に応じまして、実態に即した補助要件等の見直しを行ってきたところでございます。今後におきましても、各年度予定している市民活動団体へのアンケート調査の意見等も踏まえながら、事業の在り方等について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 干場芳子
江別市自治基本条例検討委員会の提言を踏まえながら、条例の制定という表現ではなくて、対応について検討するという御答弁だったというふうに理解いたしますけれども、既に江別市は、様々な協働の取組事例が随分あると思っております。こうした取組や事業等を明らかにしながら、どういう形かは今後の検討ということになるかと思いますけれども、条例化し推進していくことが必要だというふうに思っております。理念・原則型の条例にしろ、総合型の条例にしろ、多様な主体が地域社会の課題を解決するために、取り組むため、互いを尊重して対等の立場で協力してともに働くまちづくりを進めていくには、スピード感を持って、提言は尊重していただくのはもちろんですけれども、行政としても進めていただくことを求めたいというふうに思います。これから総合計画策定も進められていく中で、この市民協働というのは、私は大変重要なポイントになっていくと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。次に、2件目の自転車の安全対策について質問を致します。項目2、安全対策を推進するための効果的な取組についてです。答弁についてはおおむね理解を致しました。現在パブリックコメントをしている第11次江別市交通安全計画案では、今回初めてヘルメット着用の推進、効果的な交通安全の教育の推進では参加・体験・実践型が盛り込まれたことは、大変意義があるというふうに認識しております。推進していくための具体的な手法として、ヘルメット着用のDVDを活用していくことは、着用の啓発、理解を深めるための実効性ある最も効果的な内容となっているものと認識しておりますけれども、その活用についてどのようにお考えか、伺いたいと思います。
答弁 生活環境部長 金子武史(生活環境部長は2023年6月まで)
安全対策を推進するための効果的な取組についての再質問に御答弁申し上げます。先ほども御答弁申し上げましたとおり、パブリックコメント実施中の計画案では、効果的な交通安全の推進として、参加・体験・実践型の教育方法を積極的に活用し、実施に当たっては江別警察署などと連携し、自転車利用の交通安全対策を進めることとしております。御質問のDVDの活用につきましては、啓発資機材を保有している江別警察署などと相談してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 干場芳子
質問ではありませんけれども、3件目の安心して子育てができるための支援についての項目2、子育ての悩みを解決する取組についてなのですけれども、1点目でいろいろ市として近隣の状況も様子を見ながらいろいろ担当課で工夫して取り組んでいただいていることは理解いたします。相談も大変多いというふうにお聞きをしております。コロナ禍が長引く中、子育て中の親や子供の支援は待ったなしだと思っております。参考になる取組はどんどん取り組んでいくべきだと思いますし、近隣の自治体では、拠点を持つ子育てひろばでは、ひろばは開催していませんけれども、場所自体は開けています。そして、人が常駐しています。いつでも駆け込めるようになっているというふうに聞いております。当市では、子育て支援センター、ぽこあぽこは休館としており、地域のひろばも開催ができていない状況となっています。親子が事実上行き場がなくなっている状況だというふうに思います。子育て支援センターすくすくでは、電話相談や予約による面談も行っているとのことですけれども、市内各子育て支援センターは休館であっても、駆け込み寺的な存在として利用できるよう、当事者に寄り添う丁寧な情報提供、そして発信が必要と考えています。当事者にとっての心の安心につながる。さらには、地域の遊びのひろばは、市開催以外の団体等も開催していますけれども、各地域の親子ともつながっており、こうした日頃からつながりを持っている団体が、コロナ禍であってもどのようなことが可能なのか意見を聞きながら、行政として先の見えない今後の対応に生かしていくことが求められているということを申し上げたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。引き続き、4件目の人や環境に負荷の少ない洗浄剤石けんの推進についての項目2、化学物質過敏症の実態について質問を致します。市内小学校では、随時把握しているとの答弁ですけれども、教育委員会として数字として把握することが重要だと考えます。化学物質過敏症は、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律における障がい者の対象としており、合理的な配慮が必要と認識しますが、市としてしっかり数字で把握することが重要ではないかと考えますが、いかがか見解を伺います。
答弁 教育部長 西田昌平(教育部長は2022年3月まで)
干場議員の再質問に御答弁申し上げます。化学物質過敏症の実態の把握についてでありますが、化学物質過敏症や化学物質への配慮が必要な児童生徒が、安心して学校生活を送る環境を確保するには、化学物質によってどのような影響が生じるのか、また、学校で使用する備品の切替えが可能かなど、具体的な対策につながる、児童生徒の状態を個別に把握することが重要と考えております。このため、入学や転入の際に、小・中学校において行う確認に基づき、学校と連携して、化学物質の影響をはじめとする、配慮が必要な児童生徒一人一人の健康状態の把握に、引き続き努めてまいります。以上であります。
再質問 干場芳子
最後に、3番目の香害の認識について伺います。香害の原因は、明らかに化学物質です。洗剤等による強い香りの中で児童生徒が学校生活を送っていましたけれども、現在も登校できない状況にあります。不登校の原因が結果的に複合的な原因であったにせよ、きっかけは香害であったと思われます。そうした連絡がなかったという点については、もう少し配慮が必要ではなかったかと考えますが、いかがかお伺いを致します。
答弁 教育長 黒川淳司
干場議員の再質問に御答弁申し上げます。香害等の影響から不登校となった児童生徒への配慮についてでありますが、教育委員会では、市内小・中学校からの連絡等に基づき、不登校児童生徒の抱える様々な課題を把握し、学校と連携して、課題解消に向けた支援を行ってきているところです。このような対応において、学校から健康被害を伴う香害のため不登校となったとの連絡はありませんが、不登校には、化学物質による体調不良をはじめとする様々な課題があるとの報告を受けております。今後とも、学校と緊密に連携して、児童生徒一人一人の課題に応じた支援に努めてまいります。以上であります。