富良野市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月4日
市民協働活動や生活環境整備などにより構築に努めるとされる具体的な施策について
2021年3月4日、富良野市議会の一般質問で、宇治則幸議員が「市民協働活動や生活環境整備などにより構築に努めるとされる具体的な施策について」質問し、市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一が答弁しました。
- 質問者
- 宇治則幸 議員
- 答弁者
- 市長 北猛俊、教育委員会教育長 近内栄一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 14番 宇治則幸
-登壇-市民連合議員会を代表いたしまして、令和3年度市政執行方針並びに教育行政執行方針ついて質問してまいります。市政執行方針の重点政策の一つ目、健幸都市についてであります。市民の健康はまちの健康とあり、健康づくりとまちづくりを連動させ、市民みずからの社会参加を促進することとありますが、市民協働活動や生活環境整備などにより構築に努めるとされる具体的な施策について伺います。二つ目は、スマートシティーの推進についてであります。ICTをめぐる進歩は、コロナ禍における働き方改革やライフスタイルの変容とあわせ、急速に進展しています。IoT、AI、ビッグデータの活用は、地方にも新たな可能性を生むものと期待するところです。市の基幹産業である農業や観光への応用、導入、市民生活の基本となる健康、医療、交通、教育など、さまざまな分野での実現に向けた整備計画の方向について伺います。三つ目は、共創のまちづくりについてであります。人口減少、少子高齢化の進展は、教育環境の変化、担い手や労働力不足、高齢人口の増加による医療、介護、住まい、生活支援など、市民生活やライフスタイルがさまざまに変化し、課題も多様化してきております。地域、NPO、企業、学校など、さまざまな主体が連携して地域づくりを進め、市民と地域、行政が協働して働くまちづくりを目指してきました。今回、共創のまちづくりを進めるとありますが、その具体的方向について伺います。次に、主な施策の中で、地域医療について伺います。医師会及び地域センター病院と連携した圏域の周産期医療、小児科医療体制の確保の方法について伺います。次に、農業担い手対策について、現行の育成及び確保の継続とともに、第三者継承による新規参入者への支援の検討とありますが、多様な人材確保を進める方策について伺います。次に、教育行政執行方針についてお尋ねします。教育基本法の中で、教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならないことを目的に、これら教育目標を実現するために5項目の教育の目標を掲げ、教育の振興を図っているところです。これらをもとに、教育行政執行方針について質問してまいります。まず、学校教育についての冒頭に、新学習指導要領が、令和2年度に小学校での実施に引き続き令和3年度は中学校においても実施となることから、学校と保護者、地域が連携し、主体的、対話的で深い学びの実現に向けた教育の充実とは一体どのように理解すればよいのか。特に、保護者、地域は、コミュニティ・スクールを通じていろいろな活動をしてきている状況にあります。どのような活動をイメージしているのか。主体的、対話的で深い学びとはどのように授業が改善されていくのか、お尋ねいたします。幼児教育についてお尋ねいたします。この点につきましては、前市長の段階で、保育所が保健福祉部から教育委員会へ移行することによって流れがよくなったことかと思いますが、ことしで4年目となるこのシステムによって、こうした幼小連携がどのように実現されていくのか、働き方改革を求められる中、送り出す側の教職員、受ける側の教職員の資質や専門性の向上をどのように図っていくのか、具体的に述べていただきたいと思います。フッ化物洗口についてお尋ねいたします。児童生徒の歯の健康づくりに向けて、引き続き、全小・中学校でフッ化物洗口を実施するとうたっておりますが、令和2年度、洗口液が変更されたことに伴い、一部生徒に唾液がとまらないなどという症状があったと聞いているところです。フッ化物洗口を実施することによって、子供や教職員、業務吏員へのコロナ感染が危惧されることなど、危機管理、安全教育の観点などから実施を見送る考えはないか、お尋ねいたします。学校における働き方改革についてお尋ねいたします。ことし春からの5年間で、公立小学校の全ての学校で1クラス35人以下の学校が実現します。これにより、子供たちと向き合う時間の確保はいままでよりはできるように思いますが、7時間45分の中で、子供たちとゆっくり話をしたり、遊んだり、触れ合う時間はどれほどあるのでしょうか。以前の学校だと、ベテランの教師が大勢いる中、経験の少ない先生はその先生から教え方のノウハウを学ぶということができましたが、いまの先生は忙し過ぎて、先生を目指さなくなってきたとも言われております。教職員の業務の質的向上及び改善をどのように図るのか、専門性や資質の向上などをどのように図るのか、学校、保護者、地域がどのように連携し、適正な勤務環境づくりをしていけばよいのか、教職員が少ない中、服務規律の保持と法令遵守、健康管理をどのように図っていくのか、お尋ねいたします。以上をもちまして、市民連合議員会からの代表質問とさせていただきます。
答弁 市長 北猛俊
-登壇-市民連合議員会、宇治則幸議員の市政執行方針に対する代表質問にお答えします。1件目の重点政策についての健幸都市についてでありますが、健幸都市の実現に向けて、いつまでも健やかに暮らし続ける健康寿命の延伸と生きがいを感じる生活環境の整備が重要と考えております。市民協働活動や生活環境整備の具体的な施策として、町内会、自治会などの地域コミュニティー活動の活性化による協働のまちづくりの推進、ふれあいサロンなどの通いの場の普及拡大など、幸せを実感できる社会参加の促進に取り組んでまいります。次に、スマートシティーの推進についてでありますが、市民生活の基本となる分野での実現に向けた整備計画につきましては、昨年、総務省の地域IoT実装のための計画策定・推進体制構築支援事業に採択されたところであります。本支援事業では、IoTを活用することで、市民の健康の見える化や健康づくりに対するインセンティブが働き、市民が健康で暮らせるスマートウエルネスシティーを目指すとともに、地域交通の充実に向けたスマートモビリティシティーに関する計画を策定しているところであります。次に、共創のまちづくりについてでありますが、少子高齢化による人口減少の進展は、生産年齢人口減少による担い手不足、医療、介護、住まい、公共交通など、まちづくりに多くの課題を生み出しております。共創のまちづくりは、これらの課題を解決するために、行政と市民、NPO、企業など、個人、団体がアイデアを出し合い、形にする仕組みを構築するとともに、その実現のため、それぞれの役割を考え、多くの主体がまちづくりにかかわっていくことを目指すものであります。2件目の「輝く。つながり合う。ひとのWA!」の母子保健についてでありますが、圏域の周産期医療、小児科医療体制の確保については、医師会、地域センター病院と連携し、医療体制の維持に向けた情報共有を行うとともに、医療体制の確保のため、地域センター病院に対する支援を圏域の町村と連携し、進めてまいります。3件目の「創る。まわす。しごとのWA!」についての農業担い手対策についてでありますが、これまでの富良野市農業担い手育成機構を中心とした取り組みにより、この4月で7組目が就農します。また、この春から研修に入る3組においては、農外から就農を目指す2組、農家子弟の継承1組となっており、受け入れ検討中の案件には第三者継承方式による酪農経営を目指す1組があります。このほか、単身者には農業法人に就農した方、農作業ヘルパーになった方もあり、相談者の状況に応じた就農支援を進めておりますが、今後、単身者などが生計の成り立つ新たな就農方法を研究してまいります。以上です。
答弁 教育委員会教育長 近内栄一
-登壇-市民連合議員会、宇治則幸議員の教育行政執行方針に対する代表質問にお答えいたします。1件目の主体的、対話的で深い学びの実現に向けた授業の改善についてでありますが、新学習指導要領では、子供たち一人一人に未来社会を切り開くために求められる資質、能力とは何かを社会と共有し、確実に育成するため、社会に開かれた教育課程の理念の実現を目指しております。特に、社会の変化に対応し、人生を豊かなものにしていくためには、主体的に学び、他者との対話を通して考え、協力し合いながら、新たな価値を創造することが重要であります。このことから、子供たちが学ぶことに興味、関心を持ち、見通しを持って粘り強く取り組み、多様な表現や対話によって思考を広げ、問題を見出して解決策を考えることができるよう、どのように学ぶのかを重視した授業を行ってまいります。また、コミュニティ・スクールや地域学校協働活動を通して、保護者、地域の住民、団体などの参画により、地域全体で子供たちの学びや成長を育み、学校を核とした地域づくりを目指して、地域と学校が連携、協働したさまざまな活動に取り組むことを期待しているところであります。2件目の幼児教育についてでありますが、幼小連携につきましては、幼児教育と小学校教育との円滑な接続を図るため、引き続き合同引継会を実施するとともに、小学校入学後のスタートカリキュラムの作成に当たっては、幼児教育施設の意見を踏まえ、子供たちの学校生活における自立と成長を目指すこととしております。また、幼児教育施設と小学校との合同研修会や施設見学など、交流の機会を図り、国から示されている幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿の共有や、相互の教育活動の理解促進と向上を図ってまいります。3件目のフッ化物洗口についてでありますが、実施に当たっては、感染症の飛沫感染を防ぐため、うがい後の洗口液は、洗面所ではなく、口元に近い位置で紙コップの中に吐き出させ、ティッシュペーパーを紙コップに詰めて廃棄させる方法へ変更しており、また、対応する教職員用に使い捨て手袋を配付するとともに、ごみの排出方法も二重袋とするなどの措置を講じ、安全対策をとっております。フッ化物洗口を中止することにより、齲歯のリスクが高まることが予想されることから、今後も適切に実施をしてまいります。4件目の学校における働き方改革についてでありますが、教職員の業務の質的向上と改善につきましては、校務支援システムの導入、ICT機器やデジタル教科書、学習支援ソフトなどの活用を進め、効果的、効率的な指導を行い、教職員の負担軽減及び業務の質的向上を図ってまいります。専門性や資質の向上につきましては、校内研究や公開授業、指導主事派遣や学校間の研修活動交流など、教職員の資質能力の向上の取り組みを推進してまいります。学校、保護者、地域との連携と適正な勤務環境づくりにつきましては、学校の教育活動について、保護者や地域に積極的に周知し、理解、協力を得ながら、コミュニティ・スクールを中心とした学校支援体制の充実を図ることで、登下校の見守り活動や学校行事での支援活動などにおいて教職員の負担軽減、働き方改革につながると考えております。教職員の服務規律の保持や法令遵守、健康管理につきましては、管理職を中心に、事故や服務規律違反などの事例を用いた注意喚起や研修の実施、相談し合える職場環境づくり、また、健康診断やストレスチェックを実施し、教職員の意識向上を図ってまいります。以上でございます。