江別市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月23日
新型コロナワクチンの接種について
2021年6月23日、江別市議会の一般質問で、佐々木聖子議員が「新型コロナワクチンの接種について」質問し、市長 三好昇、健康福祉部長 白崎敬浩が答弁しました。
- 質問者
- 佐々木聖子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、健康福祉部長 白崎敬浩
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 佐々木聖子
皆さんこんにちは、病院で頑張って働いている医療従事者の皆さんに心より感謝申し上げます。それでは、件名1の新型コロナワクチンの接種について、項目1の公平な情報伝達の方法について、昨年の2月に発症が確認されてから1年4か月が経過し、感染者の増加に伴い江別市も500人を超す発症となり、この間繰り返し行われる、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言実施の中、私たちの環境も大きく変化し、新しい生活習慣も定着されてきました。多くの苦難を強いられながら、まだ治療薬の開発は聞かれませんが、やっとワクチン接種がスタートしました。諸外国の検証によると国民の最小4割から効果が現れ、7割の接種率で集団免疫が獲得され、感染拡大が阻止でき行動制限を解除できるとの報告も聞かれるなど、接種への期待が持たれています。政府のワクチン配分の時期や量について明確な情報がない中、また、日々一刻と変化する情報に振り回されながら、やっとできた計画が直前にひっくり返されることも何度も経験されているともお聞きしました。また、感染対策と同時に、ワクチン接種の体制整備に日夜御尽力いただいている職員をはじめ、関係者の皆様の御奮闘に心より敬意と感謝を申し上げます。この間、様々な問題や課題が発生し、都度修正や改善が行われながら進められて来ていますが、ワクチン接種等の課題について何点か考えてみたいと思います。市内65歳以上の高齢者約3万9,000人のワクチン接種状況は、6月9日時点で約7,200人が1回目を終え、約2,100人が2回目を終了し順次進んでいるようです。接種予約については、当初先行自治体の混乱を見聞きしていたにもかかわらず、事前の対策不足のため、4月26日に受付を開始した5月分と6月分の予約では、コールセンターへの電話がつながりにくい状況が続き大変混乱しましたが、現在は見直しを行い、混雑緩和のための年齢を区分した予約開始日の設定、インターネット入力を支援するお手伝い窓口の設置、予約状況の案内電話の新設、混雑を避け手間を省くために2回目の接種日時を市で設定するなど、4点の対策を講じ、変更後における予約方法の周知は、接種券を送付した高齢者に対してチラシが送付されました。その結果、今のところ大きな混乱は見られず順調に進んでいるとの報告でしたが、現場では年齢別優先枠の70歳以上の方の電話予約の初日の段階で既に終了状態で、接種状況確認電話では終了を告げ、インターネットでのホテルエミシア札幌への案内がされており、終了という言葉に、全員分確保と言いつつ次週の年代の方達の分もないのか、との声が寄せられており混乱も起きていました。6月11日の定例会見で市長が示した接種完了の見通しについて、北海道新聞が接種11月末までに完了との見出しで、今後12歳以上の市民約11万人全員が接種を希望しても、今年11月末までに終えることが可能、また、市の接種能力は6病院と3か所の集団接種会場で1週間当たり計約6,000回、市内のかかりつけ医の接種予定の約30か所の全てが稼働した場合、さらに週約2,000回が上積みされ、加えて厚別区のホテルエミシア札幌会場を活用とすると、7月末までに高齢者への接種は完了する見通しと掲載されましたが、完了と言うがいまだ予約の取れない高齢者がいるのに本当に終了できるのかとの疑心暗鬼で、量や体制が確保できたとの安心感よりは不安や不信の増大になっています。さらに、今後は基礎疾患を有する方や高齢者施設の従事者のほか、65歳未満の方に対して接種券の送付が順次始まります。対象者数や接種場所、ワクチンの種類も増加します。接種日程やワクチンの供給状況などは日々変化し、さらに接種の優先順位等が加わることにより複雑化します。二重予約によるワクチン管理の難しさや、合意制のある優先順位の設定など、より細やかな配慮と反省を生かした丁寧な対応が求められます。次に、北海道内で一番初めに始まった高齢者施設への接種実施についてですが、この間、市内の介護施設を回ってお話を伺ってきましたが、先行して500人分の接種がスタートした時点で、対象となった施設以外の家族から、自分の家族は当然接種できたとの思いで確認や問合せがあり、未定のことを伝えると、なぜ、優先順位は誰が決めるのか、いつできるのか、等々問われたが、市からは何も知らされておらず答えようがないまま、日常業務の他にその対応に追われ大変苦労したこと。また、小規模施設では市のアンケートに巡回方式での接種を希望すると答えても、その後それがどうなったかの連絡がなく、家族からの問合せや周知等の対応に苦慮しており、無理なのか、どのような状況になったら可能になるのかなど、とにかくアクションが欲しいと訴えられていました。最終結果ではなく、途中での進捗状況を伝えることが求められています。次に、議会への報告も遅く、特に、現在、国民・市民の一番の関心事であるワクチン接種について新聞報道で知ることもあり、市民からの問合せには十分に答えることができない状況にあることです。新型コロナウイルス感染症の発生状況・対策等については、都度連絡が届きますが、どの情報を出す・出さないの選択など、危機管理上の面でも問題があると認識しています。次に、ワクチン接種の対象年齢については、現在使用中のファイザー社製が海外での臨床試験結果を踏まえ、国は令和3年6月1日より、当初16歳以上であった接種対象年齢を12歳以上に引き下げ、対象者を拡大することになりましたが、15歳以下の接種については保護者の同意が必要なことや、まだ十分なデータがないと指摘する専門家や、学校での集団接種の実施についても議論されており、厚生労働省の担当者が子供たちが周りの生徒に同調して接種してしまうおそれがあるなどとして、慎重に検討する考えを示されています。国の判断とはいえ、市民の納得など慎重な見極めと対応が求められます。次に、急なキャンセル等により発生した余剰ワクチンの活用方法と職域接種の活用の検討については、これまで余剰ワクチンは接種会場の医療従事者らを対象としていたのを、介護施設の職員等に接種する方針へ、職域接種については、優先接種の要望書も提出されており、受け取った市長は、職域接種を含めた横断的な接種体制づくりを支援したいとし、国や北海道と相談し検討すると回答されています。国や北海道の基準もありますが、これから各自治体への裁量権の拡大も予想されることや、全国には先行し独自に取り組まれている自治体も見受けられます。江別も市にとって優先すべき職域について、要望書を出される前に積極的に納得のできる合意制をもった計画が求められます。次に、情報提供の方法については、1つとしてワクチンメーターを見て安心との新聞報道がありました。内容は、自治体の中には正確な数値の把握が難しいなどとして接種率を公表しないケースもあるようですが、住民のワクチン接種の進捗状況を伝えるワクチンメーターを導入する動きが全国的に広がっているようです。国のワクチン接種記録システム(VRS)と連動させ、前日分を毎朝更新する仕組みでした。市民からは接種が進んでいることが一目で分かって安心したとの感想が載っていました。また、可能であれば頻回にワクチン接種に係る情報を記者発表し、新聞の地方版に掲載してもらうなども必要と考えますが、新聞を購読していない人、パソコンや携帯電話を使用していない人、視覚・聴覚に障がいのある人、理解力の違いなど、受ける側の環境は様々です。新聞・広報誌・無料生活情報新聞・ホームページ・文書の郵送・電話・自治会回覧板など、より多くの媒体を駆使し、より多くの市民の方に理解を頂く努力が求められます。等々の多くの課題がありますが、特に問題と認識していますことが、1つに、市内クリニックにおけるワクチン接種開始についての情報の取扱い方についてです。一般社団法人江別医師会の御協力により、日常業務と平行しながらの体制づくりは、接種会場が増えて選択肢が広がり、慣れ親しんだかかりつけ医に接種してもらえる安心感も増し、さらに集団接種を待つ方にとっても予約枠が増えることになり歓迎されることであるのに、クリニックでの混乱を憂慮し情報を積極的に出さなかったことにより、口伝えが先行し、突然新聞により既に接種が行われていることを知ることになり、多くの問合せや苦情を頂くことになり、市民に不信・不満・不公平感を持たせてしまったことは非常に残念なことでした。クリニックの名前を公表しなくても、電話での予約受付をしないことなど、その手法等を理由も含めて丁寧に伝えるなど、方法はいろいろと考えられます。積極的な情報公開が求められます。市民の声として、市の情報開示をしなかった理由として、公平を期しながら医療現場の混乱を避けるためとありましたが、医療現場の混乱を避けて情報を提供するのが市の役割任務であり、情報提供を怠った責任を回避することは全く納得ができません。情報を知る手段は北海道新聞の記事のみで、北海道新聞を購読していない市民には全く情報が届いていないということです。不公平感は否めません。かかりつけ医からの連絡がなく戸惑い、電話をかけようかと衝動に駆られながらも、負担をかけてはいけないと自制している状態です。市民にとって情報源は市役所だけです。市民により寄り添い、適時・適切な情報提供を切にお願いいたしますとのことでした。また、かかりつけ医によるワクチン接種に係る問題は、接種計画を含む江別市の新型コロナウイルス感染症対策の不備を露呈したものと捉えられた点もありました。5月の末頃に市役所に電話で確認したところ、既に一部クリニックにおいてスタートしている状態で、現在調整中との返答や一般社団法人江別医師会の計画云々とあったそうです。そこから感じ取られたのが、ワクチン接種計画全体の中心的立場である市が把握できていないのではないかとの疑問であり、一般社団法人江別医師会との連携が取れていないのではないかとの心配でした。市民生活への安心や安全に関わる課題について、大きな不安を与えてしまったということにあります。市長は先日の定例記者会見で、北海道がホテルエミシア札幌の予約方法を6月11日まで公表しなかったとして、選択肢が増えても情報が遅いと有効活用できないと苦言を呈されていました。市民も同じ思いです。それでは質問ですが、以上述べたことを踏まえて、初めに、市民の皆様に混乱と不安・不信感を与えてしまった原因と、今後の対応策として市民への公平な情報伝達の方法について、どのようにお考えかお伺いいたします。また、7月末までに高齢者への接種は完了との、完了の基準を市は何をもって完了としているのか。一般に完了というと、希望者の全員が2回接種済みの状態と考えますが、接種は完了と言いつつ2回目の予約が終了した時点なのか、1回目だけの全員終了の段階なのか、完全に全員2回終了した時点なのか教えてください。次に、項目2の新型コロナワクチンの障がい者への接種について、新型コロナワクチンの障がい者への接種については、厚生労働省が令和3年3月3日付で新型コロナウイルス感染症に係る予防接種に関する合理的配慮の提供についての事務連絡を各都道府県に発出し、各市町村への周知を要請しています。この中では、障がい者に対して、新型コロナワクチンの円滑な接種が実施されるために、障がい特性に応じた合理的配慮の提供が必要であることが示されており、障がい特性を踏まえた適切な配慮の提供については、地域の関係機関との連携を図ることも盛り込まれています。障がい特性に応じた合理的配慮の提供に関して一例として、相談体制の確保や情報周知について挙げられており、相談体制については既に令和3年2月17日付の事務連絡で自治体における相談体制の構築が要請されています。聴覚障がい者等については、電話により相談することが困難な場合もあることから、コールセンター等の相談窓口では、電話以外にもファクスやメールなどによる相談対応が可能となるように、知的障がい者や発達障がい者等に対しては、専門的な用語や抽象的な言葉を用いず、平易な言葉で繰り返し説明する、分かりやすい絵カードや写真などを用いるなどの配慮が求められています。また、新型コロナワクチンに関する情報周知に関して、視覚障がい者については、十分に情報を入手することが困難な場合もあることから、視覚障がい者が郵送物の選別をするために、表題や発信元の自治体名等を点字や拡大文字での表記や自治体のホームページ等において、視覚障がい者向けテキストデータや聴覚障がい者向け字幕映像の提供等についての検討も求められています。また、接種時における合理的配慮等については、接種を実施する医療機関や市が設ける会場等においては、介助者や家族に対して丁寧な説明を行うとともに、可能な限り、聴覚障がい者等向けにコミュニケーションボード等による案内、視覚障がい者等向けに放送や音声による案内、知的障がい者や発達障がい者等に対する分かりやすい言葉や、絵カード・写真などを用いた丁寧な説明等の障がい特性を考慮した対応を、加えて、障がい者が接種を受けるに当たっては、接種会場において、居宅介護・重度訪問介護・同行援護・行動援護・移動支援・遠隔手話サービスを含めた意思疎通支援事業など、公的な福祉サービスによる支援が円滑・柔軟に受けられるよう配慮が求められています。当市の視覚障がい者の場合は、市からの文書は、はがき・封書とも点字での宛名が付いており、公的文書であることが分かるようになっています。しかし、視覚障がいのある方は必ずしも点字を読めるわけではなく、多くの方は主に音声や拡大文字によって情報を得られています。文字情報を音声にする方法としては、御家族や補助者による代読やパソコンの音声読み上げソフトを用いる方法のほか、文字内容をコード情報、音声コードに変換して印刷したものを活字文書読み上げ装置を使って音声化する方法があります。音声コードは紙媒体に掲載された印刷情報をデジタル情報に変えるための二次元のバーコードで、日本年金機構等が印刷してお知らせする取組を行っています。音声コードには、切り欠きというコードの位置の目印となる半円状のパンチ穴が加工されています。位置だけではなく1つなら片面、2つなら両面等のサインにもなっています。当市ではまだ音声コードの取組は行われていませんが、一般的な紙文書でもスキャナーで読み込み、パソコンで音声を聞く場合でも、切り欠き加工がされていると上下や表裏が分かり、とても助かるとのことでした。パソコンや携帯電話、スマートフォンを持っている人・いない人、操作の得意な人・不得意な人、家族や同居者のいる人・独居の人など、障がいや環境は千差万別です。最小限でも、拡大文字や電話など音声での情報提供等の要望を伺っています。まずは、当事者の方々が何を望まれ、必要としているのか、十分に感染対策を行いながら、直接お話しを伺うことが必要と考えます。さらに、令和3年4月13日付の事務連絡で、ワクチン接種が迅速かつ円滑に行うことができるよう留意すべき事項として、接種を受けるに当たっては、障がい特性への配慮が必要であるほか、公的な福祉サービスによる支援が必要な場合などもあることから、必要な段取り等に要する期間も考慮の上、接種の意向や接種する場合の段取り等について、かかりつけ医等と相談しておくことが必要であるため、市においては、接種対象者が接種可能となった段階で速やかに接種を受けられるようにするため、接種を行う場合の準備をあらかじめ進められるよう、障がい者とかかりつけ医等が早めに相談することについて、関係団体等の協力も得ながら、周知を行うこと。また、接種できるかかりつけ医等がいない場合については、必要に応じ、市において医師会等の関係団体と連携の下、実施可能な医療機関や市が設ける会場等を紹介するなどの対応を行うこと。高齢者である障がい者、基礎疾患を有する障がい者や基礎疾患を有しない障がい者いずれの場合であっても、それぞれの接種可能段階において円滑かつ迅速に接種が可能となるよう、きめ細やかな相談や接種時等の障がい特性に考慮した対応など、合理的な配慮を行うことが追加で示されています。それでは、ワクチン接種が迅速かつ円滑に行うことができるよう、これまで江別市が取り組まれてきたこと、そして今後取り組もうと予定されていることなどをお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
佐々木議員の一般質問にお答え申し上げます。公平な情報伝達の方法についてお答え申し上げます。新型コロナワクチンの接種につきましては、市では、本年2月に健康福祉部に新型コロナウイルス感染症対策室を設置しまして、医療従事者の確保、接種クーポン券の送付、集団接種会場の設置など、新型コロナワクチン接種に向けた準備を進め、国から示されたスケジュールや接種順位、ワクチンの供給に関する情報に基づきまして、一般社団法人江別医師会と接種体制の全般について協議した上で、まずは、本年3月15日から医療従事者を対象にワクチン接種を開始したところでございます。高齢者につきましては、本年4月12日から、施設入所者を対象としてワクチン接種を開始し、5月以降、市内医療機関と集団接種会場でのワクチン接種を開始したところでございます。次に、高齢者のワクチン接種予約につきましては、本年4月26日に開始しました5月分、6月分の予約受付の際には、7,500人分の予約枠を設けまして、65歳以上の高齢者を対象に、国の方針に基づきまして、人の密集による感染リスクを避けるため、電話とインターネットによる予約を開始いたしましたが、市民の皆様から、予約電話がつながらない、予約を終了したことを確認できないといった多くの声、苦情の声を頂いたところでございます。こうした御意見を踏まえまして、市では、予約方法を見直し、その内容を改めて接種対象である高齢者に個別に周知した上で、6月7日から第2弾の予約受付を開始いたしました。御質問の公平な情報の伝達の方法についてでございますけれども、市では、ワクチン接種体制について、医療の専門団体である一般社団法人江別医師会と協議をしまして、集団接種会場としまして2か所を、個別接種会場としまして市立病院を含む6か所の病院を決定し、公表をしております。なお、クリニックに関連しましては、一般社団法人江別医師会との協議の中で、施設名を公表することによる通常診療への影響が懸念されまして、ワクチン接種が可能なクリニックの公表は行わなかったところでございます。これら市内の医療機関の協力や新たな集団接種会場の設置等によりまして、65歳以上の方にワクチンを接種するために必要な接種機会を確保できると見込まれたことから、市では、希望する高齢者に対しまして、7月末までに2回目の接種を完了する見通しとなったところでございます。今後におきましては、64歳以下の方のワクチン接種に向けまして、事業をさらに加速させていく必要がありますことから、市と致しましては、引き続き、希望する市民全員が円滑にワクチン接種を終えられるよう、接種機会の確保に努めてまいりたいと考えております。いずれに致しましても、御指摘いただきましたワクチン接種に関する市民への周知につきましては、国の動向や接種状況などを踏まえまして、今後のスケジュールや優先順位の考え方のほか、現在の状況や新たな情報など、広報えべつや市ホームページなどにより必要な情報の提供を行いまして、引き続き、一般社団法人江別医師会や市内医療機関、関係団体と協議・連携をしながら、国が示す時期までに希望する市民全員がワクチン接種を終えられるよう、事業を進めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、健康福祉部長からお答え申し上げます。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私から、新型コロナワクチンの接種についての御質問のうち、新型コロナワクチンの障がい者への接種について御答弁申し上げます。令和3年3月3日及び令和3年4月13日付の国からの事務連絡によりますと、障がい者に対し、新型コロナワクチンの円滑な接種を実施するためには、障がい特性に応じた合理的配慮の提供が必要であるとされており、相談体制や周知方法、接種会場において、可能な限り、障がい特性を考慮した対応を検討するよう示されたところであります。さらに、障がい者がワクチンの接種を受ける際には、早めにかかりつけ医等と相談することを周知し、かかりつけ医等がいない場合は、医師会等の関係団体と連携の下、実施可能な会場を紹介するなど、ワクチンの接種を迅速かつ円滑に行うための準備をするよう、示されたところであります。これらを受けて、市では、ワクチン接種の予約時には、電話による予約を希望する聴覚障がい者及び視覚障がい者を対象に、健康福祉部障がい福祉課の窓口で予約のお手伝いを行っているほか、ワクチン接種予約時に、意思疎通の支援を行うため、対象者が希望する場合には、タブレット端末の貸出しを行うこととしております。ワクチン接種会場には、対象者の申請に基づき、手話通訳者を派遣するほか、毎週土曜日・日曜日には、手話通訳者を常駐させております。今後におきましては、ワクチン接種会場に引き続き、手話通訳者を派遣するほか、細かな対応ができるよう、本人の事前の申出により、お手伝い職員を配置することとしております。また、64歳以下の視覚障がい者の接種対象者に対して、ワクチン接種の御案内を郵送する際には、点字や拡大文字による表記を実施することとしております。いずれに致しましても、市と致しましては、引き続き、関係団体の御意見を伺いながら、障がい者が安心してワクチン接種を受けることができるよう、必要な対応をしてまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 佐々木聖子
2回目の質問をさせていただきます。まず、項目1の公平な情報伝達についてですが、初めに、御答弁では、ワクチン接種に関する市民への周知について、広報えべつや市ホームページなどにより必要な情報提供を行っているとのことでありました。しかし、このたびのワクチン接種の予約受付において、青年センターが新たな接種会場として追加されましたが、年齢ごとの予約受付等への変更に関する周知の郵送文書には、発送の手続の後に決定したので仕方ないのですが、記載がありませんでした。そのことにより、確かに市のホームページや新聞では周知されたのですが、それらの媒体に接することのない多くの市民から、青年センターが追加されたことを知らないという声を頂きました。したがって、そのような必要な情報を、市民に迅速に的確に伝える手段については、例えば、これも全市民に届くわけではありませんが、自治会回覧にお願いするなど、あるのではないかと考えますが、どのようにお考えかお伺いいたします。また、クリニックに関連して、一般社団法人江別医師会との協議の中で、施設名を公表することによる通常診療への影響が懸念されたことから、ワクチン接種が可能なクリニックの公表を行わなかったところでありますと御答弁いただきました。一般社団法人江別医師会と市との間の対応として、一定程度理解するところではありますが、しかし、市民の立場に立ったとき、そのことの周知が一切なされない中で、人づてで、クリニックの予約や接種が既に始まっていると聞いたらどう思うでしょうか、不公平感を感じないでしょうか。確かに、個別のクリニックの公表まではする必要はないかもしれませんが、少なくとも、クリニックでの予約が始まり、定期的に受診する患者に対して、各医療機関の判断で予約を始めているということを、実施される前に事前に周知すべきではなかったのではないでしょうか。それに加えて、市民に対して、医療機関への直接の問合せは控えてくださいなどとの文章により、市民の善意を信じた周知はできなかったのでしょうか。今回のクリニックでの予約の公表についてのお考えについて改めてお伺いいたします。項目2の新型コロナワクチンの障がい者への接種については、市としての取組は理解しました。引き続き関係団体の意見も聞きながら、安心してワクチン接種を受けることができるよう、御対応いただけるとのことでしたので、そのように進めていただけますようお願いいたします。以上です。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
佐々木議員の再質問にお答え申し上げます。必要な情報を市民に迅速に的確に伝えるという手段でございますが、当初8月から9月の完了を予定していた、65歳以上の高齢者を対象としたワクチン接種のスケジュールが、国の方針によりまして前倒しとなったところでございます。このため、市では、希望する高齢者に対する7月末までの接種完了を目指しまして、接種体制を検討していたところ、厚生労働省から集団接種に関するアドバイスを頂きまして、新たな接種会場として、青年センターでの集団接種会場の設置を急遽決定をしたところでございます。この決定が、6月7日の予約案内を個別に発送した後ということでございましたので、市のホームページや新聞など限られた方法による周知となったところでございます。市と致しましては、求められる時期に適切な方法で迅速に情報を提供することが市民の皆様の安心につながるということでございますので、今後、ワクチン接種に関する情報をお知らせする際には、状況に合わせまして、効果的な方法において、周知に努めてまいりたいと考えております。次に、ワクチン接種の実施に対するクリニックの公表についてでございますが、高齢者につきましては、基礎疾患を有する方が多く、重症化リスクが高いことから、安全・安心にワクチン接種を受けるためには、常に病状等を把握しているかかりつけ医の下で接種していただくことが望ましいと考えております。このことを踏まえまして、65歳以上の高齢者を対象としましたワクチン接種の実施に当たりまして、一般社団法人江別医師会と協議をしたところ、多くのクリニックから、ワクチン接種の実施についての了解を頂いたところでございます。その中で、ワクチン接種が可能なクリニックの公表につきましては、一般社団法人江別医師会の先生方から、かかりつけ患者以外の方から電話による問合せが集中するなど、通常診療への影響が懸念されるとされまして、一般社団法人江別医師会からの要望を踏まえまして、公表は行わなかったところでございます。今後、64歳以下のワクチン接種が始まりますことから、市と致しましては、引き続き、一般社団法人江別医師会や市内医療機関と協議をしながら、市民の安心につながるよう、ワクチン接種の進め方や情報の提供の在り方につきまして、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 佐々木聖子
必要な情報を市民に迅速に的確に伝える手段については、状況に合わせた効果的な方法による周知に努めるとのこと、ワクチン接種を実施するクリニックの公表については、引き続き、一般社団法人江別医師会や市内医療機関と協議しながら、市民の安心につながるワクチン接種の進め方や情報提供の在り方について検討を行うと表明されました。具体的な情報媒体や伝達手段について詳細に確認したいところですが、時間の制限がありますので行いませんが、前段私が課題として挙げた事項にも御理解いただけたと理解してよろしいでしょうか。これらも踏まえ、市民から寄せられる御意見等もしっかりと真摯に受け止めて取り組んでいただきたいです。国の方針が次から次へと変わる中、現場の職員の皆様は本当に一生懸命努力されていると思います。しかし、その一方で、市民の皆様には今回の一連の予約対応について、不安や不満を感じておられるのも事実と思います。ですので、今後とも市民の思い、不安に寄り添った御対応をよろしくお願いいたします。最後に市長として、こういった市民の思いに対してお考えがありましたらお聞かせ願います。以上です。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
ワクチン接種に関連しまして私の思いということでございますが、昨年来の感染拡大から何度も行動を自粛してほしいということが余儀なくされた市民の皆様にとりまして、一日も早くふだんの生活を取り戻したいという思いは多いと思います。その点から申し上げますと、その手段でありますワクチンの接種につきましては、一日も早く、さらには、早く予約し接種をしたいという気持ちになろうと思います。その点から申し上げますと、4月26日に予約の時点で大変混乱を招き、市民の皆さんに大変御迷惑をおかけしたと思ってございます。その後におきましても、予約時・接種時には様々な御意見を頂戴しておりますので、その状況なども把握しながら、また、他市でも様々な事案がありますので、そういう事例を参考にしながら市民の皆さんに安心して接種ができるような体制をこれからつくっていきたいと思っております。以上でございます。