みんなの議会

江別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日

(1)重度心身障がい(児)者日常生活用具の給付について/(2)小・中学校のエアコン整備とスポットクーラー等の活用について

2024年9月11日、江別市議会の一般質問で、佐々木聖子議員が「重度心身障がい(児)者日常生活用具の給付について」「小・中学校のエアコン整備とスポットクーラー等の活用について」について質問し、市長 後藤好人、健康福祉部長 岩渕淑仁、教育部長 佐藤学が答弁しました。

質問者
佐々木聖子 議員
答弁者
市長 後藤好人、健康福祉部長 岩渕淑仁、教育部長 佐藤学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 佐々木聖子

私は、佐々木と申します。よろしくお願いいたします。ただいま議長より許可を頂きましたので、質問をさせていただきます。1件目、重度心身障がい(児)者日常生活用具の給付について、1項目めの排せつ管理支援用具の給付額についてです。日常生活用具給付等事業は、日常生活用具を必要とする障がい者、障がい児を対象に、市町村が行う地域生活支援事業のうち必須事業の一つとして規定され、重度心身障がい者等の日常生活がより円滑に行われるための用具を給付または貸与することなどにより、福祉の増進に資することを目的とした事業です。費用負担につきましては、補助金の負担割合が、国が100分の50、都道府県が100分の25、市町村が100分の25となっております。厚生労働省は、障害者自立支援法に基づき、厚生労働大臣が定める日常生活上の便宜を図るための用具を定めています。用具の要件として、1、障がい者等が安全かつ容易に使用できるもので、実用性が認められるもの、2、障がい者等の日常生活上の困難を改善し、自立を支援し、かつ、社会参加を促進すると認められるもの、3、用具の製作、改良または開発に当たって、障がいに関する専門的な知識や技術を要するもので、日常生活用品として一般に普及していないものとしています。また、用具の用途及び形状については、1、介護・訓練支援用具、2、自立生活支援用具、3、在宅療養等支援用具、4、情報・意思疎通支援用具、5、排せつ管理支援用具等があり、いずれも障がい者等が容易に使用できるものであって、実用性のあるものとしています。今回は、この中の排せつ管理支援用具について質問をさせていただきます。江別市は、腸管の切除または膀胱の切除によって、肛門から排便または膀胱から排尿が困難となり、腹部に人工肛門または人工膀胱を設け排せつを行っている者を対象に、排せつ物の漏れ防止など衛生的であるもの、また、ストーマ装具の装着時に皮膚の保護、排せつ物の漏れ防止、皮膚への装具密着などのために使用するものなどを含み、ストーマ用装具について、1か月当たり、消化器の蓄便袋として8,900円、尿路の蓄尿袋として1万1,700円を上限として給付しています。しかし、近年の物価高騰による影響もあり、年々自費分の負担が大きくなってきています。一例として、尿管皮膚ろうの場合では、装具は週に2回交換タイプ、10枚入りで1万2,320円、装具を外すときに使用する剝離パック、1回2枚使用計算で50枚入り5箱で9,900円、剝がすときに洗い流さなくてもよい災害時にも水なしで汚れを落とせる汚れ落とし溶剤は、2か月もつとして6本で1万560円、尿をためておくバルンパックは、1か月に1枚交換で1箱10枚入り、2箱で1万6,280円となり、合計年間で18万4,580円かかります。市の給付上限額が1か月1万1,700円で、年間では14万400円となり、差引きすると4万4,180円の自費負担となります。また、消化器の人工肛門の場合では、装具は四、五日で交換となり、月7回で2ピースタイプは5枚入り6,160円、10枚入りは1万2,320円、1ピースタイプでは10枚入り4,290円、そのほかに皮膚保護剤が10枚で4,070円など、年間合計29万840円かかります。市の給付上限額が1か月8,900円、双孔式で1万7,800円、年間で21万3,600円となり、差引きすると7万7,240円の自費負担となります。排せつは、人間の基本中の基本です。社会参加のための外出時に、外観上外から見えないようにと衣服の中にしまえるレッグバッグを希望しても、1セット4枚入りで6,820円かかり、さらに1週間に1回の交換が必要となることから、断念せざるを得ないこともあります。逆に、皮膚状態や装具の形状から高価なものを選択しなければならないこともあります。コストをかけて便利なものを使用しないと、以前のような生活ができないこともあります。また、関連用具の品目に当てはまらないものもあります。さらに、近年の物価高騰により値上がりしている装具もあります。例として、尿路ストーマ造設後に1か月に1袋使用する採尿バッグは、10袋入り4,800円だったものが7,800円に、ほかにも、洗浄剤は1,500円から100円値上がりしています。便利なものを使うと自己負担が大きくなります。ふだんの生活がより快適に過ごせるよう、選択の幅が広がるように、物価高騰が続き多くの人が影響を受け、厳しい生活を強いられていますが、毎日の生活に欠かせない消耗品にも、物価高騰を考慮し、自己負担の軽減のために給付額の増額を求めるものです。いかがお考えか、お伺いいたします。2件目は、小・中学校のエアコン整備とスポットクーラー等の活用についてです。地球温暖化の影響により、北海道も夏の冷房機器が欠かせない状況になっています。学校施設を含め、公共施設等への暑さ対策に、順次、冷房機器の設置が進んでいます。学校施設の暑さ対策は、2023年度(令和5年度)から移動式冷房機器、スポットクーラー等を購入し、図書室、体育館、玄関等へ設置が始まりました。その年の記録的な暑さに、2024年(令和6年)6月までに保健室へのエアコンの設置、その後、本年度は普通教室へのエアコン整備がスタートし、まず、半数の小学校8校において実施設計が進められています。1項目め、エアコン設置の進捗状況と今後の設置計画について。学校の規模や設置環境等により大規模な工事となることから、期間を要すると思いますが、猛暑が続く夏の暑さ対策はなるべくスピーディーな対応が求められます。エアコン設置の状況と残りの小学校普通教室への設置をはじめ、特別教室への設置及び中学校への設置完了についてお伺いいたします。2項目め、購入したスポットクーラー等の活用について、エアコン設置が徐々に進む一方、先に購入した移動式冷房機器の活用についてお伺いいたします。市内小学校25校で、スポットクーラー48台、大型扇風機35台を購入し、設置されています。施設の電圧不足で一斉に使用することが困難な場所もあり、時間調整や使用場所の工夫などにより使用されています。エアコンが整備されても、校内において活用の方法はいろいろあると考えられますが、全てが必要とはならないと思います。エアコン整備後の活用についての計画等の有無や考え方をお伺いいたします。3項目め、スポットクーラー等の夏季休業中の活用について。市役所庁舎においても、今年、市民が訪れる窓口にクーラー等が設置されました。しかし、一部しか対応できず、全体では劣悪な状態が続いています。本庁舎や各別館棟は老朽化しており、冷暖房の整備が遅れていますが、新庁舎の建設計画が進んでいることもあり、大がかりな設備投資は難しい状況です。しかし、中で働く職員の環境整備も行われないと、健康被害や仕事の効率も悪化し、市民サービスの低下にもつながります。各職場の状況を把握し、対策を講ずることが必要と考えます。また、まだ窓口以外にも市民が訪れる部署もあり、設置可能な場所に対しての活用も必要と考えますがいかがお考えか、お伺いいたします。以上、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 後藤好人

佐々木議員の一般質問に御答弁を申し上げます。私からは、小・中学校のエアコン整備とスポットクーラー等の活用についてのうち、エアコン設置の進捗状況と今後の設置計画についてお答え申し上げます。市では、昨年夏の記録的な猛暑を受け、児童生徒が安全で快適な学習環境の中で学ぶことができるよう、学校施設の暑さ対策をより一層強化する必要があると考えております。小・中学校へのエアコン設置に当たっては、室外機の設置場所の確保、学校施設全体の電気容量、多額の財源など様々な課題があり、短期間で全ての教室に設置することは難しいことから、まずは、児童生徒が体調を崩したときなどに静養できるよう保健室へのエアコン整備を優先して進めることとし、この事業につきましては、令和5年度補正予算で事業化し、令和6年6月に全校に設置が完了しております。議員が御質問の普通教室等へのエアコンの今後の設置計画でありますが、現在実施設計を進めている小学校8校につきましては、来年度以降、設置工事を進めていくこととしており、残りの小学校、中学校につきましても、順次、実施設計に着手する考えであります。いずれに致しましても、市と致しましては、児童生徒に快適な学習環境を提供することは重要と考えておりますことから、早期のエアコン設置に向け、事業を進めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、健康福祉部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 健康福祉部長 岩渕淑仁(健康福祉部長は2025年3月まで)

私から、重度心身障害(児)者日常生活用具の給付について御答弁を申し上げます。排せつ管理支援用具の給付額についてでありますが、排せつ管理支援用具の給付は、昭和59年にストーマ保有者への身体障害者福祉法の適用が開始された際に、国の補装具給付制度の対象品目となり、平成18年の障害者自立支援法施行時に、日常生活用具給付等事業として市に移管されたものであります。日常生活用具の給付は、重度の障がいがある在宅の方の日常生活がより円滑に行われるよう、障がいの状況に応じた生活用具を給付する制度であり、原則として自己負担は1割ですが、所得に応じて月額上限額が設定されております。利用されている方のうち最も多い非課税世帯の方につきましては、基準額内の利用であれば、自己負担なしで利用できるものです。ストーマを造設した方への排せつ管理支援用具の給付に当たっては、江別市重度心身障がい児(者)日常生活用具給付等実施要綱により基準額を定めているところであり、ストーマ用装具の対象品目としては、蓄便袋、蓄尿袋のほか、附属品として、皮膚保護用品、蓄尿バッグ、消臭剤等の品目を認めております。このうち申請件数の多い蓄便袋の価格を確認したところ、昨年度以降5%程度上昇していることが分かりました。議員が御質問の物価高騰を考慮した基準額の増額につきましては、現在の市の基準額は、石狩管内他市と比較して同程度でありますが、ストーマ用装具の価格上昇が認められることから、他市の状況を調査してまいりたいと考えております。以上であります。

答弁 教育部長 佐藤学

私から、小・中学校のエアコン整備とスポットクーラー等の活用についての御質問のうち、2件について御答弁申し上げます。まず、購入したスポットクーラー等の活用についてでありますが、小・中学校では、学校内の暑さ対策として、これまで各学校の予算により、スポットクーラーや窓付け簡易エアコンなどを整備してきております。加えて、教育委員会では、学校内で気軽に涼を取ることができるスペースの整備をさらに進めるため、令和6年3月に、国の補助金を活用し、各学校の希望に応じた冷房備品を追加配置したところであります。令和6年8月1日現在で冷房備品の設置状況を調査したところ、市内25校に設置されているスポットクーラーと窓付け簡易エアコンは、合計422台となっております。議員が御質問の学校施設のエアコン整備後におけるこれらの活用についてでありますが、現在進めているエアコンの整備計画では、普通教室や職員室など、日常的な使用頻度の高い部屋にエアコンを設置することとしており、設置を予定していない特別教室においては、現在、普通教室を中心に使用しているスポットクーラー等を引き続き使用することとしております。教育委員会と致しましては、来年度以降のエアコン整備に合わせ、スポットクーラー等の冷房備品の必要数を学校ごとに精査することとしており、余剰がある場合には、ほかの公共施設等への設置など、市全体として無駄なく活用できるよう、市長部局と連携しながら対応してまいりたいと考えております。次に、スポットクーラー等の夏季休業中の活用についてでありますが、先ほど御答弁を申し上げましたとおり、市内小・中学校25校には、スポットクーラーと窓付け簡易エアコンが合計422台設置されており、こうした冷房備品は、夏季休業中におきましても、部活動の実施や夏休み学習会の開催などのために使用することから、稼働していない期間は、学校閉庁日など僅かな期間に限られております。さらに、大型備品であるスポットクーラー等を頻繁に運搬、移動させることは故障等につながるおそれもあり、夏季休業中に学校外に持ち出して使用することは難しいものと考えております。教育委員会と致しましては、今後、学校施設のエアコン整備により、スポットクーラー等に余剰が生じた場合には、夏季休業にかかわらず、ほかの公共施設等への設置など、市全体として無駄なく活用できるよう、市長部局と連携しながら対応してまいりたいと考えております。以上であります。

再質問 佐々木聖子

それでは、それぞれ要望、再質問をさせていただきます。1件目の1項目めの排せつ管理支援用具の給付額については、要望と致します。価格上昇を確認いただき、今後、他市の状況を調査いただけるとの御答弁でした。物価高騰の折、社会全般的に物の値段が上がり、日々の生活を圧迫しています。1つだけよければよいという話ではありませんが、日常使う消耗品は生活する上で欠かせないものです。日常生活が円滑に安心して暮らせるように、全体を含めて実態に即した見直しを要望いたします。2件目の1項目め、エアコンの今後の設置計画については、再質問と致します。現在、全小・中学校の保健室への設置を完了し、小学校8校の普通教室設置の実施設計が進められており、今後は、残りの小学校、そして、中学校へと順次早期の設置に向けて進めていくとの御答弁でした。一日でも早く設置を要望するものですが、普通教室への設置が完了した後の特別教室等へのエアコン設置について、現段階でのお考えをお伺いいたします。2項目めの購入したスポットクーラー等の活用についても再質問を致します。エアコン整備後、ほかの公共施設等への設置など、無駄なく活用していくとの御答弁でしたが、ほかの公共施設等について、1点確認いたします。災害時には、小・中学校は避難所となりますが、まず、市民会館、公民館、体育館等が避難場所となります。災害時の対応として、日頃より備品として管理し活用することも可能か、お伺いいたします。3項目め、夏季休業中の活用については、要望と致します。夏季休業にかかわらず、ほかの公共施設等への設置など、市全体として無駄なく活用できるよう、市長部局と連携しながら対応していくとの御答弁でした。実際に、猛暑の中、健康被害も出ていますので、暑さ対策として有効活用を要望いたします。以上で、要望と再質問を終わります。

答弁 教育部長 佐藤学

小・中学校のエアコン整備とスポットクーラー等の活用についての再質問に御答弁申し上げます。まず、普通教室へのエアコン設置完了後における特別教室への設置についてでありますが、現在進めているエアコンの整備計画では、特別教室にエアコンを設置する予定はありませんが、先ほど御答弁を申し上げましたとおり、現在、普通教室等で使用しているスポットクーラー等を活用することで、児童生徒への快適な学習環境の提供に努めてまいりたいと考えております。次に、災害対応用の備品として管理、活用することについてでありますが、教育委員会では、来年度以降のエアコン整備に合わせ、学校と相談の上、冷房備品の必要数を精査することとしており、先ほど御答弁を申し上げましたとおり、スポットクーラー等に余剰がある場合には、市全体として無駄なく活用できるよう、市長部局と連携しながら対応してまいりたいと考えております。

再質問 佐々木聖子

それぞれ要望で終わりたいと思います。2件目の1項目めのエアコンの今後の設置計画については、現在のエアコン整備計画は、普通教室への設置事業で、とにかくまずは全普通教室への設置が優先で、スタートしたばかり。また、次の段階については未定との御答弁でした。早くに予算化して整備に向けて取り組んでいただいたことに感謝しますが、引き続き、普通教室への設置完了後の状況を見極めつつ、特別教室等へのエアコン設置についても、ぜひ御検討を要望いたします。2項目めの購入したスポットクーラー等の活用については、災害対応については所管が異なることから、市長部局と連携しながら対応との御答弁でした。これは、しっかりと連携しての取組を要望いたします。以上を要望し、質問を終わります。

出典:江別市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる