江別市議会 令和2年第3回定例会 2020年9月11日
(1)コロナ禍における避難所運営のあり方について/(2)起業家支援について/(3)孤立死について
2020年9月11日、江別市議会の一般質問で、齊藤佐知子議員が「コロナ禍における避難所運営のあり方について」「起業家支援について」「孤立死について」について質問し、市長 三好昇、総務部調整監 高橋孝也、健康福祉部長 佐藤貴史が答弁しました。
- 質問者
- 齊藤佐知子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、総務部調整監 高橋孝也、健康福祉部長 佐藤貴史
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 齊藤佐知子
議長より許可をいただきましたので通告に従いまして順次質問いたします。最初に、コロナ禍における避難所運営のあり方についてお伺いいたします。近年、大規模地震や大規模水害など、想定を超える自然災害が頻発化しています。こうした自然災害に対して、避難所を開設する場合には、新型コロナウイルス感染症の影響が広がる現下の状況を踏まえて、感染症への対策に万全を期すことが重要となっています。発生した災害や被害者の状況等によっては、避難所の収容人数を考慮し、過密状態を防止するため、あらかじめ指定した避難所以外の避難所を開設するなど、通常の災害発生時よりも可能な限り多くの避難所の開設を図る必要があります。また、避難所における感染症リスクを下げるためのスペースの利用方法など、コロナ禍における避難所運営のあり方についてお伺いさせていただきます。質問1点目に、避難所の開設についてお伺いいたします。避難所として開設可能な公共施設などの活用については、国から検討するよう通知されていると思いますが、市内のホテルや旅館の活用について、当市の現状はどのようになっているのでしょうか。また、ホテルや旅館などにはどのような避難者を受け入れることがよいのか、例えば、高齢者や基礎疾患のある方、障がい者、妊産婦など優先的に避難させる人を事前に検討し、優先順位の考え方を決めておく必要があると考えます。御見解をお聞かせください。質問2点目に、分散避難についてお伺いいたします。避難とは、難を避けることであり、必ずしも避難所に行くことではありません。新型コロナウイルスの感染リスクを考えても、安全な場所に避難することを住民に改めて周知・広報する必要があると考えます。災害時に避難が必要な方に対しては、避難所が過密状態になることを防ぐため、可能な場合は親戚や知人の家などへの避難を検討するよう周知する必要があります。その上で、分散避難によって災害物資の届け先がふえるため、どう対応するのか検討が必要と考えますが、御見解をお聞きいたします。質問3点目に、避難所の感染症対策についてお伺いいたします。避難所における感染症対策を強化し、避難者に対して手洗いやせきエチケットなどの基本的な感染対策を徹底するとともに、備蓄物資の充実が必要です。感染症予防に必要となるマスクや消毒液、非接触型体温計、フェイスシールドなどの備蓄、大型発電機の設置などの推進を図る必要があります。また、避難所での感染症の蔓延を防ぐため、段ボールベッドや段ボール間仕切り、パーティション、飛沫感染防止シールドなどの備蓄積み増しとともに、保管スペースの確保が必要です。避難所内の十分な換気やスペースの確保、避難所全体のレイアウト・動線など、感染症対策に配慮した避難所運営のあり方についてまとめておく必要があると考えます。御見解をお聞きいたします。質問4点目に、女性の視点を生かした避難所の運営についてお伺いいたします。東日本大震災の発災当時を振り返ると、避難所に授乳スペースがなく、トイレは男女共同であったり、これは防災の意思決定の場に女性の参画が少ないことが大きな要因であったことが指摘されております。女性の視点から防災対策を進めることは、高齢者、障がい者など全ての人に通じていくことになります。避難所での感染防止対策は、より多くの避難所が必要となる中、3密を避けるなどの対策を徹底し、女性の視点を生かした避難所の運営が必要と考えます。御見解をお伺いいたします。質問5点目に、発熱、せきなどの症状が出た避難者の対応についてお伺いいたします。避難所における良好な生活環境を確保するためには、感染症を発症した可能性のある避難者と一般の避難者とのゾーン、動線を分け、個室などの専用のスペースを確保し、専用のトイレを用意することなどが必要と考えます。このような課題にどのように取り組まれるのか、お伺いいたします。江別市は、本年8月に避難所運営マニュアルを改訂したところですが、以上の5点についてお伺いいたします。次に、起業家支援についてお伺いいたします。起業家とは、みずから事業を起こす者をいいますが、通常、ベンチャー企業を開業する者を指す場合が多いとのことです。起業家への支援として、1中小企業診断士による事業計画等に対する助言、2起業に必要な知識を身につけられるセミナーの開催、3入居企業が応分で支払う共有部賃料を市が負担することで入居企業の賃料軽減など、当市として支援しているところです。起業家が入居する環境として、元町アンビシャスプラザは地域経済の活性化を図り、起業家の発掘と育成をするための環境として整備され、今日に至っているものと考えます。若い起業家は、思いがあっても経済的に厳しく、起業することを断念することにつながります。元町アンビシャスプラザは、起業家を育てる環境として重要な環境と考えるところですが、起業家を志す方々への情報発信はどのようにされているのか。そういった方々の声をどのように吸い上げているのか。ニーズにかなった環境として整備することが必要と考えます。以上述べまして、質問1点目、元町アンビシャスプラザの設置目的と現状についてお伺いいたします。質問2点目、元町アンビシャスプラザの今後の方向性についてお伺いいたします。次に、孤立死についてお伺いいたします。令和2年版高齢社会白書によると、令和元年10月1日現在、日本における65歳以上の高齢者は3,589万人と、全人口の28.4%が高齢者です。さらに、ひとり暮らしをしている高齢者の数は、年々増加の一途をたどっています。この白書によりますと、2018年時点で約683万人の高齢者がひとり暮らしだと判明しているとのことです。これを男女別に見ますと、65歳以上の高齢者のうち男性で5人に1人、女性で4人に1人がひとり暮らしをしています。ひとり暮らしをする高齢者、いわゆる独居老人は今後も増加すると見込まれており、2035年には842万人の高齢者がひとり暮らしになると予測されています。内閣府の調査では、高齢者のグループ活動への参加状況を見ますと、他の人と交流できるグループ活動に参加したことがある高齢者は、2013年で約6割、残りの4割の人は、家族以外の人と交流する機会がなくなっていると考えられるとのことです。独居老人の増加により、孤立死が社会問題となっております。少子化、未婚率の上昇などさまざまな事情から家族と世帯をともにしない高齢者がふえている中、多くの高齢者がこの危険にさらされています。北海道の調査によりますと、死後1週間を超えて発見される孤立死した人は、2017年に道内32市町村で110人に上ったことが明らかになっております。ほぼ3日に1人が孤立死するといった深刻な状況にあります。このうちの7割を高齢者が占めています。生活保護や介護などの制度を利用しないため、行政の目が届きにくい人も多くいます。地域全体で危機感を共有する必要があると考えます。官民で協力して、きめ細かく見守る体制を整え、孤立死を未然に防ぐことが重要です。道内で暮らす65歳以上の独居高齢者は、2015年は約32万人ですが、2035年には約38万人になると予想されています。今後、地域で暮らす高齢者は一層増加していく状況にあり、住民同士の助け合いや地域で見守り合う形をつくることも大切なこととなります。札幌市では、町内会単位で見守りの対象世帯と支援者世帯がわかる福祉マップの作成などに取り組んでいます。作業を通じて地域のきずなが強まり、情報の共有化も進むとのことです。災害弱者の把握にも役立つことになります。当然プライバシーには細心の注意を払わなければなりません。手助けが要るにもかかわらず、近所つき合いの苦手な人もいます。北海道の調査では、孤立死の7割が男性でした。高齢化とともに男性は人間関係が希薄になりがちであるため、日常の声かけや行事の開催、雪かきなどのボランティアを通じて、ふだんから信頼関係を築いていくことが必要です。ポストに郵便物がたまっていたり、日中でもカーテンが閉まったままになっていたり、異変を素早く察知するには、さまざまな日ごろの目配りが重要です。新聞や宅配業務など地域にかかわる他機関との連携も必要と考えます。以上述べまして、質問1点目、当市の孤立死の認識について御見解をお伺いいたします。質問2点目、孤立死防止に向けた取り組みについて御見解をお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終了いたします。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
齊藤議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、起業家支援についてお答え申し上げます。まず、元町アンビシャスプラザの設置目的と現状についてでありますが、元町アンビシャスプラザは、ベンチャービジネスなどを育成・支援するインキュベート施設として、平成15年に株式会社元町開発公社と市の共同により開設されたもので、新産業の創出や雇用の拡大など、市内経済の活性化を図るために設置されたものです。この施設は、元町アンビシャスプラザに関する協定書において、株式会社元町開発公社が管理運営を行い、市が入居者の募集を行うこととされており、現在9室のうち6室が入居中となっております。また、元町アンビシャスプラザの入居対象者は、元町アンビシャスプラザ運営要綱において、情報処理・提供サービス業及びソフトウエア業等に属する起業家及び市内の企業、大学等の学術機関、試験研究機関等との交流または異業種間において、研究開発事業等を共同で行っている者または行おうとする者としております。市では、起業家を志す方々に対し、市のホームページや広報、創業支援セミナー、創業支援相談員との面談のほか、江別商工会議所のスタートアップセミナーなどで、適宜、元町アンビシャスプラザの情報発信を行ってきております。また、入居に関する問い合わせがあった場合には、株式会社元町開発公社とともに、施設の内覧対応などを行う中で、入居者の要望の把握に努め、入居の拡大に努めております。次に、元町アンビシャスプラザの今後の方向性についてでありますが、新たな産業の創出や雇用の拡大のため、市が創業支援を行うことは、地域の活力を維持する上で重要なことと考えており、その中でもインキュベート施設である元町アンビシャスプラザは、創業を希望される方や創業間もない方に対し、必要な施設であると認識しております。現在、この施設には空床がありますことから、今後は創業を希望されている方々へ、この施設の情報が届くよう、幅広くPRを行うとともに、江別市創業支援相談員による、事業立ち上げにおけるアドバイスや江別市中小企業融資制度の紹介など、当市の創業支援メニューを活用できることについてのPRも、あわせて行ってまいりたいと考えております。また、施設開設からことしで17年が経過し、これまで20社以上の入居があったところですが、令和4年度末に、株式会社元町開発公社との施設設置に係る協定が期限を迎えることから、入居条件や管理体制、施設のIT化など、時代のニーズに合った環境となるよう、今後の方向性について、株式会社元町開発公社と相談してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、総務部調整監ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 総務部調整監 高橋孝也(総務部調整監は2022年3月まで)
私から、コロナ禍における避難所運営のあり方について御答弁申し上げます。市では、災害時にできるだけ多くの避難所を確保するため、国の通知に基づき、市内のホテルや旅館の活用について、検討を進めてまいりました。コロナ禍における避難所の対応といたしまして、指定避難所とは別に、ホテルを臨時的な避難所として利用することについて、市内ホテルと協議を進め、8月上旬に臨時避難所の設置運営等に関する協定を締結したところであります。御質問の避難所として開設するホテルの利用につきましては、二次的な避難所としての利用を想定しており、宿泊施設の特性を生かし、高齢者や障がい者など、配慮が必要な方を優先的に受け入れる方針であります。次に、分散避難についてでありますが、国は、新型コロナウイルス感染症を踏まえた災害時の避難について、安全な場所にいる人まで避難場所に行く必要はないこと、また、分散避難として安全な親戚・知人宅への避難の検討など、知っておくべき五つのポイントについて啓発しております。そのため、市では、この避難行動のポイントについて、市ホームページへの掲載や、自治会や自主防災組織等への資料送付のほか、本年8月に改訂した避難所運営マニュアルにも掲載するなど、周知・啓発に努めているところであります。また、親戚や知人宅へ分散避難された方への物資の提供は、在宅や車中泊で避難されている方については、お近くの開設された避難所に、あらかじめ避難者として届け出をしていただき、物資等を必要とする場合には、災害時の情報発信や物資提供などの拠点となる避難所において提供することとし、配慮が必要な方につきましては、個別に対応することとしております。なお、各家庭における平時からの備えとして、最低3日分、推奨1週間分の水・食料などの備蓄をお願いしているところでありますので、引き続き、各家庭での備蓄について、周知・啓発に努めてまいりたいと考えております。次に、避難所の感染症対策についてでありますが、避難所において感染の拡大を防止するため、市では必要な物資の備蓄のほか、避難所運営マニュアルを8月に改訂したところであります。感染症対策の備蓄物資といたしまして、常時マスク3万枚を確保しているほか、手指消毒液、段ボール間仕切りなどに加え、新たに飛沫感染を防止するためのパーティション、フェイスシールド、ラミネートガウンなどの備蓄物資の追加を行っております。御質問の感染症対策に配慮した避難所運営についてでありますが、このたび改訂した避難所運営マニュアルの中で、感染症対策の一般的なポイントをまとめ、掲載しているところであります。避難者スペースの取り扱いといたしましては、避難者同士の距離をとるため、1人当たりのスペースを2平方メートルから4平方メートル程度に変更を行い、受け付け時の対応では、非接触式体温計による検温を行い、37.5度以上の体温が確認された場合は、専用受付へ誘導する。基礎疾患などの健康状態を確認し、体調不良者は受付から動線を分けて対応するなどとお示ししているところであります。市といたしましては、この避難所運営マニュアルについて、市ホームページや広報、出前講座などを通じて、市民に周知してまいりたいと考えております。次に、女性の視点を生かした避難所の運営についてでありますが、避難所は、限られた空間の中で衛生面やプライバシーに配慮しながら、多くの方々が生活することになり、過去の災害時においては、トイレや授乳室の設置など、避難所の運営に女性の視点が必要であるとの指摘をされております。国は、本年5月に男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドラインを策定し、女性の視点からの取り組みを進め、地域防災力の強化を図ることとしております。市では、江別市地域防災計画において、避難所の運営における女性の参画を推進するとともに、男女のニーズの違い等に配慮することとしており、この考え方について、これまで訓練や出前講座を通じて周知・啓発に努めてきたところであります。また、新たに改訂した避難所運営マニュアルには、必要に応じて、更衣室や授乳室の設置を検討するなど、女性に配慮することを盛り込んだところであります。今後におきましても、女性の視点を生かした避難所運営について、訓練等に参加される皆様の御意見をお聞きしながら、災害時に対応できるよう、取り組んでまいりたいと考えております。次に、発熱・せきなどの症状が出た避難者の対応についてでありますが、改訂した避難所運営マニュアルでは、避難者の受け入れの際に、発熱やせきなどの症状があるなど、感染症の疑いがある方が避難してきた場合に備え、専用のスペースや、入り口、トイレまでの専用の動線、可能な限りほかの避難者から離れたスペースなどを事前に確保することとしております。また、実際に感染の疑いがある方が避難してきた場合には、専用スペースに誘導し、一般の避難者とスペースを分けるとともに、災害対策本部を通じて保健所に連絡、相談をし、その指示に従うこととしております。市といたしましては、感染の疑いがある避難者の対応につきましては、避難所運営訓練などを通じて検証を重ねながら、万全を期してまいりたいと考えております。私からは、以上であります。
答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)
私から、孤立死についての質問に御答弁申し上げます。初めに、現状認識についてでありますが、孤立死という言葉は、法的に明確な定義はありませんが、内閣府の令和2年版高齢社会白書によると、誰にも見取られることなく亡くなった後に発見された死と表記されております。当白書におきましては、孤立死を身近な問題だと感じる人の割合は、60歳以上の人では34.1%であり、そのうちひとり暮らし世帯では50.8%と、5割を超えています。また、本年、市が実施した江別市高齢者総合計画の策定に関する市民向けの実態調査では、今後、特に力を入れてほしい施策として、ひとり暮らしなどの高齢者の見守り・助け合い活動と答えた方が最も多く、40歳以上の約4割の方から回答をいただいているところであります。江別市においても、ひとり暮らしの高齢者などが増加し、今後、孤立状態に陥る方がふえるものと考えておりますことから、こうした状況を踏まえた対応がより重要になってくるものと認識しております。次に、孤立死防止に向けた取り組みについてでありますが、孤立死の防止につながる取り組みとして、見守りや社会と接する機会を創出することが重要であると考えております。このため、見守りの取り組みといたしましては、民生委員や自治会が日ごろから行う見守りや訪問活動、有償ボランティアの電話による安否確認のほか、市内郵便局、新聞販売所などの民間事業者の見守り活動などを実施しているところであります。また、社会と接する機会を創出する取り組みとして、住民主体の通いの場や高齢者クラブの活動のほか、社会福祉法人江別市社会福祉協議会が自治会と連携して、地域交流活動への参加の呼びかけなどを実施しているところであります。市といたしましては、さまざまな人々のかかわりが、高齢者等の社会的孤立の防止や孤立状態の早期発見につながるものと考えております。こうしたことから、地域住民、福祉関係機関、民間事業者などとのさらなる連携強化を進め、重層的に支え合う体制の充実に努めてまいります。以上でございます。
再質問 齊藤佐知子
2回目の質問と要望をさせていただきます。件名1コロナ禍における避難所運営のあり方について、項目4の女性の視点を生かした避難所の運営について要望いたします。ことし7月に九州南部から東海地方にかけて豪雨災害が発生しました。今回は、コロナ禍ということで、感染症対策を徹底した避難所の運営を初めとした対応が求められました。これは今後も続いていくことと思います。被災した熊本県には、内閣府の調査チームの一員として男女共同参画局の職員が派遣され、政府が5月に作成した災害対応力を強化する女性の視点、男女共同参画の視点からの防災・復興ガイドラインをもとに更衣室の設置や性犯罪、性暴力防止の啓発チラシを配布したとのことです。今後は、女性の防災分野での人材が必要です。東京都のある調査によりますと、水や食料などの防災用品を備蓄しようと思う女性は全体の約6割に上り、意識は高いのですが、防災訓練や防災研修に参加している女性は約1割とのことです。また、最前線の自主防災組織や町内会の女性役員の参画も低いのが現状とのことです。防災に関する知識の普及とともに、あらゆる分野に女性の参画を促していくことが重要です。その上で、平時の訓練以上のことはできませんので、平時から備えることが必要です。いざ災害が起きたときには、その影響やニーズが男女で違いますし、障がいの有無や要介護者などへの配慮を事前に認識して体制を整備する必要があると考えます。避難所の運営、備蓄品として妊婦や乳幼児に必要なもの、トイレの設置場所や要介護者などの対応、さらに、その後の復旧・復興の全ての段階で女性の視点を反映させることが重要と考えます。この件については要望といたします。次に、件名3孤立死について再質問させていただきます。項目3孤立死防止に向けた取り組みについてお伺いいたします。我が国は、世界一の長寿国であります。あわせて、高齢化や核家族化が進展していることから、高齢期のひとり暮らしも長期化しています。このように長期の孤立したひとり暮らしは、社会関係、人間関係の希薄化した孤独なひとり暮らしに陥りかねません。今後、孤立生活が一般的なものとなる中で、人の尊厳を傷つけるような孤立死、つまり、社会から孤立した結果、死後、長期間放置されるような孤立死が発生しないようにする必要があります。孤独なひとり暮らしを解消して、人の尊厳を傷つけるような悲惨な孤立死を未然に回避するために、地域で低下したコミュニティー意識を掘り起こし、活性化することが最重要であります。全ての高齢者が社会の一員であり、地域社会の大切な存在であることを再認識する必要があると考えます。御答弁で、地域住民、福祉関係機関、民間事業者などとのさらなる連携強化を進め、重層的に支え合う体制の充実に努めていくとのことですが、それぞれの関係者が孤立死に対する意識を高めていくことや、連携強化を進めるための仕組みが必要と考えます。御見解をお聞かせください。
答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)
私から、孤立死防止に向けた取り組みについての再質問に御答弁申し上げます。市内で単身世帯が増加傾向にあることを踏まえ、市といたしましては、関係機関や関係団体などが集まるさまざまな機会を利用し、社会から孤立することによる課題や、見守りを初めとした周囲の人々とのかかわりの必要性を説明するなど、孤立死防止に向けた意識の醸成を図ってまいりたいと考えております。また、これまでも、地域の自治会や民生委員を含む、多職種が連携した検討会議や研修会などを開催してきておりますが、今後におきましては、社会福祉法人江別市社会福祉協議会を初め、市内の関係団体などと協議し、さらなる取り組みの強化について、検討してまいりたいと考えております。以上でございます。