みんなの議会

江別市議会 令和元年第1回定例会 2019年3月5日

(1)市長の政治姿勢について/(2)会計年度任用職員制度について/(3)防犯カメラの運用について/(4)放射性物質に関する対応について

2019年3月5日、江別市議会の一般質問で、干場芳子議員が「市長の政治姿勢について」「会計年度任用職員制度について」「防犯カメラの運用について」「放射性物質に関する対応について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 後藤好人、生活環境部長 高橋孝也が答弁しました。

質問者
干場芳子 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 後藤好人、生活環境部長 高橋孝也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 干場芳子

最初に、市長の政治姿勢について伺います。1点目は、市民参加に対する認識について市長に伺います。2009年7月に施行されました江別市自治基本条例は、ことしで10年目となります。自治は市民一人一人から出発するものです。国のエリートの専門家による分析から始まるものではありません。私はこうしたい、こう生きていきたい、こんなまちにしたいという市民一人一人の思いから出発します。そして当然、思いは一人一人違いますので、みんなで話し合い、合意に達し、その合意で社会を築いてくことが地方自治であると考えます。地域や行政の全ての課題を市民が十分に理解し、全員で議論を深めることは不可能です。ふだんの決定は、選挙で選んだ首長と議員が行います。ただし、いざとなったら大事なことは市民が決めるべきです。私たちは人口減少社会を迎えています。子供を安心して産み育てることができ、子供が豊かに成長する社会は、出生率を上げるためではなく、私たちの幸せのために必要です。市民の要望をあれもこれも実現しようというのはもう通用しません。本当に必要なものは何なのか、社会の仕組みをどう変えていくのか、合意形成が大変重要ですが、そう簡単ではありません。首長も職員も時代と向き合い、市民と向き合い議論することが大切です。これまで以上に市政への市民参加は不可欠であり、今後ますます重要です。改めて市長が市政運営を行っていく上で、これまでどのように市民と向き合ってきたのか、市民参加の重要性について認識を伺います。2点目は、子供の権利に対する考え方について伺います。日本では、子供たちへの暴力、いじめ、不登校などの件数は減少する兆しがなく、不十分な家庭養育など、これらが大きな社会問題となっており、解決されていない状況です。特に今日では、児童虐待の問題が社会全体に強く認識され、緊急かつ適切な対応を迫られていることは言うまでもありません。千葉県野田市で小学4年生の女児が虐待により死亡した事件は、自分の父親に繰り返し虐待された痛ましい事件です。加えて腹立たしいのは、児童相談所が女児を一時保護していながら、保護を解除して家に帰したり、何度もSOSが発せられていたにもかかわらず、学校などがそれを見落として対応を誤ったことです。DVを受けていた母親も逮捕ではなく、保護されるべき存在であったと言えます。子供たちは、複雑な社会構造の中で精いっぱい生き抜こうとしています。子供は保護されるだけの非力な存在ではなく、権利の全面的な主体であり、大人とともにまちづくりを進めていく大切な市民、パートナーです。わがまま助長論には、子供が権利を主張して言うことを聞かない、しつけ・教育ができない、園・学校・社会の秩序が保てなくなるという本音や心配があります。わがままとは具体的にどんな言動で、それは子供の権利とどう関係しているのでしょうか。これらを具体的に検討することなく、子供のわがままな言動を子供の権利に責任転嫁したり、子供による権利の主張をわがままと切り捨てたりしているのではないでしょうか。実際、大人は子供に子供の権利を伝えていませんし、子供は子供の権利を十分に知りません。大人は子供を差別や暴力から守り、子供と誠実に向き合い、子供の思いを受けとめ、子供の最善の利益のために、ともに考え支えていく責任があります。子供の権利、あわせて条例について市長の認識を伺います。2件目に、会計年度任用職員制度について伺います。総務省は、地方公務員の人件費削減を行うことを目的として、これまで集中改革プランや定員削減計画、市町村合併、公共施設の指定管理者制度や民間委託、賃金削減などを主導してきました。結果、各自治体の正規職員が大幅に削減され、自治体に対するニーズや行政の多様化によって業務量は増大し、本来ならば正規職員が行うべき業務を臨時職員・非常勤職員をふやすことで対応しているのが現状と言えます。こうしたことから、各自治体の臨時職員・非常勤職員数は、全体の30%から40%を超える自治体も存在し、今や全国に約70万人いると推測されています。また、自治体は臨時職員・非常勤職員を雇用する場合は、業務実態に応じ、地方公務員法第3条第3項第3号、地方公務員法第17条、地方公務員法第22条の3パターンの根拠に基づいて採用しなければなりませんが、その根拠がまちまちな自治体があると言われています。このような中、2017年5月に地方公務員法、地方自治法が改正され、2020年4月より、臨時職員・非常勤職員の処遇改善、任用根拠を厳格化する会計年度任用職員制度がスタートします。会計年度任用職員制度の法定化は、非正規労働というシステムを法的に認め、温存してしまうことを意味しています。制度の導入によって、正規職員の配置が抑制されるという事態をもたらす可能性があることから、労働組合にとってもろ刃の剣といった状況とも言えます。法の改正により、従来の臨時職員・非常勤職員制度から改善された事項として、第1は任用根拠の明確化、第2は法の定めにより従来の非常勤職員には支給できなかった手当が支給できるようになったこと、第3は再度の任用の法定化で、会計年度任用職員制度の導入が可能であることが法律の条文中に書かれませんでしたが、衆参両院の国会の附帯決議に明記されたことです。新制度に切りかわるに当たって懸念されることがあります。一つ目は、既得権の剥奪です。現行制度では、法的根拠が曖昧な中で、臨時職員・非常勤職員の労働条件は各自治体の労使交渉によって積み上げられていると認識しますが、これが新制度への切りかえによってリセットされ、労働条件の悪化や、場合によっては移行時の雇いどめが行われる可能性があります。移行に当たっての参議院の附帯決議第3項に、不利益が生じることなく、適正な勤務条件の確保が行われなければならないとうたわれています。労働組合の果たすべき役割も大きいと認識します。二つ目は、自治体財政の負担増への対応です。会計年度任用職員には、少なくとも期末手当の支給が可能になりますので、その処遇改善分の財源の確保が必要です。1点目は、新制度の概要について伺います。2点目は、臨時職員・非常勤職員の現状と新制度下での任用形態についてどのようにお考えか、見解を伺います。3点目は、2020年度のスタートに向けた当市の検討状況について伺います。4点目は、新制度に向けた具体的なスケジュール等について伺います。導入するに当たって、自治体は、単に従来の臨時職員・非常勤職員に置きかえるという発想ではなく、会計年度任用職員という新たな一般職員の公共サービス提供者が生まれるという考えを持つ必要があると考えます。処遇だけを新制度にあわせて調整すればよいというわけではなく、どのような仕事を会計年度任用職員に担当してもらうかを改めて考えなければなりません。職務の分担や職員配置にも影響してくる可能性があります。2020年4月1日の施行日から逆算すると、自治体の条例に基づき、会計年度任用職員の新規採用が行われます。こうしたことを見越した導入に向けたスケジュールについて、どのようにお考えか伺います。5点目は、公共サービスの多様化に対応し、安定的にサービスを提供するためには、制度移行に当たって、経験、スキルのある人材を確保する必要があります。現に働いている臨時職員・非常勤職員を会計年度任用職員に移行することが市民の利益につながると考えますが、見解を伺います。6点目は、新制度の導入により、会計年度任用職員の給与・報酬等の処遇については、江別市職員労働組合との協議・意向が反映されることが求められると考えますが、いかがか伺います。7点目は、臨時職員・非常勤職員の実態から、育児、介護休業制度の整備が必要と考えますが、子育て応援のまちとしての考え方や今後の対応について伺います。最後に、臨時職員・非常勤職員の適正な任用、勤務条件を確保することを目的とした地方自治法、地方公務員法の改正の趣旨を踏まえ、地方財政計画に必要な財源を盛り込むよう国に要請していくべきと考えますが、財源の措置についてどのようにお考えか伺います。3件目に、防犯カメラの運用について伺います。近年、防犯対策として設置される防犯カメラの設置拡大とともに、市民からは、プライバシーの観点から不安であるとの声が上がっています。本年2月13日、札幌市白石区の本郷町内会では、市の補助金を見込んで昨年設置した防犯カメラ全4台について撤去することを決めました。一部住民からプライバシーへの配慮を求められたためです。撤去は市内で初めてであり、町内会が事前に撮影範囲について住民の同意を得なかったため、反発が起きたとのことです。札幌市は今後、各町内会向けの手引きにある住民合意の具体的な手続を改善していく方針とのことです。また、苫小牧市では、市が設置する防犯カメラの要綱をつくり管理運営していますが、設置台数が300台を突破する中、市民から設置場所によっては監視されている、または、カメラの増加で個人情報の漏えいやリスクが高まると心配する声が上がっているとのことです。江別市では、昨年4月に公共施設等における江別市防犯カメラの管理、運用等に関する要綱を制定しました。策定後、関係機関等に江別市防犯カメラの管理、運用等に関する要綱の制定について説明したとのことですが、公共施設以上に市内には民間施設において、数多くの防犯カメラが設置されているのが現状となっています。公共施設のみならず民間が管理する不特定多数の者が出入りする施設や公園、金融機関や駐車場などにおいて設置される防犯カメラの運用においては、その有用性やプライバシーの保護と調和を図るため、ガイドラインが必要です。そこで質問です。1点目に、江別市防犯カメラの管理、運用等に関する要綱では、防犯カメラとは、市が設ける公の施設、市の庁舎等に設置されたものと位置づけていますが、江別市個人情報保護条例の趣旨に鑑み、設置対象となる防犯カメラの考え方について市の見解を伺います。2点目は、ガイドラインの策定についてです。憲法第13条の個人の尊重を根拠とし、個人の私生活上の自由の一つとして、何人もその承諾なしにみだりにその容貌・姿態を撮影されない自由を有するなどとされており、映像をほかの目的で使われ、プライバシーが侵害されるのではないかなどの不安を感じるとの声があることは当然です。プライバシーの保護に十分配慮して運用すべきであり、民間にも求められます。適正に運用するため、防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインを策定すべきと考えますが、いかがか伺います。4件目に、放射性物質に関する対応について伺います。1点目は、放射性物質による環境汚染を広げないための取り組みについて伺います。東京電力福島第一原子力発電所の事故から約8年が経過します。圧力容器の土台を突き抜けた炉心は100年たっても取り出すのは無理であり、ましてやアンダーコントロールなどされておらず、今生きている誰もが事故の収束を見ることができない現状となっています。昨年12月28日の復興庁の調査発表によれば、いまだ3万2,880名の方々が福島県外へ避難を余儀なくされています。こうした中、国においては、放射性物質汚染対処特措法に基づき、政令で1キログラム当たり8,000ベクレルまでの放射能汚染された土壌及び廃棄物を再利用できるとしました。そのことによって、道路工事などに加えて、公園を含む緑地造成に汚染土を再利用することは、放射能汚染の拡散であり、認めることはできません。従来、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律に基づく規則においては、1キログラム当たり100ベクレル以上のものは、放射性廃棄物として敷地内で管理されてきました。自治体においては、汚染拡散への不安が広がり、福島県二本松市では2018年6月、住民の反対により、環境省による除去土壌の再利用実証事業に関する業者との契約が解約されるに至っています。国は環境基本法を改正し、放射性物質を公害物質として位置づけました。江別市議会は平成23年第4回定例会において、国に対して、放射性物質による環境汚染を防止する法整備を求める意見書、東日本大震災における北海道へのがれき持ち込みに関する意見書を全会派一致で可決しています。また、2012年6月、北海道市長会が国に対し法整備等を要請しています。さらに、平成23年第3回定例会で、三好市長は、原発事故による災害廃棄物に関する一般質問に対して、当市としましては、放射性物質で汚染されたものは焼却することにより放射性物質が凝縮され、その焼却灰が蓄積されることで汚染される可能性が懸念される以上、受け入れるべきではないと考えておりますと答弁しています。国は、放射能汚染された土壌及び廃棄物を再利用できるとしましたが、市長の答弁から解釈すれば利用すべきではありません。そこで質問ですが、こうしたことからも、今後、放射能汚染を広げないため、この方針を堅持すべきと考えますがいかがか、また、国に対して放射性物質による環境汚染を防止するための法整備等を繰り返し求めるべきと考えますが、いかがかあわせて伺います。2点目は、安定ヨウ素剤の備蓄についてです。健康被害と被曝の関係は立証が難しいですが、チェルノブイリ原発事故により発症した小児甲状腺がんが唯一、国際原子力機関(IAEA)で因果関係を認めています。チェルノブイリ原発事故から25年後に起きた東京電力福島第一原子力発電所の事故では、その教訓を生かして、子供たちに安定ヨウ素剤を飲ませるべきでしたが、できませんでした。つまり、その教訓は生かされなかったのです。原発の事故で放出される放射性物質には多くの種類があり、事故の初期に大量に放出される放射性ヨウ素131が甲状腺に取り込まれると、甲状腺がんや他の甲状腺の病気になるリスクが高まります。首の前面にある甲状腺は、成長に不可欠なホルモンを出す臓器であるため、成長が活発な小さい子供ほど大きな影響を受けます。放射性ヨウ素の吸収を防ぐには、あらかじめ放射性ではないヨウ素によって甲状腺を飽和状態にしておくことが有効です。日本医師会のガイドラインによれば、放射性ヨウ素被曝の24時間前に安定ヨウ素剤を服用した場合、90%以上の放射性ヨウ素を阻止する効果がある一方、被曝後24時間後の服用だと7%の阻止効果しか認められないとのことです。さきの原発事故ではレベル7という最悪の事故を起こしました。避難の方法・基準や賠償基準、子供に対する医療体制や保養など、事故は起こらないものという前提から、日本政府の放射能汚染への対応は惨たんたるものでした。今後、起こらないとは限らない原子力事故について、防災という観点で市民を守る視点を持つことが重要と考えます。そこで質問ですが、原子力事故後に放射性物質を含むプルームが風に乗ってどこまで移動するかは予測できません。チェルノブイリ原発事故では、原発から280キロメートル離れた村が汚染により廃村になった例があります。緊急の事態に備え、安定ヨウ素剤の備蓄について検討するお考えについて伺います。これで1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

干場議員の一般質問にお答え申し上げます。私の政治姿勢に関しまして、まず、市民参加に対する認識についてでありますが、市では、平成21年7月に、まちづくりを進めるに当たっての基本となる事項を定めた江別市自治基本条例を施行しており、自治の主役は、一人一人の市民であることを明確に位置づけております。現在のえべつ未来づくりビジョンは、江別市自治基本条例制定後、初めての総合計画として、延べ34回にわたるえべつ未来市民会議での議論や17回にわたる各団体等との意見交換の内容を反映した、まさに市民主体でつくり上げた計画であります。また、各種施策・事業の実施に当たっては、まちづくりへの市民参加を推進するため、パブリックコメントや審議会委員の改選にあわせて、市民公募委員を追加する条例改正を行っているほか、シンポジウムや市民説明会、市長との対話集会など、内容に応じて直接、市民と向き合う場を設けて、さまざまな御意見をいただいているところでございます。市といたしましては、まちづくりへの市民参加は重要なことと認識しておりますことから、今後もそのような考え方のもと、市政運営に当たってまいりたいと考えております。次に、子供の権利に対する考え方についてでありますが、国が平成6年に批准した児童の権利に関する条約、いわゆる子どもの権利条約は、子供の基本的人権を国際的に保障するための条約であり、その中には、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利を初めとする子供の権利が定められており、 子供が幸福で愛情及び理解のある雰囲気の中で健全に成長するためには、この条約の内容が社会全体に浸透することが必要であります。このことから、江別市子ども・子育て支援事業計画に子供の育ちの保障を明記したところであり、引き続き、計画の推進を通して、子供の権利についての市民意識の向上に努めてまいりたいと考えております。また、当市における子供の権利条例につきましては、これまで江別市子ども・子育て会議において、その必要性について御意見をいただくなどしてきたところでありますが、国においては、児童虐待防止対策強化のため、親による体罰禁止や児童相談所などが対応する際、子供の意向を反映させる仕組みなどを盛り込んだ、児童福祉法及び児童虐待防止法の改正案を3月中に閣議決定し、今国会に提出を予定していることから、今後の法案の審議や他自治体の動向等を注視してまいりたいと考えております。次に、放射性物質に関する対応に関しまして、まず、放射性物質による環境汚染を広げないための取り組みについてでありますが、東日本大震災の発生に伴う原子力発電所の事故により、国は放射性物質汚染対処特措法を公布し、放射性廃棄物の処理基準を示したところであります。現在、大気汚染防止法、水質汚濁防止法など4法律が改正され、放射性物質による大気汚染、水質汚濁がそれぞれ同法の適用対象となるとともに、国が汚染、汚濁の状況を常時監視することなどが規定されたところであります。また、国において、汚染された土壌等の安全利用に係る基本的な考え方が公表され、東北・関東圏の自治体と汚染土壌の受け入れについて協議が行われております。御質問の放射性物質を含む土壌及び廃棄物を受け入れることにつきましては、過去に御答弁申し上げました焼却処理に対する考え方と同様であります。また、放射性物質に関する法整備を求めることにつきましては、昨年の北海道市長会秋季要請活動において、土壌汚染対策法や廃棄物の処理及び清掃に関する法律などが、放射性物質による汚染について、法の適用除外となっている状況を踏まえ、関係制度の見直しなどについて、国に要請したところであります。今後におきましても、北海道市長会を通じて、同様の要請活動を継続してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

私から、会計年度任用職員制度について御答弁申し上げます。初めに、新制度の概要についてでありますが、地方行政の重要な担い手となっている臨時職員・非常勤職員の適正な任用・勤務条件を確保することなどを目的として、平成29年5月に地方公務員法及び地方自治法の一部が改正され、平成32年4月1日から会計年度任用職員制度が創設されることとなっております。会計年度任用職員は、一会計年度を超えない範囲内で置かれる非常勤の職を占める職員と定義されており、1週間当たりの勤務時間が常勤職員よりも短いパートタイムのものと、1週間当たりの勤務時間が常勤職員と同一であるフルタイムのものの二つの類型が設けられております。また、条例で定めることで期末手当の支給が可能となるほか、服務に関する規定や職務給の原則など、地方公務員法上の規定についても、正規職員と同様に適用を受けることとなるものであります。次に、臨時職員・非常勤職員の現状と新制度下での任用形態についてでありますが、平成31年2月1日現在で、一般会計においては、地方公務員法第22条に基づく臨時的任用職員については24名、同法第17条に基づく週29時間勤務している非常勤職員については296名、同法第3条第3項第3号に基づく地域おこし協力隊員などの特別職非常勤職員については15名、計335名を任用しております。男女の比率については、男性が76名、約23%、女性が259名、約77%となっております。法改正の趣旨としては、一般職の会計年度任用職員制度を創設することで、適正な任用、勤務条件等を確保するとともに、会計年度任用職員制度への移行を図るものであります。こうしたことから、前段で触れた江別市で任用している臨時的任用職員、非常勤職員及び特別職非常勤職員の職については、それぞれの職の必要性を十分吟味した上で、新制度において、会計年度任用職員へ移行するものと考えております。次に、当市の検討状況についてでありますが、総務省から会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアルが示されているところでありますことから、現在、このマニュアルを基本として、地域の実情や近隣自治体の状況も踏まえながら、勤務条件等についての制度設計を進めており、適切に対応してまいりたいと考えております。次に、新制度に向けた具体的なスケジュール等についてでありますが、会計年度任用職員制度のスムーズな導入に向けて、平成30年度に臨時職員・非常勤職員の任用実態の把握などを行ったところであります。今後のスケジュールといたしましては、新たな制度の周知や平成32年度に向けた会計年度任用職員の募集などの期間を考慮しなければならないことから、平成31年度の早い時期に勤務条件等の制度を設計した上で、必要な条例、規則の制定及び改正、人事給与システムの改修等を行うことを予定しております。次に、会計年度任用職員の採用についてでありますが、会計年度任用職員の採用に当たっては、総務省の会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアルによれば、できる限り広く、適切な募集を行った上で客観的な能力実証を行うことが必要とされているところであります。現在の臨時職員・非常勤職員の採用に当たっても面接による選考を実施し、能力、適性の確認を行っているところでありますことから、引き続き、その職が設置される場合については、現在任用している臨時職員・非常勤職員の希望も確認しながら、適切に対応してまいりたいと考えております。次に、会計年度任用職員の給与・報酬等についてでありますが、先ほどと同様、総務省の会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアルにおいて、給与水準等についての考え方が示されているところでありますことから、地域の実情や財政的な問題を考慮しつつ、近隣自治体の状況も参考にしながら、今後、どのような形で進めていくか、江別市職員労働組合とも相談してまいりたいと考えております。次に、休暇制度の整備についてでありますが、現在の臨時職員・非常勤職員の休暇制度については、国の非常勤職員と同様、年次休暇、忌引休暇のほか、産前産後休暇、子の看護休暇、介護休暇、生理休暇などを制度化しており、加えて平成30年度からは育児休業制度を整備することで、働きやすい職場環境の充実を図ってきたところであります。会計年度任用職員の休暇制度については、現在の臨時職員・非常勤職員の休暇制度を基本とし、国の非常勤職員との均衡を保ちながら、総務省の会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアルに沿って対応してまいりたいと考えております。次に、財政措置についてでありますが、現在、全国市長会を通して会計年度任用職員制度に係る期末手当などの財源や人事給与システムの改修経費について十分な財政措置を講ずるよう、国へ要請しているところであります。国からは、会計年度任用職員の期末手当に係る地方財政措置について適切に検討を進めていくこと、また、人事給与システムの改修経費については交付税措置するとの考え方が示されているところでありますが、財源の確保は重要なことと認識しておりますことから、引き続き、全国市長会を通して、財政措置を要請してまいりたいと考えております。以上でございます。

答弁 生活環境部長 高橋孝也(生活環境部長は2019年3月まで)

私から、防犯カメラの運用について御答弁申し上げます。まず、設置対象となる防犯カメラの考え方についてでありますが、昨年4月に策定した江別市防犯カメラの管理、運用等に関する要綱では、防犯カメラは、市が設ける公の施設において、犯罪の未然防止、施設の適正管理、事故防止等を目的として、施設に継続的に設置し、かつ画像を記録する機能を有するものと規定しております。市では、防犯カメラの設置に当たりましては、施設の安全管理や不審者対策などの防犯上の観点から、設置の必要性を総合的に検討した上で、本年2月末現在、20施設に64台を設置しているところであります。本要綱につきましては、江別市個人情報保護条例の趣旨に従って、防犯カメラの映像の管理や提供の制限などを規定し、個人情報の適正な取り扱いを確保するものであり、引き続き、適正な管理、運用を行ってまいりたいと考えております。次に、設置及び運用に関するガイドラインについてでありますが、防犯カメラは、犯罪の抑止に効果があると認識されている一方で、撮影された市民等の個人のプライバシー保護の問題もあり、国のガイドラインにおいて、防犯カメラに記録された本人が判別できる映像情報は、個人情報として取り扱うことが示されております。民間施設に対しましては、防犯カメラの適正な管理、運用に関するルールづくりの際の参考として活用いただき、個人情報の適正な取り扱いが行われるよう、本市の防犯カメラの管理、運用等に関する要綱を広報やホームページ等で周知しているところであります。御質問の民間施設を対象としたガイドラインにつきましては、他市の事例などについて調査研究してまいりたいと考えております。以上でございます。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

私から、放射性物質に関する対応についての御質問のうち、安定ヨウ素剤の備蓄について御答弁申し上げます。安定ヨウ素剤の備蓄や配布、服用につきましては、防災基本計画において、国の判断を踏まえ、必要な措置を講ずると定められており、道は、この計画に基づく北海道地域防災計画において、泊発電所を中心に、おおむね半径5キロメートル圏を予防的防護措置準備区域とし、おおむね半径30キロメートル圏を緊急防護措置準備区域として定め、安定ヨウ素剤の備蓄や配布、服用などに関する項目を規定しております。当市は、泊発電所から約80キロメートルにあることから、これら北海道地域防災計画に定める安定ヨウ素剤を備蓄する区域の外に位置しております。今後におきましても、安定ヨウ素剤の備蓄につきましては、北海道地域防災計画に沿って対応してまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 干場芳子

2回目の質問を行いたいと思います。まず、件名1の市長の政治姿勢についての項目1、市民参加に対する認識について伺います。市政への市民参加は、答弁にもありましたように条例に掲げられているもののほかに、さまざまな取り組みがあると認識しています。内容に応じて直接市民と向き合う場を設けているとの答弁でした。さまざまな市民からの要望や意見に対して、市長が直接対応することは、大変大事な姿勢だと思っておりますが、内容に応じて向き合うという考え方を再度伺いたいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

再質問にお答え申し上げます。市民参加に対する認識について、内容に応じて向き合うという考え方についてでありますが、市では、これまでも政策的な課題や市民への影響・関心などに応じて、市民や各団体等を対象としたシンポジウムや市民説明会などの場を設けてまいりました。また、市民や各団体からの要望につきましては、基本的には広報広聴課で受理し、必要に応じて、文書や面談により個別に対応しているところでございます。なお、要望等の内容については、庁内で情報共有しているところであります。いずれにしても、市民の皆様からさまざまな御意見を頂戴することは、まちづくりを進める上では、大切なものと認識しておりますことから、市民の思いを大切にし、まちづくりへの市民参加を促しながら、今後も市政運営に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 干場芳子

近年、先般開催された江別市立病院シンポジウムや審議会の委員区分に公募による者を追加するなど、市民参加のあり方が前進していると認識しています。再々質問ですが、市民側から見て市政への参加はさまざまだと思います。江別市自治基本条例に規定されている市民は、市民、市民団体、政党、政治団体、民間事業者など、ありとあらゆる方がいると思いますが、市民や各団体からの要望については、あくまでも広報広聴課で受理し、必要に応じて文書や面談により個別に対応しているとの答弁ですけれども、直接市民が市長に手渡しをして、そのときに一言お伝えしたいこともあると思います。そういったことに対しては、きちんと向き合っていただきたいと思いますが、今の答弁ですと対応はあくまでも広報広聴課で、市長は受け取るつもりはないと感じましたので、そのあたりの考え方について再確認したいと思います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

市民からの意見の受け取り方についての御質問かと思いますが、先ほどもお答え申し上げましたとおり、必要に応じて、文書や面談により個別に対応しておりますけれども、このことは、私が直接受け取らないということではなく、市民からの要望は数多くございますので、その要望ごとに個別に判断して対応しているところでございます。いずれにいたしましても、市民からの意見は極めて重要なものでございますので、要望の受け取り方については、個別に対応させていただきたいと思っております。以上でございます。

再質問 干場芳子

全てを市長が対応することは不可能だと思いますが、市政への市民参加という視点から言うと、市民から要望があれば、可能な限り市長が対応する努力をしていただくことを期待したいと思います。続きまして、項目2の子供の権利に対する考え方について伺います。江別市子ども・子育て会議で、子供の権利条例の必要性について意見を聞いた後、庁内でそれらの意見をどのようにまとめられたのでしょうか。また、答弁では江別市子ども・子育て支援事業計画の推進を通して、子供の権利についての市民意識の向上に努め、さらに国や他自治体の動向等を注視していくとのことでしたが、子どもの権利条約にうたわれている四つの権利と意見表明権を保障するために子供の権利条例の制定は不可欠と考えます。今こそ、条例の制定に向けて、多くの市民を巻き込みながら議論して、大人こそが権利意識を深めていくことが重要だと思っておりますが、昨年から子どもの生活実態調査を行っておりますので、詳細な状況が今後明らかになると思います。再度お聞きしたいと思いますが、時期は未定だとしても、市として子供の権利条例を制定する方向性があるのかどうか伺います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

再質問にお答え申し上げます。子供の権利条例に関する対応ということでございますが、江別市子ども・子育て会議では、まずは、現時点で行われている取り組み等を充実させることが必要であり、条例制定については、教育現場における指導への課題などもあることから、慎重に進めたほうがよいとの御意見をいただいたところであります。御質問の条例制定の方向性につきましては、国において児童虐待防止対策に向けた動きがありますし、それに関連して児童福祉法及び児童虐待防止法改正案の国会審議や他自治体の動向等を注視してまいりたいと考えております。以上でございます。

再々質問 干場芳子

再々質問をさせていただきます。江別市子ども・子育て会議は、意見の聞き取りであって子供の権利条例について議論が交わされたというわけではなかったと思います。各委員の皆さんの立場によって、いろいろな意見があったと認識しています。江別市次世代育成行動支援計画を策定する際の会議のときにも、委員から子供の権利条例を江別市でも制定してはどうかという意見が出ていました。今回の江別市子ども・子育て会議のときもそうですが、教育関係に勤めておられた方が前向きではない発言をしていたことに大変違和感を覚えます。こうした状況ですから、条例の制定は、市長のお考えに依拠するところが大きいと思います。今いただいた答弁は、江別市子ども・子育て会議での意見と国の動向等についてのお話だと思いますが、市長としてどのように考えているのか、再度伺います。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

私の条例制定についての考え方ということでございますが、子供を産み育てる環境づくりを、市は子育て応援のまちとしてさまざまな形で進めています。そのための環境づくりは、できる限り多くのものを用意して整備していくことが必要であろうと思っています。その中でも、多くの市民の方の合意を得なければなりません。よりよいものをみんなで守り、より多くの方に賛同いただいて進めていく必要があろうと思っております。そのためには、先ほど申し上げたさまざまな御意見がありますので、何がベストなのか十分検討してまいりたいと思います。以上でございます。

再々質問 干場芳子

いじめ、不登校、虐待、DVなどの問題は、なかなか解決されていません。子供の権利条例の一番重要なところは、大人がまだまだ子供を所有物だと思っていることです。子供には権利があります。安心、自由、自信を持って育てていくことが大事だと思っていますので、よろしくお願いいたします。去年、江別市内で約100名の方に子供の権利に関するアンケートを行いました。回収率は60%を切っておりますけれども、いろいろな回答をいただきました。その中で、子どもの権利条約を知っているかという質問に対して、67%が知らないという回答でした。このアンケートは、小学4年生から高校生までを対象に行いました。約30項目について子供の権利に関するアンケートを行いましたけれども、このアンケートから、いろいろな子供たちのありようや大人の考えが見えてきましたので、ぜひ子供の権利について、これから庁内で議論を深めていく機会をつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。続いて、件名2の会計年度任用職員制度についての項目5、会計年度任用職員の採用について伺います。これまで公共サービスの安定的な提供のために、臨時職員・非常勤職員の存在は不可欠だったと思います。現在の職を改めて検証し、正規職員の配置はもとより、恒常的な職については、常勤職員化も視野に入れて検討していくべきと考えております。地方公務員法の改正により、フルタイムでの任用が法律上明確化されたことから、勤務実態や勤務内容により、積極的にフルタイムでの任用を基本とするべきと考えますが、これについて見解を伺います。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

再質問に御答弁申し上げます。恒常的な職については、勤務実態や勤務内容により、積極的にフルタイムでの任用を基本とするべきではないかとの御質問でありますが、これまで、正規職員の補助的業務に臨時職員を、窓口相談業務や司書、介護保険の調査相談などの専門的業務に非常勤職員を活用してきたところであります。会計年度任用職員制度への移行後についても、基本的な考え方は変わりませんが、行政運営を行う上で、臨時職員や非常勤職員の役割の重要性は十分認識しておりますことから、制度導入に当たりましては、職務内容に応じた適切な勤務条件について検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

再々質問 干場芳子

続いて、項目6の会計年度任用職員の給料・報酬等について伺います。江別市職員労働組合とも相談していくとのことですが、任用根拠の明確化といった観点からも果たすべき役割は重要と考えます。正規職員・非正規職員の賃金格差を是正、つまり、同一労働同一賃金を推進していく上で、慎重かつ適切な対応が求められると思いますが、いかがか伺います。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

再質問に御答弁申し上げます。同一労働同一賃金を推進していく上で適切な対応が求められるが、いかがかとの御質問でありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、会計年度任用職員の給与水準等については、国から一定の考え方が示されており、あわせて地域の実情や財政的な問題を考慮しつつ、近隣自治体の状況も参考にしながら適切に対応してまいりたいと考えております。以上でございます。

再々質問 干場芳子

件名3の防犯カメラの運用についての項目1、設置対象となる防犯カメラの考え方について伺います。市が設置する防犯カメラの考え方は、御答弁で理解いたしました。防犯カメラは、犯罪の防止を目的とするものですが、実態は民間が設置するカメラが断然多い状況です。プライバシーや個人情報の取り扱いには十分に留意することが必要だと思いますが、再度、防犯カメラの認識について伺います。

答弁 生活環境部長 高橋孝也(生活環境部長は2019年3月まで)

設置対象となる防犯カメラの考え方についての再質問に御答弁申し上げます。御質問の民間事業者が設置する防犯カメラについてでありますが、国のガイドラインでは、防犯カメラに記録された本人が判別できる映像情報は、個人情報の取得となり、取り扱いに当たっては、個人情報保護法を遵守し、適正に取り扱うよう求めております。また、江別市個人情報保護条例では、事業者は、個人情報の取り扱いに当たり、個人の権利利益を侵害することのないよう努めることとしております。このため、市といたしましては、民間施設の防犯カメラの管理、運用について、個人情報の適正な取り扱いが行われるよう、江別商工会議所を通じて市内事業者に促すとともに、広報やホームページ等で周知・啓発しているところであります。以上でございます。

再々質問 干場芳子

項目2の設置及び運用に関するガイドラインについて伺います。事例について調査研究していきたいとの答弁でしたが、道内外の状況を見ると公共、民間を含めプライバシーに関する権利の一つとして、憲法第13条の個人の尊重の趣旨を踏まえた慎重な取り扱いをしなければいけないという認識を持って進めている自治体が多くなっていると思います。 防犯カメラの多くは民間が設置している現状から、多くの識者はプライバシーの侵害を懸念しており、ガイドラインを策定する必要があると指摘しています。江別市個人情報保護審査会の意見を聞くなどし、早急に検討を進めるべきではないかと考えますが、いかがか伺います。

答弁 生活環境部長 高橋孝也(生活環境部長は2019年3月まで)

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドラインについての再質問に御答弁申し上げます。市の公共施設を対象とした江別市防犯カメラの管理、運用等に関する要綱の施行から約1年が経過し、この間、適正な管理運用に努めてまいりました。市といたしましては、防犯カメラのガイドラインの調査研究に当たっては、江別商工会議所や民間事業者の方に、市の取り扱いを説明し、あわせて、個人情報の取り扱いの実態や御意見をお聞きしながら進めてまいりたいと考えております。なお、個人情報の保護に関連する内容につきましては、江別市個人情報保護審査会に相談してまいりたいと考えております。以上でございます。

再々質問 干場芳子

最後に、件名4の放射性物質に関する対応についての項目2、安定ヨウ素剤の備蓄について伺います。北海道地域防災計画に沿って対応していくとの御答弁でしたが、今や、いつどこでどういう規模の地震、災害等が発生するのか全く予測がつかない現状だと思います。2013年10月9日に、原発事故が起きた場合の放射性物質の拡散範囲を可視化しようと、泊発電所近くから飛ばした風船が、約180キロメートル離れた旭川市などに到達していたことが2013年10月11日にわかりました。 風船は泊発電所の対岸約5キロメートルにある岩内港から飛ばしたもので、風船を拾った場所と日時を書いてもらうはがきをつけたところ、2013年10月11日までに4通の返信があり、旭川市東旭川町、芦別市常磐町、赤平市住吉町、当別町などの計4地点で見つかったということです。この実験でわかったことは、日本のどこで原発を再稼働しても、事故が起きれば大惨事になることを示唆していると思っています。今、国内では、答弁のあった圏域以外の地域でも、例えば兵庫県丹波篠山市、千葉県松戸市、神奈川県鎌倉市、東京都八王子市など、安定ヨウ素剤の備蓄、配布に取り組んでいる自治体があります。防災という切り口で、安全と危険、推進と反対という2項対立を超えて、全ての人々に必要なものであるという新しい視点で、その必要性について市民も参加し検討する機会をつくるべきだと考えます。子供たちの命を守るという市としての責務と保護者の不安に応えていく必要があると考えますが、再度、安定ヨウ素剤の備蓄についてのお考えを伺います。

答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)

再質問に御答弁申し上げます。安定ヨウ素剤の備蓄につきましては、先ほど御答弁申し上げたとおり、北海道地域防災計画では、泊発電所から、おおむね半径30キロメートル圏を緊急防護措置準備区域として定め、安定ヨウ素剤の備蓄や配布、服用などに関する項目を規定しております。当市は、泊発電所から約80キロメートルにあり、北海道地域防災計画に定める、安定ヨウ素剤を備蓄する区域の外に位置しておりますことから、今後におきましても、北海道地域防災計画に沿って対応してまいりたいと考えております。以上でございます。

再々質問 干場芳子

このたび、原子力規制委員会が泊発電所1号機及び2号機のそばにあるF1断層について、活断層であることを否定できないとする見解を示しました。今、北海道電力株式会社は、対策または廃炉の選択を迫られている状況だと思いますが、市としては市民と子供たちの命を守るという視点をしっかり持ちながら、今後、対策等を含めてしっかりと取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で私の質問を終わります。

出典:江別市議会 令和元年第1回定例会 2019年3月5日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる