江別市議会 平成30年第4回定例会 2018年12月11日
(1)図書館における知的自由と図書館の自由について/(2)放課後児童クラブの充実について/(3)防災体制の充実について/(4)歯の健康に関する取り組みについて/(5)プラスチックごみの問題について
2018年12月11日、江別市議会の一般質問で、干場芳子議員が「図書館における知的自由と図書館の自由について」「放課後児童クラブの充実について」「防災体制の充実について」「歯の健康に関する取り組みについて」「プラスチックごみの問題について」について質問し、市長 三好昇、教育長 月田健二、総務部長 後藤好人、健康福祉部長 佐藤貴史、生活環境部長 高橋孝也が答弁しました。
- 質問者
- 干場芳子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、教育長 月田健二、総務部長 後藤好人、健康福祉部長 佐藤貴史、生活環境部長 高橋孝也
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 5 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 干場芳子
初めに、図書館における知的自由と図書館の自由についてお伺いいたします。1979年、公益社団法人日本図書館協会は、総会において図書館の自由に関する宣言を決議いたしました。主文として、図書館は、基本的人権の一つとして知る自由を持つ国民に、資料と施設を提供することを最も重要な任務とする。この任務を果たすため、図書館は次のことを確認し実施する。第一、図書館は資料収集の自由を有する。第二、図書館は資料提供の自由を有する。第三、図書館は利用者の秘密を守る。第四、図書館は全ての検閲に反対する。図書館の自由が侵されるとき、我々は団結して、あくまで自由を守るとしています。昨年4月、苫小牧市立中央図書館が警察の照会を受けて特定利用者の図書貸し出し履歴や予約記録を提供していたことが新聞報道等により明らかとなりました。全国の図書館や図書館員などでつくる公益社団法人日本図書館協会は、国民の知る自由や思想信条を保障するため、捜査機関への個人情報の提供に慎重さを求めています。しかし、苫小牧市立中央図書館を所管する苫小牧市教育委員会は、強制捜査の捜索差し押さえ令状のない任意協力の要請段階で情報提供をしました。苫小牧市教育委員会は、文部科学省から違法性はないとの回答を得ているとしていますが、利用者から対応を疑問視する声が上がっているとのことです。捜査機関への情報提供は、基本的に各図書館の判断に委ねられています。しかし、公益社団法人日本図書館協会は、図書館の自由に関する宣言で、憲法が保障する国民主権の基盤となる国民の知る権利を守るため、権力の介入に左右されることなく、利用者の秘密を保護する方針を明示しています。警察から任意捜査の捜査関係事項照会書が提出された場合でも、図書館側が、緊急性がないと判断すれば、情報提供を断る指針を示しています。地方公務員法第34条に基づく守秘義務、江別市個人情報保護条例第8条に照らしても利用者のプライバシーを守り保護されるべきと考えます。1点目の質問ですが、江別市において、過去に捜査機関への利用者情報の提供が行われていたのかについて伺います。2点目に、利用者情報の提供を求められた場合の対応についてです。図書館の自由に関する宣言においては、警察など外部に利用者の貸し出し履歴等の情報を提供するためには、警察の任意要請や捜査関係事項照会書では十分ではなく、図書館は警察に強制捜査として裁判所の令状を取りつけるよう要請すべきであると解釈できます。貸し出し履歴の情報は、個人の内心の思想信条やプライバシーなど、とりわけ保護されるべきものに直結する情報と言えます。地方公務員法上の守秘義務、自治体の個人情報保護条例に基づき判断すべきと考えますが、見解を伺います。次は、放課後児童クラブの充実についてです。放課後児童クラブは、子供たちにとって放課後の時間を友達と過ごすことができる大切な場所であり、働く保護者が安心して働き続けられることが大切です。地域に根差し開かれた放課後児童クラブは、子供たちのコミュニケーション能力を育み、笑顔と元気があふれるまちづくりに寄与しているとも言えます。次期えべつ未来づくりビジョンや江別市子ども・子育て支援事業計画の基本目標2の安心して子供を産み育てることができるまちづくりでは、児童が放課後を安心、安全に過ごすことができ、保護者が就業と子育ちを両立できる放課後対策の推進に努めるとしています。複雑で多様な社会の中で、放課後児童クラブの果たすべき役割はより一層重要となってきており、運営等における支援も必要に応じ求められます。こうした中、政府は2015年度から保育の受け皿拡大と質の向上に向けた、子ども・子育て支援制度を施行しました。この動きに合わせ、厚生労働省は児童福祉法に基づく省令で、放課後児童クラブの運営に当たっての従うべき基準を設けました。市町村などの判断に任され、ばらつきがあった運営について、全国一律の最低基準を示すことで保育の質の底上げを図りました。しかし、全国知事会と全国市長会、全国町村長会そろって、基準を満たすだけの職員を確保するのは難しいと主張し、昨年、専門部会に対し、廃止を含む基準の抜本的な見直しを要請しました。厚生労働省は、子供の安全性確保から基準は不可欠と反論しましたが、最終的には地方の要望に応じる判断に至ったとのことです。一方、保護者側からは見直し後の保育の質を心配する声が上がっています。そこで質問ですが、政府は来年度からの放課後児童クラブに係る職員の配置・資格の基準について事実上、従うべき国の基準を撤廃するとしていますが、江別市の考え方、方針について伺います。2点目に、江別市の放課後児童クラブにおける現状と課題についてです。社会状況の変化等により放課後児童クラブを利用したい学年、必要とされる地域の変化、さらには子供たち、保護者を取り巻くさまざまな環境により学童の保育に求められる質や運営について、今後取り組んでいかなければならない課題等について、市としてどのようにお考えか伺います。3点目に、民間放課後児童クラブにおける環境整備の格差についてです。江別市では、市開設の放課後児童クラブが3カ所、民間開設の放課後児童クラブが16カ所となっていますが、施設や環境整備等、運営に係る費用は、現状においてさまざまな状況にあると考えられます。国の予算では、放課後児童クラブ関係予算で施設整備費や運営費などを補助しており、自治体によっては学童の保育に係る環境整備事業補助金交付要綱等をもって対応している自治体も見受けられます。江別市の現状では、これまで開設に当たる費用等や経年による施設整備に係る費用などにより苦慮しているとの声も上がっています。施設環境整備では、市開設と民間開設で明らかに格差が生じていると考えられますが、市としての認識を伺います。4点目は、子供たちの最善の利益のために子供たちの意見を反映することについてです。放課後児童クラブには共働きなどで昼間に親がいない状況やさまざまな事情を抱えた小学生が、放課後や夏休みといった長い休暇中に通っています。社会環境や家庭環境なども含め子供たちの気持ちに寄り添うことが大切です。施策への子供の参画を推進していくためにも、子供の意見表明の場を確保していくことが求められます。市の見解を伺います。3件目は、防災体制の充実についてです。東日本大震災から7年半が経過しました。それ以降、地震では熊本地震、大阪北部地震、そして、9月6日の北海道胆振東部地震、さらに台風等による風水害や雪害など多くの自然災害が発生し、全国各地に大きな被害をもたらしました。とりわけ地震災害は、日本全国どこでも発生する可能性があり、いつ何どき起こるか予測することができず、震度が大きければ大きいほどその被害は甚大なものとなることが推測されます。経験を生かした防災・減災の取り組みが今後ますます重要です。今まさに、地震を初めとする自然災害において、被害をどう防ぐか、災害が起きたときにどうするかは、市民一人一人にかかっています。江別市では、大災害にまでは至りませんでしたが、このたびのブラックアウト状態となった北海道胆振東部地震の経験から、改めて災害対策基本法に基づく江別市地域防災計画が現実的にどのように実効性があるものとなっていたのか検証していくことが必要です。限られた予算の中で、自治体は防災上の脅威・弱点を把握し、対策の優先順位を明確にしていくことが重要であり、当市においては地震、洪水等による被害の大きさで最優先の対策も変わってくるものと考えます。大地震が発生すれば、本庁舎それ自体が壊滅的な被害を受けることも想定した災害対応の方策を立てることが急務です。1点目に、江別市地域防災計画の課題について伺います。現在の江別市地域防災計画は、縦割りの防災関係機関が作成した計画や各部局が作成した計画などを転記したものにとどまっています。多数の項目が掲げられていて市民から縁遠いものとなっています。公助・共助・自助による地域の助け合い、関係者や市民との協働の内容が希薄です。さらに、計画は職場や組織が被災しない前提であり、業務をどのように継続するかの考えが欠如しています。江別市地域防災計画の課題についてどのようにお考えか伺います。2点目は、防災・減災に向けた条例制定の必要性についてです。防災・減災対策は市民一人一人の自覚と準備、企業等も含めた社会全体の協力によるところが大きいと考えます。基礎自治体として、人命を守るために市民誰もが理解できる簡潔明瞭な地域防災に関する方策を示し、市民参加で具体的な対策を作成していくべきと考えますが、いかがか伺います。災害時には、障がいのある方々にとって、明らかに格差を受けることは避けられず、障害者権利条約第5条合理的配慮の否定を含む差別の禁止、第11条災害時の必要な保護、障害者基本法第26条の災害や犯罪から守る、障害者差別解消法などにより適切に必要な施策を講じることが必要です。3点目に、災害時における障がい者の現状と課題についてどのようにお考えか伺います。4点目に、防災行政への障がい者の参画についてです。障がい者の人権保障といった観点から、災害による被害を極力受けないため、行政の防災計画づくりを初めとする防災行政に地域の障がい者団体の参画、また、防災訓練への障がい当事者・障がい者団体・福祉事業者の参画によって課題等を明確にしていくことが求められます。防災行政への障がい者の参画についてどのようにお考えか、見解を伺います。続いて、件名4、歯の健康に関する取り組みについてです。平成21年第2回定例会で予防原則に基づくフッ化物の使用について一般質問をいたしましたが、再度、フッ化物洗口による虫歯予防の考え方について質問いたします。北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例が2009年に制定され、約10年が経過します。歯の健康及び虫歯予防に散り組むことは大切ですが、保育園・幼稚園、学校等での集団フッ化物洗口には、安全性において多くの問題があると言わざるを得ません。フッ素は有効性と有害性に関する長い論争があり、WHOは1994年のテクニカルレポートで、集団フッ化物洗口では低年齢ほど飲み込む量が多く、6歳未満の子供には禁忌としています。現在、道内で行われているフッ化物洗口のほとんどが試薬で、危険性有害物質であるフッ化ナトリウムによって保育園・幼稚園、小学校等で実施され始めていることに大変危惧をいたします。全国の調査では、4人に1人の児童生徒が何らかのアレルギーを持っていると言われ、化学物質過敏症の子供たちも存在しており、新たにアレルギー、化学物質過敏症などを発症させてしまう可能性があります。現代においては、子供たちが必要以上に化学物質に暴露、摂取しないための生活環境への配慮、改善をしていくために必要な施策を進めていくべきです。さらに、こうした集団で薬品によって虫歯予防を行う以前に、食の指導、歯磨きの指導等をさまざまなライフステージにおいて家庭や保育園・幼稚園、学校、保健センター等で取り組んでいくことが重要です。生活習慣と密接に関係する歯の健康については、家庭での取り組みが子育てにつながるという意識を持つことも必要です。江別市では、さまざまなライフステージにおいて取り組みを行っています。そこで、1点目の質問ですが、えべつ市民健康づくりプラン21における虫歯のない3歳児の現状について、どのように認識しているのか伺います。2点目は、学童期や思春期の子供に対する取り組みと実態について伺います。3点目に、集団フッ化物洗口の必要性についてです。北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例の趣旨には賛同しますが、集団で行うフッ化物洗口については、市民や団体等において賛否両論があります。江別市では、虫歯のない3歳児は2017年度が86.3%、2012年度に比べ約3%も増加しています。平成28年厚生労働省歯科疾患実態調査結果によれば、フッ化物洗口が導入されていない自治体を含めた全国の虫歯のない3歳児は明らかに増加傾向です。また、北海道が出している平成29年度公立学校児童等の健康状態に関する調査報告書によると、市町村別の虫歯の本数では、江別市は6歳と12歳の永久歯の虫歯は1本以下となっており明らかに減少しています。学校保健や保健センター等の中で取り組まれてきた歯磨きや検診の励行、砂糖摂取量の減少や栄養状態の改善、歯の健康を保つ情報等による取り組みの成果と言えます。このような現状から、改めて学校等で行う集団フッ化物洗口を実施する必要性があるのか、市の見解を伺います。本年9月30日、えべつ健康フェスタ2018が開催されました。子供向けとして、お口の健康チェックと虫歯予防のためのフッ化物洗口体験が先着100名で、大人も可能とのことで企画されました。しかし、参加者である保護者へ十分な説明がないまま実施されていたことについて危惧します。えべつ健康フェスタ2018においてフッ化物洗口に取り組んだ経緯と市の考え方について見解を伺います。5点目に、江別市として歯や口の健康増進に向け、妊産婦の検診を導入するなどし、受診率を高めていくことや健康意識を啓発していく上でも学校歯科健診結果を公表するなどし、さらなる取り組みを進めていくべきと考えますが、お考えを伺います。最後に、プラスチックのごみ問題について伺います。今、世界中でプラスチックごみが問題となっています。プラスチックごみに限らず、廃棄物を減らす、なくすために3Rがうたわれてきました。3Rとは言いながらも減量と再利用に努め、残りはリサイクルすればいいと、リサイクルに期待されている場合も多いですが、プラスチックに関しては、現時点で全体の9%しかリサイクルされていません。そもそものプラスチックごみの発生量が多すぎて、リサイクル施設では対応し切れない現状となっています。リサイクルは最後の手段であり、使用禁止や異なる素材への転換も含め、そもそも使用をゼロにするという取り組みが世界で進んでいます。国際連合環境計画の2018年のレポートによれば、現在、使い捨てのプラスチックごみを減らすために、禁止や課金を行っている国は60カ国を超えています。近年、注目を集めているマイクロプラスチックは、海に囲まれた日本にとって無視できない重要な問題です。プラスチックは世界で年間4億トンが生産され、毎年約800万トンが海へ流出していると考えられています。特に問題とされているのは、5ミリメートル以下で回収困難なマイクロプラスチックです。有害化学物質を吸着しながら海を漂い続け、海洋生物が誤飲して食物連鎖の過程で化学物質の蓄積が進むと、人への影響が懸念されます。マイクロプラスチックはペットボトルやレジ袋などの容器包装が紫外線や熱波風の力で破片化したものと、洗顔料に入れられる微粒子などです。使い捨てプラスチックの1人当たりの使用量は日本が米国に次いで2位です。日本で製造されるペットボトルは年間約200億本に上りますが、回収率が約90%ですので、20億本程度は陸や川、海にたまっている計算です。欧州では、ストローなどの使い捨て製品への規制が進み、日本政府も対策強化に向け、プラスチック資源循環戦略の検討を始めました。日本は他国に比べて廃棄物の回収やリサイクルの仕組みが整っているとはいえ、出口対策ではなく、そもそもの使用を減らす、なくすといった対策が弱いのが現状です。今後は、極力使い捨てプラスチック製品を使用しない、製造しない、代替素材に置きかえるといった根本的な解決に取り組んでいく必要があります。このような中、世界で輸出される廃プラスチックの半分近くを受け入れてきた中国が、国内の環境対策で昨年末から輸入を大幅に減らし、影響が世界各国に広がっています。中国は1980年代から日本や米国、欧州などが処理し切れない廃プラスチックの受け入れを拡大してきました。中国では、輸入した廃プラスチックを手作業で仕分けし高温で溶かし、ペレットにしたり、雑貨や日用品に再生して販売、輸出に回したりしてきました。しかし、処理工程での有害な廃水や残渣分の焼却で大気汚染を引き起こすなどの事態が問題化し、輸入禁止の判断となりました。アジア各国でも、相次いで廃プラスチックが輸入規制となり、ごみは行き場をなくし不法投棄のおそれも出ています。海外に依存してきた日本の事業プラスチックごみは、処理方法の見直しやリサイクルの仕組みづくりが急務となっています。そこで、1点目の質問です。世界で輸出される廃プラスチックの半分近くを受け入れてきた中国が、国内の環境対策で昨年末から輸入を大幅に制限した影響が世界各地に広がっています。東南アジアなどの地域でも中国同様に輸入制限の動きが広がっており、中国の政策転換で、2030年までに世界で1億トン以上の廃プラスチックが行き場を失うとの推計が出ています。中国が廃プラスチックを輸入禁止したことによる影響について、どのように認識されているのか伺います。2点目は、マイクロプラスチックによる海洋汚染に対する認識についてです。プラスチックには添加剤として環境ホルモンを含んでいたり、発がん性が指摘されるポリ塩化ビフェニルを吸着したりします。マイクロプラスチックが検出された海洋生物は魚、貝、鯨、海鳥など200種類以上です。海のごみの5割から8割は、身近な川を通して海へ運ばれたもので、その大半は生活の中から出されたプラスチック製品です。たばこの吸い殻のフィルターもプラスチックです。消費者の容器包装に対する意識変革が求められます。マイクロプラスチックによる海洋汚染に対する認識について伺います。3点目に、プラスチックごみの資源循環と発生抑制についてです。世界共通目標のSDGsを踏まえた2R、リデュース、リユースの取り組みを進め、使い捨てプラスチック容器からの転換を図り、プラスチックを減らしていくべきと考えますが、どのようにお考えか伺います。以上で1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
干場芳子議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、放課後児童クラブの充実についてお答え申し上げます。まず、2019年度から放課後児童クラブに係る国の従うべき基準が撤廃されることについてでありますが、放課後児童クラブの運営に関しましては、子ども・子育て支援新制度の開始に合わせて平成27年度に施行された国の省令に基づき、市が条例により、その最低基準を定めているところであります。現行省令は、原則1クラブに放課後児童支援員を2人以上配置することやその資格要件、平成31年度までに都道府県が実施する放課後児童支援員研修を受講することなどについて、全国一律のサービスを行うための従うべき基準として規定しております。しかし、全国的には利用児童が少ない地域などで、放課後児童支援員を確保することが困難な場合があることなどから、全国知事会、全国市長会及び全国町村長会が、これら従うべき基準の参酌化を求めていたところであります。これを受けて国は、放課後児童支援員の配置基準等を条例制定に当たって参考とする参酌すべき基準に緩和することとし、年内に閣議決定される見通しとなったところでございます。御質問の基準緩和に係る市の考え方についてでありますが、基準緩和によって危惧される保育の質の確保を大前提としながら、基準緩和に伴う具体の方針となる省令改正等の内容が示された後に、市内の放課後児童クラブの状況も踏まえ、慎重に検討してまいりたいと考えております。次に、江別市における現状と課題についてでありますが、まず、児童の状況といたしましては、減少傾向が続いていた小学校の児童数は、平成29年度の学校基本調査で増加に転じ、本年も増加となりました。また、転入による子育て世代の社会増により、乳幼児も堅調に増加しているほか、現在、市内各地で宅地分譲が行われていることなどから、今後さらなる児童の増加が見込まれるところであります。これらの状況に加え、女性の就業率向上など、児童を取り巻く環境は大きく変化しており、放課後児童クラブの定員の拡大及び人材の確保がこれまで以上に大きな課題になるものと考えております。市といたしましては、現在、民設放課後児童クラブ2カ所について、来年4月の開設に向けて設置予定者と協議を行っているところでありますが、引き続き、小学校区ごとのニーズ量を的確に把握し、待機児童を発生させることのないよう、さまざまな方策を進めてまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、今後、数年間を見据えた計画的な定員の拡大など放課後児童クラブの充実に取り組んでまいりたいと考えております。次に、民設放課後児童クラブにおける環境整備等についてでありますが、現在、市内には市が開設する放課後児童クラブが3カ所、民間が開設する放課後児童クラブが16カ所、計19カ所の放課後児童クラブがございます。民設放課後児童クラブの設置者に対しましては、運営費補助金を交付することにより、運営面での支援を行っているところであります。今後の放課後児童クラブの環境整備等につきましては、先ほど御答弁申し上げましたように、各小学校区において待機児童を発生させることのないよう定員を拡大していく必要がありますことから、民設放課後児童クラブが開設しやすい環境を整えていかなければならないと考えております。こうした考えのもと、現在、待機児童の発生が見込まれる小学校区における放課後児童クラブの定員増のための新設や改修に対し、国の補助制度を活用することについて検討しているところであります。また、定員増を伴わない老朽化による既存施設の改修等に係る補助につきましては、今後、全国市長会などを通じて、国に強く要請してまいりたいと考えております。次に、子供たちの最善の利益のために子供たちの意見を反映することについてでありますが、放課後児童クラブにおける子供の意見及び参加につきましては、国の放課後児童クラブ運営指針において、放課後児童クラブの社会的責任として、子供に影響のある事柄に関して子供が意見を述べ、参加することを保障する必要があると示されているところであります。放課後児童クラブの運営に当たりましては、当該運営指針に基づき、子供の最善の利益のためにさまざまな場面で子供の意見を聞き、尊重しながら、各クラブが創意工夫して運営されているものと認識しているところであります。市が運営する放課後児童クラブにおいては、これまでも利用児童にアンケートを実施しているところでありますが、民設放課後児童クラブに対しましては、定期的に開催している説明会を活用して、利用児童の意見を聞く取り組みなどを要請してまいりたいと考えております。市といたしましては、今後におきましても、保護者や小学校、地域とも連携する中で、放課後児童クラブを利用する子供たちの意見が反映され、安心して安全に過ごすことができるよう努めてまいります。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、教育長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
私から、図書館における知的自由と図書館の自由について御答弁申し上げます。初めに、捜査機関への利用者情報の提供についてでありますが、個人が図書館を利用することで、図書館が知り得る利用者情報としては、利用者の氏名、住所などの個人情報のほか、いつ利用したのかという行動記録や、何を読んだのかという読書事実などがあり、いずれも利用者のプライバシーに属することであるため、これらの情報の取り扱いについては、本人のプライバシーに配慮した慎重な対応が求められるものであります。情報図書館においては、地方公務員法第34条第1項及び江別市個人情報保護条例第8条に基づき、利用者の秘密を守ることが求められているため、裁判所の判断を経ない照会に対する情報開示は行わないこととしております。このようなことから、情報図書館では、これまで捜査機関から刑事訴訟法第197条第2項による捜査関係事項照会を受けたことがありますが、利用者情報の提供は行っていないところであります。次に、利用者情報の提供を求められた場合の対応についてでありますが、先ほども御答弁申し上げましたとおり、情報図書館の利用者情報の取り扱いについては、本人のプライバシーに配慮した慎重な対応が求められるものであり、裁判所の判断を経て情報提供を求められた場合に限り、江別市個人情報保護条例第8条に基づき回答いたします。私からは以上であります。
答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)
私から、防災体制の充実について御答弁申し上げます。初めに、江別市地域防災計画の課題についてでありますが、江別市地域防災計画は、災害対策基本法第42条の規定に基づき、江別市を初め防災関係機関などで構成される江別市防災会議が十分協議した上で、策定された計画であります。江別市地域防災計画では、地域の実情に即した災害を想定し、災害発生時の避難、消火、水防などの具体策のほか、ライフラインの復旧、食糧・医薬品・物資の輸送や備蓄、災害対策本部の体制、復興の進め方、防災教育や避難訓練などを定めております。御質問の江別市地域防災計画の課題でありますが、江別市地域防災計画は災害対策基本法、国や北海道の防災計画との整合を図り策定されたもので、計画そのものに課題があるとは認識しておりませんが、今回の災害では、停電時における市民、自治会、協力協定業者への情報伝達、避難所・給水所に関する情報発信の対策など、大規模停電時の対応が課題として明らかになったものと考えております。さらに、災害種類に応じた対応、冬季間における避難対策、市民参加による現実に即した訓練の実施など、計画を着実に実行することが課題と考えており、防災関係機関、自治会、自主防災組織などと課題解決に向け、引き続き、協議してまいりたいと考えております。次に、防災・減災に向けた条例制定の必要性についてでありますが、防災・減災に関しましては、災害対策基本法に基づき設置された江別市防災会議の審議を経て策定した、江別市地域防災計画により実施してきたところであります。さらに、災害対策基本法を初め、災害関係法令は過去の災害での教訓を踏まえ、これまで数回にわたり改正が行われており、当市の地域防災計画においても、国や北海道の計画と整合を図りながら、修正を加えてきたところであります。一方、阪神・淡路大震災、東日本大震災といった大規模災害以後、市民参加意識の高まりなどから、防災対策に関し基本理念を定め、住民や事業者、自治体の責務を明らかにするとともに、住民等による防災対策の基本となる事項及び自治体の基本的な施策を定めることにより、住民、事業者及び自治体の協働による防災対策を推進することを目的として、全国的に防災基本条例、防災対策推進条例などが制定されております。道内におきましては、北海道が平成21年4月に北海道防災対策基本条例を、旭川市が平成27年4月に旭川市防災基本条例を制定しているところであります。当市におきましては、先ほど御答弁いたしましたとおり、防災・減災対策については、江別市地域防災計画により実施してきたところであり、防災に対する市民意見を反映するため、平成24年度から江別市防災会議の委員として江別市自治会連絡協議会、江別市女性団体協議会、社会福祉法人江別市社会福祉協議会に加わっていただいております。さらに、今後は、江別市市民参加条例に基づき公募委員を加えることを検討しているところでありますが、御質問の条例制定の必要性につきましては、防災基本条例、防災対策推進条例などの先進事例について、調査研究してまいりたいと考えております。次に、災害時における障がい者の現状と課題についてでありますが、障がいのある方やその家族からは、一部でバリアフリー化されていない避難所があることや、共同生活において周囲へ迷惑をかけるといった不安があることから、避難をためらうといった意見も伺っております。市では、障がいのある方々の不安を解消することが大きな課題であると考えており、これまでの避難所運営訓練では、障がいのある方など、配慮が必要な方のための福祉避難スペースを設け、周囲の方が支援をするといった取り組みを実施しているところであります。また、避難所までの避難行動につきまして、自宅から避難所への避難経路の確保のほか、障がいがある方への地域の支援が重要であると考えていることから、避難支援制度に登録していただくよう、引き続き、制度の周知に努めてまいりたいと考えております。次に、防災行政への障がい者の参画についてでありますが、防災行政につきましては、江別市防災会議が策定する江別市地域防災計画により進めてきたところであります。江別市防災会議は、災害対策基本法及び江別市防災会議条例の規定に基づき、行政機関、公共機関、学識経験者等で委員構成され、これまで、市の地域に係る防災に関する重要事項について、幅広く審議してきたところであります。障がいのある方の参画に関しましては、これまで、江別市自立支援協議会や江別市子ども発達支援センターを初め、障がいのある方の家族団体や、各種福祉事業者などを対象とした防災研修会を実施し、災害時における避難方法や避難所での対応などについての意見をいただき、訓練等の参考としているところであります。これまでに実施した総合防災訓練では、障がいのある方が、実際に避難する訓練に参加していただいているほか、災害時における障がいのある方の大変さを、身をもって体験するといった取り組みも実施してきたところであります。今後におきましても、障がいのある方に訓練に参加を呼びかけるとともに、江別市自立支援協議会などで防災について議論していただくほか、引き続き、各種団体等を対象とした出前講座など、さまざまな機会を通じ、障がいのある方の意見を伺い、防災行政に反映させてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)
私から、歯の健康に関する取り組みについての御質問に関しまして、まず、えべつ市民健康づくりプラン21における虫歯のない3歳児の現状について御答弁申し上げます。市では、えべつ市民健康づくりプラン21に基づき、3歳児健診などの幼児健診における歯科健診の際には、歯磨き指導を行い、希望者にはフッ素塗布を実施しております。また、保育園・幼稚園に出向き、紙芝居などを用いて歯磨きの大切さを教えるなど、幼児期からの虫歯予防に取り組んでいるところであります。そこで、御質問の市内の虫歯のない3歳児の状況でありますが、平成25年度から平成29年度までの5年間の平均では85.4%となっており、プラン策定時の初期値となる平成24年度の83.2%と比較して、2.2ポイント増加しております。厚生労働省の地域保健・健康増進事業報告によりますと、平成28年度の虫歯のない3歳児の割合は、全国では84.2%、全道では82.9%でありますことから、ほぼ同水準にあるものと認識しております。以上でございます。
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
続いて、私から、歯の健康に関する取り組みについてのうち、2点について御答弁申し上げます。まず、思春期の子供に対する取り組みと実態についてでありますが、全小・中学校では、学校保健安全法の規定に基づき、毎年、児童生徒を対象に行われる定期健康診断の検査項目の一つとして、学校歯科医による歯科健診を実施しております。学校歯科健診の結果については、学校から健康カードで全保護者へ通知するほか、虫歯等がある児童生徒の保護者には、歯科受診を勧める内容の印刷物を配布しております。また、保健便りや学級便りでも虫歯のあった児童生徒は歯科医院を受診するよう、保護者に周知しているところであり、虫歯等の早期発見、早期治療に向け努めているところであります。そのほか、江別市の学校における歯の健康対策として、平成24年度から小学校全校で、歯科衛生士による歯磨き指導を実施しており、児童が歯の健康に関心を持ち、実践的に学べる場として貴重な機会となっているところであります。なお、北海道教育委員会が実施した平成29年度公立学校児童等の健康状態に関する調査では、江別市における永久歯の1人当たりの虫歯の数は12歳で1.0本以下となっており、全道平均が1.26本でありますので、全道の平均を下回っている実態であります。次に、学校等における集団フッ化物洗口の必要性についてでありますが、フッ化物洗口につきましては、国が平成15年度にガイドラインを示しており、その中では、満80歳で20本以上の歯を残そうとする取り組み、いわゆる8020運動の推進のために効果的な方法の一つとして提示されているところであります。また、北海道におきましても、北海道歯科保健医療推進計画において、保育園、小学校等におけるフッ化物洗口の推進が重点施策として示されているところであります。学校等におけるフッ化物洗口については、洗口液の準備作業に係る学校の日課等への影響や誤飲の危険性などについて、学校現場等から懸念が示されているため、実施には至っていないところであります。教育委員会といたしましては、現在実施している歯磨き指導と同様に、フッ化物洗口は歯や口腔の健康づくりを推進する上での有効な手段と考えられることから、学校歯科医とも相談の上、校長会や一般社団法人札幌歯科医師会などの関係機関と調整してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)
続きまして、えべつ健康フェスタ2018においてフッ化物洗口に取り組んだ経緯と考え方についてでありますが、えべつ健康フェスタは、江別市健康都市宣言を受け、市民の健康意識の向上を目的に、市内大学や関係機関・団体との協働により、昨年から開催しているものであり、出展内容の検討に当たっては江別市健康都市宣言の趣旨を踏まえ、参加団体の自主性や専門性を尊重し、市と打ち合わせの上、企画しているところであります。そこで、御質問の希望者へのフッ化物洗口体験を実施した経緯でありますが、出展いただいた一般社団法人札幌歯科医師会江別支部と一般社団法人北海道歯科衛生士会札幌支部から、口腔機能の向上を図るため、とりわけ虫歯予防に効果が高いことが実証され、国や北海道においても推奨しているフッ化物洗口について、えべつ健康フェスタという機会を通じて、広く市民に周知したいとの提案があり、市といたしましては、リーフレットを配付して十分に説明することや、希望者に対してのみ行うことなどを要請し、実施されたところであります。次に、歯や口の健康増進に向けたさらなる取り組みについてでありますが、国の健康日本21第二次中間評価報告書によりますと、乳幼児期・学童期の虫歯は全国的に改善傾向にある一方で、貧困など社会経済的理由により、虫歯の状況に健康格差が生じていることや、多数の虫歯がある子供の数が増加しているとの報告がなされております。また、虫歯の有病率は、一般的な疾患と比較して高い状況にあり、集団全体のリスクを低減させる予防対策が重要であることも指摘されております。そこで、御質問の妊産婦の歯科健診の実施についてでありますが、現在、マタニティスクールでの歯科衛生士による口腔ケア指導のほか、妊婦歯科相談での歯科医師や歯科衛生士による歯磨き指導などを実施しているところでありますが、歯科健診の実施に当たりましては、日程や体制整備等の課題がありますことから、今後、実施自治体の状況等を調査するなど、妊産婦の歯科健診の実施について研究してまいります。また、学校歯科健診の結果を公表することにつきましては、既に北海道が各自治体の状況についてホームページで公表しておりますので、市におきましても、ホームページでの公表を含め、啓発の方法について工夫してまいりたいと考えております。私からは以上でございます。
答弁 生活環境部長 高橋孝也(生活環境部長は2019年3月まで)
私から、プラスチックのごみ問題について御答弁申し上げます。初めに、中国が廃プラスチックを輸入禁止したことによる影響についてでありますが、中国が、環境対策の一環として、昨年末から輸入を禁止したことに伴い、国内では廃プラスチックが大量にたまり、大きな問題となっております。本市における廃プラスチックの状況といたしまして、ペットボトルにつきましては公益財団法人日本容器包装リサイクル協会へ全量引き渡しているほか、白色トレイにつきましても民間事業者へ全量売却しており、現在のところ、影響を大きく受けている状況ではありませんが、廃プラスチックに関しては、中国のみならず、東南アジアの国々においても輸入を制限する動きがありますことから、市といたしましても、今後の影響に十分留意していく必要があるものと認識しております。現在、国では、国内での資源循環等の対策を進めている状況にありますことから、今後の動向等を注視してまいりたいと考えております。次に、マイクロプラスチックによる海洋汚染に対する認識についてでありますが、プラスチックは、日常生活など、現代社会のあらゆるところで幅広く使用されておりますけれども、一部のプラスチックが河川に流出することで海洋汚染の原因となり、生態系等への影響が懸念されていることから、世界的な課題として対策が進められております。現在、日本においてもプラスチック資源循環戦略の検討が行われているところであり、市といたしましても、マイクロプラスチックによる海洋汚染は重要な問題と認識しております。今後におきましては、ポイ捨て等により飛散したプラスチックごみも河川を通して海洋汚染につながっていることを意識して、ごみ出しマナーの徹底など、市民等への啓発を強化していかなければならないものと考えております。次に、プラスチックごみの資源循環と発生抑制についてでありますが、廃棄物の減量化を進めるためには、市民、事業者、行政が連携して、取り組むことが重要であるものと認識しております。市では、これまで、ペットボトル及び白色トレイの資源化に向けた回収とともに、市民団体、事業者と連携し、レジ袋削減に関する協定を締結するなど、不要なプラスチックの削減に取り組んでおります。現在、国では、中国の輸入禁止や海洋汚染などの問題から、喫緊の課題としてプラスチックごみの対策を検討しており、また、一部の事業者では、使い捨て容器等の見直しを進めているところであります。市といたしましては、今後の国や北海道の動向を踏まえながら、市民や事業者とともに、プラスチックごみの資源循環と発生抑制に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。以上であります。
質問 干場芳子
何点かの質問と要望を含めてお伺いしたいと思います。まず、件名2の放課後児童クラブの充実についての項目1についてですけれども、質の低下とならないように、これまでどおりの取り組みをお願いしたいという要望をさせていただきます。項目2、江別市における現状と課題についてですけれども、ニーズ量を的確に把握し、待機児童を発生させることがないよう、さまざまな方策を講じながら進めていくとの答弁でしたが、江別市の状況を見ますと、かなり早目に地域の状況を把握して、地域の皆さんの理解を得ながら進めて、合意を得ていくことが求められると思っております。そのあたりについての見解を伺いたいと思います。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
再質問にお答え申し上げます。各小学校区における児童数の把握につきましては、先ほど御答弁申し上げたとおり、的確に把握しまして待機児童が出ないような形で進めてまいりたいと考えておりますが、放課後児童クラブは開設に少なくとも数カ月かかります。その期間を要しますことから、今後とも児童の状況を的確に把握する中で、定員増が必要と判断される場合には、小学校区においては、地域の関係者と十分協議をしまして、待機児童を発生させることのないよう、スピード感を持って対応してまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 干場芳子
ぜひそのようにお願いいたします。項目3についてですけれども、既設の放課後児童クラブについても国に要望していくという答弁でした。これについても、いろいろな民間の放課後児童クラブの方が、非常に工夫といいますか、苦慮されているとお聞きしておりますので、その点についても要望していただきたいと思います。項目4の子供たちの最善の利益のために子供たちの意見を反映することについてですが、意見を聞く機会、取り組みを要請していくということでしたけれども、子供自身が放課後児童クラブを利用する中で、子供たちがみずからいろいろな困り事などを相談できる窓口があるのか、ないのかということがとても大事で、そうした場が必要ではないかと思っております。そのあたりについての見解を伺いたいと思います。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
再質問にお答え申し上げます。子供たちがみずから相談できる窓口やそのような場が必要ではないかということでありますが、放課後児童クラブには、先ほども御答弁申し上げましたけれども、保育士資格や教職員免許を持った方がいらっしゃいまして、研修を受けた専門性のある職員が配置されております。日常的に利用する子供たちにとって、困り事を気軽に相談できる場であると認識しておりますが、そうしたことから、相談窓口というのは一般的に設置されておりません。しかしながら、先ほどお答えいたしましたとおり、今後、放課後児童クラブの設置者等に対し、定期的に開催している説明会などにおいて、子供たちがより相談しやすい環境をつくるよう要請してまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 干場芳子
その点についても、わかりやすい体制づくりをよろしくお願いいたします。件名3、防災体制の充実についての項目1、江別市地域防災計画の課題について再質問をさせていただきます。自治体が中心となって正しい情報をいかに収集して市民に伝えていくかということが大変重要な課題だと思っております。今回の地震災害では、ブラックアウト状態になったこともあって、なかなか正しい情報の収集や市民への伝達がうまくいかなかった部分も見受けられたと思っております。これは重要な課題であると認識しておりまして、市民が安心して行動ができる情報の収集・伝達・発信など、情報連携を構築していくことが必要であり、これらに特化した訓練も必要なのではないかと思っておりますけれども、このあたりについての市としての見解を伺いたいと思います。
答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)
再質問に御答弁申し上げます。江別市地域防災計画に関しまして、市民が安心して行動ができる情報の収集・伝達・発信など、情報連携に特化した訓練が必要ではないかとの御質問でありますが、先ほど御答弁申し上げましたとおり、今回の災害では、停電時における市民、自治会、協力協定業者への情報伝達、避難所・給水所に関する情報発信など、大規模停電時の対応が課題として明らかになったものと考えております。今後におきましては、議員御指摘の点を踏まえ、今年度予定している職員図上訓練では、大規模停電により通信手段が途絶した場合を想定し、情報の収集・伝達・発信など情報連携に特化した訓練を実施してまいりたいと考えております。以上であります。
質問 干場芳子
ぜひ訓練を実施していただきたいと思います。この何年間かに、江別市で幾度かの災害を経験してわかったことは、やはり情報がきちんと得られれば市民は安心して、起きた災害に対して自助・共助の行動ができるのではないかと思っております。今、テレビ、ラジオとともにSNSという有効な情報ツールを使用して、市民の情報収集能力も過去に比べれば格段に上がったのではないかと思います。ただ、その有効性が時にはデマのようなものにつながったりする危険性があることは認識しなければならなくて、これまで起こった災害では、ツイッターやフェイスブックなどにより市民が混乱したことも報告されているので、正しい情報伝達に向けた訓練をぜひ実施していただきたいと思います。引き続き、項目2の防災・減災に向けた条例制定の必要性についてですが、これは要望をさせていただきます。防災における自治体の役割には、正しい情報の伝達、そして、自治体職員の災害対応能力、災害に強い人づくりといいますか市民力というものが重要だと思っております。市の職員を初め、消防、警察の防災関係の対応力は、災害が大きくなればなるほど限界があると思います。やはり、自助・共助による対応が求められるのは必然なのではないかと考えます。高齢の方や障がいを持っておられる方々も含めて、まずは自助として行動しなければならない状況になると思います。その上で共助につながる施策を展開していくことが自治体として重要と考えたとき、実効性のあるものにしていくためには条例化というものが、一つの意識づけとして醸成につながるよい手法ではないかと思っておりますので、今後検討していただきたいと思います。件名4の歯の健康に関する取り組みについてですが、項目3の学校等における集団フッ化物洗口の必要性について指摘として述べさせていただきたいと思います。先ほども述べましたけれども、3歳児の虫歯のない率が高く、12歳、6歳でも1本以下という状況になっております。これは江別市のこれまでの取り組みの成果だと認識しております。集団フッ化物洗口による効果というのは成人以降の持続性も含めて、その実態の検証が行われているとは言いがたい状況であると認識しておりますので、そのことを指摘したいと思います。もう1点、道内でフッ化物洗口を実施されている洗口液というのは、約77%は試薬であるフッ化ナトリウムが使われています。医薬品であるミラノール、オラブリスにしても、これは劇薬で、臨床試験が未実施となっている薬品であることは押さえておきたいと思っております。項目4のえべつ健康フェスタ2018においてフッ化物洗口に取り組んだ経緯と考え方について再質問したいと思います。当日、使用された洗口液の薬剤は何を用いられたのか、その点について伺いたいと思います。
答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)
再質問に御答弁申し上げます。先ほどもお答えいたしましたとおり、えべつ健康フェスタ2018でのフッ化物洗口体験は、リーフレットを配付して十分に説明することや、希望者に対してのみ行うことを要請し、専門的知見を有する歯科医師と歯科衛生士により実施されたところであります。御質問のフッ化物洗口での使用薬剤につきましては、一般的に用いられているオラブリス洗口用顆粒を使用したと伺っております。以上でございます。
質問 干場芳子
私もイベントに参加いたしましたし、知り合いも何人か参加いたしました。十分に説明して実施したという答弁でありましたけれども、実態は十分にそのような状況になっていたとは感じられませんでした。イベント会場の後方にポスターといいますか、チラシが張られていましたけれども、その根拠はチラシを見る限り、なかなかわかりにくいものであったと思っております。江別市だけではありませんけれども、実施されているフッ化物洗口の現場においては課題等があると言われ、賛否両論がある中で今回こういったイベントで実施されたということについては、私としては大変違和感があると感じたことを指摘させていただきたいと思います。引き続き、項目5の歯や口の健康増進に向けた取り組みについてお伺いしたいと思います。答弁の中で、貧困など社会的・経済的理由により虫歯の状況、歯の健康に差が出てきていることも承知しておりますとのことでした。こうした状況を改善するために、子供を取り巻くさまざまな環境等に配慮し、必要な対策に取り組んでいくことが大切であり、フッ化物洗口によって対処すべきではないと考えておりますけれども、この点について御見解があれば伺いたいと思います。
答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)
再質問に御答弁申し上げます。フッ化物洗口は、国のガイドラインや北海道歯科保健医療推進計画等において、その有効性や安全性について推奨されているものであります。先ほど御答弁いたしましたとおり、市では、これまでも、歯科医師や歯科衛生士による歯磨き指導などを実施してまいりましたが、歯磨きの徹底だけでは、虫歯の原因となる歯垢、プラークを100%取り除くことが難しいとされておりますことから、フッ化物洗口は、虫歯予防の有効な手段の一つであると承知しているところであります。以上であります。
質問 干場芳子
私も何度も同じことを申し上げておりますけれども、これまで行政、教育委員会等が取り組んでいただいた結果というふうに思っております。北海道小児歯科医会での乳児期における虫歯菌の知識なども、そういった情報が母親に伝われば、虫歯の本数が着実に減り、健康管理されていくと思っておりますので、その辺も改めて申し上げたいと思います。改めて、今回、北海道の条例を読んでみました。それに基づく推進計画を見ますと、確かに条例は重いものだと思いますけれども、文章は全て努力義務というふうになっております。私は、市のさまざまな状況、実態を把握しながら、今後慎重に対応していただくことを強く求めたいと思います。最後に、件名5のプラスチックごみの問題についてお伺いしたいと思います。項目3のプラスチックごみの資源循環と発生抑制についてですけれども、やはり、今問題となっているプラスチックごみというのは、国による政策的な動きが重要だと認識しておりますし、効果的になるのだろうと思っております。これまでも何度か御提案申し上げておりますけれども、そういう国の流れがあっても、地域で、足元でプラスチックごみを減らしていくという取り組みをしていくことが大事だと思います。この先の20年後、当市の焼却炉も新たな時期を迎えるのですが、それに向けてどういうごみ処理のあり方がいいのかと考えたときに、大学、もしくは学生と連携しながら使い捨てプラスチック容器にかわるものや、マイカップ運動であるとか、そういう取り組みを少しずつ行っていくことがとても大事ではないかと思います。そういう使い捨てプラスチック容器にかわる容器の取り組みについて再度伺いたいと思います。
答弁 生活環境部長 高橋孝也(生活環境部長は2019年3月まで)
プラスチックごみの資源循環と発生抑制についての再質問に御答弁申し上げます。市といたしましても、使い捨てプラスチック容器からの転換を図ることは、環境負荷の軽減や天然資源の消費抑制につながることから、重要であるものと認識しております。今後におきましては、市のホームページや広報誌、環境イベントや出前講座、全小学校で実施しているごみ減量について学習する買い物ゲームなどを活用しながら、啓発を進めるとともに、ごみを発生させない取り組みとして、マイカップ、マイボトル持参運動等を幅広い世代へ広めてまいりたいと考えております。また、市内のイベントなどにおける使い捨てプラスチック容器の見直しにつきましては、今後、主催者や大学、高校などに相談しながら、どのような取り組みが可能なのか検討してまいりたいと考えております。以上であります。副議長(宮川正子君) 以上をもって、干場議員の一般質問を終結いたします。◎ 散会宣告