みんなの議会

江別市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月18日

(1)生涯にわたる歯・口腔の健康づくりについて/(2)外国人技能実習生への支援について/(3)子供食堂について

2018年9月18日、江別市議会の一般質問で、裏君子議員が「生涯にわたる歯・口腔の健康づくりについて」「外国人技能実習生への支援について」「子供食堂について」について質問し、市長 三好昇、健康福祉部長 佐藤貴史、教育長 月田健二が答弁しました。

質問者
裏君子 議員
答弁者
市長 三好昇、健康福祉部長 佐藤貴史、教育長 月田健二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 裏君子

初めに、北海道胆振東部地震でお亡くなりになられた方々に心からお悔やみ申し上げますとともに被災されました皆様にお見舞い申し上げます。一日も早い復旧を心からお祈りいたします。それでは質問させていただきます。件名1の生涯にわたる歯・口腔の健康づくりについて伺います。歯と口腔の健康は、食事や会話に大きく影響するとともに、生涯にわたり健康で質の高い生活を営む上で大変重要な役割を果たしています。北海道では、平成21年に制定した北海道歯・口腔の健康づくり8020推進条例に基づく北海道歯科保健医療推進計画のもと、歯と口腔の健康づくりの施策に取り組み、虫歯予防効果の高いフッ化物洗口の普及やデンタルフロス・歯間ブラシを使用する成人の増加、80歳で20本以上の歯を有する人の割合の増加などの成果が得られています。これまでの成果や課題等を踏まえ、本年3月に新たな計画を策定しています。前計画に引き続き、乳幼児から学齢・成人・高齢期までの各ライフステージに合わせて、虫歯の予防、歯周病の予防、高齢者の低栄養と誤嚥性肺炎の予防、障がいのある人などへの歯科保健医療サービスの充実の四つのテーマを設定し、さまざまな施策を展開しており、新たに歯周病と糖尿病などにかかわる医科歯科連携の推進や高齢者に対する口腔ケア提供体制の整備を図ることとしています。そして、市町村を初め、一般社団法人北海道歯科医師会、一般社団法人北海道歯科衛生士会及び公益社団法人北海道歯科技工士会等の関係団体と連携・協力し、歯科保健医療の一層の充実を図ることとしています。江別市においても、乳幼児期から高齢期まで、生涯を通じた事業が推進されていると認識しているところですが、虫歯予防については、保育所・小学校等におけるフッ化物洗口はいまだ実施に至っていない状況です。北海道歯科保健医療推進計画の中に、重点施策として、保育所・小学校等におけるフッ化物洗口の推進が挙げられています。虫歯は歯を失う主な原因の一つです。道内の12歳児の永久歯1人平均虫歯数は、平成29年度には1.5本と、全国平均の0.82本より多く、学齢期の虫歯は早急に改善すべき課題となっています。永久歯の虫歯予防に効果的な方法としてフッ化物洗口がありますが、平成30年3月末現在、道内179市町村の中でフッ化物洗口を実施しているのは174市町村となりました。未実施は江別市を含めて5市町村ということです。実施者数については年々増加しており、10万人を超える子供たちが集団フッ化物洗口を行っています。伊達市立伊達小学校は、明治5年創立の歴史ある小学校で、37年前からフッ化物洗口を行っています。実施については、週に一度、朝の読書時間の後に、10分ほど実施しており、担任の先生が、児童が読書をしている間に洗口液を紙コップに用意して、担任の先生の号令とともに1分間のフッ化物洗口が始まり、同じく号令とともに洗口が終わります。洗口後、児童は列をつくり水飲み場で洗口液を捨て、専用のごみ袋に紙コップを捨てます。この小学校では、希望者を対象に実施していますが、入学や転入する児童、希望変更する児童について調査を実施しており、希望者の割合は98.13%ということです。学校長や養護教諭のお話ではこれまで問題なく定着しており、現場にとってはそんなに大きな負担ではないということです。また、成果としては12歳児の永久歯1人平均虫歯数が0.59本で、市民の歯科医療費も全国平均よりも低いというデータが出ています。そこで、項目1のフッ化物洗口の実施について、以前の答弁では、ほかの自治体での導入事例等を踏まえて検討されるとのことでしたが、現在、道内で179市町村のうち、174市町村が実施している中で、当市が保育所・小学校等におけるフッ化物洗口の実施ができない理由と課題について、市長にお伺いいたします。次に、高齢者の口腔ケアを含む口腔機能向上の取り組みについて伺います。近年では、高齢者の低栄養と誤嚥性肺炎の予防には、多くの医療・介護関係者が口腔ケアの重要性を認識しており、口腔内の清掃だけでなく、摂食嚥下機能のリハビリテーションに重点を置いた口腔ケアが実践されるようになりました。口の中の状態が健康に与える影響は大きく、心臓病や糖尿病などとの関連も指摘されています。特に高齢者にとっては、口腔機能を向上することで誤嚥性肺炎や認知症の予防にも役立てることができると言われており、歯の数が多く残っていると、医療費が少なくなるという報告もあります。一方、認知症の症状のある要介護高齢者に対する口腔ケアでは、認知症高齢者との意思疎通が難しいこと、ケアに対して抵抗を示すケースが多いことなどが課題となっており、北海道では、介護事業所で実施する口腔ケアや食事介助困難事例に関するケアカンファレンスに歯科医療従事者を派遣するなど、介護現場での口腔ケアの取り組みを促進するとしています。食べるための口回りの衰えを意味するオーラルフレイルとは、歯や口腔の健康への関心度が低下し、歯周病や虫歯を放置したり、滑舌の衰え、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品の増加など、ささいな口の衰えによる食欲低下や食事バランス等の悪化が見られる状態をいいます。早期の対応により健康な状態に近づくことができることから、高齢者が定期的な歯科検診を受けたり、介護予防の取り組みに参加するよう普及啓発を行うことや介護予防の取り組みに参画する歯科医療従事者が重要になってまいります。福岡県豊前市では、訪問口腔ケア事業が平成27年度より歯科医師会と九州歯科大学の協力を得て行われています。在宅療養している高齢者を対象に訪問による専門的口腔ケアを実施し、重症化予防・運動機能維持向上・在宅高齢者の生活の質の向上を図るものです。そのことにより、健康寿命の延伸につながり医療費や介護費の適正化を期待するものです。事業開始から3年間で約100人の口腔ケアを実施したところ、口腔機能向上、栄養状態の改善など一定の効果が見られました。以上を述べて質問ですが、2項目めとして、当市における高齢者の口腔機能向上の取り組みの現状について伺います。3項目めとして、口腔機能向上の重要性については、私も口腔機能向上認定歯科衛生士として仕事をしてきた中で、医療・介護関係者の方々に御理解と御協力をいただいてきた経験があります。その関係者の方々によって、高齢者に対するチェックリストでの口腔機能向上サービスを受けるか受けないかの判断や後押しをお願いするわけですが、今後も口腔機能向上のプログラムやサービスを受けていただく方の裾野を広げる必要があります。そのためにも医療・介護専門職に対して口腔機能向上についてさらなる研修が必要と考えますが、いかがかお伺いいたします。4項目めとして、介護保険給付における口腔機能向上サービスは、それぞれの事業所によって差があるところと認識しておりますが、在宅介護、在宅医療を柱にした地域包括ケアの必要性が叫ばれる中、今後、より当事者の実情を踏まえた口腔ケアの支援策が求められていると考えますことから、当市として、訪問口腔ケア事業の必要性について、市長の見解をお伺いいたします。次に、外国人技能実習生への日本語学習環境などの支援について伺います。平成30年第2回定例会の一般質問に対する答弁で、市として外国人技能実習制度の理解を深める機会として、市内企業を対象とする研修会を開催し、今後も市内企業における外国人技能実習生の受け入れはさらに増加していくと考えることから、在留外国人が地域で生活する上で必要な支援について研究していくとの答弁がございました。外国人技能実習制度については、新興国や発展途上国の外国人を日本国内に受け入れ、企業などで一定期間働きながら、専門的な技術や知識を習得してもらう制度です。発展途上国の発展を担う人材を育成する国際貢献の一環として1993年に創設されましたが、制度開始後も受け入れ企業側、実習生側の双方から、対象職種拡大や実習期間延長など幾つもの課題が指摘されておりました。そうした中、2017年11月に外国人技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律の成立により、管理監督体制を強化するとともに外国人技能実習生の保護が図られました。この法律の施行により、優良な受け入れ機関には実習期間の延長や受け入れ人数枠の拡大、また、それまでは農畜産業や漁業、製造業などが中心でしたが、介護が追加されるなど、それまで認められていなかった職種や作業が追加されたところです。江別市においても、農業法人や食品加工などの製造業の分野で、中国やベトナムなどアジア圏を中心とした国々からの外国人技能実習生がふえています。先般、私も外国人技能実習生を受け入れている企業関係者の方からお話を聞く機会がありました。その方は、技能面を外国人技能実習生に教えることは何度か繰り返すことで理解してもらえるが、会社以外で、地域で居住するための言葉や習慣などを教えることが難しく、一番困っているところとおっしゃっておりました。確かに外国人技能実習生が生活する上で必要な言葉やマナーなどを受け入れ企業がサポートすることは、一企業ではなかなか難しいと思うところです。制度改正により、最大5年間、地域で居住することになると考えますと、こうした日本語の学習や生活習慣などの支援については、本人や企業にとって喫緊の課題だと考えますことから、実効性のある支援が必要と考え、質問させていただきます。1点目として、市では増加する外国人技能実習生を受け入れる市内企業が抱える課題をどのように認識しているか、伺います。2点目として、受け入れ企業や地元自治会が江別国際センターと共同で外国人技能実習生向けの日本語教室を開催したなどの事例を聞いておりますが、これまでの取り組みと現状を踏まえて、雇用確保、就業支援という視点から、日本語学習環境などの取り組みを今後どのように進めていくのか、お伺いいたします。最後に、子供食堂について伺います。近年、子供食堂の取り組みが急速に広がっています。その背景には共働き世帯やひとり親世帯の増加による子供の孤食などの実態に対して問題意識を持つ人がふえたことに加え、2014年に子どもの貧困対策の推進に関する法律が施行されたことにより、行政を初めとする専門機関や地域住民からの子供の貧困に対する意識が高まったことなどがあると言われています。子供食堂の生みの親と言われる気まぐれ八百屋だんだんの店主は、知り合いの小学校教諭から給食のない日はバナナ1本で過ごしている子供がいるという話を聞き、その光景を思い浮かべると何とも切なくて涙がとまらなくなり、自分に何かできることはないかと思ったことが、子供食堂をつくるきっかけになったとのことです。子供食堂というと、親が食事を用意できない貧困家庭の子供に対し、食事を提供する場というイメージがありますが、ただ単にそれだけではなく、そこには子供を支援するさまざまな機能が求められています。一つ目は、子供の居場所として、多くの子供食堂では、貧困に限らずさまざまな事情から子供食堂を必要としている全ての子供を対象とすることで、生活困窮世帯の子供が気兼ねなく利用できるような配慮や仕組みづくりが進められています。二つ目には、食育として家庭的でバランスのとれた食事を提供するだけではなく、親の事情で子供がひとりで食事をしなければならない孤食の解消も目的の一つにあります。2005年の食育基本法の制定以降、共食を通した食育が推進されています。子供食堂の取り組みもこうした文脈に位置づけられ、農林水産省も子供食堂の開設を推進しています。子供食堂の急速な広がりは、生みの親である気まぐれ八百屋だんだんの店主のように、子供に対する思いから生まれ、市民運動が持つ力強さを映し出していると言えますが、持続可能な運営を行う上での食品衛生の問題や事故対応等の課題もあります。今後地域のさまざまな主体が連携し、力を合わせてこの活動を支えていくことが重要と考えます。そこで1点目の質問です。当市においても学校やPTA、自治会や母子会など各種団体が地域で連携して子供を育む活動をされていると承知していますが、江別市における子供食堂の現状をお伺いします。2点目に、子供食堂の安定運営に向けた支援についてです。市民の方から子供食堂を設立したいとの声をいただきました。その方は、子供食堂でお手伝いをしているところですが、設立となるとまだまだ多くの課題があるとのことでした。北海道保健福祉部では、本年5月に子どもの居場所づくりの手引きを発行しています。その中に市民活動による支援団体の紹介などが載っていることから、それについて御案内しましたが、江別市としても地域で子供食堂などを組織的に推進できる、何でも相談できるところが必要になってくると考えます。鳥取県鳥取市では、鳥取市子どもの未来応援計画の策定を受け、昨年の11月に子供食堂などを継続的、安定的に運営するために地域食堂ネットワークを立ち上げています。事務局は、鳥取市中央人権福祉センターが担っており、子供食堂を運営するボランティア、NPO法人などの10団体と金融機関や社会福祉法人、生活協同組合、食材を提供する農園など、子供食堂の運営を支援する10団体が協力するネットワークを結んでいます。平成30年6月現在で、子供食堂は市内11カ所で実施され、今後17カ所までふやし、子供たちと保護者が孤立しないよう、地域で見守る取り組みを育み、進めていきたいとしています。以前、当議会での一般質問に対して、子供食堂にはさまざまな運営形態があり、地域交流や子供を育む活動としても意義があると認識しており、先進事例や市内大学の取り組みの動向を注視してまいりたいとの答弁がありましたが、その後の先進事例や当市の市民活動の状況も進んでいると思います。以上を述べて、今後、子供食堂を運営していこうという方々の活動支援について、市長の御見解をお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

裏議員の一般質問にお答え申し上げます。外国人技能実習生への支援に関しまして、初めに、外国人技能実習生受け入れ企業の課題についてでありますが、現在、市内には、ベトナムや中国、ミャンマー、インドネシアから外国人技能実習生として169名が在住しております。外国人技能実習制度では、外国人技能実習生の送り出し機関が日本の文化やマナーなどの研修を行うほか、来日後には、監理団体において日本語教育を中心とした法定講習を行っております。しかしながら、既に外国人技能実習生を受け入れている企業からは、業務上のコミュニケーションの習得には対応できているものの、日常のコミュニケーションやごみステーションの利用等の生活マナー、交通規範等の社会ルールの習得は十分とは言えないと聞いており、これら生活全般への対応が課題と考えております。次に、日本語学習環境などの支援についてでありますが、前段も御答弁申し上げましたが、現在、4カ国169名の外国人技能実習生が市内に在住しており、日本の生活に一日も早くなれることが大切だと考えております。市内では、こうした外国人技能実習生を支援するため、江別国際センターでは、平成27年から日本語教室を開催しており、単に日本語の学習だけではなく、日常の生活習慣や交通ルールなどについても理解を深めてもらえるよう対応しているところであります。なお、この教室は企業からの要請を受けて、現在も継続して開催しております。昨年11月には、外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律が施行され、技能実習期間が最大5年間に延長されたほか、受け入れ人数枠の拡大や、介護職等の職種が追加されるなど、外国人技能実習制度の枠組みが大きく変わったことから、今後、市内におきましても、外国人技能実習生が増加していくことが予想されております。市といたしましては、江別国際センターで開催される日本語教室を引き続き支援していくとともに、外国人技能実習生を引き受けている同様の企業に対しましても、こうした取り組みにつきまして、情報提供してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、市内で働く外国人技能実習生への支援の充実が、企業が抱える慢性的な労働力不足の解消につながるものと期待しております。次に、子供食堂に関しまして、子供食堂への活動支援についてでありますが、開設に関する御相談をいただいた際は、既に市内で開設しノウハウを有する子供食堂運営団体を御紹介しているほか、御質問にもありました北海道発行の子どもの居場所づくりの手引きなど、国や関係団体等が作成した運営の参考となる資料をお渡しするなどしております。また、既に開設されている団体には、国の関係省庁等が連携し、民間団体を支援する子供の未来応援基金の活用を御案内しているところであります。市といたしましては、子供食堂や地域食堂が広がりを見せておりますことから、引き続き、情報収集・情報提供に努めるとともに、現在実施している子供の生活実態調査や今後実施することとしている子供食堂への聞き取り結果を踏まえ、ボランティア団体の窓口である社会福祉法人江別市社会福祉協議会とも連携し、子供食堂のネットワークづくりなど、今後の支援のあり方について検討してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、健康福祉部長からお答え申し上げます。

答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)

私から、生涯にわたる歯・口腔の健康づくりについてほか1件について御答弁申し上げます。初めに、生涯にわたる歯・口腔の健康づくりに関しまして、フッ化物洗口を実施できない理由と課題についてでありますが、フッ化物洗口につきましては、国が平成15年度にガイドラインを示しており、その中で満80歳で20本以上の歯を残そうとする取り組み、いわゆる8020運動の推進のために効果的な手法の一つとして提示されているところであります。また、北海道におきましても、北海道歯科保健医療推進計画により、保育所・小学校等におけるフッ化物洗口の推進が重点施策として示されているところであります。そこで、御質問の保育所、小学校などで実施できない理由と課題でありますけれども、フッ化物洗口は、虫歯予防の効果を上げるためには、4歳ごろから14歳ごろまで継続して実施することが望ましいとされておりますが、市におきましては、保育所や小学校などにおける受け入れ態勢等が整っていないことから、実施に至っていないところであります。しかしながら、全道においては、保育所、幼稚園、小学校などにおいて、一部での実施を含め、多くの自治体において取り組んでいる現状を承知しておりますことから、今後、各自治体の状況や実施の手法などについて調査してまいりたいと考えております。次に、高齢者の口腔機能向上の取り組みについてでありますが、国は、歯科口腔保健の推進に関する法律に基づく基本的事項において、高齢者は、摂食・嚥下等の口腔機能が低下しやすいことから、生活の質の向上を図るため、口腔機能の維持・向上を図っていくことが重要であると示しております。また、北海道では、北海道歯科保健医療推進計画において、高齢者に対する口腔ケア提供体制の整備に向けて、定期的な歯科検診の受診や介護予防の取り組みに参加するよう普及啓発を行うとともに、介護予防の取り組みに参画する歯科医療従事者の資質向上を図ることとしています。当市では、歯と口腔の機能を保つことは疾病や介護の予防に重要なことと考えておりますので、えべつ健康づくりプラン21において、歯と口の健康増進に向けて40歳から70歳までの10歳ごとの節目年齢の方を対象にした歯周病検診を実施しております。また、65歳以上の高齢者に対しては、江別市介護保険事業計画に基づく介護予防として、公民館や住区会館等で開催する介護予防講座において口腔ケアに関する講義を行っているほか、口腔機能が低下している方には、歯科衛生士が個別に指導を行っております。さらに、要介護等に認定されている方のうち、口腔ケアが必要な方には、介護保険事業の中で介護事業者が口腔ケアを実施するなど、高齢者の状態に応じて、口腔機能向上に向けた取り組みを行っているところです。次に、医療・介護専門職に対する口腔機能向上のさらなる研修についてでありますが、市が一般社団法人江別医師会の協力のもと設置した江別市医療介護連携推進協議会におきましては、歯科医が委員として参画しているほか、江別市医療介護連携推進協議会が開催した研修会には歯科医や歯科衛生士等も参加しており、今後は口腔ケアについても検討していくこととされています。また、高齢者の自立支援に向けて市が開催している地域ケア会議には、介護専門職のほか、歯科衛生士や言語聴覚士等が参加し、高齢者の生活上の課題を参加者間で検証する中で、口腔ケアの重要性等についても共有が図られているところです。市といたしましては、これらの研修会や地域ケア会議の開催に引き続き取り組むとともに、現在、一般社団法人札幌歯科医師会が開催する研修会に他の職種が参加できるよう取り組みを進めているところでありますので、多くの方が口腔ケアに関して学ぶことができるよう市のホームページ等を通じて情報提供をしてまいりたいと考えております。次に、訪問口腔ケア事業の必要性についてでありますが、要介護等に認定された高齢者の口腔ケアに関しましては、従前より、デイサービス事業所等が事業所内で口腔ケアを提供しておりますほか、自宅でケアを行う必要がある場合は、訪問看護事業所等がサービスを提供しているところであります。また、要介護等に認定されていない高齢者に対しては、市独自のサービスである口腔機能個別相談事業を市内に4カ所ある地域包括支援センターを会場として無料で実施しておりますが、高齢者によっては、地理的条件や身体機能の事情等により、会場に出向くことが難しい場合もあることから、平成30年度から必要に応じて歯科衛生士が自宅を訪問して実施することができるよう運用方法を見直しております。市といたしましては、訪問による口腔ケアは、外出が難しい高齢者における口腔機能向上のための重要な取り組みと認識しておりますので、今後は、この制度のさらなる周知を図り、利用の促進に努めてまいりたいと考えております。次に、子供食堂についての御質問に関しまして、当市における子供食堂の現状についてでありますが、本年、民間組織であるこども食堂安心・安全向上委員会が、全国の社会福祉協議会に対して行った調査によりますと、子供の貧困対策や居場所づくりのほか、現在では、地域のつながりの場としての地域食堂など、多様な形態で広がりを見せ、ここ数年で大きく増加している状況にあります。そこで、当市の状況についてでありますが、平成28年4月に市内大学の学生による市内商店街で食事や遊びの場などの提供を行う活動から始まり、現在は、大学や社会福祉法人、企業等、さまざまな主体が、市内4カ所で子供食堂を運営している状況にあります。その設置目的といたしましては、子供の孤食解消や居場所づくりといった、子供や家庭が抱える課題の解消のほか、自治会との連携により地域のつながりの希薄化を解消するための交流拠点とするなど、多岐にわたっているところであります。以上でございます。

再質問 裏君子

それでは、再質問させていただきます。1件目、1項目めのフッ化物洗口を実施できない理由と課題について、このたびの質問は御承知のとおり、平成23年の7年前から4度目の質問となります。これまでの答弁では、ほかの自治体での導入事例等を踏まえて検討されるとのことでしたが、どのような検討がなされてきたのか疑問に思うところです。このたびの答弁では、保育所や小学校等における受け入れ態勢が整っていないことから実施に至っていないとのことですが、保育所と小学校において、それぞれの受け入れ態勢が整っていない具体的な理由をお伺いいたします。

答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)

再質問に御答弁申し上げます。フッ化物洗口の実施ができない理由について、私からは保育所についてお答え申し上げます。保育所におけるフッ化物洗口については、市内の公立・私立保育所の職員の研修会におきまして、昼食後の歯磨きに続き30秒から1分間程度のうがいをする必要があることから、子供たちが集中して行うためには、相当な練習が必要になること、また、誤飲等の防止や使用薬剤の保管方法など、整理すべき課題が多いと聞いているところであります。いずれにいたしましても、今後につきましては、先ほど御答弁いたしましたとおり、フッ化物洗口を既に実施している自治体での状況や実施の手法などについて調査してまいりたいと考えております。

答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)

私から、裏議員の再質問に御答弁申し上げます。フッ化物洗口を実施できない理由と課題についての再質問でありますが、学校におけるフッ化物洗口については、洗口液の準備作業に係る学校の日課等への影響や誤飲の危険性などについて、学校現場から懸念が示されているため、実施には至っていないところであります。教育委員会といたしましては、フッ化物洗口は歯や口腔の健康づくりを推進する上での有効な手段と考えられることから、学校歯科医とも相談の上、校長会や一般社団法人札幌歯科医師会などの関係機関と調整してまいりたいと考えております。

再質問 裏君子

保育所や小学校それぞれの受け入れ態勢が整っていない理由について、答弁では、うがいの練習、誤飲の防止、薬剤の保管、学校の日課への影響を課題として受けとめているということですが、全道の179市町村のうち、174市町村はその課題を全てクリアして実施しているということです。実に97.2%の市町村が受け入れ態勢を整えて実施している中で、江別市は受け入れ態勢が整っていない残りの2.8%の自治体に入ってしまっていることは大変おくれていると言わざるを得ません。江別市健康都市宣言をしている江別市として、未来を担う子供たちの歯と口腔の健康づくりのため、早急に受け入れ態勢を整えて実施されることを強く要望いたします。次に、2件目、2項目めの日本語学習環境などの支援について再質問いたします。市として、今後も江別国際センターの取り組みへの支援とともに、市内企業にも情報提供していただくということで、大変心強いことと思っています。一方、受け入れる江別国際センターにおいては、現在も企業からの要請を受けて日本語教室を開催しているのが1社で、これから始める予定の企業も1社と伺っています。今後、市内においても外国人技能実習生がふえていくことを考えますと、現在は国際交流団体の皆様の協力に頼っているところですので、多くの受け入れは難しいとお聞きしています。市として日本語学習環境の積極的な支援についてのお考えはないか、お聞きいたします。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

再質問にお答え申し上げます。外国人技能実習生に関連しまして、日本語学習環境などの支援についてでございますが、先ほども御答弁申し上げましたが、市では、これまでも江別国際センターが行う日本語教室の活動を支援してきたところであります。今後におきましても、受け入れ企業からの御意見を伺いながら、それを踏まえまして、どう対応していくのか聞き取りした上で対応してまいりたいと考えておりますが、外国人技能実習生が地域において一日も早く日本の生活になれていただくよう、引き続き、こうした日本語学習の活動を支援し、その環境を整えてまいりたいと考えております。以上でございます。

再質問 裏君子

受け入れ企業からの御意見も参考にしながら支援していかれるとのことで、積極的な支援体制は難しいかと思いますが、受け入れ企業からは、ぜひきめ細やかに御意見を聞いていただき、江別商工会議所など関係団体との連携を図りながら進めていただくことを要望いたします。以上で、私の一般質問を終わります。

出典:江別市議会 平成30年第3回定例会 2018年9月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる