網走市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月10日
地域住民に求められていることについて
2024年12月10日、網走市議会の一般質問で、深津晴江議員が「地域住民に求められていることについて」質問し、農林水産部長 佐藤岳郎、建設港湾部長 立花学、社会教育部長 吉村学、市長 水谷洋一が答弁しました。
- 質問者
- 深津晴江 議員
- 答弁者
- 農林水産部長 佐藤岳郎、建設港湾部長 立花学、社会教育部長 吉村学、市長 水谷洋一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 深津晴江
次に行きます。次は外国人技能実習生等についてです。市内で外国人技能実習生等を見かけることが増えています。今回の質問では、技能実習生は制度的に労働者ではありませんので、市内に在住している労働者も含めて外国人技能実習生等と表現いたします。働き手の人材不足は網走市において大きな問題となっている中、外国人は貴重な労働力となっています。市は今春から市営住宅の目的外使用を可能とし、外国人技能実習生等が居住できるように環境を整えました。これは、働き手不足の網走市にとっては歓迎すべき施策であります。一方で、市内の外国人技能実習生等に関する情報が共有できていない部分があると、市民からの訴えが聞こえてきています。今後、外国人技能実習生等が増えることは予測され、市民の安易な外国人への偏見を生まないようにすることが求められています。安易な偏見は差別へとつながり、我が網走市にとって貴重な存在である外国人技能実習生等と市民との間にあつれきを生んでしまう可能性が危惧されています。そこで今回の質問は、外国人技能実習生等と市民とが気持ちよく共存するために、市役所に求められていること、雇用主に求められていること、地域住民に求められていることについて質問いたします。通告書では質問をまとめて記述いたしましたが、内容等に変更はございません。御答弁されやすいよう、一つ一つ丁寧に質問をさせていただきます。まず、現在、市内に外国人技能実習生等の外国人は何人いるのでしょうか。国籍、性別、家族の有無などについて、その推移も併せてお伺いいたします。
答弁 農林水産部長 佐藤岳郎
まず、お尋ねのありました、これは外国人技能実習生に限っての人数になりますけれども、令和6年11月30日現在において、外国人技能実習生の人数については273名となっておりまして、国籍は中国、ベトナム、インドネシア、フィリピン、ミャンマー、ネパールの6か国となっております。性別は男性が47名、それから女性が226名となっております。外国人技能実習生、それから特定技能1号の方については、家族の帯同というのは認められておりませんので、家族の構成は把握をしておりません。また、推移についてでございますが、市のほうで詳細を把握していない特定技能、それからその他の外国人については増加傾向ということで確認はしておりますけれども、技能実習生については、受入れ可能な人数というのが定められておりますので、基本的に大きな変化はなくて、調査をしております2019年8月末時点で217名おりましたけれども、その後のコロナ禍において、出入国規制の影響等がありまして、一時的に減少しておりますけれども、現在は回復しているという状況になってございます。
質問 深津晴江
人数と推移については理解いたしました。それでは、その方々の職業、職種等をお伺いいたします。
答弁 農林水産部長 佐藤岳郎
外国人技能実習生の職種についてですけれども、市のほうで詳細について確認することはできないのですけれども、事業の関係で、勤務先等からの聞き取りによりまして把握している内容によりますと、養鶏、それから食鳥処理加工業、鳥の加工ですね。それから、水産加工業、それから牛豚の食肉加工業、その他食品製造業、それから宿泊業、それから自動車整備、介護、医療となっているところです。
質問 深津晴江
本当に様々な分野で、外国人の方が技能実習生として活躍してくださっているということがよくわかりました。それでは、その外国人技能実習生等の状況を把握されている部署はどちらでしょうか。
答弁 農林水産部長 佐藤岳郎
外国人技能実習生の状況の把握についてでございますけれども、技能実習生については1999年から市内の水産加工業者が中心となった監理団体が設立されておりまして、受入れを行っていたことと、あと外国人技能実習生の受入れの支援事業、それから支援の補助金などを水産漁港課のほうで実施しているということで、当市では水産漁港課のほうで聞き取りを行って、必要な情報の把握を行っているという状況になっております。
質問 深津晴江
すみません、確認なのですが、経緯については理解いたしましたが、例えば介護とか医療とか、そういう特定技能実習生についても、水産漁港課のほうで把握されているというふうに理解してよろしいでしょうか。
答弁 農林水産部長 佐藤岳郎
支援事業の窓口が水産漁港課になっているものですから、介護等で働く方々の把握も行っているところでございます。
質問 深津晴江
わかりました。それでは、様々なところで、分野で働いてくださっているのですが、市は本年度から市営住宅の目的外使用を可能としました。外国人就労者の入居を条件付で可能としました。現在、外国人技能実習生等が入居している市営住宅はどこでしょうか。そして、居住している外国人の人数、国籍、性別を教えてください。
答弁 建設港湾部長 立花学
外国人技能実習生等が入居している市営住宅につきましては、大曲1丁目団地、台町団地でございます。11月末現在の居住している外国人技能実習生等の人数、国籍、性別でございますが、人数は40名、国籍ではインドネシア、ベトナム、中国となってございます。性別では男性が19名、女性が21名となってございます。
質問 深津晴江
状況についてはわかりました。それでは、改めてなのですが、市営住宅に居住できる外国人技能実習生等の入居対象条件を確認させてください。
答弁 建設港湾部長 立花学
入居対象条件ですが、入居対象者は、市内事業者で雇用する在留登録のある外国人就労者で、網走市に住民登録をする方としてございます。また、住宅契約者となる企業への入居対象条件ですけれども、町内会等へ加入し、町内会等の活動には入居者も含め積極的に参加をすること、隣人等とのトラブルを未然に防ぐなどの指導を行うことを条件としてございます。
質問 深津晴江
ありがとうございます。今お話しされたところなのですが、厳守事項等で、町内会等活動には入居者も含めて積極的に参加してもらうことというところを盛り込んだ理由について教えてください。
答弁 建設港湾部長 立花学
町内会活動への参加を盛り込んだ理由につきましては、これまでも市営住宅の入居者には、町内会あるいは自治会に加入をしていただくこととしてございます。外国人技能実習生等の入居におきましても、同様の条件としたものでございます。また、地域住民とのコミュニケーションを図ることも重要と考えているところでございます。入居された団地からは、日常の挨拶のほか、町内会で実施した住宅周りの草刈りに外国人入居者も参加し協力をしていただくなど、コミュニケーションを図ろうとする場面も増えているとお聞きしているところでございます。
質問 深津晴江
今、部長の御答弁にありました、地域住民とのコミュニケーション、私も本当に大変重要かと考えているところです。それでは、地域住民への、市営住宅に入るというところで、周知の現状ですとか、実施主体、方法、内容等についてお伺いいたします。
答弁 農林水産部長 佐藤岳郎
地域住民への周知の状況についてでございますが、外国人技能実習生及び特定技能外国人の住居につきましては、基本的に受入企業が用意することとなっておりますので、近隣住民への周知等について、市のほうでは把握をしておりませんが、今、御質問もいただきましたけれども、市営住宅の入居の際には、住宅の管理者である市のほうから、当該地区の町内会長のほうへも説明が行われているというふうに確認をしております。
質問 深津晴江
町内会長さんへの説明がされているという御答弁をいただきましたが、それで市としては地域住民に知らせているよというふうに判断するのは、大変申し訳ないのですが、いささかされていない、地域住民への周知としては不足しているのではないのかなというふうに考えます。人間は生活していると、決してそこのところだけにいるわけではなく、やはりいろいろ道路を挟んだ隣の町内会のお店に買物に行ったりとか、あるいは散歩したりとか、いろいろ動いていきます。そうなってくると思その町内会、住宅がある、そこだけに言えばいいというだけでは、私は不足しているというふうに考えます。それについてはいかがでしょうか。
答弁 農林水産部長 佐藤岳郎
今、御説明させていただきましたのは、外国人技能実施生、それから特定技能外国人の関係についてですけれども、様々周知というのは企業側のほうでされている可能性もあります。それは、事業をやっている私どもで把握をしていないということでの御説明でございまして、そこは、そういったものも把握をするという立場にないものですから、そういった答弁をさせていただいたものでございます。
答弁 建設港湾部長 立花学
今回、市営住宅への入居に係る説明につきましては、町内会連合会であるとか、民生委員の方、それから西地区におきましては協議会には御説明をさせていただいておりまして、入居について、市の取組として御説明をさせていただいているところでございます。
質問 深津晴江
その説明はいつなさったか、教えていただいてもよろしいでしょうか。
答弁 建設港湾部長 立花学
町内会連合会の理事会につきましては10月16日、西地区の地域活動推進協議会につきましては10月24日、民生委員の役員会につきましては11月13日に行っているところでございます。
質問 深津晴江
10月に様々な機会を使って、住民の方に説明されたということについてはわかりました。ただ、もう一度確認させてください。住居、市営住宅に住まわれたのはいつからになりますか。
答弁 建設港湾部長 立花学
入居につきましては、4月から入居しております。
質問 深津晴江
4月から制度を変えて入居を速やかにしていただいたというところで、地域住民への説明が事業者が主体であるというふうに、市役所側は考えているということは理解いたしましたが、せっかく説明する機会を設けるのでしたら、もっと市民が不安にならないように、早くできなかったのかなというふうに思います。それで、次に行きますが、外国人技能実習生との地域住民、市民ですが、その関係構築に向けた取組の現状と、担当部署についてお伺いいたします。
答弁 農林水産部長 佐藤岳郎
外国人技能実習生と地域住民の関係構築に向けた取組の状況ということでございますが、現在、担当部署というのはありませんけれども、今年度から社会教育事業の一つとして、技能実習生を含む市内の外国人の方が地域を学んだり交流する機会として、多文化共生に取り組んでいるところでございます。
質問 深津晴江
わかりました。地域住民との交流を図っているということなのですが、その点について、もう少し地域住民との交流というところをどのようにされているのかということについて、お聞かせください。
答弁 社会教育部長 吉村学(社会教育部長は2024年12月まで)
教育委員会では、子供たちが幼少期から外国語や異文化に触れる機会は、国際化に適応できる人材の育成として大切なものと従前から考えておりますので、英会話指導員を配置するなどして、子供たちへの国際理解のための体験事業に取り組んでいるところでございます。令和6年度からは、市内の在住外国人の方が、網走の魅力や文化を学ぶ機会として、また市民とも交流する機会として、多文化共生推進事業の取組を新たに開始しました。具体的な取組なのですが、5月にエコーセンターで開催したインターナショナルフェスタin網走では、市内文化団体、サークルの市民ボランティアにより、在住外国人の方が書道や茶道、そば打ちなどといった日本の文化を体験したほか、JICA国際協力機構の協力をいただきまして、市民向けに外国の衣装や文化を学ぶコーナーやパネル展を開催いたしまして、異文化について学習してもらう機会としました。会場には多くの市民、外国人が異文化体験、互いに交流を行うなど、外国人の方と市民が手ぶり身ぶりも交えて様々なコミュニケーションを取りながら、互いの異文化を感じていただく機会となったものと考えております。また、来年1月にも、在住外国人の方を対象といたしまして、冬の網走を体験できる取組を企画しているところでございます。
質問 深津晴江
そのようにフェスタを通じたり、あるいは冬のこれから体験していただこうという企画は大変いいと思いますので、ぜひ友好になるようにしていただければというふうに考えます。それでは、地域住民と外国人が交流する上で、外国人を雇用している側の企業が果たす役割は、先ほども御答弁いただきましたが、どのようなことが考えられるか教えてください。
答弁 農林水産部長 佐藤岳郎
地域住民と外国人が交流する上で、雇用側が果たす役割についてということでございますけれども、一次受入機関であります監理団体や雇用する企業は多岐に及んでおり、また状況も様々であるということから一概には言えませんけれども、現状、人材は多くの業種で慢性的に不足しておりまして、今後、新たに導入される育成就労では転職等も可能になるということでありますので、外国人人材を確保することがさらに困難になることが予想されております。そのため雇用側においても、外国人が住みやすく働きやすい環境を整えることが将来的、そして長期的な人材確保にとって重要であるというふうに考えております。
質問 深津晴江
わかりました。それでは、現在、外国人技能実習生等、また、地域住民がそれぞれ抱える課題はありますでしょうか。どのように認識しているか、お伺いいたします。
答弁 農林水産部長 佐藤岳郎
現在、外国人技能実習生等と地域住民が抱える課題についてですが、今年から新たに入居している市営住宅が位置する地域において、一部住民から戸惑いの声もあると聞いておりますけれども、市としては全体的に大きな課題があるというふうには認識しておりません。
質問 深津晴江
御答弁いただいた言葉で恐縮ですが、大きなことが起こったら困るなというふうに考えているところです。それを起きないようにしていっていただければというところです。網走市に在住する外国人技能実習生等と市民が抱える様々な課題を軽減させるための一つとして、まずお互いを知ることが重要だと考えます。お互いの存在を知っていくということが大事かと思います。相互理解ができ、良好な関係を築ける場や機会の創出が必要だと考えますが、見解をお伺いいたします。
答弁 農林水産部長 佐藤岳郎
関係性を築く場の創出についてということでございますが、現時点で先ほど答弁させていただきましたが、網走市に在住する外国人技能実習生と市民の間に大きなトラブルは生じていないというふうに認識しておりますけれども、市民と外国人が円滑に生活するためには、相互理解による良好な関係を築くことが重要であるというふうに考えております。一方で、技能実習生など外国人は国籍も非常に多岐にわたっておりまして、文化や趣味、考え方の変化、それから近年はインターネット社会の進展ということもありまして、SNSを活用した交流の場、機会ということも出てきておりまして、多様化しているというふうに認識しておりますので、市民、外国人、双方ともが望むものも複雑化しているというふうに認識をしております。市としても、今後も監理団体や受入企業の意向を聞き、対応していきたいというふうに考えております。
質問 深津晴江
わかりました。それでは、今までのいろいろな質問を通じまして、結果的には対応する窓口が一本化されていない現状があるかなというふうに考えます。今後、増えるであろう外国人技能実習生等と、その家族に対する地域住民とのスムーズな交流を進めるためには、当面は市役所が、監理団体さんがあると理解いたしましたが、やはり中心的な役割を担うべきだと考えます。市役所に外国人技能実習生等に関する相談や対応する窓口を開設すべきだと思いますが、水谷市長の見解をお聞かせください。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- お尋ねがございましたのでお答えをしたいと思いますが、御質問が今ありました。ちょっとメモをしていましたけれども、今後増えるであろう外国人技能実習生とその家族に対する地域住民とのスムーズな交流と、網走市はその中心的な役割を担うべきだと、このように御質問をされて見解というお話でありましたが、答弁にちょっと窮しておりまして、先ほど佐藤農林水産部長のほうから、家族については帯同は認められていないというお話を答弁させていただいたわけでございます。深津議員から、今後増えるであろう技能実習生とその家族というお話でございましたけれども、家族が増えるというのは、帯同が認められていませんので、在留許可が下りていない人たちが増えるということを前提にお話をされておられるのか、それとも家族が増えるという意味合いというのを、外国人実習生についてどのように把握できるのか、ちょっと答えに窮しておりますので、ちょっとどうお答えを。もしよろしければ御質問の御趣旨を教えていただければ、今まで佐藤農林水産部長が答弁した内容に沿った答弁ができるのかなという感じがしておりますので、ちょっと御教授をいただければと思います。すみません。
質問 深津晴江
申し訳ありませんが、市長さんの見解をお聞かせいただきたいのは窓口の一本化、今、様々なところで関わっていらっしゃって、今は水産でということなのですが、住宅に関しては建築だったりとかしているので、その窓口を一本化しませんかというところのお考えをお伺いできればなというふうに思っております。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 窓口を一本化についてもありますけれども、家族に対する窓口の一本化ということに、増えるから、外国人実習生とその家族に対する窓口の一本化という話でありますけれども、その御質問の御趣旨というのが、外国人実習生というものは、在留許可が得られない人たちが今後増える可能性があるので、窓口をつくってきちんと地元で対応してくださいという御趣旨であれば、意味合いがちょっと違ってくるのかなという感じがしておりますので、やはり御質問のポイントというのは、やはり今回は、外国人実習生については答弁をしていたとおりでございますけれども、家族については初めて今までの議論の中で出てきたワードでもございまして、そこで佐藤農林水産部長のほうも帯同は認められていないという答弁をさせていただいた上で、なお一層私に問いかけをされたわけでございまして、家族も含めた窓口をつくるというのは、どう答えていいのかちょっとありますが、そこのところをもう少しお知らせをいただければと思います。すみません。よろしくお願いいたします。
質問 深津晴江
それでは、当面は市役所がその中心的な役割を担うべきだと考えます。市役所に外国人技能実習生等に関する相談や対応する窓口を開設すべきだと考えますが、網走市長の見解をお伺いいたします。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 先ほどからやり取りをさせていただいている技能実習生等ということに限っての相談窓口というようなお話と承りました。現在、外国人技能実習生については、監理団体を通じて受入先企業等に入っておりますけれども、技能実習生の相談体制につきましては、監理団体の役割が一つとなっておりますので、主にそこが窓口として対応されているところだと、このように思っております。先ほどから佐藤農林水産部長のほうからも御答弁をさせていただきましたが、相談内容に応じて、市は部署が対応しておりまして、現在のところ大きな課題は発生しておりませんが、市といたしましては、引き続き受入先企業と連携しながら外国人労働者の課題把握を行い、課題が発生した場合には関係部署と情報共有をして、今後とも対応してまいりたいと、このように考えております。
質問 深津晴江
貴重な存在ですので、実習に来てくださっている方、あるいは市民も戸惑わないように情報共有しながら、ぜひ進めていただければというふうに考えております。