江別市議会 平成30年第2回定例会 2018年6月20日
(1)障がい者福祉について/(2)男女共同参画について
2018年6月20日、江別市議会の一般質問で、諏訪部容子議員が「障がい者福祉について」「男女共同参画について」について質問し、市長 三好昇、健康福祉部長 佐藤貴史、総務部長 後藤好人が答弁しました。
- 質問者
- 諏訪部容子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、健康福祉部長 佐藤貴史、総務部長 後藤好人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 諏訪部容子
それでは通告に従い順次質問いたします。初めに、障がい者福祉、特に聴覚障がい者福祉についてお聞きします。さきの生活福祉常任委員会で平成31年の制定を目指している手話言語条例についての報告がありました。平成25年6月、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律、いわゆる障害者差別解消法が制定され、平成28年4月1日から施行されたわけですが、平成25年10月8日には鳥取県で、全国で初めて鳥取県手話言語条例が成立しています。その後、全国各地の道府県や市町で手話言語条例や情報・コミュニケーション条例が制定され、一般財団法人全日本ろうあ連盟の調査によると、平成30年5月10日現在、22道府県1区137市19町、計179の自治体で制定されているとのことです。江別市でも、特に聴覚に障がいのある方から条例制定を求める声が上がり、議会でも一般質問されたり、昨年は聴覚障がい者の皆さんが、まず条例とは何かということについて勉強会を実施するなど、条例制定は聴覚障がい者の悲願であるといっても過言ではないと思います。その条例制定に向けて、江別市の重かった腰がやっと上がったことは、大変喜ばしいことであると思います。しかしながら、条例制定は、初めの一歩にすぎないと思います。と言いますのも、聴覚障がい者の方と無理なくコミュニケーションが図れるように手話を習得するのはそう簡単ではないでしょう。平成27年3月に策定された第4期障がい福祉計画においても、平成30年3月に策定された第5期障がい福祉計画においても、手話奉仕員養成研修事業の目標値は毎年30名ですが、目標に到達しない年度も散見されます。第5期障がい福祉計画の基本理念として、障がいのある方の自立を地域で支える共生社会の形成と掲げています。特に、聴覚に障がいがある方のコミュニケーション手段の一つである手話に対する理解と普及なくしては、障がいのある方の自立を地域で支えることは難しいと思います。かくいう私も、本当にお恥ずかしい限りですが、時々教えていただく手話をなかなか覚えられず、全く偉そうなことは言えません。江別市の手話奉仕員の養成講座は、入門、基礎、養成の3コースを終了する必要があるとのことで、敷居が高く、実際に取り組むのにかなりの勇気と覚悟がいると感じてしまいます。先日読んだ朝日新聞出版のろう者の祈りという本の中に、一般企業に就職した聴覚障がい者の方々のお話しが書かれていました。企業の中でただ一人の聴覚障がい者である場合が多く、周囲とのコミュニケーションに多大な苦労をされているそうです。音が全く聞こえないため、かかってくる電話がとれなかった、客先へ電話で確認することもできず、仕事にも支障を来すことがあった、また、筆談に応じてくれない同僚もいたなど、さまざまに御苦労されている事例が紹介されていました。聞こえないということは、本人の努力のみでは乗り越えられないことですが、実際には、周囲の理解はなかなか得られないものなのだと思いました。その本の中で一番印象に残ったのは、せめておはよう、こんにちは、お疲れさま、ありがとう、これだけでいい。手話でしてくれないだろうか。それだけでも、ろう者はうれしいのだという言葉がとても印象に残りました。そのように語るときのその心情をおもんぱかると、胸を締めつけられる思いがいたします。江別市が長い間、手話奉仕員の育成を続けてきたことは、大変すばらしいと評価いたします。繰り返しになりますが、手話奉仕員の養成講座は、入門、基礎、養成の3コースを終了する必要があり、かなり難しいものです。誰でも気軽に取り組めるというレベルではありません。しかしながら、さきに示した事例のように、多くの市民が手話に関心を持ち、おはよう、こんにちは、お疲れさま、ありがとうなど、一つでも二つでも手話ができるようになることは障がいのある方の自立を地域で支える共生社会の形成の重要な要素であると考えます。そこで一つ目の質問です。先進事例では、条例が制定されて手話に関心が高くなり、学校や企業などで手話について学びたいと希望が寄せられることが多くなったとも聞いています。障がい者支援・えべつ21プランを見ても、障がい福祉に係る関係団体からの要望として、手話に関する理解を広めるためのさまざまな啓発というのがあります。今こそ市民の誰もが、一つでも二つでも手話ができる、手話のまちえべつを目指していただきたいところです。条例制定後になるかとは思いますが、広報えべつやホームページなどをさらに活用して、広く周知を図るだけでなく、広く市民の手話への理解を深め、多くの市民が一つでも二つでも手話ができるようになるような施策をすべきと考えますが、いかがか伺います。聴覚障がい者とのコミュニケーションというと、すぐに手話が思い浮かぶと思いますが、中途失聴、すなわち何らかの理由で聴覚に障がいを持った方には、手話の獲得が難しいと言われています。中途失聴者は高齢者が多いとのことですが、一般に年齢とともに物覚えが悪くなるとも言われており、手話を覚えられない、または手話を覚えることに取り組まないという話もお聞きします。そのような、主に中途失聴者のコミュニケーションの一助として、要約筆記があります。江別市でも毎年、要約筆記者の養成講座を開催しており、講座を修了した有志の方々がサークルをつくり、日々、スキルアップに努め、要約筆記者として活動されています。私は、平成21年第4回定例会の一般質問で要約筆記の認知度を高め、障がいのある方が利用しやすくしてほしいという趣旨の質問をしました。そのときの答弁では、依然として認知度が低いと思われますことから、今後、広報えべつやホームページなどをさらに活用して、広く周知を図ってまいりたいと考えております。また、職員に対しましても、先ほど御説明いたしました福祉関係の制度をまとめた保健・医療・福祉事業の概要や庁内の主務課長等会議などを活用し、周知を図ってまいりたいと考えておりますとのことでした。繰り返しの指摘は心苦しいのですが、残念ながら要約筆記の認知度に関しては、前回の質問から9年ほど経過していますけれども、依然として低いままであると思われます。同じ趣旨になるためここでは質問にはしませんが、要約筆記の認知度を高め、障がいのある方が利用しやすくしてほしいということを要望しておきます。ところで、皆さまは、一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会が普及を進めている耳マークを御存じでしょうか。団体のホームページには、聞こえないことが相手にわかれば相手はそれなりに気遣ってくださいます。目の不自由な人の白い杖や車椅子マークなどと同様に、耳が不自由ですという自己表示が必要ということで考案されたものが耳マークですと書かれています。この耳マークは、聴覚に障がいがあることを知ってもらうためのマークでしたが、同時に、自治体や銀行、病院などが聴覚障がい者に援助しますと呼びかけるマークとしても利用されているとのことです。そこで、二つ目の質問です。現状でも聴覚に障がいがある方が窓口に来られた場合には、筆談に応じていることは理解していますが、聴覚障がい者に援助しますという姿勢をはっきりと示すため、江別市でも市民が多く訪れる窓口や市の公共施設などに耳マークを設置していただきたいと思いますが、いかがか伺います。二つ目の質問に付随する三つ目の質問です。先ほど紹介した本の中に、生まれつき聴覚に障がいがあり、コミュニケーションの手段が主に手話である場合、日本語の助詞、つまり、てにをはといった名詞などの単語に付加して語句同士の関係をあらわしたり、対象をあらわしたりするものですが、手話ではその助詞を身ぶり手ぶりなどで表現するので、助詞の使い方を習得していなかったり、自動詞や他動詞の使い分けも困難とのことです。つまりは、筆談する場合には、聴覚障がい者のそのような状況を理解しておく必要があります。各窓口に耳マークを設置するだけでは、仏つくって魂入れずとなってしまうおそれがあります。特に、市の公共施設については指定管理者が管理をしている施設も数多くあります。耳マークを設置した場合には、実際に窓口で対応する職員、これは広く市の職員及び指定管理者等の職員のことですが、窓口で対応する職員に対して、援助を求めている聴覚に障がいがある方への適切な対応ができるような指導が必要と考えます。したがって、各施設へ書面などで通知するだけではなく、職員全員に理解してもらうよう耳マークの意味と聴覚障がい者への丁寧な接遇方法などの研修を行うべきと考えますが、いかがか伺います。次に、男女共同参画についての質問に入ります。6月23日から29日は男女共同参画週間です。そして、先日の生活福祉常任委員会では、平成26年3月に策定した江別市男女共同参画基本計画の計画期間の中間年であることし、男女共同参画計画の見直しをされるとの報告を受けています。そこで、男女共同参画に関しての市長のお考えをお聞きしたいと思います。世界及び日本の男女共同参画の状況に関しては、さまざまな機関がさまざまな調査を行い、多くのデータが公表されています。その幾つかを御紹介いたします。まず、世界の国会議員が参加する列国議会同盟の2017年6月に報告された調査によると、日本の国会議員の女性割合は9.3%で世界193カ国中164位です。この割合は、世界で71位の中国や世界で116位の韓国よりも低いとのことです。また、2016年に全国フェミニスト議員連盟から政府に対して提出された、政治分野の男女平等に向けて選挙制度改革を求める要望書によりますと、地方議会の女性比率は11.6%(県議会8.8%、市区議会13.6%、町村議会8.7%)であり、男性議員のみの、いわゆる女性ゼロ議会は2割にも上るそうです。幸いと言いますか、江別市の市議会議員の女性比率は約38.5%であり、近隣市の状況と比較しても、議員の女性比率だけは男女共同参画が進んでいる街かと思っています。ところで、江別市の平成28年度の男女共同参画に関する施策実施状況の報告には、江別市まちづくり市民アンケートの結果が掲載されています。それによりますと、学校教育の場では男性の63.5%、女性の60.4%が男女平等であると回答していますが、家庭では男女平等であると回答した比率が男性は58.4%、女性は41.3%と低下します。そして、職場で男女平等であると回答した比率は、男性が34.4%、女性が27.7%と大きく落ち込みます。特に、職場で男性のほうが優遇されている、どちらかといえば男性のほうが優遇されていると答えた女性は47.2%とほぼ半数であり、職場での女性の不平等感が高くなっています。内閣府男女共同参画局が毎年発行している男女共同参画白書平成29年版を少しひもといてみます。1986年は男女雇用機会均等法が制定された翌年なのですが、当時、日本の女性の就業率曲線はM字カーブと言われていました。高校・大学などを卒業して一度就職しても結婚、出産などで離職する女性が多く、20歳代前半でおよそ70%である就業率が、20歳代後半から30歳代前半の年代にかけて50%程度に落ち込み、40歳代前半に再び70%に近づくというもので、当時から先進国では見られない、日本独特の特徴と言われていました。それが、20年後の2006年には30歳代前半の女性の就業率が59.7%、さらに10年後の2016年には70.3%と、女性の就業率に関しては、もう一息で先進国の仲間入りをするところまできています。子育て世帯に対する経済的支援や出産・子育てと就労が両立できるような支援政策で合計特殊出生率がV字回復したスウェーデンやフランスのように、男女共同参画社会には、仕事と子育ての両立支援が重要と言えます。念のため申し上げますが、あくまでも結婚して子供を持ち、働き続けたいと希望する人に対する支援であって、多様な生き方を否定するものではありませんし、多様な生き方に対する多様な支援を否定するものではありません。そして、2016年のOECDの調査では、日本の女性の就業率は72.7%でOECD加盟34カ国中23位と中間より少し下ですが、2012年のILO(国際労働機関)の調査では企業などの女性管理職比率は11.1%で世界では96位と、その件に関して日本は大変おくれており、先進国とはとても言えない状況です。そこで、江別市の管理職の男女比を見ると、医療職を除くと、部長職、部次長職はゼロであり、課長職、主幹職の割合は7%とかなり低くなっています。ただし、江別市の職員の男女構成を見ると、管理職になるであろう世代の女性の数が、残念ながら圧倒的に少なく、女性管理職の割合が著しく低いのはいたし方ないものであるとも言えます。しかしながら、最近では、職員の女性比率がおよそ3割とのことであり、今後に期待するところです。男女共同参画に関する江別市長の見解に関しては、あえて質問とはしませんが、江別市の男女共同参画基本計画にあるとおり、男性と女性が対等なパートナーとして認め合い、あらゆる分野に参画し、喜びも責任も分かち合う男女共同参画の実現を目指しておりますと御答弁いただけるだろうと信じ、質問に入らせていただきます。先ほど申し上げたとおり、江別市の管理職の実情は、残念ながら女性の部長職、部次長職はゼロであり、課長職、主幹職の割合は7%です。一つ目の質問として、今後、女性管理職の比率を職員の女性比率に近づけるようにしていくつもりであると確認させていただいてよろしいでしょうか、伺います。当然のことながら、男性、女性にかかわらず、職員の育成は大変重要ですし、職責に応じて求められる職務遂行能力は多岐にわたります。管理職の男女比を職員の男女比に近づけるためには、現在、課長職、主幹職のみならず、係長職、係員の女性をしっかりと育成していく必要があると考えます。念のため申し上げますが、女性を特別扱いしろということではありません。人間を植物に例えるのは適切ではないかもしれませんが、植物にきれいな花を咲かせるためには、土を耕し、日当たりや通風などの環境を整備し、適切な肥料、水などを適切な時期に与える必要がある、つまりは花を咲かせるためには、多大かつ不断の努力が必要ではないかと考えます。そこで質問です。今後の職員育成、特に女性管理職を育成する方針・方策を伺います。最後に、セクシュアル・ハラスメント対策について伺います。昨今のニュースを見ていると、官僚の中の官僚と言われる財務省のトップが、セクシュアル・ハラスメントに対してあのような認識でいるということに愕然とし、その後のセクハラ罪なんていうのはないという財務大臣の発言、まるで法に触れなければ問題ないと言っているかのようなあの発言に、開いた口が塞がらなくなってしまいました。もし、そのような意識を持つ人が、まだ大勢存在しているのであれば、世の中からセクシュアル・ハラスメントがなくならないわけです。男女共同参画社会を実現するためには、あらゆる場面でセクシュアル・ハラスメントを排除すべきと思います。しかしながら、セクシュアル・ハラスメントは、他のハラスメントと同様に、受けた側が感じることであるため、例えば、あることをAさんに言われたときにはハラスメントと感じなかったとしても、同じようなことをBさんに言われたときにハラスメントと感じることがあるというように、線引きが非常に難しいと言われています。したがって、セクシュアル・ハラスメントと受け取られないよう、日々、言動を注意深くする必要があるでしょう。くだんの財務省事務次官のセクハラ事件の後、財務省幹部に対してセクハラ研修が行われたそうですが、その講師を務めた女性弁護士からは、財務省の感覚と世の中の常識が非常にずれている、大きく乖離があるなどと厳しく指摘されたそうです。江別市でも昇任者研修などでセクシュアル・ハラスメントに関する研修を行っていることは理解しております。日々接している江別市職員の方が大きく常識と外れた意識を持っているとは思いませんが、やはり、昨今、各地で頻発している不祥事などで公務員に対する世間の目はますます厳しくなっておりますし、何より内閣府男女共同参画局が発行している平成28年版男女共同参画白書においても、平成29年版男女共同参画白書においてもセクシュアル・ハラスメント防止対策の推進を掲げていることは、政府もセクハラ防止が重要であるとの認識であると考えられます。そこで最後の質問です。江別市でも、今後、全職員に向けてセクシュアル・ハラスメントに関する研修を行うべきと考えますが、いかがか伺います。以上で、1回目の質問といたします。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
諏訪部議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、障がい者福祉に関しまして、手話への市民理解についてでございますが、北海道におきましては、本年4月1日より、北海道言語としての手話の認識の普及等に関する条例が施行されたほか、5月には、関係団体から市へ手話言語条例制定に関する要望書が出されたことなどを踏まえ、現在、平成31年4月の施行を目指し、(仮称)江別市手話言語条例の制定に向けた準備を進めているところであります。この条例は、手話が言語であることに対する市民の理解促進に関して基本理念を定め、市の責務並びに市民及び事業者の役割を明らかにして、手話を使いやすい社会の実現と手話が言語であるとの理解を広く市民に普及することを目的とするものであります。市では、これまで、専任手話通訳者の配置のほか、手話通訳者の派遣や手話奉仕員等を養成する講座を開催する事業などを実施してまいりましたが、今後ともこうした取り組みを継続するとともに、御質問の趣旨も認識しておりますことから、条例制定を契機として、他の自治体の事例なども研究し、関係団体等とも相談しながら手話に対する市民理解の促進に努めてまいりたいと考えております。次に、男女共同参画に関連しまして、初めに、職員の育成についてでありますが、活力ある組織運営を行うためには、性別にかかわらず高い能力を有する管理職員を確保する必要があると認識しております。平成27年8月に、働く場面で活躍したいという希望を持つ全ての女性が、その個性と能力を十分に発揮できる社会を実現するため、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律が成立しております。この法律は、女性の活躍推進に向けた行動計画の策定等を事業主に義務づけており、本市も特定事業主として、江別市職員の仕事・子育て・女性活躍推進に関する行動計画を策定しているところです。市といたしましては、この計画に基づき女性枠を設けて、キャリアアップのため市町村アカデミーなどの外部研修へ積極的に派遣しているほか、出産・子育て期に配慮した人事管理を行うなど、女性職員の活躍を推進するための取り組みを進めているところであります。いずれにいたしましても、議員御指摘のとおり、職員の育成は、長期的な視点に立って進めていくことが重要でありますことから、今後も、職員が能力を発揮できる環境整備を推進していくとともに、職員の育成に努めてまいりたいと考えております。次に、セクシュアル・ハラスメントに関する研修についてでありますが、セクシュアル・ハラスメントは、職場において職員の人格・人権を不当に侵害し、勤労意欲を喪失させるとともに職務遂行を阻害し、職場のモラルを低下させ公務能率に多大な影響を及ぼすものと認識しております。市も事業主として、男女雇用機会均等法が定めるセクシュアル・ハラスメントの防止義務に加え、職員が働きやすい環境を整える義務がありますことから、平成15年に策定した、職場におけるセクシュアル・ハラスメントに関する基本方針をもとに、相談窓口の設置や研修等を通じてセクシュアル・ハラスメントの防止及び排除に向けた取り組みを進めているところであります。議員御質問の全職員に向けてのセクシュアル・ハラスメントに関する研修の実施につきましては、現在、セクシュアル・ハラスメントに限らずハラスメント全般の予防の徹底等の観点から、現行の職場におけるセクシュアル・ハラスメントに関する基本方針の改定を予定しており、基本方針の見直しに合わせ、研修等を通じて、全職員に対してハラスメント防止の徹底を図ってまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、健康福祉部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)
私から、障がい者福祉についての御質問のうち、耳マークの設置についてほか1件について御答弁申し上げます。初めに、耳マークの設置についてでありますが、耳マークは、一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会が普及を進めている耳の不自由な方であることをあらわすマークであり、外見からではわかりにくい、耳が聞こえない、あるいは、聞こえにくいということの不安を持った方々のコミュニケーションをサポートすることを目的とするものであります。近年、市内の金融機関などにおいても、耳マークを設置している事例を承知しており、その有用性も認識しておりますことから、今後、市の窓口などにおきましても、耳マークの設置に向け、検討してまいりたいと考えております。次に、耳マークの設置に係る研修についてでありますが、耳が不自由な方への対応に当たっては、職員はゆっくりと話したり、手話や筆談をするなど、コミュニケーションの方法について配慮が必要となります。これまでも、市では、障がい者に対する窓口対応の研修を実施しておりますが、今後においては、耳マークの目的や耳が不自由な方への接し方などを含め、職員などへの周知を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 総務部長 後藤好人(総務部長は2021年3月まで)
私からは、男女共同参画についての御質問のうち、女性管理職の比率について御答弁申し上げます。管理職への登用に当たっては、性別にかかわらず能力の適正な評価によることが基本と考えております。議員御指摘のとおり、医療職を除く本市職員の年齢構成上、昇任の適齢年齢の女性職員が少ないため、管理職に占める女性職員の割合につきましては、決して高いものとは言えない現状となっております。しかしながら、その一方で、係長職に占める女性職員の割合は平成30年4月1日現在で21.7%と年々ふえており、これから女性職員の管理職への登用はふえていくものと考えております。女性職員が能力の実証に基づき管理職へ昇任することは、政策決定の場面に女性の視点や発想などを生かした質の高い行政サービスにつながるものと考えられることから、引き続き、女性職員が意欲と能力を最大限に発揮できる人事制度の確立に努めてまいります。以上であります。
再質問 諏訪部容子
それでは、要望と2回目の質問をさせていただきます。まず、手話への市民理解についてですけれども、関係団体の皆様の御努力で市民の皆様が手話に触れるような場面が多々あるかと認識しているのですが、先ほど申し上げましたように、教えていただいてもすぐに忘れてしまうようなこともありますので、手話に触れる頻度がたくさんあることによって、広く市民の皆様に手話を一つでも二つでも覚えていただけるかと思っております。手話に触れる頻度をふやしていただけるような政策をしていただければと思い、これは要望といたします。次に、耳マークの設置について、2回目の質問とさせていただきます。答弁の中では、今後、市の窓口などにおきましても耳マークの設置に向け、検討してまいりたいと考えておりますとのことだったのですが、市の窓口に設置していただくのは大変ありがたいのですけれども、指定管理者に管理を委託している施設がたくさんございますし、そういう施設の中には、さまざまな方が訪れるような施設もたくさんあるかと思っております。そのような、市が指定管理を委託している施設につきましても、もちろん全ての施設ということではないですが、さまざまな不特定多数の方が訪れるような施設には耳マークを設置していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。耳マークの設置に係る研修につきまして、先ほどの1回目の質問のときにも申し上げましたけれども、指定管理者に管理を委託している施設につきましては、窓口にいらっしゃるのが市の職員ではないということで、さまざまな職員の方がいらっしゃるかと想像いたします。そういたしますと、例えば、耳マークを設置してほしいということで、市のほうから耳マークを持参して、設置のお願いをするとか、耳マークを郵送して、設置してくださいということと、それに耳マークの説明の文書をつけるだけではなかなか全ての職員の方に耳マークの理解や接し方が浸透しないと考えられますので、そのときの説明や研修、ガイダンスなどを丁寧にやっていただけるのかということを二つ目の質問といたします。
答弁 健康福祉部長 佐藤貴史(健康福祉部長は2021年3月まで)
障がい者福祉についての再質問に御答弁申し上げます。初めに、耳マークの設置に関しまして、耳マークを市の指定管理施設にも設置することについてでありますが、指定管理施設への設置につきましては、今後、各施設の形態や利用状況なども踏まえ、指定管理者と相談してまいりたいと考えております。次に、市の指定管理施設に設置する場合の職員研修についてでありますが、施設ごとに利用者の状況や運営体制などが異なりますことから、今後、研修内容や周知方法などにつきましては、指定管理者と相談してまいりたいと考えております。以上でございます。