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江別市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日

体育施設における新型コロナウイルス感染防止対策について

2021年3月8日、江別市議会の一般質問で、諏訪部容子議員が「体育施設における新型コロナウイルス感染防止対策について」質問し、教育部長 萬直樹が答弁しました。

質問者
諏訪部容子 議員
答弁者
教育部長 萬直樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 諏訪部容子

それでは、通告に従い順次質問いたします。体育施設における新型コロナウイルス感染防止対策について伺います。昨年4月に全国に発出された緊急事態宣言により、江別市の公民館、住区会館、体育館などの公共施設も使用が制限されました。その後、手指の消毒液の設置、換気、マスクの着用など、様々な対策を取り、現在では、各施設とも従前と全く同じとはいきませんが、サークル活動などが再開されてきています。また、私は利用していませんが、各体育館のトレーニング室もいつもにぎわっています。新型コロナウイルス感染症が拡大する以前は、マシンが空いていれば自由に使えたようですが、現在は、マシンの間につい立てを置き、予約制でマスク着用も義務化されていると伺っています。トレーニング室は、民間のスポーツジムと同様の構成でもあることから、感染症対策の指針が厚生労働省から示されており、指針に基づいた感染症対策を講じていると理解いたします。そして、体育館などで実施されていた一般財団法人江別市スポーツ振興財団が主催するスポーツ教室も、4月から7月にかけて開催した1期目は、途中から中止となりましたが、2期目、3期目は、定員を減らしてソーシャルディスタンシングを確保し、マスク着用を義務化し、使用後のマット器具類の消毒やモップがけを徹底するなど、クラスターが発生しないように細心の注意を払いながら開催を続けています。私も、数年前から体育館のスポーツ教室を受講しておりますが、定期的に運動することは、ストレス解消や体調管理にも効果的ですし、顔見知りの方との何げない会話も楽しく、大変ありがたく参加させていただいています。ところが、バスケットボールやバドミントンなどが行われる体育室は、天井も高く、換気がされているということで、人数制限やマスク着用の義務もないとのことです。確かに、スポーツ庁のホームページなどを参照しても、マスク着用による熱中症のおそれがあったり、酸素不足で具合が悪くなることがあるので、義務化はできないように記載されています。では、体育室のように天井も高く、換気がされていれば、本当に感染リスクはないのでしょうか。一般に新型コロナウイルス感染症は、8割の人は無症状感染であると言われ、また、発症する2日前にも感染力があるそうです。札幌市などでは、民間のPCR検査場もあるそうで、希望すれば検査ができるようですが、費用もかかりますし、検査した時点の状況が分かるのみで、その後の感染状況を保証するものではありません。感染に気づかず、他人にうつしてしまう可能性がある、とても厄介なウイルスです。日本でも諸外国でもプロスポーツが再開され、相撲、ラグビーやアメリカンフットボールなど、身体接触を伴うスポーツも再開されたようですが、ベンチでは、マスク着用を義務化し、選手や関係者全員に対して定期的にPCR検査を実施して、陽性が確認された場合には隔離するなどの対策を講じています。PCR検査が広く一般に行われていない日本では、誰もが感染していながら気がついていない可能性があると言えます。先ほど、体育館のスポーツ教室に通っていますと申し上げましたが、その状況をもう少し詳しく申し上げたいと思います。現在、少し欲張って、4つの教室に通っています。そのうち、2つの教室は、1部屋にそのスポーツ教室のみが実施され、入り口のドアを開放し、常時換気扇を回し、ソーシャルディスタンシングも守られ、マスク着用が義務化されているので、感染リスクは小さいのではと思っています。ところが、別の体育館で実施されているスポーツ教室は、体育館の半分で実施され、残り半分は、別の団体が使用しています。会場の広さと教室の人数から、他団体と体育室を二分して使用することに異論はないのですが、他団体の活動状況に不安を覚えると、何人かの教室の参加者の方から言われました。私も同様に他団体の活動状況の様子から、本当に安全なのだろうか、例えば、団体内での感染の可能性があるのではないかと危惧するところです。そこで、その団体が特定されないようにもう少し詳しく状況を説明すると、かなり激しい運動をしているように見受けられ、ハーハーと荒い息遣いも聞こえます。にもかかわらず、マスクをしていない人も多く、時には、大きな声を上げたり、マスクをしていない参加者同士で話をしていることもあります。老若男女参加されていますが、夜間でもあり、社会人や学生も多く参加しているようです。感染リスクの高い場所に出入りしている可能性も考えられます。御高齢かなと思われる方は、自衛のためでしょうか、マスクをしている方が多いのですが、特に若い方、社会人、学生とおぼしき方のマスク着用率は低いと感じられます。新型インフルエンザ等対策閣僚会議、新型インフルエンザ等対策有識者会議会長兼新型コロナウイルス感染症対策分科会長でもある尾身茂氏は、ある雑誌との対談で、このウイルスは厄介な病気です。感染しても無症状の若い人々が動き回り、意図せずにクラスターを起こし拡散する。若い世代が意図せず感染の伝播に関与するのは、彼らが悪いのでは全くなく、これはウイルスの特徴なのですと指摘するように、感染しているという自覚がない方に、感染予防に協力してもらうことが重要であると考えます。スポーツ教室の参加者が感じる不安について、市役所にも体育館の窓口にも話をしてみましたが、その回答は、換気できる広い屋内ですのでリスクは低いです。マスク着用をお願いしていますが、マスク着用を義務化することはできませんとのことでした。過去に指定管理者について質問したときにも指摘しましたが、江別市の職員を現場で見かけることは、とても少ないように思います。現場を確認するという発想は、ないと言っても過言ではないと感じています。今回の団体の活動についても、活動状況を聞き取りするのみで、現地でその状況を確認する、または、指定管理者である一般財団法人江別市スポーツ振興財団に、その活動状況の確認を依頼していたのか疑問です。私が知る限りでは、その団体が活動している状況を誰かが確認する姿を見ていないのです。体育室は、確かに天井も高く、換気がされているため、感染リスクは小さいかもしれません。でも、実際にかなり激しい運動をしている、マスクをしていない人が多い、時には大きな声を上げたり、マスクをしていない参加者同士で話をしている状況を見ると、素人目にも、とても感染リスクが小さいとは思えません。そこで、少し調べてみますと、全日本医師剣道連盟のホームページに、活動自粛から対人稽古や大会などを再開させるに当たり、対人稽古再開に向けた感染拡大予防ガイドラインや新型コロナウイルス感染リスク度チェック表が掲載されていました。その各種集会・スポーツやサークル活動における新型コロナウイルス感染リスク度チェック項目と評価方法は、順天堂大学医学部附属浦安病院の林教授が作成されたそうです。チェック表を利用すると、集会や各活動のリスク度を個人の感覚ではなく、誰でも確認することができます。先日、3月7日までとされていた緊急事態宣言が2週間延長されました。そのことに対して、菅首相は、国民や事業者の協力にもかかわらず延長に至ったことは申し訳ないと陳謝し、感染終息に全力で取り組むと強調。もう国民にこうした制約をお願いすることがないようにとの思いで臨むのが政府の役割だと決意を示したそうですが、国民が具体的に何をお願いされたのか、政府が具体的に何に全力で取り組むのか、私にはさっぱり分かりません。しかしながら、このチェック表は、具体的な基準が示されていて、チェック表に沿ってリスクを低減させる方法も検討しやすいものとなっています。国会などでは、図や表などを提示しながら質問することができますが、残念ながら江別市では、図や表を提示しながら質問することができませんので、聞いているだけではかなり分かりにくいですが、チェック表の構成を言葉で説明しながら検証したいと思います。まず、縦軸には1密閉度、2密接度、3飛沫度、4時間、5防護度、6密集度の6つの項目が入ります。横軸にはそれぞれの状態、例えば、1密閉度では、換気できない狭い部屋、換気できる狭い屋内、換気できない広い屋内、換気できる広い屋内、屋外などに分類され、それぞれ換気できない狭い部屋には評価点4、換気できる狭い屋内には評価点3など、4点からゼロ点までの評価点が配点されています。同様に、2密接度、3飛沫度、4時間、5防護度、6密集度についても、それぞれその状態と4点からゼロ点までの評価点の配点が示され、マトリックスとなっています。次に、事例を挙げて、このチェック表の使い方を説明します。例えば、活動の場所が換気できない100平米未満の狭い部屋であれば、1密閉度の評価点は4となり、活動中に直接接触あり(頻度50%未満)、または、間接的な接触の頻度が高い場合は、2密接度の評価点は3となります。活動の強度が通常の会話、または、息が乱れる程度の運動であれば、3飛沫度の評価点は2となり、その活動時間が10分未満であれば、4時間の評価点は1、活動中に医療用防護具を着用していれば、5防護度の評価点はゼロとなります。その1から5までの評価点を加算し、最後に6密集度の評価点、例えば10名程度で活動していたとすれば、加算した評価点に4を掛けます。したがって、密閉度4点足す密接度3点足す飛沫度2点足す時間1点足す防護度ゼロ点掛ける4は40点。今、例示した活動の評価点は40点となります。この各種集会・スポーツやサークル活動における新型コロナウイルス感染リスク度チェック項目と評価方法の表に従って、初めに紹介した団体のスポーツ活動を評価してみますと、1密閉度については、換気できる広い屋内ですので、評価点は1、2密接度については、2メートル以内の物理的距離で活動している場合もしばしば見られますので、評価点は2、3飛沫度については、大きな声を出す、または、激しい運動のいずれかですので、評価点は3、4時間については、1時間以上活動していますので、評価点は4、5防護度については、最初に指摘したとおり、マスクをしていない人がいるので、評価点は4、6密集度は、常時10名以上で評価点は4となります。以上、少し厳しめに採点してみましたが、1から5までの評価点を加算した14点に、6密集度の評価点4を掛けると56点となります。このチェック表の最大値、つまり、最もリスクが高い活動の評価点は100ですから、換気できる広い屋内であっても、その活動状況によっては、新型コロナウイルスの感染リスクはあると言えます。感染リスクを下げるためには、それぞれの評価点をより小さくする必要がありますが、運動の強度を下げることや活動時間を減らすことは難しいと考えられ、人と人の距離を離す、活動人数の制限をする、体調に気をつけつつマスクを義務化することなどが考えられます。もちろん、このチェック表を絶対視しているわけではありませんが、作成した方が医師でもあり、全日本医師剣道連盟の事務局長もされている方で、稽古の自粛が解かれたときに、全国の剣道団体に安心して稽古や大会を再開してもらいたいと、このリストを作成したのではと推察いたします。また、全日本医師剣道連盟ということは、主に医師の方がメンバーであり、多くの医師がそのチェック表を確認していると思われます。したがって、そのような団体が提示しているチェック表は、かなり信頼できるのではないでしょうか。ぜひ参考にすべきですし、換気できる広い屋内であれば、感染のリスクは少ないという考えを改めていただきたいと思います。ニュースなどでも話題となりましたが、航空機は3分に一度、機内の空気が入れ替わっているとしながらも、マスクをしていないと搭乗を断られる場合もあります。以上申し上げて質問いたします。1点目、感染リスクの認識についてです。たとえ体育室のように天井も高い広い部屋で、換気がされていれば、どのような活動をしていても本当に感染リスクはないのでしょうか。感染リスクの認識について伺います。2点目、感染予防の周知についてです。昨今は、飲食時の感染拡大ばかりが大きくクローズアップされています。そのため、飲食を伴わなければリスクが小さいように受け取られる場合もあるように聞いています。飲食時のみでなく、常時マスクを着用することが、感染拡大を防ぐ目的で基本的な感染対策であると厚生労働省も推奨しています。マスクをしないで話したり大きな声を上げたり、また、運動時に息が荒くなると排出するウイルスの量も増えるといった活動中のリスクをより分かりやすく周知して注意喚起すべきと考えますがいかがか、伺います。3点目、感染防止対策についてです。体育館には、マスク着用のお願いが掲示されていますが、各所に貼り付けてあるだけで、マスクをしなくてはいけないというメッセージには受け取れません。確かに、運動時にマスクをすると息苦しいですし、リスクを説明せずにお願いだけされても、マスクを着用する気持ちにはならないように思います。やはり感染対策としてマスクを義務化していただきたいと思いますが、いかがか伺います。もちろん息苦しい時には外していただければと思います。以上で、1回目の質問といたします。

答弁 教育部長 萬直樹(教育部長は2021年3月まで)

諏訪部議員の一般質問に御答弁申し上げます。体育施設における新型コロナウイルス感染防止対策に関しまして、まず、感染リスクの認識についてでありますが、体育館をはじめとする体育施設において、市民が安全なスポーツ活動を継続するためには、専門的な知見に基づく感染防止対策の徹底が重要であると考えております。国では、令和2年5月14日に社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドラインを作成し、その後、適宜改訂され、直近では、令和3年2月17日に改訂されたところであります。社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドラインでは、施設管理者側には、職員のマスク着用や手指消毒剤の設置、施設の定期的な換気・消毒、入場定員の制限などを行うよう示されております。また、利用者には、体調確認や小まめな手洗い・手指消毒、運動しないときのマスク着用、利用者間の距離の保持などを求めるよう示されております。教育委員会では、感染リスクをできる限り低減させるため、指定管理者に対して、国のガイドラインに沿った運営を要請しており、指定管理者においては、個別施設ごとにマニュアルを作成し、施設内の換気・消毒、観客席の間引きを行うほか、利用者には、入館時のマスク着用や体調確認、利用時間や人数の制限、また、感染防止のために遵守すべき事項について協力を求めるなど、国のガイドラインに沿った感染防止対策を実施しております。次に、感染防止に関する知識の普及啓発についてでありますが、各体育施設では、利用者に活動中の感染リスクを周知するため、施設を管理する指定管理者により、施設内にポスターを掲示するほか、受付時には、利用者への体調確認や体温測定と併せて、マスクの着用や利用者間の距離の保持など、利用に当たって遵守すべき事項の説明を行っております。また、定期的に施設を巡回し、休憩中にマスクを着用せずに会話をするなど、感染リスクが高い行動を取っている利用者に対して、適宜、注意喚起を行っております。教育委員会といたしましては、感染防止に関する知識の普及啓発は、重要であると認識していることから、今後においても、利用者への感染リスクの周知に努めるとともに、さらなる徹底に向けて、指定管理者と相談しながら、取り組んでまいりたいと考えております。次に、感染防止対策についてでありますが、国が策定した社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドラインでは、運動時のマスク着用について、運動強度が高いと考えられるスポーツは、十分な呼吸ができなくなることや熱中症のリスクが高くなることなど、健康面に影響があることが示されております。このため、体育施設利用時のマスク着用については、社会体育施設の再開に向けた感染拡大予防ガイドラインに基づき、指定管理者を通じて利用者に対し、個人の体調に合わせて極力着用するよう、協力要請を行っているところであります。教育委員会といたしましては、今後とも、体育施設において、大きな声を上げて活動している方や、休憩中にマスクを着用していないで会話をしている方に対して、指定管理者を通じて、感染リスクが高まることを丁寧に説明し、マスク着用等について、協力要請を行っていくこととし、義務化することについては、難しいものと考えております。以上であります。

出典:江別市議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる