新得町議会 令和7年第4回定例会 2025年12月16日
男女共同参画推進のための今後の町の動きは
2025年12月16日、新得町議会の一般質問で、中村雄太議員が「男女共同参画推進のための今後の町の動きは」について質問し、町長 湯浅真希が答弁しました。
- 質問者
- 中村雄太 議員
- 答弁者
- 町長 湯浅真希
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 中村雄太
2つ目の質問にまいりたいと思います。男女共同参画推進のための今後の町の動きです。2.男女共同参画推進のための今後の町の動きは現在の基盤となっている資本主義において、資本つまりお金を稼ぐことが高く評価され、育児、介護といった家庭での労働は評価の対象外となってしまいます。生活水準を維持するため共働きが一般的となっている現代において、夫婦の片一方が家庭のこと全般を全うするということは既に難しい状態になっております。その中で、やはり女性が会社で金を稼ぐといった場合、どうしても男性中心に構成されてきた社会構造の中での働きづらさがあり、また家事においては、いまだ女性の負担割合が多い状態が続いております。こういった問題は単純に会社や仕事のシステムだけに限らず、生活のさまざまな潜在意識下においても関わってくるため、単純に制度により平等化するだけでは解決できず、認識の変化、周囲の理解やサポートが必要不可欠となってきます。少子高齢化した現代社会において、持続可能な社会をつくっていくために社会全体もまた協力し、その責任を負い、男女ともに仕事、家事、育児をスムーズに行える「働きやすい」社会を構築していく必要があると、私は考えております。このような事態に国では男女共同参画を掲げ、特に女性の働きづらさや、偏見に対する対策を行っており、近隣の芽室町、士幌町では条例を制定し、男女共同参画への推進を図っています。新得町も総合計画の中で男女共同参画を推進しておりますが、今後、条例を制定し、地域、町民に対して男女共同参画のための取り組みを行っていくといった展開を考えていらっしゃいますか。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 湯浅真希
中村議員のご質問にお答えいたします。平成11年に「男女共同参画社会基本法」が制定され26年目となります。基本法では、国、地方自治体、国民それぞれが果たすべき役割が定められ、地方公共団体では、地域特性を生かしつつ、男女共同参画の社会づくりのための施策に取り組むこととされております。町における現在の進捗(しんちょく)状況ですが、第8期総合計画の施策にありますまちづくりへの共同参画のため、町の附属機関の男女委員の割合を見直すべく、女性委員登用率の増加、30パーセントを成果指標に取り組んでおります。令和7年4月1日現在、28パーセントとなっており、5年前の24.1パーセントと比較し、皆さまに理解いただきながらですが、ゆっくりではありますが、増加しているところです。次に、啓もう活動でありますが、防災を男女共同参画の視点で考える男女共同参画パネル展を先日、図書館で先月の30日まで行われておりました。こういった広報であったり、リーフレットを配置するなど、毎年実施し、町民へ広くピーアールを努めております。また、個々の性別に伴う人権侵害やトラブルを含め、困り事を抱えている方に対し、弁護士会や人権擁護委員、行政相談員の方々と協働した無料の相談会を、毎年開催しております。ご質問の今後、条例の制定を考えているかとのことですが、ご提案いただきました条例の制定がよいかどうかということを含め、今後も男女共同参画を推進するべく、新たな取り組みについて検討してまいります。以上です。[湯浅真希町長 降壇]
質問 中村雄太
ありがとうございます。条例を作ることによって、新得町はこのように進んでいるという指針になると私も思っておりますが、ただ実際に条例を作って、ただそれがスローガンになってしまう、こういったことではあまり意味をなさない。やはり形を出していく、示していくということが必要だと思っております。実際に具体的に何をやれば、組織はどうすればいいのかという形で、実際の形に表していくということで、1つとして、やはりモデルケースといいますか、そういったものが必要となります。まずは役場がしっかりとモデルケースとしてこういったものを示していく。そういった形を示して、実際、成果まで出せればいいのですが、そういったものは時間がかかりますので、まず形を見せる、そういったところが必要だと考えております。加えて、26年たったのですけれども、なかなか世代間における価値観の違い、こういったものが非常にありまして、私の世代、20歳の人たち、私の親世代、たぶんかなりこういったものに対する価値観が違うと思います。やはりこういったものを各世代が学んでいくと同時に、特に日本においては年功序列という社会通念があったりとか、特に新得のような狭い社会においては、なかなか若い人たちは言い出せない、こういった環境があるかと思います。やはりこういったものを学ぶべきは上のリーダーであったりとか、束ねる人たちがしっかりと学んで、負担をかけさせないといいますか、何がダメなのか、そういったものをしっかり判断していくということが必要かと考えております。ただ、条例のように長々と書いても、分かるものが分からなくなってしまいますので、正直なところ、イラストと短文で、これこれ、こういうことをしてはダメですとはっきり言って、伝えていくほうが浸透しやすいのではないかと、私は考えております。2つの質問になりますが、働きやすい組織のモデルケースとして役場として展開していくか、そしてもう1つは、世代間の認識を埋めるために、具体的で分かりやすい啓もうをしていくかというところですが、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 湯浅真希
令和3年になりますけれども、同じ内容の質問を私も議員のときにさせていただいております。そのときは、無意識の性差別役割分担意識というものを解決することが大切ではないかという内容の一般質問をさせていただきました。中村議員おっしゃったとおり、今までの概念、例えば大事なことを決めるのは男性の役割というようなことであったり、男性は仕事をして家計を支えるべきとか、共働きでも女性は仕事より家庭を優先するのが当たり前、そういった今までの「当たり前」というものが本当に「当たり前」なのかというところで、そういったところを改善していかなければ、なかなかこの男女共同参画を通して、子育てであったり、働きやすさというものにつながっていかないのではないかというような提案をさせていただいております。役場もというところなんですけれども、次世代育成支援推進法および女性活躍推進法に基づいて、特定事業主行動計画というものを役場のほうでも策定しております。この中で5つ項目がありまして、妊娠中、出産後における配慮であったり、男性職員の子育て目的の休暇取得促進、こういった働きやすさにつながるものが書かれております。ただ、役場が見本として率先してというところなんですが、実行はしているんですけれども、私の目から見て、お手本というか、見本までになるかどうかというのが正直、私はまだまだなんじゃないのかなというふうに思っておりますので、役場内も含めですけれども、町内企業も含め、この男女共同参画というものは一緒に認識というものを共有していく必要があるだろうというふうに考えております。世代間のピーアールというところなんですが、性別での役割分担もそうですし、世代間の違いというものもかなり開いてきているのかなというふうに思います。その時代、時代によってそれぞれの考え方というものがありますので、お互いが押し付け合いになるのではなくて、理解を深めながら、お互いを認め合いながら、そういった尊重していけるような地域社会というものを目指していきたい。そのためにピーアールというものは1つの手段であるというふうに考えております。以上です。
質問 中村雄太
ありがとうございます。先ほど、お互いを認め合うということだったのですけれども、やはり男女共同参画の本来の趣旨としては、差別されたとか、これがおかしいということではなくて、互いのいいところを認め合って、そのいいところをお互いシェアしながら物を一緒に作っていく、そういったところがあると思います。例えば、男女というステレオタイプな見方でしゃべらせていただきますけれども、十勝の自然で建物を造りましょう、そういったときに、男性だと、例えば十勝の木材を使ってガッツリと、最新の木造技術ですごいものを造る、たぶんそういった発想になってくるのですが、女性の場合ですと、たぶん十勝の自然に自分が立ったときに何が見えるか、例えば動物だったりとか、自然の揺らぎだったりとか、そういった自分が受けるフィーリングというものを大切にすると思います。これはもちろん建物に入ってきた人が受けるフィーリングと同じ感覚なんです。男性がそれを聞いて、では造ろうかというと、暖かみを持たせるために四角いところを丸くしましたみたいな発想になって、いや、そうじゃないんだよな、言いたかったのはと、このずれがあったりするので、やはり自分にはないセンスというものを取り込もうというのは、やはりそういった人たちに活躍してもらう、そういった考え方、非常に大事だと思うんです。特に、新得町、人口が少ない町です。一人一人の活動が非常に影響が大きく出ます。個々のいいところをしっかりと伸ばせば、目立ってちょっとした新得らしさというものが私、生まれると思っております。なので、しっかりと新得町の人たちもお互いを認め合って、私も含めなんですけれども、こういったものを推進していければと思います。ありがとうございます。
答弁 町長 湯浅真希
思いというものは中村議員と同じかなというふうに思っております。男女共同参画というものはすぐに何か変わるというところではありませんので、常に啓もうしていく、ピーアールしていく、町民と一緒に考えていくというところが大切になってくるかと思います。男性、女性、高齢者、若い方、そういったことを含めて、お互いに尊重し合っていける地域社会というものを目指して、これからも対応していきたいというふうに考えております。以上です。[中村雄太議員 降壇]