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江別市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月22日

(1)江別の地域防災について/(2)子育て安心の保育について/(3)国民健康保険事業について

2016年6月22日、江別市議会の一般質問で、齋藤一議員が「江別の地域防災について」「子育て安心の保育について」「国民健康保険事業について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 齊藤俊彦、健康福祉部長 真屋淳子、建設部長 安藤明彦が答弁しました。

質問者
齋藤一 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 齊藤俊彦、健康福祉部長 真屋淳子、建設部長 安藤明彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 齋藤一

通告に従い、順次質問いたします。今まで何人もの議員が質問をされてきましたが、地震の続いている状況から、江別の地域防災について質問いたします。最初に、地震災害に対する市民への啓発についてお聞きします。去る4月14日午後9時26分、熊本県熊本地方でマグニチュード6.5、最大震度7の地震が発生しました。その後、16日午前1時25分にはマグニチュード7.3、最大震度7の地震が同じ熊本地方で発生すると、その直後から熊本県阿蘇地方や隣接する大分県中部でもマグニチュード5クラスの地震が頻発し、最大震度6強を各地で観測するなど、今も活発な地震活動が続いている状況です。近年で言えば、この熊本地震以外にも東日本大震災や新潟県中越地震など、大きな被害を出した地震が起こっています。先日、この北海道の函館地方でも震度6弱の地震が発生しております。日本が世界でもまれに見る有数の地震大国であることは共通の認識だと考えます。そして、基本的に地震災害はいつ、どこで発生するか察知しにくいと言われています。政府の地震調査研究推進本部がことしの6月10日に発表した、地震発生確率を示す全国地震動予測地図では、30年以内に震度6弱以上に見舞われる確率は、熊本市は7.6%とされていました。また、函館市は0.99%となっていました。他地域よりも発生確率が低いとされていた熊本を襲った大きな揺れは、地震はどこでも起こるという現実を改めて突きつけたとも報道されています。この二つの地震は、その典型例と言えるのではないでしょうか。また、熊本地震で浮き上がった問題として、避難所で救援物資が追いつかないだけでなく、保管場所に入り切らなかったり、さらなる地震を恐れて、屋外の車で寝泊まりしたりする車中泊避難に駐車場の収容台数が追いつかないという課題や、物資不足や断水で混乱し、食事が行き渡らない避難所も各地で発生。まちの店で休業が相次ぎ、営業中の店は棚が空になり、人々は水や食料を求めてさまよい、被災地から脱出する人もいたと伝えられています。大きな地震が起こったときに、こういった問題や被害を少なくするのは、日ごろからの備えと意識です。市では地域防災計画の策定やさまざまな場所での防災訓練を行い、広報えべつ6月号で特集を組まれたり、市のホームページを利用して地震への啓発を行っているところではあるかと思いますが、市民の皆さんが地震に対して強い関心を持っている今こそ啓発を推し進めるべきではないでしょうか。例えば、個人でできる地震対策ですとか、具体的な部分から意識啓発を進めるべきだと考えますが、市長はどのようにお考えかお聞かせください。2番目に、一般住宅の耐震化についてお聞きします。当市では平成22年に策定した江別市耐震改修促進計画のもと、施設の耐震化が進められています。ことし中には全小・中学校の耐震化が完了する予定です。その一方で、一般住宅は、昭和56年以降に建てられた住宅については現在の耐震基準を満たしていますが、市内にはそれ以前に建てられ、耐震化工事を行っていない住宅もあることが考えられます。住宅の耐震化は地震が起きた際に、建物の倒壊を防ぐ目的だけではなく、避難する時間をつくるためのものでもあり、命を守るために非常に必要なものです。市では耐震化推進支援事業を行い、無料簡易耐震診断、耐震診断費用等の補助を行っています。さらに、平成27年度には、対象者を居住予定者まで拡大するなど、利用促進に向けた方策がされているところであります。そこでお聞きします。江別市耐震改修促進計画では、平成27年までに市内全ての住宅に対し90%の耐震化率を設定していましたが、現在どこまで耐震化が進んでいるのでしょうか。また、耐震化推進支援事業の促進のために、例えば補助金の額を上げるですとか、補助率を上げるですとか、そういった具体的な促進のための方策を考える必要があると考えますが、市長はどのようにお考えかお聞かせください。3番目に、福祉避難所の運営についてお聞きします。厚生労働省のホームページでは、福祉避難所とは、既存の建物を活用し、介護の必要な高齢者や障がい者など一般の避難所では生活に支障を来す人に対してケアが行われるほか、要援護者に配慮したポータブルトイレ、手すりや仮設スロープなどバリアフリー化が図られた避難所のこととされており、基本的には内閣府が示す要配慮者への対応が求められています。また、内閣府が発行した避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針には、10人の要配慮者に1人の生活相談職員の配置が必要なこと、一般の避難所では生活することが困難な要配慮者が、避難所での生活において特別な配慮が受けられるなど、要配慮者の状態に応じて、安心して生活ができる体制を整備した福祉避難所を整備しておくことが適切であり、災害発災時に施設等の一部を福祉避難所として利用することについて、あらかじめ当該施設等を有する事業者と協定を結ぶことが望ましいことなどが記載されています。事業者との協定については、当市では平成27年5月22日に市内14施設を運営する10法人と災害発生時における福祉避難所の設置運営に関する協定書を締結しました。今回の熊本地震では、報道等によると震災による関連死は現在で20名を超え、犠牲者のうち約3分の1を占めると言われています。また、報道では、福祉避難所を設定していたにもかかわらず、被災などにより開設されなかったり、市民に周知がされておらず、一般の避難所で対応が困難になり、関連死となるケースもあったと伝えられています。当市においても、災害時の関連死を減らすために、要配慮者の受け入れや福祉避難所の運営について、例えば各施設で何人受け入れすることができるのか、福祉避難所の開設に向けて市と事業者の間でどういった支援ができるかなどの具体的な協議が必要と思いますが、そうしたことはされているのかお聞きします。次に、2件目として、子育て安心の保育について、1番目に待機児童問題についての市の考え方についてお聞きします。今、保育所に入所したくても入所できない待機児童について全国的な問題となっています。厚生労働省の調べによると、平成27年10月現在、全国で約4万5,000人いると言われています。また、さまざまな理由で待機児童の対象外とされた潜在的待機児童は約6万人いるとの報道もあります。当市の保育所は、市の子育て支援サイトを見ますと、ことしの5月1日時点で、保育所、認定こども園、小規模保育施設のほとんどであきがないか、若干のあきがあるというような状況です。また、今年度中には、市内の待機児童解消のため、白樺保育園と若草乳児保育園が統合してできるよつば保育園が開園予定となっております。当市の現状としては、先日の生活福祉常任委員会において待機児童は現在ゼロ人だが年度内でふえる可能性はあること、また、潜在的待機児童においては、昨年度は39人いましたが、求職中の保護者の申請がふえたことから、現時点で105人となっていると報告されています。子育て安心のまち江別として、子育て世帯のニーズに合わせた保育環境を用意するべきだと考えますが、市長は待機児童問題についてどのようにお考えかお聞きします。2番目に、江別市保育士等人材バンクの活用状況と課題についてお聞きします。さきに申し上げた保育事業の環境整備を考える際、人材の確保が課題となってくると考えられます。当市では、平成26年度より江別市保育士等人材バンクが設置され、運用されています。近隣では千歳市でも同様の制度が行われています。江別市保育士等人材バンク設置要綱の中には、市内の保育園での就労希望者を支援し、市における保育の担い手をふやし待機児童の解消に資するためと書いてあります。しかし、実際には市で職業あっせんはできないために、実質的な就労、保育士の確保につながっているのかはわからない状況と伺っています。まず、この制度をつくろうとした際に、このような状況は予想することができたと考えますが、それでもこの制度を始めた理由をお聞かせください。また、市内の保育士不足解消につなげるためのこの制度の課題は把握されているのでしょうか、あわせてお聞きします。3番目に、保育士確保のための処遇改善の必要性についてお聞きします。現在、全国的に保育士の不足が叫ばれており、江別市でも保育士の確保がだんだん難しくなってきていると言われていますが、その要因の一つに、低賃金の問題があると指摘されています。全国的に見ても、保育士の賃金は他業種と比較した場合、平均で10万円前後低いと言われております。当市では、公立保育園で働いている保育士の給与については、市の職員給与条例に従って払われており、認可保育園の保育士については、国が定めている公定価格を基準に判断しているとお聞きしました。また、市内の認可保育園の求人内容を見てみますと、現状ではパート職員で平均時給が約900円、臨時職員で月給約16万円となっております。各種の報道によると、仕事自体は魅力的だが余りにも処遇が悪く、保育士という職を選ぶに当たり、二の足を踏んでしまうといった内容を何度も見ております。私自身、現在の給与が低くて自立して生活するのは厳しいといった話も聞いております。こうした事実を踏まえますと、将来を考えたときに、今と同じ待遇や条件面で保育士の数を確保できるのか、非常に不安であります。こういった事態を未然に防ぐためにも、市の職員の給与に関する条例を変えるですとか、国に対して市から公定価格の引き上げを求める要望を出すなど具体的な行動が必要だと考えますが、市長はどのようにお考えかお聞かせください。3件目に、国民健康保険事業についてのうち、1番目に、国民健康保険税の滞納者の現状と課題についてお聞きします。当市の国民健康保険は、こくほえべつ平成27年度版によりますと、加入世帯・被保険者ともに平成19年をピークに多少の増減はあれど、減少傾向にあります。そのような中で、当市の国民健康保険税の納入率は高い水準を維持しています。その背景には国の徴税強化の方針や、窓口での納付相談などがあると思いますが、それでも、さまざまな理由により税の滞納をせざるを得ない方々がいるのも事実です。そもそも、国民健康保険制度については、国民皆保険実現のため高齢者や無職者を抱えて発足したので、国民健康保険財政の6割近くが国庫負担でした。ところが、1984年の改定を皮切りに、国庫負担分の引き下げが続けられてきたとされ、減らされた国庫負担分を保険税に転嫁しているのが高騰の大きな要因と指摘する声もあります。国民健康保険は社会保障制度であり、納付についても個々の理由を詳細に聞き取り、きめ細やかな対応をすることが求められるものと考えます。滞納者にとって、実際に窓口に来て相談をするのは勇気がいることです。平成28年度の予算特別委員会の資料では、平成28年1月1日時点で、国保資格証明書交付世帯の所得階層別状況では、所得なしの世帯が60世帯で49.2%、100万円以下の世帯が26世帯で21.3%、200万円以下の世帯が27世帯で22.1%となっており、合計で滞納世帯が113件で、パーセンテージとして92.6%となっています。このことから、滞納者の多くが低所得で苦しい生活を送っていることがわかります。市は、そのような滞納者の払いたくても払えない状況や生活実態を把握しているのかお聞きします。また、滞納者に対する対応に関しての課題を市として認識しているのか、あわせてお聞きします。2番目に、短期証の窓口とめ置きについてお聞きします。この問題については当会派としても指摘してきましたが、江別市では国民健康保険税の滞納者に対し、接触機会を設けるためとして短期証の窓口とめ置きが続けられています。しかし、先ほども申し上げましたが、国民健康保険は国民皆保険を支える社会保障制度であることから、保険証は常に手元にあるべきものです。北海道も保険証は切れ目なく手元に届くようにと、各市町村に指導をしています。現実として、短期証が手元にない間は、受診を我慢するか、市役所の窓口に来て、交付された後に受診する必要があります。これについても先ほども申し上げましたが、滞納者にとって実際に窓口に来て相談をするのは勇気がいることです。また、受診を我慢した結果、手おくれになる可能性も否定できません。自治体には住民の命を守る責務があります。そのような結果を生まないためにも、保険証の取り上げともとられかねない短期証の窓口とめ置きは、一刻も早くやめるべきだと考えます。その上でお聞きします。短期証の窓口とめ置きをすることで、接触機会の向上と納入率の向上に実際に効果が出ているとお考えなのかお聞きします。また、北海道の指導がありながらも窓口とめ置きを続ける理由をあわせてお聞きします。以上をもって、1回目の質問とさせていただきます。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

齋藤一議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、江別の地域防災に関連しまして、地震災害に対する市民への啓発についてでありますが、大規模地震が発生した際、自治体機能の低下によりまして、被災者に対する自治体の迅速な支援は困難になることが懸念されているところであります。また、被害を最小限にするには、市民が自発的に避難行動を行い、地域で助け合う体制を構築する必要があります。こうしたことから、平時における地震災害への対応に関する啓発活動は、自治体にとりまして重要な役割であると認識しております。市では、これまで防災・減災に関する出前講座を実施しておりまして、昨年度は合計29回、参加者は1,700名を超えております。また、自主防災組織による避難所運営訓練や研修会のほか、市職員との合同研修を開催するなど、幅広いメニューにより啓発を行っているところであります。さらに、平成24年には地震などの災害に備えるための安全対策などを掲載した防災あんしんマップを全戸に配布したほか、身近な防災対策に関する記事をホームページへ掲載し、また、広報えべつでは地震災害の特集を組むなど、継続的に啓発活動を行っているところであります。こうした取り組みにより、162の自治会中144自治会が自主防災組織に加入しているほか、災害への備えや防災訓練などについて相談に訪れる市民が増加しておりますことから、市民の防災に対する意識も高まりつつあるものと考えております。また、今年度の取り組みとしましては、江別市総合防災訓練におきまして、初めて授業中の大規模地震を想定した、生徒と地域住民、防災関係機関が連携する訓練を江陽中学校において実施するほか、地震災害に備えた日ごろの安全対策や非常持ち出し品などを掲載した避難所周知用リーフレットの全戸配布を予定しているところであります。いずれにいたしましても、今後とも、自治会に自主防災組織への加入を働きかけるとともに、引き続き、地震災害の意識啓発に努めてまいりたいと考えております。次に、子育て安心の保育に関連しまして、待機児童問題についての市の考え方についてでございますが、市では、例年4月1日現在における国の定義に基づく待機児童はいないものの、育児休業中や希望する保育園にあきがないことなどによる潜在的待機児童が発生している状況を踏まえ、保育の需要に応えるような待機児童対策の充実が喫緊の課題であると認識しております。この課題に対応するため、保育の受け皿の拡大に向けまして、よつば保育園の建設整備を進めているほか、民間幼稚園の認定こども園への移行や小規模保育事業新設に支援を予定しておりまして、施設整備後の平成29年4月からは、よつば保育園で20名、民間の保育施設では85名、合計105名分の定員が増加する予定であります。今後におきましても、えべつ・安心子育てプランに基づきまして、育児に係るニーズを把握しながら、保育の受け皿の拡大に努め、待機児童の解消に努めてまいりたいと考えております。次に、保育士確保のための処遇改善の必要性についてでありますが、保育士の人材が不足している状況は、少子高齢化や核家族化など家庭環境の変化に伴い、保育へのニーズが多様化する中、保育士の業務に対する負担が増大していることが影響しているものと考えております。このような状況を踏まえ、国では、公定価格の見直しや処遇改善費の加算など、保育士の処遇改善を進めており、市といたしましては、国からの通知に基づきまして、民間保育施設等に対し、処遇の改善をお願いしているところであります。また、保育士確保に向けた取り組みとしまして、保育士の業務負担を軽減するためIC化を促進しておりまして、国の制度を活用した民間保育施設への支援を予定しているところであります。なお、市の保育士の給与につきましては、一般職と同様に、国家公務員に準拠して対応しているところであります。また、国への要望につきましては、これまでも北海道市長会を通じまして、職員の配置基準の弾力化や処遇の改善等に必要な財源を確実に確保するよう要望を行ってきたところであります。いずれにいたしましても、保育士確保のための処遇改善につきましては、重要な課題と認識しておりますことから、引き続き、国にその改善を強く要請してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 総務部長 齊藤俊彦(総務部長は2018年3月まで)

私から、江別の地域防災についてほか1件の御質問に御答弁申し上げます。まず、江別の地域防災についてのうち、福祉避難所にかかわる市の対応についてでありますが、福祉避難所とは、避難所での生活が困難な高齢者や障がい者、乳幼児等の要配慮者のために、段差の解消やスロープ及び障がい者用トイレなどが設置された避難所であり、市では、昨年5月、市内で14施設を運営する10法人の御理解をいただいて協定を締結し、福祉避難所として指定したところであります。協定締結時には、福祉避難所の開設準備や運営等について定めた福祉避難所運営マニュアルを作成し、締結先の施設に配付したほか、現在、自主防災組織と施設が連携した避難所運営訓練の実施についても検討しているところであります。福祉避難所の開設にあっては、災害時における施設の状況や入所者の状態の把握、また、生活支援や心のケアなどを行う生活相談員の配置など、受け入れ先となる施設と調整が必要と考えております。いずれにいたしましても、熊本地震で明らかとなった災害時の教訓などを踏まえ、本市においても改めて平時からの訓練が重要であると認識したことから、今後、訓練を積み重ねるとともに、災害時における施設の運営方法、職員の配置、受け入れ可能な避難者の人数などについて、協定締結先の施設と個別に十分協議を進めてまいりたいと考えております。次に、国民健康保険事業についてのうち、国民健康保険税の滞納者の現状と課題についてでありますが、滞納整理を進める上においては、滞納者個々の生活実態を把握することは重要であると認識しており、これまでも納付案内コールセンターを活用した電話催告や文書催告などに応じていただけない方については、自宅訪問を通じて、納付や納税相談を促しているところであります。また、納税相談においては、通常の開庁時間内はもとより、毎週木曜日の夜間相談窓口や月末の日曜相談窓口を開設して、滞納者から納付できない理由や収支の状況などの個別の事情を丁寧に聞き取りながら生活実態を把握し、分割納付に切りかえるなどの対応を行っております。このように、市としては、滞納者に対する独自の対応を重点的に行っているところではありますが、納税相談に応じていただけない方に対して、いかにして接触の機会を持つかが課題であると認識をしているところであります。私からは以上でございます。

答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)

私からは、子育て安心の保育についての御質問のうち、江別市保育士等人材バンクの活用状況と課題についてほか1件について御答弁申し上げます。まず、江別市保育士等人材バンクの活用状況と課題についてでありますが、保育士等人材バンクは、保育士の退職や育児休業等に伴う欠員補充や、地域型保育事業に係る子育て支援員に対する就労支援を目的として、登録者の同意のもと、登録情報を閲覧させることにより、人材確保を支援するもので、平成26年10月に設置したものであります。その課題といたしましては、近年、保育士の需要の増加に伴い、登録者が減少している状況でありますが、これまでの活用実績といたしましては、平成26年度は保育士、調理師等の登録者11名のうち3名が就労し、平成27年度では、登録者8名のうち1名が就労につながるなど、人材確保に一定の効果があるものと認識しております。今後におきましては、より効果的なPRの実施により、登録につなげ、保育士等の人材確保に努めてまいりたいと考えております。次に、国民健康保険事業についての御質問のうち、短期証の窓口とめ置きについてでありますが、長期にわたり国民健康保険税の納付がなく、文書・電話での催告や夜間・休日などの納付相談に応じていただけない場合に、国民健康保険法に基づき、有効期間が3カ月の短期被保険者証を交付しているところであります。短期被保険者証につきましては、被保険者と接触する機会の確保を図るため、窓口での交付を基本としております。窓口での交付により、最終的には短期被保険者証に該当する被保険者の9割を超える方との接触につながっており、この結果、納税相談などさまざまな相談ができているほか、内容によっては、他の福祉部門との連携した対応を行ってきたところであります。また、短期被保険者証の交付に係る北海道からの通知についてでありますが、保健福祉部健康安全局参事名で、各市町村国民健康保険担当課長宛てに出されており、その内容は、被保険者証が切れ目なく被保険者の手元に届くように努めることと、高校生以下の子供には、有効期間が6カ月以上の短期被保険者証を交付するなどの配慮を依頼されたものであります。市では、被保険者証の必要性について認識していただけるよう、短期被保険者証の年度当初の交付に当たっては、窓口での相談に応じていただけない方を含め、全員の方に交付しております。また、3カ月ごとの更新においても、相談による交付を基本としつつ、何らかの接触があった被保険者の方には、短期被保険者証を郵送しており、受診が必要な方に医療が提供されるよう配慮しております。また、高校生以下の子供に対しましては、一般被保険者証を郵送しているところであります。今後におきましても、短期被保険者証の交付に当たりましては、適切な運用に努めてまいりたいと考えております。私からは以上であります。

答弁 建設部長 安藤明彦(建設部長は2018年3月まで)

私から、江別の地域防災についての御質問のうち、一般住宅の耐震化の推進について御答弁申し上げます。市では、平成22年3月に策定した江別市耐震改修促進計画に基づき、無料簡易耐震診断や耐震改修補助などを実施してきたところであり、平成27年度末の住宅の耐震化率は、目標の90%に対し、約83%となっております。このため、今年度から、これまでの広報掲載や住宅の耐震化セミナーなどによる周知・啓発活動に加え、新たに住宅のリフォームイベントの個別相談や建築業者向けの説明会などの取り組みを行ったところです。また、熊本地震の影響などもあり、今年度の無料簡易耐震診断や耐震化相談の件数が急増しておりますことから、今後、耐震化が進むものと考えているところです。次に、今後の住宅の耐震化促進の方策についてでありますが、住宅の耐震化に向けては、改修工事の高額な費用負担や改修時期など、さまざまな課題があるものと認識しておりますが、まずは、所有者などの防災意識の向上や耐震化への理解が重要であると考えております。このため、市といたしましては、この機を捉え、引き続き耐震化の重要性について周知・啓発に努めるとともに、住宅の耐震化の促進に向けて、国や道の動向を踏まえながら、耐震改修補助の拡充などについて検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 齋藤一

御答弁を伺いました。まず、江別の地域防災のうち、地震災害に対する市民への啓発についての答弁ですが、平時における地震災害での対応に関する啓発活動は、自治体にとって重要な役割であると認識しているとした上で、防災・減災に関する出前講座の実施や、自主防災組織による訓練や研修会を行い、継続的な啓発を行った結果、市民の防災に対する意識が高まっていると考えているとのことでした。防災に対する意識啓発は命にかかわるものと言えることからも、今後も継続して行っていただきたいと思います。次に、一般住宅の耐震化の推進について、再質問させていただきます。答弁では、江別市耐震改修促進計画における住宅の耐震化率は、目標の90%に対し、現在約83%ということで一定の評価はしますが、目標に到達していないことから、これからも耐震化を促進する必要があると考えます。また、耐震化されていない、昭和56年以前に建てられた住宅には、災害弱者と言える高齢者が多く住んでいると考えられます。今後は、周知・啓発だけではなく、対象が明確になっている以上、そこに焦点を当てた対策を行う必要があると考えますが、市長はどのようにお考えでしょうか。また、次期計画にもそうしたことを踏まえた内容を盛り込む必要があると考えますが、あわせてお聞きします。次に、福祉避難所の運営についてですが、答弁では、現在、自主防災組織と施設が連携した避難所運営訓練について検討しているとした上で、熊本地震で明らかとなった災害時の教訓を踏まえ、協定締結先の施設と個別に十分な協議を進めていきたいと考えているとのことでした。福祉避難所の運営については、災害の状況次第で、設置、運営の方法も変わるものと考えますが、災害時に正確で迅速な行動をとるためには、日ごろからの訓練と、具体的状況を想定した協議が必要だと考えることから、今後、早急に具体的な協議を進めていただきたいと思います。続いて、子育て安心の保育についてのうち、待機児童問題についての市の考え方についてですが、保育需要に応えられるような待機児童対策の充実が喫緊の課題であると認識しているとした上で、今後については、えべつ・安心子育てプランに基づき、保育の受け皿の拡大を進め、待機児童解消に努めていきたいとのことでしたが、市長がおっしゃるように、待機児童対策の充実は喫緊の課題であり、これを進めることは潜在的待機児童を解消することにもつながることからも、強い認識を持って対策を進めていただきたいと思います。次に、保育士確保のための処遇改善の必要性についての答弁ですが、先ほども述べましたが、保育士の給与は他の業種に比べ約10万円安いと言われており、早急な対応が求められているところであります。市では、独自の取り組みのほかに、北海道市長会を通じて国に処遇改善の要望を出しているとのことでしたが、保育士を確保するためにも、処遇改善については、引き続き重要な課題として取り組んでいただきたいと思います。次に、国民健康保険事業についてのうち、国民健康保険税の滞納者の現状と課題についての答弁ですが、市では、滞納者から個別の事情を丁寧に聞き取りながら、生活実態を把握し、対応を行っているとのことでしたが、市民からは窓口での対応について、高圧的な態度で対応され、以後窓口に行くことをためらってしまうといった話も聞いております。そういったことからも、今後もより一層、相談しやすい環境づくりとともに、きめ細やかな対応を進めていただきたいと思います。次に、短期証の窓口とめ置きについての答弁ですが、短期証の窓口とめ置きをすることで、最終的に被保険者の9割の方との接触につながっているとのことで、その点については認識しました。しかし、北海道からの通知で、被保険者証が切れ目なく届くように努めることとしているにもかかわらず、短期証の窓口とめ置きを続けていること自体は事実であり、市民の生命を守るためにも、基本的に短期証の窓口とめ置きは早急にやめるべきだということを重ねて申し上げます。以上をもって、2回目の質問とさせていただきます。

答弁 建設部長 安藤明彦(建設部長は2018年3月まで)

私から、一般住宅の耐震化の推進についての再質問に御答弁申し上げます。高齢者が住む住宅の耐震化の推進についてでありますが、耐震化されていない住宅は、昭和56年以前に建築された住宅であり、既に築35年以上経過していることから、高齢者が所有している割合が高いものと認識しているところであります。このような状況から、先ほども御答弁申し上げましたが、国や北海道の動向を踏まえながら耐震改修補助の拡充などを検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、次期計画の策定に当たりましては、これまでと同様に国や北海道と連携し、現状と課題を踏まえ、対応しなければならないものと考えております。以上でございます。

再質問 齋藤一

一般住宅の耐震化の推進についての再質問の答弁についてですが、繰り返しになるのを避けるため、再質問とはいたしませんが、耐震化されていない住宅については、おおよそ同じ認識をお持ちだということがわかりました。しかし、先ほども申し上げましたが、住宅の耐震化は地震が起きた際に、建物の倒壊を防ぐ目的だけではなく、避難する時間をつくるためのものでもあり、命を守るために、非常に必要なものでもあることからも、早急に具体的な対策をとるべきだということを申し上げ、質問を終わります。

出典:江別市議会 平成28年第2回定例会 2016年6月22日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる