みんなの議会

江別市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月7日

(1)地域医療構想に関する市長の見解について/(2)交通安全計画について/(3)地元経済の振興について

2015年12月7日、江別市議会の一般質問で、吉本和子議員が「地域医療構想に関する市長の見解について」「交通安全計画について」「地元経済の振興について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 山田宗親、生活環境部長 渡部丈司、経済部長 後藤好人、建設部長 安藤明彦が答弁しました。

質問者
吉本和子 議員
答弁者
市長 三好昇、総務部長 山田宗親、生活環境部長 渡部丈司、経済部長 後藤好人、建設部長 安藤明彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 吉本和子

通告に従いまして順次質問させていただきます。初めに、地域医療構想に関する市長の御見解をお伺いいたします。質問項目1、地域医療構想に対する認識についてお伺いいたします。平成26年6月25日に公布された医療介護総合確保推進法の地域における効率的かつ効果的な医療提供体制の確保とは、医療機関が都道府県知事に病床の医療機能を報告し、都道府県はそれをもとに地域の医療提供体制のあるべき姿、地域医療構想を医療計画において策定するものとしています。その内容は、第1に、団塊の世代が75歳を超え、医療・介護需要が最大になると予想される2025年における医療需要と病床の必要量を推計する。推計は高度急性期、急性期、回復期、慢性期の4医療機能ごとに、また、都道府県内の構想区域、二次医療圏が基本とされています。既に7月25日の北海道新聞では、道内の二次医療圏ごとの2025年時点での必要病床数の推計値と2013年時点での病床数を比較して各地域でどれだけ病床が削減されるのか、北海道の試算が報道されています。北海道全体では1万500から1万5,000床減の7万5,000床に、ふえるのは苫小牧市や白老町など東胆振医療圏域の0.7%増のみで、北渡島檜山医療圏域や南檜山医療圏域は45%以上の減、江別市も含む札幌医療圏域も2013年時点の3万6,265床から2025年時点で3万5,726床、1.5%の減となっています。このように、総病床数を削減すると同時に、四つの医療機能の病床区分ごとに必要量を設定し、各医療機関から報告された病床数がそれを超えている場合は病床区分の変更も求められ、特に公的病院に対しては命令・指示を行うことができるとされているとのことです。地域医療構想の策定についてとする資料には、2025年の医療需要・病床の必要量を推計する方法が示されています。高度急性期、急性期、回復期、慢性期に分けていますが、いずれにしても、レセプトデータや人口推計、入院受療率、病床稼働率といったデータの数字を合わせて全国一律の算定式で推計しているもので、二次医療圏域、構想区域ごとの地域の実情など全く考慮されていません。国は許可病床数に対し稼働病床数が少ないことを理由に病床数削減を進めようとしていますが、稼働率が低いことは決して病床数が過剰だからではないこと、かつてこの江別市もそうであったように、医師や看護師不足のために病棟閉鎖という事態がまた全道的に広がっているとも報じられています。広大な面積を持つ北海道で、特に冬の期間の積雪・寒冷といった特有の諸条件を踏まえてこれからの医療提供体制を議論していくことが必要と考えます。この資料には、推計における注意点等として、直ちに個別の医療機関における病床の機能区分ごとの基準になるものではないとしながら、個々の医療機関、病棟が担う病床機能は今後の地域医療構想の実現過程で検討されるものであることとしています。あくまでも、国が一方的かつ標準的な病床削減を強いることが危惧される言い回しともとれます。このような地域医療構想では、地域の医療ニーズに応じることができないばかりか、地域の医療機関の経営基盤をも揺るがしかねず、ひいては地域の医療提供体制の崩壊を招きかねないと思うところですが、どのような見解をお持ちかお伺いいたします。質問項目2、地域医療構想における江別市の地域医療のあり方についてお考えをお伺いいたします。医療介護総合確保推進法による医療改正法では、都道府県は地域医療構想の達成を推進するため、構想区域ごとに協議の場を設置することとされています。この協議の場を地域医療構想調整会議と呼び、地域の医療関係者等が参加し、地域の病床の機能分化・連携を推進していくとあります。その上で、地域医療構想の策定プロセスにおいては、地域医療構想案の作成段階から二次医療圏域単位等で、現場の医療機関や住民、患者の意見を聞き、適切に反映することが重要とされています。北海道のホームページには、既に各地域で地域医療構想調整会議が開催され、会議で出された意見が要約されて公表されています。例えば、地域の実情を踏まえた構想策定が必要だ、単に病床数を決めるのではなく地域の医療を議論するべき、人口ビジョン策定を求める一方で人口減を前提とした推計とは整合性がない、高齢者がふえ疾患が複雑化・多様化する中で病床機能の転換は難しい、自治体病院のベッド数削減が危惧され、将来に向けた地域医療を守ることができなくなるのでは、介護等が整わない状態でベッドを減らすことは患者の行き場がなくなってしまう、病床数決定後の役割の検討ではなく具体的な役割から議論すべき、また、10年後のベッド数を決めるのは無理、時間をかけ数多くの会議を開くこと、推計値をもって目標値にすることが適当なのかどうかなど、この構想策定そのものへの疑問や懸念などもたくさん出されています。しかし、地域医療構想策定スケジュール(案)では、この調整会議は3回程度の開催で平成28年3月には最終案の取りまとめを行い、夏ごろまでには北海道地域医療構想の公表、国への報告としています。今後、江別市などを含む札幌圏域の地域医療構想の議論が進められることと思います。大きな地域医療構想の網かけの中で、江別市と広域医療連携を結ぶ地域や日常的に医療連携のある地域などを含めた医療提供体制を守らなければなりません。それをどう構築していくのかが問われています。地域の医療体制については、市立病院のみでなく、民間病院や有床診療所、開業医など、医師会などとともに検討されなければならなくなるでしょう。えべつ未来づくりビジョンの政策03-02健康づくりの推進と地域医療の安定では、安心してサービスが受けられるよう関係機関と連携を図り、救急医療体制の確保や病診の連携などにより地域医療体制の安定を図るとしています。地域医療構想においても、この江別市の地域医療のあり方を基本的な立場として、地域医療構想調整会議に臨まれるお考えかお伺いいたします。質問項目3、江別市の地域医療における市立病院の役割についてお伺いいたします。2025年に目指す医療提供体制について、入院病床の再編を進める第一歩が、昨年から始まった医療機関に対して入院病床機能の報告を義務づけた病床機能報告制度と言われています。基準病床数の考え方から、二次医療圏域ごとに入院病床を医療機能ごとに必要量を決めるとしました。この制度は、一般病床、療養病床を有する病院または診療所が担っている病床機能を、病棟単位を基本として、高度急性期、急性期、回復期、慢性期の4区分から一つを選択し、北海道に報告・公表されるというものです。2014年7月1日時点の北海道における医療機能ごとの病床の状況についての資料では、高度急性期が7,426床、急性期が3万8,270床、回復期が5,289床、慢性期が2万6,888床で、そのうち、江別市を含む札幌圏域は高度急性期が3,928床、急性期が1万5,866床、回復期が2,085床、慢性期が1万2,100床、江別市立病院は一般病床278床を急性期病床として報告しています。北海道の2025年の医療機能別必要病床数の推計結果も出されていますが、高度急性期病床は100床の減、急性期病床は1万6,500床の減、回復期は1万5,000床の増、慢性期は3,400から8,000床の減となっています。地域医療構想調整会議で協議され、必要病床数を超えている種類の病床転換には中止を求められたり、不足している医療機能の病床転換を要請されることもあるということです。しかし、江別市立病院の病床機能については、急性期医療を担う地域の中核病院として、入院や救急の受け入れなどの役割を果たしてきました。同時に、在宅医療や訪問看護といった退院後の地域での医療についても一定の責任を果たしています。病床再編と病床削減を狙う地域医療構想の中で、今後、市立病院の役割についてどのようにお考えかお伺いいたします。次に、交通安全計画にかかわってお伺いいたします。質問項目1、第9次交通安全計画の実施状況についてお伺いいたします。当市の交通安全計画は、昭和45年に制定された交通安全対策基本法に基づき、昭和46年度以降5年ごとに作成され、現在は、平成23年度から平成27年度を期間とする第9次計画が実施されているところです。この第9次江別市交通安全計画では、人命尊重を基本理念とし、交通事故による死傷者をなくすため、交通事故そのものの減少に取り組むこと、このためには総合的なまちづくりの中で、市民と市、関係行政機関の協働により行われなければならないものとしています。また、人命尊重を交通安全において具体化するために、歩行者、その中でも特に子供、高齢者、障がい者等の交通弱者の安全を第一に考える、人優先の交通安全思想を基本として交通安全対策を行うと明記されています。交通安全計画の目標については、平成27年度までの5年間で年間交通事故者数をゼロにすることとし、そのための具体的施策については、講じようとする施策として第一に道路交通環境の整備が挙げられています。その内容は、子供を事故から守り、高齢者や障がい者が安全で安心して外出できる歩行空間が必要だとし、生活道路や通学路等の歩道整備を初め、公共施設や福祉施設の周辺を中心に歩道の段差・傾斜・勾配の改善等の整備を推進するというものです。また、地域住民からの信号機や横断歩道などの設置要望については、北海道公安委員会や江別警察署に要望し、交通事故防止のための安全対策を推進するとしています。この中で言われている、自治会、PTAの住民が日常の生活で感じる交通危険箇所、地域の住民でなければわからないきめ細かな交通安全情報は交通事故防止のために有用です。ということは、この間、地域住民が繰り返し交通安全対策を求めてきたということです。そこで暮らす住民だからこそわかる交通危険箇所を、市も設置主体も切実かつ重要な情報として受けとめ、事故が起きる前の早急な対策が求められます。特に、信号機や横断歩道、速度規制などの要望は財政面の問題ばかりが強調され、長い間要望は実現されずに今日に至っているのではないでしょうか。第9次江別市交通安全計画は平成27年度、本年度が最終年度であり、この5年間の計画の評価と、それをもとに次年度以降の計画策定の準備が進められるときと考えます。特に、地域住民からの切実な要望として多い横断歩道や信号機等の設置については、どのような実施状況にあるのか、お伺いいたします。質問項目2、江別市交通バリアフリー基本構想から見た交通安全計画の課題についてお伺いいたします。平成17年に策定された江別市交通バリアフリー基本構想では、大麻、野幌、江別の各駅周辺地区を重点整備地区に定め、高齢者、障がい者等の安全確保のため、歩行空間の段差等の解消、視覚障がい者誘導ブロック、障がい者用押しボタン式や音声信号機等の整備、公共施設等までの連続した歩行空間のバリアフリー化を推進するとされています。交通安全計画では、今後の道路交通安全対策を考える視点として、高齢者及び子供の安全確保、歩行者及び自転車の安全確保、生活道路及び幹線道路における安全確保とし、障がいのある方々への安全確保に対する視点が不十分に思われます。乗降人員数が多い駅周辺を重点地区に限定するバリアフリー基本構想の考えから、乗降人員にかかわらず、駅を中心に、障がいのある方々が交通事故に遭わず、安全・安心して通行できる歩行空間の整備がそれぞれの地域に必要と考えます。江別市全体の交通安全計画に障がい者の安全確保として盛り込むべきと考えますが、いかがかお考えをお伺いいたします。質問項目3、障がいに対応した交通安全対策の現状と早急な改善についてお伺いいたします。交通安全計画には、障がい者も含め、全ての人が安全で安心して参加し活動できる社会を実現するための施策を講じると書かれています。歩道の段差や傾斜・勾配などは、車椅子利用者はもちろん、高齢者や視覚障がいの方々の移動・歩行の安全を妨げるものです。また、誘導ブロックが適切に設置されていなければむしろ危険が増すことや、あるいは音声信号機などがなければ安全に横断歩道を渡れないなどの課題もあります。江別市内にある5駅のうち、駅に通じる歩行空間に例えば誘導ブロックが設置されていないのは豊幌駅のみです。豊幌駅はこの地域の唯一の公共交通機関であり、地域自治会が駅舎を管理し守り続けています。過去に駅構内のバリアフリー化の必要性についてお伺いしていますが、唯一の公共交通機関として、誰もが利用できるよう整備されなければなりませんし、その必要性はむしろほかの駅より大きいとも言えます。特に、この地域には、目の御不自由な方々のための施設があるということからも、視覚障がい者用誘導ブロックや音声信号機の設置など、早急に講じられるべきと考えます。2015年11月5日付の朝日新聞デジタル版で、視覚障がい者が巻き込まれた交通事故32件、1月から9月と題した記事が載りました。徳島市で10月、視覚障がい者が盲導犬と一緒にダンプカーにはねられ死亡した事故の後、警察庁が全国調査を行った結果だということです。幸いにもこの間、北海道でのニュースではこのような事故は聞いてはおりませんが、だからこそ、交通安全対策を急ぎ、交通事故を未然に防ぐようにしなければなりません。信号機や横断歩道の設置、誘導ブロックの設置など、設置主体もそれぞれ異なることもあるかと思いますけれども、市として関係機関との調整に全力を尽くすべきと考えますが、いかがかお考えをお伺いいたします。次に、地元経済の振興にかかわってお伺いいたします。質問項目1、小規模企業振興基本法に対する市の対応についてお伺いいたします。2014年6月に成立した小規模企業振興基本法は、従業員が20人以下、商業・サービス業では5人以下の小規模企業が地域経済の支え手として、また雇用の担い手として大きな役割を発揮していることに着目して、事業の持続的発展を支援する施策を国及び地方公共団体が連携して講じるように求めているものとなっています。法の第1条、目的には中小企業基本法の基本理念にのっとりとあります。中小企業基本法については、大企業と中小企業とのいわゆる格差是正などが放棄されている、あるいは支援策を中堅企業や急成長型の中小企業に特化させているなどの見方も指摘され、中小企業の保護ではなく強者を育てる成長発展優先を目指す内容で、小規模・零細企業は事実上対象外となっているとの指摘もありました。しかし、平成25年に改正された中小企業基本法では、小規模企業の意義の重要性が基本理念にも追加され、さらに、小規模企業振興基本法の制定は、小規模企業に焦点を当てるための第2弾目の改正だとも言われています。当市においては、既に江別市中小企業振興条例が制定され、第1条、目的では、市内中小企業の高度化及び近代化等を促進するため、企業者の自主的な努力を助長し、その成長発展を図ることとなっています。しかし、今回制定された小規模企業振興基本法の重要な点は、従業員5人以下の小企業者にも着目し、全国的に小規模企業の9割を占めると言われる小企業者の振興が必要だとしている点です。さらに、小規模企業については、中小企業基本法の基本理念である成長発展のみならず、技術やノウハウの向上、安定的な雇用の維持等を含む事業の持続的発展が重要だと位置づけている点です。当市の2015年版の統計書から、市内事業所の状況を例えば建設業で見れば、平成24年2月1日時点での事業所数は411、そのうち常用雇用ゼロ人の事業所は109、1ないし4人以下の事業所は176となっています。また、従業員数全体では2,862人ですが、常用雇用ゼロ人の事業所従業員は276人、1ないし4人では688人となっています。このように、常用雇用がゼロないし5人未満の事業所が全体のおよそ7割を占め、従業員数で見れば全体の3割以上を占めており、当市においては、小規模企業・小企業者へのより具体的な支援が必要とされているのではと考えます。企業の成長発展、自助努力の助長から事業の持続的発展にシフトした小規模企業振興基本法を据え、地元経済振興の施策を検討すべきと考えますが、いかがかお考えをお伺いいたします。質問項目2、小規模修繕等契約希望者登録制度の改善についてお考えをお伺いいたします。この登録制度は、市が発注する小規模な修繕等の業務について、市内に主たる事業所を置き、競争入札参加資格のない事業者を対象に、受注希望者をあらかじめ登録して、その登録者に発注することで、市内の小規模な事業者の受注機会を拡大しようとするものです。平成19年10月より実施され、1件の修繕費の上限は当初30万円以下だったものが平成26年度から50万円以下まで引き上げられ、事業者の方々に大変喜ばれています。一方、近隣の自治体ではさらに上限額の引き上げが実施されていると言われています。例えば、恵庭市では1件の修繕費の上限を130万円以下に、また、全国的に調べてみると、工事請負費が130万円、あわせて修繕費が30万円など、上限額の引き上げがいろいろと工夫されています。地元経済の底上げにもつながり、小規模企業振興基本法の理念である技術やノウハウの向上、事業の持続的発展を支えるということからこの制度を位置づけ、さらに修繕費等の上限額の引き上げなど改善の検討をすべきと考えますが、いかがかお考えをお伺いいたします。質問項目3、住宅リフォーム助成制度の活用の検討についてお伺いいたします。市内経済循環に最も大きな効果をもたらすのが、建設関連事業であり、平成23年度に実施されたえべつプレミアム建設券発行事業の結果からも明らかになっています。特にこの制度を使った住宅リフォームは588件で、新築23件を含む合計611件のうち、96%以上を占めています。いかに潜在的な需要がこの住宅リフォームにあるかということを示すものと言えます。このような住宅リフォーム助成制度については、全国商工新聞等の調査では、2013年度5月時点では全国562自治体に、道内では50自治体にも及びました。この制度は住民の住環境の向上・整備という側面、住宅の長寿命化や住みかえへの支援といったまちづくりの側面、地域への経済波及効果から地域経済の活性化や雇用安定化の側面など多方面に貢献するものと言われています。しかし、実施期間が限定され、恒常的な制度とはなっていない自治体がほとんどでした。地方自治体における住宅リフォームに関する支援制度検索サイトから見れば、平成27年度版では、道内で実施している自治体は現在約15市、札幌市住宅エコリフォーム補助制度、帯広市住まいの改修助成事業、芦別市住宅リフォーム助成事業など、本年度も実施されています。一方、当市では、商工会議所の事業としてえべつプレミアム建設券発行事業を実施し、市が助成してきたが、独自事業となったため、リフォーム事業に市が助成する役割は終わったとしてきました。しかし、商工会議所の9月発行の市内中小企業景況調査報告書によれば、景況概要として建設業についても記されています。そこには、この5月から8月までの建設業についての景況状況は、悪化業種となっています。また、さらに、9月から12月までの見通しについても、DI値は27.6ポイントの悪化となっています。また、この調査報告書は、経営上の問題点として、多くの業種が売り上げ・受注の停滞減を挙げ、建設業では、人材難や人材不足、次には原材料高や不足を挙げています。決して市内経済の見通しが明るくないことが明らかなのではないでしょうか。地元経済の振興、特に域内経済に大きな波及効果をもたらす建設業関連の仕事起こし、住宅リフォーム助成制度の活用について検討すべきと考えますが、いかがかお考えをお伺いいたします。質問項目4、えべつプレミアム商品券発行事業の地元への経済波及効果の検証についてお考えをお伺いいたします。えべつプレミアム商品券発行事業約款には、第1条、目的に、江別商工会議所は物価の上昇や電気料金の再値上げ等により、消費者の節約志向が進み、域内需要の縮小が懸念されることから、市民の消費意欲を喚起するとともに、市内特産品の市民定着を図ることを目的に、地域限定のプレミアムつき商品券を発行するとあります。商品券は販売総額7億3,000万円に25%に当たる1億8,250万円のプレミアム分を上乗せし、総額9億1,250万円もの事業費となったものです。商品券は全店共通券のほか、小規模店専用券やえべつ特産品限定券などをセットにし、1万2,500円分を1万円で販売するというものでした。この事業の効果については、広く地元の消費を喚起することで地域経済の活性化が得られるとされ、利用対象店舗は市内の小売業・サービス業の店舗に限定されています。しかし、残念ながら商品券の販売方法に課題が残りましたが、本来の目的はどうであったのか、市内経済への効果などについてはしっかりと検証することが必要と考えます。この事業については、最終報告までまだしばらくかかると委員会にも報告があったとお聞きしています。また、国からの事業効果についての調査等もあるともお聞きしておりますが、江別市としては、当初の目的である経済波及効果についてどうであったのか、産業連関表等による手法を使って市独自で実施すべきと考えますが、いかがかお考えをお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

吉本議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、地域医療構想についてお答えいたします。まず、地域医療構想に対する認識についてでありますが、昨年の6月に成立しました医療介護総合確保推進法により、都道府県は、医療法の中で、地域における効率的かつ質の高い医療供給体制を構築するとともに、医療及び介護の総合的な確保を推進するために、将来のあるべき姿を示す地域医療構想を医療計画の一部として策定することが求められています。地域医療構想は、団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え、現在の二次医療圏を基本に構想区域を定め、区域ごとに医療需要と病床の必要量を算出し、その地域にふさわしいバランスのとれた医療提供体制の構築を目指すものとされています。構想策定に向けた進め方としましては、構想区域ごとに医療関係者による地域医療構想調整会議を設置し、協議を進めることとされており、札幌圏域におきましては、11月30日に第1回目となる札幌圏域地域医療構想調整会議が開催されたところであります。この会議の中で、札幌圏における病床は減少とならず、医療需要にあった病床をつくることが示されましたが、今後とも地域に必要な医療が確保されますよう市としても全力を挙げて努力してまいりたいと考えております。次に、地域医療構想における江別市の地域医療のあり方についてでありますが、今ほどもお答え申し上げましたとおり、札幌圏域の地域医療構想調整会議が始まったところでございます。今後の調整会議の場において議論が進められることになりますが、市といたしまして、現状の医療・介護サービスの提供体制や広域医療連携はもちろんのこと、今後ふえる医療需要や福祉需要に対応した体制を確保するため、江別医師会を初め関係機関・団体の意見を踏まえながら対応してまいりたいと考えております。次に、江別市の地域医療における市立病院の役割についてでございます。江別市の地域医療の中での市立病院の役割については、御質問の中で御指摘されましたとおり、市立病院は、現在、急性期を担う地域の中核病院として、また南幌町など二次医療圏を越えた広域連携の中で入院や救急の受け入れなどを行うとともに、在宅医療や訪問看護といった退院後の地域での医療についてもその役割を果たしてきているところであります。また、現在、市立病院では経営改善の取り組みを進めており、この中で、病棟の再編成に関しても分析結果をもとに地域医療構想に沿った病床機能の枠組みを意識しながら院内での議論を行っているところであります。この議論の結果を踏まえ、引き続き救急や周産期など市民に欠かせない医療を提供し、地域の中核を担うとともに、今後さらにふえるであろう高齢者医療の中心として、市立病院が地域包括ケアシステムの中でその役割を果たしていきたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。

答弁 総務部長 山田宗親(総務部長は2016年3月まで)

私からは、地元経済の振興についての御質問うち、小規模修繕等契約希望者登録制度の改善について御答弁申し上げます。市では、市内の小規模事業者の受注機会を拡大し、市内経済の活性化を図る目的で、30万円以下の修繕等を対象に、平成19年10月から当該制度を導入したところであります。また、小規模事業者の受注機会をさらに拡大させるため、平成26年度からは、対象金額を50万円以下までに拡大したところでございます。近年の実績といたしましては、登録事業者数については、平成25年度が25社、平成26年度が22社、平成27年度が25社であり、発注件数と発注金額につきましては、平成25年度が129件、約1,027万円、平成26年度が169件、約1,253万円となっております。このうち、平成26年度における30万円以上50万円以下の修繕等の発注件数は3件、発注金額は約138万円でございました。これまでも、当該制度に登録されていた事業者が、その後、競争入札に参加できるようになった例もあり、市といたしましては、当該制度は小規模企業振興基本法の理念である事業者の技術やノウハウの向上、事業の持続的発展に資するものと認識しております。今後におきましても、利用実績の推移などを見きわめながら、市のホームページや広報誌での制度に関する情報発信のほか、庁内への積極的な制度活用の要請を継続するなどにより、制度の活用促進を図り、小規模事業者の育成・支援に努めてまいりたいと考えております。私からは以上でございます。

答弁 生活環境部長 渡部丈司(生活環境部長は2016年3月まで)

私からは、交通安全計画についてのうち、第9次江別市交通安全計画の実施状況についてほか2件について御答弁申し上げます。初めに、第9次江別市交通安全計画の実施状況についてでありますが、この交通安全計画の基本理念には、人優先の交通安全思想を掲げ、歩行者、特に子供や高齢者、障がい者等のいわゆる交通弱者の安全を第一に、交通安全対策を行うこととしております。平成22年に交通事故死者数が過去最低の1人となったことを受けて、この計画の目標を、年間の交通事故死者数をゼロにするとしたところでありますが、残念ながら、これを達成するには至らず、毎年、数件の死亡事故が発生している状況にあります。これまでの対策といたしましては、生活道路や通学路の歩道整備を計画的に進めてきたほか、交通教育指導員による子供や高齢者を対象とした交通安全教育の実施、市民参加による交通安全市民学習会の開催、自治会や事業者、高齢者クラブなどによる旗の波街頭啓発活動の実施、学校やPTA、交通安全指導員による通学指導など、地道な活動を積み重ねてきたところであり、これらの努力によりまして、交通事故発生件数及び負傷者数は年々減少しているところであります。また、横断歩道や信号機等の設置につきましては、地域からの要望を軸に、市や自治会等が一体となって、江別警察署を通じ、所管であります北海道公安委員会に対し、毎年、新規と継続を合わせて200件前後の要望を行っているところであります。こうした要望に対しましては、平成23年度に信号機が2カ所、横断歩道が1カ所、一時停止標識が4カ所、平成24年度から平成26年度にかけては、歩行者用信号機が1カ所、国道12号の右折レーン整備にあわせて右折矢印信号灯器が1カ所設置されており、今年度におきましては、一時停止標識が2カ所設置され、押しボタン式信号機と横断歩道の移設が行われたところであります。いずれにいたしましても、道内における優先順位もあることから、要望が実現されない箇所が多く残されている状況となっており、今後とも、地域や地元自治会等と連携を図りながら、要望を継続してまいりたいと考えております。次に、江別市交通バリアフリー基本構想から見た交通安全計画の課題についてでありますが、バリアフリー基本構想に基づき、14丁目通りや大麻東駅通り、野幌の旭通りや鉄西線など、駅周辺道路について歩道の段差解消や視覚障がい者誘導用ブロックを整備してまいりました。また、市内には、誘導音が出る音響式信号機が22カ所、交通弱者用押しボタンつき信号機が19カ所、設置されております。障がい者の安全確保につきましては、現在、国で策定中の次期交通安全基本計画の中間案で、高齢者、障がい者の安全に資する歩行空間等の整備が重点施策として掲げられ、具体的には、歩道の段差や傾斜・勾配の改善、音響式や歩車分離式等のバリアフリー対応型信号機などの整備のほか、駅前等の交通結節点における安全で快適な歩行空間の確保などが示されております。市といたしましては、国や道が策定する新たな計画との整合性を図りながら、有識者で構成する江別市交通安全対策会議で第10次となります江別市交通安全計画を策定していく考えであり、その審議に当たっては、障がい者の交通安全対策についても盛り込んでまいりたいと考えております。次に、障がいに対応した交通安全対策の現状と早急な改善についてでありますが、障がい者だけでなく、子供や高齢者等を含めて、いわゆる交通弱者への配慮や思いやりは最優先されるべきものであり、安全にかつ安心して外出できる交通環境の形成を図るためにも、人優先の安全・安心な歩行空間は確保しなければならないものであります。江別市交通バリアフリー基本構想では、大麻、野幌、江別の3駅を重点整備地区として必要な対策を講じてきておりますが、高砂駅におきましても、跨線人道橋や地下歩道の設置にあわせて、バリアフリー化を計画的に進めてきております。また、御質問にありました豊幌駅につきましては、バリアフリー化に向けたスロープの設置や段差解消について、施設管理者であるJR北海道と継続的に協議しており、今後の対応につきましては、地元自治会とも相談してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、高齢者や障がい者等の安全に資する歩行空間等の整備に努めるとともに、関係機関と調整を図りながら、悲惨な交通事故を未然に防止する取り組みを推進してまいります。以上でございます。

答弁 経済部長 後藤好人(経済部長は2018年3月まで)

私からは、地元経済の振興についての御質問のうち、小規模企業振興基本法に対する市の対応についてほか1件について御答弁申し上げます。初めに、小規模企業振興基本法に対する市の対応についてでありますが、現行の江別市中小企業振興条例では、対象を中小企業基本法第2条に定める中小企業者とし、さらに第12条では、小規模企業者に対する金融等の配慮規定を定めております。具体的には、小規模企業者に対する融資施策の一つとして、小規模企業安定資金を設け、融資対象を市内で1年以上の事業実績を有する小規模事業者で、従業員20人以下、商業またはサービス業については5人以下の会社及び個人と定めるなど、国が制度改正した小規模企業者に配慮した施策を取り入れた条例となっております。しかしながら、小規模企業者は、人口減少、高齢化、地域経済の低迷といった構造変化に直面しており、売り上げや事業者数の減少、経営層の高齢化等が課題であると言われております。こうした中、地元企業が中心となって組織している江別の産業振興を考える会では、小規模企業者の振興に関する施策のあり方についても、さまざまな角度から議論されておりますことから、それらを踏まえて検討してまいりたいと考えております。次に、えべつプレミアム商品券発行事業の地元への経済波及効果の検証についてでありますが、同事業は、国からの地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金を活用し、地域の消費喚起と生活支援を目的に、江別商工会議所を実施主体として行っているもので、今後、商工会議所から市に対し、実績が報告される予定であります。市では、その報告に基づき、新規の消費誘発額など消費喚起効果の測定を行うものであります。また、市独自の取り組みである小規模店限定券やえべつ特産品限定券の効果を検証するため、商工会議所では、市民対象のアンケート調査や、商品券の取り扱い事業者を対象とした調査を実施しており、その調査結果も市へ報告されることとなっております。なお、現状では産業連関表による経済波及効果の検証は困難と考えておりますが、先ほど申し上げました商工会議所からの調査報告をもとに、今年度中を目途に経済波及効果を検証してまいりたいと考えております。以上でございます。

答弁 建設部長 安藤明彦(建設部長は2018年3月まで)

私から、地元経済の振興についてのうち、住宅リフォーム助成制度の活用の検討について御答弁申し上げます。市では、江別商工会議所が実施したえべつプレミアム建設券発行事業に対し、平成22年度に事務費を、平成23年度にはプレミアム分として4,000万円を補助したところであります。平成24年度は、江別商工会議所が独自にプレミアム建設券を発行するなど、事業展開ができる体制が整ったことから、市の役割は終えたと認識しているところでございます。なお、住宅取得支援制度につきましては、市は、これまで、人口減少対策の一つの手段として2世代、3世代の同居や近居に対する支援について検討しておりましたところ、国の地方創生総合戦略の後押しもあり、この支援制度について江別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の施策として位置づけたところであります。また、国では、人口減少に対する緊急対策として、出生率向上を図るために、3世代同居・近居の支援など、市と同様の支援を検討しているとのことから、その動向を注視しているところであります。いずれにいたしましても、住宅取得支援制度につきましては、国の動向も踏まえつつ、域内経済循環にも配慮しながら、引き続き検討してまいります。以上でございます。

質問 吉本和子

御答弁ありがとうございました。おおむねこれから検討していただけることが多かったかと、総体としてそのように感じましたけれども、その中でも、それぞれの質問につきまして特に強く意見を述べさせていただきたいといいますか、要望しておきたいという点についてだけお話をさせていただきたいと思います。件名1の地域医療構想の件に関してです。質問項目3、江別市の地域医療における市立病院の役割について、要望とさせていただきたいと思います。地域医療構想調整会議では、札幌圏の総ベッド数は少なくとも減少にはならないということであったということで、少し安心いたしました。ただ、病床の再編というのは、これはこれでまた問題があるということで、ほかの地域医療構想調整会議の中での意見を見せていただきますと、多分急性期の病床と慢性期の病床では単価が違うとか、そういうことだと思うのですけれども、やはり経営に大きな影響を与えるのではないかということを心配されている御意見も見せていただきました。そういう点でいえば、特に市立病院は、今、経営改善を進めながら病床の再編も含めて病棟自体をどうしていくのかということを考えなくてはいけない時期ですので、本当に大変だと思います。ただ、市長が御答弁でもおっしゃっていましたけれども、やはり、地域医療を守っていく、今の市立病院を中核病院として守っていくということの決意を聞かせていただきましたので、それはそれでほっといたしました。ただ、2025年という長いスパンで、総合計画も10年ですけれども、それよりもむしろ診療報酬の改定が2年ごとにあったりなど、いろいろな条件が加味される中での病院経営ですので、本当に大変だと思いますが、ここで生まれて、ここで大きくなって、ここで暮らして、そしてここで年老いていかれる、そんなまちにするためにも、ぜひ今の市立病院の医療体制を基本的には守っていただきたいということを要望したいと思います。次に、交通安全計画の件についてです。第9次江別市交通安全計画について、少し障がい者の視点が足りないのではないかということを述べさせていただきましたけれども、第10次については、その辺も含めて検討していただけるという御答弁だったと思っております。特に今回この場で言わせていただきたいのは、質問項目3の障がい等に対応した交通安全対策を早急にというところでございます。特に豊幌駅の問題を私は今回言わせていただきましたけれども、バリアフリーに関して段差の解消やスロープの設置などについては協議を続けていますということでしたので、引き続き行っていただきたいという点と、質問の中でも申し上げましたけれども、特にこの地域にお住まいになっていらっしゃいます視覚障がい者の方がたくさんいらっしゃるという点で、なおのこと、ほかの駅に比べて視覚障がい者の方への交通安全対策は優先して進めていかなければならないのではないかと思います。その辺についても、市が単独でする事業では決してありませんので、本当にたくさんの部署との調整があるかと思いますけれども、ぜひ早急な対応をしていただきたいと思っておりますので、これも要望とさせていただきます。最後は、地元経済振興について、特に質問項目3で申し上げました住宅リフォーム助成制度を活用することによって地域経済が振興するのではありませんかという質問についてです。私は同じような質問を前にもさせていただいていますけれども、前と同じように、市の役割は終わったという御答弁でして、商工会議所が独自でこの事業と同じような目的でできるということは、もちろんそれはそれで商工会議所の事業として評価いたしますけれども、ただ、市の役割は終わったという言い方で切ってしまうと、それはいかがなものかと、そういう感覚を持ちました。ただ、後段でおっしゃっていました、今、国も市もそうですけれども、2世代、3世代同居あるいは近居の支援の中で域内経済循環を活性化するようなことも検討したいというような意味合いの御答弁だったと理解いたしましたので、この点についても、ぜひそのあたりはきちんとした施策をつくっていただきたいと思います。以上、要望となりましたが、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

出典:江別市議会 平成27年第4回定例会 2015年12月7日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる