江別市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月3日
(1)国民健康保険税の滞納への対応について/(2)高齢社会における地域公共交通の在り方について/(3)小・中学校に生理用品を常備することについて
2025年3月3日、江別市議会の一般質問で、吉本和子議員が「国民健康保険税の滞納への対応について」「高齢社会における地域公共交通の在り方について」「小・中学校に生理用品を常備することについて」について質問し、市長 後藤好人、総務部長 白崎敬浩、健康福祉部長 岩渕淑仁、企画政策部長 三上真一郎、教育長 黒川淳司が答弁しました。
- 質問者
- 吉本和子 議員
- 答弁者
- 市長 後藤好人、総務部長 白崎敬浩、健康福祉部長 岩渕淑仁、企画政策部長 三上真一郎、教育長 黒川淳司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 吉本和子
議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従い順次質問をさせていただきます。初めに、件名1、国民健康保険税の滞納への対応について、項目1、短期証の廃止が滞納者に及ぼす影響についてお伺いを致します。2024年12月2日から紙の健康保険証の新規発行が停止され、マイナンバーカードと健康保険証の一体化、いわゆるマイナ保険証への一体化が強行されました。しかし、新規発行が停止されても、手元にある従来の健康保険証は有効期限まで使い続けることができます。紙の健康保険証の廃止に伴い、国民健康保険制度において、保険税滞納者に対して発行されていた短期証も廃止されることになりました。それ以前は、多くの自治体では、国民健康保険税の滞納者に対し、資格証明書を発行する前に、有効期間が3か月ないしは6か月などに区切った短期証を発行し、保険税の納付を勧奨するという運用が行われていました。この有効期限の限定は、被保険者の受療権に制限を加えるもので、滞納者への警告、圧力となるものです。また、その中で少なくない自治体では、短期証を被保険者に郵送せず留め置きとし、納付相談の機会を得るという理由をつけ国民健康保険税を納付させる運用も行われてきました。当市においても、同様の運用が長い間行われ、やっと窓口留め置きから一斉送付となった経過があります。この点において、短期証の運用は滞納へのペナルティーと言えますが、同時に、滞納者がいきなり10割負担を強いられることを回避する緩衝材としての役割をも果たしてきたと言えます。例えば、滞納して資格証明書が発行されていても、受診が必要になった場合、医療費の負担が困難である旨を申し出れば、救済策として短期証の発行が行われ、3割負担で受診することができました。しかし、マイナンバー法等の一部改正法の下で、短期証廃止によって、いきなりの窓口負担10割を回避する緩衝材の役割や倫理的な救済策の仕組みがなくなり、受診できなくなるのではないかという不安や懸念の声が聞かれています。短期証の廃止が滞納者に及ぼす影響についてどのように認識をしておられるか、お伺いを致します。次に、項目2、資格証明書の廃止による特別療養費の支給に関する課題と対応についてお伺いを致します。旧国民健康保険法では、国民健康保険税を1年以上滞納した人については、災害その他特別の事情がない限り、健康保険証を返還させることが自治体の法令上の義務とされていました。健康保険証を取り上げられた人には資格証明書が発行され、これで受診した場合は、医療機関の窓口では医療費全額の負担が求められました。滞納した国民健康保険税を納付すれば、本来の給付分、支払った医療費の7割が特別療養費として後日償還されるというのが制度の建前ですが、滞納者から受療権を奪い取る過酷なペナルティーと言えます。行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律で、健康保険証に関わる記述が全て削除されたことを受け、国民健康保険法第9条などにあった1年以上の滞納者に健康保険証の返還を義務づける規定がなくなりました。その一方、1年以上滞納し、災害その他特別な事情がないと判断された被保険者には、療養の給付、現物給付を特別療養費の支給とする、かかった医療費を一旦10割負担させるペナルティーは残ることになっています。その結果、資格証明書が廃止され、特別療養費の支給者であることを示す資格確認書が発行されるということです。このことから、滞納者がいきなり10割負担を求められるのではないか、滞納世帯の子供や生活困窮者を救う仕組みは一体どうなるのかといった不安や懸念の声が聞かれています。かつて、全国各地で問答無用の無慈悲な保険証の取上げが横行し、国民から大きな批判の世論が起きましたが、今また生活困窮者が10割負担を強いられる事態が起こり得ることが危惧されます。特別療養費の支給に関する課題と対応についてどのようにお考えか、お伺いを致します。次に、項目3、国民健康保険税の軽減・減免制度の周知徹底についてお考えをお伺いいたします。厚生労働省国民健康保険課の2024年9月20日付の通知、国民健康保険の保険料(税)を滞納している世帯主等に対する措置の取扱いについてでは、特別療養費の支給、つまり10割負担のペナルティーについて、事業の休廃止や病気など保険税を納付することができない特別な事情がないにもかかわらず、長期にわたり保険税を滞納している世帯主等に対し、納付相談の機会を確保するために行うものであることを強調し、機械的な運用はせず、特別の事情の有無の把握を適切に行うものであることを何度も何度も示しています。さらに、この通知は、特別療養費の支給に係る留意点として、いきなりペナルティーをかけるのではなく、滞納世帯に納付勧奨の通知、自治体職員による電話や訪問、対面や電話による納付相談の機会を持つようにすることも述べています。そして、滞納者と接触できた場合には、よくよく生活実態を把握するとともに、国民健康保険税減免や徴収猶予の制度があることを知らせ、生活保護や多重債務問題等の相談窓口を知らせるなど、生活困窮を救済する制度を紹介するよう自治体に要請しています。当市においては、国民健康保険の都道府県単位化の下、現行の国民健康保険税では事業費納付金の財源を確保できないとして税率引上げが検討されており、今でも高過ぎると言われる保険税負担で滞納せざるを得ない世帯が増えることが危惧されます。この間の法令改正で、健康保険証の返還を自治体に義務づけた根拠条文がなくなるとともに、医療費10割負担の発動前に納付の勧奨や相談機会の確保を行うこと、さらに、通知では、納付相談による国民健康保険税減免の適用や福祉との連携を強調していますが、当市における国民健康保険税の軽減・減免制度について、今まで以上に広く周知することの徹底が必要ではないかと考えますが、お考えをお伺いいたします。次に、件名2、高齢社会における地域公共交通の在り方について、項目1、クロスセクター・ベネフィットを生かした施策づくりについてお伺いを致します。令和7年1月1日第181号自連協だより、ななかまどには、令和6年度江別・野幌・大麻地区連主催の市長との対話集会の記事が掲載されており、高齢者のための交通費支援、高齢者に対する交通費助成など、その記事を興味深く読ませていただきました。また、高齢者の交通費助成を求める市民団体が要望書を提出したとも伺っておりますが、回答は、厳しい財政状況、高齢者福祉サービスの事業費が今後上がっていくことが想定され、限られた財源や福祉施策全般を考慮し総合的に判断するといったことなどの内容だったと読みました。令和6年版高齢社会白書では、内閣府が実施した令和5年度高齢社会対策総合調査によれば、生活環境について、介護や医療へのアクセス、移動や買物の利便性を重視する人の割合が高いと同時に、それらに不便を感じている人の割合も高いとのことです。当市の地域公共交通計画でも、基本方針2、施策5、高齢者等の移動支援に係る検討として、高齢者の移動や外出を支援する制度の導入可能性について検討するとあります。この検討の際に、クロスセクター・ベネフィットの考え方を生かすべきだと考えます。1994年にイギリスで、移動の制約の解消が社会を変える、誰もが利用しやすい公共交通がもたらすクロスセクター・ベネフィットとして発表されたもので、ある部門で取られた行動が他部門に利益をもたらすという考え方で、公共交通への財政負担が社会参加を促し、社会的な便益が高まるという考え方だと言われています。例えば、愛知県名古屋市が敬老パスの交付による様々な効果を検証した際、このバスを利用して外出することで、健康、環境、社会参加などへの影響と効果を検証した結果、事業費130億円の約2.4倍の経済効果が認められたということが報告されています。施策5、高齢者等の移動支援に係る検討では、市民団体や江別市自治会連絡協議会からの交通費助成への要望についても、クロスセクター・ベネフィットの考え方で検討することが重要ではないかと考えるものですが、いかがかお伺いを致します。次に、項目2、交通不便地域における移動手段の確保及び高齢者等の移動支援に係る検討状況と課題についてお伺いを致します。令和5年6月策定、令和10年度までを期間とする江別市地域公共交通計画では、交通不便地域における交通手段の検討については、豊幌・江北地域のデマンド型交通の知見を活用しつつ、路線バスの停留所へのアクセスが困難な交通不便地域の解消に向けた持続可能な地域交通の確保に向けた検討を行うとしています。また、高齢者等の移動支援に係る検討でも、公共交通の利用促進につなげられるよう、高齢者の移動や外出を支援する制度の導入可能性について検討するとしています。これら2件の施策についての想定事業スケジュールでは、どちらも2023年度は検討、2024年度は検討とともに括弧書きで検討状況や協議の進捗に応じ順次実施となっています。令和5年1月実施の江別市高齢者総合計画の策定に関する実態調査では、高齢者の外出状況についての結果が示されています。閉じ籠もり傾向に関連しての調査とのことですが、65歳以上では、ほとんど外出しないが6.7%、週1回が16.9%、そして、昨年度と比べた外出回数の増減については、とても減っているが6.1%、減っている34.7%、また、外出については37.9%が控えている、このように答えています。それぞれの答えの根拠については、詳細は記載されていませんが、高齢者の移動や外出に係る課題等も、この点から推察されるところです。江別市地域公共交通計画にある高齢者の移動支援等に対する検討状況と課題について、どのように認識しておられるのか、お伺いを致します。次に、項目3、要望や意見を施策に生かす新たな仕組みづくりについてお考えをお伺いいたします。人口減少、高齢社会で一番大切なことは、安心した暮らしを国や自治体が責任を持って保障することだと言われています。この間、市民団体や江別市自治会連絡協議会などの高齢者の交通費助成等の支援の求めに対し、どのように施策に生かすのか、生かせるのか、それとももっとよい手法はないのか、当事者はどう考えるのか、実現に何が支障なのかなど、率直に意見を出し合い、共に考える場が必要ではないかと考えます。また、地域では、通院、買物など日常生活や、公共交通を利用できない高齢者などの交通の確保のみならず、子供たちの交通事故防止や通学路の安全確保など、全ての住民の暮らしと命を守る交通が、今、切実な問題です。繰り返しになりますが、地域で生活する高齢者をはじめ、住民の声をダイレクトに反映させる住民参加の新たな仕組みを検討すべきと考えますが、いかがかお伺いを致します。次に、件名3、小・中学校に生理用品を常備することについて、項目1、学校における生理用品の先行配置(モデル)事業の取組事例を活用することについてお伺いを致します。令和4年、北海道教育委員会が進めた学校における生理用品の先行配置(モデル)事業は、学校に生理用品を配置することで、経済的な理由で購入できないことはもとより、急遽必要になった場合も含め、全ての子供たちが心身の健康を維持し、安心して学校生活を送ることができる環境整備の一環との認識の下、各学校における効果的な取組の在り方を検討するため、道立学校の女子トイレ等へ生理用品を先行して配置するモデル的な取組としています。また、この事業の取組事例報告書では、生徒からのアンケート調査結果も掲載されており、生理用品が手元になく困った経験がある生徒が約8割、生理用品を利用したと回答したほぼ全生徒が今後も利用したいと希望していること、教職員の意見も配置に肯定的とのことです。この結果とモデル校の取組を踏まえ、令和5年度から全道立学校に生理用品を配置することとしたとあります。さらに、モデル校からは、急に生理になったときの生徒の安心につながる、卒業後を見据え、基本は自分で用意するものという意識や健康管理の意識が薄れていかないような指導が必要などの意見も聞かれています。最後に、北海道は、このモデル事業から、各学校の実情に応じて、女子トイレに生理用品を配置し、心身とも健康で安全・安心な教育環境づくりに御配慮いただけるようにと結んでいます。江別市として、このモデル事業を活用すべきと考えますが、どのようにこの結果を捉えておられるのか、お伺いを致します。次に、項目2、保健室での生理用品の受け取り及び相談の状況と課題についてお伺いを致します。この間、保健室での生理用品の配付状況をお聞かせいただいたことがありますが、それほど多くなかったように記憶しています。2021年度の東京都立高校に関する記事ですが、保健室でナプキンの手渡しから女子トイレに配置で、その使用量は160倍になったという見出しでした。それまでは保健室に行き、必要な旨を伝えて受け取る方法で、1年間には10枚ほどだったのが、トイレへの配置後、半年間で800枚が利用されることになったという内容です。この学校への生理用品配置で心がけたのは、トイレットペーパーと同じようにという点です。生理がある生徒にとって、生理用品は必需品です。全てのトイレに当たり前に必需品としてトイレットペーパーが置かれているのと同じように、自然に配置したと書かれていました。当市の場合、例えば、学校の保健室で生徒の話や困り事などの相談などをしながら生理用品を受け取っていると伺ったように思うのですが、生理用品の受け取りや相談件数の現状など、併せて、課題についてどのように認識しておられるか、お伺いを致します。次に、項目3、児童生徒の意見等を尊重することについてお考えをお伺いいたします。江別市は、令和6年11月20日、子どもが主役のまち宣言をしました。子供を権利の主体として尊重し、その意見をまちづくりに反映させ、今後は子供の権利条例の制定にも取り組むとしていますが、それらの基礎となっているのは、国連の子どもの権利条約であると理解しています。国連子どもの権利条約は、子供は、守られるだけでなく、権利の主体であること。さらに、その子供にとって最もよいことは何であるかを第一に考えなければならない。子供は、自分に関係のある事柄について自由に意見を表すことができ、大人は、その意見を子供の発達に応じて十分に考慮しなければならないなど、4つの原則がうたわれています。その立場から、まず、児童生徒の意見を尊重すべきではないかと考えます。江別市として、児童生徒の意見を聴き、学校のトイレへの生理用品の常備を検討することについていかがお考えか、お伺いを致します。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 後藤好人
吉本議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、高齢社会における地域公共交通の在り方について御答弁を申し上げます。まず、クロスセクター・ベネフィットを生かした施策づくりについてでありますが、市では、令和5年6月に策定した江別市地域公共交通計画に基づき、高齢者の移動や外出を支援する制度の導入可能性について検討しております。市が施策を検討する際には、他の部門の利益も考慮するというクロスセクター・ベネフィットの考え方は必要であると認識しておりますことから、高齢者の交通費助成についても、この考え方を取り入れて検討しております。市では、高齢者の交通費助成に限らず、全ての施策事業において、クロスセクター・ベネフィットの考え方により決定しているところであります。次に、要望や意見を施策に生かす新たな仕組みづくりについてでありますが、市では、公共交通に関する施策の推進に向けて、様々な関係団体や一般公募の市民などで構成する江別市地域公共交通活性化協議会を設置し、公共交通の在り方について協議してきたところです。また、地域の状況や市民の意向などを把握するため、毎年行っているまちづくり市民アンケートに公共交通についての項目を設けているほか、江別市地域公共交通計画の策定の際には、公共交通の利用に関して、市民やバス利用者、関係団体へのアンケート調査を行ったところであります。このほか、対話集会や自治会要望、直接広報広聴課に寄せられた市民の声などの意見につきましては、江別市地域公共交通活性化協議会や公共交通事業者などと情報共有を図ってきたところであります。いずれに致しましても、市民の声を施策に反映することは重要と認識しておりますことから、今後も、様々な機会を通じて、高齢者を含めた市民ニーズの把握に努めてまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 総務部長 白崎敬浩
私から、国民健康保険税の滞納への対応についての御質問のうち、2点について御答弁申し上げます。まず、短期証の廃止が滞納者に及ぼす影響についてでありますが、令和5年6月9日に公布された国民健康保険法改正により、令和6年12月2日をもって国民健康保険被保険者証の新規発行が終了いたしました。議員が御質問の滞納者への影響についてでありますが、市では、これまでも3か月に一度、催告書などの納付勧奨通知により滞納状況や納付方法について通知するほか、毎週木曜日の夜間納税相談窓口や月に一度の日曜納税相談窓口、コールセンターを活用した電話催告など、多様な手段を用いて滞納者との接触を図ってまいりました。また、コンビニエンスストアの御利用やeL-QRによるキャッシュレス納付など、自主納付機会を拡充することで、納付しやすい環境整備に取り組んでいるところであります。市と致しましては、こうした取組を続けることで、滞納者との接触の機会を確保することができ、短期証廃止に伴う不安や懸念を軽減することができるものと認識しております。次に、資格証明書の廃止による特別療養費の支給に関する課題と対応についてでありますが、特別療養費制度は、国民健康保険税を長期間滞納している方に適用され、対象者は、医療機関での受診時に一時的に医療費の10割を自己負担し、その後の申請によって、本来の給付額が給付される制度であります。先ほども御答弁申し上げましたとおり、市では、滞納者に対して、おおむね3か月に一度、催告書などの納付勧奨通知を送付しております。さらに、特別療養費の対象とする際には、必要な情報提供と納税相談の機会を確保することを目的として、3か月続けて納付勧奨通知を送付した上で、事前通知を行うこととしております。市と致しましては、滞納者個々の状況に応じた柔軟な対応が重要であると考えておりますことから、本来の自己負担割合で医療機関を受診できるよう、納税相談の際には、生活状況などを聞き取り、丁寧な対応に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 岩渕淑仁(健康福祉部長は2025年3月まで)
私から、国民健康保険税の滞納への対応についてのうち、軽減・減免制度の周知徹底について御答弁申し上げます。国民健康保険税の軽減・減免制度は、地方税法を根拠として江別市国民健康保険税条例などで定めており、所得が低い世帯や未就学の被保険者等がいる世帯には、申請手続が不要の軽減制度があるほか、被保険者の出産や離職、災害、所得が著しく減少した場合等には、申請により軽減や減免が適用となる制度があります。申請が必要な制度については、対象となる方に適切に利用いただけるように、これまで広報えべつや市ホームページへの掲載、加入している全世帯に直接お送りする国保だより、納税通知書の説明文と同封リーフレットなどにより制度の周知を図っているほか、窓口で対応する際にも個別の状況に応じた軽減や減免制度の案内をしております。また、納税課では、納税相談において軽減や減免制度の案内をしているほか、必要に応じて生活に関する相談窓口等の紹介も行っております。市と致しましては、軽減や減免の制度の周知は重要であると認識しておりますことから、引き続き対象となる世帯に適切に制度を利用いただくよう、きめ細やかな周知に努めてまいります。以上であります。
答弁 企画政策部長 三上真一郎
私から、高齢社会における地域公共交通の在り方についての御質問のうち、交通不便地域における移動手段の確保及び高齢者等の移動支援に係る検討状況と課題について御答弁を申し上げます。市では、令和5年6月に、公共交通のマスタープランとなる江別市地域公共交通計画を策定し、持続可能な公共交通網の確保・維持に努めているところであり、交通不便地域等における交通手段の検討では、現在、江北地区と豊幌地区で運行しているデマンド型交通について、新たに交通不便地域の自治会と導入可能性の検討を行っているところであります。なお、デマンド型交通の実施に当たっては、地元で事業を支えていく意識の醸成が重要であるほか、既存の公共交通事業者との共存の道筋をどうつけるかが課題となっております。また、高齢者等の移動支援に係る検討では、先ほども御答弁を申し上げましたとおり、高齢者の交通費助成の導入可能性についての検討を行っておりますが、市の高齢者人口は今後も増加が見込まれることから、高齢者福祉施策全般の事業費増加が想定されるなどの課題があると認識しております。以上であります。
答弁 教育長 黒川淳司
私から、小・中学校に生理用品を常備することについて御答弁を申し上げます。初めに、学校における生理用品の先行配置(モデル)事業の取組事例を活用することについてでありますが、北海道教育委員会は、学校への生理用品の配置について、効果的な取組の在り方を検討するため、令和4年度に、道立学校の女子トイレ等に生理用品を先行配置するモデル事業を行ったものと承知しております。その取組に対するアンケート調査では、対象生徒の18.4%が回答しており、学校において手元に生理用品がなく困った経験があると回答した生徒が77.3%であったほか、学校のトイレに生理用品が配置された際には利用したいとの回答が98.2%であるなど、学校のトイレに生理用品を配置することについて、おおむね肯定的であったものと認識しております。一方、学校側からの個別の意見では、生理用品は自分で用意するものという意識が薄れていかないようにする必要があるとの意見や補充等の管理面での負担を懸念する意見などの課題も挙げられているものと承知しております。教育委員会と致しましては、生理用品の配置について、様々な工夫がなされているモデル校の取組は、参考になる一方で、生理用品をトイレ等に常備することで、養護教諭が児童生徒本人から直接話を聴く機会が減り、心身の状態や家庭環境などの状況把握が不十分になるという課題があるものと考えております。次に、保健室での生理用品の受け取り及び相談等の状況と課題についてでありますが、現在、教育委員会では、学校の保健室に生理用品を常備し、必要となった児童生徒に対し、養護教諭から、直接手渡しによる配付を行っております。その配付状況を確認するため、本年度、市内全小・中学校の養護教諭に対して聞き取り調査を行ったところ、各学校において1か月当たり数名程度の配付があり、その多くは、生理用品を忘れた、急に生理が始まったなどの理由でありました。また、生理用品を学校のトイレに常備することについての聞き取りでは、経済的な理由だけでなく、どこでも生理用品を入手できる環境とすることに一定の理解は示された一方で、初経を迎える児童生徒が多い義務教育課程では、自分で管理できるよう、生理用品の携帯を身につけるための教育が重要であるとの意見が最も多かったところであります。さらに、保健室に来てもらうことで、不正出血などの疾病の早期発見と個別指導につなげることができるとの意見や、生理についての相談ができずに困っていた父子家庭の女子児童を保健室での相談で把握し、養護教諭が関わって対応することができたなどの声もあったところであります。教育委員会と致しましては、保健室における生理用品の対面配付は、児童生徒の心身の状態や家庭環境などを把握する貴重な機会であると認識しておりますことから、児童生徒が生理用品の受け取りをはじめとする生理に関する悩みなどについて、より気軽に相談できる環境をつくっていくことが課題であると考えております。次に、児童生徒の意見等を尊重することについてでありますが、子どもが主役のまち宣言を行った当市において、子供の意見を聴き、尊重しながら取組を進めていくことは、大変重要であると認識しております。また、本年度、教育委員会が行った市内全小・中学校の養護教諭に対する聞き取り調査では、児童生徒から、学校のトイレに生理用品の配置を望む声を直接聞いたという学校はなかったところでありますが、保健室に生理用品を受け取りに行くことにためらいのある児童生徒は一定数いるものと認識しており、その実態把握は必要であると考えております。したがいまして、教育委員会と致しましては、児童生徒が安心して学校生活を送ることができるよう、引き続き保健室において、児童生徒の心身の状態や意見等の把握に努めるとともに、小・中学校のトイレに生理用品を配置している自治体等を参考にしながら、児童生徒の意見を聴くための調査実施に向け、その手法等について検討してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 吉本和子
3件について質問させていただきましたけれども、1件ずつ再質問と要望をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。再質問は、国民健康保険税の滞納に関することです。特別療養費の支給に関する項目2の御答弁に対して再質問させていただきたいと思います。御答弁の最後のほうで、本来の自己負担割合で医療機関を受診できるように、丁寧な対応に努めていきたいというふうな御答弁をお聞きいたしました。このことは、特別療養費の支給対象者となる方、つまり受診時に医療費を10割負担しなければならないと言われている方たちが、3割負担で受診できるようになるというような理解でよろしいのかどうなのか、その点について確認させていただきたいと思います。
答弁 総務部長 白崎敬浩
吉本議員の再質問に御答弁申し上げます。先ほども御答弁申し上げましたが、市では、多様な手段を用いて納税相談の機会を設けております。この相談を通じ、特別療養費対象者に対し、生活実態や納税に関する状況を聞き取りし、医療機関において本来の自己負担割合で受診できることをお伝えしております。以上であります。
再質問 吉本和子
つまり、納税相談を受けに窓口に行ってその旨をお話をすると、特別療養費の支給対象者の10割負担から本来の3割負担で受診できるようになるというふうに理解いたしました。御相談のあった方にもそんなふうに御説明をさせていただきたいと思います。この点については了解いたしました。あとは要望となりますけれども、項目3の軽減・減免制度の周知徹底についてです。この件に関しては、窓口で相談に応じると、その方の収入などの状況を把握して、軽減の対象になったり、減免の対象になったり、徴収猶予というようなこともあるかと思いますので、こうした機会を設けることで、滞納にならない可能性がかなりあることは私も理解しています。こうしたことの周知徹底も、個別には郵送で送られているとは思うのですけれども、広報えべつ以外にも公共施設などで、こういう制度がありますので相談に来てくださいというようなことができるのではないかと思いますので、さらに広く周知できるような方法も御検討いただければと思います。これは要望とさせていただきます。続きまして、件名2、高齢社会における地域公共交通の在り方について、これも要望とさせていただきます。交通不便地域の移動手段、高齢者の移動に関わる検討状況と課題について、ただいまの御答弁では、デマンド型交通について、新しい地域で検討を始めているというふうにお伺いを致しました。このように具体的に検討が始まっていることはとても安心いたしますし、よかったなと思っております。また、高齢者の交通費助成の導入可能性についての検討も行っていると最後にお伺いしました。最初のところでクロスセクター・ベネフィットのことをお聞きしまして、ほとんどの施策でこういう考え方を導入しているという御答弁だったのですけれども、項目2の最後におっしゃった事業費の増加というところ、高齢化社会の進展に伴って事業費が増えていくという財政的な問題が最後に出ておりましたが、高齢者など交通費助成を求めている方たちの中には、お金がないから駄目なのかという思いになってしまう方も多いのではないかと思っております。しかし、これを実際にやることによって、どのような効果が高齢者の方たちにあって、まちの将来はこういう姿になるのだということも含めて、高齢者の方たちに御説明いただき、どうするかという検討を一緒にすることも必要ではないかと思いますので、項目2については、ぜひその辺のことも課題として御検討いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。たくさんの皆さんの御意見を施策に反映させるために、高齢者を含めた市民ニーズの把握に努めていただきたいというふうに申し上げましたけれども、この点については、既にあらゆる形でやっていらっしゃるという御説明はよく理解いたしましたが、さらに御検討いただければというふうに思います。これは要望です。最後に、件名3の小・中学校に生理用品を常備することについて、これは以前も生理の貧困ということに関して質問させていただいた経緯があるのですけれども、今回も、保健室での状況をいろいろとお伺いいたしました。保健室の方から出ている御意見は、いろいろなところの調査でも出ておりましたので、同じようなことなのだなと思ってお聞きしておりました。保健室で子供たちのいろいろな悩みを聴かなければいけない、そういう対応をしておられる保健室の方々の努力はよく分かります。それと、万が一そういうふうになった場合に、トイレットペーパーと同じようにというのは、誰がそれをするのだというのも、様々なアンケート結果でそれが問題だというふうになっておりました。具体的にそういう問題は確かにありますけれども、そういういろいろな課題も、関係者が集まって検討し、改善していくことが必要なのかなというふうに思います。保健室の方が努力をされていることを理解した上で、項目3で、子供の意見を尊重する、子供の意見を聴くことが大前提だということについては、調査実施に向けていろいろと検討していきたいとおっしゃっていただきましたので、ぜひ具体的な検討をお願いしたいというふうに思います。ただ、いろいろなアンケート調査は高校生など年齢の高い子供たちが多いので、教育委員会の方が心配しておられるように、年齢が低いと比較対象にならないこともたくさんあるかなと思いますので、その辺も子供の年齢に合わせた調査をしていただくように要望いたします。以上で、私の一般質問を終わります。