江別市議会 平成27年第2回定例会 2015年6月18日
(1)大学と連携したまちづくりについて/(2)地元企業への支援について
2015年6月18日、江別市議会の一般質問で、徳田哲議員が「大学と連携したまちづくりについて」「地元企業への支援について」について質問し、市長 三好昇、経済部長 北川裕治が答弁しました。
- 質問者
- 徳田哲 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、経済部長 北川裕治
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 徳田哲
公明党の徳田哲でございます。質問に入ります前に、一言御挨拶申し上げます。先般の江別市議会議員選挙におきまして、市民の皆様から大きなお力添えを賜り、初当選させていただきました。市民の皆様の思いを市政に反映させるために、全力で取り組んでまいる決意でございます。三好市長、また、先輩議員の皆様、そして、江別市職員の皆様におかれましては、新人ゆえに至らぬ点があるかと思いますが、御指導、御鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。それでは、通告に従いまして順次質問してまいります。初めに、大学と連携したまちづくりについてお伺いします。少子高齢化や人口減少を初めとする社会構造・環境変化への対応や、今後複雑化・多様化が予想される地域の課題を効果的に解決するに当たり、市民や各種団体など、多くの方々と一緒になってまちづくりに取り組むことがますます重要となります。その中で、市内にある四つの大学をまちの貴重な財産と捉え、関係機関やNPO等を含めて広く連携することで、豊かな知的資源・人的資源を充分に生かした、魅力と活気あるまちづくりを目指すべきと考えます。各地で総務省における地域おこし協力隊事業が進んでいます。最大3年を期限として国から助成金をいただき、若いメンバーが地方に移住し、仕事に従事しますが、事業終了後も半分を超える人々がその地域に定住すると言います。これは、みずから地域おこしに参加し、まちを知ることで愛着が生まれ、さらに、地域に必要とされることでやりがいや生きがいを感じることにより、地域に残ることのあらわれであります。人口減少傾向に歯どめをかける一助という意味からしても、大学との連携を強化し、未来を見据えた地域活性化の取り組みをすることが、今こそ求められていると考えます。現在、大学連携調査研究助成事業や大学連携学生地域活動支援事業等により、市と大学が連携して研究成果を施策に生かす取り組みが進み、大学生の自主的な地域活動につながっているところでもあり、第6次江別市総合計画におけるえべつ未来戦略には、ともにつくる協働のまちづくりの戦略プロジェクトに大学が活躍するまちづくりが掲げられているところでもありますので、今後さらに大学との連携強化を図り、協働でまちづくりを進め、大学の魅力を高め、大学が持つ知的・人的・物的資源を地域課題の解決に生かしていくことが必要との認識のもとで、何点か質問させていただきます。1点目として、協働のまちづくりを推進していくためには、多様な主体やさまざまな世代が互いに尊重し合い、それぞれの特徴を生かして協力し合う必要があると考えます。そうした環境を整備し、地域と大学との連携協力をより強く進めるために、現在のような大学連携調査研究事業や大学連携学生地域活動支援事業等のみならず、自治会や市民団体、NPOの方からの提案、市民の意見や要望を受け、その内容を大学や学生団体に伝達することにより、具体的に地域の課題を意識し、行動できる体制をつくること、また、大学や学生団体の諸活動やさまざまな取り組みを広く市民にアピールするような仕組みづくりが必要と考えます。地域と大学をつなぐマッチングを図っていくための取り組みについて、いかがお考えでしょうか。お伺いいたします。2点目として、栃木県宇都宮市では宇都宮大学等と連携し、大学や学生からのまちづくり提案とは別に、一つ目に共同研究や共同実施、二つ目に市から大学への研究委託、三つ目に教員や学生が委員会・審議会等の委員として各種事業に参画する、四つ目に教員を研修会や生涯学習等の講師として派遣する、五つ目に市の事業推進や運営について、教員、研究室、学生がイベント・ボランティア活動等を通じて支援する、六つ目に大学側の取り組みに対して行政から指導・助言したり、場合によっては職員を派遣するなど、毎年100に近い連携事業を行っています。江別市においても、それぞれの大学が持つ得意分野を生かし、地域課題の解決に取り組むためには、より多彩な方法でまちづくりに参加してもらうことも有効と考えますが、いかがでしょうか。見解をお伺いいたします。3点目として、今後、大学が持つ知的資源を市の施策へと反映させるだけにとどまらず、幅広く企業活動の支援に役立てていく取り組みが必要と考えます。そのために、大学と地元中小企業との接点づくりを検討すべきと考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。続きまして、地元企業への支援についてお伺いいたします。昨年、全国の自治体に大きな衝撃を与え話題となった増田寛也氏の地方消滅を改めて読ませていただきました。江別市を含めて全国の約半数にも上る自治体において、2040年までに、20代から30代の女性が半減し、将来的には消滅してしまう可能性が高くなるというものでございます。若年女性が減少し、少子高齢化が加速するという警鐘に対して、現状を変える努力をすることで、江別市を持続可能な都市にしていかなくてはなりません。そのためには、江別市の特性を生かしつつ、大都市圏へと人が出ていく流れをせきとめ、さらには、人を呼び込む政策が必要と思うものですが、その政策については多岐にわたると考えます。その一つとして、当市の雇用を支える中小企業を支援・強化していくことを通じて雇用の場をつくり出すとともに、地域の活性化を図る取り組みの必要性を感じ、何点か質問いたします。1点目として、地元企業を周囲がみんなで手伝っていく、役割分担して庭のガーデニングを行うように企業を支援していくエコノミックガーデニングという仕組みがございます。これは、アメリカのコロラド州にある人口4万人の都市、リトルトンが、15年間で一企業も誘致せずに税収を3倍、雇用を2倍にまで成長させたことを機に、成功モデルとして注目されている取り組みです。そのポイントは、行政側がどの産業を成長させるのかターゲットを絞るのではなく、伸びそうな企業をターゲットにし、自治体のみならず、大学、NPO、シンクタンク、金融機関と協力体制をしいて、情報提供や販路拡大のためのコネクションづくり、経営者セミナーの開催、市場調査、行政による営業や経営のアドバイス、企業活動がしやすいようなインフラの整備まで幅広く行い、地元の中小企業が活動しやすく成長できるようなビジネス環境をつくるための施策を展開するというものです。ジョージア州ではエコノミックガーデニングに大企業をメンター役、これは助言・相談相手でございますけれども、そういった形で参加させています。コカ・コーラやアフラック、アクセンチュア、ワコビアといった巨大企業が地元の中小企業を育成する役割を担うことで、大企業側にも社会的信頼度が高まり、ウイン・ウインになると言います。リーマンショック直後の2009年にフロリダ州でエコノミックガーデニングのプログラムを開始したところ、参加した企業は10.5%の成長率を遂げました。一方で、参加しなかった企業は成長率が0.5%下落しました。カンザス州の参加企業では20%以上の成長率を記録しました。プログラムの構築が複雑であるとともに、日本の企業風土にそぐわない点もあるので、政策を実行するためにはさまざまな検討が必要と思いますが、持続可能な江別市をつくるためには、中小企業の成長による雇用の創出や税収の増加が必要不可欠との観点から、中小企業の新しい取り組みを支えるためのネットワークを構築するとともに、企業家同士の交流促進や地元企業のニーズに応じた支援が必要であると考えます。今後、江別市においても行政や経済団体、経営者、大学、市民団体、金融機関など、さまざまな機関や人が連携・協力する体制づくりが重要と考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。2点目として、ものづくりにかかわる中小企業は、その多くが受託による製品製造や下請業務を主体としている現状にありますが、経営環境が厳しさを増す中、これからは他社と差別化できる製品・サービスを提供し、オンリーワン企業を目指す取り組みが重要と考えます。地元企業にイノベーションを起こし、新しい事業を開発するために、大企業や大学研究機関等が持つ開放特許に着目し、開放特許を地元のものづくり企業に移転することによって、中小企業が持つ技と大企業等が持つ知を結びつけ、中小企業の新製品開発や新規事業の創出を支援する事業が川崎市で展開されています。いわゆる川崎モデルです。さらに、特許を核とした商品アイデアをインターネットで募集し、それをバイヤーなどの目ききが評価・推奨し、それ以降は川崎モデルと同様に進めていく埼玉モデル、ロシアやモンゴルなどの海外への売り込みを前提とした札幌モデルなど、各地で特徴的な取り組みがなされております。江別市においても、開放特許の活用で中小企業の活性化を図ることが有効と考えますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。3点目として、地元企業を支援し地域経済を活性化させていくためには、行政としてそれぞれの企業が持つ特徴、強みをよく理解することとともに、地元企業と密接に連絡をとり、企業の動向を常に注視し、地元の企業活動に必要な施策は何かについて考え、実施していかなくてはならないと考えます。さきに述べた川崎モデルにあっても、実際に企業へ足を運び、その企業が持つ特徴とニーズを的確に捉え、適切な補助金の情報提供や知的財産交流を含めた事業のマッチング等、おせっかいともいえる企業支援を全力で行った結果、大きな成果を生み出すことができました。江別市では企業訪問や工業団地組合との懇談、電子版企業ガイドの作成を通して情報収集や企業との連携を図っているものと承知しておりますが、より具体的な取り組みによって企業のイノベーションや新規市場の開拓を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。見解をお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終了させていただきます。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
徳田議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、大学と連携したまちづくりについてお答えしたいと思います。まず、地域と大学をつなぐ環境づくりについてでございますが、当市は、それぞれ特色のある四つの大学を有する文教都市として発展してまいりました。平成21年2月には、江別のまちづくりや地域活性化、資源の相互活用などを目的として、市・大学・江別商工会議所による包括連携・協力に関する協定を締結し、これまでも、大学の研究を市の施策や地域課題の解決に役立てる大学連携調査研究事業や学生の地域活動を支援する大学連携学生地域活動支援事業に取り組むなど、さまざまな方法で大学との連携を進めてまいりました。御質問の、地域と大学をつなぐための取り組みについてでありますが、最近の例で御紹介申し上げますと、大学版出前講座では、大学連携調査研究事業の研究成果や大学の特色を地域にPRし、活用してもらう目的で、大学の教員が地域に出向いて講座を行うこととしており、講座メニューの整備ができましたことから、本年度は、講座の本格的実施に向けて、自治会や企業など、地域へのPRを強化してまいりたいと考えております。また、自治会との連携では、本年5月より、北海道情報大学の学生2名が野幌地区のしらかば自治会に市内初の自治会役員として就任し、新たな形での連携も広がっているところでございます。いずれにいたしましても、大学の知的資源を生かした協働のまちづくりを推進するためには、大学と地域がお互いを知り、日ごろから交流できる環境づくりを行っていくことが重要でありますことから、今後とも大学版出前講座等のPRに努め、地域との連携協力を支援してまいりたいと考えております。次に、大学との連携方法についてであります。まず、宇都宮市の事例でございますが、宇都宮市は人口が約52万人、市内の八つの大学と連携しているところでございまして、主たる連携先の宇都宮大学との連携事業では、審議会等の委員就任を除きますと、約40の事業で大学連携に取り組んでいるとお聞きしております。江別市が平成26年度に大学や大学生と連携して取り組んだ事業は全体で34事業ありまして、その内容としては、商品開発や小学校への出前授業、市民カレッジや講演会の開催、イベントの企画・参加、ボランティア活動など、さまざまな事業を多様な方法で連携して取り組んでいるところであります。御質問の、多彩な方法によるまちづくりへの参加についてでありますが、当市におきましては、まち・ひと・しごと創生法に基づき策定を進めているまち・ひと・しごと創生総合戦略の施策の一つとして、市内大学生に地域に定着してもらう取り組みを検討しているところでございます。具体的には、市内大学生が企業や自治会など、地域でインターンシップやボランティア活動等を行う仕組みをつくり、卒業後も、その地域に就職、定住してもらうことを目的に、大学や近隣自治体等と協議を進めているもので、大学生が地域と接点を持ち、さまざまな活動を行うことで、地域課題を解決し、大学と地域との関係強化につながるものと考えております。いずれにいたしましても、大学との協働のまちづくりを推進するために、今後ともさまざまな方法で連携協力してまいりたいと考えております。次に、大学と企業との接点についてでありますが、大学と企業の連携につきましても、包括連携協定を締結しました平成21年2月以降、さまざまな形で取り組んでまいりました。その中でも、最近の事例を御紹介申し上げますと、平成26年度に採択した大学連携調査研究事業のうち酪農学園大学の江別の農畜産物を活用した商品開発についての研究では、江別市の特産品であるブロッコリーを活用したスムージーを市内企業と連携して開発し、商品化がなされているところでございます。また、えべつ未来づくり学生コンペティションでは、コンペの関連事業としまして、学生にまちの魅力を知ってもらうために、市内の企業等を見学するバスツアーを実施し、コンペの審査の結果、北海道情報大学のチームが大賞を、同じく酪農学園大学が特別賞を受賞いたしました。受賞した学生は、その後、北海道中小企業家同友会札幌支部江別地区会の総会でコンペ提案を発表する機会が設けられ、大学と企業との接点づくりにもつながったものと考えております。いずれにいたしましても、大学と企業が連携しながら、大学の知的資源を生かしていくことが重要であると考えておりますことから、今後におきましても、大学と企業の関係が強化されるよう支援してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、経済部長からお答え申し上げます。
答弁 経済部長 北川裕治(経済部長は2015年6月まで)
私からは、地元企業への支援について御答弁申し上げます。まず、エコノミックガーデニングを参考にした地元企業の振興についてでありますが、江別市においては、産学官連携に基づく交流や共同研究などにより、新規産業の創出や既存企業の高度化を図るため、積極的な情報交換と人的交流を促進する場として、経済団体、市内大学、研究機関、地元企業、行政などが参加して、江別経済ネットワークが平成14年に設立されたところであります。江別経済ネットワークの効果の一例といたしましては、江別産小麦のハルユタカを使った江別小麦めんが開発されたほか、市内食品メーカーが江別産大豆を使用した豆腐を開発し、パッケージに市内大学の学生によるデザインを採用して販売するなど、地元製品の高付加価値化や、域内消費の拡大による経済活性化につながっているものと考えております。また、江別市における産学官の連携としては、平成20年度に市内4大学、江別商工会議所と市の間において地域の持続的発展を目的とした包括連携協定を締結したほか、食品産業の振興等を目的に、市と道立食品加工研究センターのほかに、酪農学園大学と北海道情報大学をそれぞれ加えた三者協定を締結したところであります。これらの流れが、平成23年には国からフード特区の指定を受けるなどの成果につながったものと考えております。さらに、フード特区を推進するため、平成24年度には、北洋銀行や北海道銀行と産業振興連携に関する協定を結ぶなど、産学官に金融機関を加えた連携も進めております。いずれにいたしましても、こうした企業同士の交流や、経済団体、金融機関、大学、研究機関などの連携体制を構築する仕組みは、地元企業をみんなで支えていくというエコノミックガーデニングの考えに通じるものであり、今後も、これらの活動を通じ、地元企業による新商品の開発や販路拡大を支援してまいりたいと考えております。次に、開放特許の活用についてでありますが、現在、市においては、企業に対し、御質問のような取り組みは実施しておりませんが、昨年度、江別市大学連携調査研究事業におきまして、江別市並びに北海道における食品関連産業の知的財産情報を収集し、技術力や産業集積効果の客観的な評価を行う調査研究が行われました。当該研究における特許の評価では、北海道においては、質・量ともに公的機関が特許保有の中心となっている傾向が見てとれ、江別市においても、北海道立総合研究機構や酪農学園大学など、高い評価の特許を有している研究機関があるとの調査結果でありました。当該研究においては、特許の数や量については分析がなされたものの、どのような開放特許があるのか、また、中小企業でも活用可能な特許があるかといった具体的な内容の把握にまでは至っておりません。市といたしましては、市内中小企業においても開放特許などの新しい技術の導入により、新製品開発や新規ビジネスの創出の可能性があると認識しておりますが、数多く存在する特許の分析や、特許保有団体と中小企業とのコーディネートには極めて専門的な知識とノウハウが必要となりますことから、今後、他市の事例等を参考にしながら、市内の企業、大学、研究機関等と江別市における知的財産の活用の方策について協議してまいりたいと考えております。次に、地元企業支援の施策についてでありますが、これまでも、市では、地元企業への発注や地元製品の積極的な活用を行うなど、域内循環による持続可能なまちづくりを進めるとの考えのもと、市内企業の成長を図るための支援を行ってきたところでございます。また、市内企業との定期的な懇談や訪問の中で、企業の特徴やニーズを把握し、補助金など関連する情報の提供などを行ってきたほか、市内企業と研究機関等をマッチングさせることで、新商品の開発等を支援してまいりました。さらに、本年3月から市ホームページで公開しております電子版の企業PRガイドにつきましては、今後、掲載する企業等をふやしていくことで、なお一層、企業間の連携による技術革新や新規市場開拓のきっかけづくりにつながるものと期待しております。また、平成27年度からは、市内企業の機能性食品の開発につながる試験制度の活用促進を図るほか、江別の農産物や商品の販路拡大などを目的に東京丸の内で実施する美味しい江別・大人の食育ブランド化プロジェクトへの助成も予定しているところでございます。いずれにいたしましても、市内企業との意見交換を通じて現状を把握し、支援を行っていくことは重要と考えておりますことから、引き続き、連携強化に努めてまいりたいと考えております。私からは以上でございます。
再質問 徳田哲
2回目の質問をさせていただきます。最初に、大学と連携したまちづくりについての1点目ですが、本年3月より始まった大学版出前講座等のPRに努め、地域との連携協力を支援されるとのことですが、今後、ますます多様化する地域課題の克服や環境変化に対応していくためには、市民や地域、各種団体などが抱える問題を大学側に伝え、具体的に一緒になって取り組んでいくことが必要と考えます。これからは、一方通行ではない双方向の連携ができるような仕組みづくりが必要と思いますが、いかがでしょうか。お伺いいたします。次に、3点目について、大学と企業の関係が強化されるよう支援していくとのことでしたが、今後具体的にどのような取り組みで関係強化を図っていくのでしょうか。お考えをお伺いいたします。続きまして、地元企業への支援についての3点目ですが、現在、さまざまな形で企業の現状把握に努め、連携強化を図られているとのことで、限られた人員の中、所管の皆様は大変な努力を重ねていらっしゃると思います。その上で確認させていただきますが、現在行っている取り組みで、江別市を支える中小企業のイノベーションや新規市場を開拓し、地域経済の活性化を充分に図っていくことができるという見解でよろしいでしょうか。お考えをお聞かせ下さい。以上で、2回目の質問を終わらせていただきます。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
徳田議員の再質問にお答え申し上げます。私からは、大学と連携したまちづくりに関連しまして、2項目についてお答えしたいと思います。まず、双方向の連携ができる仕組みづくりということでございます。当市の大学連携調査研究事業につきましては、テーマを設定して研究を依頼しておりまして、これまでも、各自治会と市長との対話集会などで出された地域要望を踏まえまして、例えば、公共交通の実態に関する調査研究や市民の購買行動及び生活意識に関する調査研究など、行政や地域課題の解決につながる事業を採択してまいりました。いずれにいたしましても、こうした取り組みや先ほど申し上げました大学版出前講座の開催、大学生の地域定着の取り組みなどの推進によりまして、大学や大学生と地域が日常的なつながりを深め課題を共有することで、さらなる連携に進展するよう、この研究の環境づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、大学の支援につきまして、具体的にどのような取り組みを展開していくか、関係を強化していくかということでございますが、大学連携調査研究事業の研究内容の成果は大学連携事業報告会や大学版出前講座において地域向けに紹介しておりますが、今後は、企業向けのPR強化を図ってまいりたいと考えています。具体的な例で申し上げますと、フード特区の取り組みの中で、ヘルシーDo、北海道食品機能性表示制度の認定を受けたカボチャの種子油、また、アスパラガスの擬葉粉末などにつきましては、北海道情報大学が行っている食の臨床試験により機能性が確認されたものを市内企業が開発したものでございまして、大学と市内企業が連携して商品開発に取り組んだという形になっています。先ほどもお答え申し上げましたけれども、市内には、企業、関係機関等から100名以上の会員登録があります江別経済ネットワークや新商品開発モデル事業がございます。その事業におきまして、プロジェクトチームなど、大学や市内企業、研究機関等が連携して商品開発や人的交流を行っておりますことから、今後とも、こうした産学官連携による事業を推進しながら、大学と企業の関係強化を図ってまいりたいと考えております。私からは以上でございます。
答弁 経済部長 北川裕治(経済部長は2015年6月まで)
私から、地元企業の支援についての再質問に御答弁申し上げます。現在行っている取り組みに対する認識についてでございますが、先ほどお答え申し上げましたとおり、市では、これまで、市内企業と研究機関をマッチングさせることで新商品の開発を支援するなど、さまざまな取り組みを行ってきたところであり、市内の経済の活性化につながっているものと認識しております。支援のあり方につきましては、ほかにもさまざまな方策があろうかと思いますので、今後につきましても、これまでの取り組みをより一層充実させるとともに、他市の先行事例なども研究しながら、さらなる活性化に向けて努力してまいりたいと考えております。以上でございます。