江別市議会 令和5年第1回定例会 2023年3月6日
(1)SDGsの推進について/(2)デフリンピック支援と共生社会の推進について/(3)新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴う対応について
2023年3月6日、江別市議会の一般質問で、徳田哲議員が「SDGsの推進について」「デフリンピック支援と共生社会の推進について」「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴う対応について」について質問し、市長 三好昇、教育部長 伊藤忠信、健康福祉部長 白崎敬浩、病院事務長 白石陽一郎が答弁しました。
- 質問者
- 徳田哲 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、教育部長 伊藤忠信、健康福祉部長 白崎敬浩、病院事務長 白石陽一郎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 徳田哲
議長に発言の許可を頂きましたので、通告に従いまして順次質問させていただきます。初めに、SDGsの推進についてお伺いいたします。SDGsは、今日、各種メディアではもちろんのこと、様々な場面でキーワードになるなど、社会における認知度が急速に進み、多くの方がそれぞれの立場で具体的な取組を進めることが当たり前になりつつあります。私は、今から6年前、平成29年第1回定例会において、SDGsについて初めて議会で取り上げましたけれども、当時は、一般質問前の取材にやって来た担当の職員の皆さんに、そもそもSDGsとは何なのかというところから説明しなければならなかったこと、そして、実際この場に登壇をして質問原稿を読んでいるとき、当時いらっしゃったベテランの議員に何を言っているのかさっぱり分からないとやじを飛ばされたりしたことなどが、懐かしく思い起こされるわけでございます。そうしたことを振り返りながら現状を見ると、まさに隔世の感があるわけでございます。SDGsにおける17の目標達成に向けた国際連合における世界的取組は、2015年にスタートし、現在2030年の目標期限の約半分が経過しております。残された時間を考えれば、最終的なゴールに向けて取組をさらに加速させていかなければなりません。SDGsはできるところから誰でも気軽に取組に参加でき、自分自身の行動が、持続可能な社会づくりに貢献できるところが大きな魅力であり、社会に広がった要因の一つもそこにあるものと考えます。その反面、これさえやっておけばよい、また、これで大丈夫だという模範解答がなく、市民や企業がそれぞれ知恵を絞って挑戦しなければなりません。また、持続可能な社会を目指すという意味では、特定の誰かがやればよいというものではなく、市民全員、広い意味で全人類が取り組むべき課題・目標であることから、目標達成に向けて、江別市としてもさらなる後押しが必要であると考えます。目標達成への折り返し地点に立つ今、市はSDGsの推進加速に向けて、これまでの取組から一歩踏み出して、様々なステークホルダーと連携しながら市民の積極的な活動を促していく役割を果たすべきではないでしょうか。以上、述べさせていただきまして、次の3点についてお伺いさせていただきます。1点目として、平成29年第1回定例会の一般質問で三好市長は、SDGsを理解してもらう取組として、平成28年12月に定められた国の指針において、今後、国が認知度向上のための広報・啓発活動を検討、実施するほか、学校等での学習活動を奨励していくことなどが示されていることから、市として、今後、国からの通知等を踏まえて対応していくという趣旨の御答弁をされておりました。その後6年の月日が流れたわけでありますが、この間、市としてSDGs推進に向けてどのような取組を行ってきたのか、また、取組の結果として得られた成果につきましても具体的な事例があればお答えいただきたいと思います。2点目として、個人や企業などにおいておのおの取り組まれているSDGsをさらに推進していくためには、市がそれらの動きをつなげ、大きなうねりにしていくリーダーシップと、様々なチャレンジが必要であると考えます。この先、さらにSDGsを推進していくために果たすべき市の役割と取組について、そのお考えをお伺いいたします。3点目として、持続可能な社会を築くという理念から、地方においてSDGsを推進していく重要性は極めて高いものがあると考えます。地域創生のためにSDGsの考え方を取り入れていく、今後のさらなる推進を市として積極的に進めていく、そして江別市として持続可能な社会を築くためにどのような行動をしていくのかを、あらゆるところへ分かりやすく示していく、そうした視点に立てば、各種計画においても可能な限り、何らかの形でSDGsを反映していく必要があるものと考えます。私もこの間、委員会で取り上げ、令和3年に策定された江別市一般廃棄物処理基本計画には計画のどの部分がどのゴールを目指すものなのかを示していただきました。このように既に反映されているものもありますが、さらにその範囲を広げていくべきではないでしょうか。こうしたことを踏まえまして、現在策定中の次期総合計画をはじめ、その他の各種計画においてSDGsを反映させていくことについてどのようにお考えか、お伺いいたします。続きまして件名2、デフリンピック支援と共生社会の推進についてお伺いいたします。聴覚障がい者の五輪と呼ばれるデフリンピックの大会が、2025年に日本においては初めて開催されます。オリンピック同様に4年に一度、世界的規模で行われる聴覚障がい者のためのスポーツ競技大会で、1924年の第1回大会から数えて、100周年に当たる節目の大会となります。昨年、2022年にブラジルで行われたデフリンピックでは、コロナ禍でありながらも、73か国、2,412人が参加いたしました。日本選手は陸上や水泳などを含め、過去最多のメダル30個を獲得しております。開催計画では、音が聞こえる人とそうでない人が共同して大会開催を実現していくことで、例えば、スタートの合図や審判の声などを、目で見て分かる、視覚的に工夫をするなど、コミュニケーションや情報のバリアフリーを推進し、一歩進んだ共生社会の姿を示していくとしております。しかしながら、2021年に日本財団が調べたデフリンピック自体の認知度は16.3%です。同じ調査におけるパラリンピックの認知度が97.9%であったことを考えると、非常に低い認知度であることが分かります。パラリンピックでアスリートが挑戦する姿は、私たちに多くの感動を与え、スポーツがこれほどまでに心を動かすのかと、再認識させてくれました。デフリンピックが日本で開催されることを契機として、デフスポーツやデフアスリートとつながり、知ることで、障がいに対する理解をより身近に考えることになり、そのことが、多様性のある社会、共生社会をつくり上げていく機運醸成になるものと考えます。さきにお伺いしたSDGsにおける誰一人取り残さない世界を目指すという意味においても、デフリンピック支援と共生社会の推進が非常に重要であると考えますことから、以下の4点について、お伺いさせていただきます。1点目として、障がいの有無や種類を問わず参加することができるスポーツやイベントを増やしていく機運は、地域の共生や多様性を深めていくものと考えます。本市において、聴覚障がいをはじめとする障がいを持たれている方が、スポーツや文化芸術に取り組むことができる環境や基盤の整備がどのように進められているのか、その取組状況についてお伺いさせていただきます。2点目として、昨年5月、障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法が施行されました。この法律は、全ての障がい者が、あらゆる分野の活動に参加するためには、情報の十分な取得利用や円滑な意思疎通が極めて重要であることから、障がい者による情報の取得利用・意思疎通に係る施策を総合的に推進し、共生社会の実現に資するために制定されたものであります。本市におきましても、障がいのあるなしにかかわらず、暮らしやすく活躍できるまちづくりを進めていくためには、飲食店や公園、施設など、多くの市民が利用する場所においても、あらゆる情報のバリアフリーを推進していく積極的な姿勢が重要と考えるところですが、現状における取組と、デフリンピックの開催も見据えた今後の取組について、お伺いさせていただきます。3点目として、例えば、本市においても、デフリンピックムーブメントを利用し、学校や幼稚園、保育所などの教育現場や福祉と連携し、手話スポーツを実際に体験したり、デフアスリートに触れる機会を通して、市民への積極的な情報や機会の提供を通じて、共生社会を構築するための啓発を進めるべきであると思いますが、いかがでしょうか。御見解をお伺いいたします。4点目として、国は、令和4年3月に策定した第3期スポーツ基本計画において、特に、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のスポーツ・レガシーの発展に向けて、スポーツを通じた共生社会の実現を掲げております。また、本市におきましても、あらゆる場面で手話を使いやすい社会の実現に向けて、手話が言語であるとの認識を広く市民に普及し、誰もが安心して暮らすことができる共生社会の実現に寄与するため、江別市手話言語条例が施行されているところであります。こうしたことを踏まえまして、本市においても、国際大会が日本で開催されるこの機会を逃すことなく、デフリンピックを応援する取組やホストタウンに積極的に参加していくべきと考えますが、いかがでしょうか。御見解をお伺いいたします。最後に件名3、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴う対応についてお伺いいたします。先ほどの稲守議員の質問と重なる部分もございますけれども、御理解を頂ければというふうに思います。政府は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけを見直し、大型連休明けの5月8日に現在の2類感染症相当から季節性インフルエンザと同じ5類感染症に移行する方針を固めました。3年に及ぶ対策が新たな局面を迎えることになります。新型コロナウイルスは、当初未知のウイルスというところから始まったわけですが、ワクチンや薬が登場するとともに、現在では対処の方法がかなり分かってまいりました。また、現在広がっているオミクロン株は、感染力が強いものの重症化率は低い傾向となっております。しかしながら、新型コロナウイルス感染症が怖くない感染症になったかというと、決してそういうことではなく、日常的な感染症対策をはじめ、ワクチンや治療薬、医療提供体制の維持といった取組が継続されていればこそ、今の状況があるわけであります。また、SARSなどと違って封じ込められたものではなく、今後も変異を繰り返しながら存在し続ける可能性が高いとも言われており、そうしたところから考えると、2類感染症相当から5類感染症へと移行するといっても、感染者や患者、社会にとって必要な対策を残しながら、日常生活を取り戻すためにこれまでより踏み込んだ対応に切り替えていく、新型コロナウイルス感染症と付き合いながら社会を正常な状態に戻していくということになろうかと思います。いずれにしましても、市としては市民の皆さんが不安を感じることがないよう、できる限り最大限の努力を続けていかなければなりません。こうしたことを踏まえまして、以下の3点について、お伺いさせていただきます。1点目として、2類感染症相当から5類感染症へ移行することで、これまで感染症指定医療機関や発熱外来など、一部に限られていた新型コロナウイルス感染症患者の入院や外来診療に対応する医療機関が、段階的に拡大されることになります。こうした中にあって、新型コロナウイルス感染症患者の入院や外来にどのような変化が生じるのか、今後国から具体的な対応が示されることと思いますので、現状においては想定という部分もあるかもしれませんが、まずは市立病院における対応についてお聞かせいただきたいと思います。あわせて、発熱外来の今後についてもお聞かせ願います。次に、2点目として、5類感染症移行によって夜間急病センターにおける対応はどのように変わるのか、特に発熱症状等における対応などは大きく変わるものと推察されますが、その変化についてお聞かせください。3点目として、現状における新型コロナウイルス感染症による重症化や死亡の事例が高齢者に集中している状況を考えますと、高齢者が生活する施設においては、引き続き、対策を継続していく必要があるものと考えます。入居者や職員への検査体制、感染予防への支援など、高齢者施設への対応について、お考えをお伺いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
徳田議員の一般質問にお答え申し上げます。私からは、SDGsの推進に関連してお答え申し上げたいと思います。まず、これまでの取組と成果についてでありますが、SDGsは、2030年を期限とする国際社会全体の開発目標で、持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットで世界規模の広範な課題に対する取組を掲げたものでございます。国におきましては、平成28年にSDGs推進本部が設置されて以降、広報・啓発が継続的に実施されているところでありますが、市におきましても、人口減少等の課題を抱える中、持続可能なまちづくりを行う上では、SDGs達成に向けた取組が必要と考えましたことから、職員研修などの実施を通じまして、SDGsと市の事務事業との関連性を把握するよう努めてきたところでございます。また、SDGsの視点も取り入れ、これまで、北海道林木育種場旧庁舎の歴史性を生かした保存・利活用や、環境クリーンセンターの延命化など、既存の建物や設備等の長期的な活用に対応してまいりました。さらには、SDGsは市全体で取り組む必要がありますことから、各部局において様々な環境イベントを行ったほか、情報図書館においては、関連図書を紹介するコーナーを設けるなど、市民への周知・啓発を行ってきたところであります。こうした結果、新しい総合計画の策定に向けて、先般実施したまちづくり市民アンケート調査では、SDGsについて知っている市民の割合が約7割となるなど、市内における認知度は高まっているものと考えております。市と致しましては、これまでもSDGsの視点を取り入れながら、様々な事業を進めてまいりましたが、今後におきましても、あらゆる機会を捉えて、SDGsの認知度向上に努めるとともに、持続可能なまちづくりに向けた取組を進めてまいりたいと考えております。次に、さらなる推進に向けて果たすべき役割と取組についてでございますが、今ほど御答弁申し上げましたとおり、市では、これまでもあらゆる機会を捉えて、市民や市職員を対象としたSDGsの認知度向上に向けた取組を行ってきたところであります。SDGs推進に向けて果たすべき市の役割と致しましては、令和元年に改定された国のSDGs実施指針に基づき、SDGsで掲げている目標達成に向けて、様々な立場の方々との連携を図るとともに、公共・民間を問わず、SDGsの取組に関する情報発信を行いながら、市民一人一人が、自分事として捉えることができるよう取り組んでいくことが求められているものと認識しております。今後におきましても、持続可能なまちづくりを目指し、SDGsの考え方が市全体に広まるよう、情報発信をはじめ、様々な取組を進めてまいりたいと考えております。次に、各種計画におけるSDGsの反映についてでございますが、平成26年度を初年度とする現行の総合計画が令和5年度をもって終了するため、現在、次期総合計画の策定作業を行っているところであります。市の最上位計画である次期総合計画の策定方針では、経済・社会・環境などのあらゆる側面からSDGsの考え方を取り入れ、複数の課題に同時に向き合う必要があることから、SDGsの視点を持った計画を基本的な考えの一つに掲げており、市が策定する各個別計画においても同様の視点で取り組むことになるものと考えております。また、次期総合計画の策定過程における具体的な取組では、SDGsの職員研修を行い、基礎知識の習得を図ったほか、多様な主体が同じ目的に向かって取り組む重要性を認識するため、一般社団法人江別青年会議所との連携により、市内の若手経営者や大学生、市の職員などが参加するワークショップを実施してまいりました。いずれに致しましても、市全体でSDGsの理解を深め、市民との協働により、多様な主体が共に取り組んでいくことは重要であると認識しておりますことから、総合計画をはじめとする、様々な個別計画の反映を通じまして、持続可能なまちづくりを進めていく必要があるものと考えております。私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、教育部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 教育部長 伊藤忠信(教育部長は2024年3月まで)
私から、デフリンピック支援と共生社会の推進についての御質問のうち、まず、障がい者がスポーツや文化芸術に取り組む環境や基盤を整備することについて御答弁申し上げます。市の公共施設につきましては、誰もが利用しやすい施設となるよう、スポーツ、文化芸術を問わず、スロープや手すり、トイレなどのバリアフリーに対応した施設整備を行ってきております。加えて、市内体育館では、視覚に障がいのある方も楽しめるサウンドテーブルテニスや多様な障がいに対応したティーボールなどの競技用具の貸出しを行い、障がいのある方でもスポーツを楽しむことができる機会の提供に努めているところであります。また、共生社会の実現に向けた取組として、平成28年から実施されている障がい者スポーツの普及啓発を目的としたパラ・スポinえべつの開催支援や、令和2年2月の開催直前に新型コロナウイルスの感染拡大により残念ながら中止となった、知的障がい者のスポーツ大会スペシャルオリンピックス日本冬季ナショナルゲームの江別市開催に向けては、関係団体と緊密に連携し準備を行ってきたところであります。さらには、昨年7月に江別市で初めて開催され、令和5年度以降も当市を会場に継続して実施されることとなった全国特別支援学校フットサル大会北海道大会への支援など、障がいのある方がスポーツに取り組むための環境整備に努めてまいりました。文化芸術分野におきましては、市内で行われる演劇公演への手話通訳者の派遣や障がいのある方を対象とした陶芸体験の開催など、文化芸術に触れる機会を提供してきたところであります。教育委員会と致しましては、障がいの有無や種類を問わず、スポーツや文化芸術活動に取り組むことができる環境は重要であると認識しており、引き続き、共生・多様性に配慮した環境整備に努めてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私から、デフリンピック支援と共生社会の推進についての御質問のうち、情報バリアフリーの推進についてほか1件について御答弁申し上げます。まず、情報バリアフリーの推進についてでありますが、障害者による情報の取得及び利用並びに意思疎通に係る施策の推進に関する法律、いわゆる障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法は、全ての障がい者が、必要とする情報の取得を容易にすることや、コミュニケーションの手段を充実させることなどにより、障がい者の社会参加を促進し、共生社会の実現に資することを目的として、基本理念や国・地方公共団体等の責務、当該施策の基本となる事項等を定め、令和4年5月25日に公布、施行されました。この法律により、今後、障がい者の情報の取得利用・意思疎通に係る様々な施策が、さらに進んでいくことが期待されているところであります。市では、これまで、障がい者による情報の取得や意思疎通を推進する取組と致しまして、市役所窓口への専任手話通訳者の配置、病院等への手話通訳者や要約筆記者の派遣を行うなど、障がいをお持ちの方への日常生活における支援を行っているほか、手話奉仕員・要約筆記奉仕員養成講座を開催し、意思疎通支援を担う人材の育成を図ってまいりました。平成30年12月の江別市手話言語条例制定後は、市の窓口への意思疎通支援用タブレット端末の配置、市職員を対象にした窓口で役立つ手話講座の開催、各種イベントへの手話通訳者の派遣など、各種取組を充実してまいりました。さらに、令和4年度の総合防災訓練では、聴覚障がいの方が実際にモデルとなって参加するなど、災害時における意思疎通訓練を実施したところであります。市と致しましては、デフリンピック日本開催を契機とし、多くの市民への関心及び理解の増進を促すとともに、情報バリアフリーに関する取組をさらに進めていく必要があると認識しておりますことから、今後、具体的な取組内容等について、当事者団体の意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。次に、共生社会を構築するための啓発活動についてでありますが、市では、誰もが安心して暮らすことのできる共生社会を実現するため、平成30年12月に江別市手話言語条例を制定いたしました。その後、手話を普及啓発する取組として、記念講演会の開催、手話言語に関する新たなパンフレットの作成・配布、庁内広報用モニターへの手話動画の配信、広報えべつちょこっと手話シリーズ掲載の開始、江別市手話講習会運営委員会との共催による市内公立小・中学校への手話出前授業の実施、江別聴力障害者協会主催による手話を題材にした映画咲むの上映、江別市民手話講座などを実施してきたところであります。また、昨日の江別耳の日記念集会では、デフアスリートを講師に招いて、デフリンピックと私のバレーボールをテーマとした講演会を開催しております。市と致しましては、共生社会を構築するための啓発活動は重要であると認識しておりますことから、デフリンピック日本開催を一つの契機として、江別にゆかりのあるデフアスリートとの交流等も含め、今後の啓発活動の在り方について、関係団体と相談してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 教育部長 伊藤忠信(教育部長は2024年3月まで)
続きまして、私からデフリンピック支援と共生社会の推進についての御質問のうち、ホストタウンへの参加について御答弁申し上げます。ホストタウン制度は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会において、全国の地方公共団体と大会参加国との相互交流を図るとともに、地域の活性化を推進することを目的に国が創設した制度であり、ホストタウンとなった自治体は、大会参加者との交流、大会参加国関係者との交流、日本人オリンピアン等との交流の3つの取組を行うこととされております。当市におきましては、コロナ禍において、交流に制限があることなどから、ホストタウンの登録を見送ったところでありますが、トップアスリートとの交流等によるスポーツ振興は大変重要であると認識しており、国際大会の事前合宿を積極的に受け入れているところであります。これまで、令和元年に開催されたラグビーワールドカップでは、オーストラリア代表チームを、また、令和3年に開催された東京2020オリンピック競技大会では、フランスのマラソン・競歩選手団の事前合宿を受け入れており、トップアスリートから練習方法などを学ぶ機会として、市内の高校生や中学生との交流事業を行っております。子供たちにとって、ふだん接する機会のない世界トップレベルの選手との交流は、大変貴重な経験となったと考えております。2025年に日本で開催されるデフリンピックは、聴覚に障がいのある方たちの国際競技大会であり、デフアスリートとの交流は、共生社会を構築するための重要な契機になると認識しております。御質問のデフリンピックを応援する取組やホストタウンにつきましては、今後、国や主催団体から詳細が示されるものと考えており、そうした動向を注視しながら、市内の関係団体とも相談してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 病院事務長 白石陽一郎(病院事務長は2025年2月まで)
私から、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴う対応についての御質問のうち、市立病院における対応について御答弁申し上げます。市立病院における対応についてでありますが、先ほど、稲守議員の一般質問に御答弁申し上げましたとおり、市立病院は現在、北海道から新型コロナウイルス感染症重点医療機関の指定を受け、専用病棟において陽性患者の入院を受け入れるとともに、発熱外来を設置し、陽性患者や疑似症患者の診察を行っているところであります。このような状況の中、新型コロナウイルス感染症は本年5月8日に5類感染症に移行されることとなり、政府の検討においては、混乱を避けるため、医療提供体制は1年程度の移行経過期間を設け、順次、受入れ医療機関を拡大すると報道されておりますが、具体的な対処方針は、間もなく国から示される予定でありますことから、現段階ではその詳細は分かっておりません。御質問の新型コロナウイルス感染症に対する診療体制についてでありますが、現在流行しているオミクロン株につきましては、毒性が低下していると考えられているものの、高齢者や基礎疾患のある方は重症化リスクが高く、病気にかかり苦しむ期間、いわゆる病悩期間が長くなってしまうこともあり、新たな変異株の出現なども考慮すると、医療機関におきましては、引き続き感染防止対策の徹底が求められるものと考えております。このため、市立病院では、国の対処方針を踏まえつつ、当面の間は、現在と同様に専用病棟や発熱外来における診療体制を継続していく必要があると考えております。なお、新型コロナウイルス感染症対応に対する診療報酬上の加算や補助金等につきましても、見直しが予定されておりますことから、これらの見直し内容も踏まえつつ、その後の診療体制について検討してまいりたいと考えております。いずれに致しましても、今後の国の動向や感染状況を注視しながら、新型コロナウイルス感染症への対応と通常診療の両立を図り、市立病院の役割を果たしてまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 健康福祉部長 白崎敬浩(健康福祉部長は2023年6月まで)
私から、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴う対応についての御質問のうち、夜間急病センターにおける対応についてほか1件について御答弁申し上げます。まず、夜間急病センターにおける対応についてでありますが、夜間急病センターでは、これまで令和2年2月1日付で厚生労働省から示された新型コロナウイルス感染症に対応した医療体制に関する通知に基づき、新型コロナウイルス感染症が疑われる患者については、夜間急病センターに来院いただく前に北海道新型コロナウイルス感染症健康相談センターに御相談いただいた上で、一般の医療機関の受診を指示された場合には、診察をお受けすることにしており、その際には、他の患者との動線を分けるため、自家用車内での診察や、発熱者用のプレハブを設置するなどして対応してきたところであります。このたび、国において、当該感染症を2類感染症相当から5類感染症に変更する旨の発表があり、変更後の対応について、留意点などが併せて示されております。その内容と致しましては、今後の医療提供体制について、原則インフルエンザなど他の疾病と同様となることから、必要となる感染対策や準備を講じつつ、一般の医療機関でも新型コロナウイルス感染症が疑われる患者が受診できるよう、段階的に移行していくこととされております。市と致しましても、この内容に基づいて夜間急病センターで診察を行う考えであり、今後、国から示される具体的な方針を踏まえて対応してまいります。次に、高齢者施設への対応についてでありますが、新型コロナウイルス感染症を2類感染症相当から5類感染症とする感染症法上の位置づけの変更に伴い、高齢者施設におきましても、行政が様々な要請や関与をしていく仕組みから、今後は、インフルエンザ等への対応と同様に、事業者が自主的に感染対策に取り組むことが基本となります。国からの通知では、高齢者施設におけるクラスター防止対策の取組の継続依頼、高齢者施設の従事者における勤務中のマスク着用の推奨のほか、自主的な感染対策に必要となる情報提供を行うなど、今後も、事業者の取組を支援していくことが示されたところであります。高齢者施設への対応につきましては、高齢者や基礎疾患のある方など、重症化するリスクが高く、クラスターの発生も懸念されますことから、市と致しましては、感染症法上の位置づけが5類感染症となった後も、十分な感染対策が必要になるものと認識しております。今後におきましても、国から具体的に示される方針などを踏まえ、北海道や令和3年5月に設立した江別市介護保険施設感染症対応ネットワークなどと連携しながら、感染予防に係る情報提供や注意喚起など、引き続き、必要な感染防止対策に取り組んでまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 徳田哲
御答弁いただきありがとうございます。それでは順次、再質問及び要望等をさせていただきたいと思います。まずは、件名1のSDGsの推進についてのうち、2点目のさらなる推進に向けて果たすべき役割と取組について、こちらは再質問させていただきたいと思います。現在、市内企業や団体、高等学校、大学といった教育機関などにおきましても、SDGsの具体的な取組が広がっております。また、1点目の答弁でも触れられておりましたけれども、まちづくり市民アンケート調査において、SDGsについて知っているという市民の割合が約7割となる中にあって、さらなる推進に向けて果たすべき役割と取組として求められるものというのはどういったことなのかということを、もう少し深掘りをさせていただきたいというふうに思います。例えば、埼玉県越谷市の事例なのですけれども、SDGsの達成に向けた取組を普及させていくために、2月からこしがやSDGsパートナー制度を導入したそうでございます。登録した企業や団体、個人の方のネットワークづくりを進めているということでございまして、パートナーには県産木材、埼玉県で作られた木材を使った登録証や木製のピンバッジを配布している。また、パートナーのオリジナルロゴマークも作製をして、企業の名刺や配布物などに記載して積極的に推進していることをPRしてもらう、そういったようなことに取り組んでおります。この担当者いわく、SDGsというのは非常に抽象的で、どういうものが取組になるのか分からない部分があるということとして、市のホームページで情報共有を推進したり、講演会や交流会、勉強会なども今後開催していくという予定であるとのことでございます。例えば、情報発信をしていくということであれば、具体的な取組が広がるような情報を提供していくという必要があるものと考えますし、SDGs推進を大きな流れにしていくということであれば、御答弁いただきましたとおり、様々な立場の方と連携を図っていくためのハブの役割を行政が担っていかなければならないのではないかというふうに考えるところでございます。以上、述べさせていただきましたけれども、その上で再度、SDGsのさらなる推進に向けて果たすべき役割と取組について、そのお考えをお伺いさせていただきます。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
徳田議員の再質問にお答え申し上げます。さらなる推進に向けた連携の手法等についてということでございますが、SDGsの推進に当たりましては、先ほどもお答え申し上げましたとおり、公共や民間が実施する取組に関する情報発信を行っていく、あわせまして、様々な立場の方々との連携を図る必要があるものと認識してございます。市では、これまでも、民間団体との共催によりますイベントを通じた身近なSDGsに関する取組の紹介や、市内大学や学生によるSDGsに関する研究に補助を行うなど、様々な形で連携を進めてまいりました。今後におきましても、他の自治体の先進事例などにつきまして情報収集を行いながら、SDGsのさらなる推進に向けた連携の手法について研究してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 徳田哲
ありがとうございます。再質問は致しません。要望とさせていただきますけれども、冒頭申し上げさせていただいたとおりで、2015年にスタートしましたSDGsの目標年限は2030年ということでありまして、この段階になると、もう研究というよりもどんどん具体的なアクションを起こして、いかにゴールに向かって大きな渦をつくっていく、今はもうそういったときではないかというふうに私としては考えているところでございます。その後の答弁でもありました次期総合計画においては、SDGsの視点を持った計画になるというお答えもございましたので、この点については大いに期待をさせていただきたいというふうに思っております。いずれにしましても、目標の達成に向けたラストスパートに入っていくのかというふうに思いますので、ぜひとも意欲的に、また、積極的に取組を進めていただくことを要望とさせていただきたいと思います。続きまして、件名2、デフリンピック支援と共生社会の推進についてのうち、1点目、障がい者がスポーツや文化芸術に取り組む環境や基盤を整備することについて、こちらも再質問させていただきたいと思います。環境整備という部分で、障がいのある方がスポーツや文化芸術に取り組むことができる機会の提供を図ってきたということについては、先ほどの答弁で一定の理解をさせていただきました。ぜひとも引き続き御努力を頂きたいということを要望させていただきます。一方で、基盤整備という部分についてなのですが、これは以前、当会派、公明党でバリアフリーに関する行政調査のために関東のとある自治体に赴いたときに担当者の方から伺った話なのですけれども、そこの自治体では公共施設におけるバリアフリー化のために歩道の段差をなくしたそうであります。すると、視覚障がい者の方から歩道の段差がなくなったので、どこまでが歩道でどこからが車道なのか、白杖で確認することが難しくなったといった御意見を頂いたそうでございます。抱えている障がいというのは人それぞれでございまして、単にバリアフリー化すればいいというものではないという一つの具体例として御教示を頂いたわけでありますけれども、こういった部分で多様な障がいに対応していくためには、特に施設整備という部分においては、当事者の意見というものを積極的に反映をさせていく必要があるものと考えますが、この点について、再度、お考えをお伺いしたいと思います。
答弁 教育部長 伊藤忠信(教育部長は2024年3月まで)
再質問にお答え申し上げます。施設整備において、当事者の意見を積極的に反映させていくことについてでありますが、市の公共施設につきましては、平成6年に制定された高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律、いわゆるハートビル法や、平成18年に制定された高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律、いわゆるバリアフリー新法に基づき、高齢者や障がいのある方に配慮した公共施設の整備を、順次、進めてきたところであります。これに加え、各施設に備えられているアンケート等で、利用者から実際に御要望がありました、体育館の玄関スロープの改善や公民館のトイレ手すりの取付けなど、御要望に対応できる部分については、速やかに改善を行ってきたところであります。教育委員会と致しましては、施設整備や改修の際に、利用者や障がいのある方の意見を反映することは重要であると認識しており、広く関係団体の意見を聴くなど、引き続き、誰もが利用しやすい施設の環境づくりに努めてまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 徳田哲
御答弁ありがとうございます。私のところにも様々な声が届いておりますので、引き続き、取組をよろしくお願いしたいというふうに思います。最後、要望とさせていただきますが、大きく共生社会の推進という部分で、今回、デフリンピックも含めてお話しをさせていただきますけれども、昨年、内閣府が実施しました障害者に関する世論調査によりますと、世の中には障がいのある人に対して、障がいを理由とする差別や偏見があると思うかという問いに対してあると思うとする人の割合が88.5%に上りました。一方で、障がいのある人が身近で普通に生活しているのが当たり前だという考え方については、93.9%の方が当たり前だというふうに回答をしております。しかしながら、障がいや障がいのある人に関する理解と関心を深めて、また、障がいのある人の社会参加への意欲を高めるという意味での障害者週間というのが設けられておりますけれども、これを知っている人と答えた人は29.1%です。そして、障がいのある人もない人も、互いにその人らしさを認め合いながら共に生きる社会づくりを目指すために施行されまして、令和3年に改正法も公布されました障害者差別解消法を知らないという方が74.6%ということでございまして、なかなか障がいへの理解が広がっていないということが、この調査でも改めて浮き彫りとなったところでございます。こうした状況については、担当課の方々は十分理解をされているものと思いますけれども、前段の質問でも触れましたSDGsにもつながっていくのですが、誰一人取り残さない社会、また、共生社会の実現というところに向けまして、ぜひとも不断の御努力をお願いしたいというふうに思います。2件目につきましては、以上でございます。最後に、件名3の新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴う対応についてでありますが、こちらも要望とさせていただきます。市立病院、また、夜間急病センターにおける対応につきましては、答弁で理解をさせていただきました。江別市の場合は、市民と周辺の自治体にお住まいの方も含めてということになりますけれども、安心して医療にアクセスできる体制というのは、暮らしの安心・安全を守る上で大変重要なことでありますので、この点引き続き御努力をお願いしたいというふうに思います。また、適切な情報発信、これが非常に重要であるというふうに考えますので、この点につきましても力を尽くしていただきたいと思います。また、3点目の高齢者施設への対応につきましては、江別市介護保険施設感染症対応ネットワークとの連携をしっかりと図っていただきながら、常に現場の声に耳を傾けて、必要な対策に取り組んでいただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。以上で、質問に関するものは終わりますけれども、最後になりますが、三好市長におかれましては、4期16年にわたりまして市政運営に御尽力を頂きましたことに心から感謝を申し上げたいと思います。私もその任期の半分となります2期8年間、共に市民の皆様のために働かせていただきまして、その中で幾つかの提案も具体的に進めていただくことができました。この場をお借りして、改めて御礼を申し上げたいと思います。5月からは立場が変わるかもしれませんけれども、引き続き、そのお力を江別市発展のために存分に発揮していただけるものというふうに期待をしておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いをしたいと思います。以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。