江別市議会 平成20年第3回定例会 2008年9月10日
(1)防災について/(2)雪対策について/(3)環境について/(4)江別東IC周辺土地利用について/(5)交通安全について
2008年9月10日、江別市議会の一般質問で、高間専逸議員が「防災について」「雪対策について」「環境について」「江別東IC周辺土地利用について」「交通安全について」について質問し、市長 三好昇、生活環境部長 伊藤武、経済部長 岩井康夫、建設部長 鈴木俊和、教育長 月田健二、総務部長 北口彰が答弁しました。
- 質問者
- 高間専逸 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、生活環境部長 伊藤武、経済部長 岩井康夫、建設部長 鈴木俊和、教育長 月田健二、総務部長 北口彰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 5 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 高間専逸
議長より発言のお許しをいただきましたので、通告に従い順次質問いたします。まず初めに、防災についてお伺いいたします。災害対策の基本が、予防、応急、復旧であることは言うまでもありません。しかし、多くの自治体の地域防災計画の内容がそうであるように、対策の重点は依然として応急対策に置かれていると言われています。また、各地の風水害で明らかになったように、応急対策に多くの時間と労力を投じなければならないため、被災後における混乱が常態化し、結果として復旧・復興対策に過重な負荷が掛かり被害を一層拡大させる状況があるとも言われています。その結果、被災後における精神的疲労や絶望感からの自殺や孤独死、エコノミークラス症候群が原因とされる二次被害者を生んでいるとのことであります。災害の発生を抑制する予防対策のうち、施設の恒久的耐災性能の確保は、行政や防災機関が作成する防災業務計画の策定や訓練によって達成できるものではなく、具体的、実際的な施設の改善が不可欠であると言われ、それゆえ、その内容からして後れや不備を一気に改善することは財政上困難であります。また、施設等の安全面の改善が特に日常の利便や福祉を増進するものではないことから、当面は応急対策の推進を強化するという考えも当然あります。しかし、こうした考え方が予防対策を先送りし、潜在的な危険性を蓄積させ、根本的な対策をますます困難にしてきたとも言われているようであります。既存の施設を防災面で改善していくことは、日常の生活機能とはほとんど無関係なことから、自治体にとっては社会的評価を得にくいという側面があり、それだけに災害による危険性の実態を公表して、確保すべき防災目標を共有することが重要です。自治体が市民との協働作業を通じて災害に強いまちづくりを進めることが重要であることは、多くの災害の経験から共通認識となっています。こうした基本対策を踏まえた上での応急対策や復旧・復興対策の強化ならば、より効果的な防災の強化が可能だと言われています。市民生活や社会活動を機能面で支える道路、交通機関、電気、ガス、上・下水道、通信などのライフラインに頼り切った生活をしている現在では、家庭には電化製品があふれ、コックをひねれば給水・給湯ができ、トイレも水洗で温熱便座や洗浄機が付き、電話、携帯電話、パソコンで通話や通信をし、インターネットで情報検索ができます。しかし、停電すればほとんど何も使えなくなるし、また、人間力、家族力、地域力も減退していきます。現代人は都市の人工環境で暮らし、自然と隔離され、自然の良い面だけを見て、その怖さを忘れがちです。便利さや快適さ、楽しさを優先させ、過度に行政に依存し、個人の生きる力が減退しており、家庭や地域での互助・共助の力も弱っていると言われています。子供たちも屋外で友達と集団で遊ぶ機会が減り、個室で一人でゲームをしている。水洗式の洋式トイレしか使ったことのない子供たちに災害後の避難生活が過ごせるのであろうかとも言われています。昔のように、電化製品は電灯だけ、ふろや煮炊きはまきを使い、井戸水やくみ取り便所を使い、ガスや上・下水道に頼ることもない。このような自立分散型の社会に比べ、効率重視の中央集約型の現代社会は災害に対して圧倒的にもろくなっている。万一、防災力を上回る災害が発生し、ライフラインが途絶したときに社会はどうなるのか。例えば、非常用発電装置があるから安心だと思っている官庁や企業も多いが、調べてみると1日ないし3日程度しか燃料が確保されていない施設が多いと言われています。電気が確保できなければ災害対応のための情報通信機器も役に立たないので、電気を含め、ガス、水道、電話、インターネット、交通機関が止まったときのことも考えておく必要があると考えます。また、各自治体は地元建設業者と災害時の応援協定を結んでいるが、実情を見ると、各業界団体は国、道、市、電力会社、ガス会社などと多重に協定を結んでいるため、特定の自治体だけのためにフル稼働はできないとも言われています。また、近年は建設重機の多くはリース会社が保有しており、業者が自由に使用できない場合も多いとのことであります。災害時に対応可能な人、機材、資材、用地などについて、その限界を事前に把握しておくことが必要であると言われていますが、当市においてはどうでしょうか。お伺いいたします。地域社会を構成する社会基盤施設の整備に関しては、自治体が直接整備し管理運営するほか、供給事業者への指導あるいは調整が一定程度可能であるので、これらの施設の耐災化や安全化にとって自治体の役割と権限は大きいと言われています。こうした社会基盤となる施設の耐震・耐火等の整備・改善を進めて被災を抑制し、可能な限り機能を維持することが必要であるが、これらの施設の特徴はネットワークあるいは連続性にあり、個別事故や被害が起った場合、全体に波及しやすいという致命的な弱点を持っています。こうした点から、広域ライフライン施設が被災した場合にも地域あるいは地区ごとの自立性が確保できるように施設機能の分散化を図り、様々な代替施設を設けることが何よりも重要ではないかと考え、当市の現状をお伺いいたします。防災対策として重要な施設における井戸の整備、ソーラー発電照明灯や風力・自家発電等の整備に取り組んでいる自治体もあり、地域社会の活動維持あるいは早期回復が可能となるように市民及び事業者の理解を得ながら整備を図っていかなければならないと言われていますが、どのような対応をお考えになっているかお伺いいたします。そしてもう一つ、災害に負けずに生きる力を子供たちに授ける必要があると言われています。第15期中央教育審議会第一次答申によれば、生きる力とはいかに社会が変化しようと、自分で課題を見付け、自ら学び、自ら考え、主体的に判断し・行動し、問題を解決する高い資質や能力を身に付けるほか、自らを律しつつ、他人と協調し、他人を思いやる心や感動する心など、豊かな人間性とたくましく生きるための健康や体力であるとのことが記されています。正しく、災害を前にして子供たちや社会が身に付けておくべき力であると言われていますし、市民一人ひとりに啓発をしていかなければならないと言われていますが、どうお考えかお伺いいたします。続きまして、治水対策についてお伺いいたします。昨年の9月定例会で質問させていただきました千歳川の治水対策の件でございますが、石狩川水系河川整備計画が策定中とのことでしたので再度質問させていただきます。平成18年当時の計画書でも石狩川合流点における本川の堤防より幅も高さも足りないとされています。また、新しい資料を見ますと、長時間継続する千歳川の外水位のところには千歳川遊水地郡を整備すると記されていますが、どのようにご協議いただいているのか、具体的にお伺いいたします。続きまして、キャリア教育推進事業についてお伺いいたします。近年、小中高校で浸透し始めてきたキャリア教育、すなわち勤労観、社会観を醸成するための取り組みが行われてきています。ちなみにキャリアとは定義の難しい言葉ではあるが、将来にわたる自分の職業や役割の連鎖のことであり、キャリア教育、キャリア支援とは、キャリアや働くことの意義について考えさせ、自らの人生を切り開く意欲や力を育てる教育サポートのことであります。ニートが問題になっている中で、明確な目的意識を持ち、児童生徒一人ひとりが生きる力を身に付け、主体的に自己の進路を選択、決定するなど、社会人・職業人として自立していくことを目標として行われている有意義な事業であると確信しているところであります。2007年に行われた社団法人全国高等学校PTA連合会と株式会社リクルートの合同調査による高校生と保護者の進路に関する意識調査の中で、家庭内キャリア教育度が子供の進路意識に影響するとの結果が出ました。家庭内キャリア教育度とは、子供へのしつけや教育、声掛けの度合いをトータルで表したものです。生徒が思い浮かべる各々の将来についても、家庭内キャリア教育の影響が見えるようであります。結論から言えば、意識の高い家庭の子供ほど将来像がはっきりしているそうであります。この結果を見ると、家庭との連携が必要と考えますが、どのようにお考えかお伺いいたします。続きまして、幼児教育と子育て支援についてお伺いいたします。文部科学省で出している幼児教育の振興に向けた基本的な考え方で、幼児期は生涯にわたる人間形成の基礎が培われる極めて重要な時期であり、この幼児期の教育を考えるに当たっては、子供の成長は胎児の時期からの連綿とした過程の中で進むものであることを踏まえ、子供が生まれてからこの時期までの発育の積み重ねを十分に見据えることが大事であり、同時に、充実した幼児期の生活が児童期への発達の流れをつくり出していく視点を持つことが必要であると言われています。幼児期の教育で重要なのは、親子のきずなの形成に始まる家族という親しい人間関係の場としての家庭であるほか、同年代の幼児との集団生活の場や、地域の身近な生活における体験や交流であります。また、幼児期においては、地域社会の中で特に家庭と幼稚園等が十分な連携を取りながら、幼児一人ひとりの望ましい発達を促していくことが大切であり、幼児教育の専門施設である幼稚園に関しては、以下の視点に立って施策の展開を図るべきであると記されています。まず初めに、幼稚園教育の展開に当たっては、集団生活を通じて幼児一人ひとりの発達に応じ、主体的な活動としての遊びを通して総合的な指導を行い、生きる力の基礎や小学校以降の学校教育全体の生活や学習の基礎を培うという基本に立って、教育活動・教育環境の充実を図る。二つ目に、幼稚園の基本を生かす中で幼稚園運営の弾力化を図り、地域の幼児教育のセンターとしての子育て支援機能を活用し、親と子の育ちの場としての役割、機能を充実する。三つ目に、小学校との間で円滑な移行、接続を図る観点に立って、幼稚園と小学校の連携を推進する。四つ目に、幼稚園と保育所は、各々の目的や役割を有するとともに、双方とも小学校就学前の幼児を対象としていること等を踏まえつつ、両施設の連携を一層推進する。このように示されていますが、まず、二つ目にある地域の幼児教育のセンターとしての子育て支援機能を活用し、親と子の育ちの場としての役割、機能を充実するとありますが、どのような形で連携を取られるのかお伺いいたします。次に、三つ目にある幼稚園と小学校の連携についてはどのようにお考えかお伺いいたします。また、地域における子育て支援機能をひっすとする認定こども園について、今後どのように連携若しくは対応されるのかお伺いいたします。続きまして、雪対策についてお伺いいたします。平成19年3月策定の江別市雪対策基本計画について何点か質問いたします。この計画策定の趣旨では、平成16年度からスタートした第5次江別市総合計画を構成する政策の一つに安全で快適な都市生活の充実があり、政策を実現するための施策の一つである交通環境の充実の中で、克雪による道路環境の整備を基本事業としています。こうした体系の中で、市は市民と行政が協働で冬期間の交通を確保し、快適な冬の生活を確保するため、これまでも除排雪事業、自治会排雪事業、福祉除雪サービスなどを実施してきたところでありますが、今後の市の財政状況を踏まえると、今以上の経費の投入は困難な状況にあります。今後、より快適な冬の生活を確保するとともに、雪対策に対する市民の方々の理解をいただくためには、一層の経費削減に努めながら、市民要望の多い除排雪システムの充実や雪国での暮らし方の工夫など、総合的な雪対策が必要になるとあります。このようなことから、今後の雪対策の指針、道しるべとするための市民、事業者、行政による市民協働の視点に立った、より良い除雪・排雪手法の検討のほか、暮らしの工夫、雪の冷熱エネルギーとしての有効利用や冬季イベントの開催など、雪と親しむ観点も含めた総合的な計画を策定するものであると記載されています。まず初めに、この計画策定のための有識者会議の中に、実際に除雪に携わっている方が入っていないのはなぜでしょうか。この計画の市民協働の啓発・充実の中で、すべてに行政が対応するのは不可能であるため、市民、事業者と行政のそれぞれが役割分担し、責務を果たすことが必要であるとされていますが、ある市では自治会、除排雪業者、行政が各地区で話合いの場を持ち、置き雪対策等を行っているとのことです。江別市においては市民に対してどのような形で啓発をしているのかお伺いいたします。また、以前に清水議員も質問されていますように、冷熱エネルギーの利用促進とありますが、取り組みや支援の内容についてお伺いいたします。次に、除排雪の現状についてお聞きいたします。先般も江別環境整備事業協同組合より、これからの除排雪体制の検討についての書類が出されていました。限られたお金と限られた人員で計画的で効率の良い事業展開をしていると言われていますが、除排雪の急な予定変更等のロスも多く、最終決定はだれがしているのか分からないとの声も聞かれますし、急な変更は時間もお金も無駄になるのではと言われていた市民の方もいました。どのような形で市民と企業と行政が協働をしていくか考えなければいけないと思います。そして、現在のシステムで本当にこれからも一定の理解をいただける除排雪ができるのか。企業においては固定費、人件費、リース代金又は機械の維持管理費を賄えるのか。先ほども災害のところでお話しいたしましたが、自前の機械を買い経費を掛けて維持できる企業は減り、リースの機械を使う企業が非常に増えてきています。リースの機械がこれからも確保できるのでしょうか。今後の除排雪について市の見解をお伺いいたします。また、燃料の高騰にはどのように対応されるのかお伺いしたいと思います。続きまして、環境問題についてお伺いいたします。洞爺湖町で行われた北海道洞爺湖サミットも成功のうちに終わりました。都市には暮らし、産業、交通等様々な活動基盤が集中しており、地球温暖化への対応と都市の快適な暮らしとの両立という観点から、様々なところから発生する環境問題を踏まえ、都市全体で対策を講じていくことが重要であると言われています。まず、個人でもできる取り組みですが、国民が排出するCO2の量は1人当たり1日平均で約6キログラムです。自分でできることから一つひとつ取り組みを積み重ねていくことで、1人で1日に1キログラムを減らせるそうであります。まず、CO2の削減については、元来、野幌原始林があるほか、現在江別市が緑の保全のためにJR北海道より購入した大麻鉄道林とそれにつながるJR北海道の鉄道林がまちを縦断し、多くの木々と緑がCO2の削減に役立っております。そういう意味では、もとより環境に配慮されてきたまちと言えますし、江別市地球温暖化対策実行計画も策定され、取り組んでいるところではありますが、やはり今回北海道でサミットが開催され、それに伴っていろいろな会議も開催されましたので、多くの取り組みをこれからも継続していかなければサミット開催の意味がないように思えます。そこで、江別市として、子供と共に開催するもの、行政が独自で開催するもの、企業等が開催するもの、そして市民協働で行うものなど、新たな事業への取り組みを考えているかお伺いいたします。続きまして、江別東IC周辺土地利用についてお伺いいたします。(仮称)江別東IC特定流通業務施設用地については、国道337号線の整備とともに、江別東インターチェンジに隣接する流通系業務用地計画が進められており、市街化調整区域で流通業務施設に代わる特別区域指定を受けている地域であります。市街化調整区域の見直しも平成22年度に迫っているとのことであり、市において過去の経過を踏まえた現在の対応や平成22年度に向けた今後の取り組み、進め方について具体的にお伺いいたします。最後に、交通安全についてお伺いいたします。9月21日から30日まで、秋の交通安全運動が始まるところでありますが、広報えべつの表紙にも、子供たちが交通事故に遭わないように、正しい横断歩道の渡り方や自転車の乗り方について繰り返し学んでいますという記事が載っていました。8月の初めには、学校帰りの高校二年生が左折中の大型車に巻き込まれて亡くなっています。先般、こんな記事を読みました。子供たちの交通事故死の4割近くが通学途上の事故である。信号を守ろうという歩行者への喚起に終始してきたのが日本の交通教育であり、親に言われ、先生に指導を受け、行政に従って渡る青信号に危険があり、信号を守って横断歩道を渡っているにもかかわらず、車に巻き込まれて死亡するケースが後を絶たないそうであります。交通先進国のイギリスではすべての交差点に人と車が交差しない歩車分離式信号機を採用しているとのことであります。そこで、当市でも、まず初めに通学路の交差点に歩車分離式信号機の設置ができないものかお伺いをいたします。これをもちまして、1回目の質問を終わらせていただきます。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
高間議員の一般質問にお答え申し上げます。初めに、防災対策の考え方についてでありますが、防災の基本理念といたしまして、自分の生命・財産は自分で守るという自助、自分たちのまちは自分たちで守るという共助、自助と共助を支える行政などの公助の三つがあり、総合的な災害対策を進めていくためには、この三つがバランスよく連携する必要があります。そのため、市といたしましては、平時の備えや災害時における初期対応など、自助としての個人の防災力を高めることが予防対策・減災対策の第一歩であり、これが大変重要でありますことから、広報えべつへのコラム掲載や防災セミナー、災害図上訓練を開催し、防災に対する意識啓発を行っているところでございます。また、共助の取り組みといたしましては、消防署におきまして単位自治会や自治会連合会などの要請を受け、防火・防災訓練などを行い、地域住民の防災知識の習得に努め、防災力の向上を図っております。公助につきましても、収容避難所となる学校施設の耐震化、各企業との防災協定締結などを進めております。いずれにいたしましても、災害に強いまちづくり、地域づくりを進めるためにも個人の防災力向上が不可欠であることから、何よりもこれらの取り組みを継続し、個人の防災力向上、ひいては災害に強い地域づくりに努め、まずはソフト面での予防対策を進めてまいりたいと考えております。そこでまず、災害時に対応可能な人材、機材、資材、用地などの把握についてでありますが、江別市地域防災計画に基づき、災害時における協力協定を締結しております有限責任中間法人江別建設業協会に加盟する建設業者と江別市水防計画に基づき監視員として委嘱している建設業者の計28社が保有する建設資機材等の状況につきましては、毎年4月に報告を受け、建設重機の台数等を事前に把握しているところであります。次に、ライフライン各社における防災対策につきましては、それぞれの防災業務計画などに基づき防災体制の整備が進められておりまして、特に、途絶した場合の影響が大きいとされる電気につきましては、市内に六つの送電系統があり、多重化が図られております。また、病院や避難所等重要施設への電力供給につきましては、供給回線を優先して復旧することとなっており、特に重要性の高い施設については、移動発電機車による供給を行うなど早期の停電解消が可能となっております。次に、防災活動の拠点となる重要な施設における飲料水の確保、ソーラー発電照明や風力・自家発電等の整備につきましては、現在、市民の安全確保を重点に、災害弱者の支援体制の整備や収容避難所となる学校施設の耐震化に最優先で取り組んでおりますが、電力の供給確保の在り方などにつきましては、引き続きライフライン連絡会におきまして、関係機関との検討を行ってまいりたいと考えております。次に、子供たちを含めた市民一人ひとりへの啓発についてでありますが、広域消防訓練や水難連携訓練、さらには先月行われました北海道防災総合訓練などに市内の小学生や大学生などに実際に参加してもらい、防災に関する知識の習得、災害の疑似体験を通して意識啓発に努めたところであります。今後とも、各学校における避難訓練のほか、教育委員会とも連携を図りながら、学校教育における防災の啓発、普及に取り組んでまいりたいと考えております。次に、千歳川の遊水地群の整備に係る協議についてでありますが、国が平成17年4月に策定しました石狩川水系千歳川河川整備計画において、洪水を防ぐためおおむね5,000万立方メートルの容量調整を目的に、流域の4市2町の各地先において遊水地群の整備が定められています。この計画に基づきまして、事業主体となります石狩川開発建設部では、必要な調査や関係する自治体と協議を行っていると伺っております。市といたしましても、遊水地群の整備は治水対策として大きな効果が期待されるため、必要に応じて流域の関係する市や町と連携を図りながら、事業の実施に必要な市内での整備位置や区域に関し石狩川開発建設部と協議や調整を行っております。今後とも、治水安全度の向上を第一といたしまして、地域の環境保全や振興なども考慮しながら、円滑な事業の実施に向けまして、石狩川開発建設部と協議を行ってまいりたいと考えております。次に、北海道洞爺湖サミットを終えての江別市としての取り組みについてでありますが、7月の北海道洞爺湖サミットの開催を契機として、地球温暖化対策や食料問題が注目され、より一層、環境に関する市民の関心が高まっております。市ではこれまで、市民団体が開催している江別環境広場やフリーマーケットなどの支援はもとより、市独自の取り組みとして、ごみの減量を学習する小学校での買物ゲームや環境家計簿の配布などを実施してきたところであります。また、将来を担う子供たちが積極的に環境問題に取り組めるように、市内の企業と連携し、太陽電池についてのクイズや楽しい実験を行うなど小学校での環境学習を実施してまいりました。次に、新たな取り組みとしましては、都市型農業を進める江別市の特徴を生かした環境教育として、えべつ小麦めんや市内に17か所ある直売所を知ってもらい、フードマイレージや地産地消により温暖化対策に貢献していることを学ぶ夏休み親子環境学校を実施するとともに、市内の16の量販店とレジ袋削減に取り組む協定を締結したところでございます。今後におきましても、子供たちへの環境教育をはじめ、市民や事業所の皆様への身近な取り組みを提案しながら、環境にやさしいまちづくりに努めてまいりたいと考えております。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私からの答弁は以上でありますが、このほかの質問につきましては、生活環境部長ほかをもって答弁申し上げます。
答弁 生活環境部長 伊藤武(生活環境部長は2010年3月まで)
私から交通安全についてご答弁申し上げます。当市の交通安全対策につきましては、平成18年度に策定した第8次江別市交通安全計画により推進しているところであります。特に、交通事故対策については、市民の交通事故犠牲者を一人でも少なくするよう、幼児から高齢者を対象とした交通安全教室の開催、交通教育指導員による家庭訪問の実施や交通環境の整備など、関係機関・団体と連携、協力しながら取り組んでいるところであります。しかしながら、大麻地区において、青信号で横断中に大型自動車に巻き込まれて女子高校生が亡くなられております。これらのことから、8月22日に江別市交通安全推進委員会において江別市交通事故緊急対策会議を開催し、対策を協議するとともに、関係機関・団体が連携し事業の推進を図っていくことを確認したところであります。ご質問の通学路交差点への歩車分離式信号機の設置についてでありますが、歩車分離式信号機は歩行者側が青のときには車両を通行させないという信号機であり、市内では平成14年に野幌駅南口交差点に設置されております。江別警察署ではこの効果を認めながらも、交通量によっては車両、通行者の待ち時間の増大につながることなどから、現在のところ他の交差点への設置は考えていないとのことであります。市といたしましても、交通状況を見極めながら対応してまいりたいと考えております。以上であります。
答弁 経済部長 岩井康夫(経済部長は2010年3月まで)
私から江別東IC周辺土地利用についてご答弁申し上げます。同地区につきましては、昭和62年に地元地権者による開発促進期成会が発足し、これまで20年以上にわたり、市と地元が一体となり開発に向けて取り組んできたところであります。これまでの開発に向けた準備としては、残土搬入による地盤転圧を行うなどの軟弱地盤対策について支援してきているところであり、併せて江別東インターチェンジ周辺という立地特性を生かし、市街化調整区域における特定流通業務施設用地としての開発事業を目指して取り組んできたところです。今年度は、地元からの要望もあり、平成22年度の市街化区域の見直しに向けての検討が必要になりますが、見直し案を提出するためには、開発主体となる事業者の決定及び具体的な開発計画等が必要であることから、開発事業者の誘致について重点的に取り組んでいるところであります。いずれにしましても、同地区での開発の可能性を高めるためには、道央圏連絡道路となる国道337号線の早期全線開通が必要であり、引き続き国に働き掛けを行いながら江別東IC周辺地区開発期成会と十分な連携を図り、開発事業者の誘致に向けて取り組んでまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 建設部長 鈴木俊和(建設部長は2009年3月まで)
私から雪対策についてご答弁申し上げます。まず、江別市雪対策基本計画に関連して、有識者会議についてでありますが、雪対策基本計画の策定に当たりましては、計画に盛り込むべき基本的事項の提言を受けるため、大学・研究機関などの学識経験者、自治会などの市民関係者、交通事業者、警察関係者の計7名で構成する有識者による会議を設置し、除排雪手法や雪の利用も含めた雪対策についての提言をいただいたところであります。さらに、市といたしましては、市民アンケートを実施するとともに除雪事業者などからも個別に意見をいただき、庁内に検討会議を設置し、江別市雪対策基本計画を策定したものであります。今後とも、この計画の推進に当たりましては、自治会や除排雪事業者も含め、より幅広く意見を伺い、きめ細かな除排雪に努めてまいりたいと考えております。次に、雪対策に対する啓発方法でございますが、これまでも、市民、事業者、行政の連携が重要と考え、置き雪の処理や自治会排雪の拡充、生活上のルールやマナーの徹底等について、広報やホームページなどで啓発を行っており、基本計画策定時も概要版を市内全戸に配布するなどの取り組みを行ってきたところであります。今後におきましても、自治会の協力などが年々高まっておりますので、地域との連携を更に強化し、雪対策の充実に努めてまいりたいと考えております。次に、雪の有効利用につきましては、各地で農作物の保冷や冷房用の冷熱源などに雪氷熱エネルギーを導入する事例が増えており、沼田町などでは大規模な米低温貯蔵施設などで雪氷熱エネルギーの利用が行われております。最近の例では、7月に開催された北海道洞爺湖サミットのプレスセンターの冷房に、環境に負荷を掛けない雪氷熱エネルギーが試験的に使用されておりました。現在、江別市内におきましても、地場農産物を通年供給できるように雪を利用した食料貯蔵などについての取り組みが行われており、今後も生産者やJA道央をはじめ大学・研究機関等と情報交換を行うなど、必要な対応を進めてまいりたいと考えております。次に、除排雪についてでありますが、雪国に暮らす私たちにとりまして除排雪対策は最も関心のある問題であると認識しております。除排雪事業者にとっては、燃料の高騰や公共事業の削減などから除排雪に必要な機械力、労働力の確保が懸念されているところであります。このため、今後の除排雪事業の積算に当たりましては、燃料の高騰や除排雪に必要な機械力、労働力の確保に配慮した価格となるよう努めてまいりたいと考えております。今後におきましても、市民の方々の理解と協力を得ながら、安全で安心な冬の暮らしを確保するため、除排雪を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 教育長 月田健二(教育長は2020年6月まで)
私から教育行政について答弁申し上げます。まず、キャリア教育における学校と家庭との連携についてでありますが、市教委が行っているキャリア教育推進事業の平成19年度のアンケート結果によりますと、約70%の生徒が自分の進路や将来の生き方を考えるきっかけになったとしており、80%を超える生徒がまたやってみたいと回答しております。また、職場体験したことを子供が家庭で話した割合は87%と高い数値を示しております。こうした機会に家庭で、将来、職業人となることの意義などについて認識を深めていただくことは、学校のキャリア教育の目的である望ましい勤労観や職業観の育成にもつながり、好ましいことであります。今後とも、家庭訪問など学校と保護者との懇談の機会をとらえて、家庭でのキャリア教育についても促進するよう働き掛けるとともに、新たに保護者を対象とした講演会を開催するなど、職業観を醸成するための方策を検討してまいりたいと考えております。次に、幼児教育と子育て支援についてであります。初めに、幼稚園と小学校の連携につきましては、その意義として大きく二つあると考えております。その一つは、幼稚園生活の中で育てられた情操、意欲、生活行動などを小学校生活においても十分発揮させ、楽しく充実した学校生活が送れるようにする、言わば遊びから学びへと円滑に接続していくことです。二つ目には、小学校低学年において集団生活を営めず授業が成立しない小一プロブレムと呼ばれる指導上の課題などについて幼稚園と共有し、相互の教育に資することであります。そのためにも、幼稚園と小学校がそれぞれの独自性と連続性について、従来から江別市の私立幼稚園と学校や行政機関を構成員として活動しております江別市幼児教育推進協議会の中で、より一層連携を進める必要があると考えております。次に、幼稚園が親と子の育ちの場としての役割を担い、子育て支援機能等を充実させるために、どのような連携を取るのかというご質問でありますが、教育の担い手である家庭、学校、地域、社会はそれぞれ子供たちの育成に努めているわけであります。しかし、子供たちを取り巻く環境が著しいスピードで変化する中では、当事者の努力だけでは解決が困難な課題があります。このようなことから、文部科学省の幼児教育振興アクションプログラムでは、保護者及び地域住民、その他関係者からの相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行うなど、家庭及び地域における幼児期の教育の支援に努めることとされたところであります。したがって、幼稚園との連携に当たりましては、幼児教育の振興と充実のための情報交換などの活動を行ってきております江別市幼児教育推進協議会の中で、より一層の具体的な連携について担当者による協議を通じて検討を進めてまいりたいと考えております。次に、認定こども園についての連携、対応についてであります。認定こども園は、それぞれ目的、対象年齢、保育時間などに違いがあります幼稚園と保育所の機能を、その制度の枠組みを越えて、就学前の子供に対し幼児教育・保育を一体的に提供し、地域子育て支援の取り組みを充実させることを目的に平成18年10月に導入された制度であります。認定こども園制度における運営費等の補助制度は幾つかの種類がありますが、幼稚園に保育機能を持たせ、2歳児以下の児童を受け入れる場合、ほふく室、調理室の整備や職員配置など採算面での課題も多く、幼稚園にとっては導入が厳しい制度となっております。市といたしましては、子育て支援に対する地域の多様なニーズにこたえるため、今後とも、幼稚園に併設する認可保育園の開設に向け、江別私立幼稚園連合会など関係機関と協議・相談を行い、認定こども園制度などの幼保連携を促進する事業の推進について検討してまいりたいと考えております。以上であります。
再質問 高間専逸
ご答弁ありがとうございます。それでは要望も含め、2回目の質問をさせていただきます。防災教育という意味では、先般江別市でも開催されていましたDIGとは、だれにでも企画運営できる参加型の簡単な災害図上訓練で、災害を理解し、防災意識を掘り起こすとの意味があり、その地域の災害に対する強さや弱さ、地域防災力の可能性と限界、災害に強いコミュニティづくりもおのずから見えてくると言われているプログラムだそうです。このようなプログラムを防災教育として幾つかの地域ごとに開催し、地域防災力を高めていくお考えはないのかお伺いいたします。続きまして、要望を二点ほどさせていただきます。雪対策について要望をいたします。市民の冬期間の生活環境、交通安全の向上には大変重要な事業ですので、現状のシステムとこれから先のシステムをしっかりとご検討いただき、行政、市民、企業による協働の視点に立ったより良い除排雪の手法等、総合的な雪対策に取り組んでいただければと考えるところであります。続きまして、交通安全について一点要望を申し上げます。取り組みについては非常に理解をしているところですが、青信号で横断歩道を渡ろうという交通安全教育の中で、それに従って横断歩道を渡ったために車にひかれて死ぬという状況は、やはりどこかを改善しなければならないと思いますし、先ほどの交通量によっては待ち時間の増大につながるということについては、あくまでも人の命の方が私は重要ではないかと思っております。そういった意味で、やはり今まで通学路で死亡事故のあった交差点は、歩車分離式信号機の設置に向けて江別市としてもご努力をいただければと思います。これをもちまして、2回目の質問を終了いたします。
答弁 総務部長 北口彰(総務部長は2010年3月まで)
私から高間議員の再質問にご答弁申し上げます。災害図上訓練、いわゆるDIGにつきましては、平成17年度より江別市として取り組みを始めております。平成17年度は3回で170名、平成18年度は5回で588名、昨年度は9回開催し延べ602名の参加者があり、開催数、参加者数とも増える傾向にあります。議員ご指摘の災害図上訓練は、地域の災害に対する強さと弱さを理解することや災害に強いコミュニティをつくる上でも非常に有効でありますことから、今後も取り組みを進めてまいりたいと考えております。なお、今後より多くの方が参加できるような開催方法や、小学生や中学生を対象とした訓練の開催などにつきまして、自治会、学校等と協議を進めてまいりたいと思います。以上でございます。