江別市議会 平成17年第4回定例会 2005年12月19日
(1)環境行政について/(2)市民自治について/(3)教育行政について/(4)農業行政について
2005年12月19日、江別市議会の一般質問で、島田泰美議員が「環境行政について」「市民自治について」「教育行政について」「農業行政について」について質問し、市長 小川公人、助役 中川正志、生活環境部長 星忠雄、教育長 高橋侃が答弁しました。
- 質問者
- 島田泰美 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、助役 中川正志、生活環境部長 星忠雄、教育長 高橋侃
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 島田泰美
ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして順次質問させていただきます。今回の質問事項は、私の所属する委員会にかかわっている事項も何点かありますし、また、もう既に前者の方が終えている質問と重複する点もありますので、それらは大綱にとどめておきたいと思います。それでは初めに、家庭ごみについてお伺いいたします。平成16年10月に家庭ごみの有料化が実施されてから1年と2か月余りが経過し、市民的には一定程度定着しつつあるように思われます。しかし、この間、不法投棄やアパート等の不適正排出、また、有料ごみ袋の取扱店や販売方法、指定ごみ袋の量や質の問題、公共ごみ袋の取扱い等、様々な問題に直面しながら市としても対応に苦慮されたと推察いたします。当初、市としては、ごみ減量化目標を平成22年度においては平成9年度比で10%削減の4万4,381トン、リサイクル率が30%、埋立てごみ量が65%削減の4,697トンと目標設定し、また、家庭ごみ有料化の効果として家庭ごみ量を20%から25%削減し、手数料収入として年間約3億2,000万円の収入が見込まれると試算されていましたが、それも現在のところ30%の減量効果があり、トータル的にクリアできるようであります。しかしながら、前段でも述べましたように、ごみ有料化に伴う様々な問題は市民に根強く残っていて、その一つとして、昨年の10月ごろ地域の方から要望が上がっていたのは、一定期間に種類を限定して将来的にごみ無料サービスデー的な日を設けていただけないかということです。特に、庭木の手入れで伐採した枝木について無料化していただきたいとのことでしたので、所管の廃棄物対策課に聞いたところ、1週間の無料サービスデーを実施したとしたら、約890万円から1,330万円の減収となり、ごみ減量・リサイクル意識の低下やごみを多量に出した方が恩恵を受け、負担の公平化という点で目的に反するという結果になり、実施は難しいとのことでありました。しかし、この件は今年の10月5日に開催された野幌自連協の市政懇談会でもリサイクル化も含め無料化としての要望が上がっているところですので、5次総計の施策の水とみどりの保全と創出活用を推進する上でも再度検討できないか、お伺いしたいと思います。次に、自治会への市政協力事業についてお伺いいたします。各自治会の予算の中に、市より助成金という名目で収入となる市政協力事業補助金がありますが、私の知り得る範囲では市で発行する広報誌と、その他、市や協議会から回覧板を自治会の協力によって配布していただくための補助金であるという理解をしています。これから市民協働のまちづくりを推進するためには、NPO、事業者、市民や自治会が行政と互いに協力し合うことが前提であり、この市政協力事業も共に連動していくことになります。自治会の市政協力事業として広報誌や回覧板の配布等がありますが、この件は昨年の一般質問で何点か問題点が指摘されましたように、広報誌が行き渡っていない世帯の割合が20%ぐらいあるようで、自治会に加入していないマンションの住民、学生のところへは配布していないのが現状であります。しかし、自治会に加入、未加入にかかわらず、市としても市民協働のまちづくりを提唱するならば、この広報誌は市が責任を持って全世帯に配布するべきだと思います。他の業者に委託した場合、年間約900万円ぐらいの費用が見込まれると聞いていますが、新聞折り込み等も含め、もっと安価な委託費で配布をできないのでしょうか。また、今後においては、この委託費的なこの市政協力事業補助金の在り方についても考えるときが来ているように思います。自治会はあくまでも主体性を持って地域の健全な発展と会員相互の親ぼく、協調及び福祉の増進を図り、必要に応じて行政と協力する自主独立の民間団体であり、行政の下請機関ではないはずです。広報誌の配布方法も含め、お考えをお聞かせ願います。次に、関連して行政からの回覧板についてお伺いいたします。回覧板は主に総務部、生活環境部、保健センター、各種の協議会等より自治会会長あてで郵送されてきます。この後、ほとんどの自治会では区長又は部長、そして班長へと回覧されていくようであります。ときには二、三日続いて郵送されることもあり、区長はじめ班長にとって一時的ではありますが、大変な労力を強いられることになります。ほとんど締切日、期日があるため、一度にまとめて回覧として回すこともできないのが現状であります。事前に自治会側にこれからの配布状況の通知があるとしたならば調整は可能であり、また行政サイドで横断的な調整をとり、一定程度整理された段階で郵送することができないのかお聞かせ願いたいと思います。いずれにしても、市民協働のまちづくりを進めるためには、行政と市民が対等の立場であるという前提が担保されなければ一歩も前へ進んでいきませんし、行政の責任分野と市民あるいは自治会の責任分野をより明確にして自主的努力と自己負担のけじめをはっきり示し、市民自治が推進されなければならないと思います。今後においては、自治会としても市民自治の理念を踏まえ、自治基本条例を見据えていく中でこれからの自治会活動の在り方を更に検討していく必要があるように思われます。お考えがあればお聞かせ願いたいと思います。次に、不登校や引きこもり児童生徒の問題についてお聞きします。この問題は全国的な教育課題としてとらえられて久しくなりますが、平成14年度、平成15年度と2年間続けてその増加に歯止めが掛かったものの、依然として全国に12万人の児童生徒が学校に行けずに苦しんでいるのが実態であります。また、学ぼうとする意欲に欠け、働くことに希望が持てない、いわゆるニートと呼ばれる若者が52万人以上もいると言われています。今後において、このニートという若者が増える傾向は現代社会のひずみという現象の表れであり、大きな社会問題ととらえなければなりません。また、不登校という状況が継続すること自体、本人の進路や社会的自立のために望ましいことではなく、その対策を検討する重要性について認識を持つことが求められています。不登校や引きこもりの要因の背景として、家庭、学校、本人にかかわる様々な要因が複雑に絡み合っている場合が多く、さらにその背後には個人の生きがいや関心事が私事だけに変わってきたこと、さらに社会における学校の相対的な位置付けの変化や、学校に対する保護者、子供自身の意識の変化、また家庭や地域の質的変化等、社会全体の環境の激変が少なからず影響していると言えます。今、こういった問題を抱えている児童生徒一人ひとりに温かく柔軟な目を向け、不登校や引きこもりのない社会の創造に努めることは重要であり、このまま手を差し伸べずに引きこもりの若者にしてしまうことだけは決して避けなければなりません。このことに先進的に取り組んでいる自治体がお隣の北広島市であります。北広島市では、平成8年度より不登校児童生徒を支える適応指導に学校、家庭、関係機関と連絡を図りながら、健全な生活を取り戻すことを目的として今日まで取り組んできております。当初、指導員は3名で決まったカリキュラムもない状態から始まり、旧教職員住宅を指導の場所として、調理学習を主として軽スポーツから教科学習へと活動を広げたそうです。平成10年度には、旧文部省の適応指導総合調査研究委託が決まり、同時に北広島市適応指導教室も発足となり、通級する生徒が13名まで増え、教室の基盤が確立されたところでございます。平成15年度には文科省のスクーリング・サポート・ネットワーク整備事業の研究委託を受け、翌平成16年度には道教委からも調査研究委託としてスクールライフサポート事業を受託いたしました。また、老朽化した施設が同年に新しく新設され、みらい塾という適応指導教室としての効果が着実に現れてきたところであります。このみらい塾の基本方針は、一つに、集団生活への適応力を高め、学校復帰を目指すこと。二つに、生活リズムの回復と健康な生活習慣の定着を図ること。三つに、欠落したと思われる発達課題を探り、育ち直しを支援すること。四つ目として、継続的に保護者共々相談活動を行い、進路への自覚と実現を目指すことであります。この教室では月1回、当該学校長へ生徒の出席状況を知らせ、その結果により在籍学校の出席扱いの判断をするようであります。また、対象となる生徒は北広島市立小中学校に在籍し、遊び・非行以外の原因による不登校の子供に限られ、現在のところ約22名から24名の生徒が通級しています。以前、当市にこういった施設がないため北広島市に移転された方がおられたということで、不登校の子供を抱える保護者にとって施設の整備は切実な願いであると言えます。北広島市の平成16年度2月末における不登校児童生徒は、小学校で全体の0.1%の5人、中学校においては1.8%の35人であります。また、全道平均は小学校で0.26%、中学校では2.02%であり、ちなみに当市においては小学校で0.18%、中学校が2%で、合わせて約100人の不登校生徒がいることになります。石狩管内でこういった施設を設けている自治体は、北広島市のほかに千歳市、恵庭市、石狩市があり、また札幌市については四つの区が施設の設備も含め先進的に取り組んでいるそうです。そして管内の北広島市、恵庭市、石狩市の3市で年2回情報交流会を、また年1回、合同の適応指導教室を開催し、さらに千歳市をも含め4市の共催による講演会を実施していると聞いております。この不登校、引きこもりの問題は、一自治体内の問題としてとらえるのではなく、石狩管内全体で連携を取り合いながら着実に進めていくことが効果的であると考えられます。そういった意味で、市としても適応指導施設の整備について検討する必要があるように思われます。市の平成17年度予算の中で、この不登校・いじめ対策事業費として240万円ほど見込まれていますが、予算の件も含め、今後のお考えをお聞かせ願います。次に、食育に関する取り組みについてお伺いします。さきの一般質問で重複することもありますので、その点はご理解願いたいと思います。教育の基本は知育、徳育、体育と言われてきましたが、今それに加えて注目されているのが食育であります。近年、国民の食生活を巡る環境の変化に伴い、生涯にわたって国民の健全な心身を、豊かな人間性をはぐくむために食育を推進していく必要があるという認識から、平成17年6月に食育基本法は成立されたところであります。特に、子供たちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには何よりも食が重要であり、食育は生きる上ですべての基本となるべきものと位置付けられ、健全な食生活を実践するために家庭、学校、保育所、地域などの教育の中に求められてきています。この法律は、食育に関し基本理念を定め、国と地方公共団体が責務を明らかにするとともに、食育に関する施策の基本となる事項を定め、それらを総合的に、かつ計画的に推進し、現在及び将来にわたって健康で文化的な国民の生活と豊かで活力ある社会の実現を目指すことが目的であるとなっています。江別市においても、生活様式や食料の消費及び供給構造が大きく変化する中で、食の安全・安心に対する関心が高まりつつあることから、食に関する情報を正しく理解し、望ましい食行動を実践するために食育関係者が連携して食育推進ボランティアを育成し、地産地消の推進、食の体験学習など地域の特性を生かした食育活動を支援することを目的として、全道モデル地区の先駆けとなり、関係者の努力によって江別市食育推進協議会が今年の5月30日に発足されたところであります。約40名の関係者からなるこの協議会の活動は、特に市内八つの小学校を対象とした体験学習の実施であり、田植や収穫体験、地元産の食材を使った調理実習、野菜出荷施設の見学等、子供たちがこの体験を通じて食べ物に対する知識や情報を学び、心豊かな食生活を実践する中で食事におけるマナーやしつけ等を身に付けることをねらいとしています。今後において、この活動は子供たちだけではなく、保護者や地域の大人へと幅広い年代層にも理解していただきながら推進されていくべきだと思います。この点について、これからの農業行政の在り方も含めお考えをお聞きしたいと思います。次に、関連して都市型農業の推進についてお伺いします。ご承知のように、江別市の農業を取り巻く環境は、他市と同様に高齢化や後継者不足、農家戸数の減少、国際競争の激化や流通ルートの多様化等、多くの課題を抱えているのが現状であります。しかし、農地面積が全体の4割もあり、また道内最大の消費地である札幌市が隣接していることを考えたとき、その優位性を生かし消費者のニーズにかなった都市型農業を推進していかなければなりません。そこで、都市と農村をつなぐネットワークとして、同じ今年の5月に発足した協議会に江別市「まち」と「むら」の交流推進協議会があります。この会の目的は、都市型農業を推進している江別市において市民と生産者との顔の見える関係を構築していくことを重視し、産地直売所や貸し農園等を通じた「まち」と「むら」の触れ合い交流、体験活動の実施と市民の農業への関心を高めていく場を提供することであります。協議会の構成は、農園者、直売所のほかに、消費者、道央農協、農業改良普及センター、農業委員会そして江別市から成り立っていて、その中には二つの部会があります。直売所部会は17の直売所がそれぞれ連携を取り合いながら、とれたての農産物を1日に何度も直売所に運び、新鮮さと品目を多くして利用者数を伸ばしてきています。特に、のっぽろ野菜直売所の売上げは昨年を上回り8,529万円となり、利用者数で言うと8万1,000人を記録したようであります。また、直売所全体での販売額は約3億円を超えたと聞いております。また、六つの農園からなる貸し農園部会は、農園を貸すだけではなく、作物の栽培指導等、土と触れ合うことの大切さを農業まつりや消費者まつりを通じ市民にPRしながら、協議会として熱心に活動を展開しているところです。これらのことを踏まえ、市として農業振興を進めていく中で、今後どういった形でこの協議会を支援していくのか、都市型農業の在り方も含め、具体的にお聞かせ願います。次に、学校給食についてお伺いします。食育は国の関係省庁や自治体、全国の学校、そして家庭が連携を取り合って進めていくべきであり、特に学校での給食の果たす役割は非常に大きく、平成13年度より市の給食センターでは、この食育の一環として地産地消を目指す中で地場産の野菜を学校給食に多く取り入れ、現在、全道一の使用量となっています。平成16年度においては、全体の野菜使用量の48%が地場産であり、新鮮で安全・安心な食材の活用が行われているところです。これらを踏まえる中で、学校では子供たちに望ましい食習慣を身に付ける指導も実践されているようで、評価すべきことだと思います。また、年々、学校給食への地場産野菜使用量が増えていることは、農業を推進する上で明るい話題でもあります。また、現在、1食の給食費は232円から292円となっており、それよりコスト高となり課題もあると思いますが、食育の基本理念を推進し、将来の江別市を担う子供たちのためにも、減農薬で減化学肥料生産の地元産野菜を更に多く活用し、環境保全型農業を見据えていく中で、子供たちの健全な心と体を培っていくべきであると考えますが、今後においてどうあるべきか前向きなご答弁をお願いいたします。以上で、1回目の質問を終わります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
島田議員の一般質問にご答弁を申し上げます。食育に関してでありますが、ご本人からお話がありましたとおり、既にお答えしているため、答弁が一部重複する部分があるかと思いますが、その点あらかじめご理解、ご了承をいただきたいと存じます。食育推進協議会の事業として食育関連によるボランティアのための講習会を開催し、健康づくりの専門家による栄養指導や農業体験を受け入れるための情報交換、研修を行っているところであります。現在、関係者や酪農学園大学の学生、あるいは小学校での農業体験の対象となる父母等、約60名の皆さんが食育のボランティア活動をされております。また、本年度中には市民を対象とした食育推進ボランティアの公募と講習会を予定しており、全市的な盛り上がりの中で、幅広い年代層の理解を得ながら食育事業を推進したいと考えております。また、農業の女性起業家のグループと商工会議所の女性グループが企画している伝統的な食文化の継承活動や豆腐やみそ作り講習会の開催等、食育のみならず、都市型農業の特色を生かした市民交流についても農業振興策として積極的に取り組んでいくことが大事と考えております。次に「まち」と「むら」の交流推進協議会の支援についてでありますが、地域で生産された農畜産物をその地域で消費する地産地消運動の展開に直売所が大きな役割を果たしております。直売所の運営は生産者自らが自分の作った物を売るだけではなく、売れる物を作る時代であるという認識が重要であります。今日までの大量生産、大量販売の仕組みの中のみで営農してきた生産者にとっては、流通と販売ノウハウの蓄積が乏しいことも否めない事実であります。この協議会の事務局でもある市といたしましては、JA道央、石狩中部地区農業改良普及センター、酪農学園大学、消費者団体、農業支援グループなどとの連携の下、流通と販売ノウハウの研修、ホームページによるPR活動等を展開しているところであり、今後も継続的に支援を行ってまいりたいと思います。また、都市型農業の在り方につきましては、優れた経営感覚と技術力、販売力を持った農家が多様な農業経営を可能とするのが都市型農業の望ましい姿であると考えておりますので、今後協議会の活発な活動によって地産地消の運動が更に発展していくことに一層の期待を寄せているところであります。そういうことで、期待を寄せているところであります。このほかにつきましては、助役ほかをもってご答弁を申し上げます。
答弁 助役 中川正志
私から、市政協力事業についてお答えをいたします。現在、市が自治会に交付しております市政協力事業補助金は、市の広報誌、それから案内文書等の配布・回覧活動に対しまして1世帯当たり200円を補助するものでございます。これは、自治会員にも有用な市行政関係の文書の配布という形で市にご協力をいただくものでございまして、自治会、住民として受けるべき情報を自らの配布を通じてその必要性、重要性についての意識を高めてもらうとともに、自治会内の文書回覧活動を行う財源の一部として活用してもらうものでございます。市の広報、周知文書等は、現在、広報えべつをはじめ、議会だより、水道部発行の水鏡、環境室発行のごみコミえべつなど定例的には9種類の広報誌の配布協力をいただいておりまして、また市が実施する事業の周知のため自治会長へ市政事業の周知文や自治会回覧文をお届けしている、こういった状況にございます。そこで、広報誌が行き渡っていない世帯への対応に関してでありますが、広報えべつで申し上げますと、本年、平成17年12月号におきまして市内世帯は5万1,933世帯でありますが、4万3,522部、約83.8%を各世帯に配布、又は公共施設に配置しておりまして、昨年12月の議会での一般質問を踏まえまして、新たに、まず一つといたしましては、広報えべつの普及啓発用ポスターの掲示、二つには、文京台地区のコンビニへの配置、大学へのさらなる追加配置、それから学生用の寮、マンションなどへの配置、三つ目には病院、老人ホームなどへの入院、入所者用に拡大版広報誌の配置、さらには四つ目といたしまして、今年オープンいたしました大麻東町のほっとハウスおおあさへの配置と、広報えべつに触れることができるよう、その機会を増やしてきたところでございます。ご質問の市から発信する広報誌などの全戸配布などにつきましては、市民への情報提供手段として重要な役割を担っておりますことから、基本的には全世帯に配布するべきものと考えておりますが、現状は自治会各位のご理解とご協力を得る中で配布いただいている場合と、個別郵送や公共施設等への配置などで情報提供を行っているところでございます。今後、さらに広報誌が行き届かない世帯、特にマンション、アパートなどの入居者に対し手に取って読んでいただくため、市発行の様々な広報誌入手の方法のPRに努めてまいりますとともに、そうした世帯の把握に努めまして、効率的にお届けできるよう検討してまいりたいと、こう考えているところでございます。次に、自治会の回覧文書についてでありますけれども、自治会へは広報誌など市からの文書のほか、小中学校の学校だより、交番だよりなど多数の文書が配布、回覧用に発送されておりまして、そのほか自治会独自の事業に係る文書も回覧に付されているところでございます。こうした文書の処理が区長、班長ほか役員の方に大きな労力を費やすことになっているのはよく聞かれるところでございまして、そのご苦労についても認識しているところでございます。このことに関しまして、市からは自治会あてに発送する文書につきましては、毎月10日と25日に発送することにしておりまして、このことを庁内に周知いたしますとともに、発送を要する各文書の日程調整を行っているところでございます。ただし、緊急を要するものは直接自治会長個人へ、また個別に送るものもございまして、これらが負担感を増す要因になっているものかと、こう思われます。今後も、行政的には発送日につきまして、庁内的に周知を図っていきたいと考えております。また、ご質問の、あらかじめ行政文書の年間配布予定を自治会にお知らせすることにつきましては、1年を通じて発送される時期はある程度特定されておりますので、新年度から周知することにいたしたいと思っております。行政と自治会との関係につきましては、それぞれが対等の立場で住民の福祉増進と市政発展に努めることにより協働を進めようとしているところでございまして、こうした考え方に立って自治基本条例が制定されていくべきものと、こう考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。私からは、以上でございます。
答弁 生活環境部長 星忠雄(生活環境部長は2006年3月まで)
私から、環境行政のせん定木の無料化及びリサイクル化についてご答弁申し上げます。現在、せん定木は直径10センチメートル以下のものを長さ1メートル以下に切って50センチメートル以内の束にしまして、80円の処理券を張り、ステーションに出していただいているところであります。通常、このサイズの処理料金は160円となりますが、緑化を推進する観点から2分の1に軽減しているところであります。ご質問のせん定木を無料化できないかということでありますが、無料化に伴いごみ減量化に対する意識や負担の公平性など、有料化本来の目的に対する影響が懸念されることから難しいものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、せん定木のリサイクル化でありますが、リサイクルを実施する場合の前提として、現在、燃やせるごみとして収集していますが、せん定木だけを分別収集する必要があります。また、原形のままでは需要が限定されるためチップ化を処理する施設、あるいは委託処理が必要となってまいります。さらに、リサイクルの方法でありますが、一般的にたい肥化、燃料、家畜の敷わらに替わる敷料でありますが、その中でも一定の需要が見込まれるものは製紙工場のボイラー用燃料であると考えますが、これらが安定的に処理されることが重要であります。以上のように、リサイクル化については理解をするところでありますが、収集・処理方法や需要先等について様々な課題等がありますので、今後、民間企業の活用も含め、幅広く調査研究を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上であります。
答弁 教育長 高橋侃(教育長は2008年6月まで)
私から、教育行政につきましてご答弁申し上げます。初めに、不登校や引きこもり児童についてでございますが、議員ご指摘のとおり、市内の小中学校における不登校児童生徒数の実態は、全児童生徒数に対する比率がほぼ横ばい状態にありますが、不登校児童生徒への対応は学校教育上の重要な課題と考えております。このような中で、教育委員会では不登校児童生徒対策として、学校においては不登校児童生徒を含め、すべての子供たちの個性に応じた教育的営みを行うことを基本としてこれまで対応してきているところでございます。また、今年度からは児童生徒の心のケアとして、心の教室相談員を従来の中学校配置に加えて小学校にも配置しておるところでございます。なお、何らかの理由により学校に行けなくなった児童生徒につきましても、担任による家庭訪問や学校の様子を知らせるなど、そのほか家庭での状況把握についてもきめ細かい対応に心掛けているものと私どもは押さえているところでございます。さらには、学校全体での取り組みも必要でありますことから、児童生徒健全育成事業による専任指導員、これらを配置して、学校と特別の事業相談に対応した効果的な指導の在り方等についても協議いたしておりますほか、不登校相談の窓口としての相談業務のほか、児童相談所等、関係機関や団体との連絡調整も行ってきているところでございます。また、臨床心理士を配置した教育相談を設けて心のケアに当たっておりますほか、不登校児童生徒と保護者を対象に専任指導員、家庭児童相談員などとの連携の下で、児童生徒が興味を持って参加できる自然体験活動などのケア事業を年9回ほどするなど、これまでも実施してきているところでございます。また、学習意欲のある子供に対しては、教科学習を中心としたプログラムを提供するスポットケア事業、これを年20回開催してきておりますし、子供たちの特性に合った指導並びに事業の実施に努めてきておるところでございます。なお、ご質問の予算につきましては、以上述べました事業の実施に要しているものでありますので、ご理解をいただきたいと存じます。さて、適応指導教室も不登校児童生徒対策に有意義な手段の一つとして考えられますが、江別市としては、前段ご説明申し上げましたように、適応指導教室に代わる方法論で、不登校の子供が少なくなればなるほど適応指導教室の必要性は限りなく薄くなるわけでございますので、そのような観点から不登校児童生徒対策を進めてきているところでございます。その裏付けとして例を挙げますと、江別市には全道で一番の大規模校でありながら、1人も不登校の子供を出していない学校が現実的にございます。実際のところ、この学校には不登校予備軍の子供は何人かおりますが、校長を先頭に先生方が必死になってその抑止に向けて、ときには江別の各種関係機関と連携を図ったり、その一方で該当する家庭には常にち密な情報を共有しながら、結果として不登校の子供を1人も出していないという、そういう実践に対してそのような学校を私どもは学校運営上の観点から高く評価しているところでございます。今後においては、一つには、先ほど触れた不登校の子供を出していない学校から、ほかの学校がどうしたら不登校の子供を出さないようにしたら良いのかという経営戦略を学ぶ機会を持つこと。二つ目には、不登校児童生徒対策に向けた青少年指導センターなど、江別市の既存の組織の一層の活用を図ること。三つ目には、道立教育研究所とか石狩教育研究所などとち密な連携を図るとともに、管内の不登校対策の各関係機関とも連携をより一層強化していくことなど、以上の観点から江別市としての不登校児童生徒対策を進めてまいりたいと存じますので、ご理解をいただきたいと存じます。次に、地場産野菜の活用についてでございますが、平成11年に給食センター、農協、生産者団体、農業振興課による地場産農作物の利用推進懇話会を発足させて、地場産農作物の使用によって一層の安全・安心な給食を提供するとともに、子供たちが地場産農作物を身近に感じて、食することによって郷土を見詰める目と心、食への関心が芽生えていくことを期待してきているところでございます。本年度は、新たに江別産小麦100%のパンやヤーコンを給食として使用しております。いずれにいたしましても、生産者においては農薬あるいは化学肥料の使用をできるだけ少なくしていただいて、有畜農家の良質なたい肥を使用して、防虫ネットや木酢酸などを使用し、創意工夫しながら環境に優しい安全な野菜の生産に取り組んでおりますので、さらに生産者団体、関係部局との連携を一層深めて給食費の影響も配慮する中で、幅広く地産地消について推進してまいりたいと思いますのでご理解をいただきたいと存じます。私は以上です。
再質問 島田泰美
ご答弁ありがとうございました。2回目の質問をいたします。家庭ごみであるせん定木の無料化及びリサイクル化について、再度伺いたいと思います。昨年の調査では一般の燃やせるごみと燃やせないごみを1週間無料化とした場合、どのぐらい減収になるか平成15年度の量実績を基に推計したところ、ごみ量が全体で約666トン、減収額は前段でも述べましたとおり約890万円、それの1.5倍排出されたとしたら約1,330万円の減収となる見込みということでした。これは、あくまでも家庭の一般ごみであり、また期間が1週間ということですので、これをせん定木に限り春か秋に1回程度実施したとしたら、ごみ量とも減収額が変わってくるように思われます。それを見極めた上で、再度検討できないのかお聞きしたいと思います。民間企業でも売上げが目標値を達成した場合に、お客に還元するサービスデーがあるように、そういった発想はできないものか。そのことでごみ有料化の目的である減量化に対する意識の低下や、負担の公平を損なうことにはならないと思います。また、収集場所として現在の世帯ごとの収集場所ではなく、自治会単位で近くの公園に集める方法もあり、自治会の協力は得られると思います。そのことも付け加えておきます。次に、不登校や引きこもり児童の問題については、要望として受け止めていただきたいと思います。江別市教育委員会としても、各学校をはじめ様々な関係機関や団体と連携を取りながら専任指導員や家庭児童相談員と共にケア事業等の実施に努めていることは理解できました。また、不登校を出していない学校を模範として、その学校から学ぶべき点を取り入れていることも分かりました。市はあくまでも適応指導教室にこだわることなく、少年指導センター等の組織を最大限に活用し、管内からの各関係機関を通じ、連携を取り合い様々な情報を共有し、対策を講じていくとのことですので、これからは適応指導教室に劣ることなく、それ以上の効果を出していただくことを期待し要望といたします。ただ、前段のご答弁にありました担任による家庭訪問ですけれども、特に中学校においては現実的にきめ細かい家庭訪問をする時間の余裕はないように思われます。その点について疑問も残りますが、私としても今後においては、不登校や引きこもりの子供を抱える保護者に成り代わりしっかり注視していくつもりですので、よろしくお願いしたいと思います。以上、前段のご答弁だけお願いいたします。
答弁 生活環境部長 星忠雄(生活環境部長は2006年3月まで)
再質問にご答弁申し上げます。春秋1回程度せん定木に限りまして無料化できないか、こういうご質問でありますが、庭付きの一戸建ての住宅がおおむね3万戸程度ございますが、この世帯がせん定木を春秋合わせて1回程度仮に出したといたしますと、約250万円ほどのごみの手数料が減収となる見込みであります。現在のせん定木の手数料はごみを出す量に応じて費用負担が増減し、各自の減量に対する努力が反映されるような、こうした公平な負担とごみ減量につながる仕組みを保ちつつ、緑化推進の観点から手数料の金額を2分の1に軽減しているところであります。したがって、無料とする日を設けることは難しいものと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。しかし、有料化の目的として減量、リサイクルを掲げていることから、このせん定木を利用して資源化、再利用すなわちリサイクルできないものかを研究していきたいと、このように考えております。先ほど申し上げましたチップ材等々のほか、たい肥、植栽基盤材など利用範囲が限定されることからなかなか活用しづらい向きもありますが、こうした発生、加工、集積、利用の場所や品質等について、多くの関係者と共通の認識に立って広く利用されるような情報交換を行うためのネットワークシステムづくりを、これらが有効な手段であると、このように考えております。したがって、民間企業のビジネスとしての可能性も含めまして、今後研究してまいりたいと考えておりますのでご理解を賜りたいと存じます。以上であります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き