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江別市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月23日

(1)災害時の避難所における新型コロナウイルス感染症の対応について/(2)新型コロナウイルス感染症対策における緊急事態宣言の解除の基準について

2020年6月23日、江別市議会の一般質問で、島田泰美議員が「災害時の避難所における新型コロナウイルス感染症の対応について」「新型コロナウイルス感染症対策における緊急事態宣言の解除の基準について」について質問し、市長 三好昇が答弁しました。

質問者
島田泰美 議員
答弁者
市長 三好昇

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。

質問 島田泰美

まずは、冒頭に、このたび月田健二教育長におかれましては、任期2年を残し、今月いっぱいをもちまして退任されるということで、大変残念に思うところです。月田教育長は、平成20年6月に就任して以来、長きにわたり江別市の教育環境はもちろんのこと、江別市のためにさまざまな御尽力をなされてきました。そのことに敬意を表しますとともに心より感謝申し上げます。今後においては、退任されてからも健康に留意されて、これまでどおりさまざまなお力添えをいただければと思います。このことは、私だけではなく、ほかの議員の方々、そして市長を初め、全職員の皆さんも望んでいることと思います。まだ、この言葉は早いと思いますが、本当に長い間に御苦労様でした。それでは、議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして順次質問させていただきます。初めに、国は新型コロナウイルス感染拡大のため、新型インフルエンザ等対策特別措置法による緊急事態宣言を4月7日に発令しましたが、その後、北海道も全国と同じく最終的には一部の業種を除き5月25日に解除いたしました。また、6月1日には全面解除となりましたが、まだ厳しい状況であると言えます。議会等においても密を避けマスク着用、消毒、換気に配慮しながら開催しているところです。したがって、このたびの一般質問もさまざまな考慮をして、できるだけ簡潔に項目を絞って質問をいたしたいと思います。また、全般的にこのたびの質問は、新型コロナウイルス感染症にかかわる質問が大変多かったようですので、ほかの議員の皆さんと一部同様の質問になるところもあると思いますが、御理解のほどよろしくお願いいたします。最初に、災害時の避難所における新型コロナウイルス感染症の対応についてお聞きいたします。国は、令和2年4月に全国の都道府県や保健所設置市、また、特別区に対して3度にわたり避難所における感染症への対応について通知したところです。内容として、新型コロナウイルス感染拡大がおさまらない状況下で、災害が発生した場合の避難所開設について、通常の災害発生時よりも可能な限り多くの避難所の開設を図るとともに、ホテルや旅館の活用等も検討することを促し、災害発生時には速やかに避難所の開設ができるようにすることなどであります。北海道においても、平成28年7月に市町村に向け、北海道版避難所マニュアルを作成したところですが、平成30年9月の北海道胆振東部地震の検証を踏まえ、また、厳冬期における避難所運営のあり方、さらには今回の新型コロナウイルス感染症対策を加えて、令和2年5月に改正案として示したところです。特に、新型コロナウイルス感染症対策として避難所がまさに3密となることが予想されることから、避難者を分散させるため宿泊施設を活用するなど、可能な限り避難所を増設することに加え、避難者が親戚や友人宅に避難することができないかなどの検討と、避難所内での人との間隔を1メートル以上確保することなども盛り込んだところです。また、インターネットにより全国の15都道府県の避難経験者に行ったアンケート調査結果を確認したところ、この状況下で災害が発生したときに避難所に行く人が3割、様子を見て避難先を変えるか車中泊をする人が4割、避難所へは行かない人が3割という結果でした。また、避難所への行動に新型コロナウイルス感染症の影響があると7割の人の回答があったと新聞にも掲載されておりました。これは、昨日、徳田議員が一般質問で発言された内容と同じです。現在、道内市町村では北海道版避難所マニュアルを参考に、それぞれ運営マニュアルを作成しているところもあり、江別市としても同様に平成30年5月に避難所運営マニュアルを作成しましたが、北海道版避難所マニュアルに盛り込まれている平成30年北海道胆振東部地震検証委員会からの提言や厳冬期における避難所運営訓練の成果等、現在の新型コロナウイルスを含む感染症対策についても当然追加することが急務であると考えます。特に、現状、新型コロナウイルス感染症の終息がまだ見通せない状況では、今後、第3波の危険性も想定しなければならず、そうなったときのためにも早急に避難所運営マニュアルを確立しておかなければなりません。現在、市の危機対策・防災担当でも避難所運営マニュアルの見直しの検討を進めていると思いますが、この新型コロナウイルス感染症に対応した避難所運営マニュアルの作成をどのように進めていくのか、昨日の徳田議員の一般質問とも重なりますけれども、確認の意味でその内容と工程を改めてお聞きいたします。次に、新型コロナウイルス感染症対策における緊急事態宣言の解除の基準についてお伺いいたします。これまでの経過を申し上げますと、国はこの基準として直近1週間の感染者数が人口10万人当たり0.5人程度以下としており、北海道に当てはめると、1週間当たり26.2人となり、1日の感染者数を約3.7人以内に抑えなくてはなりませんでした。また、北海道内の市町村で最も感染者数が多い札幌市では、これに当てはめると1週間当たり9.76人、1日では1.39人以内となります。一方、北海道の基準は国よりも緩く、直近1週間の平均1日の感染者が10人以下となっていて、感染経路不明者が3人以下、さらに入院患者数が250人以下と示されていました。したがって、北海道は国が緊急事態宣言を継続する場合でも、当初は北海道の基準を満たすことで、休業要請等を緩和する方針でいたようです。また、北海道の基準は感染が集中する石狩管内を中心に考案された形となっていて、人口規模が大きく異なる石狩管内以外の振興局にとって休業要請等の緩和や解除が一律となっていることに疑問視する地方の声もあったようです。例を挙げれば人口が3万人から4万人の人口規模の小さい振興局において、これまでの感染者数が3人から4人のところもあり石狩管内と同じ基準であるため、少人数の感染者でありながら休業要請を継続することを余儀なくされ、現実的ではないという考え方もありました。ただ、この場合も国の基準に当てはめると、4万人の人口だとして、これまでの感染者数の平均を仮に1カ月1人としたとき、1週間では約0.25人となり、人口10万人に換算すると計算上は約0.2人となって、若干基準から外れることになります。また、国の基準と比較する意味で、近隣都市の札幌市を北海道の基準に当てはめると、1週間当たり25.9人で1日では3.7人以下となります。一方、同じ石狩管内の当市を国の基準に当てはめてみると、人口を約12万人とした場合、1週間当たり0.6人以下で抑えなければなりません。江別市は6月に入ってから感染者は出ていませんが、5月末までの4カ月間に6人の感染者が出ており、直近で5月中に2人の感染者が出ましたので、1週間に換算すると約0.5人の感染者数となり、5月末時点で基準よりやや下回っていました。基準が緩い北海道の基準では1週間当たり1.6人、1日では約0.23人以内に抑えればよく、当然基準内となるわけです。このように、国の基準は北海道の基準より約2.67倍厳しくなっていました。5月25日に国は全国緊急事態宣言を政府の新型コロナウイルス感染症対策本部で解除の決定をしました。北海道はこの解除を受けましたが、これまでどおり一部業種の休業要請や外出の自粛要請は5月31日まで続けると表明したところです。また、北海道はこの時点で国の基準である、1週間の感染者数が人口10万人当たり0.5人以下を上回り0.76人となっていましたが、緊急事態宣言の解除となったわけで私自身何かしっくり来ない感じがしておりました。また、直近で今月19日から都道府県をまたぐ移動の自粛が全国で解除となりましたが、この時点でも北海道は国の目安とする基準には達成せず0.86人となっていました。感染拡大防止と社会経済活動との両立を図る意味で、これまでの状況下でさまざまな自粛や自粛要請の延長等、また、緩和や解除の判断を強いられた北海道内の市町村はかなり苦慮したのではないかと思われます。北海道は、5月末に第3波の新型コロナウイルス感染症拡大を想定した対策として、警戒ステージを軽いほうの1から3まで3段階の目安とすることを発表していました。江別市としても第3波の新型コロナウイルス感染症拡大が現実となったときの備えとして、仮にステージ3の緊急事態宣言が発動された場合、当然、解除の基準は、国や北海道と足並みをそろえると思いますが、独自の対策も含め、解除の基準をどのように考えておられるのか、お聞きいたします。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)

島田議員の一般質問にお答え申し上げます。災害時の避難所における新型コロナウイルス感染症の対応に関しまして、まず、避難所運営マニュアルに新型コロナウイルス感染症対策を追加することについてでございますが、市といたしましては、新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない状況の中、災害発生時における避難所の新型コロナウイルス感染症対策は重要なものと考えております。また、議員御質問のとおり、市では、国の避難所における感染症対応に係る通知や北海道版避難所マニュアル、他市町村のマニュアルを参考に、現在、避難所運営マニュアルの改定について検討を進めているところでございます。市といたしましては、新型コロナウイルス感染症の第3波や、これから集中豪雨や台風などが発生する時期を迎え、水害が想定されることから、早急に避難所運営マニュアルの改定を進めていく考えでございます。御質問の避難所運営マニュアルの内容につきましては、これまで避難所の開設や運営をするための手順を定めた避難所運営マニュアルに、新たな感染症対策として、十分な換気の実施やスペースの確保、避難者及び運営スタッフの健康状態の確認、マスクや消毒液、体温計の持参、専用スペースの確保などを追加する予定でございます。また、工程につきましては、徳田議員の御質問にお答え申し上げましたとおり、市が原案を策定しまして、運営主体となる自治会や自主防災組織に相談するとともに、江別市防災会議への報告を経て、8月中を目途に策定してまいりたいと考えております。次に、北海道において第3波の感染拡大が現実となったときの緊急事態宣言の解除の基準についてでございますが、緊急事態宣言につきましては、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部長である内閣総理大臣が発出し、具体的な措置については、緊急事態措置を実施すべき区域に指定された都道府県知事が決定することとされております。北海道は、緊急事態宣言が全都道府県に拡大された4月16日から5月25日の全都道府県解除まで緊急事態措置実施区域に指定されており、この間、当市におきましては、北海道が実施する具体的な措置に基づきまして、感染予防徹底の周知や市立小・中学校の休校、公共施設の休館等の対応を実施してきたところでございます。御質問の第3波の感染拡大が現実となり、国が再度、北海道を緊急事態措置実施区域に指定した後、終息して解除宣言を行ったときの当市の対応でございますが、国が緊急事態宣言を解除する場合には、今回の解除時にとられた飲食店等の休業要請緩和の判断などは北海道が行うこととされておりますので、市といたしましては、感染者数などに基づく独自の基準を設定することは難しいものと考えております。北海道の休業要請緩和の判断などを受けまして、市では、国や北海道が示す基準をもとに感染予防措置を講じた上で、市立小・中学校や公共施設の再開時期などを判断することになります。その際には、今回、緊急事態宣言解除の際に実施した対応のほか、生活圏を同じくする札幌市の感染者発生状況や対応などを踏まえまして、市が設置する江別市新型コロナウイルス感染症対策本部会議において、施設ごとの利用実態に合わせて判断してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、新型コロナウイルス感染症の対応に当たりましては、市民一人一人の感染予防意識が重要となりますことから、引き続き、感染予防に関する啓発に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

出典:江別市議会 令和2年第2回定例会 2020年6月23日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる