江別市議会 平成16年第1回定例会 2004年3月11日
福祉行政について
2004年3月11日、江別市議会の一般質問で、宮川正子議員が「福祉行政について」質問し、市長 小川公人、保健福祉部長 宮内清が答弁しました。
- 質問者
- 宮川正子 議員
- 答弁者
- 市長 小川公人、保健福祉部長 宮内清
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 宮川正子
ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従い質問させていただきます。初めに、住民検診におけるマンモグラフィーの導入についてです。先日、国立札幌病院外科医長の田村医師の乳がんに対するお話を聞いてきました。まず、世界の中でどこの国が乳がんにかかる率が高いかと言いますと、アメリカやイギリスなどの欧米が高いそうです。乳がん大国と言われるアメリカでは8人に1人がかかる確率で、その対策にも力の入り方が違うようです。乳がん用エックス線撮影マンモグラフィーによる住民検診や啓もう運動により40歳以上の6割が受診、1995年から死亡率は減少傾向だそうです。これに対して日本人は乳がんにかかりづらいと言われていましたが、食生活の変化とともに女性たちの体型が欧米化し、産む子供の数が減り、乳がんは日本にも急速に増えています。地域がん登録研究班推計値によると、日本の乳がん患者数は1982年に子宮がんを、1998年に胃がんを抜いて、女性がかかるがんとしてトップになりました。現在、新たに乳がんと診断される人は年間約3万5,000人、40年前の約6倍です。欧米より少ないと安心していられません。これは約12%という低い受診率を背景にした数字であり、仮に30歳以上の日本女性が全員がマンモグラフィーによる検診を受けたとすると、10人に1人の乳がんが見付かるという試算もあるそうです。欧米では先ほども言ったようにかかる人が多いけれども、検診率の向上などで死亡率は順調に減っていますが、対照的に日本では年々死亡率が増加し、乳がんが原因で命を失う人は年間9,000人を超えています。乳がん患者の3人に1人が亡くなっており、近い将来、乳がんは女性の死亡原因のトップになるだろうと言われているそうです。がんの中で、乳がんは比較的進行が遅く、早期に発見すれば対処しやすいがんだそうです。それなのに乳がんで命を失う人が増えているのはなぜでしょう。その理由の一つとして、早期発見するための正しい検診の体制が整っていないことが挙げられると田村医師がおっしゃっていました。1987年、老人保健法の改正以降、乳がん検診は法律で義務付けられており、主に問診と医師が見て触って診断する視触診という方法で実施してきました。国際乳がん検診ネットワークに加盟している世界22か国中で乳がん検診を視触診方法で実施している国は日本だけというのが実態です。マンモグラフィーとは乳房のエックス線撮影のことを言います。マンモグラフィーは触っても分からないような早期の小さな乳がんはもちろん、しこりをつくらない乳がんを白い影や非常に細かい微細石灰化として見付けることができ、視触診では分からなかった比較的早期の乳がんを発見できるそうです。厚生労働省は、1998年にまとめた検診の有効性評価ではマンモグラフィーを併用する検診以外は死亡率を減少させる有効性が証明されなかったため、視触診のみの検診ではがん発見につながらないとし、法的な義務付けを外すと同時に、補助金を廃止しました。市町村にゆだねられた検診現場では、がんを発見するのに有効と認められているマンモグラフィーと視触診の併用検診を実施している自治体は全国で5割にとどまることが朝日新聞の調査で分かりました。福井県では、平成14年より住民検診にマンモグラフィーが導入され、何と従来の視触診検診に比べて約5倍もの乳がんが発見されているそうです。新潟県内では平成13年初頭に検診車によるマンモグラフィー併用乳がん住民検診が行われました。この検診では約150人に1人に乳がんが発見されました。従来の視触診のみによる検診では1,000人に1人程度であったことを考えると、マンモグラフィー併用検診の有効性に期待が持たれます。また、宮城県対がん協会から乳がん発見率が視触診単独の0.08%から0.28%、早期乳がん発見率が39%から73%に上昇しているとの報告を受けて、厚生労働省は2000年、30代以上で毎年乳がんの視触診を実施し、50代以上については2年に1回マンモグラフィーを併用することを奨励した指針を策定しており、さらに日本では乳がんにかかる人の割合は40歳から49歳が最も高いことから、今年2月、40代もマンモグラフィーを併用した方が発見率が高まるとして、対象年齢を40代以上に引き下げて早期発見を図るよう、指針を改めることを決めています。マンモグラフィー検診では、発見される7割以上が早期がんであり、早期乳がんの場合、10年以上の生存率は9割以上に上昇することから、将来的な乳がんによる死亡率の減少が期待されます。早い段階で乳がんが発見できれば進行した乳がんの治療に比べて費用負担も少ないので経済効果も大きく、乳房を全部切除しなくても済む治療が一般的になっていると田村医師も言われていました。また、マンモグラフィーの検診は女性が診断を受けやすいよう、女性技師を配置していただくことにより診断率も上がると思うので、その点も配慮していただきたいと思います。これからの乳がん検診にはマンモグラフィーが欠かせないと思いますが、江別市においても乳がん用エックス線マンモグラフィーによる検診を住民検診に取り入れていただきたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。ちなみに男性も女性の200分の1ですが、乳がんにかかるそうです。続きまして、ひとり親家庭についてお伺いいたします。まず、母子家庭の就労支援についてです。我が国において、近年、離婚件数が急増したのを背景に、ひとり親家庭、特に母子家庭が増えています。平成14年度の離婚件数は約29万件と過去最高を更新しました。厚生労働省が平成10年度実施した全国母子家庭等実態調査によると、全国ひとり親家庭は112万世帯、うち母子家庭が約95万世帯、父子家庭は17万世帯となっています。ひとり親家庭の大きな特徴は子育てをしながら就労し、生計を成り立たせるという二つの役割を一人でしなければならないということです。それぞれのひとり親は子供のため、そして自分のためにも精一杯二人分の役を果たそうとしますが、様々な困難に直面しています。母子家庭の方からご相談を受けますと、仕事、住宅、子育て、養育費などですが、中でも一番多いのが近年の不景気で仕事の悩みの相談が多く来ています。最近もご主人を急に亡くされて、今のパートの収入では子供を進学させることが厳しいと掛け持ちで仕事を持たなくてはならなくなり、何とか生活を維持できるだけの収入を確保する仕事を見付けたいとのご相談を受けました。母子家庭の母の場合、結婚、出産等により就労が中断することが多く、長期的安定的な就労環境にあることが総体的に少ないのです。求人時点で子育て中であったり、年齢制限があり、その結果、パート就労になり、収入が少なく生活が大変です。そうした状況を踏まえ、厚生労働省は近年、離婚などによる母子世帯の増加に対応する総合的な母子家庭等自立支援策を推進するという方針で児童扶養手当の見直し、母子及び寡婦福祉法等の改正、母子及び寡婦の生活の安定と向上のための措置に関する基本方針の策定など、矢継ぎ早に施策を打ち出しています。背景には厳しい経済情勢の下、子育てと生計の維持を一人で担わなければいけないのに就業面で一層不利な状況に置かれていることに加え、改正児童扶養手当法により支給開始から一定期間を経た場合に手当が一部減額される措置が導入され、これまで以上に就業確保が求められている状況があります。改正法により母子相談員の名称を母子自立支援員に改めるとともに、配置が市まで拡大され、業務も職業能力の向上と求職活動に関する支援が追加され、母子家庭及び寡婦に対する総合的な住民に身近な相談窓口として重要な役割を担っています。厚生労働省は、母子家庭等の総合的な自立支援を掲げていますが、自立というならば経済的な自立を可能にするものでなければならないと思います。従来は求職相談の希望者はハローワークにというものの、そこでは個別事情が語れない場合もあり、一人ひとりの子育ての状況や職業訓練の必要性などに配慮した対応は難しいのが実情です。母子家庭の母親の自立に向けての雇用就労支援の重要性を踏まえ、福祉的配慮を十分に行いながら、江別市として就労支援を積極的に行うべきだと思いますが、今後の取り組みをお伺いいたします。また、多様な就労形態をサポートする保育の在り方についてです。ひとり親家庭の親が子育てと仕事の両立が図れるように就労を支える子育て支援の充実が大切です。秋田県大館市では、昭和26年に市が設立した定員20世帯の公立母子寮を利用率の低下などを原因として施設の廃止が取りざたされる中、社会福祉法人に施設の経営権を譲渡し、民間の母子寮となった後、施設の中に保育室を設けて乳幼児の保育を全面に実施し、早朝、夜間、日曜、祝祭日を問わず基本的な保育技能に加えて病後児保育や保護者のリフレッシュ保育なども実施しています。この保育技能を地域のひとり親家庭に父子家庭等児童夜間養護事業、トワイライトステイ制度を活用し、平成4年度から開始し、保育時間を14時から22時という使い勝手の悪い要領の縛りはありますが、学校が休みの日の家庭は朝から子育てに困るのが現実なので、利便性を考えて弾力的に運営しているそうです。平成14年度トワイライトステイ利用実績は53世帯、一般世帯35、母子家庭17、父子家庭1、利用延べ人数 1,304人だそうです。この施設では多様な勤務体制にこたえるべく努力されています。例えば22時まで勤務の方のために子供を18時までしか見られない保育園に迎えに行き、22時まで預かり、安心して仕事が続けられるよう、とにかく努力されています。また、働く意欲も能力もあるのに環境が整わないばかりに働けなくなるのであれば何もならないと施設長さんは言っていました。ひとり親家庭ばかりでなく、核家族化により近所に子供の世話を頼める人が全くいない場合が多くなっています。そのため仕事か子育てかと二者選択に追い込まれる方も多くいます。そのような潜在的な保育市場もあります。また、働くお母さんならだれしも保育園や学校から職場にお子さんに熱があるので迎えに来てくださいと突然電話が入った経験をお持ちではないでしょうか。仕事の途中でどうしても抜けられない、子供が病気になったときが一番大変です。働き方、また家族構成が多様化する中で、だれに対しても同一のサービスを提供すればいいというのではなく、延長保育の拡充、休日保育の推進、病後保育、夜間保育と市民のニーズにできる限り対応していくべきと考えています。例えば、秋田県大館市のように江別市も母子生活支援施設を民間委託することなどを考えてはいかがでしょうか。大館市の施設長さんのお話では、定員18世帯を20世帯にすることにより、国からの補助金も多くなり、民間委託しても経営していけるのではと言っていました。あらゆる手段を使ってでもひとり親家庭の方が安心して子育てと仕事が両立でき、努力したら報われると実感できる施策をお願いしたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。続きまして、銭湯の利活用についてお伺いいたします。昨年も一般質問の中で例として出させていただいた埼玉県越谷市では、毎週水曜日と木曜日に公衆浴場の一定の時間を利用し、入浴サービスや健康相談などを行ういきいきセントー事業を行っています。通所可能で介助を必要としない市内65歳以上の方は誕生日から利用できます。市内8か所銭湯の利用時間は午後2時間程度に限られていますが、保健師を配置して健康相談や血圧測定も実施しています。それまで大型老人福祉センターを3館建設し、そこで浴場を無料で使用できるようにしていたそうですが、センターまで行かなくてももっと手短なところでできないかということで、地域に密着した銭湯は高齢者にとってはより利用しやすいのではということで始められたそうです。銭湯は家庭のおふろとは違った効果があります。実験によると、大きなおふろに入ることで脳波のアルファ波が出る割合が多くなり、よりリラックスしていることが分かっています。いきいきセントー事業の目的は、地域の公衆浴場を身近な活用資源と考え、高齢者による利用機会を確保するとともに、地域との触れ合いによる交流を通じて、地域における高齢者の健康を増進するために実施しているそうです。江別市も閉じこもり予防として高齢者ふれあい入浴デーを毎月、第4月曜日をおふろの日として公衆浴場の無料開放を行っていますが、閉じこもりの定義を外出頻度を週1回程度以下とすると、月に1回ではどうなのでしょうか。閉じこもり予防として認められた事業は国や道から補助金も出ると聞いています。道の方のお話では、月1回の事業で閉じこもり予防として果たして効果があるのでしょうかとのことでした。回数をもっと増やし、地域の大切な資源として銭湯を積極的に活用し、住民も銭湯も元気になってもらってはいかがでしょうか。埼玉県公衆浴場業生活衛生同業組合によると、70年代のピーク時に県内360軒あった銭湯は、現在135軒だそうです。スーパー銭湯などの進出で経営が厳しい浴場経営者の一人は、新しいお客さんが一人でも増えてくれたらと事業に期待しているそうです。江別市の銭湯も加盟する札幌公衆浴場商業協同組合の加盟数は107軒、1983年に246軒ありましたが、その後減少が続き半分になっているそうです。江別市の銭湯も入浴客の減少による経営悪化や、経営者の高齢化、後継者不足で廃業するところが多いそうです。野幌駅近くにあった銭湯が廃業したことにより、野幌団地の内ぶろのない入居者は大変な思いをされています。車のある人はいいのですが、ない方や小さい子供さんがいる方や、高齢者の方は一番近い銭湯でも15分ぐらいあるので、夏はともかく冬は通うのが大変だと言っていました。また、高齢の方で冬道で転んでから冬はハイヤーで通われている方もいます。ハイヤー代がかかるので週1回程度行けるか行けないかですとお話ししていました。江別市の市営住宅の建替えがまだまだ先となれば、内ぶろのない入居者の方々にとって近所の銭湯が廃業するということは大変なことです。家庭におふろがない市民の方々にとって庶民のささやかな憩いの場どころではなく、なくてはならない場所が銭湯です。厚生労働省では、健康増進法の推進拠点として銭湯を活用する計画を立てています。江別市においても銭湯は失われつつある地域の触れ合いの場所の一つであり、住民に支えられて存続ができます。しかし、どこも経営が苦しいのが現状です。地域の大切な資源として、高齢者の健康増進等の利用に銭湯の灯を消さない努力をしていただきたいと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。以上で1回目の質問を終わります。次ページ前ページこのページに関するお問い合わせ先議会事務局 総務課〒067-8674北海道江別市高砂町6番地江別市役所本庁舎3階Tel:011-381-1051Fax:011-381-1075お問い合わせはこちらから6 議事次第の続き一般質問の続き
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
宮川議員の一般質問にご答弁を申し上げます。まず初めに、乳がん検診へのマンモグラフィーの導入についてのご質問でありますが、現在、日本人の死亡要因の第1位は悪性新生物、いわゆるがんとなっており、その中でも30代から60代の女性では乳がんによる死亡率が最も高いと言われております。市町村が行う乳がん検診は厚生労働省の指針に基づき、現在は30歳以上50歳未満では毎年視触診による検診を、それから50歳以上の方においては視触診とマンモグラフィーの併用検診を2年置きに実施することが基本とされているところでありますが、拘束力を持たない指針であることから、各市町村の対応は統一されていないのが現状であります。そこで、当市における乳がん検診は、これまで30歳以上の女性を対象に、市内8か所の医療機関や対がん協会において視触診の単独検診の方法により実施してきているところであります。ご質問のマンモグラフィーによる検診については、機器が高価なことやスタッフ確保等の課題から、市内医療機関での受入れ態勢が十分整っていないこともあり、その精度の高さは認めつつも、これまでは50歳以上の方への奨励にとどまってきたところであります。現在、国においてもマンモグラフィー検診の対象年齢引下げなどの検討が行われているところでもありますので、今後、国の動向や市内医療機関での機器等の整備の状況、市民ニーズなどを考慮するとともに、医師会のご意見もお聞きをし、住民検診での実施の可否について研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、母子家庭の就労支援についてお答えを申し上げます。ご案内のとおり大変厳しい経済情勢の中で、子育てと生計の維持を一人で担わなければならない母子家庭の母の就業面は厳しい環境に置かれております。その対策として子育てなどの生活支援対策、就業支援策、養育費の確保策、経済的支援策といった総合的な自立支援策を実施するために、母子及び寡婦福祉法などの関連法の整備が行われ、さらには平成15年7月に母子家庭の母の就業の支援に関する特別措置法による特別の立法措置が講じられてきたところであります。その具体的な対応といたしましては、市町村及び市町村関係団体等における非常勤職員の雇入れに際しての配慮、要請及び求人情報の収集と提供などであります。このような状況の中で、市の母子自立支援員は、平成16年2月現在で就労支援の相談は10件受けておりますが、公共職業安定所との連携により求人情報の提供など就業の促進に努めておりますほか、市といたしましても非常勤職員の雇入れに際しての配慮等を行うなど対応してきております。今後におきましても、母子家庭の母の就業の促進に努めてまいりたいと考えております。次に、多様な就労形態をサポートする保育の在り方についてでありますが、現在策定中であります次世代育成行動計画では、市民アンケートによるサービス提供の現状やサービス資源の現状などを整理し、さらに地域懇談会による市民意見などを基に、子供や家庭を取り巻く社会環境の改善など、社会全体で子育て支援の取り組みを策定することとされておりますことから、これらの中で検討していきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、母子生活支援施設についてでありますが、市の母子生活支援施設ひまわりは、昭和46年に建設され、定員18世帯に対し、3月1日現在、8世帯が入居しており、入居者の自立促進に向けて相談、指導等を行っているところであります。ご質問のありましたこの母子生活支援施設の民間委託につきましては、規制緩和等により多様な利用形態があることは承知しておりますが、国における総合施設化への動きや利用者ニーズの動向、施設の耐用年数等を踏まえながら当該施設の在り方を今後調査研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、銭湯の利活用についてのご質問でありますが、まず月1回では閉じこもり予防にならないのでは、そしてふれあい入浴デーの回数を増やしてはと、こういうご質問でありますが、このふれあい入浴デー事業は、平成8年度から現在の月1回の事業にしたものでありますが、これまでは年1回9月15日の敬老の日を中心に、道の事業にあわせて7日間を銭湯無料開放週間として実施してきた事業であります。江別市では、閉じこもり予防、介護予防という観点から、福祉サイドでは、このふれあい入浴デーや生きがいデイサービス事業をはじめ、在宅介護支援センターによる介護予防教室の開催、また保健センターを拠点とした事業のほか、住区会館を活用し、保健師やスポーツ指導員の巡回指導により地域における健康教育、健康相談、スポーツ相談など様々な事業を行っております。さらに、教育サイドでは市民の健康づくりのために市内小中学校の体育館を一般開放しているほか、高齢者健康教室をはじめとする各種スポーツ事業、大会などを展開しており、江別市においては閉じこもり予防、介護予防といった意味では対応可能な多くの事業を展開している状況にあり、現時点ではふれあい入浴デー事業を拡大する計画はありませんことをご理解いただきたいと存じます。また、銭湯を高齢者の健康推進の拠点施設として利用することにつきましては、議員ご指摘のとおり現在、国においては介護保険事業の抜本的見直しが行われており、本年6月ごろには一定の結論が出されることになっており、この見直しの中で要支援者を含めた一般高齢者の介護予防事業の充実が重点的に検討されていると聞いておりますので、この推移を見守ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上であります。
再質問 宮川正子
ただいまご答弁いただきまして、ありがとうございました。2回目の質問をさせていただきます。まず、マンモグラフィーなんですけれども、視触診によって発見されるしこりのサイズは平均約2.25センチメートルで、マンモグラフィーを使うと乳がんは約5ミリメートルから診断可能となるそうです。目に見えないぐらいのがんの芽が次第に育って1センチメートルになるまで一般に10年かかると言われているそうです。この間に発見できれば早期がんとして乳房温存手術が行えますし、適切に治療すれば再発、転移の心配もありません。乳房も命も救える早期のうちに乳がんを見付けられるよう、マンモグラフィーを住民検診に導入していただけるよう、再度市長のご答弁をよろしくお願いいたします。続いて、ひとり親家庭の支援についてですが、就労支援相談10件の方はどのような対応をされたのか。また、具体的に就労支援につながった方は何名いらっしゃいますか。また、非常勤職員の雇入れは何名対応されていますか。ひとり親家庭においては子育てと仕事の両立に追われ、毎日生きていくのが精一杯で役所に手続に来るのも仕事の休みを取ってくるという大変な思いをされています。受けられる子育て支援サービスや様々なメニューなどについて情報が行き届かない、よく知らないということも少なくないようです。先日受けた相談の方も児童扶養手当を受けに来たそうですが、できればそのときに母子家庭等への各種制度の情報の一覧などをいただきたかったとのことでした。母子自立支援員の方がいらっしゃることも知らないとのことでした。市の窓口においても努力されていることとは思いますが、児童扶養手当の手続に来られたときに各種制度やサービスに関する情報を一覧などにしてお渡ししてはどうかと思いますが、いかがでしょうか。また、市としては就労、子育てサービス等の情報提供をどのように対応されていますか。私にはこのような対応が希薄に思えてなりません。再度市長からのご答弁をお願いいたします。次に、銭湯の利活用についてですが、国の動向を見ながら銭湯を地域の健康増進の発信地として前向きに検討していただくことを強く要望いたします。以上で2回目の質問と要望を終わります。よろしくお願いいたします。
答弁 市長 小川公人(市長は2007年3月まで)
私から、マンモグラフィーについて再度お答えを申し上げたいと思いますが、ご指摘のとおり必要性、あるいは効果、効用、そのことは決して言下に否定するものではなくて、十分理解しているつもりでありますが、先ほど1回目のご答弁をさせていただきましたとおり、国の今後の年齢引下げも含めて動向、あるいは市内の医師会の関係、その他等々そういう状況も踏まえて、医師会の意向もお聞きしながら今後検討させていただきたいということでご理解をいただければと思っております。
答弁 保健福祉部長 宮内清
私から、ひとり親家庭の支援の状況につきましてご答弁申し上げたいと思います。まず、就労支援相談の状況についてでありますが、先ほど市長からご答弁申し上げたとおり母子自立支援員が本年2月現在で10件の相談を受けております。その内容はいずれも自立に向けた就労相談であります。そのうち5件につきましてはハローワークへ求人あっせんを依頼したところであります。しかしながら、現下の厳しい経済状況下での就労は困難なものがありまして、現在まで就労に結び付いたケースはございませんが、今後も引き続きその対応に努めてまいりたいと考えております。また、今回、市の非常勤の雇用の関係ですが、現在、数名を内定している状況にありますが、まだ決定をしておりませんので公表するに至っていないことをご理解いただきたいと思います。次に、ひとり親家庭の各種支援制度の窓口等での周知の状況についてでありますが、現在、所管課及び公民館等の窓口カウンターに各種制度を紹介したパンフを置いていることや、適宜広報えべつ等に掲載し、PRに努めてきているところであります。今後におきましても、相談者が容易に理解できるように、例えば支援制度一覧の資料を用意するほか、さらには相談者のプライバシーにかかわることもありますことから、こうしたことも十分配慮した窓口の対応に努めてまいりたい、このように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上です。