江別市議会 平成27年第3回定例会 2015年9月9日
(1)地域交通の維持に対する取り組みの推進について/(2)ソーシャルビジネスについて/(3)若者の支援について/(4)自治会活動の推進について/(5)介護保険制度改正による江別市の対応について/(6)所有者不明の土地に対する江別市の対応について/(7)雪捨て場について
2015年9月9日、江別市議会の一般質問で、宮川正子議員が「地域交通の維持に対する取り組みの推進について」「ソーシャルビジネスについて」「若者の支援について」「自治会活動の推進について」「介護保険制度改正による江別市の対応について」「所有者不明の土地に対する江別市の対応について」「雪捨て場について」について質問し、市長 三好昇、総務部長 山田宗親、企画政策部長 北川裕治、生活環境部長 渡部丈司、健康福祉部長 真屋淳子、建設部長 安藤明彦が答弁しました。
- 質問者
- 宮川正子 議員
- 答弁者
- 市長 三好昇、総務部長 山田宗親、企画政策部長 北川裕治、生活環境部長 渡部丈司、健康福祉部長 真屋淳子、建設部長 安藤明彦
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次ではこの議員の件名が 7 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の表記です。
質問 宮川正子
ただいま議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従い質問いたします。初めに、地域交通の維持に対する取り組みの推進についてですが、8月に、公明党会派で兵庫県豊岡市の交通政策について視察してまいりました。バス事業者より、豊岡市に対し、平成19年9月に公共交通の基幹を担っている路線バス26路線117系統のうち、市内11路線41系統について、平成20年10月1日より路線撤退する申し出があったとのことです。それは、年々利用者が減少し、燃料高騰に直撃され、路線バス事業の経営が苦しくなる一方で、収支不足に歯どめがかからないとの理由からです。市として、住民及び来訪者の移動の確保が急務となったとのことで、市長より、路線休止前の利用状況にかかわらず全ての路線で対応策を講じること、また、路線バス休止の翌日から対応策を講じることとして、時間的猶予は1年間。路線バス休止の対応策として、1市民の足は確保することを基本に検討する。2地域の需要特性に応じた対応策を路線ごとに検討する。3地域で支え合う生活交通を模索する。4路線評価と見直しの仕組みを構築する。以上を公共交通確保の基本方針として、取り組みをスタートしています。路線バス休止に対し、地域拠点間の移動を確保するため、事業主体は豊岡市、事業名称が市営バス、イナカー、運行主体は一般旅客運送事業者2社、使用車両は12台で、当初、経費削減で市所有車両を転用したそうです。平成20年10月より23年3月を実証運行期間とし、1年ごとに路線の存続を判断するとのことです。そして、路線評価と見直しの仕組みを構築されています。多様な移動手段となっているか、乗り合っているかとして、最低1名超え、収支率は20%以上の基準を満たさなければ、路線廃止とのことです。バスの限界を超えた地域の対応として、イナカー廃止地域や交通不便地域、より少ない需要に対して、地域が主体となって移動手段の確保に取り組む場合、市が支援する乗り合いタクシーとして地域主体交通チクタク、事業主体は市、運行主体は地元住民の運営する団体。また、中心市街地の回遊性を確保する対応として、市街地循環バス、コバスという名称で運賃100円となっております。路線バス廃止を機に、このときが全ての取り組みのスタートで、地域の特性に応じ、多様な交通手段を有機的に組み合わせ、住民の足の確保に取り組まれています。また、地域で支え合う公共交通の取り組みをされています。運行サービスを維持向上させるためには一般利用者の増加が不可欠として、地域全体で公共交通を支えていかなければならないことから、初めに、市職員の公共交通通勤の推進、次に、e通勤プロジェクトを行っています。合い言葉は、乗って守ろう。通勤・通学定期所持者のコバスの無料化、コバスの増発、パーク・アンド・ライド駐車場の確保など。また、毎月第2水曜日は豊岡ノーマイカーデーを設けて、バスを利用した人は協賛店舗の特典が受けられます。そして、ことしの7月に、ノーマイカーデーに合わせて、本庁舎芝生広場で、ビアガーデン、乗って帰ろうデーを企画し、公共交通機関利用者には抽選で大阪へのバスの利用券やディナー券が当たるなど、お楽しみ満載です。また、マイカーの普及により、神鍋線という過疎地域を走行していたバスに住民の方が乗らなくなり、路線維持が困難になった中、住民、運行事業者、豊岡市の3者が検討し、地元利用組織を立ち上げ協定書を締結し、役割と責任を明確化しました。その結果、高校生の通学利用者がゼロだったのを、地元住民、事業者、市職員の方が戸別訪問、また、地区の会合を通じて利用促進を行い、平成26年5月で、高校生の定期通学が40人まで大幅にふえたとのことです。マイカー普及、また、少子高齢化の中、バス利用者が減少し、民間事業者の方の自助努力だけでは公共交通は守れなくなってきています。しかし、車を運転できない学生や高齢者にとって、バスは移動のため重要です。今、高齢者の方の車の事故が問題になっています。角山地区の方は、免許を返納したいが、病院や買い物にバスの便がなくやむなく利用していると言っていましたが、その方は、御主人が運転できなくなり、自宅を離れて引っ越しをされました。今はバスを必要としていない人も、いずれ必要になります。1点目として、豊岡市のようなコバス、イナカー、また、チクタクのような、地域の需要特性に合った対応策を路線ごとに検討すべきと考えますが、お考えをお聞きいたします。2点目として、チクタクのような、事業主体は市で、運営主体は地元運営組織、利用者は登録制で、地域の移動手段を確保するため、地域の主体的な取り組みを市が間接的に支援する仕組みの導入についてです。このような取り組みも、バスの限界を超える地域では必要と考えますが、お考えをお聞きいたします。3点目として、バス利用促進は重要な取り組みです。通勤通学など、バスの利用促進のための取り組みをお聞きいたします。4点目として、国におきましては、2014年5月の地域公共交通の活性化及び再生に関する法律の改正で、地方自治体が中心となり、持続可能な地域公共交通ネットワークを構築するため、市町村等による地域公共交通網形成計画の作成について定めていますが、取り組みについてお伺いいたします。次に、ソーシャルビジネス起業支援と育成についてお伺いいたします。事業収益を確保しつつ、介護や環境保全など、社会的な課題の解決に取り組むソーシャルビジネスの役割が重要となってきています。ソーシャルビジネスという言葉は、ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス博士の造語だそうです。今ではさまざまな意味で使われるようになっていますが、ユヌス博士は、社会問題の解決そのものを目的とすること、そして、ビジネスとして利益を出し、自立・持続することが必要としています。兵庫県神戸市では、ソーシャルビジネスに対して公費助成や啓発セミナーなどを行い、着実に成果を上げています。 例として、赤ちゃん先生プロジェクトでは、赤ちゃんと母親が教育機関や高齢者施設を訪問し、命の大切さをテーマにした授業を行う。核家族化が進み、孤独に育児をする母親たちに、仕事としてプロジェクトに参加してもらうことで、仕事で社会につながる場を提供する。高齢者は元気になり、赤ちゃんは人見知りが解消される。現在、応援隊は、24の企業から支援を受け、14都府県で活動中とのことです。ソーシャルビジネスの全国的な市場規模は、内閣府の試算によると、2011年度で1.6兆円、2008年度で0.7兆円、3年間で2.3倍に拡大しているとのことです。市民の方から、このような御相談をいただきました。御自身が親の介護を担っていますが、さまざまな悩みがあり、介護する者がほっとできるような、また、情報交換できるような場所が欲しいとのことで、御自身の体験を通して、そのような場所を、同じ思いの方とつくりたいとのことです。江別市には、このような方が多くいるのではと思います。このような方々に後押しが必要と考えることから、 質問いたします。ソーシャルビジネスの育成及び支援についての取り組みをお聞きいたします。次に、若者の夢へのチャレンジを支援することについてお伺いいたします。学生を中心に、若者が将来の夢を実現するためのチャレンジに対して、自治体として助成金を支給するなど、若者を応援する取り組みを行う自治体が出てきています。子供や学生の夢を育み、夢へのチャレンジに対して地域を挙げて応援することは、地域の魅力創造にもつながる重要な施策と考えられます。愛知県小牧市では、今年度、子供の夢のチャレンジを応援する新規事業として、海外でのボランティア活動や地域活動など、学生がみずから考えて企画した活動に対して、30万円を上限に、経費の一部を助成する夢にチャレンジ助成金を創設しました。学生など若い世代の夢の実現に向けた活動を促すことを目的とし、経済的支援をするものです。応募資格は、原則、市内在住の高校生から25歳以下の学生で、対象となる活動内容は、海外での語学研修やインターンシップ、ボランティア、フィールドワークなど、新たに企画される活動であれば特に制限を設けていません。若者の夢を育み、夢へのチャレンジを応援する取り組みですが、江別市でも大学生などの夢を応援する取り組みとして検討してはいかがでしょうか。お伺いいたします。次に、自治会活動の推進についてお伺いいたします。ある会合に参加したときに、自治会長も参加されていました。大麻地区の方が御自分の自治会の取り組みをお話しされました。それは、地域にある大学と自治会の取り組みです。そうすると、野幌地域の自治会の方が私の隣の席に座っていましたが、御自分の自治会にも大学があり、そんなにいい取り組みなら、自分の自治会でも取り入れたいし、よその地域の自治会の活動でいい取り組みがあったら情報として欲しいとお話しされていました。そのお話をお聞きして調べてみますと、取り組まれている自治体が多くありました。千葉県我孫子市では、平成25年10月に策定した我孫子市地域コミュニティ活性化基本方針の取り組みの一環として、コミュニティー活動の情報を積極的に発信することにより、地域に暮らす人々が自分たちの住む地域に関心を持ち、積極的な参加を促す支援を行うこととなりました。市のホームページに、自治会のお祭りや町内清掃、防犯パトロールなど、地域の活動を紹介するページをつくり、コミュニティー活動を担う団体の支援とコミュニティー活動に参加するきっかけづくりに取り組んでいます。また、新しい取り組みや運営の工夫で元気に活動している自治会町内会や自治会連合会の活動事例を自治会活動自慢として紹介しています。また、一堂に集まり、自治会自慢大会を開いている市もあります。以上のことから、質問いたします。自治会活動の情報発信や交流の場など、現在、市として取り組まれていることをお聞きいたします。次に、介護保険制度改正による江別市の対応についてお伺いいたします。2014年に、2005年改正以来の重要な改正が行われました。これまで、要支援者に予防給付として全国一律で実施していた訪問介護と通所介護が、市町村が地域の実情に応じた取り組みをできるよう、介護保険制度の地域支援事業に移行されることとなりました。国では、これにより、軽度の要支援者、要介護者に対する地域の柔軟で多様なサービス基盤の構築を支援するとして、改めて、市町村を中心とする積極的な施策の展開を期待しています。改正の背景として、要支援・要介護認定者が急速に増加の一途をたどっていて、それを支える保険料負担が増大しています。新聞によりますと、石狩管内8市町村の保険料が、初めて基本月額で5,000円台に乗ったと書かれていました。要介護者は今後もふえる見込みで、サービスを維持し、どう負担を抑えるか、各自治体は重い課題に直面していると書かれていました。介護保険を、今後も財政的に持続可能な制度にしていくための今回の改正です。また、今後の市町村の積極的な制度運営により、これまで非該当とされてきた高齢者への早期の支援が行われることにより、重要な改善点となります。介護予防事業は、要支援・要介護に陥るリスクの高い高齢者を対象にした二次予防事業と、活動的な状態にある高齢者を対象にした一次予防事業があり、介護予防事業と予防給付における介護予防サービスの目的は、いずれも生活機能の向上を図るものです。要支援者、二次予防事業対象者、一次予防事業対象者は、連続性を持って介護予防を行うことが重要です。一部の自治体では、二次予防事業卒業後も含めて取り組みを進め、要支援認定率が低下したとのことですが、多くの自治体では、卒業後、日常生活に戻って活動性が低下し、予防事業が持続できない問題があったとして、新しい総合事業における介護予防は、高齢者本人の参加意欲を基本に、地域生活の中で活動性を継続的に高める取り組みとしています。今後、市町村において介護予防・日常生活支援総合事業が取り組まれるようになると、高齢者の一次予防から要支援者まで切れ目なく行うことが可能です。今回の移行によって、全国一律のサービス種類、内容、運営基準、単価等によるのではなく、市町村の判断で、ボランティア、NPO、民間企業、社会福祉法人等の地域資源を効果的に活用できるようになります。 多様な担い手による多様なサービス、既存介護サービス事業者の活用も含め、多様な主体による事業者の受け皿の基盤整備を行い、移行していくこととなります。函館市では、高齢者が要介護状態または要支援状態となることを予防するとともに、地域において自発的な介護予防に資する活動を実施する契機となるために行う各種介護予防教室を開催するに当たり、企画提案の募集を行い、すぐれた提案をしたところに業務を委託しています。このような取り組みも地域資源を発掘できるのではと思います。以上のことから、質問いたします。1点目として、制度改正はことしですが、市町村の選択により実施し、平成29年4月には全ての市町村で新しい総合事業を開始するとのことですけれども、江別市はいつを予定しているのか、また、どのように取り組まれるのかお伺いいたします。また、訪問介護、通所介護の市への移行に当たり、専門的なサービスと地域資源を活用したサービスを組み合わせる新たなサービス提供体制の構築が必要です。2点目として、そのために、現在でも地域により多様な展開の萌芽が見られますNPO、民間事業者、ボランティアなどのサービスを支援し、地域のサービス基盤の厚みを増すことが重要と考えますが、市としてどのようにお考えか、また、どのように取り組まれているのかお伺いいたします。次に、所有者不明の土地に対する対応についてお伺いいたします。御近所に住んでいた高齢の方より御相談をいただきました。東北地方のある村から文書が届き、よくわからないとのことでした。村に確認しますと、村にある山を何人かが所有していて、昔は林業が盛んであったそうですが、今では管理が全くされず問題になっていたところで、所有者を探していたとのことです。登記上の方は既に亡くなっており、相続人を探して文書を送付しているとのことでした。そして、村としてしっかり管理していきたいので、その確認をしているとのことでした。また、別な方も、聞いたこともない親戚の方が所有していた土地の相続人として、道外から連絡が来たそうです。お聞きすると、どちらも相続時に名義変更が行われないまま代がわりが進んだ結果、法定相続人が多数になり、権利関係の調整が難航したとのことですが、どちらも相続放棄しました。それは、資産価値がほとんどないからとのことでした。死亡者名義のまま放置され続けると、時間の経過とともに、上記のように法定相続人はネズミ算式にふえ、権利移転もますます困難になることがわかりました。所有者不明のまま放置されたことにより、土地の適正管理が行われず、荒れることにより、ごみなどの不法投棄場になったりして、周辺住民の生活への支障を来すおそれがあります。以上のことから、質問いたします。1点目として、江別市には、所有者不明の土地はどのくらいあるのでしょうか。現状及びその対応についてお伺いいたします。次に、雪捨て場についてお伺いいたします。雪が多い地域である江別市において、住み続けるためには、雪の問題が大変大きな課題になります。高齢になり、特にひとり暮らしになりますと、家の前の除雪を民間業者にお願いする方もふえてきています。特に最近は大雪が続き、市民の皆様は、道路に積み上げられた雪による視界不良や車の渋滞などで、業者の方も雪捨て場に苦労しています。市民の方から御相談をいただきました。今まで、町内何世帯かで民間業者にお願いしていましたが、昨年は断られたそうです。その理由として、江別市は雪捨て場の閉鎖が早いとのことです。当てにしていたので、来られないと言われ大変困ったとのことでした。以上のことから、質問いたします。これから冬に向けて、雪捨て場の箇所数と受け入れ時間についてはどのように考えて設置していくのかお伺いいたします。以上で1回目の質問を終わります。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
宮川議員の一般質問にお答え申し上げます。まず、ソーシャルビジネスに関連しまして、ソーシャルビジネスの起業支援と育成についてでありますが、経済産業省は、ソーシャルビジネスを、社会的課題を解決するために、ビジネスの手法を用いて取り組む事業活動と定義しており、環境保全、まちづくり、子育て支援などさまざまな分野で継続的にサービスを展開し、新たな雇用の創出につながる可能性を持つ取り組みであるとされております。市では、起業を目指す市民などに対して、中小企業診断士による起業化相談を実施しているほか、資金面における支援策として、新規開業者に対する融資制度や、経営者や従業員における研修・研究活動に対する補助などの支援を行っているところであります。また、子育てや介護、あるいは空き店舗の活用など、庁内各部それぞれの担当窓口におきましてソーシャルビジネス起業等に関する相談を受けており、これまでも、商店街の交流施設において介護福祉士が高齢者へランチを提供する事業を初め、介護に関する相談を行うサロンを開設した事例のほか、空き店舗を活用した大学生による学習支援、個人事業者による小規模保育などの事業が行われているところでございます。さらに、昨年度は商店街コミュニティ活動支援セミナーを開催し、コミュニティービジネスやソーシャルビジネスの事例紹介など、起業に関する支援を行ったほか、今年度は、江別市大学連携調査研究事業におきまして、ソーシャルビジネスに関するニーズ発掘及びその収益性試算に関する研究を採択しており、江別市における特色あるソーシャルビジネスの起業につながることを期待しているところでございます。今後におきましても、研究成果を活用するなど、ソーシャルビジネスの拡大につながるよう努めてまいります。次に、若者の支援に関連しまして、若者の夢へのチャレンジを支援することについてでありますが、当市におきましては、第6次江別市総合計画のえべつ未来戦略において、大学が活躍するまちづくりを戦略プログラムとして掲げており、平成22年度に創設した大学連携学生地域活動支援事業補助金制度は、地域活性化、まちづくり等に資すると認められる地域住民との交流や市内をフィールドとした大学生の地域活動について補助の対象とし、大学生の自主的な地域活動を支援するために実施しているところでございます。この事業は、1事業10万円を限度に、学生みずからが考えて企画した提案を受け、平成26年度までに14事業を採択し、地域活性化に貢献しているところであります。また、昨年度、まちづくりに対する学生の提案を発表してもらう機会として開催したえべつ未来づくり学生コンペティションでは、市内4大学の大学生の個人やゼミのグループから10件のアイデア発表があり、そのうち未来づくり大賞を受賞した北海道情報大学の小麦マルシェの提案と、特別賞を受賞した酪農学園大学のみんなでつくるえべつ未来マップの提案は、市内経済団体での提案発表につながるなど、活動の広がりを見せているところでございます。このように、江別市におきましては、大学生みずからの企画提案による主体的な地域活動が進んでおり、今後とも、こうした取り組みをまちづくりに生かすため、支援してまいりたいと考えております。次に、介護保険制度改正に関連しまして、新しい総合事業への移行の時期と取り組み状況についてでありますが、介護予防・日常生活支援総合事業は、介護保険法の改正に伴い、予防給付のうち訪問介護及び通所介護のサービスを保険給付から分離し、市町村事業として、生活支援や介護予防のサービスを提供するものでございます。この総合事業の実施においては、円滑な事業移行のための体制整備に必要な期間として、平成29年3月31日までの経過措置が認められており、その内容につきましては、多様な主体によるサービス提供の仕組みが重要でありますことから、ボランティア、民間企業等の提供主体の確保、サービスの類型化と基準設定、質の確保、利用料等についての検討が必要とされております。市では、これらを検討するため、関係する機関・団体の実務者と意見交換を行っており、その結果を踏まえながら準備を進め、体制が整い次第実施してまいりたいと考えております。私からの答弁は以上でございますが、このほかの質問につきましては、総務部長ほかをもってお答え申し上げます。
答弁 総務部長 山田宗親(総務部長は2016年3月まで)
私から、所有者不明の土地に対する江別市の対応について御答弁申し上げます。市内の公有地を除く土地は法務局の登記簿に全て登記されており、市は、この情報に基づき、固定資産課税台帳を作成の上、課税しております。これらのうち、平成27年度の課税において、納税通知書の返戻により所有者が不明な土地は15筆ありました。次に、御質問のありました所有者不明の土地への対応についてでありますが、廃棄物の不法投棄など、法令違反があった場合は、現地の状況を確認した上で、近隣住民との廃棄物処分の相談に応じるほか、北海道や警察などの関係機関と連携し、適切な対応を行っているところであります。私からの答弁は以上でございます。
答弁 企画政策部長 北川裕治(企画政策部長は2019年12月まで)
私からは、地域交通の維持に対する取り組みの推進について御答弁申し上げます。初めに、地域の需要特性に合った対応策を検討することについてでありますが、江別市では、平成26年度に改正された都市計画マスタープランの基本方針において、バス交通などの利用促進を図るため、江別市の都市構造を勘案し、都市機能が集積する拠点であり、主要な交通結節点である駅を中心とした効率的なバス交通体系の検討を行い、利便性の向上を図ることとしております。これを受け、効率的で利便性の高い、地域の需要に即した、よりよい公共交通の実現に向けた取り組みなどについて協議するため、同年10月に設置いたしました地域公共交通会議においては、駅を中心とした公共交通の再構築、とりわけバス交通の利用促進と最適化を図ることにより、駅周辺と住宅地である郊外を結ぶ移動利便性の高いまちづくりについて、優先的に検討を進めているところであり、こうした検討を踏まえ、本年10月19日から翌年2月20日まで、野幌駅を起点としたバスの実証運行を実施するものであります。いずれにいたしましても、今後、地域公共交通会議において、地域の需要特性に合った公共交通のあり方などについても研究することとなっておりますので、市といたしましては、その状況等を十分に踏まえて対応してまいりたいと考えております。次に、地域の移動手段を確保するため、地域の主体的な取り組みを支援することについてでありますが、先ほども御答弁いたしましたとおり、今後、地域公共交通会議において、駅を中心とした効率的なバス交通体系の検討とあわせて、郊外農村部などの交通不便地域における移動手段につきましても検討することとなっておりますので、御質問の件につきましても、これらの検討状況等を踏まえ、対応してまいりたいと考えております。次に、バス利用促進のための取り組みについてでありますが、市では、これまでも、市内バス路線マップを公共施設などで配布するほか、広報紙やホームページを活用して、バス利用促進のための広報に努めてきたところであり、職員向けには、公共交通機関等の利用によるエコ通勤を推奨するエコモビ運動にも取り組んでまいりました。また、バス事業者においても、利用者の増加に向け、低床バスやICカードを導入するなど、サービスの向上や利用促進のための取り組みを進めているところであります。今後も、地域公共交通会議において、バス交通の利便性の向上と利用促進等について検討を進めるとともに、バス事業者に対しましても、引き続き、利用促進のための取り組みについて要請してまいりたいと考えております。次に、地域公共交通網形成計画の作成についてでありますが、この計画は、改正地域公共交通活性化再生法に基づき、地方公共団体が、事業者等の同意のもと、まちづくりと連携し、地域全体を見渡した面的な公共交通ネットワークの再構築により、持続可能な公共交通の実現を目的として策定するものであり、その計画に基づく取り組みに対し、国が計画の実現を後押しするものであります。モータリゼーションの進展と、人口減少社会における持続可能な公共交通網の整備は、多くの自治体においても課題となっており、江別市においては、今年度、法律に基づく地域公共交通会議を整備し、国の地方創生の先行型交付金を活用して、バスの実証運行と路線再編に向けた調査、検討を行うこととしております。今後につきましては、路線再編などの具体的な取り組みに応じた支援制度の活用も検討しているところであり、地域公共交通網形成計画の策定による支援制度の活用につきましても、地域公共交通会議において研究してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 生活環境部長 渡部丈司(生活環境部長は2016年3月まで)
私からは、自治会活動の推進に関連しまして、自治会活動の情報発信を推進することについて御答弁申し上げます。市内の各自治会では、北海道町内会連合会が主催するブロック別町内会活動研究大会や町内会活動実践者研修会に参加し、道内他市町村の取り組みについて、情報共有に努めているところであります。また、市では、自治会連絡協議会と連携して、毎年、自治会活動研修会を開催しておりますが、新たな取り組みとして、昨年度は、地区連絡協議会の会長による自治会活動の実践談など、特色ある活動を紹介したところであり、今年度は、単位自治会の会長による講演のほか、研修会参加者による意見交換も行う予定であります。また、本年3月に作成した自治会活動・運営お役立ちマニュアルに各自治会の活動事例を掲載したほか、自治会連絡協議会のホームページをリニューアルし、夏祭りや誕生会など、各自治会のイベントなどの情報を随時掲載できるように改善したところであります。いずれにいたしましても、自治会のさまざまな取り組みについて、市の広報誌への掲載や報道機関への情報提供を行っており、今後とも積極的な情報発信に努めてまいりたいと考えております。私からは以上であります。
答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)
私からは、介護保険制度改正による江別市の対応についての御質問のうち、NPO、民間事業者、ボランティアなど、地域のサービス基盤の厚みを増すための取り組みについて御答弁申し上げます。地域のサービス基盤の厚みを増すための取り組みについてでありますが、総合事業は、地域における多様な主体をサービスの担い手とすることができる制度であり、市といたしましても、地域におけるサービス体制や取り組みの充実は重要であると認識しております。国のガイドラインでは、多様なサービス主体間の情報共有や、地域資源の状況把握、連携・協働による資源開発、サービス提供の安定化などを目的としたネットワーク組織として、協議体を設置することとされております。市といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、現在、協議体の設置に向けて、意見交換の場を設けるなど、準備を進めているところであります。その協議体のメンバーといたしましては、今後、地域の取り組みを生かしたサービス体制の充実に向けた論議をするため、社会福祉協議会、シルバー人材センター、ボランティア団体、民間企業などの関係する多様な機関・団体に参画を要請してまいりたいと考えております。私からは以上でございます。
答弁 建設部長 安藤明彦(建設部長は2018年3月まで)
私から、雪捨て場について御答弁申し上げます。排雪事業の円滑な推進を図るべく、今年度におきましても昨年度同様、市内に7カ所の雪堆積場を開設する予定であります。そのうち、石狩川河川敷、野幌1号線道路及び大麻13丁目通りの3カ所を、民間事業者が利用できる一般開放とする計画であります。次に、受け入れ時間についてでありますが、従前同様、野幌1号線道路と大麻13丁目通りは朝8時から夕方6時まで、石狩川河川敷は朝5時から夜8時までとする予定であります。また、昨年度、時間延長に対する要望はございませんでしたが、今後そのような要望があった場合については、これまで同様、相談に応じてまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 宮川正子
御答弁ありがとうございました。2回目の質問をさせていただきます。地域交通の維持に対する取り組みの推進についてですが、要望させていただきたいと思います。(1)についてですが、御答弁として、地域の需要特性に合った公共交通のあり方などについても研究するとのことですが、高齢化が進み、移動をするのが困難な方が今後ますますふえてくると思いますので、住民の日常生活に必要な交通の確保を視点によろしくお願いいたします。次に、(3)のバス利用促進のための取り組みについてですが、御答弁として、路線マップの配布、バス利用の広報などに取り組んでいる、また、バス事業者に対しても、利用促進の取り組みを要請してまいりたいとのことですが、地域公共交通の現状を把握し、実質的に、今ある地域住民に必要な交通をどのように確保するかは、市が先頭に立って進めなければならないと、豊岡市を視察させていただきまして強く感じたところであります。市が利用促進において中心になりまして、積極的に進めていくことを要望いたします。次に、件名3の若者の夢へのチャレンジを支援することについて、2回目の質問をいたします。御答弁では、どちらかというと、大学生の地域活動に支援をしていますが、大学生個人の夢に焦点を当てた支援でございます。江別市は12万人口で四つの大学があり、それが江別市の宝であると思いますし、他市からも大変うらやましがられております。支援を行うことで、地域への定着にもつながるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。お考えをお伺いいたします。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
宮川議員の再質問にお答え申し上げます。若者の支援ということで、個人の夢に焦点を当てて支援してはどうかということでございますが、先ほどお答え申し上げました大学連携学生地域活動支援事業補助金制度では、一例を挙げますと、大麻銀座商店街の店舗と協力して江別産小麦を使ったパンケーキなどの商品を開発し、イベントで販売するなど、個人として、将来の起業をイメージすることができる活動も採択しています。個人の学生でも結構でございますが、将来を見据えて幅広く活動できる制度となっております。そのようなことから、若者の夢への支援により、地域定着を図るということにつきましては、今ほど、議員のほうからもお話がありましたけれども、他の自治体からも評価されている大学連携の取り組みによりまして進めてまいりたいと考えております。その取り組みの中の学生、個人も含めてでございますが、みずからの企画提案制度を支援することで地域と学生がつながりまして、このことにより、地域定着につながることを期待しております。以上でございます。
再質問 宮川正子
3回目は要望といたします。そのような市の補助金のさらなる要件の拡充を要望いたしまして、この件は終わりたいと思います。次に、件名4の自治会活動の推進についての要望ですが、自治会活動研修会において、新たな取り組みとして自治会活動実践談などを昨年から行い、今年度行う予定の意見交換会などは、情報発信の取り組みとして、大変評価するところです。しかし、年に1回ですし、自治会の新しい取り組みや運営の工夫などの活動事例などを、我孫子市のように、自治会自慢大会のような形で、いつでも誰でも見られるよう市のホームページに掲載するなど、自治会活動推進として、情報発信のさらなる取り組みを要望いたします。次に、件名5の介護保険制度改正による江別市の対応について、2回目の質問をさせていただきます。(1)の新しい総合事業への移行の時期と取り組み状況についてでございますが、御答弁として、市では、これらを検討するため、関係する機関・団体の実務者と意見交換を行っており、その結果を踏まえながら準備を進め、体制が整い次第実施してまいりたいとの御答弁ですが、平成29年度末をもって、予防給付のうち訪問介護と通所介護については終了いたしますから、一定のスケジュールを持ちながら取り組まなければならないと思いますが、いかがお考えでしょうか。お伺いいたします。
答弁 市長 三好昇(市長は2023年3月まで)
総合事業への移行とその時期ということでございますが、先ほどもお答え申し上げましたが、この事業の実施につきましては、円滑な事業移行のための体制整備に必要な期間が設けられておりまして、平成29年3月31日までの経過措置が認められております。それまでの間に、協議体を設置の上、その論議を踏まえ、提供主体の確保、サービス基準の検討など、さまざまな体制準備をする必要がございます。そのスケジュールとしまして、事業の実施時期につきましては、平成29年4月を最終の目途として準備を進めてございます。それまでの間に体制が整い次第、前倒しして移行することも検討しまして、実施に向けて努力してまいりたいと考えております。以上でございます。
再質問 宮川正子
よろしくお願いいたします。次に、(2)のNPO、民間事業者、ボランティアなど、地域のサービス基盤の厚みを増すための取り組みについてですが、質問させていただきます。御答弁といたしまして、今後、協議体を設置してとのことですが、それは大変必要なことであり、進めていただきたいと思います。今回の地域支援事業への移行に関しては、全国一律の画一的なサービスであったため、二次予防事業の成果が持続できないといった問題もあり、卒業後、日常生活に戻った途端活動が低下する、また、一次予防も受け皿として機能していないという問題がありましたが、今回は、包括的に取り組みを進めることができます。今後の介護保険制度を考えると、この取り組みが、今後の江別市として大変重要と考えます。どれだけ地域支援事業として軽度者などに対し総合事業を実施できるか、重点化、効率化を図る必要が出てきます。埼玉県和光市では、ことしの4月に新総合事業に移行いたしまして、以前より、介護予防重視で取り組みを進めてきて、要支援者4割を非該当に改善し、卒業と称して、これまで、地域支援事業で受け入れてきたとのことです。検証結果を見きわめ、効果のあるものを行っていくべきと考えます。今後、サービスの多様化により選択肢がふえるとしていますが、市町村によって差が出てくると感じております。サービスの厚みを増すため、今後さらに進めるために、函館市のように、広く公募なども行うのも、地域資源を発掘し厚みを増す効果があると考えますが、いかがでしょうか。お考えをお伺いいたします。
答弁 健康福祉部長 真屋淳子(健康福祉部長は2018年3月まで)
再質問に御答弁申し上げます。サービスの充実のため、公募などを行い地域資源を発掘することについてでありますが、介護予防や生活支援の普及においては、地域での多様な取り組みや事業が高齢者の介護予防などにつながっていくことが重要な要素の一つであると考えております。現在、当市においても、関係職能団体、介護事業所、地域包括支援センターなど多様な機関・団体において、介護予防教室などの介護予防事業を実施しているところであります。総合事業の実施に向けては、現段階では、サービス種別の類型やサービスの全体事業量などの検討をしているところであり、その結果を踏まえた上で、今後、他市の事例も参考にしながら、地域における多様な取り組みや事業の情報収集に努め、体制の充実を目指してまいります。
再質問 宮川正子
よろしくお願いいたします。次に、件名6の所有者不明の土地に対する江別市の対応について、要望させていただきます。御答弁として、所有者不明は、課税対象の土地が15筆とのことですが、特に、課税することができない土地において、資産価値よりも相続登記コストが高い場合、採算や手間の面から、登記名義を書きかえる動機に乏しく、死亡者名義のまま放置され続ける可能性が高いとのことで、管理放棄を含め、所有者が相続登記を放棄する権利放棄が進みつつあるとのことです。土地の所有者不明化問題については、ことし4月から、国土交通省において所有者の所在の把握が難しい土地への対応方策に関する検討会が開催されるほど、全国的に問題になっております。江別市においても、今後ふえてくることが考えられますことから、国や関係省庁とも連携をとり、対応を要望いたしまして、質問を終わらせていただきます。