みんなの議会

美幌町議会 令和4年第5回定例会 2022年6月21日

2項目2点につきまして

2022年6月21日、美幌町議会の一般質問で、戸澤義典議員が「2項目2点につきまして」について質問し、町長 平野浩司、町民活動課長 佐久間大樹、町民生活部長 関弘法が答弁しました。

質問者
戸澤義典 議員
答弁者
町長 平野浩司、町民活動課長 佐久間大樹、町民生活部長 関弘法

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 戸澤義典

それでは、2項目2点につきまして質問させていただきます。まず、自治会と行政の連携について。自治会組織を維持するための行政支援についてお尋ねをいたします。何のために自治会はあるのか。自治会は必要か。自治会がないと不便なのだろうか。山梨総合研究所のある研究員が、自治会活動に着目して考察するきっかけとなった素朴な疑問です。自治会は日本特有のシステムであり、これまでのまちづくりに一定の成果を出してきた社会資源であることは疑いの余地はありません。また、行政とのパイプ役、行政サービスの一端を担い、行政の効率化も図っています。しかし、社会構造が大きく変わった現在、全国一律的な自治会活動では、立ち行かなくなっているのも事実です。近年は、人口、世帯の減少に加え、単身、核家族化、高齢者のみ世帯の増加など、世帯構成も様々で、その世帯ごとにライフスタイルが違うと言っても過言ではありません。さらに、車社会、コンビニ文化、SNSで世界中の誰とでもつながることができる環境など、自治会として共に助け合う機会は大幅に減少しているのではないでしょうか。防犯や防災、交通などの地域の安全や災害情報については、警察や町に登録することで、送信されるメールで情報を得られます。子供会や老人会などの福祉活動も、少子化や新型コロナウイルスの影響で少なくなったり、会自体も解散しているところがあります。弔辞関係も葬儀会社が全て取り仕切るケースが増え、自治会が手伝うこともほとんどありません。このように、自治会の役割がほかの仕組みで代替されているものやイベントなどへの参加者減少など、そもそものニーズが減少したり、変化したりしています。高齢化による負担増加、高齢世代とそれ以外の世代との意識や使える機器の差、行政サービス補助として担う自治会機能の限界などについて改革しなければ、自治会という社会資源自体が機能しなくなるところまで来ていると言われています。また、自治会運営の課題として、役員の成り手がいない、少ない、自治会全体が高齢化して活動に支障が出ている、行事活動等の参加者が少ない、役員の負担が大きいなど挙げられています。美幌町においても同じような課題を抱えていると思います。行政として、これら環境の変化にどう対応してきたのか。昭和、平成、令和とそれぞれの時代に即した支援を行ってきたのか。今後、どのように支援していくのか、町長のお考えをお聞かせください。2点目です。町広報紙の配布について。町広報紙の配布方法見直しについてお尋ねいたします。美幌町広報紙発行規則では、「広報は、美幌町の区域内にある全世帯に対して1部ずつ無料で配布する」となっていますが、その配布方法については、具体的に記載されていません。配布方法には、一つ、新聞折り込み、二つ、自治会、町内会が配布、三つ、シルバー人材センターを利用、四つ、広報スタンド設置、五つ、ポスティング、六つ、デジタル配信の六つがあると言われていますが、美幌町としては、全世帯配布するためにはどのような方法をとられているのか、現状についてお聞かせください。昨今、ペーパーレス化が進み、ホームページでも広報びほろを見ることができ、美幌町においてもデジタルトランスフォーメーション計画を推進しています。今後、広報紙の配布方法も見直しする時期が来ると思いますが、町長のお考えをお聞きします。以上よろしくお願いいたします。

答弁 町長 平野浩司

戸澤議員の御質問に答弁いたします。初めに、自治会と行政の連携についてですが、これまで環境変化への対応につきましては、町も事務局として、自治会連合会と常に情報を共有しながら、側面的な支援に努めており、自治会との懇談の中で、現状とニーズの把握を行うとともに、その課題解決に向けた方法の検討を重ねてきております。これまでの具体的な支援としましては、近年では、平成30年に自治会所有の防犯灯が町に移譲され、LED化を行うとともに、集会室にイスやテーブルを整備する際の補助金の創設、令和2年度には、各自治会が支払ってきた自治会連合会の部会費を町補助金からあらかじめ差し引くことで自治会の事務を軽減、また、全自治会の自治会活動保険に町負担で一括加入しております。さらに、令和3年度には、集会室のLED化を実施するとともに、コロナ対策として、全集会室を対象に空気清浄機の導入または導入費の補助を実施しており、令和4年度からは、資源ごみ収集に対する自治会還元金に新たに段ボールなどの紙類を加えることで自治会の収入増につなげるなど、運営内容の変換や自治会活動の拠点となる施設整備等により、活動の活性化が図られるよう支援を行っております。昭和47年に町内に自治会が発足してから半世紀が経過し、その間、社会構造の変化、情報伝達手段の進化等によって、自治会を取り巻く環境は大きく変わってきています。今後におきましても、自治会連合会と意見交換、情報共有を行いながら、自治会の主体性を尊重した中で必要な支援について、タイミングを逃さぬよう実施してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。次に、町広報紙の配布についてですが、現在、町広報紙の配布については、1人でも多くの方に情報をお届けするため、自治会による戸別配布を行っており、9割弱の世帯に配布しております。それ以外の世帯につきましては、町広報用パンフレットラックを町内大型スーパー3店舗の協力を得て設置しているほか、公共施設でも配布しております。情報社会の進展によって、情報をお届けする媒体は、それぞれのニーズに合わせて多様化しており、広報紙についても紙ベースに限らず、それ以外の方法も必要と考えております。これまで、町ホームページ、無料ポータルサイトへの掲載によって閲覧可能となっておりますが、今後においても継続して情報収集を続け、将来的な手法の見直しについて検討していきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 1番 戸澤義典

それでは、ただいまから再質問させていただきます。自治会の問題はよく自治会それから自治会連合会の話だよということで、行政は側面的な支援だよという話は十分承知しながら、再質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。まず、自治会の経費という観点から再質問させていただきます。令和4年度の予算で、自治会活動運営等補助金480万7,000円というのがあります。これは多分、各自治会に活動運営資金として配っているお金かなと思うのですが、そのほかに連合会に補助金を出したり、それぞれの部会に補助金を出したりいろいろしていると思います。そして、1点目のこの自治会活動運営等補助金のこの積算根拠。うちの自治会を見ますと、世帯数に190円をかけてその地域割の特性で、うちの自治会ですと2万7,000円がついて算出されているようなのですが、この積算根拠について改めてちょっと確認したいと思います。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

ただいまの御質問にお答えいたします。積算根拠といたしましては、二つに分かれておりまして、自治会活動運営補助分ということで、先ほど190円ということでしたが、令和2年度に改正しておりますので、現在は1世帯当たり340円を支払っております。そのほかに、均等割といたしまして、1自治会当たり150世帯以下は2万8,000円、249世帯以下は3万1,000円、250世帯以上が3万4,000円ということになっております。そのほかに自治会所有の施設を所有している自治会につきましては、施設管理分ということで電気料、水道料の基本料金を補填しております。以上です。

再質問 1番 戸澤義典

私が調べた当初よりも若干上がって補助金を出していただいているということです。令和3年度、昨年度の実績をうちの自治会を参考にしてみますと、自治会運営等補助金が5万8,260円いただいているのですね。ちなみに90世帯前後の自治会です。そして、その中で各連合部会の負担金、今は差っ引きになってもらえるようになりましたので、それが2万7,255円差っ引かれて実質3万1,005円の自治会運営等補助金をいただいているという状況です。しかしながら、その中に社会福祉協議会負担金というものが世帯割で引かれていまして、これが1万7,000円引かれています。それから、共同募金と歳末助け合い。これも世帯割で引かれるというか、持っていくようになっているのですよね。共同募金が2万8,050円、それから、歳末助け合いが1万7,000円、合計で6万2,050円が引かれているというか、それぞれ補助金拠出金として支出しています。先ほどの3万1,000円から6万2,050円を引くと、実際補助金をいただいていますが、約3万円を自治会が持ち出しているという状況ですよね。この補助金のほかに、報償費として8,000円をいただいておりますが、さらに、母が贈る子供劇場基金というのが令和2年度まで引かれています。これが1万円引かれていました。ということは、令和2年度は約4万円を持ち出したという状況です。90世帯の自治会で。多分、自治会の世帯数が多くなればもっと増えているのかなという気はしますけれども、それらを踏まえて、こういう自治会経費、町はそれこそ5万幾ら負担しているではないかとおっしゃいますが、実際はマイナスになっているという現状について、町長どう思われますか。

答弁 町長 平野浩司

今、自治会の会計というか、予算のお話をしていただきました。それで、町から出す補助金、それから、自治会自体がそれぞれに負担しているもの。それが、正直言って私どもがどうこうというよりも、補助することに対して皆さん方として不満だということであれば、いろいろ相談しなければならないことだと思うのですね。そして、今、自治会ごとにそれぞれ会員の方に自治会費を払っていただいているお金、マイナスでいるわけではなくて、もともとは皆さんからいただいたお金に対してそれぞれのところに出しているということなので、その出し方が本当にそれでいいのかということは、これからやはりそれぞれの自治会が考えることではないのかなと思っている。例えば、私の自治会なんかでも、その共同募金なんかについては、それぞれ個々にお願いして、福祉部長あたりが集めた時期があったのですけれど、それは負担が多いからといって、皆さんから集めていただいたお金は、定額的にそこから出してしまうというか、そういうやり方も含めてやはり地域の皆さんが、今言われたような社会福祉協議会とか、助け合いとか、そういうところに、皆さんのいただいた会費を出していくことの内部というか、自治会内での協議はやはりきちんとしなければならないのではないかなと思っています。本来の補助金に対してどうかというよりも、それは皆さんがこの補助金では非常に困ると。やはり、町としてというよりも行政として支援をしていただきたいということであれば、しっかり向き合うという考えは今までもしっかりとってきております。

再質問 1番 戸澤義典

考えは分かりました。それぞれの団体からおたくの自治会は何名いますのでこれだけですよということで、請求書ではないですけれどそういう形で来ますので、自治会としては仕方なくそれを払っていると。今の考えでいきますと、例えば1軒1軒共同募金お願いしますと回って、予定額の50%であろうが、30%であろうがそれを納めて、いやもううちはこれしか出ませんというやり方が正しいやり方なのではないかという、多分町長はそういう考えで発言されたのかということで理解はいたしました。自治会へそれをきちんとやってくれという話だと思いますが、行政における自治会の位置づけということで、若干お話しさせていただきたいのですが、美幌町自治基本条例があります。その中の23条から25条にかけて、自治会とは書いてないのですけれども、コミュニティーという形でいろいろ記載されています。例えば、23条ですと「コミュニティーとは、町民が互いに助け合い、心豊かな生活を送ることを目的として、自主的に結ばれた多様な組織及び集団といいます」と。当然、この中には言葉を読めば自治会も入ってくるのかなと受け取れます。自治会以外にもコミュニティーということですから、いろいろな、例えばサロンですとか、街角カフェですとか、あるいは今一生懸命やってもらっている男談農園とか、こういうのも一応この多様な組織及び集団いわゆるコミュニティーになりうるのかなと思います。そして、今、大きく、ほかの自治体では、いろいろなこの自治会の加入を目的としたものを含めて、いろいろな条例、あるいは自治基本条例の中にうたっている自治体もあります。自治会等の加入に主眼を置いた条例をつくっている自治体もあります。これは、例えば倶知安町がそうなのですけれど、倶知安町内会等への加入及び参加を促進する条例というのを倶知安町ではつくってます。目的では、地域住民の町内会等への加入及び参加を促進することに関し、基本理念及び必要な事項を定めるということで、こういう条例をつくっているところもあります。直接的に自治会の加入に主眼を置いた条例ですね。あるいはこれからちょっと一歩引いて、地域コミュニティーの推進や活性化に関する条例であって、自治会等への加入を規定するもの、こういった条例をつくっているところもあります。福岡県宇美町ですね。この条例は、宇美町地域コミュニティー推進条例という条例です。その中でも自治会ということで定義してます。町長が定める区域の1区域の居住する町民によって構成された自治組織で、町長が認めたものを言うと。自治会の役割ということで、明確に自治会と役割を書いているそういう条例もあります。さらに、いわゆる自治基本条例や住民参加条例であって、自治会等の加入を規定するもの。要するに、美幌町の自治基本条例の中に自治会のことを書いているというところです。これについては、福島の浪江町とか、長野県長和町がつくっているということで、長和町住民自治基本条例第2条の中に区自治会ということで、明確に自治会という言葉でうたっています。自治会は区を統括する自治組織を言います。さらに、区や自治会の意義、住民の責務とか、区や自治会の役割とか、そういうことでうたっていると。だから、自治基本条例の中に入れているけれども、きちんと自治会をうたってつくっているという自治体もあるということで、美幌町の今の自治基本条例を見ると、自治会はさらにこのもう一つ下のランクに位置するのかなという認識なのですが、今までにこの自治基本条例は、何回か見直されてきたと思うのですけれど、なぜ、あえて自治会を明確にうたっていないのかなと。多分何回か改正する機会があったと思うのですけれど、なぜ自治会を明確にうたっていないのか、その理由が分かればお聞かせいただきたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

私どもで住民の皆様とお話をして、住民自治の基本条例を定めております。それは、地域づくりというか、町の存在自体が主役はあくまでも住民だということの位置づけをしっかり確認するというか、それぞれのこの美幌町における国で言う憲法に値するものをつくりましょうと。国が言う主権はということとなれば、美幌町においての主権と言われるその中心は住民だということの位置づけなのですね。その中で、コミュニティーとその自治会という関係をやはりきちんと理解しなければいけない部分もあるのかなと思っています。そして、私どもの皆さんとつくった中でいけば、コミュニティーという一つの位置づけはしております。それで、コミュニティーという部分でいけば、私はよく地域コミュニティーというのですけれど、その地域ごとに特定目的があるものとか、特定目的がないもの。要は、これがその自治会とか町内会の本質になるのですけれど、何で必要なのかという部分の考え方というのは、やはり地域での自発的な動きというか、言うならコミュニティーの中の内数という考え方を常に持つ必要があると思うのです。ですから、そのコミュニティー等を置いた場合には、例えば地域ごとに特定目的がなければ、自治会とか、それから子供会がこれに該当するし、地域ごとに特定目的がある場合には、例えばまちづくり協議会とか、子育ての支援グループとか、それもコミュニティーですし、そういうことを全部まとめて町のそれぞれのまちづくりするための位置づけをしているということで、あえて自治会だけに特記して、当時はそういう論議はしたのですけれど、あえてそこで具体的にこういうものがコミュニティーの中に入るけれども、自治会はどうだという位置づけはしてこなかったと自分は認識しています。

再質問 1番 戸澤義典

コミュニティーと言ってしまえば、自治会も当然入ってくると思います。それで、事が足りているからあえて入れてないのかという話はあると思うのですが、先ほどもいろいろありましたけれども、今、役員の成り手がいないとか、人が集まらないとかいう中にあって、ぜひこういう美幌町の憲法となりうる自治基本条例の中に、明確に自治会というのをうたって、皆さんは向こう三軒両隣が集まって自治会をなし得ますので、そういうあえてうたうということも今後必要なのかとは思いますが、町長いかがでしょうか。

答弁 町民生活部長 関弘法

基本的には、町長が御答弁申し上げましたとおりでございます。規定上の話を事務レベルでお話させていただきますと、明文化、条文の中には今回自治会ということはうたわれてございません。ただ、先ほど町長もお話ししましたとおり、町民が積極的にいろいろ参加をしていただく、そういった共助コミュニティーというのは、幅広く解釈できるのだろうということで、今回明確にはうたっていないと。ただ、今回この条例を整える段階にあたって逐条解説を定めておりますが、その中におきましては、このコミュニティーを具体的に自治会、そしてNPO、ボランティア団体、そういったことでしっかりその逐条解説の中では示させていただいてございますので、そういったことで御理解いただきたいと考えてございます。

再質問 1番 戸澤義典

今後はさらに踏み込んで、自治会に加入を促進するという部分についても、是非御検討いただきたいなと思います。次、大きく3点目としまして、例えば、今、美幌町ではありませんが、ほかの自治体では自治会を解散したいのだとたまに聞こえてきます。実際、自治会を解散してしまったという自治体もあると聞いています。その場合の行政の対応として、今、広報配布ですとか、先ほど答弁いただきましたけれども9割弱が自治会に頼っていると。それから、回覧版の文書の処置。こういうのは、例えば自治会がなくなったらどうなるのだろう、行政が困ることはなんだろうと考えたときに、自治会がなくなったら、この広報、回覧のほかに、何か困ることが多々あると思うのですが、大きなところは何だと思いますか。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

もし、自治会が解散した場合ということでございますが、今現在では、自治会に担っていただいている業務といたしましては、まず、先ほどありました広報の配布、それから防災面での影響が大きいかと思われます。

再質問 1番 戸澤義典

いろいろ考えたときに、町民は自治会に何を求めているのかと私なりの頭で考えたときに、自治会の負担になっているのは多分会費、それから会の役職なのかなと。自治会の負担になっているのは、会費の役職なのかなと。それから、いろいろ賛否両論があるのだろうけれど、自治会の行事ですとか、広報の配布ですとか、先ほど言った回覧。これは、自治会でもやってもらいたいとか、いやそのようなものなくてもいいなど賛否両論です。それから、除雪とか声掛けは弱者支援に必要なのかと。あと、交通安全とか環境美化、自治会で言えば花苗の花壇整備。それから、先ほどあった防災。これらはどうなのかなと思ったときに、例えば交通安全は部会もありますし、いろいろボランティアでやってくれるところもありますし、花植えについても美幌町は自治会でやっていますが、ある自治会はもう花だけ提供して、全部ボランティアでやってもらっているという自治会もあると聞いています。防災についても、阪神・淡路のときに、本当に自治会が防災で活躍したかというと、6%ぐらいしか機能はしていなかったという実例があるそうなのです。防災については、隣近所との助け合いというのは非常に重要だと思うのです。自治会というよりも、これが本当の共助だと思うのです。そうなると、防災についても、自治会がなくても大してやっていけるのかという感じが受け取れるのですけれど、今後、もう自治会が解散したのだ、解散したいのだという自治会が出てきた場合、行政の対応は認めるしかないと思うのですけれど、それはどうなるのでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

自治会から、今言われたように自治会を解散したいという話があったときには、行政というよりも、皆さん方にとって自治会はどういう役割をしてくるのかということを、一部原則的な話になるかもしれないですけれど、お話をきちんとしなければいけないと思います。それで、今、災害のときに自治会ということの機能しなかったとおっしゃった部分と、実はそういう災害とか何かのときはすごく機能したと。だから、今、隣近所の関係というか、もともとは隣近所の関係があって、それが自治会というか町内会の一つのコミュニティーの形成をしたことなのですね。それが、いつの間にかいろいろなことが大きくなって、これも、あれもということで、自治会が抱え込むこと自体が皆さんに負担になってきたことが大きな理由だと思うのです。その流れとしては、今言われているのは、答弁書にも書かせていただいたのですけれども、各自治会に合わせた活動というか、御質問でもありましたけれど、一律自治会はこうしなければいけないという考えではなくて、今できることとか、地域のコミュニティーというのはきちんと保つのだということを考える必要があると思うのです。ですから、広報が行政として配ってもらえないから困るとかそういう論議は全く私は思っていませんし、逆に災害とかそういうようなときに、その役割としては、ふだん余り思っていなかったときには、逆に皆さんが、周りの人が、自治会というより皆が結束して力をそこに出すというか。だから、そういうことをやると、これも一つの事例ですけれども、なかなか人が集まらない、自治会がもう難しいとなったときに、そこに会長さんになられた方が、いやどうしようかといったら、もう健康づくりでいこうと。健康についてみんなでその地域の中で話して、人に集まってもらおうとやった例もあるし、ある会長さんは、いろいろなことを言っても駄目なので、防災というような災害があった場合どうしたらいいかということを問いかけるとか、そういうふうにやっているところもありますし。あとは、その事例でいけば、自治会と言ったら会長さんとか、役員が俺たちがやってやっているではなくて、同じ目線でというか、へりくだるわけではないけれど一緒にやろうとやっている。そうなると、そこに関わる中心になる人という人がポイントになるのかということでありますので、今言ったことなどをしっかり地域の方々に伝えて、その必要性というよりも、あることが大事だということは伝えていきたいと思っております。

再質問 1番 戸澤義典

やはり現状の中で多分1番多くの自治体が困っていると思うのですけれど、役員の成り手不足。それから、自治会の加入拒否者の多さ。特に若い世代等を含めて。うちの自治会も昔から入っていた方が、最近、今年度いっぱいでやめるわと言ってやめちゃった方もいるのですけれど。要するに、自治会に入らなくなった、入らない、あるいは1番困るのは多分役員の成り手不足なのです。この問題点を行政としてはどのように捉えているでしょうか。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

役員の成り手不足につきましては、自治会によって状況も大きく異なると思います。町が直接関わるということは難しいと思いますけれども、未加入対策につきましては、例えば町はパンフレットを転入者に配ったりですとか、そのほかにも、広報紙で年に何回か自治会加入促進率とか、活動の紹介を掲載しております。今後につきましても、自治会と連携をして、協議をしながら支援を行ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

再質問 1番 戸澤義典

なかなか小さい自治会で本当に役員の成り手が少ないということで、今、大きいところでは400近い世帯がいる自治会とか、少ないところだと50世帯の自治会とか、ばらばらですよね。それから、地域も住所的に言えば稲美だ、美富だとか混ざっている地域とか、いっぱいあると思うのです。そして、自治会の地域割りとか、合併とか、そろそろ必要な時期に来てるのではないかと。当然、自治会とか、自治会連合会の話なのですけれど、自治会、自治会連合会だけでは、当然、合併や見直しとなると進んでいけないと思うのです。行政の手を借りないと。過去、この地域の見直しとか合併について、話題になったことは何かありますか。なかったか、あったか。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

ただいまの御質問でございますが、合併ですとか、解散ということについて議論になったかということでございますけれども、解散については、今のところ聞いたことはございません。合併につきましても、自治会連合会の総会ですとか、理事会の中で議論されたことはございませんけれども、個々の自治会で、将来的にそういうこともというのを話したことがあるという話を聞いたことがございます。

再質問 1番 戸澤義典

なかなか自治会とか、連合会から上がってこないと、行政側としても受けないとは思うのですけれど、やはりその自治会の世帯数の格差ですとか、成り手不足を解消すると、ある程度の均等性を持たせたほうが、成り手は増えてくるのかなという部分もあると思うのです。若い世帯だけの自治会とか、平均年齢が高いところの自治会とかいろいろあるのでしょうけれど、今のままでは、なかなか現状の問題点を打破できないということで、今後、少しでも連合会、自治会から合併や見直しの要望があったときには、ぜひ行政が主導して進めていただきたいと。多分、ここ2、3年のうちにそういう話が出てきてもおかしくない状況にまで来ていると思うのです。ちょっと時間がないので、2番目の質問に移らさせていただきます。先ほど御回答いただいた中で、パンフレットラックを置いてますということで御回答いただきましたが、置いてる場所はそれぞれスーパーとか、公共施設ということで伺っています。全部で何部置いて、残部数はどのぐらいあるのかと。要するに、利用率というのはどのぐらいあるのでしょうか。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

ただいまのスーパー等のパンフレットラックに設置している部数でございますけれども、全体で公共施設も含めて120部ほど設置しております。公共施設は数部残っていることがございますが、スーパーなどはほぼなくなっております。

再質問 1番 戸澤義典

先ほどの自治会配布以外の1割弱がこういうラックを利用しているということで、120部でほぼなくなっているということですけれど、多分何割かはまだ手に届いてない世帯もあると思いますが、その辺は大体どのぐらいで見積もっていますか。実際、広報紙が届いてないという世帯。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

現在の世帯数が9,300ぐらいで、1割程度配布していないとなると、七、八百。そこから、スーパー等で120部ほど配布しております。また、たまに問合せとかでもあるのですけれども、ホームページで御覧いただいている方もございますので、数百人は全く手元に届いてないという方もいるかなと思います。

再質問 1番 戸澤義典

美幌町広報紙発行規則というのがあって、これに基づいて発行していると思うのですけれど、この中で、広報は美幌町の区域内にある全世帯に対して、1部ずつ無料で配布すると明確に発行規則でうたっているのですが、自治会に配布を依頼するようになった経緯というのはいつ頃から、何で自治会に配布依頼することになったのか、その前はどういう形をとっていたのか、もし分かれば教えていただきたい。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

自治会へ広報の配布を依頼するようになった経過でございますが、広報は昭和27年から発行しております。その際は自治会という制度ではなく、区制度をとっておりました。区には区長がおりまして、区長は行政からの報酬を得て、行政の業務の一部を担っておりました。そのときに、広報が発行された昭和27年に、区長の仕事の中に広報の配布ということが盛り込まれたことから、その流れのまま自治会でも配布していただくということになったと思います。

再質問 1番 戸澤義典

今はホームページでも見られるようになっていますけれど、このホームページの掲載というのは、いつ頃から始まったのでしょう。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

平成23年度から広報紙をホームページに掲載しております。

再質問 1番 戸澤義典

平成23年からということで、もう10年ぐらいたっているのですよね。予算的な話をさせていただきます。広報の作成業務委託料で、令和4年度予算が899万8,000円と約900万円委託料をとっていますけれど、これというのは広報をつくるお金なのかなと思いますが、先ほど9,300、9,400と言いましたか。月当たり何部作成して、それにかかる費用は幾らか。それから、例えば、作成部数を半分にしたら、単純的に半分とならない思うのですけれど、経費はどのぐらい削減できるのか、分かれば教えていただきたい。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

ただいまの御質問に答弁させていただきます。広報の印刷部数は、現在8,900部印刷をしております。先ほどありましたとおり、編集業務で186万1,000円、印刷業務で713万7,000円となっております。仮に、半分にした場合ということでございますけれども、編集費は変わりませんが、印刷費のほうは逆に上がってしまいます。1.5倍ほどになるのではないかと見込まれますので、今ので行くと100万円とか、200万円は減額になるかもしれませんが、半分になることはございません。

再質問 1番 戸澤義典

部数は、半分減らそうが大した削減にならないということですね。配布手数料、132万6,000円という予算があります。これについては、多分自治会の配布手数料なのかと思うのですが、1部当たりの単価、要するに積算根拠というのはどうなっているでしょうか。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

1部当たりの手数料は13円でございます。積算根拠でございますが、今のところ見当たらないのですけれども、平成14年からずっと13円で配布をしていただいております。

再質問 1番 戸澤義典

多分世帯数掛ける13なのかと思うのですが、それ以外のアパートとかもあるから、そう単純に入れられないかもしれないですけれども。例えば、自治会によっては自治会に入ってない、要するに未加入世帯については、いやうちは広報を配っていないという自治会もあるし、あるいは入っていないけれど5部ぐらい配るよといって配っている自治会もあるし、まちまちなのですね、今の現状が。行政としては、自治会に頼んでいる配布、これは未加入世帯アパートも含めて、どういうような形で依頼しているのか。未加入世帯は配らなくていいよと言ってるのか。そんなこと言わないと思うのですけれど、自治会に任せるのか。どのように依頼しているのか教えていただきたい。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

未加入世帯への配布についてでございますが、行政としましては、自治会にできるだけ配布していただきたいというスタンスで、お願いしているところでございます。

再質問 1番 戸澤義典

ということは、この未加入世帯も含めた単価13円の手数料を支払っているという認識でよろしいでしょうか。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

はい。未加入世帯も含めまして、配っていただいた数に世帯数を掛けて配布手数料をお支払いしております。

再質問 1番 戸澤義典

何回もしつこくなってきてすみません。アパート等も含めて、当然お願いしているという形でいいのですか。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

アパートとかも含めて配布していただいている自治会には、手数料をお支払いしております。

再質問 1番 戸澤義典

今はホームページでも見られるようになっているということで、ほかの自治体もPDF形式で、そのままホームページにアップしているという自治体が7割、8割ぐらいあるそうです。ほとんどホームページにアップしているということなのですけれども。その中でも、ただアップするではなくて、高齢者や障がいのある方のために読み上げ機能がついたり、あるいは外国人の方が見ても分かるように、医療情報など多言語化できたり、そういういろいろなアプリを使ってアップしている自治体もあるそうなのです。一方で、高齢者やスマホ操作が苦手な方もいるということで、当然紙媒体も配っていると。いろいろな施策を施している自治体もあるのです。山梨県の上野原市というところがちょっとおもしろくて、画面に表示された紙面の読みたい箇所をタップすると、ポップアップで文字が拡大されて飛び出すような、デジタルブックツールというのを導入しているそうです。そういうのですと、多少目が見えづらくても、自分の必要な情報を瞬時にとれるようなツール。こういうのを使っている自治体もあるというところで、ただのPDF化したやつをアップするのも最低限必要ですけれども、今後はもっと機能を拡張して、視覚障がい、聴覚障がいの方も含めて対応できるようなツールに改善していく時期にそろそろ来てるのかと思う。それから、紙媒体で広報びほろを読んでいますと、私も最近ちょっと見づらくなってきていますが、私よりももっと年配の方にとっては、非常に字が小さくて読みづらい部分があると思うのです。だから、高齢者の方には、もっと必要な、絵で見るのが1番分かりやすいと思います。情報を伝えるには絵で見る、あるいはもっと字を大きくする。何と言いますか、分けてもいいのかなと。デジタルで見る人はデジタルで見てもらう。本当に紙媒体が必要なのは紙媒体で見てもらう。だから、一応アンケートをとって、広報紙要りますか、要りませんかというぐらいのアンケートをとって、要る人だけに配ると。そして、配るのももっと重要なところについては、字を大きくして見やすくするとか、いろいろな方法でできるのかと。だから、今の広報をより読んでもらう、より情報を提供するためには、情報量も大切ですが、情報の内容をピックアップしたやり方も今後必要になってくると思うのですが、その辺いかがでしょうか。

答弁 町民生活部長 関弘法

今、様々な御提案を議員からいただきました。まさに、そういった視点で、いろいろな工夫をしていくというのは、非常に重要なことだと認識しています。今現在、町でも紙媒体に限らずホームページ、フェイスブック、LINE、その他あんしんネット、様々な媒体を通して、皆様に行政の情報またはいろいろなお知らせを発信しているところであります。それで、広報等につきましては、行政から積極的な伝達ということになろうかと思うのですが、逆にホームページ、LINE、そういったものについては、いわゆるそのアクセスの仕方といいますか、そういったことの工夫も、我々がしっかりと考えていく必要があるのだろうと思っています。ホームページ、LINEに載せたのでいいということではなくて、そこにいかにこの利用しやすさを求めていくのか、そんなことも併せ持って考えていく必要があるのだろうと思っております。あわせて、対象の方もそれぞれおりますので、その方のニーズに合わせた形、見やすさ、そういったことも、当然ながら追求していく必要があると認識してございます。そういったことで、いろいろなニーズの把握というのも必要になろうかと思いますので、今後その必要性に応じた中で、行政としてもそのニーズの把握、そういったことには、アンケート等も通じた中で努めていければということは検討したいと考えてございますので、よろしくお願いいたします。

再質問 1番 戸澤義典

先ほど若干紹介した山梨県上野原市のデジタルブックツール。これについては、どの記事が読まれたか、どんな反応があったかと分析できる機能がついているそうなのです。だから、この記事は今回人気があったのだとか、手にとり分かるらしいです。そういうのは、AI機器を含めて、今後検討されていっていただければと思います。そして、先ほど自治会がなくなったら広報配布はどうなるのかと、若干前段お話しさせていただいたのですが、自治会以外の配布要領というのをやはり考えておかなくてはならないと思うのです。ポスティング、郵送。郵送が多分1番お金かかると思うのです。それで、私が思ったのは、大体皆さん家庭は水道を使っている。水道検針員の方が必ず回っていると思うのです。だから、水道検針員の方に広報を配って、当然、料金は払いますけれど、検針員の方に広報を配ってもらうのも一つの手だと思ったのです。当然、その代わり一斉に行かないデメリットもありますけれど、ある程度10日なら10日の間に全部配れるようなこともあるのかと思うのです。今後は、広報紙の紙面の充実、見やすさ。それから、アップデートの仕方は、見やすいいろいろな機能を使ったアップデート。今後は、自治会がなくなってもいいように、広報の配布を自治会だけに頼るのではなくて、広報配布要領も今後考えていく必要があると思います。これら三つについて、最後、町長何か御答弁あれば。

答弁 町長 平野浩司

広報紙の在り方というのは、今、戸澤議員がいろいろアドバイスいただいた部分は、考えていく必要があるのかと思っております。そして、お知らせという従来の考え方から脱却しなければいけないのかなと。要は、例えば、実際にどういう記事が読まれるかという話を分析したのがあり、その中でいけば、特集記事、最近の市政の動きとか、要は誰が主役であるかということを考えたら、町民の動きと関心事のものをしっかり載せるというか。それから、若者に対しては、よく新聞と同じように連載的にこれを次に読んでみたいとか、そういうことの広報の在り方というよりも、何を伝えていくかということ、それから、どういう方が関わるかということをしなければならない。それで、配布なのですけれども、例えばポスティングでやっているところもある。要は、郵便局にお願いして、これ福岡県嘉麻市。人口3万5,000ぐらいのところなのですけれど、ここは全部に配る。その中で、最近非常に感銘を受けたのは、超高齢化社会における自治体広報紙の配布方法ということで研究をした、要は自治体職員がいろいろ調べてやった中でいくと、先ほど御質問では六つの方法はあるのですけれども、自治会の在り方も含めて、今でこそ町内会や自治会に配布してもらうことが大事だと結論付けている。それは、今までのただ配ればいいということではないと思うのです。人とのつながりとか、その地域での、そして、それぞれの皆さんが、そういう広報を配ることに対する自分の自負とか、そういう持っているものをきちんと醸成していかないと、これから地域は成り立たないよと。だから、私はどちらかというと、そういう本来地域がどうあるべきかということのそれぞれ個々でやってきたものを、言うならば、ベース的に日本人が持ってるものを、今誰かがきちんと地域の人がもう1回呼び起こさないと。今の流れにおいてだんだんこう変わっていくだけ、それから若者が入らないのであれば、従来の自治会というやり方を頭に描くから役員もやりたくないだけの話なのです。だから、そこも変えましょうという誰か本当に核となるような人が必ずいるはずなので、その人たちがしっかり地域に問いかければ、私はまだまだ美幌という地域では、しっかりと自治会という組織は継続していけると思っている。配布については、全戸配布と割り切れば、ポスティングとか、それから、どこかにお願いしたらいいのでしょうけれども、そうでない方式を何とか今言ったようなことを努力する、努力していきたいということを伝えていきたいと思っています。

再質問 1番 戸澤義典

多分、同じような記事を私も読んだと思うのですけれども、要するに、広報があることによって、直接手渡しすることによって、安否確認もできるし、人の輪もつながっていくから、十分ためになっていると。それを踏まえて、先ほどあえてそういう質問をさせていただきました。今回は、2項目について質問しました。これで終わりたいと思います。

出典:美幌町議会 令和4年第5回定例会 2022年6月21日 議事録 PDF(35ページ) 間違いを知らせる