美幌町議会 令和3年第7回定例会 2021年9月14日
(1)防災・減災について/(2)記念碑等遺構の現状と取扱いについて
2021年9月14日、美幌町議会の一般質問で、戸澤義典議員が「防災・減災について」「記念碑等遺構の現状と取扱いについて」について質問し、町長 平野浩司、危機対策課長 弓山俊、総務部長 小室保男、教育長 矢萩浩が答弁しました。
- 質問者
- 戸澤義典 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、危機対策課長 弓山俊、総務部長 小室保男、教育長 矢萩浩
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質問 1番 戸澤義典
それでは、事前に通告しております大きく2項目、防災・減災については2点、それから、記念碑等遺構の現状と取扱いについて質問させていただきます。まず、防災・減災について。1点目、災害情報共有の現状と今後の課題について質問いたします。日本の経済再生と持続的経済成長を実現するためには、科学技術イノベーション、いわゆる、新たな考え方や技術を取り入れて、新たな価値を生み出すことをイノベーションと言いますけれども、それらが不可欠であるとの認識の下、2014年に国家プロジェクト、戦略的イノベーション創造プログラム、いわゆるSIPというものが創設されました。SIPにおける防災・減災分野の課題として、第1期2014年から2018年では、レジリエント、いわゆる、弾力性とか柔軟性がある防災・減災機能の強化が、それから、第2期2018年からは、国家レジリエンス(防災・減災)の強化が選定されました。発生の切迫性が高まっている南海トラフ地震等の大規模地震災害や火山災害、気候変動によって激甚化する線状降水帯、スーパー台風等による風水害に対して、衛星、IoT、ビッグデータ等の最新の科学技術を最大限に活用し、国民一人一人の確実な避難と広域経済活動の早期復旧を実現するために、国や市町村の意思決定を支援する情報システムを研究開発し、実用化することが課題目標です。最終的には、政府の災害対応における避難・緊急活動支援統合システムと市町村の災害対応における市町村災害対応統合システムの二つの統合システムを開発する二つの研究開発項目が柱となっております。北海道においても、SIP4D、英語で言うとSharedInformationPlatformforDisasterManagement、日本語で言いますと、国立研究開発法人防災科学技術研究所(防災科研)、それから、株式会社日立製作所が2014年より共同で研究開発してきた基盤的防災情報流通ネットワークのことを言いますけれども、それらが防災関係機関との情報共有可能な新北海道防災情報システムが今年7月から運用開始されています。以上のことを踏まえまして、お聞きいたします。美幌町の災害情報の共有システムはどのようになっているのか、その現状と今後の課題についてお聞かせください。2点目です。防災協定の現状と協定の考え方についてであります。美幌町強靱化計画において、物資供給、医療、救助、救援等災害時の迅速かつ円滑な応急対策を講ずるため、災害時応援協定や燃料供給協定、応急対策業務に係る協定締結等の目標を掲げています。本年度に入ってからも、株式会社サッポロドラッグストアーと災害時における応急生活物資の供給に関する協定が締結されました。美幌町の防災協定の現状と協定に係る今後の考え方についてお聞かせください。大きく2点目です。記念碑等遺構の現状と管理についてであります。町内に存在する記念碑等遺構の現状と管理についてお聞きいたします。美幌町内には、柏ケ丘運動公園内にリンナイチャシの遺構や開基90周年の記念碑など各所に記念碑等遺構が存在しております。平成30年には、柏ケ丘公園内にあった上美幌土功組合更正記念碑や民有林人工造林1万ヘクタール達成記念碑を老朽化の理由から撤去いたしました。それら記念碑等遺構の現状と撤去を含めた管理の考え方についてお聞かせください。以上、よろしくお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
戸澤議員の御質問に答弁いたします。防災・減災について。1点目の災害情報共有の現状と今後の課題についてでありますが、町としましては、独自の情報共有システムは保有しておりませんが、国または北海道と連携する情報共有システムを活用し、災害時の情報共有に努めております。具体的には、国と連携する全国瞬時警報システム、Jアラートがあり、国が覚知した地震情報・気象情報・国民保護情報が瞬時に緊急速報メール、あんしんねっとびほろとして配信されます。次に、北海道と連携する北海道防災情報システムにつきましては、本年7月のシステム更新により、従来の被害状況報告に加え、避難所開設状況の地図表示や多言語による情報配信、府省庁連携防災情報共有システム、SIP4Dからの自動配信など、新たな機能が追加されたところであります。なお、北海道防災情報システムと国の府省庁連携防災情報共有システム、SIP4Dが連携したことで、避難所開設閉鎖情報、各市町村の被害集計値、物資拠点施設情報など共有できることから、国の応急支援の迅速化が図られることになったところであります。今後、具体的な運用を進めていく中で、災害対応の現場の実態に即した利活用が図られるよう、国及び北海道に働きかけていくとともに、関係機関と平時より防災情報の共有並びに災害時における情報伝達など、意思疎通を図り、顔の見える関係を築きながら、いつ起こるかわからない災害に備えてまいりたいと考えております。次に、2点目の防災協定の現状と協定の考え方についてでありますが、町は、美幌町地域防災計画に基づき、災害時の応急対策として、燃料・ライフラインの確保、福祉避難所の設置、輸送・情報の連携、資機材・食料品の調達、医療品・生活物資の調達など、部門ごとに、行政機関または民間団体と防災協定を結んでおります。現在の協定数ですが、8月末の段階で23団体と締結しており、内訳につきましては、燃料の調達2団体、福祉施設2団体、ライフライン確保4団体、輸送・情報連携4団体、資機材・食料品の調達9団体、医薬品・生活物資の調達2団体となっております。今後の協定の考え方についてでありますが、大規模な災害が発生した場合は、避難生活が長期化するなど、生活物資等の不足が予想されますので、町といたしましては、新たな協定先の確保に努めるとともに、これまでに結んできた協定先との協力関係の強化と実効性の確保に取り組んでまいりたいと考えております。次に、記念碑等遺構の現状と管理についてですが、現在、美幌町内にある記念碑等については、年1回、所管課による現況確認を行っております。その際、破損状況なども確認し、必要に応じて撤去や修繕の実施などについて個別に検討しているところであります。倒壊などの危険性が高く、やむを得ず撤去が必要となる場合については、関係団体などとの協議を行い、同意をいただく中で撤去を行っております。なお、記念碑建立の事実については、その意義や意思などを尊重し、町史や叢書によって美幌町の史実として残すなど、後世につないでいくこととしておりますので、よろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
それでは、災害情報共有の現状と今後の課題についてから再質問させていただきます。まず初めに、災害が起こったときに、現場の被害状況等については近くの方から、あるいは職員等が現地に赴いて情報収集、被害状況等を収集すると思うのですけれども、それらの情報はどのように対策本部に伝わり、どのようにされているのか。例えば、現場を確認して、無線で連絡して、それを本部の要員が受け取って地図とかにプロットしているのか、あるいはモニター等を使っているのか、その辺の現状について若干教えていただきたいと思います。
答弁 危機対策課長 弓山俊(危機対策課長は2023年3月まで)
議員の質問にお答えしたいと思います。災害が起こった段階で、まず総務部で主管課長が集まって協議した中で、実際に災害が河川で起きていれば建設部の維持管理グループで現場を確認した上で、情報をこちらに共有する形としております。情報を基に対策本部を設置するかどうかを確認した中で、対策本部が設置されましたら、各班ごとに分かれて情報班をつくりまして、情報班が現地に赴いて、状況を確認して、逐次、無線により本部に報告する形で考えております。よろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
無線で上がってきた情報は、災害対策本部で文字で情報を共有しているのか、地図に災害の状況をインプットして共有しているのか、あるいは、デジタル画面を使って共有しているのか、その辺の共有状況はどのようになっているのでしょうか。
答弁 危機対策課長 弓山俊(危機対策課長は2023年3月まで)
議員の質問にお答えしたいと思います。役場の新庁舎の2階の第2会議室が対策本部会議室になりますので、そちらにデジタルサイネージとホワイトボード、電子ボード等を備えておりますので、そちらにノートパソコンをつないで、災害の発生の経過などを時系列にまとめるような形で考えておりますので、よろしくお願いします。
再質問 1番 戸澤義典
それでは、災害情報は文字でしか見ていないという認識でよろしいですか。例えば、画面に地図が載っていて、地図で日の出地区のこの場所がこんな感じで洪水していると、目に見える情報ではないと、文字だけの情報ということでよろしいでしょうか。
答弁 危機対策課長 弓山俊(危機対策課長は2023年3月まで)
パソコンに全町地図を出した中で、例えば樋門箇所であるとか、そういった地図情報自体を出しながら、対策を練っていくような形で考えております。よろしくお願いします。
再質問 1番 戸澤義典
画像を見ながら、時系列も見ながら判断しているというイメージなのかと思います。質問を変えさせていただきます。美幌町地域防災計画があると思うのですけれども、それによりますと、事前避難勧告と緊急避難指示の責任というのは町長にあると思います。例えば、大雨警報が発令されたとき、避難の準備をし、または事前に避難を要すると判断されたときは事前避難勧告をしなければならないと記載されています。避難を要すると判断する過程での決心は非常に難しいのではないかと思われます。当然、先ほどありました災害対策本部での画像情報とか、文字情報とか、あるいは災害対策本部の中での協議等を踏まえて町長が判断されていると思いますが、その決心するに当たって重視していることがあれば、お聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 平野浩司
決心する場合には、ケースによって、そこにある情報によって違う部分もあるのですけれども、大雨災害の中でいけば、河川の決壊とか、そういう判断をする部分については、当然、本部で今の状況を画像等で確認できること、それから、今までのデータから雨量とか、川であれば上流地区の水位の伸びとか、そういうものを担当で用意していただいて、それを対策本部会議のメンバーで確認して、こういう考えでいきたいということを皆さんに共有を図った中で、最終的にこうするという判断をして、そのまま皆さんに指示を出しているという状況であります。
再質問 1番 戸澤義典
指示とか、勧告を出すときの町長の判断は、非常に難しいものがあると思います。先ほど言いましたが、国は、SIP、戦略的イノベーション創造プログラムという方針の下、市町村災害対応統合システムの開発・導入を後押ししています。例えば、IDR4Mというシステムがあります。このIDR4Mというのは何なのかということで、若干説明させていただきたいのですが、英語が得意ではないのですけれども、Integrated-systemofDisasterReduction4Municipalitiesとよくわからないのですけれども、日本語に訳すと、AI技術を活用し、災害時の市町村の適切なタイミング、範囲で避難指示などの発令判断を支援してくれるシステムだそうです。このシステムは、ハザード評価、いわゆる災害による危険度評価や、脆弱性評価、いわゆる人・物への危険度評価をAIが行い、総合リスクを評価し、避難判断を行ってくれるシステムです。総合的な災害リスクを250メートルのメッシュごとに計算をして、高解像度の空間情報を提供してくれる。また、地区ごとの避難判断発令を支援する情報を10分ごとに6時間先まで提供してくれます。AIが過去の情報とか、現状の情報を入れたことによって、それを判断してそろそろ危ないですよ、10分後には避難指示を出したほうがいいですよというイメージだと思うのですけれども、そういうものを提供しているシステムがIDR4Mです。国は、このようなシステムを2028年度までに全国1,700の市町村へ実装を目指しているということです。令和2年度にはこのプロトタイプの実証実験のために、千葉県香取市など、4個の自治体がモデル自治体として公募し、選定されました。本年度に入り、実証実験がまだ終わっていないのか、実用化されたのかというのはわかりませんけれども、間違いなくこの地域にはまだ入っていないと思います。ぜひ、オホーツク地域の先駆けとして、美幌町が導入に向けて動き出すことによって、町長の状況判断も楽になりますし、皆さんとの情報共有も楽になりますので、導入について進めるべきだと思いますが、町長いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今、説明を受けた内容について、私の勉強不足ではあったのですけれども、自衛隊の旅団長にこういうシステムを国がやっていて、例えば河川であれば、河川の細部までどういう状況と瞬時にわかるような、要は、状況を判断するためのものを表してくれる。今議員がおっしゃったように、判断を数値を見るというよりも目で確認できるということであります。御質問のシステムを、国は2028年に全国の市町村に実装したいという中において、町として早い時期に導入したいという意向が示された場合については積極的に、地元の自衛隊関係の方々もフォローというか、実際に私も今回のシステムのことをそういうところから情報をもらって、やっているということでありますので、自衛隊のある町としても、タイミングもありますけれども、導入することには前向きに考えたいと思っております。
再質問 1番 戸澤義典
このIDR4Mは、ウェブのクラウド上で利用できるということで、インターネットに接続可能なパソコンやタブレット端末があれば、IDとパスワードを入力して、インターネット環境があればいつでもどこでも情報を入手することができる。例えば、今は災害派遣があれば、自衛隊から連絡幹部が町の対策本部に来ていると思うのですけれども、実はその間、自衛隊も同じように駐屯地内に対策本部を設置しまして、美幌町と同じように災害情報を展開しているのですが、今のままだとLOが役場の災害情報を見て、どこの地域でどんな状況であると聞いたことを、部隊の地図上にインプットしているという状況で、伝聞ですから100%正確な情報が伝わっていない状況が発生しているのではないかと思うのです。しかしながら、このシステムを導入すれば、全く同じタイミングで、100%同じ情報がここでも、部隊でも、あるいは現地に持って行ったタブレットでも共有することができるという優れものだと思うのです。情報があるのになかなか生かせないという現状を打破することにもつながっていくと思います。また、災害対応の理想の姿というのは、同時並行で異なる行動をする個人とか、組織同士が同じ情報を共有して、認識を統一して、全体として的確な災害対応を実行することだと思うのですけれども、そういうことも当然可能になると思います。町長だけではなくて、災害対応に当たる全ての人にとって、メリットになるシステムだなと。ただ、どのぐらいの予算がかかるのかは、まだ研究段階でわかりませんけれども、国が2028年度までに進めるということは、何らかの補助金がつくと思われますので、先ほど町長から導入を前向きに検討したいという御回答をいただきましたので、ぜひ、アンテナを張って、いつ国から補助金がもらえるかということを含めて進めてもらいたいと思います。今の話を聞いて、何かあればお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
最初にこのシステムを教えていただいて、私も資料をいただいたり、調べた中でいけば、例えば、危険区域の表示がきちんと色分けで出る、この地域は浸水が危ないとか、それが目で見られる部分においては優れものだなと。残念ながら、担当に確認してもらったら、今システム上、北海道で起動しているものは数少なくて、美幌の分はどうなのかというと、利用にはまだ難しい部分があるということなので、担当には、将来どうなっていくかということを、私も含めてみんなで学んでいこうという話をしていますので、しっかり研究をしていきたいと思います。あとは、日常的に災害時の対応をみんなで共有する。このシステムは、これはこれでいいですけれど、現地もきちんと確認するという動作確認もしっかりやっていかなければいけないことかなと。便利になればなるほどその信頼性と現場を見る形、自分でよくスタッフに言うのですけれども、この場所であれば、ここの縁石のどこまで来て、この雨量でいくとどういう上がり方をするかとか、だからこういうところをしっかり見るとか、全体をどうするということ、それも大事なことだと思って、今まで私が経験したこともみんなで共有しながら学んでいる状況ではあります。
再質問 1番 戸澤義典
次に、防災協定の現状と考え方について再質問させていただきたいと思います。23団体と協定を結んでいるということで、協定の内容を確認させていただきました。燃料やLPガス、建設資機材を活用した災害応急対応から、食料品、飲料品、それから医薬品等の応急生活物資など、多岐にわたり協定を締結されているのを確認しました。御答弁では、避難生活が長期化した際、生活物資の不足が予想されるため、新たな協定先の確保が必要だという御認識でしたが、避難所生活を送るための最低限の物資の確保の協定は締結したという認識でよろしいでしょうか。
答弁 危機対策課長 弓山俊(危機対策課長は2023年3月まで)
先ほど答弁の中にもありましたとおり、長期化した場合の避難生活の物資等が充足するかどうかわからない部分がありますので、今後も引き続き、災害に必要な物資について確保に努めていきたいと考えております。なるべく町内で展開する販売企業等に御協力のお願いを継続していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
再質問 1番 戸澤義典
品物の量的な課題はあるので、引き続き締結したいということは理解いたしました。そうではなくて種類です。避難所生活を送る上で、品物としての協定、これについてはもう十分達成したという認識かということでお聞きしました。
答弁 危機対策課長 弓山俊(危機対策課長は2023年3月まで)
食料品とかは、備蓄の量が一定量ありませんので、長期化したときに食料品の確保は必要になりますので、需要量がどれだけ必要かということは、実際に食料品を提供いただける企業では足りないとこちらでは考えておりますので、そういった部分の協定先をこれから見つけて、増やしていきたいと考えております。種類は、医薬品が1社としか締結しておりませんので、医薬品の部分はまだ足りていないと思われますので、その部分は充足はしていないと認識をしております。
再質問 1番 戸澤義典
初期の避難生活を送る上での協定としては、どのような医薬品の内容で締結したかわからないですけれども、医薬品の中で一部まだ種類が足りないものがあるから締結が必要だということで理解をいたしました。美幌町強靱化計画があると思うのですけれども、その中の27ページ、それから44ページ、自治体間の連携で、同時被災リスクの少ない地域の自治体との相互応援のほか、自治体間支援などの協定の締結により、災害時の連携体制の強化を図るとあります。要するに、マンパワーの話だと思うのですけれども、この具体的な締結状況があれば教えていただきたいと思います。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
御答弁申し上げます。具体的に相互応援協定を締結しているという状況ではございません。今御指摘の、例えば大規模な災害、広域災害が起きたときにはなかなか難しいでしょうけれど、一昨年に北見地域定住自立圏の協定を結んでおりますけれども、そういった協定の項目の中にも防災協定を含んでおります。1市4町の中で相互に防災対応、不足する資機材を手だてするですとか、マンパワーの相互応援を行うとか、そういったことを想定しておりますので、定住自立圏をはじめ、今後もほかの部分についてもしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
再質問 1番 戸澤義典
以前、道新の美幌支局長だったと思うのですけれども、コラムの中で美幌町についてはニュージーランドのケンブリッジと姉妹提携していますという話があって、なぜ国内で姉妹都市を締結していないのかという記事を見たのですけれど、それを見て、確かにそのとおりだなと。例えば、山元町と姉妹都市提携をすれば、人事交流とか、地元の特産品も含めて、こういう災害協定も結んでおけば、北海道地区で大きな地震があって、オホーツク圏だけでは無理だというときには、そういうところからも支援に来ていただけることにもつながると思うのです。だから、国内の九州地区に1か所、あるいは本州の真ん中辺りに1か所という形で、美幌町にメリットとなるところと姉妹都市提携を結んでもいいのかなと思ったのですけれども、町長はその辺についての考え方はどうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今までの姉妹提携の考え方とは違ってきているとは思っております。災害等が発生した際に、その近隣だけの連携ではなくて、少し離れたところという部分においては、今議員がおっしゃったことは、私も町長になってからよく言われます。どこか離れているところと姉妹提携をしたらいかがですかということを言われております。今、高校であれば、高知と親しくさせていただいたり、社会教育であれば昔から日野市とか、災害の支援であれば宮城県山元町とか、そういう何か関わるところと姉妹提携を検討したらということは言われておりまして、具体的に検討しなさいという指示は出していないですけれども、私の中での課題であることは、今言われたことは私自身は受け止めている状況であります。
再質問 1番 戸澤義典
提携を結んだ両方にとって、デメリットは余りないと思うのです。メリットがあると思うので、災害だけではなくて、人事交流を含めてどうですかという話をどんどん進めていただければと思います。この質問を終わりまして、町内に存在する記念碑等の遺構の現状と管理ということで、この質問をするに至った経緯ですけれど、これを見ていただきたいのですが、これはどこにある何かわかりますか。なかなかわかりづらいと思うのですけれど、これを見た時に何でこんなものがあるのか。これは何だろうと思って調べたら、これは陸上競技場で、こちら側は野球場で、ここの小さなところに石があって、この裏に何年何月何日に提供しましたということで、これは開基100年のときに、日専連美幌が寄贈してくれたものだということで、そのときにわかったのです。それで、今回この質問をしようと思って、回答を伺うと今現在これは美幌町では管理していないです。一覧表の中に入っていない。美幌町では管理していないということで、陸上競技場と野球場は、結構美幌町以外の方も来て使うと思うのです。そのときに、あれは何だろうと多分不思議がっていると思うのです。昔はここに時計がついていて、落雷か何かで壊れて、時計だけ外したということをお聞きいたしました。なぜ、そのときに一緒に撤去しなかったのかなと。これは遺構の中に入っていませんから、答弁は要りませんけれど、例えば、北海道でも30度超えの暑い日がありますので、ここはちょうど野球場からも見えるので、ここに両面見られる温度計があれば、野球をやっている人からも見えるし、陸上をやっている人からも見えて、ここに温度計があればいいと思ったのです。それで、今回この質問をいたしました。それと代わってもう1枚、先ほど全体の危険度の把握をしているということを伺ったのですが、これは美幌町の管理している記念碑に入っています。これはどこにあるかわかりますか。これも柏ケ丘公園のタイムカプセルのそばにある温故知新で、これは1977年9月に設置されています。見てもらったらわかるように、コケがすごいです。コケがたくさん見えていると思うのですけれど、危険管理だけではなくて、毎年やる必要はないと思うのですが、余りにひどいと思ったらコケを取るぐらいしてもいいのかなと。危険管理だけではなく、見た目の管理もしてもらいたいと思ったのですけれど、その辺についてはどうでしょうか。
答弁 教育長 矢萩浩
ただいまの開基90年の温故知新の碑でございますが、教育委員会で所管しております陸上競技場に隣接しているということで、私ども教育委員会で日常の草刈り等を行っております。その中で、議員がおっしゃるようにコケがついていたり、危険な状況であれば適宜対応していきたいと思っております。また、一つ目の開基100年に御寄贈いただきました時計の関係でございますけれども、これにつきましては、町としてどのような形で利用していけるかにつきまして内部で検討した上で、時計を御寄贈いただいた方ともどういうふうにしていくかの方向について相談できればと思っておりますので、よろしくお願いします。
再質問 1番 戸澤義典
たまたま温故知新を教育委員会が管理しているので教育長が答弁していただいたと思うのですが、それ以外にも町が管理している石碑があると思うのです。それ以外にもコケがついている、あるいは掃除しなくてはならないというのはあると思いますので、ぜひ、危険点検だけではなくて、見た目の点検もするという形でお願いしたいと思います。それから、石碑は古くなれば古くなるほど、何が書いてあるかわからないという石碑が多々あると思うのです。美幌の叢書第1号美幌の石碑集というのがありまして、これは詳しくこういう文字が書いてあって、こういう意味だと分かるように、さすが第1号に発行した叢書だなと、ためになるなと思ったのですが、これは昭和54年10月発行です。それ以降、学校の開校記念とか、今は農村地区の学校が全部閉校になりまして、それに伴った記念碑とか、それ以降も結構石碑が立っているのです。それから、美幌町は遺跡が多いではないですか。先ほどのリンナイチャシを含めた遺跡があるのですけれど、こういう石碑だけではなく、遺構集のように、たしか平成15年に第17号の美幌農林学校という叢書が出た以降は叢書が出ていないのです。当然、この中に載っていない石碑もありますし、新たにできた石碑、遺構については全く載っていませんので、美幌の遺構集のような感じで発刊してもいいのかな、後世に残るのかなと思うのですが、町長いかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
叢書については、昔発刊してきた経過を私も知っておりますけれども、叢書として冊子をつくるときに、題材がなくなってきたのでやめたということであったと思います。今いろいろ言われた中で、私も同じで、石碑集があったり、あと教育委員会が、先ほどのリンナイチャシとか、それから、美幌村外5か村戸長役場跡とか石柱も含めて建っているのは、教育委員会としてきちんと全部把握していて、その点検もしているところでありますので、どこかで機会がある中で、今お話しいただいたことについては内部全体で検討はしていきたいと思います。