美幌町議会 令和4年第3回定例会 2022年3月2日
(1)コンパクトシティーの強みを高めた、まちなかににぎわいを再生するまちづくりについて/(2)老朽化の進んだ施設や設備の有効活用と更新・集約について/(3)自然や潤いを感じられる空間・景観づくりと子供たちが安心して自由に集まれる環境づくりについて
2022年3月2日、美幌町議会の一般質問で、戸澤義典議員が「コンパクトシティーの強みを高めた、まちなかににぎわいを再生するまちづくりについて」「老朽化の進んだ施設や設備の有効活用と更新・集約について」「自然や潤いを感じられる空間・景観づくりと子供たちが安心して自由に集まれる環境づくりについて」について質問し、町長 平野浩司、財務課長 吉田善一、総務部長 小室保男が答弁しました。
- 質問者
- 戸澤義典 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、財務課長 吉田善一、総務部長 小室保男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 戸澤義典
それでは、私から、住みやすく、人が集まる基盤をつくるまちづくりについて、3点お伺いいたします。1点目がコンパクトシティーの強みを高めた、まちなかににぎわいを再生するまちづくりについてです。第6期美幌町総合計画では、五つの基本目標の一つとして、4番目に「住みやすく、人が集まる基盤をつくるまちづくり」を掲げています。その中の一つに「交通の利便性やコンパクトシティーである強みをさらに高めるため、中長期的な視点を持ちながら、まちなかに人が集まりやすい環境を整え、にぎわいを再生します」とあります。果たして美幌町はコンパクトシティーとなっているのでしょうか。コンパクトシティーの強みをさらに高めるとはどういうことなのでしょうか。まちなかに人が集まりやすい環境を整え、にぎわいを再生するとありますが、まちなかとはどこを指すのか、新町商店街、中央商店街の空洞化をどう見るのでしょうか。また、平成31年に策定した中期基本計画の検証結果の中で、住みやすく美しい市街地機能の向上のうち、進展していない施策が一つだけありますが、その施策は何なのか、また、進展していない原因は何なのか。以上、まちなかにぎわい再生に関わる現状と分析及び今後の再生プロジェクト等についてお聞かせください。2点目は、老朽化の進んだ施設や設備の有効活用と更新・集約についてです。前述した目標の中に、老朽化の進んだ施設や設備については、有効活用をすることに努める一方、適切に更新や集約を行い、より管理しやすい体制にしていきますとあります。平成29年3月に策定した美幌町公共施設等総合管理計画にも、ひとがつながる場所の実現の一つに、公共建築物縮減目標30%を掲げています。また、用途廃止で使用できない建物は解体するともあります。昨年度は、役場庁舎建て替えや地域振興センターの除却に伴い、しゃきっとプラザ等への各種団体の集約などがありました。一方、施設総量最適化の方策に、複合化や統合、廃止を掲げていますが、東町集会室や屋内多目的運動場、さらには、役場庁舎建て替え時にも、複合化や統合などをされておりません。また、明らかに使用していない旧ユースホステルや旧美英福祉寮などは解体されていません。以上、これらの事項を踏まえて、前述した目標を達成するための現状分析と今後の考え方についてお聞かせください。3点目は、自然や潤いを感じられる空間・景観づくりと子供たちが安心して自由に集まれる環境づくりについてです。当該項目の具体策として、美幌町総合計画では、公園、緑地の整備を掲げているかと思いますが、それだけでは不十分な気がいたします。栄通沿いの街路樹は頭からすっぽり切られ、とてもすばらしい景観とは言えません。子供たちが安心して自由に集まれる場所としては、現状の美幌町ではきてらすが一番ではないでしょうか。しかしながら、きてらすは小学校に上がる前の子供たちがほとんどです。小学生は結構コミセンに集まっているようです。今、オリンピックでは、スケートボードやスノーボードで活躍する10代の方が増えてきています。都会ではスケートボードができる公園等も増えてきています。果たして、既存の公園や緑地の整備だけで十分でしょうか。新たな発想で身近なところで自然や潤いを感じられる空間や景観を増やし、子供たちが安心して自由に集まれる環境をつくるべきかと思いますが、町長の見解をお聞かせください。
答弁 町長 平野浩司
戸澤議員の御質問に答弁いたします。住みやすく、人が集まる基盤をつくるまちづくりについてですが、1点目のコンパクトシティーの強みを高めた、まちなかににぎわいを再生するまちづくりについてでありますが、美幌町は、市街地の中心から半径2キロメートル圏内に8割以上の住居や商店、公共施設などの都市施設が集約されており、コンパクトシティーが集約的な都市構造と考えた場合、その形態を有していると考えております。しかし、人口減少や少子高齢化とともに、市街地において店舗や事務所の空き家が目立ち、地域全体の居住環境に影響を与えているところですが、住民の利便性を高めるため、地域公共交通計画を改定し、デマンドバスの運行や市内循環線の接続見直しを図っているところであります。次に、まちなかにつきましては、平成16年10月に策定の美幌町中心市街地活性化基本計画における中心市街地区域内の商店街を指しておりますが、大規模小売店舗の進出や町外への消費流出により、中心市街地の空き店舗の増加による空洞化が進んでいる状況であることから、にぎわいを取り戻し、活性化を促進することが課題であると認識しております。前期基本計画の検証結果における進展していない施策につきましては、市街地の再整備を指していますが、平成27年から2年間、にぎわいの駅構想など、商店街の活性化について、商工会議所と課題の整理を行ったところであります。その結果、商工会議所においては、施設整備におけるコンセプトの構築や必要となる機能など、連合商店街を交えた商工会議所の中で時間をかけて精査していく必要があるとの結論に至ったところであります。町といたしましては、市街地再整備は、ハード整備だけではなく、ソフト施策と併せて考えていく必要があり、今後とも商工会議所をはじめとした関係団体と連携を図りながら進める必要があると考えております。2点目の老朽化が進んだ施設等の有効活用と更新・集約についてでありますが、公共施設等総合管理計画においては、計画策定から30年間の公共建築物の縮減目標として、面積総量の30%縮減を掲げておりますが、役場庁舎をはじめ、町民会館、屋内多目的運動場などの大型公共施設の建設などにより、計画策定時の面積総量から3.97%増加となっております。今後の考え方でありますが、公共施設等の総量適正化のために、本計画において掲げている複合化・多機能化・統合・広域化・廃止といった方策を目標達成に向けて進めていくという考えに変わりはなく、現在建て替えを計画している図書館については複合化の検討を、公営住宅については長寿命化計画により管理戸数の縮減を、ごみ処理施設については近隣市町との広域化による中間処理施設の整備を検討しているところであります。また、未利用施設については、他の利活用を検討しながら、老朽化が著しく危険な建物と判断される場合は計画的な解体を進めることとし、今年度は旧地域振興センターと旧役場分庁舎の解体除却を国の補助制度を活用して実施し、新年度においては、旧ゆうあいセンター解体に向けた実施設計委託と旧古梅小教員住宅2棟の解体工事を計画しているところであります。人口減少と少子高齢化が進む中で、町民ニーズを的確に把握しながら、適正な公共施設の配置を検討していく必要があります。引き続き、公共施設としての機能確保を図るとともに、公共施設の最適な配置に努めてまいりますので、御理解のほどをよろしくお願いいたします。3点目の自然や潤いを感じられる空間・景観づくりと子供たちが安心して自由に集まれる環境づくりについてでありますが、公園、緑地の整備については、平成28年3月策定の美幌町公園施設長寿命化計画に基づき、平成28年から4か年で4公園の遊具を更新し、公園施設の修繕も継続してまいりました。また、公園樹木についても、剪定及び伐採など、景観に配慮しながら管理しているところです。新たな公園整備の計画はありませんが、毎年度実施している遊具等法定点検結果を基に改築、修繕を行うとともに、公園樹木の管理を徹底して、安全で安心して利用できる公園の提供を継続してまいります。なお、本町では、平成14年に柏ヶ丘公園に隣接する駐車場をローラースケート場として整備し、夏場のローラースケートやローラースキーの練習場として利用され、最近では若者を中心にスケートボードとして利用されている状況にあります。今後は、住民のニーズに応じ、既存施設の有効活用や民間活力を得た施設提供に努めていきたいと考えておりますので、御理解のほどをよろしくお願いします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
それでは、逐次、再質問させていただきたいと思います。まず、認識の統一というか、果たして美幌町はコンパクトシティーとなっているのかという点です。確かに、駅から美富まで2キロメートル程度しかない本当に小さい町であることは確かです。ウィキペディアによりますと、都市的土地利用の郊外への拡大抑制と中心市街地の活性化が図られた生活に必要な諸機能が近接した効率的で持続可能な都市、もしくは、それを目指した都市政策のことをコンパクトシティーと言っているということで、ちょっと難しい表現になりましたけれども、簡単に言うと、コンパクトシティーの発想としては、歩いて行ける範囲を生活圏と捉えると言っているのです。要するに、それがコミュニティーの再生や住みやすいまちづくりを目指そうとするものだと言っております。使いやすい公共交通があるのか、公共交通の空白地域がないのか、マイカーがなくても、行政機関や通院、買物が可能かどうかということで、かえって都会の下町のほうがコンパクトシティーと言えるのではないかと思います。例えば、札幌で言う路面電車沿いに住んでいる方々のところが大体コンパクトシティーなのかと思います。歩いていけばどこでも路面電車の駅があり、路面電車を使えばどこにでも行ける、そういうものがコンパクトシティーなのかと思います。美幌町で言えば、それをイメージしたときに、美幌町のコンパクトシティー化率というのは、私としては80%前後ぐらいなのかなという認識なのですけれども、その辺について、町長はどうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
一般的にコンパクトシティーという捉え方として、今、一つの例を言っていただきましたけれども、美幌町が半径2キロメートル以内に固まっているという意味では、本当にコンパクトシティーと言えるかと思います。ただ、本来、国が進めているコンパクトシティーという概念の捉え方となかなか一緒にならないのではないかと私は思っています。今おっしゃったように、都会の下町というか、歩いてという意味からいけば、端から端はちょっと別ですけれども、その範囲を歩いていける部分においては、ある程度都市機能がまとまった町ではないかと私は思っているので、コンパクトシティーという概念をきちんと共通させないと、なかなか話が合わないのではないかという認識を持っています。
再質問 1番 戸澤義典
先ほどもありましたように、公共交通機関がそれぞれの地域に網羅されて、その公共交通機関を利用して、行政にも行ける、病院にも行ける、買物にも行けるとなればコンパクトシティーになってくると思うのです。いずれにしましても、4月から新公共交通計画に基づく新路線バスとか、デマンドバスとか、先ほど執行方針にもありました公共施設の移動送迎サービスも計画されているということで、その成果を見て、それらが完璧に動けば、本当に移動も便利なコンパクトシティーになると思っております。ぜひ4月から始まる新公共交通計画に期待をしたいと思います。続いて、長期ビジョンとなるまちづくりの将来都市を明確にして、その実現に向けたまちづくりの基本方針を示して、ゆとりのある魅力のあるまちづくりを進めていくということで、美幌町については、そういうことを目的とした美幌町の都市計画マスタープランをつくっています。それについては、非常にすばらしい計画ではないかと思います。その中でゾーニング分けして、ゆうゆう商店街とか、借上げ住宅とか、生活モールとか、沿道サービスゾーンとか、駅前ゾーンとか、すばらしい計画があるのです。これを見ると、このとおりにやっていくとすばらしいまちなかが再生できるのではないかという認識を持っています。都市計画マスタープランの中に、中心市街地活性化基本計画というのが四つ目標を掲げています。例えば、生活環境と住環境の共存とか、環境に優しいまちづくりとか、にぎわいのある魅力的な商店街づくり、4番目として、美幌らしい交流都市づくりと掲げていますけれども、美幌町中心市街地活性化基本計画の実行状況というか、現状はどういうふうになっているのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
中心市街地活性化基本計画を平成16年につくって、それを基に、行政の役割、それから、民間というか、町の人たち、商工会議所を中心とした商店街の人たちがどういうふうにやるかというものを分担してやってきております。その中で、私ども行政とすれば、例えば、道路の整備とか、公園をつくったりとか、まちなかの居住の考え方でいけば、町が直接つくれないということで、借り上げ公住制度で住宅を増やしていったり、そういうことはしてきていると思っています。その中でいけば、町が進めたことは、当時はある程度できているのかなと思っています。例えば、まちなかにあるかどうかは別としても、当時、保健福祉総合センターをつくるとか、これは私どもではないですけれども、郵便局を建て替えるとき、町の中に郵便局の建設事業ということで、ちょっと奥まっていたところから表のほうに出てきてくれています。そういう意味でいけば、ある程度できているのですけれども、問題は、当時で言う何をもってにぎわいとするかというものがやはりまとまらなかったというのが、当時つくった計画の中で未実施なのかなと思っています。そのまま今までに来ているのも事実ですし、次の質問の中で言われているにぎわいについても、どういうふうに皆さんが捉えるかというところが詰め切れなかったという中においては、答弁書にも書いてありますが、その辺は会議所なり商店街の人たちがどう考えていくかというところがまとまってこないと、次へ進められないという思いは持っております。
再質問 1番 戸澤義典
美幌町の都市計画マスタープランを今年度以降にまた見直していくと先ほどありましたけれども、その中に、今は第2期ということですが、過去の第1期のときに、旧自動車学校のところからみどりの村にできる道路を幹線道路として橋をつけようという計画があったようです。第2期にするときには、当然お金がかかる話ですし、実現性がないということで外したという経緯がマスタープランに載っていました。確かに、車を持っている方は、例えば、みどりの村に行くのであれば、大正橋とか美禽橋を通れば簡単に行けると思うのです。ただ、小学生とか中学生とか、車を持っていない高齢者等を含めて、歩いて行くには、あの真ん中を突っ切るのが一番早いと思うのです。昔、網走川沿いには達美のつり橋とか、さらに昔ではたしか上美幌辺りにもつり橋があったと思います。だから、大きな橋をつくれば何十億円とお金がかかるのですけれども、例えば、つり橋とか、最低限、歩道の橋もつくれば、みどりの村もある程度は活性化できるかなという思いがあるのですが、その辺の考えはどうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
当時も、今もそうなのですけれども、都市計画をつくっていく中で、計画は計画で、ある程度ルールに沿って、かつ、それで補助をもらったりする上では、やはり形にしなければいけない。それが現実としてお金をかけてそこまで進めていけるかということを考えますと、なかなかそこまではできないのも事実かなと思っています。私も、その当時、あそこに橋を架けたり、要は橋を架けるというよりも、川をまたいでみどりの村にどう行くか、反対側に行くという場合にはどういう方法があるかという話をしたときに、私は担当ではなかったのですけれども、ちょっと企画をやっていて、別に橋でなくても、例えば、人が渡れるようなものとか、お金をかけないでそういうものをつくることは駄目なのですかと、同じような発想をしたことがあるのです。ただ、一つの計画として、実効性としては、よっぽど強い思いがあって、それから、今言われているのは、防災というか、災害時にどうするかということです。例えば、橋を架けるとか、そんなに深くないのであれば、そこを渡っていけるようなものをつくっていければいいのではないのという話をしたときに、防災上、何かあった場合にどうするかというところが優先されてしまうということで、なかなか難しい部分があると思っております。
再質問 1番 戸澤義典
なかなかいい発想だと思ったのですけれども、やはり実現は不可能なのかなと。第2期の計画でしょうか、みどりの村もレクリエーションゾーンということで書いてあるのですけれども、くつろぎの触れ合いの交流拠点として、峠の湯びほろが書かれているのです。くつろぎの拠点とはなるのですけれども、本当にあんなに遠くて触れ合いの拠点になるのかなという思いがあります。やはり、もっと中心市街地、まちなかに持ってくれば本当に触れ合いの交流拠点になると思います。今、4年間、指定管理を延長しましたけれども、4年後の前にどうするかという結論を出さなければならない時期が来ると思うのですが、まちなかに持ってきたら、すごく皆さんが集まる拠点になり得ると思うのです。その辺の考え方はどうなのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
町をどうつくっていくかということと、今ある点在化している施設をどうつなげていくかということは、分けてもいいのではないかというか、整理の仕方がちょっと違うと思っています。例えば、ふだん住んでいる方々が一つの生活空間としてどういうふうな形成をすべきかというならば、今言うような市街地というか、集落を中心として、住居やいろいろ固まっている部分と郊外にあるものをどうつなげていくか。今回、いろいろなことで考えたのは、何か計画をつくる中において、そこをどう結ぶというのは、公共交通をどうしていくかということを考えていければ、いろいろな解決ができるのではないかと思って、重点的にやりましょうと。バスを走らせても、バスに乗る人が少ないというのであれば、デマンドというか、必要に応じて動くような体系をどうしていくかということを、他のまちもいろいろやっているし、私もいろいろ見せてもらったり、研究した中でいけば、担当の部分でそのまとめをして、皆様にお示したとおりで、まずは交通体系を少しでも今よりよくすれば人の動きは出てくるだろうというのが今の考えであります。都市計画のマスタープランとか、それをどうつくっていくかというのは、機械的にやらなければいけないところがあるのですけれども、それに踏み込んで次にどうするかというのは、これもまたなかなか難しい問題ではないかというか、お金が伴うということにおいては、そういう思いであります。
再質問 1番 戸澤義典
今、町長からも若干出ましたけれども、やはり、まちづくりというのはすぐにできる話ではないと思うのです。やはり、20年、30年、あるいは50年を見越して、青写真を描いて計画をつくることが大切だと思うのです。その一環として都市計画マスタープランをつくっていると思うのですけれども、将来構想に基づいてもっと具体化していかないと、なかなか実現は難しいと思うのです。何を言いたいかというと、今、グランドホテルが空き地になっていますね。そして、旧パチンコのDAIGOROも空いています。あるいは、商店街にも遊休地がいっぱいあると思うのです。民間地ではありますけれども、それらの土地を再利用するには今が一番チャンスではないかと思うのです。将来構想があれば、ここの土地を先行的に買っていこうと。目的があれば行政で土地を買うことができますし、土地がないと話は進んでいかないと思うのです。でも、将来構想がないと、行き当たりばったりで土地を買うことになってしまうと思うのです。あの辺の裏には、JAさんの土地、元のDAIGOROの駐車場もありますし、非常に広い土地を確保するためには一番いいと思うのです。そして、道の駅の制度ができたのは平成5年ということで、安全で快適な交通道路環境の提供及び地域振興に寄与することを目的として国土交通省が計画したのが始まりだということです。当時は観光客をターゲットとしていたのですが、今は結構地元の方を取り入れて、上士幌に新しくできた道の駅とか、遠軽の道の駅とか、地元の方も非常に利用して、人が集まるにぎわいのある場所となっているのが今の道の駅の形態だと思うのです。今、確かに美幌峠に道の駅がありますけれども、別に一つあっても二つあってもいいとは思うのです。今言ったまちなかの跡地を利用して道の駅をつくるのだと。ただの道の駅ではなくて、複合的な道の駅を整備する、そこでにぎわいを取り戻すという考えもあると思うのです。そこには、宿泊施設があったり、温泉があったり、にぎわいのある公園があったり、先ほどあった未来を志向した図書館があったり、そういったものが道の駅の周辺にあれば、そこに人が集まってきて、自然とにぎわいができるのではないかと思うのです。そのためには、段階的に、まず青写真を描いて、大きな30年、50年先の計画を持って、その計画に沿って一つずつ土地を買っていくとか、一つずつものを建てていくとか、一遍に買って一遍に建てるのは当然無理な話ですし、資金もかかる話ですが、まずそういう計画をつくることが大事だと思うのですけれども、その辺の考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
計画をつくるということに対しては、異存はないというか、そのとおりだと思います。その中で、私もずっと長く美幌にお世話になった中で、将来に向けて、皆さんと客観的に、この町がどのように、例えば、公共施設もそうですし、ホテルなどの施設が配置されることがいいのかということに対して、きちんと論議をされてこなかったのではないかと思うのです。私は、今、担当にも言って、危惧しているのは、計画をつくるということでコンサルを入れて、取りあえず皆さんに意見を聞きましたというように、要は、形だけではなくて、本当に具体的に今後10年、20年、50年という中でどう考えていけるのか。そういう意味でいけば、今回、北見工業大学と包括連携協定を結んだ中で、まちづくりというか、都市計画とか、私も昔にそういうのをやらせてもらったのですが、客観的にきちんと考えてどうするという評価も含めてやっていかないと、なかなか難しいのではないかと思っています。美幌町はそういうことをやる必要があるし、みんながそうだよねと言ったときに、では、みんなでこの土地を買いましょう、こうしていきましょうということでみんながまとまってできるかできないかの問題だと思います。私は、何とかそれをやりたいと思ってはおります。もう一つは、にぎわいという言葉が質問の中にありましたけれども、にぎわいとは何なのかということをもう一回みんなと考える必要があるのです。要は、町の中心に人が来ればいいのか、商店街がもうかればいいのか、観光客を寄せたいのか、そのことも含めて、誰をターゲットにして、誰が主体としてこのまちをどうしていきたいのか。私が今考えているのは、まずは町に住んでいる人たちが好きなところに行けるような、自由に動けるような環境づくりをする必要があるということで、これに力を入れているのですが、今後は、今言ったような計画をつくるためには、客観的な物の流れの中でまとめ上げていかなければ駄目なのかなと思っています。
再質問 1番 戸澤義典
町長、今年以降がチャンスではないですか。先ほど言った都市計画マスタープランを新しく策定しようという話ですから、町長の任期はあと1年しかないですけれども、逐次立ち上げて、町民の声をいろいろ聞いて、ぜひ新しい都市計画マスタープランに町長の思いを残せるような計画をつくっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
誰がやるかということではなくて、やはり皆さんとそういう話をしていかなければいけない時期に来ていると思うのです。それはなぜかというと、公的な資金も含めて使うというときに、やはり皆さんと、みんながこれをまとまってやらないとこの町はよくならないと私は痛切に感じるのです。そう考えると、今、いろいろな計画をつくろうとしたときに、やはり担当と話したのは、ただつくればいいという話ではないよね、ここをみんなとつくった以上は、ちょっとスローでも、何とか20年、30年かけてやろうと。そういうことをやっていかないと駄目かなと思っているので、まず、皆さんとそういうものをしっかりやる努力はしたいと思います。
再質問 1番 戸澤義典
大賛成です。ぜひ町民の意見を取り入れて、議会議員の協力も得ながら、ぜひ実効性のある都市計画マスタープランの改良バージョンをつくっていっていただきたいので、期待したいと思います。次に、公共施設の関係ですけれども、現状で使用できない建物はないのでしょうか。例えば、旧ユースホステルとか旧美英福祉寮は扱い上ではどうなっているのか、用途廃止になっているのか、用途廃止でも使用できるできないとなっておりますけれども、用途廃止で、なおかつ使用できない建物になっているのか、その辺の扱いはどういうふうになっているのでしょうか。
答弁 財務課長 吉田善一
戸澤議員の御質問にお答えいたします。まず、旧ユースホステルにつきましては、用途廃止以降、活用が見いだせないまま、現状のまま残っている状況です。また、美英福祉寮についても、平成27年に用途廃止して以降、普通財産という扱いで施設が残っている形となっておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
用途廃止で財産に残っているということは、一応、用途廃止の中のさらに下の区分で使用できる、使用できない区分があったと思うのですけれども、使用できる部類に入っているということでよろしいのですか。
答弁 財務課長 吉田善一
御質問にお答えいたします。普通財産として管理しておりますので、一応使用できるというか、町で管理している財産区分には入る形になっております。
再質問 1番 戸澤義典
この施設の解体においても、公共施設管理計画はありますけれども、解体の特出しの計画はないですね。例えば、旧美幌中学校跡地は令和何年頃に解体するとか、美英福祉寮は何年頃に解体して幾らぐらいかかるとか、そういう計画がないと、なかなか実行できなくて、行き当たりばったりの解体になってしまうと思うのです。そういう計画があれば予算措置もできると思うのです。あるいは、旧美幌中学校を解体するには1億円以上はかかると思いますし、公共施設基金が使えるかもしれませんけれども、この期間に何を解体する、この時期に何を解体すると決めておけば、それに基づいて基金を上積みすることもできるし、ぜひつくるべきだと思うのですけれども、その辺はどうですか。
答弁 財務課長 吉田善一
御質問にお答えいたします。未利用施設の解体の件につきましては、現在、内部で20戸程度空いている状況の建物ということで計画は持っているところです。ただ、計画的に解体を進めていきたいと考えてはおりますが、解体に大きな費用がかかってきますことから、その後の跡地利用が見込めないと、なかなかすぐに解体という状況にも行かないところかと考えております。先ほど答弁の中にもありましたが、今年度、補助事業を活用しまして、地域振興センターと旧役場分庁舎を解体しているところでありますので、今後もその時々の有利な事業等を活用しながら、財政規律を守り、適切に管理していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
跡地利用という部分が入れば、なかなか解体に踏み切れないと思うのです。今回はゆうあいセンター、多分、駐車場か何かにするという目的があって解体するのでしょうけれども、旧ユースホステルの跡地利用なんてできるのでしょうか。美幌町役場発祥の地だから何か記念館でも建てますよとか、次の項目にも入っていきますが、公園管理の部分で景観をうたっていますけれども、景観というのは美幌町全体の話だと思うのです。高台にある町全体を見渡せる美幌中学校が、今は倉庫として使ったりできますけれども、さらに20年、30年たったときに朽ち果てた状態で残ってしまっている状況は景観的にも悪いと思うのです。多分、見た感じでは、今のところ一番除却費がかかる建物なのかと思います。先ほど、20か所ぐらいあると言いましたけれども、旧美幌中学校はそこに入っていますか。
答弁 財務課長 吉田善一
旧美幌中学校につきましては、今お話がありましたとおり、現在、物置として各部屋を使用しておりますので、この計画の中には入っていない状況となっております。
再質問 1番 戸澤義典
当然、使用しているものは入っていないと思うのですけれども、私が言いたいのは、現在使用しているものでも、10年後、20年後には絶対に使用できないという建物がありますね。そういうものも含めてそういう計画に入れておかないと駄目だと思うのです。そうしないと、使えなくなってから入れようかという話にはならないと思うのです。そのための計画ではないですか。今は物が入っているけれども、将来的に20年後、30年後は絶対に使えないですね。だから、これは30年後に解体しようかと入れておかなければいけないし、30年間で解体費用を積立てができるではないですか。今使えないものだけではなかなか完璧な解体計画にはならないと思うのですけれども、その辺の考えはどうでしょうか。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
議員の御指摘のとおりだと思います。先ほど課長から答弁させていただきましたが、町の施設の中で順次解体をしていかなければならない施設も数を多く抱えております。そういう中で、国の補助金が制度化されまして、解体に対して5分の2の補助金が出るというものが数年前に制度化されました。このため、年次的に未利用の公共施設については解体除却を図っていきたいということで、今、スタートを切ったところであります。景観という御指摘もありましたが、実は古梅地区の地元から、旧古梅小の教員住宅の朽ち果てた2棟があるのですけれども、非常に景観上も好ましくないというお話をいただいておりますので、令和4年度に解体をする計画です。また、旧ゆうあいセンターにつきましても、国保病院の駐車場としての活用が見込まれますので、優先して令和4年度から事業を進めたいと思っております。ほかの施設も当然順次やっていくのですけれども、国の補助金の予算づけもありますので、なかなか一気に進めるということにはならないものですから、そこは様子を見ながらやっていきたいというのが1点です。当然、今後も順次用途廃止していくような施設も出てきますので、それについては計画に追加で盛り込んだ中で、しっかりと対応していきたいと思っております。一方で、民間の皆様には空き地問題、空き家問題がありますので、しっかり管理をして除却もしてほしいということで町では働きかけをしておりますし、当然、町の施設も、民間の皆さんにお願いする以上、しっかりと取り組まなければいけないと思っておりますので、そこは計画的に対処していきたいと思っております。
再質問 1番 戸澤義典
ぜひ計画して、なるべく補助金をもらって解体できるように、今後、期待したいと思います。最後に、空間・景観・環境づくりということで、公園だけの話になっていましたけれども、私がイメージしたのは、先ほどのまちなか再生、まちなかのにぎわいという観点で、民間地ですけれども、まちの中にいっぱい遊休地がありますが、その中に、広い公園で、樹木が植わっていて、ベンチがあって、コーヒーとかの露店があって、ちょっと水があって、そこで子供たちがローラースケートで遊んでいるというイメージの公園があれば、非常に人も集まるし、にぎわいができるのかなというイメージを持っていたのです。今ある公園というのではなくて、別な意味の公園があってもいいと思ったのです。そこに先ほど言った道の駅も併設していればなおさら最高で、本当に黙っていても人が集まってくるのかなというイメージがあって言ったのです。今のサニーセンターの駐車場のところでローラースケートをやっていますという話ですけれども、私も何回か見たことがあります。自分でポールを持ってきてわざわざ置いて、そこを飛んだりしているのです。どうせだったら、あんな平らなところではなくて、昔、後楽園さんにこんなものがありましたね。ああいうものが公園という形であれば、皆さんは喜んで遊ぶのかなというイメージで言っていたのです。あそこはローラースケートができるようにつくったというのは承知しているのですけれども、寂しいな、もっとまちの中にああいう施設があればいいなと思っていますし、先ほど言った道の駅とかに隣接してとか、まちなか再生というのも全部連携した話なのですけれども、その辺の考えはどうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
これも本来の答弁から外れるかもしれませんけれども、公園というイメージだと思うのです。今までは、都市計画に基づいて都市公園を指定されて、つくりなさいという流れでした。私が役場に入った頃の先輩方は、金属の遊具を置いたり、本当に冬場どうするのだという状況でした。もともとは、他の町村や他の国を見る限り、今、戸澤議員がおっしゃったように、本当に広いところに木があって、本当に暑いときには、皆さんはその木陰を求めて、そこに人が集うと。例えば、アメリカのゴールデン・ゲート・ブリッジの公園は、本当に自然豊かなのです。人工的にですが、本当に将来を考えてあの用地を買って、今は本当にすごくよくなっているのです。それを見てきたときに、やはり公園というのは、そんなに遊具は要らないから、木陰のできる木が何本かあって、ベンチがあってというイメージでありました。だから、今のところ、少しでも木を植えたりして、多くではなくて、木陰とか、ちょっと危ないかもしれないけれども、木に登れるとか、そういうようなことができるような公園に変えていきというのは、あまりお金をかけずにできるので、時間さえいただければという思いがありますから、本来の御質問からは外れかもしれませんけれども、しっかりやりたいと思います。
再質問 1番 戸澤義典
いずれにしましても、今後つくられる都市計画マスタープランは、プロポーザルでやるのではなくて、町の意見を取り入れて、我々議員とああだこうだともみながら、実行可能な新都市計画マスタープランが出来上がるよう期待して、私の質問を終わりたいと思います。