みんなの議会

美幌町議会 令和2年第5回定例会 2020年6月24日

(1)新型コロナウイルスへの対応について/(2)美幌町の障がい者雇用について

2020年6月24日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「新型コロナウイルスへの対応について」「美幌町の障がい者雇用について」について質問し、町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、病院事務長 但馬憲司が答弁しました。

質問者
大江道男 議員
答弁者
町長 平野浩司、教育長 矢萩浩、病院事務長 但馬憲司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 大江道男

私は通告しております2項目について御質問をいたします。その一つは、新型コロナウイルスへの対応についてであります。1項目めは、国・道・町の支援状況についてお聞きします。持続化給付金、雇用調整給付金の遅れなど、国の対応の遅れに厳しい批判が噴出しております。美幌町でも、6月になっても国や道の支援がない、毎月の固定費の調達で必死だと悲鳴が上がっております。営業継続に重大な事態となっています。現時点での国・道・町に対する主な支援事業の申請、支給状況をお聞きいたします。2項目めは、家賃などの固定費の支援についてであります。収入が激減する中、家賃やリース料などの固定費負担の軽減が求められています。国の支援策に加えて、町も上乗せして、緊急の家賃等満額補助制度を実施してはいかがでしょうか。3点目は、国民健康保険の傷病手当金対象の拡大についてであります。新型コロナ対応で国民健康保険加入者の平等を図るため、被用者に加えて、農業者などを加えた個人事業主にも傷病手当金の対象を拡大してはいかがでしょうか。4項目め、国保病院にPCR検査体制を構築してはどうかということでございます。新型コロナの感染の有無を地元で検査してほしい、この声が広がっております。元保健所所在地である美幌町の町立国保病院にPCR検査体制を構築すべきと考えますが、いかがでしょうか。この項の最後は、20人学級への展望についてであります。新型コロナに関わって、日本教育学会提言などで、教員を増やし、20人学級を緊急につくる必要性が叫ばれております。美幌町も少人数学級の緊急な実現を目指して必要な行動をとるべきと思いますが、町長、教育長の見解を伺います。二つ目であります。美幌町の障がい者雇用についてお聞きいたします。北海道労働局からの適正実施勧告についてであります。美幌町の障がい者雇用状況は、平成30年度、令和元年度と2年連続法定雇用率を達成できておりません。本年3月に北海道労働局から適正実施勧告を受ける状況となっています。障がい者雇用に向けて、この2年間の取組状況及び適正実施勧告を受ける状況について、どのように受けとめておられますか。また、本年6月1日現在の障がい者雇用確保状況をお示しいただきたいと思います。以上です。

答弁 町長 平野浩司

大江議員の御質問に答弁いたします。なお、20人学級への展望については、後ほど教育長より答弁いたします。新型コロナウイルスへの対応について。1点目の国・道・町の主な支援事業の申請、支給状況についてでありますが、新型コロナウイルス感染症の経済対策としまして、町では、これまで様々な支援事業を実施してまいりました。国や道においても事業者支援として持続化給付金を初め、諸対策が講じられておりますので、それぞれの状況につきまして、次のとおり確認してきたところであります。初めに、国の支援事業であります持続化給付金につきましては、町内事業者の申請状況等は、現時点で公表されておらず不明でありますが、美幌町におきましては、国による申請サポート会場が6月2日から商工会議所3階に設けられ、申請支援が行われております。なお、この会場が設けられるまでの間、商工会議所により20事業者ほどのサポートを行い、給付金が支給されているとお聞きしております。次に、雇用調整助成金につきましては、ハローワーク北見管内の合計で、5月末現在79件の申請に対して、50件の支給が決定されておりますが、市町村ごとの事業者の状況につきましては公表されていないため不明となっております。次に、道の支援事業であります休業協力・感染リスク低減支援金、4月25日から5月15日までの休業協力等支援金につきましては、6月12日現在、町内事業者の申請80件のうち、支給は12件となっておりますが、経営持続化臨時特別支援金、5月19日から5月31日までの休業協力期間延長に伴う支援金につきましては、現時点では不明となっております。次に、町の経済対策の申請、支給状況でありますが、緊急対策利子等補給事業補助金につきましては、6月8日現在、14件の申込みがあり、1億4,130万円の融資が実行されております。プレミアム商品券発行事業につきましては、3,000円分の商品券を1セットとして1万5,000セットを5月8日から販売し、5月22日に完売しております。営業継続支援金につきましては、5月29日をもって申請受付を終了し、124店舗に対して支援金を支給いたしました。経営継続支援金につきましては、6月8日現在、62件について支援金を支給したところであります。次に、2点目の家賃などの固定費の支援についてでありますが、国の家賃支援給付金につきましては、新型コロナウイルス感染症を契機とした5月の緊急事態宣言の延長等により、売上げの急減に直面する事業者の事業継続を下支えするため、地代・家賃の負担を軽減することを目的として事業者に対し給付金を支給するものであります。この給付金の対象としましては、売上げ減少率等の要件がありますが、給付額は支払家賃月額の6カ月分であり、給付上限額は、法人で月額50万円、個人事業者では月額25万円となっております。給付率は、原則3分の2でありますが、給付上限額を超えた場合は給付上限超過額の3分の1を給付する例外措置があり、法人であれば最高月額100万円を6カ月間で600万円が、個人事業者であれば、最高月額50万円を6カ月間で300万円が支給されるものとなっております。御質問の町上乗せとして家賃等満額補助制度実施の考えについてでありますが、本町の現状で考えますと、国の家賃支援給付金制度を活用する場合、大半が給付率3分の2に該当すると想定されることや、町としてこれまで様々な事業者支援を実施してきたことから、家賃支援給付金の上乗せ支援は考えておりません。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響は大きいことから、今後につきましても、国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しながら、様々な対策を引き続き実施してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。次に、国民健康保険の傷病手当金対象の拡大についてでありますが、国民健康保険の傷病手当金につきましては、全額保険者負担となることから、市町村国保では、厳しい財政事情や様々な就業形態がある被保険者間の公平性といった観点から、従前から支給している保険者はありませんでした。しかしながら、今般の新型コロナウイルス感染症対策として、国内でのさらなる感染拡大をできる限り防止するため、労働者が感染または発熱等の症状があり、感染が疑われる場合に、休みやすい環境を整備することが重要であることから、被用者を対象に、傷病手当金を支給することができるようにされたもので、その財源についても、国の緊急的・特例的な措置として、当該支給に要した費用が全額財政支援されることとなったところであります。御質問の農業者などを加えた個人事業者にも傷病手当金の対象を拡大してはどうかについてですが、農業者や漁業者、自営業者など、他者からの労務管理を受けない人の勤務体系は把握することが困難であること、傷病手当金を支給する際の基準となる標準報酬月額も所得が一定していないことから決めるのが難しいとされていること、また、自営業者などには資金繰りなどで傷病手当金とは別の支援があることなどから、今回傷病手当金の支給対象者は被用者に限定されたところであります。これらのことから、本町においても国の制度と同様とし、傷病手当金の対象の拡大については難しいものと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。次に、4点目の国保病院にPCR検査体制構築についてでありますが、現在、全国的には感染者数の減少が認められていますが、第2波、第3波の感染拡大の局面に備え、検査体制の強化が重要と考えております。国保病院では、これまでも入院治療の必要な肺炎患者で、ウイルス性の肺炎を強く疑う症例については、医師の判断によりPCR検査を行うため、北見保健所に行政検査を依頼しており、入院患者の場合、翌日には結果が判明しているところであります。検査に必要な検体採取は、鼻咽頭ぬぐい液としており、採取時の感染リスクが極めて高いことから、防護服の着用など十分な感染対策を講じた上で、医師がその検体採取の役割を担っておりますが、6月2日からは、唾液を用いたPCR検査が可能となったことから、発症からの日数によっては、感染リスクの低い唾液の採取により対応しているところであります。PCR検査は、一般的に病院等で行われている検体中の物質の量や濃度を測定する検査とは性質が異なり、ウイルスの遺伝子を増幅して検出する方法であるため、専用の検査機器と検査に習熟した人材を必要とすることから、実施可能な機関が限定され、国保病院で実施することは困難であります。一方で、迅速な診断が可能な検査方法として抗原検査が保険適用となっていますが、行政検査としての抗原検査用キットの供給先は、大学病院などの特定機能病院が優先されており、国保病院が抗原検査を実施する場合は、北海道との委託契約が必要となることから、それらの動向を踏まえながら検査体制を考えていく必要があります。今後、第2波、第3波の到来によって、市中感染が拡大し、多くの感染者が発生した場合においては、検体採取などについて、国保病院の医師及び看護師だけで担うことは難しいと考えており、北海道及び美幌医師会と連携、協力を図りながら対応してまいりたいと考えております。次に、美幌町の障がい者雇用についてですが、障がい者の雇用につきましては、障がい者の活躍する場、つまり、障がい者それぞれが、その特性や個性に応じた能力を有効に発揮できる場を拡大し、一人でも多くの雇用を行う取組について不断に実施することが重要かつ必要であると認識しているところであります。このことから、障がい者の雇用の促進と職業の安定を図るべく、この2年間におきましては、平成30年度に1名の採用を行っているところであります。しかしながら、御指摘のとおり法定雇用率には届いておらず、北海道労働局から適正実施勧告を受けている状況にあります。また、本年6月1日現在の障がい者雇用率につきましては2.06%と、人数にして1名分の雇用不足により法定雇用率2.5%に現在におきましても届いていない状況であります。このような状況を受けまして、障がいを持つ職員から意見聴取を行い、働きやすい職場づくりの構築の参考とするとともに、障がい者が職場において活躍できるよう、令和2年3月に美幌町障がい者活躍推進計画を策定し、現在公表しているところであります。計画期間は5年間で、令和6年6月1日の目標値を2.6%と設定しているところであります。この計画では、募集時に障がい団体を通じた周知を行うなどの案内時の対応のほか、面接時に関係機関の職員の同席を可能とするなどの採用選考時の対応、さらには、それぞれの障がい特性や能力、希望等を十分把握し、職務の選定・マッチングを推進する採用前面談の実施などを盛り込んでいるところであります。また、職場環境の整備も計画に盛り込んでおりますが、来年5月に供用開始予定の新庁舎はユニバーサルデザイン仕様となっており、エレベーターの設置など、障がい特性に配慮した状況が整備されつつあります。これらを踏まえ、ソフト・ハード面双方における準備をさらに進め、障がい者雇用の推進に向け取り組むとともに、障がいのある職員を含む全ての職員が働きやすい職場づくりに向けて、しっかりと取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

答弁 教育長 矢萩浩

大江議員の御質問にお答えいたします。学級編制について、国はこれまでに数次の改定を行い、現在の40人学級は昭和55年から続くものでありますが、平成23年度からは、1学級の上限を35人とする少人数学級を取り入れ今日に至っております。なお、少人数学級制度は、国が小学校1年生を、北海道が小学校2年生・3年生及び中学校1年生を、そして、町は独自施策により、小学校4年生から6年生までを対象に実施しており、これまで町は、平成24年度から28年度まで旭小学校に1名、平成25年度から28年度まで美幌小学校に1名を配置して、きめ細かな教育活動に取り組んでおります。過去に文部科学省が実施した少人数学級の評価の調査によりますと、学習面は総じて児童生徒の学力が向上した、生活面は不登校やいじめなどの問題行動が減少したなど、質問の多くが少人数学級を肯定する回答でありました。このように、在籍者数は少人数であるほど、教員の目が児童生徒一人一人に行き届き、学習環境としてはふさわしいと考えております。こうした中、国では今般の第2次補正予算において、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた学校教育活動における学びの保障として、教員の加配、学習指導員やスクールサポートスタッフの追加配置策を講じており、こうした事業の活用も検討しながら、一層の学習定着を図っていきたいと考えております。本年6月1日現在、本町全校の学級在籍数の平均は、小学校が24.4人、中学校が30.5人であり、中学校において3クラスが35人を超える学級となっております。このような中、小学校は少人数学級制度を適用し、20人以下で学級編制するクラスも存在しており、さらに、来年度以降は各小学校で20人以下の学級が出現する状況にあります。以上のことから、御質問の20人学級の実現を目指した必要な行動につきましては、北海道において、少人数学級の拡大や教職員定数の改善を国に要望していることから、まずは、国の責任において全学年で35人学級を実施することを求めていきたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。以上、お答え申し上げました。どうぞよろしくお願いいたします。

再質問 3番 大江道男

順次再質問を行っていきたいと思います。家賃などの固定費の支援についてお聞きいたしますが、その前提として、国・道などの支援の状況や、あるいは支給状況。北海道は相当遅れています。昨日の段階で何人か確認しましたが、支給されていないという状況です。収入が減って大変な思いをしているけれど、支援がないという状況をしっかり押さえた上で、町としても手だてを打っていく必要があると改めて考えております。そこでお聞きいたしますが、売上げが激減している中で、固定費の負担は大きいということです。私はとりあえず、家賃、地代などの固定費を満額でと申し上げていますが、たとえば、ある店の例を御紹介いたします。家賃は4万円、機械リースの借上料、月6万円、電気代が4万円、水道1万2,000円、ガス1万円、さらに、従業員を1人使っていて、確保するために給料を支払い続けている賃金月額10万円。これは固定費になりますが、一月26万2,000円になります。もう一人、建物は自分のものだが、土地を借りていて、借地2万円、電気が2万円、水道1万5,000円、ガス2万5,000円、合計8万円の固定費がかかっています。家族2人で営業をされているという状況です。私が申し上げたいのは、これで家賃・地代について国の支援が3分の2出たと仮定いたしまして、最初のケースで言えば、支援は2万6,600円です。これは固定費の1割にしかならない。もう一つのケースで言えば、借地2万円の3分の2ですから、1万3,000円の支援があることになると思います。固定費に占める中身16.6%です。したがって、家賃・地代等満額支援をされたとしても、固定費に占める支援率というのは、最初のケースで15%、二つ目のケースでも25%ということで、非常に微々たるものです。ですから、家賃や地代全額というのは、決して途方もないものでは全くないという状況になります。時間の関係でもう少し申し上げますが、したがって、全道、全国の自治体の家賃等の支援状況を町としても押さえておられると思うのですが、全道的には、第1次の交付金を充当いたしまして、既に行われておりますが、小樽市、5月、6月の家賃の半額補助しようと、登別市、これは一律10万円の支給、根室市、3月、4月分、二月分を5万円を上限に支援する。洞爺湖町も1カ月相当分を10万円を限度にということで、それぞれ条件は違いますが、やはり固定費の軽減ということで手当てをされています。本州でも幾つかありますが、いずれにしても、家賃・地代・固定費を支援するというのは、第1次の交付金を使ってやって、第2次でも当然継続されると思っていますが、美幌町でも固定費の負担は収入がなくても必ずついて回ります。あえて家賃・地代に限らずに、置かれた実態を把握した上で、機械のリース代、あるいは、冷蔵庫を持たないと飲食店をやっていけないということで、相当な電気代がかかるということも含めて、電気・水道・ガスなども含めて総体を捉えて、固定費支援ということを思い切って打ち出す必要があると思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、固定費のお話を質問されました。私どもが、これまで町民の方々に支援を何もしてこないということであれば、大江議員がおっしゃっている固定費という考え方は納得する部分であります。ただ、私どもとしては、まずは国の支援が遅く、手元にお金が届かない中で、どうするかということで、スピード感をもって何かをしなければいけないということで、最初に、飲食店、旅館業の方々に30万円を支給する、それから全業種の方々に経営継続支援金としてお金を申請してもらうというやり方をしていることにおいて、固定費に対して出さないというよりも、そういうことを踏まえて、今後どういうことをやればいいのかと考えていることも事実であります。ただ、固定費の家賃に対しての支援は今のところ考えていないと御理解いただければと思っております。

再質問 3番 大江道男

町長の答弁の中には含みがあるのかなとは聞こえます。それと美幌町がこれまで打ってきた手だてについて評価していないということでは全くありません。ただ、原資が、第1次、1億2,241万円の交付金の中では精いっぱいなのかなと思っています。同時に、緊急事態宣言は解除されたけれども、ではどうなのかとお聞きしますと、若干客足は戻ったけれど、前年の3分の1、66%ぐらいは依然として半分以下という状況です。もう一つのケースで言えば、食堂を経営していて、3密を避けなければいけない。従来のお客さんは絶対に確保できない。客足は明白に減っているということで将来を考えたら、今やめどきかもしれないと、こんな状況です。美幌町内で食堂などがなければ、美幌町に来る人にとっては全然楽しみがないという状況になってしまうということで、コロナの影響は計り知れないと思っています。やめてしまわれたら大変だと思います。そこで、第2次補正予算で組まれている創生交付金の規模は2倍の2兆円です。大都市部では、当てが外れているということで、大きな騒ぎになっているようですが、財政力の小さい当町にとっては、多分従来どおり来るなと私は期待をしています。そうすると、2倍、2億円を超える財源をもって、どんな手だてができるかということだと思います。関連します第1次の交付金で行った事業、プラス第2次の交付金ということで、一定の予算を持つことができるのではないかと思うのですが、これから手を打とうとされています様々な対策を引き続き実施するということで、この中に、本当に経営の継続を支援する手だての原資はある可能性があると私は思うのですが、この点で、最後にいたします。いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

再度お話ししますけれども、家賃の上乗せはしないと私は答弁しているのです。先ほど大江議員から含みがあるという話ですけれども、固定費という概念であれば変わってくるのです。今街の中においては、借家の方よりも自分の建物として持っている方が多いと考えて、その固定費の中でいけば、飲食店においては、例えば音響装置のリース代が高く、家賃より高かったりということも私どもでは押さえています。そういった中で、何がいいかといろいろ模索していることは事実です。ですから、何もやらないということではなくて、1番効率的な、皆さんをしっかり支援できるものをやりたいという思いはあります。それから、今度は2次で町にお金が入ってくる中で、長期的見通しも立てながら、事業者が事業をやめないで済むような方策をしっかり対応しなければならないということだけは御理解いただきたいと思います。

再質問 3番 大江道男

残り20分ほどということなので、次に移ります。国民健康保険の傷病手当金の対象の拡大についてであります。被用者に対する傷病手当金を創設した段階で、農業者、あるいは、自営業者の方から不公平だと、ただ、新型コロナウイルスに感染した場合の、言ってみれば限定したものですけれども、かかるかもしれない可能性を持っている者としては、やはり被用者だけではなくて、対象に加えてほしいというのは私は当然だと思います。このようにも言っています。飲食店の経営者は、もし自分が感染したらどうなるか。営業は続けられない。それから、様々な支援があると言っていますが、それは経営の支援なのです。生活支援ではないです。傷病手当金は、生活支援ですよね。幾つかの町に聞きましたが、手当てしたものは交付金の対象になるのではないか。ある町ではなると思うということで、国保の条例を改正せずに、一般会計で要綱をつくって支援策を決めた。空振りもありますが、患者が出なければ使わない。空振りもあるけれど、とりあえず頭出しをして、もし患者が出たら業者を守るという町の姿勢を見せると、これは大事なことだと私は思います。これは、飛騨市の例ですけれども、支援の金額をどういうふうに計算しているかということで聞きますと、前年の所得を365日で割って、1日当たり幾らというのを出して、傷病の期間中にその3分の2を支給するということで、これは論的にもそうだろうと思います。それから、鳥取県岩美町というところもあるのですが、ここも考え方は同じです。一般会計でみるということで、これも要綱をつくって同じようにやっているということです。私は、美幌町はもしかして免れるかもしれない。誰も感染者が出ないということはあるかもしれないけれども、心理的には非常に大きな支援策になる。発生したら、自営業者は、接客業はやめざるを得ないほどの打撃を受ける。それに対する支援策ということで、私は必要な手だてになるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今回の御質問の中で、国保では基本的に難しいという話をさせていただいております。その中で、大江議員からの本人を守るという意味でいけば、私もまずは町民の命と健康を守るということを強調して言ってきました。ですから、どういう形がとれるかは別ですけれども、今、大江議員から御紹介いただいたことを自分も勉強しながら、スタッフと相談してみたいと思います。切り口としては、自営業本人がなったときに、事業の継続に影響するということを含めて、その本人を守るという概念から何かできるかどうかという検討はしたいと思っております。

再質問 3番 大江道男

国保病院にPCR検査の体制をということで御質問いたしまして、なかなか技術的に難しい様相があるということは御答弁いただきました。ただ昨今、PCR検査も遠隔でできると、医師の指示の下に、家庭で検査ができる段階になってきているという情報は得ていますが、もし、PCR検査が技術的に大変だということであれば、PCR検査については、3月段階で保険適用になっていますが、抗原検査についても、5月13日に保険適用になっていて、本人負担は伴わない。しかも、迅速、簡便なものということで、大変期待が持てる。精度は若干落ちるようですけれども、期待が持てると思います。今回の新型コロナの特徴は、従来のインフルエンザとは相当違う。従来のインフルエンザで病院等が崩壊するということは全くありません。医師、看護師がばたばた倒れるということはない。そういう意味で、新しい現象だと思います。同時に、発症していなくても、全く感覚がないけれども感染させているというのも特徴で、それらの情報は、特に、医療、介護老人施設など、あるいは接客業の方々は、移しているのではないかと非常に深刻な不安を抱えています。そういう点で、不安を取り除くこと、現在は、北見保健所に送らないと検査ができないということなので、地元でという声については、私は本当にそうだなと思います。こういう例もあります。2月に人員が多いからということで解雇されて、その後、職を求めた時点で、たまたませきが出た。本人も不安、雇う側も不安、この際、やめましょうということで、現在も失職中という方は証拠がないのです。コロナではないという証明が得られないので本当に不安です。収入がないことははっきりしていますけれども、ノイローゼ状態ということで、それらも含めて、やはり体調が悪くて、コロナではないという証明が欲しいというのは、美幌町民共通していると思います。無症状で感染者が多数いるというのは、アメリカなどでもたくさん例が出ています。感染源が40%無症状者から出ているというのはWHOが言っていますし、疾病対策センター、CDCは感染者の35%は無症状だと言っています。極端な例は、感染者の88%が無症状だという例も出ています。したがって、保険適用になったということで、私は地元の病院で受けられるようにと思っていますが、最初の御答弁は、行政検査としての抗原検査用キットの供給先は大学病院などの特定機能病院が優先されていて、なかなか地元は対象にならない。こういう段階はあったと思いますが、現在はなくなっていると思うのですが、事務長いかがですか。

答弁 病院事務長 但馬憲司

ただいまの御質問にお答えします。大江議員がおっしゃっているのは抗原検査の関係だと思いますが、つい先日、抗原検査キットを取り扱っている業者から、比較的安価な物が発売されているということで情報を得ておりまして、この答弁書では大きな大学病院ですとか、そういったものに限定されているということで答弁させていただきましたけれども、直近の情報によりますと、それらの検査キットについては販売が開始されて、場合によっては入手可能ではないかということで、現在、詳細については調査中でございます。

再質問 3番 大江道男

時間差での答弁だと思っています。実は、病院当局は押さえておられるように、5月14日付の厚生労働省の事務連絡では優先的に配分すると。ところが、6月8日に事務連絡は廃止するという事務連絡が出ていまして、今は全国どこでもやれるという状態になったと、多分、北海道からの連絡が遅れているのだと思います。それで、精度はやや落ちるようですが、陰性という検査結果が出ても、うのみにはできない。さらに、PCRなどの検査を再度受けざるを得ないという、陽性は陽性で直ちに手を打てるというふうに、これはこれで安心材料になっていますが、そういう状況です。そして、検査をすれば、診療報酬で病院に手当があり、本人は負担なしということなので、この体制で道との委託契約を締結すれば、あるいは、先行して検査がされていて、後日委託契約という、後から道との委託契約を結んでもいいという状況にもなっています。敷居が高いのかと思って確認しましたら、そういうことはありませんということで、歓迎しています。本来、都道府県がやるべき行政検査を肩代わりでやっていただける、しかも迅速にやっていただけるということで歓迎されていますので、ぜひ、これは町立国保病院でいざという時にはいつでも検査を受けられるという情報を発信していただければと思っています。町長いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

検査体制の部分ということであれば、今大江議員がおっしゃったことは私も理解はします。ただ、検査をする以前におそれがある方々に対する病院の対応は、現実には完全に別扱いにして、先生方がその都度防護服を着てやっているということを考えたときに、今、医師会からぜひ、美幌でも第2波、第3波が出たときの対応としてそういう検査をするところを設けるべきだという話があります。ですから、病院を守るという面からいけば、今もおそれがある人は北見市に出したときには別枠で、万が一あった場合に院内感染しないような対応をとっているということを考えたときに、私は余り国保病院ができますよとは、簡単にわかりましたということではないと思っております。ですから、今後、町民の感染のおそれの有無をどうするかという部分であれば、やはり、北見市も詰めておりますけれども、検査する場所を別につくってやるのであれば、どこでもそうですけれども、医師会を中心に、入院できるような施設と縁切りしてやることが望ましいと思っていますし、その手法についてどういう形が1番いいのかということで、最終的にはPCR検査という話をしますけれど、前段にいろいろな情報が刻々と入ってきているので、その辺を忘れないで、すぐに町立でやりますということにはならないと私は捉えております。

再質問 3番 大江道男

相当厳しいことを委託契約の段階で求められるのかなと。もちろん防護服だとか、そういうのはありますけれど、最低限一般患者と区分けができ、発熱外来などの入り口が別で、一定の防護状態ができれば、多分北海道としてはやっていただきたいということだろうと思います。技術的なことは、私は素人なのでわかりませんけれど、多分、病院の関係者など、発熱、感染したらどうなるということで、大変な思いをしている方々にとっては、迅速な検査体制が地元でできる。この安心は非常に大きいと思いますし、感染したら店を畳まざるを得ないだろうという不安を持っておられる方々にとっても、これは受け皿として大事なことだと思います。技術的なことは、先生方といろいろな角度で研究をしなければならないということもあります。今回の抗原検査は、唾液ではないようです。ですから、検体が飛び散るということはまだあるという状況なので、そういうことを押さえた上で、ぜひ、前向きに、しかも急いで前進回答していただきたいと思うのですが、町長どうでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

町民の方々の生命と健康を守るということであれば、今、大江議員がおっしゃったことに対しては努力はしたいと思います。ただ、今の技術の中で、手法をどうするかということ、ですから、そういう可能性がある人の周りに対する行動も含めて、いざ病院でそれを採取するという部分がどうかと考えた場合に、そういう場所の設置については、北見保健所とか、北見市が今やろうとしていることも踏まえて、美幌町の規模の中でどうすることがいいかということは考えたいと思いますけれども、今すぐにこうするということは、何が問題かというのはコロナウイルスに対しての私が持っている知識と、それから先生方が持ってる、医師会を含めての認識とこの辺がしっかりとできない限りやれるとは今の段階では言いがたいという状況であります。

出典:美幌町議会 令和2年第5回定例会 2020年6月24日 議事録 PDF(29ページ) 間違いを知らせる