みんなの議会

美幌町議会 令和6年第4回定例会 2024年6月27日

(1)国保税子供均等割について/(2)子供均等割の廃止について

2024年6月27日、美幌町議会の一般質問で、大江道男議員が「国保税子供均等割について」「子供均等割の廃止について」について質問し、町長 平野浩司、町民活動課長 佐久間大樹が答弁しました。

質問者
大江道男 議員
答弁者
町長 平野浩司、町民活動課長 佐久間大樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 11番 大江道男

私は、通告しております2項目について、質問をいたします。最初は、国保税子供均等割についてでございます。その一つは、保険料水準統一加速化プランについて伺います。厚生労働省は、令和5年10月18日に保険料水準統一加速化プランを策定し、国保税水準の都道府県単位化を進めておりますが、美幌町としての受け止めについてお伺いいたします。二つ目は、子供均等割の廃止についてであります。従来から、子供均等割は古来の人頭税制の名残であり、扶養されている子供にも均等課税するので、急速な少子化時代に逆行する税制として、本来廃止すべきものと提起してまいりました。美幌町として、子供均等割は廃止する意思表明を行うべきと考えますが、町長の考えをお伺いいたします。三つ目は、全道的に子供均等割廃止で統一をということで、近い将来、国保税の全道一本化が予定されている中、収入のない子供にも均等課税する均等割は廃止する方向で一本化を図るべきと考えますが、町長のお考えをお伺いいたします。2項目めは、峠の湯びほろについてであります。その一つは、峠の湯びほろの利用状況についてであります。峠の湯びほろの経営状況は、安定軌道に乗っているとは言い難く、存続との町民合意が形成されているとは言えない、そのような状況にあります。経営改善策をどのように立てておられるのか、お伺いいたします。二つ目は、峠の湯びほろの利用促進策についてであります。町内外からの利用者数が多い峠の湯びほろのさらなる利用促進は、財政面を含めて町民誰しもが望んでおり、これまでもドッグラン設置、公共交通網の整備など、議会内でも議論があったところでございます。昨年からの週1便、往復の無料バスについても「増便を」「団地を経由する複数の路線を」あるいは「高齢者にせめて年1回の入浴料無料化を」との声があります。美幌町民の交流の場としてのさらなる利用促進策を全町民的に集約すべきと考えますが、町長の考えをお伺いいたします。取りあえず、第1回目の質問でございます。

答弁 町長 平野浩司

大江議員の御質問に答弁いたします。国保税子供均等割について、1点目の保険料水準統一加速化プランについてですが、本プランは、国民健康保険における地域間の格差の是正と、国保制度の持続可能性の確保を目的としたもので、都道府県単位化による保険料水準の統一が段階的に進められるように、厚生労働省により制定されたものであります。本町におきましては、本プランの趣旨を理解しながら、国保制度の健全な運営に貢献できるように、必要な協力を行ってまいりたいと考えております。2点目の子供均等割の廃止についてですが、様々な意見や課題があることは認識しておりますが、子供均等割は、加入者全員に均一に課税される保険料の一部であり、財源の確保に不可欠な役割を果たしているため、現時点で安定した財政運営を考えた場合、現制度下における子供均等割の廃止の是非、賛否を判断することは大変難しい状況にあるのが、実際のところでございます。しかしながら、子供を持つ世帯への負担軽減や少子化対策の観点から、現行制度の拡充、対象範囲の拡大、国の負担割合の引上げなどについて、引き続き町村会を通じて要望を行ってまいります。3点目の子供均等割の廃止の全道一本化ですが、国や他の自治体と連携して進めていく必要があり、また、町独自での判断は難しく、慎重な論議が必要と考えております。国保制度の持続可能性と加入者に対する公平性の両立を確保しながら、今後においても、さらに子育て世帯に対する負担軽減及び少子化対策の観点からも、全道的な議論には積極的に参加していく考えでございます。次に、峠の湯びほろについてであります。1点目の峠の湯びほろの利用状況につきましては、入浴者数の状況はここ数年増加しており、令和5年度は約11万5,000人で、過去15年間で最高となっております。その要因としては、新型コロナ感染症が5類に引下げられたことに加え、カーペットや壁紙の張り替え、脱衣室ロッカーの入替え、指定管理者のきめ細やかなサービスにより、利用者の満足度向上につながり、再び温泉に訪れる方が増えているものと分析しております。経営状況につきましては、令和4年度に入浴料金を改正したこともあり改善傾向にありますが、物価や電気料金、燃料費の高騰により、年間収支としては赤字となっているのが現状であります。御質問の経営改善策につきましては、本年度実施する施設改修により、テント泊スペースを拡大するとともに、通年利用が可能となるため、利用者の増加が期待できることから、引き続き指定管理者とも協力の上、環境整備や飲食部門における新メニューの開発、イベントの実施など企業努力も促し、収支改善に努めてまいりたいと考えております。2点目の峠の湯びほろの利用促進策につきましては、多くの方からの御意見や御要望も踏まえた上で、福祉施策と合わせて週1回の無料送迎バスの運行や、障がい者と要介護者を対象とした入浴料の半額助成などを実施しております。引き続き、指定管理者と連携しつつ、町民の皆様の声をお聞きしながら、費用対効果も勘案した利用促進策を検討してまいりますので、御理解を賜りますようよろしくお願いいたします。以上、答弁いたしましたので、よろしくお願いいたします。

再質問 11番 大江道男

再質問をいたしたいと思います。最初は、国保料水準統一加速化プランについてであります。御答弁は、大きな流れなのでやむを得ないという中身でございます。ただ、全国どこでも今、問題になっておりますのは、従来、市町村が国民健康保険制度に対して、加入者が大変高齢化している、収入がないと、そのような方の割合が、制度始まった時点よりも急速に進化しているということ、この実態を無視できないので、例えば一般会計から繰入れを行うとか、あるいは、私が今回質問しております均等割については、これは何とかしなければならないということで、町単独の施策を行っている。これが中身なのですよね。それに要する費用が、全国知事会、全国市長会、全国町村長会などが連名で、せめて他の保険制度と同じになるように、国に対して1兆円の支出を増やしてほしいという声が急速に広がって、厚生労働省は、その防波堤として、従来、都道府県は関与していなかった、この関与していないという状況を逆手にとったなということで、全国的には押さえられているのです。決定する場所が、北海道で言えば札幌です。自分たちの知らないところで料金が定められるということになると、国保に対する料金の設定など、サービスの提供などについては、結局、分からない場所で誰かが決めるという状況にどんどんなっていくのですよね。今、私が懸念している最大の問題はこれです。したがって、都道府県化というのは、私的には決して賛成し切れるというものではない、そのような側面を持っています。大きな政治の流れの中で決められたことではありますけれど、ぜひその側面についても御理解をいただく必要はあるのではないかと。あわせて申し上げますが、保険料の統一はされてきていますよね。全道統一の納付額にしていこうということで、ほぼこれについては、決まったという方向ですが、保険のサービスについてはどうだということになると、各地域地域で、医者の数は全然ばらばらで、あるいは、健康に対する取組も結局、相当な市町村間のバランスがあると。私は、全国の都道府県の取組を見ていますが、様々な意見がある。そのような点で、歴史的あるいは地域的な課題については、受益と負担の原則を統一していこうという呼びかけはいいですよ。しかし、現実には、医者がいない地域で医療のサービスは受けられない。大都市圏に偏重している医療サービス、これを是正しないまま保険料は一緒だろうということで統一されている。あるいは、財政力のない小さな町が納入に対して加入者に100%納入を進める。うまくいっているところは100%の納入ですよ。しかし、うまくいっていないところは、90%台そこそこということで納入率に差があって、これを持ったまま全道統一だと、全国統一だという動きについては、依然として大きな声がある。このことについても、実は知られていないのですよね。美幌町内でも知られていないのですよ。そのような状況のまま、統一という大きな流れについては進んでいるという状況について、やはり首長としても見ておられると思いますので、併せて、大きな流れだから仕方がないという側面もありますが、その中での御見解もお聞きいたしたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

保険制度の側面も含め今、大江議員からいろいろなことをお教えいただいたということについては、その内容をきちんと受け止めたいと思っております。都道府県化について、北海道でありますから札幌で決まってしまうという御意見でもあるのですけれども、この制度が社会保障の一つのとりでというとおかしいですが、本来のそもそも論の話をするのであれば、誰でも最後はこれで救われる、言い方はおかしいですけれども、入ることでとりでとしての保険と理解しているのです。ですから、北海道の中でどの地域でも同じ金額になることというのは、これは一つの流れとしてはやむを得ないと私は理解しております。先ほど言われた保険料とサービスの違いの部分、ここをどうするのだという話の部分については、私はそこまで踏み込んだ知識が不足しております。ただ、いずれにしても今、町村会とか全国知事会なども含めてお願いしているというか要望しているのは、本来、この制度というのは、先ほど高齢者が増えたことで増加したり、進化していっている状況が変わっている中で、最後にたどり着くのは財源の話なのですよね。ですから、財源はきちんと国が補填するというか、維持するためのことをやるべきだということを、私は機会あるごとに言わせてもらっているというか、それをそれぞれの町村がばらばらにやるとか、そのようなことではないのではないかという話です。そのように理解した中で、自分の立場でそのような機会、町村の部分でいけば、オホーツクの制度の会長をやっていて、全道の理事会に出ることがありますので、そのような中で皆さんの認識も同じだと思います。しっかり共通認識を持ちながら、この制度を維持するために国がどうあるべきかということを伝えていく努力はしたいと思っております。

再質問 11番 大江道男

努力はするという御答弁として受け止めたいと思いますが、後期高齢者医療でも同じですけれど、舞台が美幌町の議会で決まらないで、札幌の段階で全道一本化が決まると。決まる中身もよく分からないし、決まった結果についてもなかなか口を挟めない。全道一本化あるいは全都道府県単位でそれが決まっていくとなればなるほど、決まる過程も含めて影響はあるのだけれど参画できないということで、だんだん遠のいているという実態を私的には非常に心配しています。まして、そのようなことで、大きな流れが決まっている中なので、ぜひ、美幌町民の声、地方の声をしっかり反映するようにしていただきたいということを申し上げて、子供均等割の部分に入っていきたいと思います。私は、以前も取上げたのですけれども、子供がおぎゃーと生まれたら、はい、均等割ですよということが、どれだけ大きな影響を与えているのかと。心理的な影響が大変大きいわけでありまして、厚生労働省が行ってきた、今までの政府が行ってきたのは、それに対してごく最近、未就学児童についてはさすがに2分の1にしましょうということになりました。そうなるまでは、赤ちゃんも含めて、市町村が子育て支援のために行ってきた減額措置などについては、ペナルティーを課してきた厚生労働省なのですよね。国が行ってきたことは、基本的には正しいのだということでは断じてないということですよね。全国知事会、全国市長会、全国町村会が、足元の問題としておかしいでしょうということで、再三、国に対する請願を上げました。国会の附帯決議の中でも、それは理解できるということなのだけれど、やったことはといえば、結局、未就学児童に対する均等割は、2分の1にすることを認めると、そして、ペナルティーはそこにはかけないと。しかし、就学児童以上の子供たちに対する減免についてはペナルティーを科すという部分については、今日まで残っている制度なのですよね。国会も関与しているのですよ。それはさすがにまずいだろうということで、附帯決議がされているけれど、全然改善されないまま今日に来ていると。このような国のやり方に対して、本当に地方で声を上げていかない限り、運動にならない限り変わっていかないという状況のもとで、今度は北海道で言えば七つの自治体で、完全か不完全かは別にして、均等割に対する減免制度が出来ています。全国的にも広がっていますが、これが、全都道府県の一本化になった瞬間に、その制度は取上げになるのですね。独自措置は認めないということなので、私は、これでは運動にもならないなと思っています。あわせて、今、茨城県で行っていることを御紹介したいと思います。県が44の市町村に対して、あなたのところで19歳以下、高校生以下の子供たちへの均等割を廃止したら、幾ら必要ですかということを調査して、去年も今年もそうですけれど、県費で5億円を頭割りにして補助すると。その結果、44の市町村のうち39市町村が均等割の全面廃止あるいは、廃止という表現はできないのですが減免です、一部減免なども含めて、五つの町を除いて、それこそ県単位で一本化する方向で今、取組がされていると。これは、非常に注目していますし、本来、47都道府県にこの動きが広がるべきだと。一本化するのであれば、収入のない子供に対する均等割は廃止していこう、あるいは減免していこうと、非常に大きな動きということで注目しています。事情があって今、この場所にはそのデータを持ってきていませんのでお見せできませんが、手元にもあります。北海道はその点でトップは取れませんけれど、2番手として全道統一の料金の中で、表向きは仕方がない、間に合わないかもしれませんが、一般会計予算の中から市町村国保会計に対して、収入のない子供たちの頭割りで幾らかかるのだと、そのうちの半分あるいは3分の1は、北海道が負担しましょうと、やりましょう、このような全道統一を進めているのであれば、国保料の全道一本化に対して頭から反対するということはしません。そのような動きがない中で、いや、どんどん現場を離れていけばいくほど関心が薄くなるのだからと言わんばかりの現在のやり方について、私は全然納得ができないのですよね。そのような意味も含めてどうでしょう。全道一本化がされてしまえば、旭川市を含めて全道七つの自治体が行っている均等割減免、これが取上げられてしまうのです。美幌がこれから仮にやろうとしても、時間の問題として、はい、駄目ですよと、このような状況にあるので、ぜひ、短期間でも実施してほしいし、あるいは取上げられたとしても、後世に対して、収入のない子供たちに対して均等割の課税をすることは、私は納得ができない。これはやらないということで、短期間であったとしても均等割課税は減免するという姿勢をまずお見せになって、併せて全道的な動きにしませんかという呼びかけをぜひぜひやっていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、お話しいただいたことについては、答弁でも書かせていただきましたけれども、要は、財源をどうするかという話だと思うのですね。それと今、減免の話があったのですけれども、これもそもそも論で言ったときに、何で減免しているのだということです。本来の保険制度からいって、今の均等割をかけること自体がおかしいということであれば、減免するとかそういう問題ではなくて、要は、保険自体からそのようなものを除けばいい話です。そのときに、私の勉強不足なところもありますけれども、一つの流れとして、その財源を確保する方法としてこうやってきたという話です。一方で、減免という話は、子育てを支援するとか、ある意味で保険制度とは別な意味で私は捉えているのです。ですから本来、保険制度の中において、子供たちに賦課することは問題があるということであれば、制度上からそれを除いた中でそれに対する財源を国がきちんと保障するとか、そのようなことを望むべきだと思うのですね。あえて、均等割ということを減免という概念ではなくて、子育て支援ということでもう少し大きく考えれば、子供を育てる、子育てする人たちの支出をどう少なくするかというだけの話だと思うのですね。たまたま今、保険税ということに注目しているけれども、それをミックスして考えることを、はい、そうですねと、私はなかなか言えないというか。ですから、保険制度は保険制度としての矛盾をきちんと言わなければいけないですし、今言った子供に対して均等割をかけることが問題ということであれば、みんなとしてそれはやめようと。その代わり、その財源はどうするかということをきちんとどうするか。それと、町によって減免したとか、そのようなことではなく、それはまた別な次元で、子育ての中で何を優先してその人たちというか、子供を育てている方々の負担を軽減するかということを考えていくことがいいのかなと、私はその思いがあります。

再質問 11番 大江道男

私も言葉を時々間違ったりもしますので、慎重にしたいと思うのですが、廃止ということを使いたいのですよね。法律で制定されているものを市町村あるいは都道府県段階で廃止するという条例は、多分つくれないのだと。したがって、減免という表現しかとれないのですよね。以前、私も廃止という言葉を使って指摘をされましたので、それは少し勉強をいたしましたが、本来はそういうことです。ただ、国は依然としてその法律を変えようとしていないと、これに対して地方からのおかしいでしょうという声はあるのですが、有権者一人一人の胸に届くまでにはなっていないので、このまま温存されているのですよね。だって、有権者一人一人に対して均等割があって、おぎゃーと生まれたその子供にも、数年前までは均等割を掛けますよということを、財源を握っている政府が平気でやってきたことなのですよ。このことが知られていないので、依然として、国会の多数を握っているある政党は見向こうともしていないですよ。今、これを変えないことには廃止となりません。この表現は地方では使えないため、減免ということを申し上げます。この点については、私は、歴史の転換点の一つだと思っています。全道統一化されるときに、誰も公の場所でそのこと自体を問題にしなかった。それが北海道の市町村も含めて、そのような時代だったとすべきでないと思います。仮に、少数で負けたとしても、数字は数字で、収入のない子供に均等に課税するやり方については、廃止も含めてぜひ表現してほしいという意味で申し上げたいと思います。再度、御答弁をいただきたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

大江議員が言っているものと一致するかどうかは分かりません。多分、一致はしないかもしれません。ただ、最初に、この保険制度をつくった制度設計の中で、子供がおぎゃーと生まれたら均等割で、財源を確保するためにそうしましょうという一つのルールだったと思っているのです。今、制度が変わってきて、例えば、これは子供たちだけの話ではなくて、そこに関わる人たちが高齢になってきたとか、それから、この制度は外国の方も住んでいれば入れるというか。逆に言うと、この制度は、国よりも日本国民にとっての最後の保険制度のとりでという認識が変わってきているところにおいて、その制度自体の考え方を今、大江議員が言ったその部分の廃止だけではなくて、これをどうしていくかということを地域の者とすれば、自治体、私であれば美幌町として、それから、それぞれの自治体の長として、皆さんきちんと発言することは必要だと思います。その結果、どうするかという話の中で、最終的によりどころというのは、そもそも論で言ったら悪いですけれど、国がこの制度を守るのだということをしっかり明記していただかないとというか、はっきりしてもらえないと、物事は変わっていかないのかなと思っています。その意味では、そのような発信は立場として、先ほど言ったような国民健康保険団体連合会の理事をやらせてもらったり、そのような中でその話はしようと思います。ただ、今、大江議員が言われた物の見方として、考え方として、必ずしもそのとおりですねと言えないこともあるということも御理解いただきたいとは思っております。

再質問 11番 大江道男

議論をするというのは決定すると、組織の理事を務めておられるということなので、ぜひ、地方から道に対して、あるいは同僚の市町村長に対して、足並みをそろえて制度的な改善は求められていると。多分、全国知事会、市長会、あるいは町村長会などについても、方向性については国に請願を出していると。読ませていただいたのですけれど、その点では、地方の声はきちんと届いているが法改正に至っていないということなので、引き続き、ぜひ御努力いただきたいと。だんだん遠くなる可能性を持った全道、全国統一の流れの中なので見えにくくなるということを逆に意識して、情報発信をお願いしたいということを申し上げ、次の質問に移りたいと思います。峠の湯びほろについてであります。昨年度の入浴者の実績が示され11万5,000人、15年ぶりだということであります。最高時22万人ほど入浴されていたものが、最も低い段階では8万8,000人程度まで下がって、いや、大変だなと受け止めておりました。その点では、コロナ後に11万5,000人まで回復したということについては、しっかり評価をしたいと思います。しかし、町民的には11万5,000人に回復したが、大きな改修工事なども先にあって、今後どのような議論構成になるかというのは、なかなか分からないと、そのように私自身は受け止めております。ただ、申し上げますが、私もお客さんが来たり、あるいは知り合いが来たりして、知り合いの方が交流センター峠の湯を利用したら、異口同音に非常に評価が高いですよ。利用者から大変高い評価をいただいているというこの施設の利用が伸びないで、やがてなくなるということも含めて考えた場合、今の取組でいいのだろうかということは、率直に言って感じます。このままでは駄目だろうと。そこで、まずお伺いしたいのですけれど、数年前の全員協議会などの中、それと、一昨年の12月でしたか、議会の中で示された峠の湯を改修する場合、高くて5億5,000万円ぐらいでしたか、中くらいで3億なにがし、一番安い段階でも2億2,000万円ぐらいかかるのでないかと。ただ、そのときの雰囲気、私の受け取りは、精密に計算したわけではないが、それぐらいかかるのではないかということでもありました。そこで、今の段階でどれぐらいかかると試算されているのか、あるいは、当時、再来年の春に指定管理者の期限が切れると、その前までには数字を明らかにして、場合によっては、一年になるかどうかは別にして、工事をやる可能性を持った中身ということで、この議会にも示されているのですけれど、その点では大規模改修が目の前に迫っているのか、まだ明確でないのか、まずお示しいただきたいと思います。

答弁 町長 平野浩司

今までの答弁の中で、当初、議員の皆さんに今後の峠の湯全体の改修をするということで総額を出したときは、かなり金額的に大きかったと思っているのです。私も町長になったときに「えっ」という話で、というのは、その金額の大きさに少しびっくりしました。それから、その改修の方法が本当につかみであって、それが現実にどこまで改修しないでいくかという話を、いろいろ皆さんのお話を聞いたりした中においては、今すぐ大規模な改修はしなくてもいいとか、集中して全部やらなければいけないとか、例えば、壁がもう駄目でこれは全部やると何千万円だよとか、それから、特色のあるドーム型の部分をやると億以上かかるとか。そのように物を見ていて時期を考えたときに、きちんと使える間は完全に駄目になるまでではなくて、壁が駄目でも、全部変えなくてもここを変えていけば軽減できるとか、そのようなアドバイスを皆さんからいろいろいただいた中でいけば、本当に少しでも長く使えるような、それから、手をつけないことによって他に影響があるものはしっかり直して、長く使えるような形にしていきたいという話をしたと思っております。その根底には、今、管理していただいている方により11万5,000人と、ここまで町民が来てくれて、地元の人よりも他の町から来てくれた方が美幌峠に行っていますよと私も聞いています。本当に愛されていて、温泉の必要性をすごく実感しております。これは、単純にもう駄目だわ、もうみんなやめますとか、そのような次元ではないのかなと思っています。されど、経営ということを考えたときに、町の持ち出しを少なくするためには、その辺の入浴客をどう増やすかとか、それから、入浴客が今までのようにどんどん上り調子でない場合には、ほかのところで収入を得るための方法はあるのかだとか。今回の結果を見て、やはりマイナスではあるのですけれども、例えば、食堂がすごく努力をしてくれていてそこの収益が伸びているとか、いろいろな要素があって、トータル的な経営面でというよりも、今、委託されているところの持ち出し分というか、赤字分が軽減されているということについては評価したいと、私は思っております。ですから、今の段階で引き継ぐためにどれだけ改修しなければいけないという手持ちもないですし、補足があれば担当からしてほしいのですけれども、私の認識としては、少しでも今の部分の形で急ぐものは急いで修繕しますが、まだまだ使っていけるという認識で考えております。

再質問 11番 大江道男

修繕費については、当時のニュアンスからいっても正確に積み上げているものではないなと受け止めておりましたので、現時点でどのぐらいと押さえているかということをお聞きする、そのようには思っておりません。いずれ必要な段階で、修理を必要とする前段では、必ず明らかになるという状況なので、修理・修繕が目の前にあるという状況ではないのだなということは受け止めたいと思います。その上で、11万5,000人をこの町で集める場所はほかにないのだと思うのですよ。だから、当初、命名された交流促進センターということなのだろうと思うのです。利用した人たちも、顔見知りでない人たちも何回か会うことによって、非常に仲よくなると。今、一週間に一往復しかないバスの中でも、そのような場面がつくられているのです。次の停留所になったら誰誰さんが来るなということで、場所をあけて待っていると。足の確保を含めて、交流促進センターがあることによって、少なくとも11万5,000人という人数が顔を合わせて交流しているという役目はほかにないのだとすれば、いや、これでいいのだではなくて、ここを一断面として、さらにセンター機能を大いに発揮してもらうということに向けて、町としては努力をすべきではないかと思います。以前の御答弁の中でも、通常の入浴者とあるいはイベントなどを通して臨時的に利用していただける人たちを含めて、積極的に利用していただこうということなのですが、私はこの27年の利用客の推移を見ていった場合に、少なくとも足の確保が非常に重要なのだと思っています。週1便でも利用している人たちは大変喜んでおられるのですが、このような声もあるのです。自分は団地にいて、結局、お風呂、公衆浴場がなくなって、内ぶろを使う以外は峠の湯しかないけれど、うちの団地を経由しないのだと。あるいは、便数が増えるとありがたいのだという声は、今回、1便の1往復ができることによって、そのような声が広がってきているのです。だから、もし足の便がよくなると、交流促進センターの利用が増える可能性は多分にあると、私は思います。では、どのぐらい増えるかというのは、やってみないと分かりませんが。そこで申し上げたいと思うのですけれども、従来、20年、30年前までは、高齢になったら敬老パスということで、大都市部を中心にして、65歳になったら、この券さえあればどこにでも足を運べますよということが、当たり前の時代がありました。現在、それがなくなったので改めて調べてみたのですけれど、札幌も含めて、本州の東京も大阪も京都も含めて、全部70歳程度まで、年齢は上がりましたけれど、無料パスあるいはバス料金の大幅な割引、場合によっては、1,000円出したら1万円までは乗れるという敬老割引乗車券というものが、現在でもあるのです。私は、一気にそこまでいってほしいと思いますけれど、町が指定管理料を払っているのは、採算が合わないからなのですよね。ある意味で、十分もうかっているのであれば、指定管理制度ももしかしたらやらないかもしれないという状況の下で、事業者が少ないので指定料を払っているのだとすれば、利用する町民の利便性を高めて、そちらにお金を出して積極的に利用していただくということは、決してマイナスの方向ではないのです、余分なことではないのです。喜ばれて、利便性を高める、その点では、今1便しかない、1週間に1便しか無料で乗れないというこの便数を、例えば、隔日の実施でも一週間に3回、4回と便数を増やすことも含めて、これは、大いに検討すべき事項ではないかと。そのことによって、12万人、12万5,000人、13万人と利用者が増えるのであれば、同じ経費をかけるのであれば、町民に関連するということで、やるべきではないか、いや、そのようなことも含めて、大胆な手だてをする必要があるのではないかと。必ず一定の改修費が表に出てきたとき、利用しない人が多ければ多いほど、いや、自分は利用しないのだからなくなってもいいのではないかと、このような世論の比率が高まるという時代が必ず来ます。そのことを見越して、喜ばれて利用を促進するという点で、増便あるいは利用促進のための手だてを思い切って打つ必要があると思いますが、町長、いかがでしょうか。

答弁 町長 平野浩司

今、御提案いただいたことについては、いろいろなことがミックスされてのお話だと思っております。まず一つは、峠の湯の入浴者数をまだ増やしていきたいという考えは、私も持っております。今、11万5,000人に入っていただいて、仮に今の状態でいくと、あと1万人以上は増えなければ、採算性を取るのは難しいのかなと私は思ってはいるのです。その中で増やす場合、今の高齢の方々に行ってもらうというか、バスを利用していただくようにしているというのは、確かに足がないからその足の確保をどうするかと。今、町の中をバスが走っていますけれども、もーびーも走らせていて、今、業者がこの二つに関わっている。バスの運転手に対して仕事がなくなるということを考えて、その中の一つとして、いろいろな仕事をやってもらっている中で峠の湯に1便を走らせているという状況なのです。ですから、それをまず増やすということに対しては、走らせることができる環境にあるかどうかということの確認と、従来の枠ではもう無理なので、それに対して支出することでその人員を確保できるかという一つの判断だと思うのです。それもどうなのかということで考えることができるかなと思っています。それから、もう一つは、福祉政策でやっている部分の中で高齢者のパスということでいけば、それもまたある意味では別な考えだと思っているのです。皆さんに峠の湯の券を渡すのか、無料パスを渡すのかは置いておいて、そのような場合にお風呂だけなのか。それから、そうではなくて、町の中で自分の足を確保することをどうするかということも、トータル的に内部の中で考えなければと。ですから、今言われたことのベースは、入浴者を増やしたいという一つの発生の中で、これこれと言われたことは一つ一つ考えていかないといけないことなのかなと思っています。できるできないではなくて、今お話しされたことについては、一つの考えというか、内部でどうだろうかという検討はできるのかなと思っております。

再質問 11番 大江道男

残り僅かなので、併せて二、三お聞きしますが、もーびーの運転者の確保をきっかけにして、委託先の運転手の確保ができないということで、今までは便数を増やすことができなかったのですね。それで、町が補助制度をつくって全国に発信して、移住促進策にも取り入れるということで、これは、全道的にもよくやっているなという声は聞こえてきます。一つは、そのことによって、果実としてどのぐらいの運転手が確保できているのか。もう一つは、まだまだ働きたいのだけれど、なかなか地元で働き口がないという声も聞こえるのですよ。地元で働きたいという方々を、さらにこの制度を活用してスキルアップして、運転免許を二種にすると。そのことによって地元で働けるよという宣伝は、まだ十分にできていないのではないかという思いもあるものですから、運転手を確保するための現在の到達度あるいは課題について。あわせて、私が無料バスの増便をというと、必ず出てくるのは、いいのだけれど運転手がいないのだということです。それでは前に進みませんので、関わってお聞きいたしたいと思います。

答弁 町民活動課長 佐久間大樹

ただいまの運転手の確保状況について説明させていただきます。昨年度の補正予算、それから令和4年度から交通事業者の運転手確保に取り組んでおります。現在、育成支援金として二種免許の取得費用の2分の1を支援しておりますが、それによって4名の運転手を確保しております。内訳といたしましては、バスが2名、タクシーが2名となっております。よろしくお願いいたします。

再質問 11番 大江道男

時間がありません。これは、いずれにしても、交流促進センターの利用にしても、お年寄りが積極的に町に出ていくという点でも、しかも安い、できるだけ安い手段や方法があれば、バスの増便というのは、町民全体が大変喜ぶ話なので、さらに御研究いただきたいということを最後に申し上げて終わります。

出典:美幌町議会 令和6年第4回定例会 2024年6月27日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる