美幌町議会 令和2年第1回定例会 2020年3月3日
防災・減災について
2020年3月3日、美幌町議会の一般質問で、戸澤義典議員が「防災・減災について」質問し、町長 平野浩司、総務部長 小室保男が答弁しました。
- 質問者
- 戸澤義典 議員
- 答弁者
- 町長 平野浩司、総務部長 小室保男
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 戸澤義典
それでは、既に通告しております3項目、4点につきまして質問をさせていただきたいと思います。1項目めは、防災・減災について。感染症対策についてであります。昨年12月以降、中国湖北省武漢市を中心として発生したと言われている新型コロナウイルスが、短期間で全世界に広まり、日本国内でも今年1月15日に武漢市に渡航歴のある肺炎患者からこのウイルスが検出され、その後、感染者が増大していきました。そのような中、国内では、マスクや消毒液の品切れが相次ぎ、医療現場や介護現場では、マスク等の入手ができず、苦慮しているとの声も聞こえています。政府としても、各都道府県や市町村自治体へ備蓄品の払出しを協力要請したとの情報もあります。美幌町としても、美幌町強靱化計画(案)に、防災対策として、防疫資材確保を美幌町地域防災計画の災害時備蓄計画に、行政備蓄としてマスクや消毒液を記述しております。今回の新型コロナウイルスに伴う生活物品や応急手当物品の不足に際し、行政側としてどのような対策を取られたのか、また、今後の教訓とすべき点などがあればお聞かせください。2項目め、行財政運営について。行政組織の活性化についてであります。昨年7月、標津町の20歳代男性職員が自殺されたことは報道等で承知していることと思います。この職員は、商工観光課に属し、修学旅行の受入れ業務などを担当、時間外勤務命令簿では、5月45時間、6月53時間となっていましたが、退勤時刻から計算した結果、亡くなる直前1か月間の時間外勤務は149時間で、直前の2か月間では1か月平均146時間余りと、厚生労働省が過労死ラインとしている月平均80時間を大幅に上回っていたとのことです。美幌町では、行政改革等による職員数の抑制により、最少の経費で最大の効果を挙げる行政組織を目指し、また、課題解決や目標達成に向け、職員相互が協力し合い、地方分権時代にふさわしい簡素で効率的な行政運営と活性化を図るべく、平成18年4月からグループ制を導入いたしました。このグループ制の評価や見直し等については、過去にも上杉議員が質問をされ、令和3年の新庁舎供用開始を見据えながら、美幌町に見合った組織体制の在り方を研究していきたいと答弁をされております。私は、昨年10月、平成30年度決算審査特別委員会において、職員の時間外勤務や年次休暇等の取得状況を確認しましたが、グループ内でも極端なばらつきがあったのが今でも気にかかっております。グループ制の評価や見直しも必要ですが、ほかにも、職員個々の能力発揮や、組織を活性化すべき施策が必要ではないかと思っております。平野町長も就任されてから1年がたとうとしていますが、町長が掲げた「美幌の活力を高め、次代につなげるまちづくり」のためには、まず、足元である行政組織の活力を高めることが美幌の活力を高めることにつながるのではないでしょうか。町長の行政組織の活性化、活力を高める施策について、考えをお聞かせください。続きまして、除雪体制についての1点目、民間委託業者の継続的確保対策についてであります。近年の異常気象から、降雪時期の遅れや、降雪回数の減少、1回の降雪量が多かったりと、予測できない降雪状況となっています。そのような中、民間委託業者は、除雪機械やオペレーターを準備して、除雪体制を確保しています。業者によっては、除雪機械をリースして準備しているところもあると聞いています。美幌町の除雪業務の委託料は、稼働状況に応じた支払いとなっていると思いますが、降積雪状況に大きく影響される不安定な側面を有しており、暖冬、少雪等で稼働時間が少ない場合、除雪機械の減価償却費、点検費、税金等の固定的経費などの維持管理経費、またはリース経費が大きな負担となっているのではないでしょうか。自治体によっては、待機補償料や重機レンタル料などの固定経費分を補償したり、一定の費用を支払う最低保証制度を導入して、除雪事業者を継続的に確保していますが、苦慮している状況にあります。美幌町における民間委託業者の継続的確保対策についてお聞かせください。次に、2点目、臨機応変な除雪の実施についてであります。除雪基準では、10センチメートル以上の積雪や人及び普通自動車の運行が困難、もしくは支障が生じる場合に一斉除雪を行うこととなっていますが、日中でも、わだちで車が動けない状況でも除雪されなかったり、雪解けで道路ががたがたの状況でも除雪または整地されていない状況が散見されます。日中の除雪の考え方についてお聞かせください。また、歩道の除雪について、除雪されている箇所と除雪されていない箇所がありますが、歩道除雪の考えについても併せてお聞かせください。以上の4点についてお願いいたします。
答弁 町長 平野浩司
戸澤議員の御質問に答弁いたします。感染症対策についてでありますが、連日、新型コロナウイルスによる肺炎の患者が相次いで発生しており、先般、北海道においても感染された方が確認されるなど、今後の感染拡大が懸念されているところであります。感染症罹患者の増加に伴い、マスクや手指消毒液等が品薄となる事態が続いておりますが、現在のところ、町では、備蓄品の払出しの要請は受けていないため、特に対策は取っておりません。御質問の防疫資材確保についてでありますが、防災用として備蓄している感染症予防用生活物品は、避難所における風邪やインフルエンザ等の軽度疾患に関する感染防止を目的とし、美幌町災害時備蓄計画に基づき、マスク50枚と手指消毒液を5か所の指定避難所と臨時避難所、しゃきっとプラザにそれぞれ避難所用資材として配備しております。また、平成21年に流行しました新型インフルエンザ蔓延時の対応といたしまして、防災用とは別に、マスク3,000枚、予防衣50枚、2月18日現在でありますが、その備蓄をしておりますので、必要な状況となれば、医療機関や介護現場等に優先順位を踏まえて対応してまいりたいと考えております。感染症対策につきましては、発生の段階や状況の変化に応じた対応が求められます。国や北海道の動向や指示をしっかりと確認しながら、感染の拡大を可能な限り抑制し、町民の生命と健康を保護できるよう、万全の対応に努めてまいりたいと存じます。次に、行政組織の活性化についてであります。御質問の行政組織の活性化及び活力を高める施策についてでありますが、行政組織につきましては、時代の変化や町民ニーズに適正に対応するため、職員一丸となって、サービスを低下させることなく、迅速かつ柔軟に対応できる組織体制の確立が必要とされております。そして、基本となるのは、職員一人一人が仕事に対する情熱や働きがいを感じ、生き生きと仕事に臨めることが最も重要なことと認識しているところであります。そのための取組としまして、平成13年度に策定された美幌町職員人材育成基本方針について、本年度に大幅な見直しを行い、目指すべき職員像をクリアにし、職員が自ら研さんすること、また、職場における人材の育成に積極的に取り組むための方針を示すべく、現在、最終調整を行っているところであります。具体的には、目指すべき職員像、すなわち町民が求める職員像として、信頼される職員、チャレンジする職員を掲げ、上司や同僚が組織的に自己啓発を促す環境づくりや地域活動への積極的な参加、ビジョンの共有化などを掲げる予定としているところであります。さらに、令和3年の新庁舎供用開始に合わせ、組織機構の見直しについて検討を進めております。見直しに際しては、さきに論議を進めてきたグループ制の見直しについて検討するとともに、時代の変化や業務量に応じた組織機構を考える必要があることから、全グループを対象とした業務量調査を実施し、その結果を基に、全体の業務量バランスなどを考慮しながら、現在、検討を進めているところでございます。いずれにしましても、簡素で効率的な行政運営を行う組織づくりは命題であり、その組織は職員によってつくられます。今後も、職員に対し、明確なビジョンを示していくとともに、業務量の平準化やストレスチェックなど、細やかな対応を実施しながら、職員が個々の能力を遺憾なく発揮できるような組織づくりについて、これからも引き続き検討してまいりますので、よろしくお願いいたします。次に、除雪体制についてです。1点目の民間委託業者の継続的確保についてでございますが、今年度の除雪委託につきましては、除雪機械のサイズや機種等により、人件費、燃料費、機械損料、チェーン損耗費、管理費の1時間当たりの単価を積算し、出動時間に合わせて委託料をお支払いしております。しかし、例年、12月に一、二回実施していた一斉除雪が、数十年ぶりの少雪の影響で実施せず、1月21日に1回目を実施しております。美幌町の委託料は、除雪実績による支払いのため、今年度のような記録的な少雪により除雪実績が伴わない場合、委託料の支払いがされないため、一部の委託業者から、体制準備のための経費がかかり、厳しいとの声をお聞きしております。そのような状況から、オホーツク管内の除雪委託に係る最低保証制度の導入状況を確認したところ、積算方法は各市町村により異なるものの、18市町村のうち10市町村が導入しております。以上を踏まえまして、美幌町におきましても、今後も継続的に町内の除雪体制を安定的に確保するため、最低保証制度の令和2年度導入に向けて取り進めてまいりますので、御理解をいただきますようお願いいたします。2点目の臨機応変な除雪の実施についてでございますが、一斉除雪に係る出動基準は、10センチメートル以上の降雪や歩行者及び普通車両通行に支障が生じると判断した場合、直営及び委託を合わせて50台を超える除雪車両により実施しております。また、開始時間につきましては、歩行者及び車両の往来が少なく、安全に除雪作業ができる深夜0時を開始時間とし、小中学生の登校時間となる7時までに完了するよう取り組んでいるところであります。日中における降雪最中は、除雪作業の安全確保の観点から、一斉除雪をお待ちいただき、住民の皆様には御迷惑をおかけしております。ただし、車両が立ち往生するなど、緊急的な場合には、個別対応をするとともに、気温上昇により車両通行に支障が出た場合は、道路状況を確認した中で、日中においても除排雪を実施しております。なお、歩道除雪につきましては、歩道延長88キロメートルのうち、幹線道路を中心に通学路や利用頻度の高い歩道41キロメートルを除雪しております。ただし、開発行為により造成された道幅の狭い歩道や除雪機械が入ることができない歩道につきましては、除雪作業を行っておりませんので、御理解をいただきますようよろしくお願いします。以上、答弁をいたしましたので、よろしくお願いいたします。
再質問 1番 戸澤義典
それではまず、感染症対策から再質問をさせていただきたいと思います。まず、備蓄品の払出しについてですが、要請は受けていないため、特に対策を取ってこなかったということで、非常に消極的な御回答をいただきました。これを積極的に、おたくの病院では、おたくの介護施設ではマスクはどうですか、消毒液はどうですか、足りているのですか、足りていないのですかというような行動は一切取らなかったのか、また、今後取る予定はないのか、まずはその辺についてお聞かせください。
答弁 町長 平野浩司
民間の施設は別にして、私どもの病院とかそれぞれの施設については、今の備蓄状況をお話しして、必要なところに対してはお渡ししますという話は、対策本部会議の中でしていますし、例えば消毒液等については、調達できる方法があれば皆さんと論議して、今であればこういう方法で調達できるというところについては、そこにお願いして調達して、ないところに配布するという行為はしております。
再質問 1番 戸澤義典
公的施設は、ある程度大きい施設ですから、備蓄もある程度はあると思うのですけれども、一番困っているのは民間の小さい病院や小さい介護施設等々ではないかと思います。民間病院ですと、前はマスクをつけてくださいといってマスクをくれていましたが、今は職員の分さえ、1回使ったものを2日も3日も使っているという状況が発生していると思います。公的施設よりも民間施設のほうが困っていると思うのですが、その辺の状況というのは把握されているのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
民間の施設ということで限定させていただきますと、病院と福祉施設については、状況を個々にお聞きしております。そういった中で、マスクとか消毒液等について足りているかという調査までは行っていない状況です。何か困ったことはありますかというお話はしていますけれども、具体的にマスクや消毒液はありますかという話まではしていませんが、困っていることがあればということと、先ほどの学校が休みに入ったことによって関わる職員がどれぐらいいらっしゃいますか、それから、今後の対応はどうでしょうかということの確認はさせていただいている状況であります。
再質問 1番 戸澤義典
御答弁の中で、要請があれば払出しをしますということですけれども、実際に要請があれば払出しをするのか。必要な状況というのはどういう状況を想定されているのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
必要な状況ということでいけば、今限定でのお話しかできませんけれども、医療機関とか福祉施設の部分、あとは、学校、保育に関わる施設において、そういうものがどうしても必要で、足りないといった場合については、対応を考えている状況であります。
再質問 1番 戸澤義典
次の質問で出てくると思うのですけれども、美幌町の備蓄品には限度があると思うのです。やはり、枚数に限度がある限り、優先順位をつけて出すのは多分いろいろ見積もって難しいと思うのです。今現在、月6億枚を目指して日本政府も頑張っておりますが、これは私の私見ですけれども、3月中旬あるいは下旬までは市場には出回ってこないのではないかということで、あと2週間、3週間ぐらいはマスク不足は続くという認識の下で、高齢者、なおかつ病気を持っている方の致死率が高いというウイルスですから、ぜひ、介護施設、病院に聞いて、本当に必要であれば払出しをしてもらいたいと思いますが、どうでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
防災ということの備蓄でいけば、答弁にも書いてありますけれども、そんなに多い数ではないのです。たまたま前の新型インフルエンザの分の在庫があったということであります。ですから、まずは基本的に、今回の教訓を含めて、防災担当と話をしているのですけれども、備蓄の量をしっかり見定めた中で、ある程度の量を確保していかなければいけないと考えております。それから、今、質問をいただいたことについて、医療機関や福祉施設において、今後の見通しと、場合によってはこういうものが必要だということであれば、私どもが持っているもので対応できるものは払出し等をしていきたいと思っています。この辺も、全部出してしまったらどうするのかということもあるので、今後の見通しといいますか、今、戸澤議員がおっしゃったように、国から入ってくるとか、そういうこともきちんと情報を収集して、その見極めをした中でしっかり対応していきたいと思っております。
再質問 1番 戸澤義典
これは紹介程度で終わりたいと思いますけれども、岡山県総社市では、2月5日、市が持っている50万枚のマスクを払い出したという実例があります。これは、1家族原則10枚までとか、地域づくり協議会を通じて配布するとか、対象施設として小中学校、幼稚園、保育園、認定こども園、介護・障がい者関係施設・事業所、医療機関等ということで、要請がなくても自ら払い出している市もあるということを紹介して、終わりたいと思います。次に、今出ました備蓄の関係です。避難所用に50枚、インフルエンザ対応用に3,000枚、予防衣が50枚ということで計画では持っているということで、避難所は200名ぐらいを想定していると思うのですけれども、なぜ50枚なのか不思議なのです。この50枚とか3,000枚という根拠は何でしょうか。
答弁 町長 平野浩司
根拠については、後で担当から答えますが、先ほど答弁したとおり、50枚を6か所ということでいけば、全体で300枚ですから、担当と話した中では少ないということは確認しています。先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、この量の備蓄をすることについては、今回の状況を受けて再検討が必要だと思いますし、御質問の備蓄計画の中で、家庭、事業所で備蓄するものという中において、私の防災袋の中にはマスクは入れてあります。そう考えれば、備蓄をしなければいけない部分と、私どもが町民の皆さんにお示ししている家庭で用意するものの中にマスクという記載をして、ふだんからも、災害時に避難所に行くときに、私はマスクは必要だという思いでそこに入れていますので、そういう表記を追加してはどうかということで、今、担当と話しているところであります。いずれにしても、先ほどの3,000枚は、防災というよりも、前回のインフルエンザの部分で在庫として持っていたということなので、こちらは同じテーブルにのせる話ではないと思っています。今、結果として町はこれだけのものを持っているということであります。また、50枚の見解については、担当から御説明させていただきます。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
ただいま御質問をいただきましたマスクが各施設50枚という根拠ですけれども、現在、まちの防災という視点で備蓄をしているマスクにつきましては、あくまでも災害発生時に避難された住民の皆さんに対する対応ということで、災害が発生すれば、当然、避難所においても飲食物の腐敗あるいは飲料水の汚染等によって感染症の発生も疑われるということでありますので、そういった際の避難所における最低限の備蓄ということで、各施設に50枚を備蓄計画に基づいて配備してきているということでございます。今回のコロナウイルスの関係は、皆さん御承知のとおり、自然災害とはまた違う状況にございますので、そういった対応を十分できていないのは事実であります。感染症予防全般について備蓄できている状況にはございませんでしたので、今回の事案を契機に、今後しっかりと検証して、町としての対応は何が必要かということは考えていかなければならないと思っております。
再質問 1番 戸澤義典
美幌町災害時備蓄計画、(5)行政備蓄の中に、生活物品、応急手当物品については、水害における1泊2日を想定し、避難生活をするに当たって必要な物資を準備することとしますが、災害の種類や規模により流通在庫備蓄の活用を図りますと。そして、生活物資の中には、紙おむつ、生理用品、マスク、非常用トイレ袋などです。応急手当物品には、ばんそうこう、ガーゼ、消毒液などと書いています。1泊2日を想定していると書いてあるのです。では、避難所に何名入るかという計画がされていますから、例えば200人が入るのだったら、最低200枚、2日を考えるのなら400枚というのが普通の見方になると思うのですが、この辺はどういうふうに解釈したらよろしいのでしょうか。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
先ほども御答弁させていただきましたけれども、避難所における感染症、例えば風邪や季節性のインフルエンザにかかった軽度の疾患の方が避難されるということも当然想定されますので、そういった想定の下に各避難所でとりあえず50枚は備蓄している状況でございます。例えば、200人が避難所にきた場合、当然、全員分を用意できているのがベストだろうと思いますけれども、そこまでの想定に至っていないというのが1点です。また、町においては、様々な業種の事業所の皆さんと連携した中で、防災協定を結ばせていただいております。現在、21団体、22件の防災協定を結んでいるわけでありますが、これまでの取組として、残念ながら衛生部門の事業所の皆さんとは防災協定を結んでいない状況にございます。今回の感染症の発生を受けて、そこはしっかり検証した中で、今後、そういった事業所の皆さんにも御協力をいただけるように、協定の締結に向けても考えていきたいと受け止めているところでございます。
再質問 1番 戸澤義典
先ほど町長からも若干答弁があったのですが、今さら50枚云々と言ってもしようがない話ですから、この反省を踏まえて、今後に生かさなくてはならないと思うのです。今の状況や反省点に留意して、今後はどういう考え方をお持ちでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
個々の部分でどうこうということはお話しできませんけれども、職員を含めて話しているのは、適切な言葉ではないかもしれないですけれども、現在起きていることを、ピンチからチャンスへということで教訓をしっかり生かして、今回問題になったことはきちんと列記した中で、どれを優先的にやるべきかを日常的に考える。そして、今回の備蓄を考えたときに、例えばマスクの備蓄であれば、今、議員がおっしゃったように、避難所に来る人たちの枚数を確保するとか、この辺はきちんとやっていく必要があると思いますし、全てを公共施設の備蓄として準備するのではなく、例えば、家庭内の備蓄の推進などにおいて、資材等の中に新たにマスクを入れるとか、事業所などで用意することが望ましい備蓄の中にマスクを入れて、皆さんも日常的にそういうものをお持ちいただくということもしっかりやっていきたいという考えであります。
再質問 1番 戸澤義典
各家庭に1個の非常用持ち出し袋の中にマスクは入っていませんし、各自治会が持っている備蓄倉庫にもマスクはありません。それは自治会の計画でしょうけれども、その辺も含めて、行政側で指導して、予算を措置して備蓄しておくのも一つの手だと思います。今回の反省点を踏まえて、いろいろと研究していただきたいと思います。次に、周知徹底という観点で、昨日、美幌町のホームページを見ましたら、内容が非常に充実していて、「町民の皆様へ、新型コロナウイルス緊急事態宣言」という見出しが出てきて、その中に入っていくと、QアンドAがあったり、学校関係のこともありましたけれども、いろいろないいことが書いてあるのです。しかし、インターネットやSNSというのは、高齢者はなかなか見る機会がないのかなと思うのです。非常にいいことが書いてあるのに、一番罹患しやすい高齢者が承知していないのはもったいないという気がするのです。これは、ホームページ以外に、例えばプリントアウトして全戸配布しているという経緯はあるのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
全戸配布はしておりません。対策本部の中で、どういう形で町民に知らせるかということで、皆さんと協議をさせていただきました。設置したときには、対応は各保健所ということになるので、公共施設にきちんと徹底しましょうという掲示をさせていただいております。今、町民の方々への周知方法については、町のホームページや、あんしんネットの登録者です。これは1,400名ぐらいしかいないのですけれども、そこにも配信させていただいて、何とか少しでも町民の方に知っていただこうという思いではあるのですが、それを超えてまでのことは今はしておりません。ただ、先ほど、新年度の執行方針の中でもお話をしましたけれども、令和2年度においては、皆さんに議決をいただいたら、テレビの特定の地デジのチャンネルに町の情報を出すということを考えています。そうすると、テレビ画面のサイドのところに美幌の情報を全部載せられる形にできます。ですから、ホームページは特定の人が開くというイメージがあるのですけれども、テレビについては、皆さんの自宅にありますから、開き方が分からないということはあるかもしれまんが、皆さんに今よりも早く知らせることができると思っております。今後は、場合によっては、印刷して全戸に配布しなければいけない場合も起き得るという認識でいます。
再質問 1番 戸澤義典
今回はコロナの問題ですけれども、伝達手段のことは過去の質問でもいっぱい出ていると思います。2月23日に対策本部が立ち上がっていますが、例えばその中で話が出ていれば、業者に印刷を出して、二日か三日ぐらいで9,000枚は刷れると思うのです。そうしたら、広報びほろの配布には間に合わなかったと思うのですが、各自治会長に配ってと持っていけば、1日か2日で配れたと思うのです。ですから、本当に真剣に考えれば、そういう措置も迅速にできたのではないかと思います。時間がないので、次の質問に移らせていただきます。次は、組織の活性化について質問させていただきたいと思います。業務量の平準化やストレスチェックを実施しながら能力を発揮できるようにやっていきますという答弁をいただきました。業務量の平準化については、グループ制が一番いいと思うのですが、グループ制以外に業務量の平準化についてお考えがありますでしょうか。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
先ほどの感染症対策で1点だけ答弁させていただきたいと思います。議員から、真剣に考えてという厳しいお言葉をいただきました。対策を考えてきた中で、真剣に考えて対応してきております。不十分だという御指摘だと思うのですけれども、例えば、2月22日の夜に、私自身、北見で感染者が出たという情報を把握しました。翌23日、日曜日の朝には、町長、副町長、教育長をはじめ、集合していただきまして、経済圏、生活圏が同一のエリアですので、美幌町としても即座に対応が必要だということで、その段階で23日の午前10時に本部を設置したという経緯もございます。また、週明けには本部会議を開きまして、町としてできることを本部員の中で十分に検証した中で、すぐにホームページ等で情報発信をしているという経過がございます。確かに、今振り返れば、全戸配布できる資料を用意すべきだったのかもしれません。ただ、その時点では、十分に真剣に考えた結果の対応でありますので、どうかそこだけは御理解いただきたいと思います。
再質問 1番 戸澤義典
誤解して受け止められているようなので、もう一度話をさせてください。対策本部を設置して、行政が行った対応については非常に評価しています。それについて真剣に考えてという話はしていません。周知要領のことです。インターネット以外の周知要領についてもっと真剣に考えてもらいたいという発言でしたので、そこは誤解なくお願いします。
答弁 町長 平野浩司
業務量の平準化ということを考えますと、やはり組織をどうするかということだと思います。その一つの手法として、グループ制が考えられます。今までは、部、課、係という一つのピラミッド型をベースとして、その組立てからどのように組織としてフレキシブルに対応できるかということで、私どもはグループ制をしいたところです。移行した当時は、町民になじんでいた名前が分かりづらくなったなど、いろいろありました。それについては、今、見直しをした中で、今までのグループ制でいいものはグループ制として残し、グループ制で問題があったところは改めるとか、昔の大課大係制も頭に入れながら、しっかり修正するということを今はやっていただいておりますので、それがベストということではないと思います。一つの手法として、美幌町の一つの判断として、最終的に組織運営を任されている私とすれば、皆さんと協議した中で、職員がそれをよしとするということで、今、改めたいという考えであります。
再質問 1番 戸澤義典
先ほど、標津町の職員の自殺の件で紹介したと思うのですけれども、それを解消する特効薬とは言いませんが、一つの目安としてストレスチェックがあると思うのです。御答弁の中でもストレスチェックのことを言われていますけれども、ストレスチェックというのは、100%実施しなければいけなくて、漏れがあってはいけないと思うのです。そういう観点から、昨年度のストレスチェックの実施状況、実施率はどのぐらいでしょうか。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
ストレスチェックの実施率についてのお尋ねになります。今年度は、役場におきましては、87.9%です。病院、学校職員も合わせまして、全体では78.5%ということで、できれば100%全員にストレスチェックを受けてほしいということで依頼はしているのですけれども、強制的にというところまではできておりませんので、結果としては8割前後になっているという状況でございます。
再質問 1番 戸澤義典
残りの約2割ぐらいの中に一番危ない人がいるという状態だと思うのです。強制的にやっていないということでしたら、なおさらだと思います。私の今までの経験では、その2割の中に非常にストレスを抱えている方がいっぱいいると思います。入校してできない、産休を取ってできないといろいろあると思うのですけれども、多分、記入するものだと思うのです。そうしたら、入校先などに送って、書いて返送することもできると思うのです。これは100%やらないと意味がないと思います。ぜひ、令和2年度からはやり方を考えていただきたいと思います。あとは、一つのバロメーターとして、定年前に辞められる職員がいると思うのです。女性の方は結婚して辞められるということはあるかもしれませんが、平均したらどのぐらいの方々が定年前に辞められているのか。特に男性です。その理由は大体分かりますか。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
退職されている皆さんは、それぞれに事情がある中でお辞めになっておりますが、残念ながら、傾向として、ここ数年は若い職員も次の世界に行きたいという思いもあって辞めていく職員もありますし、家業を継ぎたいということでリタイアする職員もおります。また、長く勤めていただいても、勧奨退職ということで50歳代になって辞められている職員もおりますけれども、具体的に何%ぐらいというのは今申し上げることはできないのですが、やはり人それぞれなのかと思います。
再質問 1番 戸澤義典
深くは追及しませんけれども、他市町村とその率を調べてみれば大体分かると思いますので、1回調べてみればよろしいかと思います。新規採用職員、若い職員もという話も出ましたけれども、新規採用職員を配置するに当たって着意している事項はあるのでしょうか。また、配置された職員が最初に就いた職の平均の勤務期間は大体どのくらいでしょうか。
答弁 総務部長 小室保男(総務部長は2023年6月まで)
明確に何か物差しがあるかと言われると、持ち合わせていないのですけれども、私どもの傾向としては、平均すると3年ぐらいでしょうか、一定程度、行政事務全般を経験した中で次の職場に異動するという状況かと思います。また、新規採用職員の配置につきましては、ふだんの私生活も含めて近くに相談のできる関係性を持てるような職員がいたほうがいいということで、そういったことに配慮しながら各グループに配置してきている状況であります。やはり、若い職員をしっかり育てて人材育成を図っていかなければ組織は成り立っていきませんので、これまでもそうですけれども、今後においても、しっかりと若い職員が働きやすい環境を、そして、やりがいを見つけられるような職場を、私たち管理職もそうですけれども、上司がしっかりとつくっていくことが大切だろうと考えております。
再質問 1番 戸澤義典
やはり、新規に入ってきた職員というのは、うれしさ半分、不安半分で入ってきていると思うのです。その中で、どこの組織もそうだと思うのですけれども、人材を育てることが活性化にもつながりますし、組織の活力にもつながっていくと思うのです。そういう観点で言えば、入ってきた職員をいかに戦力化するように育てるかということが重要だと思います。そういう観点で、例えば、新しく入ってきた職員を一堂に集めて、社会一般の常識とか心構えを教育するということも一つ重要なことだと思うのですけれども、そういったことはやっているのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
新規採用職員に限定させていただければ、当然、職員に対しての研修はしております。それから、管内の町村会でも初任研修がありますし、ほかにもいろいろな研修があります。今、議員がおっしゃったとおり、最初に入ったときに、どういう上司と仕事をするかというのは非常に重要なことだと言われています。それは、結果的に当たり外れということでは駄目だろうというのが今の通説であります。その辺をしっかりと、関わる管理職等がどういう基準でどう育てていくかということを、きちんと平準化したいということです。それは、答弁書にも書いてございますけれども、職員の人材育成基本方針をしっかり示すということで、どういうふうに育ってほしいかを明確にして、新人職員であれば、関わる人がしっかり認識するということを今やろうとしております。やはり職場でないと育たないと思っているのです。ですから、職場においてしっかり育てる、言うならば職場研修という概念も、これからは方針に基づいて、関わる管理職も含めて職員にきちんと伝えていくということをしっかりやっていきたいと思っております。
再質問 1番 戸澤義典
次に、人事評価についてですが、これは非常に難しいです。行政にかかわらず、一般の会社でも難しいことです。営業職でしたら、営業の成果で評価できると思うのですけれども、サービスを提供する職場等については非常に難しいと思うのです。基本的に、人が人を評価する形になってしまうと思うのですが、そういうときはどうしてもその人の主観が入りやすいです。そこで、人事評価というのは単年度でされているのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
誤解がないように答弁させてほしいのですけれども、人事評価の評価という言葉を少し変えなければいけないと思います。人を評価するということではないのです。私どもが今回方針をつくった中で、人を育てる、人材育成をするのは人事評価制度ですとはっきりうたっているのです。それをどういうふうにやるかということをきちんと示さなければいけないと思っています。今までは、一方的にその人がどうだと上の者が行っているから駄目だったと私は思っているのです。ですから、人事評価の最大のポイントは何かということで、今回、スタッフの皆さんにまとめていただいているのは、面接というか、お互いにきちんと情報をやり取りするということです。言うならば、育成方針を達成するための一つの手法としての人事評価制度ですと。人事評価というのは何のためにやるかといったら、人材育成ですと。その手法としてどうするかということを、きちんと明確に今まとめております。その中での成功のポイントは、今までのように一方的にその人を評価するのではなく、まずは面接をして、その職員はどういう思いがあるか、それを受け止めてどうするかというように、双方向でしっかりやらなければ人事評価のやり方としては間違っていると私は思いますし、その辺は誤解のないようにお願いします。評価といっても、一方的にこの人はこうだという考え方では全くありませんので、その辺はお話をさせていただきたいと思っております。
再質問 1番 戸澤義典
その辺についても質問したいことがあるのですが、残り時間がありません。働く者にとっては、給料の格差というのはやる気が出るか出ないかの範疇になってくると思うのですけれども、例えば、同一職種、同一内容で正規職員と会計年度任用職員の給料の格差が非常にあれば、やる気のバロメーターが違ってくると思うのです。例えば、看護師、夜勤につけない看護師は置いておいて、あるいは保育士とか保健師です。同じ仕事をやっているけれども、片や正規職員、片や会計年度任用職員で、もらえる報酬が全然違うとなると、やる気のバロメーターが非常に違ってくると思うのです。その辺は、定数があるからしようがないという話はあるかもしれませんが、本当にそういう職場があれば、会計年度任用職員から正規職員にするという考えはないのでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今いらっしゃる方の身分を変えるということは、今のところは考えていません。ポイントになるのは、今回、国がこういう制度を打ち出したというのは、昔で言う臨時職員と正規職員で格差があるというのは何なのかという話です。同じことをやらせるのがおかしいのであって、本来ならば、正規職員が会計年度任用職員と同じという意識自体を変えていかなければいけないということです。ですから、本来の役割として、そこを根底から変えていかなければ組織は変わっていかないということなので、比較にはならないと思っています。ですから、専門職に対して私が言い続けてきたのは、資格を持って一定の仕事をするときの差は本来ならばおかしいのではないかと私は言い続けています。保育士とか、同じことをやるとするならばです。ただ、それぞれの役割、正規という言い方がどうかわかりませんが、本来、役場職員と臨時で資格を持って入った人が同じことをしているのであれば、それは間違っていると私は思っています。差というよりも、その人のやるべきことに違いがあって給料が違うということです。この辺をお互いにきちんと認め合うこと、今までの一方的にこうですではなくて、雇用される側として分からなければいけないので、そのことのやり取りです。言うならば、そういうことをきちんと評価しなければいけないということで、先ほど言ったように、ポイントは面談をするという手法をきちんと皆さんが理解して、そのことを整理していかなければ駄目だと思っております。
再質問 1番 戸澤義典
今の御答弁にも反論があるのですが、時間がないので、次の再質問をします。美幌町子育て世代包括支援センターを来年度の10月に開設するということで、保健師1名が兼務するということです。ふだんから多忙な保健師を兼務させることが本当に妥当なのか、士気の低下につながるのではないのかと私は思うのです。また、このセンターを本当に価値あるものにするのであれば、専属の職員を配置すべきではないかと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。
答弁 町長 平野浩司
今おっしゃられたとおりだと私は思っています。ただ、それだけの人材も含めて、この頃、町がこれだけの人を雇用したいとしても、なかなか来ていただけないという状況も踏まえて、当面、どうするかということで判断をしなければならないと思っています。ですから、必要なところにおいては、業務量のチェックをしている中で絶対に必要だというところで、今は保健師も本当に大変な苦労をしているのですけれども、1人でも2人でも来ていただけるように募集を毎回しておりますし、技術職も募集していますが、なかなか来ていただけません。ですから、本来の業務量を全部見直して、絶対に必要なところには配置したいという思いはあります。
再質問 1番 戸澤義典
最後に提案です。例えば、目安箱というか、職員が無記名で、こういうことを改善してほしいというような自由な意見を入れられる意見箱を、なるべく意見を入れやすいところに設置して、職員の意見を聞くということも大事だと思いますので、参考にしていただければと思います。以上で、質問を終わります。