みんなの議会

美瑛町議会 平成28年第5回定例会 2016年9月20日

街路樹の管理について

2016年9月20日、美瑛町議会の一般質問で、中村倶和議員が「街路樹の管理について」質問し、町長 浜田哲が答弁しました。

質問者
中村倶和 議員
答弁者
町長 浜田哲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 中村倶和

2番中村です。質問方式は時間制限方式とさせていただきます。質問事項は1点に絞りました。街路樹の管理について。質問の要旨を申し上げます。美瑛町は「美しいまち」の旗手として、まちの景観づくりに取り組んできました。美瑛から望む美しい山々や丘の風景は美瑛町民ばかりでなく日本の財産でもあると思います。美しいまちづくりは、公園、道路、街路樹および建築物を中心とした街並みにも求められています。巨大な屋外広告物、大きくて高すぎる案内板、丸見えのトイレ、錆びたバス停のポール、丘の駐車場などいろいろと指摘されております。美しいまちづくりのためには、条例をつくったり、掛け声だけでは、まちが美しくなるわけではないと思います。まちは、町民に寄り添い、共に感性を高め、絶え間ない研究と細かい努力の積み重ねが必要でしょう。さて今回は、街路樹に絞って突っ込んだ質問をしたいと思います。私が指摘したいのは、街路樹の管理が間違っているのではないかということをです。その中で特に、北町と大町の街路樹に著しく見られます。3本の通りには、針葉樹及び落葉広葉樹が植えられ、トウヒ約80本は去年まで見事な姿に成長していました。ところが、昨年の10月に剪定が行われた結果、無残な姿に変わり果ててしまいました。多くの町民や観光客などから驚きと落胆の声があがっています。そこで、街路樹の管理について町長の考えを伺います。以上です。

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

2番、中村議員よりの一般質問に答弁をさせていただきます。質問事項については、街路樹の管理についてであります。市街地における街路樹は、美しい町並みの形成と、町民のゆとりと潤いのある生活の創出には欠かすことのできないものであると考えており、今後も、美しいまちづくりを進めるうえで、街路樹をはじめとする緑と花の維持管理については、重要性を強く認識しているところであります。また、交通安全や周辺住民への配慮も必要であることから、成長する枝葉を適切な大きさに保つための剪定作業についても、大変重要な作業であると考えております。議員ご指摘の北町、大町の街路樹の状況については、樹種がトウヒであり常緑針葉樹であることから、本来は、秋季の剪定であれば軽剪定とすべきであったにもかかわらず、剪定量の多い強剪定をしてしまったことにより、生育の障害となったことが原因と考えられており、管理上問題があったことをお詫び申し上げるところであります。本年5月から実施している対応策としては、根に活力を与える薬剤を定期的に散布するとともに、樹木医の診断を受けながら生育を見守っている状況となっております。また、今後の越冬等の対策については、樹木医等の専門家の意見や協力を得ながら、できる限りの対策を講じていきたいと考えており、一刻も早く元の美しい樹形が見られるよう、取り組みを進める所存であります。以上であります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい、2番中村です。今の町長のお答えのように、管理上問題があったという、そういう認識を重く受けとめます。さて、樹木の剪定の目的は3つあると一般的に言われております。1つはですね、美観上の目的ですね。美しく見せると。それからもう1つは樹木を強くする目的、弱い枝葉を払って強い枝を伸ばしていくと、整理をしながら伸ばしていくということ。それからもう1つは障害物や危険を避ける目的。障害物というのはほとんど電線でしょ。電線の漏電を防ぐ、それから枝が折れたり落下する防止もあると思います。美瑛町も、こうした3つの目的のために剪定を行っていると理解してよろしいですか、お聞きします。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい、認識は今のお答えは先ほど申し上げました3つの目的にはほとんど沿っていると思います。それで質問を続けます。街路樹はですね、町の景観に大きな影響を与えます。私は景観条例の担当課である政策調整課にですね、北町、大町の街路樹の剪定について先月8月末に質問しました。その答えはですね、剪定の結果については調査中であり、適、不適は判断できないというお答えでした。私はなぜかと思いましたね。剪定を行ってから既に半年以上たっていると。しかも、外部の方々からも指摘されている。なぜ結論を出せないでいるのかなということを驚きました。それで、建設水道課の道路維持係の説明によればですね。北町、大町の街路樹の剪定の実施時期は去年の10月9日から約3週間でした。この剪定作業中にですね、担当職員が監督業務として現場を巡回していたと聞いております。担当職員は剪定作業の初期の段階でもしも疑問を持っていれば上司に報告して何らかの対策を立てられたのではないかと思います。そこでお聞きします。現場からですね、現場っていうのは巡回の現場ですね、そうした疑問は出なかったんでしょうか、伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

今回の街路樹の剪定の部分については、正直言いまして、中村議員よく質問していただいたと私は半分喜んでいます。当然間違い、我々の過失があってああいう状況になってますので、ここは謝らなければなりませんし、町としても町長としても反省しなければなりません。一方でですね、実は美しいまちづくり等を通し、私も町長になって10数年になりますけども、美瑛町の景観をしっかりとさせるということが本当になかなか浸透しませんでした。私が町長になったばかりの数年の間に、もう数10年という公園の木がですね、いきなり切り倒されたり、私自身も本当にショックで、職員に対してどうしてそういうことを、町の財産をどうしてそんな勝手なことをするんだということで強く叱った経緯もありますけども、なかなかこの街路樹の部分についての役割と、その価値というのが浸透しないといいますか、それがこういう町づくりにいかに大事なものかという部分が理解を得られない部分がずっと続いていました。正直言って私は今回の議員のご質問をいただいたことを起点にですね、もう一度まちづくりの中に街路樹の適正な維持と、そして役割、そして、何か奇抜な建物をつくるよりも、美しい街路樹を持ってることがいかにまちづくり等、それから美瑛町を愛する方々に役に立つのかという部分を、意識改革等も進めていければというふうに今強く思っているところであります。実はですね、今年の春にもこの地区でありませんけども他の地区で街路樹がいきなり切られました。私に報告は一切ありませんで、私が通っているときに何で無くなってるのかということで聞きましたら、木が古くなっていて弱くなってるから、業者からこれは切った方がいいと言われたということなんですけども、しかし町の財産でありますから、処分をするということであれば必ずそのことの認定と決裁が必要なわけでありますけども、そういうことがされずに行われたということ。相変わらず公園の木が勝手に担当の判断だけで切られた状況がまだ続いている状況でありました。大変、私にとってはもう困った状況でありますので、今後の地域の街路樹のしっかりした維持に、今回のご質問等をしっかり受けとめて取り組んでいきたいというふうに思ってます。一つ今答弁できますのは、今美瑛町の美しい村づくりの関係で、一つは白金地区の一体をしっかりと情報発信できる、また環境整備をしようと。それからもう一つは、町場と、それから丘の地域の景観育成についても適正なものをしようということで、北大さんから研究していただいたようなそういう結果もありますので、景観計画に基づいてやろうということで、街路樹のあり方もですね、樹種ももう一度再検討しようという取り組みを、もう3年前ほどから準備させていただいてます。今後、適正な街路樹と町のあり方という部分をしっかりといろんな方々にご意見もいただきながら取り組んでいきたいという思いを持ってますので、そういった方向であるということをぜひご理解をいただいて、今後またご指導等いただければというふうに思っています。そういうことで、切られた段階での決裁ですとかそういったものがなく、業者さんの方も認識、つまり今までの街路樹の剪定の部分では、町にあまりそういった認識を持った人間がいないものですから、そして担当も変わるものですから、基本的に業者、委託した業者にそういった能力のある方々がいるところを業者として指名に選んで、その方々に仕事をしていただいているような形で、今回、今回と言いますかここ数年はですね、私もどうしてこうなるのかなと思うような剪定のされ方をしていますので、ここの部分は業者の方々、それから役場の職員の技術の向上ですとか、それから街路樹に対する考え方の適正化、こういった部分を取り組んでいくべく、運営上の、また管理上の管理体制をしっかりとしていきたいというふうに考えているところであります。以上であります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい、次ですね、少し視点を変えていきますと、役場の敷地にはですね、美しい樹木の景観を今現在つくっておりますね、おそらく20年、この建物ができて20年ぐらいだと思うんですけども、もう既にかなり大きな木を植えたという経過もあるんでしょう。そこで、役場敷地内の樹木の管理、剪定について総務課に伺いました。これは総務課の担当っていうことでしたので伺いました。答えはですね、剪定の実施の判断は毎年樹木の状況を見ながら行っていると。このやり方は私は全く正しいと思います。一方、建設水道課によれば街路樹は定期的に年数がたてば剪定しているという説明でしたね。そこでお伺いしますが、今後ですね、定期的に剪定する方法、これはやはり見直さなければならないと思いますけども、今の町長のご説明ではそういうことは3年前から検討に入ってるというお話でしたけども、もう一度その辺はお答え願います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

私もそういった部分ではプロではありませんので、どういう管理の仕方がいいかどうかっていうのは、そういういろんな方々のご意見をいただきながら、今後、美瑛町の街路樹のあり方全般について意見をいただきながら、今議員がご指摘のような部分も含めて検討して取り組んでいきたいというふうに思っているところであります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

さらに突っ込んでお伺いしますけども、街路樹の剪定作業はですね、剪定資格者というのが国家試験ですか、これがあるようですけども、そういう業者に依頼してるっていうことですけども、しかし発注する側としては、剪定作業を発注する側としては、剪定の指示マニュアルというのがあるべきだと思うんですね。結局それがなかったというふうに、今までの説明では理解しましたけども、それでよろしいんでしょうか。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

基本的にこの剪定の関係の業者の選び方についてはですね、造園技能士等を持っている、そういう資格を持った方々が指名業者として認定されて、そして事業に当たっていただいております。ただですね、議員ご指摘のとおり、じゃあ町側の人間がそういう資格を持ってやってるのかと、そういうものを理解してやってるのかというと、そこの部分については非常に私ども落ち度があったというふうに思っています。そんな面から今後こういった部分についての理解を得る、そういった部分について職員も含めてですね、されらにまたレベルを上げるそういう講習とか、そういう学びの場での人材育成、こういったものをやっていく必要があると考えているところであります。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

もう一つ伺います。どこの社会でも、どこの世界でもですね、ものや建物を管理していくには管理台帳が必要になってきます。街路樹の管理においても同じく管理台帳が必要だと思います。要するに木種ですね、木の種類、樹齢、高さ、それから幹回りですね。健康度合い、それから電線などの障害物の有無、それから剪定の履歴ですねこういうデータは、必ず必要になってくると思うんですけども、簡単に言えば医療に例えるなら患者カルテでしょう。そこで伺いますけどそういう街路樹の管理台帳は、存在してますか。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

今、美瑛町では街路樹の台帳等とは持っていない状況であります。道路等の工事によって、植樹ます升等の設置をしますので、そういう部分からの位置の設定等はしておりますけども、そこにどういう木が植えられて樹齢なんぼで、また経緯はどうだと。例えば、時々住民の方も邪魔くさいって切られたりするんですね、そういった部分の木を植え直したり、そのままに放っといて、今街路樹のますが花が植えてあったりですね、いろんなちょっと状況でありますので、いまのところそういう状況だということでご理解いただきたいと思います。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい、中村です。次に、政策調整課について関連で伺います。政策調整課はですね、景観行政に関しては景観条例を管轄し、美しい景観を維持し、さらに是正や改善勧告、要望、そして指導などを行うという立場であると理解しています。そして、この業務を行うには政策調整課は町内を監視し、指導するために、定期的に巡回していると思うんですが、そういった巡回の程度、巡回しているのであればその巡回の程度、そしてまた巡回の記録、こういうものは作成しておりますか、伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

はい、街路樹の関係でありますと、当然建設水道課ということで管理になりますので、そこの部分で適正な維持状況ができるかどうかということを確認してるということで、それはパトロールも当然あるだろうしやっています。ただ、政策調整課がですね、全体の部分をそのような形で見て周るという、そしてまた記録するという事は今はないということでご理解いただきたいと思います。(「はい」の声)

質問 2番 中村倶和

はい、最後の質問をいたします。今回のですね、町長もお認めのように、こういう事態になった原因は二つあると思います。一つは、剪定の指示マニュアルができてなかったということですね。特に、剪定マニュアルを作成するためにはですね、政策調整課と建設水道課ばかりじゃなくて、政策調整課との協議、これが必要だと思います。それから樹木の管理台帳とか巡回日誌、記録とってますね、そういうことが、この二つがやはり今後、必ずやっていかなければならないことだと思います。これは。最初からこういう問題が条件があればですね、二つの業務が確定していれば、整備されていれば、こういう事態にならなかったと思うんですけども、町長のお考えを伺います。(「はい」の声)

答弁 町長 浜田哲(町長は2019年3月まで)

今回の街路樹の剪定後の状況を見ますと、本当に私も何かどういう言葉で表現していいのかわからないような状況であると、議員ご指摘のとおりだというふうに思っています。こういった部分に対して、まず今回はですね担当の部局とそれから発注を受けた企業に、私の方から注意という形で対処させていただきました。一方でまた、今後議員ご指摘のような街路樹等の管理につきましても、先ほどもお話ししましたとおり街路樹のますの位置ですとか数ですとか、そういったものも整理していく必要があるというふうに思ってますし、街路樹もですね、幹が太くなるとこのますではちょっと小さいようなますもいっぱいありますので、こういった部分の全体的な見直しをしながら、今議員ご指摘の台帳等の整備とかそういったことも各課横断でチームを作って対応していきたいというふうに考えていますので、変わらずにまたいろいろとご指導等いただければというふうに思ってます。以上であります。

出典:美瑛町議会 平成28年第5回定例会 2016年9月20日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる