小樽市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月11日
(1)通年軽装について/(2)市道街路樹について/(3)市立病院の開錠時間について
2024年12月11日、小樽市議会の一般質問で、酒井隆裕議員が「通年軽装について」「市道街路樹について」「市立病院の開錠時間について」について質問し、市長 迫俊哉、病院局事務部長 佐々木真一、建設部長 松浦裕仁が答弁しました。
- 質問者
- 酒井隆裕 議員
- 答弁者
- 市長 迫俊哉、病院局事務部長 佐々木真一、建設部長 松浦裕仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 酒井隆裕
一般質問します。最初に、通年軽装について質問します。道内各自治体でノーネクタイなど働きやすい服装を通年で職員に認める通年軽装、ナチュラル・ビズ・スタイルの導入が広がっています。導入している自治体では、働きやすい環境を整えることで、職員の成り手不足解消につなげたいとしています。北海道も2021年から実施し、市町村や事業者にも導入を勧めています。道や市町村が導入している通年軽装、ナチュラル・ビズ・スタイルについて、各自治体の動きをどう捉えていますか。導入した釧路市は2015年からスタートしました。これまではクールビズでネクタイをつけず、ワイシャツ姿だったのが、襟なしシャツ姿で勤務できるようになって、動きやすくなったと好評です。一方で、襟なしシャツ姿はラフ過ぎる、襟付は必要ではないかという方もいたようです。また、滝川市では、辞令交付式などの儀礼的な要素を含む行事ではジャケットの着用を義務づけるとしています。ネクタイなどをつけるかつけないかは個人の判断とし、TPOに合わせた服装は、働きやすい環境という点でも必要だと思います。市長に伺います。通年軽装、ナチュラル・ビズ・スタイルにどういった所感をお持ちか、お答えください。釧路市では、市民から理不尽な要求をされるカスタマーハラスメントの不安を和らげるため、ネームプレートを平仮名の名字のみにしました。本市でもほとんどは名字のみとなりましたが、本市のカスタマーハラスメントの実態と、ネームプレートを平仮名の名字のみにする取組について、どういった所感をお持ちになりましたか。職員の成り手不足解消という観点ではどうでしょうか。釧路市では、2024年4月採用について、内定辞退者が45人、辞退率は36%と過去最高だったことも導入の理由の一つとしています。北海道新聞によれば、本市でも2023年度に行われた事務職の採用試験は422人が受験、47人が合格したが、そのうち24人が辞退し、辞退率は51.1%で過去10年最多となっています。市長は辞退率の増加をどう捉えていますか。報道では、一定の取組を行ってきたが、現時点では目立った改善は見られないのが実情としていますが、今後どういった取組が必要だと思いますか。働きやすい環境というのは大切だと思います。ナチュラル・ビズ・スタイルやネームプレートを平仮名の名字のみにするなどのプライバシー保護の取組などについて導入に向けた検討を行い、まずは導入自治体の情報収集と職員アンケートなどを実施してみてはどうでしょうか。市長の見解をお聞かせください。次に、市道街路樹について伺います。街路樹は、戦後の高度成長期には大気汚染を緩和し、開発に伴う緑の減少を補うとともに良好な景観を形成することなどを目的として、道路整備の進捗に合わせて全国的に植栽されていきました。第2次小樽市緑の基本計画によると、2015年現在、市全体では高木が約9,500本、低木が約8万1,700本、そのうち市道では高木が約4,000本、低木が約3万5,600本となっています。本市でも道路整備、とりわけ都市計画道路の整備に合わせた植栽が進み、良好な都市環境向上に貢献しています。その一方で、街路樹の大木化による街路灯が見えづらくなることや、落葉や豆ざやの清掃、歩道での根上がりによって歩行者の通行に支障が生じる事態も発生しています。一部の街路樹は強剪定を行うなど健全な樹形管理を行っていますが、十分とは思えません。市長に伺います。市道の街路樹の樹形管理は適切に行われているとお考えですか。街路樹の大木化や老木化の進行は課題の一つとは考えませんか。私の出身地で、以前、議員をしていた滝川市では、本年10月に滝川市街路樹適正化計画を策定しました。滝川市の街路樹は管理体制における課題が多いことから、将来における街路樹管理の適正化へ向け、安全で快適な道路空間、歩行空間の確保及びこれまでの量的確保から適正配置と質の向上を計画的に進めることを目的として策定したそうです。そこでは、剪定費の推移や街路樹の課題、必要な管理費に対して実際の管理費予算は3分の1程度となっており、十分な管理ができていない状況などが記されています。滝川市街路樹適正化計画についての市長の所感をお聞かせください。第2次小樽市緑の基本計画では、滝川市のような負の課題は掲載されていません。本市でも同様の課題があるのではありませんか、お答えください。桂岡小学校の通学路でもある桂岡ニュータウン大通線に植えられている街路樹についてです。2021年第3回定例会で同様の質問をしています。樹木はイヌエンジュ、マメ科の落葉広葉樹です。2021年当時と比べても病害虫による劣化はひどく、キツツキの開けた穴が目立ちます。本年は花の落下による被害が報告されました。地域住民は、市が管理できないなら伐採してほしいと言っています。街路樹の落ち葉を回収するためのボランティア袋をもらいに行くにしても手間がかかります。どんな袋でも詰めておけば持って行きますとしていますが、最近ではレジ袋も有料になり、袋を買わなければなりません。市民の協力が必要なのですから、せめて町内会等にボランティア袋を届けるくらいするお考えはありませんか。私は、街路樹を増やすことは大賛成です。しかし、十分な管理をされることが大前提です。滝川市街路樹適正化計画の基本理念では、「市民に愛される街路樹へ」と記されています。本市においても市民に愛される街路樹にしていくことが必要ではありませんか、市長のお考えを伺います。最後に、小樽市立病院の正面玄関の開錠時間について伺います。市民からの切実な訴えです。夫が肺の病気で小樽協会病院から小樽市立病院に転院した。開錠が7時45分からで、受診する方は寒い冬でも外で待っている。バスの本数が減り、さらに待ち時間が増えている。小樽協会病院は7時に開錠していて中で待てるが、小樽市立病院はなぜ15分前なのかというものです。かつては7時開錠だったのが、コロナ禍により2020年7月1日より7時45分となり、元に戻っていません。小樽市立病院の開錠時間はどのように決めているのですか。バスの本数も減っており、外で待つのも大変です。開錠時間を早めることはできませんか。再質問を留保し、質問を終わります。(拍手)
答弁 市長 迫俊哉
酒井議員の御質問にお答えいたします。初めに、通年軽装について御質問がありました。まず、通年軽装等に係る各自治体の動きにつきましては、国が令和3年度から、通年で一人一人が判断して軽装等を行う方針を明らかにしたことから、北海道も令和3年度以降、年間を通じた働きやすい服装で執務を行うナチュラル・ビズ・スタイルの取組を始めたほか、道内の自治体においても、通年での軽装等を導入する動きが拡大しているものと認識しております。次に、通年軽装等に係る所感につきましては、職員の働きやすさのほか、ゼロカーボンにつながる取組という観点からも有益なものと認識しておりますが、一方で、TPOを踏まえ、市民に不快感を与えない節度ある服装であるよう、職員の認識共有が重要であると考えております。次に、カスタマーハラスメントの実態につきましては、本市では大きな声でどなられ長時間の対応を強いられた、アクリル板を激しくたたくなどの行為があった、職員の家族を調べるというような脅迫的な発言があったなどの事例が発生しております。また、ネームプレートにつきましては、本年4月から、所属長が業務上必要と認める場合を除き、名字のみの記載とするよう庁内に周知したところですが、所属長の判断により、現に平仮名での記載としている部署もあるなど、職場の状況に応じた対応を可能としており、今後もカスタマーハラスメントから職員を守るため、必要な取組を進めてまいりたいと考えております。次に、内定辞退率の増加につきましては、本市の受験者は、札幌市周辺の自治体との併願により、他の自治体に合格したなどの理由で辞退する方が多く、辞退率は増加傾向にあることから、少子化が進む中、必要な職員数の確保が懸念されます。このため、引き続き内定者へのメールマガジンの発信や内定者懇親会の開催により、本市を選んでいただけるよう情報公開や交流を行うとともに、本市在住の方へのアプローチを強化するため、市内高校生向けの就職説明会へ参加するほか、今後も辞退率の改善に向け、必要な取組を検討してまいりたいと考えております。次に、ナチュラル・ビズ・スタイルの導入に向けた職員アンケートなどの実施につきましては、ナチュラル・ビズ・スタイルやネームプレートの平仮名表記に限らず、働きやすい環境の整備は、職員が能力を最大限発揮することや、早期離職防止などの点において重要かつ必要と考えておりますので、他市の状況把握や職員アンケートの実施などを通じ、効果的な方策を検討してまいりたいと考えております。次に、市道街路樹について御質問がありました。まず、街路樹の樹形管理などにつきましては、剪定が必要となる街路樹は、1年当たり約850本となりますが、そのうち今年度においては優先度の高い約270本の街路樹のみを剪定したことから、街路樹の管理としては十分ではないものと考えております。また、街路樹の大木化や老木化が進むことは、枯れ枝の落下、倒木等による事故のリスクが増大するとともに、道路交通の安全に影響を及ぼすなど維持管理上の大きな課題であると考えております。次に、滝川市街路樹適正化計画につきましては、この計画は、街路樹が抱える様々な問題を解決するため、街路樹の健全な生育環境と安全で快適な道路空間、歩行空間が両立するよう、適正な街路樹本数と持続可能な維持管理体制の確立を目的として策定されたものであり、本市においても滝川市と同様、景観の阻害や大木化・老木化による交通障害、維持管理にかかる財政的負担や体制などの課題があるものと認識しております。次に、ボランティア袋につきましては、現在、希望する町内会等には袋を無料で配布し、回収も行っておりますが、市民の皆さんにも御協力をいただきたいことから、今後、市のホームページや広報などを通じて、幅広く周知してまいりたいと考えております。次に、本市の街路樹につきましては、街路樹は町並みに統一感を与える景観形成や、大気汚染などの影響を緩和する環境保全機能、視界不良時における視線誘導機能など様々な役割があり、より安全な道路空間の創出により快適な街路樹とするため、市民の皆さんの御意見をお聞きしながら、適正な維持管理に努めることが重要であると考えております。次に、小樽市立病院の開錠時間について御質問がありました。まず、小樽市立病院の開錠時間につきましては、コロナ禍において、院内の感染防止対策の一環として、開錠時刻を午前7時から受付開始時刻である午前8時の15分前となる午前7時45分に変更したものであります。現在は、感染防止対策に加えて、建物の構造上、正面玄関を開錠すると、外来エリアや病棟までの進入が可能となることや、入院患者の離院に気づくことができなくなるなど、防犯対策及び施設管理上の観点から、午前7時45分での開錠を継続しているところであります。次に、開錠時間を早めることにつきましては、院内での滞留時間を短くするといった感染防止対策と、外来窓口の職員等が不在の時間帯における防犯対策や施設管理上の問題から難しいものと考えております。小樽市立病院では、紹介制の導入による待ち時間の短縮等に取り組んでおりますので、受付開始時刻や予約時間に合わせた御来院について、御協力をお願いするものであります。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)
再質問 4番 酒井隆裕
再質問を行います。まず、辞退率の増加についてでありますけれども、今後どういった取組が必要なのかという質問に対し、メールマガジンなどという形で言われておりました。なかなか厳しいのかと、札幌市周辺だから、ほかのところよりもさらに辞退率が増加していると。やはり、小樽市役所というところはこういうところなのだということがしっかり分かるようなイメージづくりをしていかないと、私は札幌市周辺に近いからという理由だけだったら、小樽市だけが負けてしまうということにもなりかねないと思うのです。改めて、その点、どういった取組が必要なのかということについて、お聞かせください。それから、ナチュラル・ビズ・スタイルやネームプレートを平仮名の名字のみにするといった取組について、アンケートなどを実施するという話なのですけれども、これは、もう実施していくということで確認してよろしいのかについてお伺いしたいと思います。次に、街路樹の話であります。私が聞いたのは、第2次小樽市緑の基本計画では、滝川市のような負の課題は掲載されていない。御答弁では同様の課題があるということでありますから、次の計画などのときには、そういった負の課題も含めて、解決しなければならないということを記載することも、私は、あり得ることではないかと思うのですけれども、その点について伺います。最後に、小樽市立病院について伺います。開錠時間について、防犯対策でありますとか、滞留時間を短くするとか様々なことを申し上げておりました。ただ、この問題は、2001年以前のときには開錠時間が7時50分だったのです、現在の7時45分よりもさらに5分短かった。それを当時の日本共産党の中島麗子議員が質問したのです。同じような答えになって、最後に市長に聞いたのです。そうしましたら、山田勝麿市長は何と答えたか、いや、私はなぜ早く開けないのだと不思議に思っていますと、こんなふうに答弁したのです。これで7時50分開錠だったのを7時開錠にして、周辺の病院と一緒になったわけなのです。改めて、市長に伺いたいと思います。なぜ開けないのだと、市長自身の感想をお聞かせ願えるでしょうか。
答弁 市長 迫俊哉
酒井議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、1点目の辞退率の増加への対応ということでございますが、札幌市周辺の自治体との併願による辞退が多くなっているということで御答弁させていただきましたけれども、これは昨今の課題ではなくて、従来からこういった課題があるということで、辞退率をどのように減らしていくのかについては、従来からの課題があるわけであります。御答弁の中で様々な取組についてお答えさせていただきましたが、先ほど、酒井議員に再質問の中でも御指摘いただきましたけれども、小樽市役所がどういった職場なのかということを受験者の皆さん、あるいは内定者の皆さんにしっかりとお伝えしていきながら、辞退率をできるだけ少なくしていく取組については、これからもしっかり取り組んでいきたいと思っております。ただいま御答弁申し上げた以外にも、まだ方法があるのかもしれませんが、そういったことも含めて十分検討していきたいと思っているところでございます。もう1点は、ナチュラル・ビズ・スタイルの導入に向けた、あるいはネームプレートの平仮名表記について、職員アンケートを実施するのかというお尋ねでございます。ナチュラル・ビズ・スタイルですとか、それこそカスタマーハラスメント対応でのネームプレートの平仮名表記というのは、各自治体でも既に取り組んでいるところでございますので、これに向けてしっかり取り組んでいきたいとは思っておりますが、その前に、職員がどういった考え方を持っているのかについては調査する必要がありますので、アンケート調査は実施していきたいと考えているところでございます。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 病院局事務部長 佐々木真一
酒井議員の再質問にお答えいたします。2001年当時、開錠時間を早めたというお話がございましたが、やはり二十数年前という形で、当時とは状況が大変変わってございます。病院には不特定多数の方が来るのですが、今までは、外来エリアまで侵入したり、または病棟に上がっておかしなことをする方はいらっしゃらないという前提の下で、そういう対応をしていたかと思います。先ほどカスタマーハラスメントの話などもございましたが、今はやはり時代が変わってきておりまして、不特定多数の中にはいろいろな方がおられますので、以前のように対応していくというのがなかなか難しい状況になっております。今日の新聞などにも、道庁でもゲートを設けるというような話が出ておりました。やはり、病院としても感染対策はもちろんですが、職員を守る、患者を守るという観点からは今のような形で、施設管理上、職員のいない中で不特定多数が入ってくるといろいろな問題が生じる場合もございますので、何とぞ御理解いただければと思います。(「議長」と呼ぶ者あり)
答弁 建設部長 松浦裕仁(建設部長は2025年3月まで)
酒井議員の再質問にお答えさせていただきます。街路樹についてお答えさせていただきます。再質問の趣旨といたしましては、今ある現状の課題を小樽市緑の基本計画に載せないのかといったお話だったと思いますが、我々といたしましても、やはり滝川市と同様に、樹木の大木化の問題、いわゆる交通障害が発生しているとか景観の阻害、あとは財政的な維持管理の負担ですとか体制といったものが課題という、全く同じような状況になっております。こういった課題を解決するためには、人口規模に見合った街路樹の本数ですとか管理体制が必要になってくると考えておりますので、今こういったところにつきましては小樽市緑の基本計画に記載されておりませんので、基本計画の途中見直しは可能かということも含めて検討させていただきたいと思っております。(「議長、4番」と呼ぶ者あり)
再質問 4番 酒井隆裕
小樽市立病院の開錠についての話であります。結局のところ、いろいろ理由をつけながら、23年前に戻すのだということだと思うのです。感染症対策のことも理由にしていましたが、それ以外に不審者が侵入するとかいろいろなことを言っていたのです。そういったことというのは警備員がいるわけですから、対処できる話だと思うのです。では、同様にやっている小樽協会病院は、不審者が侵入して通り抜けて問題になっているのかと言ったら、なっていないです。23年前からそういったことが頻繁に起きているというのだったら、私は、それは問題でしょうと、別に対策を設けなければならないですねという形になるけれども、そうではないのに、コロナ禍を理由に結局、開錠時間を7時45分と、45分も遅くしてしまったと、私は大問題だと思います。この問題を伺った市民の方というのは、本当に地域のためにいろいろな活動もされてきた方で、夫が呼吸器の病気になって、小樽協会病院から小樽市立病院に転院になったのだけれどもという形で、何とかしてほしいのだという切実な声なのです。私は、そういったこともあるわけですから、せめてこうした感染症問題や防犯対策なども理由と言っているけれども、早めるということは全然、成り立たない話だと思うのです。そのことを最後に伺います。
答弁 病院局事務部長 佐々木真一
酒井議員の再々質問にお答えいたします。警備員は確かに配置されておりますが、現状、入り口が違うという部分もございます。では、入り口を同じにすればいいのではないかというお話も出てくるかと思いますが、警備員はこの時間はまだ救急対応している時間でございまして、外来の患者全てを確認等したりすることは現実的には難しいのではないかと思っております。あと、全国的に見ても、コロナ禍で開錠時間を早めていない病院も、この間、防犯対策や働き方改革の観点から、時間を遅くしているという例も見受けられるところでございます。そうした部分から考えますと、現状どうしても防犯対策上は、なかなか難しいものがあると考えております。