美唄市議会 令和5年第2回定例会 2023年7月14日
農業行政について
2023年7月14日、美唄市議会の一般質問で、海鉾則秀議員が「農業行政について」質問し、市長 桜井恒が答弁しました。
- 質問者
- 海鉾則秀 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 海鉾則秀
令和5年第2回定例会において、大綱1点、農業行政について、市長にお伺いします。まず1点目ですが、本市の農業についてです。現在の不安定な世界情勢により、生活する全ての物価が上がり、農業者が使う肥料などは2割から5割、物によっては倍の価格になっている物もあり、農業経営がひっ迫しています。この様な状況では経営が成り立たず、後継者がなかなか育成できない状態が続いており、経営面積も増え、これまで以上に効率のよい経営が求められています。そのため、現在、国や道のほか、本市でもスマート農業を推進しているところではありますが、自動操舵システムなど、まだまだ高額であるため導入したいが、足踏みしている農業者が大半であります。そこで、1点目として、第7期美唄市総合計画や第3次美唄市農業ビジョンでもうたわれているスマート農業について、その必要性のほか市の独自事業であるスマート農業機械導入補助金の継続についてどのように考えているか。また、2点目として、物価高騰に対する農業者への支援並びに今後の本市の農業について、どのように考えているか、お伺いします。次に、農村地域における大雨時の対策についてです。近年、全国各地で起きている線状降水帯による河川の氾濫、水害等の自然災害が多数起きております。先日、福岡県や九州北部でも甚大な被害が出ているところであります。被災された方々には心よりお見舞いを、亡くなられた方々にはお悔やみを申し上げたいと思います。本市でも、昨年8月の大雨により、各排水機場を運転することとなりました。その中で、上美唄排水機場においては、春先の点検の際に、3台ある排水ポンプのうち2台が故障し、8月まで直らないとの報告がありました。幸い本市の早急な対応のおかげで、8月の大雨に間に合ったところでありますが、今後、同じような故障が出てくると予想されますが、上美唄排水機場の設備、メンテナンスについてどのように進めていくのか、お伺いいたします。次に、野生鳥獣との共生について、特にヒグマの出没時の対応についてお伺いいたします。本年5月に朱鞠内湖で釣り客がヒグマに襲われて死亡した事件や、道内各地でヒグマが住宅地に出没しているというニュースが多発しています。先日の道議会一般質問でも取り上げられ、この状況について道では、かつてないほど、人とヒグマのあつれきが高まっている憂慮すべき事態と答弁しました。市のホームページでは、ヒグマ目撃情報が掲載されていますが、令和4年は14回、令和3年は20回の目撃がありました。東明地域における住宅地での目撃情報も毎年報告されており、中でも、令和3年8月の日中、東明3条の住宅裏でごみをあさるヒグマの目撃や、令和2年6月の夕方、地域人材開発センター横から道道美唄富良野線を横断するヒグマが目撃されるなど、住宅地での出没が確認されており、本年も6月22日に東明1条3丁目付近の住宅地で道路を横断する目撃情報があり、農政課、猟友会、小中学校のPTA、町内で組織する熊対策グループなどで、登下校の子ども達や住民の安全確保のためパトロールを行ったと伺っております。道内でヒグマの出没が多発していることや、ヒグマをはじめとした野生鳥獣との共生を考えながらも、特にヒグマからの被害対策は、今以上に進めなければならないと考えます。そこで、1点目として、本市の危険動物としてのヒグマが住宅地及び人口集中地区に出没し、人を襲う被害を引き起こす可能性がある場合の対策はどのようになっているか。又、2点目として、その場合、市民への注意喚起を強化しなければならないと思うが、どのように行っているのか、市長にお伺いいたします。
答弁 市長 桜井恒
本市の農業についてでありますが、本市の農業は、先人のたゆみない努力により、厳しい気象条件を克服し、豊かな自然と広大な土地を生かして、本道有数の食料供給地域として、安全・安心な農産物を安定的に生産・供給されてきたところであり、水稲の直播栽培などの営農技術などにより、農家人口が減少する中、個々の経営面積を広げ、健全な農地を守り続けていただいているところであります。また、農家戸数の減少などによる労働力不足は、全国的な課題となっておりますが、本市においても同様で、20年前との比較では、農業就業人口は44%減少しているのに対し、1人当たりの平均経営面積は2倍の大きさになっていることから、農作業の効率化や省力化の促進が必要と考えています。こうした中、本市では農業基盤整備を進めることで、大型農業機械を導入するなど、農作業の効率化を図ってまいりました。加えて、農作業の省力化につながるスマート農業を普及させるため、令和元年に美唄市ICT農業推進協議会を設立し、市のスマート農業技術の検証事業のほか、スマート農業機械の利用率向上を目指し、スマート農業機械導入補助を市の独自の事業として実施し、これまで152件6,613万円の助成を行っており、現在31.8%の農業者に利用されています。今後におきましても、本市農業において必要不可欠であるスマート農業の普及のため、本補助金の継続及び対象機器や補助率の拡充などを検討してまいります。次に、農業政策につきましては、近年の米の需要減少による米価下落やロシアによるウクライナ侵攻等の不安定な国際情勢などにより、肥料価格が高騰するなど、営農経費の多くが値上げされ、農業経営が圧迫されていると認識しており、本市の基幹産業である農業を持続可能なものとするため、総合計画や農業ビジョンなどに基づき、農業振興基金などの有効活用を念頭に、農業者の皆さんの声を聞き、関係者の方との協議を行い、資材や肥料などの高騰の影響を受けている農業者の方々への支援を検討してまいります。次に、上美唄排水機場設備の今後のメンテナンスについてでありますが、国が策定した機能保全計画を踏まえ、施設の老朽化の度合いや、本市が毎年実施しております保守点検や職員による目視点検の結果に基づき、優先順位を図り、修繕や改築を実施しているところであります。昨年は、突発的な故障により、復旧に時間を要したことから、今後におきましては、排水機場の稼働に支障を来すことがないよう、メンテナンスや点検を徹底し、ほ場へのたん水被害が生じないよう、適正に管理を行ってまいります。次に、野生鳥獣への対策についてでありますが、市では、ヒグマ出没等の一報を受けた際に警察と連携し、目撃者からの情報の基、北海道猟友会美唄支部とともに、周囲のパトロール及び警察による周辺住宅への訪問などを通して注意喚起を行っております。このほか、ヒグマの目撃を知らせる看板の設置とともに、外出されている方々への周知のためチラシを作成し、留守宅などに配布しておりますし、住宅地に出没し、人を見ても逃げないヒグマについては、捕獲や駆除を行っております。しかしながら、毎年、住宅地におきましても、ヒグマが目撃されている状況となっていることから、今後におきましては、これまでの対応に加えて、特に人口集中地区における対策を検討してまいります。次に、市民への注意喚起につきましては、市のホームページにおいて、ヒグマの被害に遭わないための注意事項を掲載しているほか、広報紙メロディーにおいて、ヒグマに出会わない環境づくりなどについて掲載し、市民の皆様への周知に努めております。
質問 4番 海鋒則秀
ご答弁いただきましたように、猟友会の皆様のご尽力、また、市民への広報紙やホームページでの注意喚起を行っていることは分かりました。ただ、今後更に人身事故の防止や対策を強化するために、可能な限り、住宅地における草刈りを進めることを、関係する部署にお願いしたいところです。このことについての答弁は結構です。また、人目につかない、道路脇等に食べ残しなどが含まれたごみが散乱しているのを見かけることがありますが、これらのごみの不法投棄の対策など、全庁的に取り組むことが大事であると思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。
答弁 市長 桜井恒
ヒグマを住宅地に寄せない取り組みについてでありますが、今後におきましても、住宅地における草刈りやごみの不法投棄の対策などとの連動や美唄警察署など関係機関との連携を図りながら、必要な対策を検討してまいります。