美唄市議会 令和6年第4回定例会 2024年12月9日
農業行政について
2024年12月9日、美唄市議会の一般質問で、海鉾則秀議員が「農業行政について」質問し、市長 桜井恒が答弁しました。
- 質問者
- 海鉾則秀 議員
- 答弁者
- 市長 桜井恒
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 海鉾則秀
令和6年第4回定例会において、大綱1点、農業行政について、市長にお伺いいたします。まず1点目ですが、本市の今年度の農作物の品質と収量についてお伺いいたしたいと思います。今年は雪解け後、春作業も順調に進み、5月にやや低温の影響があったものの、その後は天候にも恵まれ、水稲・麦・大豆とも良好な結果であると聞いていますが、本年の本市の主な農作物の品質と収量について、お伺いいたします。2点目ですが、農業者の所得向上対策について、お伺いいたします。令和6年産米の価格は高値で取引されることになりましたが、農業生産者側からすると、決して高いとは思っておりません。それは、肥料や農薬、燃油、資材、農業機械の価格の高騰が続いていて、必要な経費が大幅に増えているからです。現在、農地整備等が進み、さらにスマート農業が推進され、一戸当たりの経営面積も増大してきます。それに伴い、各種農業機械が必要になり、機械の購入に当たり今年度、美唄市農業未来投資補助金に多くの方が申請したと聞いております。この補助金は、令和6年度限りということですが、来年度以降の予算措置について、お伺いいたします。次にですが、ヒグマ対策について。数年前から全国的にも熊が住宅地に出没する中で、北海道においても、今までにないヒグマによる農業被害、人的被害が報道されています。昨年においては、前年比の1.9倍もの頭数が駆除されております。このように、ヒグマが住宅地に現れることが珍しくなくなった状態だということは言うまでもありません。そうした中、多くの市民から、今後の本市における体制整備を問われております。新聞等の報道では、北海道猟友会が自治体から駆除要請には原則応じないとの通知を全71支部に通知することを検討しているとあります。一方、駆除の際に自治体や北海道警察等の連携が取れているため、引き続き要請に応じる支部もあるとありますが、美唄市の場合はどうなっているのか、お伺いいたします。
答弁 市長 桜井恒
本市の今年度における主な農作物の品質と収量についてでありますが、初めに、米につきましては、生育は平年より9日程度早く進み、品質は良好で、高温による白未熟粒の発生も平年並みとなり、令和5年度に比べて少なくなっております。また、収量は農政事務所が平年値を「100」として公表する作況指数において、北海道全体と南空知が同様の「103」の「やや良」となっております。次に、小麦につきましては、成熟は早まったものの、登熟状況はおおむね良好となり、播種時期により収量に差はありましたが、おおむね平年並みの収量で歩留まりは昨年よりも良好となっております。次に、大豆につきましては、着きょう数は平年並みであったものの、登熟期の気温に恵まれ大粒率が高く、平年より高い収量となっております。次に、アスパラガスにつきましては、昨年の高温により、養分を十分に蓄えられなかったほか、5月下旬から6月上旬の低温により、平年と比べ不良となっております。次に、ハスカップにつきましては、昨年の高温により養分を十分に蓄えられなかった影響により、花の数が少なくなったほか、5月上旬の強風により落花したことから、平年と比べ不良となっております。次に、農業者の所得向上対策についてでありますが、本年春には、農業者の所得が減少する厳しい状況の中、所得向上のためには計画的に農業機械を導入することで、健全な農地を守りながら、担い手につないでいくことが重要との考えの下、今年度において、新たに将来への投資に当たる農業機械をより低コストで導入するため、美唄市農業未来投資補助金により支援しております。本年秋には、米価が上がり農業者の所得は増えたものの、農業者の皆さんからは、現在のコメの価格では、これまでの物価上昇分を取り戻せていないとの声をお聞きしております。こうしたことから、農業者や農業関係者の声をしっかり聴くとともに、来年度は、本市農業の5か年計画である美唄市農業ビジョンを策定する中で、今後も安心して農業を続けていけるような支援メニューを検討してまいります。次に、ヒグマ対策についてでありますが、現在、本市として、北海道猟友会美唄支部と連携し、農業被害の防止や人畜の被害防止活動を行うなど、良好な関係を築いており、北海道猟友会美唄支部からは、市からの要請があれば、これまでどおり対応するとの回答を得ております。こうしたことから、市内において、ヒグマが目撃された場合などは、北海道猟友会美唄支部及び美唄警察署と連携し対応してまいります。
質問 4番 海鉾則秀
一つ目は、農業者の所得向上について、質問したいと思います。美唄市農業未来投資補助金においては、農業者にとって、とても有意義なものとなりました。しかし、市内の農業者からは、ビニールハウスなどで園芸作物を作付けしている方からは、そこまで高額の機械がないもので、もう少し投資設定金額を下げてほしいとの声や、市独自のスマート農業機械導入補助金は一度限りの支援となっているが、スマート農業機械は、これからの農業には欠かせない機械であり、トラクターや田植機などの複数の機械を使う本市の農業としては、複数のスマート農業機械の導入を受けたいと思っております。このほか、センシング技術を使い、生育状況を把握することで、品質の良い作物を育てることができるほか、肥料の散布量は適正化され、ドローンでのピンポイント散布などでは農薬を削減することもできるようになっています。しかしながら、センシングは生産経費としては高額であり、導入が難しいことから、補助などを検討してほしいなどの意見を伺っております。今後、補助金等を考えていく際には、こういった意見も取り入れていただきたいと思いますが、市長の考えをお伺いいたします。もう1点、ヒグマのことでありますが、連携内容については、以前の一般質問でも承知していますが、今年度はヒグマ対策として、ドローンを導入したと聞いております。ドローンによる対策はどのようなものになっているのか、お伺いいたします。
答弁 市長 桜井恒
農業者の所得向上対策についてでありますが、令和7年度に策定する美唄市農業ビジョンでは、先人が築き守り抜いてきた美唄の農業を持続可能なものにするため、高収益作物生産に不可欠な農業機械や本市に適合したスマート農業技術の導入を念頭に、新たな食料・農業・農村基本計画による国の様々な施策を活用しながら、市としての支援の在り方を検討してまいります。次に、ヒグマ対策についてでありますが、今年度、市が導入したドローンにつきましては、通常カメラに加え、赤外線カメラが付いたもので、北海道猟友会美唄支部へ貸与しており、ヒグマ目撃や痕跡等が確認された場合において、姿が見えず周辺に藪などがある場合には、藪の中などに隠れていないかなどをドローンで確認することで、人が危険を冒すことなく、住民への安全確保を行うことができます。また、赤外線カメラを搭載することにより、通常カメラでは捉えきれない温度の違いなどを把握することで、ヒグマを見つけやすくする効果があると考えております。また、本年9月には、茶志内町の農村地区において、北海道猟友会美唄支部や美唄警察署、市のパトロールに加え、ヒグマが身を隠すことができる高さの藪において、ドローンによるヒグマの捜索及び安全確認を行ったところであり、通常カメラと赤外線カメラを同時使用し、ヒグマがいないことを確認できました。今後におきましても、北海道猟友会美唄支部との連携により、ドローンを有効に活用した精度の高い安全確認を行ってまいります。