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美唄市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月10日

(1)農業行政について/(2)道路行政について/(3)環境行政について

2012年12月10日、美唄市議会の一般質問で、桜井龍雄議員が「農業行政について」「道路行政について」「環境行政について」について質問し、市長 髙橋幹夫が答弁しました。

質問者
桜井龍雄 議員
答弁者
市長 髙橋幹夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 桜井龍雄

平成 24 年第4回定例会に当たり、大綱3点について市長にお伺いいたします。大綱の1点目は、農業行政についてであります。その1つ目は、国営農地再編整備事業についてであります。11 月 16 日に国会は解散され、12 月4日に、選挙が告示されました。今回の選挙に、TPP交渉への参加方針についても大きな争点になっております。私は、自由経済の中で輸出産業の重要性は理解できないわけではありませんが、国民に対する具体的な説明や、また国会議論も置き去りのままTPPへの参加を前提とするかのような風潮が一人歩きしている状況にあります。このことに対して、すべての関係者が大きな戸惑いと、強い怒りを感じるところであります。仮に、TPPに参加することになれば、本市においても農業だけではなく、医療・サービス・保険に至るまで多くの産業や地域社会にも甚大な影響を及ぼすことが想定されます。一方、決して楽観視するわけではありませんが、このように大きく時代が動く、まさに危機的な状況になることが懸念される時だからこそ、ピンチをチャンスに変える、そして、それを機会として農業体質の強化に向けた取り組みを講じていくことが必要ではないかと考えます。特に、私は力強い日本農業の構築と持続可能な農業の発展のためには、農業基盤整備による食糧自給率の向上と、多面的機能の維持・強化を図らなければならないと考えております。本市においては、待望の国営農地再編整備事業、美唄茶志内地区が本年度からいよいよ事業着手となり、平成 25 年度予算概算要求では 10 億円を要求され、平成 24 年度緊急経済対策については 14 億 8,600 万円が計上されているところでもあります。また、分割された上美唄地区、西美唄地区については、引き続き地区調査が行われているわけですが、そこで美唄茶志内地区の来年度実施予定地域と、上美唄地区、西美唄地区について、どのような方向性で事業の採択を目指していくのか、市長にお伺いいたします。大綱の2点目は、道路行政についてであります。その1つ目は、道路、排水、木橋整備についてであります。本市において道路のほか舗装化率が低く土ぼこりがひどく、農作物、特に施設園芸野菜等ハウスの表面にほこりがつき、生育の影響や品質の低下が懸念されます。また、舗装になっていても傷みが激しく、穴があいたり、段差が出来たりして車の損傷や交通事故の原因となるなど、各地域で改善要望が出されています。道路側溝の排水について、近年、集中豪雨やゲリラ豪雨など雨量が多く、冠水するほ場が多く見られ、収穫に影響の恐れもある、木橋についても、架け替え工事が進んでないのが現状です。補強工事に至っては流される危険性もある。本市の財政健全化計画が進行中であり、厳しい状況は理解できますが、各地からの要望等を踏まえて- -39対応を図る必要と思いますが、道路、道路排水、木橋の今後の整備計画について、また、整備の緊急性に伴う整備計画について、市長にお伺いいたします。その2つ目は、道路パトロールについてですが、先日の議会報告会でも意見があり、細かな道路パトロールをして整備にあたってほしいなど、きちっとした整備ができないなら、せめて地域からの要望を踏まえて、簡易的でもよいので整備を計画的に、道路パトロールを行うことができないのか市長にお伺いいたします。その3つ目は、除雪作業についてですが、昨年は甚大な被害をもたらした豪雪でしたが、最近発生した爆弾低気圧で、湿った大雪と強風により鉄塔は倒れ、停電が発生しました。このような最近の天候は予想以上に変わりやすく、被害をもたらすことにつながっています。議会報告会にも除雪について、質問・意見もあり、そのことから、昨年の大雪を踏まえて、除雪業者との除雪作業手順マニュアルを再度確認するとともに、大雪で破損した標識や農村部の雪割など苦情対策に向けて、どのように対応を進めるか市長にお伺いいたします。大綱の3点目は、環境行政について市長にお伺いいたします。その1つ目は、ごみ処理についてであります。先日、新聞報道された広域処理施設の再入札が決まり、予定価格を 31 億円下回ったことについての内容が発表されましたことに対して、前回の議会で同僚議員が質問したときの事業負担が大幅に変わったと思いますが、落札価格が下回った経過と、本市の事業負担はどのようになるのか。また、本市の生ごみ堆肥化施設について、現在の進捗状況について市長にお伺いいたします。その2つ目は、宮島沼についてですが、ラムサール条約から 10 年が経ち、今年の夏に地域住民が主体となり、農産物の販売や特産品の試食など記念のイベントが開催され、大変好評で、多くの方々が来場していました。しかし、多くのマガンが飛来して、沼の環境が悪化しています。沼の水が干上がり、沼の面積が小さくなっていると聞いていますが、この対策について。2点目は、先程のイベントのように地域住民が主体となり、行政も支援しながら宮島沼を盛り上げて、地域の活性化になればと思いますが、これらの取り組みについて市長にお伺いいたします。以上でこの場からの質問を終わります。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

桜井議員の質問にお答えいたします。初めに、農業行政について、国営農地再編整備事業についてでありますが、美唄茶志内地区は、平成 25 年度の予算概算要求において、10 億円の事業費が計上されておりますが、10月 26 日に決定した平成 24 年度予備費で 14 億8,600 万円が措置されたところでございます。このため、来年度の工事実施地域については、地区内の用水路や、排水路の配置状況のほか、河川協議の状況などを勘案し、また、受益者に説明し、理解を得ている地域別の施工年度・施工順を基本として、事業促進期成会や受益農家の皆さんと調整等を行い、現時点では茶志内町1区において約 50 ヘクタール、茶- -40志内町3区において約 80 ヘクタール、合わせて約 130 ヘクタールの工事が実施される予定となっております。次に、上美唄地区と西美唄地区の事業採択の方向性についてでありますが、本年度は両地区合計 1,884 ヘクタールについて従前地補足調査などが行われ、地域の現状を踏まえた事業計画(案)の検討は進められてきましたが、10 月に札幌開発建設部より従来の「国営農地再編整備事業・中山間地域型」ではなく、来年度から、採択要件が拡充される「国営緊急農地再編整備事業」に移行して、早期の事業採択を目指すとの説明があったところでございます。この事業の整備内容や費用負担については、現在実施中の美唄茶志内地区と同じですが、水田面積 10%以上の地目変換や農地造成5ヘクタール以上が必要となる事業採択要件がありません。このような利点も多いことから、事業促進期成会をはじめ、関係受益者からも理解を得られており、市といたしましては、農協や土地改良区、事業促進育成会などとの連携をさらに深め、両地区ともに「国営緊急農地再編整備事業」による平成 26年度事業採択に向けて、国等へ強く要望してまいりたいと考えております。次に、道路行政について本市における道路、排水、木橋整備状況と今後の計画についてでありますが、幹線道路などの整備につきましては、総合交通体系基本計画に基づき、財政状況並びに事業費や事業内容等について精査し、事業の重点化を図りながら、効率的な整備に努めてきたところでございます。平成 23年度までに主要幹線である、あかしあ通、東7条南線など、17 路線の整備を完了し、現在美培線など3路線を引き続き整備することとしております。また生活関連道路及び排水路整備につきましては、地域からの要望を受け、地域の実情を十分把握するため町内会の役員などの方々と現地立会を行い、地域としての緊急性の高いところなど、優先順位を決めていただき、関係者の理解と協力を得ながら、とり進めているところでございます。次に、木橋の架け替えなどの改修につきましては、多大な費用がかかることから、修繕により対応してるところでありますが、緊急性や安全性などを考慮し、部分的に鋼材を使用するなど、補修方法を検討すると共に、改修に必要な事業費確保や整備手法について、検討してまいりたいと考えております。次に、道路管理のパトロールについてでありますが、市道につきましては、道路パトロールを行い、砂利道路や舗装道路の穴、道路側溝の埋塞や取付管の沈下による排水不良など、道路や排水などの状況を把握し、維持管理に努めているところでございます。今後のきめ細やかな道路パトロールや現地調査を行い、状況把握に努めると共に、地域住民の意向も踏まえながら、計画的な維持管理に努めてまいりたいと考えております。次に、除雪作業についてでありますが、除雪業務につきましては、迅速で効率的な除雪を行うため、市内を4つの工区に分け、各工区の業者とは、除雪出動基準などを定めた除雪業務実施要領などにより、事前に打ち合わせをし、作業を行ってるところであります。また、地域により、降雪量や地吹雪など道路の状況は違いますが、地域や業者により差が出ないよう指導するとともに、市民からの苦- -41情があった場合は、直ちに職員と受託業者で状況を確認の上、必要な対応をとっているところでございます。次に、除雪後の間口の雪についてでありますが、新雪除雪においては、間口除雪を行っておりませんが、圧雪された道路路面の整正作業時に、間口へ大きな雪の塊が入った場合などは、処理することとしておりますが、今後も受託業者へ適正に対応するよう指導してまいりたいと考えております。なお、福祉施策としましては、自力での除雪作業が困難な高齢者世帯や身体に障害のある方の世帯を対象とした間口除雪事業を行っているところでございます。次に、融雪後の道路標識の補修についてでありますが、道路パトロールを行い、順次補修をしておりますが、今後も適切な補修に努めてまいりたいと考えております。次に、農村部の道路の雪割り作業についてでありますが、昨年度は豪雪により積雪量が多く、作業に困難を要し、場所によりましては、農地などへ砂利を混入させた所もあった事から、今後も適切な雪割り作業に努めてまいりたいと考えております。次に、新たな取り組みでは雪捨場を国、道、市の公共用として新たに癸巳町1区の空知住宅団地を確保し、進徳町を含め3カ所としたところであり、排雪がより効率的に進められるものと考えております。また排雪の方法につきましては、年に1回は、歩道と車道間の雪堤をある程度横出しし、排雪を行い、その後は雪の状況に応じ対応することといたします。次に、環境行政について、ごみ処理についてでありますが、入札方式に関しては、当初の総合評価方式から公募型指名競争入札に変更し、また、入札参加要件については、プラントメーカー単独となったところでございます。次に、建物の仕様に関しては、共用が可能なものは共用とし、建物をコンパクト化することとして建築コストを削減できるように変更し、9月5日に公募を行ったところでございます。11 月2日には、3市町と学識経験者3名により入札の技術審査会で公募事業者の審査を行い、11 月 12 日2社が札入れをし、11 月 15 日に開札、その後、予定価格 77 億 115万円に対し 46 億 3,000 万円で落札、落札率は60.12%となっております。また、本市が負担する整備費につきましては、当初 9 億 8,854万円でありましたが、今回の落札結果により、約3億円の減額となる見込みでございます。次に生ごみの堆肥化施設についてでありますが、現在、施設整備の基本計画を策定しているところであり、その中の施設整備の基本的な考え方として、廃棄物減量化等審議会からの市民負担が増大しないようにとの答申を踏まえ、建設候補地については、市有地の活用を視野に入れ、現段階では一般廃棄物最終処分場「エコの丘びばい」の隣接地とし、敷地面積は約 2,000 平方メートル、生ごみの処理規模を1日約7トン、堆肥の製造量は、生ごみ量の1割以上をつくることと考えてるところであります。今後につきましては、堆肥化方式の検討や、環境保全目標の設定、事業運営管理計画、全体計画、事業スケジュールを取りまとめ、引き続き、廃棄物減量化等審議会のご意見をい- -42ただきながら、来年の3月までに基本計画を策定することとしております。次に、沼の環境保全についてでありますが、市におきましては、宮島沼の水質の改善及び乾燥を防止するため、冬水たんぼを実施し、環境負荷を軽減することで、環境の保全に努めているところでございます。また、環境省においても、平成 19 年度より、環境保全事業を行っておりますが、平成 25 年度には沈砂施設を設置して、水質の悪化と浅瀬対策を図り、沈砂施設周辺の水質調査により、浄化効果を検証する取り組みを行うこととしております。今後におきましても、環境省などの関係機関と連携を図りながら、沼の環境保全について、必要な対応に努めてまいります。次に、イベントへの支援についてでありますが、ラムサール条約登録 10 周年を記念し、8月 12 日に宮島沼プロジェクトチームが中心となり、地域住民の方々の協力を得ながら、「宮島沼カントリーフェス」が開催され、地場産の食材を使用した食堂の出店や特産品の販売、家庭菜園相談所の設置、また体験・交流イベントなど、「食・農・環境」をキーワードに多くの人たちが訪れたと伺っております。これらの取り組みは、宮島沼を保全していく上で、大切なことだと考えておりますので、市といたしましても、人的支援はもちろん広報活動や、道等の各種補助金等を活用できないか、情報収集に努め、できる限りの支援を検討してまいりたいと考えております。以上でございます。

質問 8番 桜井龍雄

市長からの答弁ありがとうございます。自席から、要望を1点と、2点ほど市長にお伺いたします。道路行政についてですが、いろいろ答弁いただきましたが、このたびの高速道路のトンネル事故もあるように、ある程度の整備と点検を怠ると、大惨事になる可能性も考えられます。今後地区からの要望や細かな道路パトロールによる点検などにより、緊急性の高い整備等を把握して、整備をしてほしいと要望申し上げます。次に、環境行政についてですが、その1つ目は、今ほど広域処理施設の落札価格が 46 億3,000 万円ということでしたが、美唄市の負担が約7億弱になります。これだけの大型公共事業は、美唄市ではなかなか出てくる事業ではありません。事業を受けた業者もプラントメーカーとのことですが、美唄市内の業者で事業参加できる工事があるとしたら、積極的に参加できるように環境整備を図ることも大切だと思いますが、改めて市長にお伺いいたします。その2つ目は、私たちは、行政視察で生ごみの堆肥化施設を研修してきました。その研修施設は、悪臭もなく、住宅地が近くても、施設の建設は可能だと思いました。本市での場所の設定について、どのように考えてるか市長にお伺いいたします。

答弁 市長 髙橋幹夫(市長は2019年3月まで)

桜井議員の質問にお答えいたします。初めに、ごみの広域処理施設についてでありますが、今回の入札参加要件の緩和により、岩見沢市内業者の参加が難しくなったため、下請には市内業者を選定するよう努める条件を発注仕様書に追加をいたしました。- -43美唄市にとっても大きな公共事業となりますので、市内の業者が関連する事業に参加できるよう要望し、環境づくりに努めてまいりたいと考えております。次に、生ごみの堆肥化施設についてでありますが、ごみ処理施設を集約化することで、ごみ量の搬入量を測定するトラックスケールなど、既存の施設を併用できることや、堆肥化施設から発生する生ごみの異物や残渣について、容易に最終処分場に搬入することが可能となり、これらにより、コストの削減が見込まれることから、現段階では、建設候補地として「エコの丘びばい」の隣接地を考えているところでございます。以上でございます。

出典:美唄市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月10日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる