足寄町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月17日
鹿による農業被害に関する対策について
2024年6月17日、足寄町議会の一般質問で、細川勉議員が「鹿による農業被害に関する対策について」質問し、町長 渡辺俊一、経済課長 佐々木康仁が答弁しました。
- 質問者
- 細川勉 議員
- 答弁者
- 町長 渡辺俊一、経済課長 佐々木康仁
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 8番 細川勉
鹿による農業被害に関する対策について。令和2年と3年の定例会においても、エゾシカの被害と対策に関する一般質問があったが、町としては、鹿柵の対応は、足寄農協内にある鹿柵管理運営協議会と西部地区の鹿柵管理運営協議会が適切に柵の管理運営をしており、ハンターへの駆除に対する報償費は他町村と比べても妥当との回答で、被害額も1億円台から9,000万円台にまで減少した状態で推移し、駆除数も1,400頭台以上を保っている。このように、数字上は対策されているが、一方で農業従事者にとって被害は続いており、成果は実感できず、問題が解決できていないとの意見がある。一次産業である農業の後継者がいなくなり、衰退すれば、その農産物を運ぶ町内の三次産業や農産物を購入して商売に利用する二次産業にも影響が出てくることが想定され、そのような未来にならぬよう、エゾシカの被害から農家を守るために、以下について伺う。(1)町がエゾシカの対策として成果を出していると評価している、または参考としている自治体、または組合はあるか。(2)町が今後主導して、エゾシカの生息状況や通り道などの調査をする予定はあるか。(3)町の対策として、鹿の総数を減らすための駆除、捕獲の具体的方法、鹿の農地への侵入を減らす具体的方法、鹿の生存確率を下げるための具体的な方法はあるか。
答弁 町長 渡辺俊一
細川議員の、鹿による農業被害に関する対策についての一般質問にお答えいたします。1点目の、町がエゾシカの対策として成果を出していると評価している、または参考としている自治体、または組合はあるかについてですが、本町では、以前よりエゾシカによる農業被害に苦しんでいたことから、足寄町農業協同組合をはじめ関係者の御理解のもと、国の各種補助事業を活用して、平成8年度からエゾシカ侵入防止柵の整備を行い、平成24年度までに町内一円となる総延長626キロメートルを整備するなど、エゾシカによる被害防止対策を行ってきました。また、町が委嘱する鳥獣被害対策実施隊による捕獲も行っており、本町のこれまでの対策には一定の成果があったものと認識しております。現在、有害鳥獣対策として、具体的に参考にしている自治体等はありませんが、道内においてエゾシカ生息数が増加していること、本町における農業被害額も増え続けていることから、本町でも導入可能な対策事例や技術について、情報収集を今後も進めてまいります。次に2点目の、町が今後主導してエゾシカの生息状況や通り道などの調査をする予定はあるかについてですが、現在、町独自で生息数等の調査を行っていません。本町は、広大な行政面積を有し、全町での生息数調査は現実的には不可能と考えています。3点目の、町の対策として鹿の総数を減らすための駆除、捕獲の具体的方法、鹿の農地への進入を減らす具体的方法、鹿の生存率を下げる具体的な方策はあるかについてですが、本町では、平成20年に施行された、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律に基づき、足寄町鳥獣被害防止計画を作成し、計画的に有害鳥獣の捕獲を行っています。農業被害が最も多いエゾシカは、令和5年度から捕獲計画頭数を2,500頭に増頭し、有害鳥獣駆除期間中、鳥獣被害対策実施隊が銃器や箱わな、くくりわなによって捕獲に当たっています。多くのエゾシカは、夜間に畑や牧野に出没し、農作物に被害を与えますが、夜間は銃器使用ができないため、日中、鳥獣被害対策実施隊員が、被害を発生させる個体を発見して捕獲しているのが現状です。次に、農地への侵入を減らす方法ですが、エゾシカ侵入防止柵については、設置から年数が経過しており、破損した箇所からエゾシカの侵入を許している可能性も高いことから、管理する町内の二つの協議会とも連携し、維持管理の徹底を図ります。また、侵入防止に有効である電気牧柵の設置なども進めていく必要がありますが、現在の国の制度では、新規と再編整備に関する補助があるものの、補助対象が限定されており、決して十分な制度とは言えないため、補助制度の充実について、国への要望を継続して行ってまいります。エゾシカの生存率を下げる方策につきましては、エゾシカは繁殖能力が高いため、雌の個体を重点的に駆除することで、個体数の効率的な削減につなげることが可能と考えられています。また、町の森林の多くを占める国有林内や、鳥獣保護区の九州大学北海道演習林内でもエゾシカの数が増え、森林等への被害も報告されていることから、関係機関と連携し、必要に応じて捕獲を行うことも有効だと考えています。エゾシカを中心とした有害鳥獣対策は、農林業を基幹産業とする本町にとって非常に重要な課題であるため、今後も情報収集を行い、有効な対策を検討してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げ、細川議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。
再質問 8番 細川勉
(1)番の再質問です。鹿対策に対して、特に参考としている自治体、事例とかはないということですが、今の状況で十分満足という考えで大丈夫ですか。
答弁 町長 渡辺俊一
満足しているかどうかという話になりますと、満足しているということにはならないと思います。というのは、被害額も1億円ぐらいになるという額が出ていますから、当然のことながらこれだけでは済まないわけでありますけども、もっともっと対策を本来はやらなければならないところでありますが、なかなか有効な手立てというか、先ほども答弁させていただきましたけれども、鹿の侵入防止柵を張ったりだとか、それから有害駆除だとか、そういう取組をしていますけれども、そのほかに有効な手立てというのがなかなか見つかっていないというような状況なのかなと考えておりますので、満足はしておりませんけれども、現状の対策をさらに強めていく、そういったことが必要なのかなと考えております。以上でございます。
再質問 8番 細川勉
現状の対策としては、鳥獣被害対策実施隊が、銃器や箱わな、この方策で駆除、鹿の被害を防止していくという策とのことですけれども、UHBのテレビでやっていたのですけれども、北海道猟友会によると、2023年時点でハンターの登録者の半数が60歳以上となっていて、今後ハンターが増えていくという状況がなかったら、今抑えられていても、ハンターが少なくなったら、将来被害が増えるのではないかと思うのですよね。今はハンターがいるから捕ってくれて、被害も今の状況ですけれども、ハンターが少なかったら被害も増えていくと思うのです。将来に向かって、例えば農業従事者の場合は、今の子供世代、それが大人になった時代には、もっと農業被害が出る状態で、農業経営しなければいけなくなるのではないかと思うのですけれども、そういう状況で、今の状況、ハンター頼みだけで大丈夫なのでしょうか。
答弁 経済課長 佐々木康仁
今の、ハンターさんのお話になりましたけれども、現在、北海道猟友会足寄支部には、会員49名いらっしゃいます。その平均年齢は58歳と、細川議員おっしゃった通り、60歳を超えるということもあろうかと思います。最高齢でいくと86歳の方がまだ会員であったり、最年少の方だったら32歳ということであります。先ほど町長からもお話ありましたように、現状が素晴らしく進んでいるかということでいくとそうではなくて、何とか現状確保を維持しているというような状況なのだろうと。ただし、農業被害はどんどん増えているというのも現実です。なかなか有効な策はありませんけれども、猟友会の皆さん含めて、あるいは農協さん、農業関係者の皆さん含めて、どういう方策を取っていくのがいいのか、また情報交換しながら進めていかなければならないと考えてございます。
再質問 8番 細川勉
ちょっと事例を持ってきたので、鳥獣害被害対策を、参考になればと思って持ってきたので、島根県の美郷町という自治体がありまして、この自治体は、美郷バレー課という、役所の中に課があって、鳥獣被害対策や捕獲した鹿やイノシシの活用対策を含めた鳥獣害対策を強く特化することで、鳥獣害対策と住民の取組に関しては、島根県美郷町に行けば新しい技術や情報が入り人脈も広がるという思いから、日本をリードする鳥獣害対策版シリコンバレーという意味から、美郷バレーという課を名前つけてつくった。今後、ハンターが減っていくので、何らかの、町で鳥獣害被害対策の専門の課みたいなのはできないのでしょうか。
答弁 町長 渡辺俊一
美郷町での、具体的にはどんなことをやって、何とかバレーという、そういうものをやってると言ったところが僕としては聞きたいところではあったのですけれども、現状として、具体的に、ではどんなことをやって有害駆除、鳥獣の被害を減らしていくのかといったところがやはり一番大事なところなのかなと思っています。現状、足寄町も、職員もそんなに多くいるわけではなく、その中で、新たにそれだけのための課というのは、なかなか難しいかなと考えております。北海道なんかでも、エゾシカ対策課だったかな、北海道なんかはそういう部署をきちんとつくってやっていますけれども、なかなか小さい町で、ただそれだけでというのは難しいと考えているところであります。もっといろいろな取組、例えば、今の有害駆除だけではなくて、こんな取組もある、あんな取組もあるということで、もっともっと違う取組をしていかなければならないとなったときに、そういう担当をつくるということも、それはそのときにはあるかなと思いますけれども、現状では、今つくるという考え方はございません。以上でございます。
再質問 8番 細川勉
分かりました。1番の質問は終わりで、2番です。生息状況の把握の質問です。地域が広いということで、生息数の調査を行ってはいないとのことだったのですけれども、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律により、市町村は鳥獣の生息地の把握やモニタリングを行うことはしなければいけないとかという義務はないのですか。
答弁 経済課長 佐々木康仁
鳥獣被害防止特措法の条文に関することだと思います。この法律の第13条で、被害の状況、鳥獣の生息状況等の調査について想定されていますが、同条1項に、農林水産業等に係る被害に係る鳥獣の生息の状況及び生息環境、その他鳥獣による農業水産業等に係る被害の防止に関し、必要な事項について調査を行うものとすると規定されております。義務であれば、調査を行わなければならないという規定になると思いますけれども、調査を行うものとすると規定されていることから、努力義務と解釈をしております。実際に、本町の鳥獣被害防止計画策定に当たっても、調査を行っておりません。ほかの市町村計画でも、調査を行ってそれを基にという計画は、現実できないのだと考えてございます。生息数を調べるだけで経費もかかりますし、生息数を確実に押さえることは、かなり厳しいのではないかと考えてございます。
再質問 8番 細川勉
義務化ではないとのことでしたが、生息状況を把握、ほかの自治体でも、生息状況を把握することでハンターとかとの情報共有とか、わなを仕掛ける場所とか、ふさわしい場所とかも把握できるという、これはドローンを使った場合の調査なのですけれども、そういう効果もあるのですけれども、今後はそういう目的で、防止というか、鹿の捕獲の目的で生息状況を把握するということは、これからもしないということですか。
答弁 町長 渡辺俊一
今までも、エゾシカの生息数だとかというのは把握はしたことがございません。北海道だとかで、ライトセンサスといって、夜間にライトをつけて、一定の定点観測ですけれども、そこでライトをつけて、鹿の目が光るので、その数を数えて、毎年同じ場所でこうやってやっていて、どのくらいの頭数がいるだとか、去年と今年、毎年そこのところでどのくらいの頭数がいるだとか、そういうことで、全体の頭数として増えている減っているだとかというような、そういうことは今も何かやっている、僕もずっと昔の話なので、やっていましたので、そういうことをやっています。北海道では、生息数として、令和4年ですけれども、72万頭という頭数を推定をしています。東部で32万頭、北部で19万頭、中部で、中部地区で21万頭ですとかということで、北海道でも一定程度そういう調査をしながら、大体の頭数を想定しているというところで、ただ、動き回る生き物ですから、犬みたいに、きちんと毎年検査してだとか、注射してだとかというようなことで、頭数がきちんと把握できるということではないので、頭数をきちんと生息数を把握するというのは困難だと思っていますし、仮にやったにしても、動き回る鹿を、今日見た鹿と、明日見た鹿と、違う鹿かと言われるとそうではないかもしれないわけですから、ちょっとそこはなかなか難しいのかなと思っていますので、多分、推定はできるけれども、きちんと把握するというのは難しいかと思っています。それに係る経費も、先ほどの話もありましたけど、経費だとか人だとか、そういったものも含めて、なかなか難しいのかなと思っておりまして、北海道でそういう想定を出していますので、それでいくと、令和3年から比較すると、令和3年では全体で69万頭ですから、令和4年では72万頭ということで、3万頭ぐらい増えているということになりますので、全体としてやはり増えている状況があるのかなというところであります。足寄に何頭いるか分かりませんけれども、足寄もきっともっと増えているのだろうなと想定するところであります。そういうことで、多分、鹿も獣道というか、そういったいつも通るような道って決まってはいるのだと思うのですけれども、そこをきちんと把握できるかというと、これまた、ずっと町内全体を観測して、観測というか見回って、そういった獣道がここだよだとかというのを把握するのはなかなか難しいのかなと思っておりますので、全体として、そういった部分は、町としてはできないなと考えております。以上でございます。
再質問 8番 細川勉
分かりました。先ほども言ったのですけれども、生息状況の質問はこれで終わるのですけれども、先ほども言っているのですけれども、要するにハンターの人数が減って、経験のあるハンターの数も、総数が減っていくと思うのです。そうしたら、捕りに行くのが難しいとなったら、やはりICTとかの機械を使って、ドローンの場合上空から見られるので、テレビで何か見たのですけれども、ハンター何十人か入って、鹿2頭ぐらいしか捕れなかったのですけれども、ここの何がよかったかというと、そこの山には鹿がいないと、ドローンを上げて分かったから止められたのです、捕獲を。そういうこともできるので、今は急務ではないのかもしれないですけれども、生息状況の調査、人がいなくなったら、人手がいないので、山に入る人の数も少なくなるので、ハンターの、生息状況の調査も、鹿がいるという情報があったほうが捉えやすいと思われるので、できれば今後、検討していただければと思います。次、3番。鹿の総数を減らすための方法と、進入を防ぐ方法、生存確率を下げるための方法。減らすための方法は、銃器、わなです。先ほども、ちょっと質問がかぶるので、まとめると、銃とわなの関係ですと、ハンターの数が少なくなるのでという質問と同じなので、ちょっと省略するので。次、電気柵の設置です。周りに雑草が、電気柵があると触れて、漏電が起きて故障したり、電力不足で全然反応ないということになるので、除草することで漏電も防げるし、鹿の隠れる場所もなくしたり、草を食べて農地に近づいてくるという機会も減るので、この除草がすごい効果的と言われてるのですけれども、農業従事者の方は草刈りする時間が、手が回らないということが言われてるので、町が鳥獣被害防止総合対策交付金、または鳥獣被害防止対策に係る特別交付税などを使って、農地の周りの雑草を刈ったりするということはできないのでしょうか。
答弁 町長 渡辺俊一
先ほどの答弁の中にもございましたけれども、鹿の侵入防止柵も626キロメートルぐらいあるのです。多分、そこを草刈りするとなると、626キロメートルよりももっと増えるかなと思っています。ということになると、町でそれをやれるかというと、やはりこれはやれないというのが実態であります。電気柵は、お話もありましたけども、雑草が伸びてくると、電牧に雑草くっついたりとかすると本当に漏電だとかして、結局役に立たなくなったりだとか、今までも何回かやってますけども、バッテリーを近くに置いておいてやってますけども、このバッテリーの交換も頻繁にやらなければならないだとか、なかなか電気牧柵も、家の周りの小さな畑だけでやるのであれば、これなかなか効果的かなと思いますけれども、足寄町のように広いところで、広い畑を周りを電牧で巻くというのも、これまたかなり難しいですし、雑草を刈るというのも、これまたすごい大変なことで、なかなかそれはできないなと思っています。基本的に、農家の方達が自分達の畑を守るといった部分で、そういう取組だとかも、やはり本来はしていただかなければならない部分もあるのかなと思っています。昔でいくと、ハンターさんも、農家の方達が自分の畑を守るために鉄砲を持っていたという方達も多くいらっしゃったというところで、最近はなかなか若い人達も忙しくて、鉄砲持てないだとかというところで、ハンターさんの数も減ってきているのだろうと思いますけれども、しかしながら、農家の人達にそれを全部やれというのはとても言えないので、なかなか難しいところなのかなと思っています。先ほども言いましたように、なかなかこれを減らす、被害をなくすという部分でいくと、なかなか有効な、鹿柵だとか駆除だとか以外に有効な手立てがないというのがやはり実態なのかなと思っておりまして、やれることは、今の対策を少しでも強化するという取組。細川議員さんが言われるように、確かにこの後、ハンターさんが高齢化していったときに、少なくなっていくのではないですかという心配も、当然のことながらあるのかなと思っています。3年くらい前には60人くらい、平成30年には63人いたハンターさんも、先ほど言いましたように今は49人くらいだとかということで、かなり減ってもきていますし、そういった意味で、今後の対策というのはなかなか厳しいのかなと思っていますが、いろいろな手立てを今後も考えていかなくてはならないのかなと。今、ではこれやったら完全に減らすことができますということがちょっと言えませんけれども、今後も引き続き検討していかなくてはならないと思っております。以上でございます。
再質問 8番 細川勉
除草の話ですけれども、多分六百何キロメートルをやるという話ではなくて、多分、農業被害は多分、農家さんの作物が食べられている時点で農業被害なので、ほかの部分は別に、被害が出ていないところは別に関係ないので、農家さんの被害とかヒアリングして精査して、そこで雑草とか、全部ではなくて、被害が出ていて、被害額が大きい農家さんとかの周りの雑草を刈るとかというようなことができるのかなと思って、質問させていただきました。次、鹿の生存確率を下げるための方策です。雌の鹿を駆除するとのことですが、例えば、エゾシカの死亡原因は、一番は駆除なのですけれども、冬期間の餌不足による小鹿の餓死がエゾシカの頭数の増減に影響があると言われていて、積雪により餌がなくなり、木の皮を食べることで生き残っていると思います。その餌となる樹木を、ワイヤーまたはテープ巻きなどをして、樹木を餌にできないようにすれば、エゾシカの増殖を抑えることができるのではないでしょうか。
答弁 町長 渡辺俊一
先ほどのエゾシカ侵入防止柵の関係ですけれども、基本的には農業被害があるために柵を作っているわけでありまして、626キロメートルはちょっとオーバーなのかもしれませんけれども、きっと、それは山と畑の間に入っているわけで、さらにもっと被害を減らすとなると、ぐるっと本当は巻かなければならないということになると、本来からいくと、もっともっと距離は増やさないと減らせないという状況であります。エゾシカ侵入防止柵が完全かというと、決してそうではなくて、道路があったり、川があったりということで、抜け道というのはいっぱいあるのですよね。ですから、そういうところからまた鹿が入ってきて畑を荒らすということもあるので、これまた防止柵が完全なものということでもないという状況にはあるのかなと思っています。今、林業被害でありますけれども、今、足寄町ではあまり林業被害ということで、金額として、被害額幾らというようなことは出てきておりません。今、お話あったように、冬の間に皮を食べたりだとかそういうことで、そうやって悪さをするということもあるのですけれども、それがすぐに被害額になるかというとなかなか、それで木が枯れて倒れたりだとかということになると、1本だめになったということで被害額が出てくるのですけれども、長いことかけていくと、大きくなったときに、どれだけ鹿の被害があったのかというのはなかなか分からなくなってくるというところもあって、林業被害ってあまり出てこないところであります。北海道全体でも、林業被害って4,800万くらいだとかということで、被害額としてはそんなに、農業被害から比較すると100分の1くらいの額になっています。確かに言われるように、食べられなくするほうがいいというのは間違いないのですけれども、それ1本1本巻いていたら、何本巻かなければならないのかという話にもやはりなってくるので、これまた難しいなと思っています。やはり山に入っている鹿のほうが多いですから、なかなかそれが林業被害を減らす、そして食べる物がなくなって餓死するだとかということにつながっていくかもしれませんが、それはちょっと、かなり難しいのかなと思っています。それと、最近でいくと、昔は大雪が降って鹿が動けなくなって餓死するだとかということで、大量に餓死したりとかして鹿の数が減っただとかということが昔はありましたけれども、最近ではそういう大雪だとかはなくて、鹿が動けなくなって餓死するだとかということも最近はなくなってきたというような状況の中で、何回も言って申し訳ないですけれども、なかなか有効な手立てというのが、今、見いだせていないという状況だと思っております。以上でございます。
再質問 8番 細川勉
分かりました。ちょっといろいろ、こう言われたらこう返そうというのを、せっかく作ってきたので、効率的な鹿の駆除の方法として、こういうのもやったほうがいいのではないかというのはシャープシューティングという、餌をまいて、餌づけして、集まってきたところを複数のハンターで、3頭以下を全滅させるという、3頭以上だとあまり狙わないという、これもちょっと用意したのですけれども、かなりの数、頭数を駆除しているので、これも道路を塞いだりするので、道路管理者の許可が必要な案件なので、これも今後、山に入って鹿を探すという手間が省けるので、これも検討していただければと思うので。ほとんど同じなのですけれども、モバイルカリングという車、道路を封鎖してしまって、道路で車乗りながら、運転というか、車両の上で、車の近くで、公道発砲という許可が必要な、振興局で、またこれも道路の管理者に許可が必要なので、これもなかなか効果があるみたいなので、検討していただければと思うので、とりあえず以上で質問終わりなので。
答弁 町長 渡辺俊一
いろいろと調べていただいて、ありがとうございます。ただ、なかなか許可という部分でいくと、非常に難しいかなと思っています。とりわけ、鉄砲を撃つというのは簡単に許可が出ないというところでありまして、水平に撃つとなると、弾がどこまで飛んでいくか分からないという部分もあるので、なかなか簡単に許可は多分出ないだろうなと思っています。昔、安久津町長の時代に、それこそ畑にいっぱい出てくるので、タワーみたいなのを建てて、上から下に向けて撃つという、要するに土に当たるので、ほかに弾が飛んでいくことがないので安全だよということで、ある程度いっぱい鹿の出てくるようなところにタワー建てて、高所作業車でもいいという話もあったのですけれども、上から鉄砲で撃って駆除する、そういう方法もあるのではないかという、どこかほかでもやっていた、外国だと思うのですけれども、やっているというようなこともあって、そんな検討も安久津町長時代にしたこともありますけれども、なかなか簡単に許可だとかそういったものが出せない、それで、ではやっていいということも言われないという状況でありますので、いろいろと調べていただいた部分もありましたけれども、簡単ではないかなと聞きながら思ったところであります。以上でございます。