厚岸町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月7日
(1)TPP、日欧EPAの発効、日米FTAの交渉による本町の影響と対策について/(2)国民健康保険税の負担軽減について/(3)子どもの受動喫煙対策について
2019年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、石澤由紀子議員が「TPP、日欧EPAの発効、日米FTAの交渉による本町の影響と対策について」「国民健康保険税の負担軽減について」「子どもの受動喫煙対策について」について質問し、町長 若狹、産業振興課長 川越、町民会長 石塚、税財政課長 星川、町民課長 石塚、保健福祉課長 阿部が答弁しました。
- 質問者
- 石澤由紀子 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、産業振興課長 川越、町民会長 石塚、税財政課長 星川、町民課長 石塚、保健福祉課長 阿部
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 石澤
さきに提出した通告書に従って質問いたします。最初に、TPP、日欧EAPの発効、日米FTAの交渉による本町の影響と対策について質問いたします。TPPイレブンは昨年12月、日欧EPAは本年2月に発効されました。また、引き続き日米FTAの交渉が始まるとされています。本町の基幹産業にとって大きな影響があると思われますが、町長の考えを伺います。ア、協定の中身については、生産者、消費者ともに十分な情報が示されない中での発効であります。酪農家の生乳の生産や経営に大きな影響がある内容だと考えられます。また、輸入される食品についても消費者にとって大きな関心事だと考えますが、JA、消費者団体と連絡をとり、消費者が情報を得るための学習会を開催すべきと考えますが、どうですか。イとして、酪農の規模拡大が進み、生産者戸数が減る中で、生乳生産量は維持されています。多くの生産者が情勢の行き先を不安に思っていると考えます。どのような対策を考え、国や北海道に何を求めていきますか。ウ、国際的には小規模家族農業の再評価が進み、農業のあるべき姿が問われています。本町においての農業形態の検証と今後の進むべき方向の検証が必要ではないでしょうか。次に、国民健康保険税の負担軽減についてです。高過ぎる国民健康保険税の現状については、全国知事会、全国町村会など、地方6団体が国民健康保険制度基盤強化について、国へ要望意見書を提出し、1兆円程度の国庫負担の引き上げを指摘し、改善を求めています。国保税の負担が家計を著しく圧迫していることは明らかです。一般会計から基準外の繰り入れをして国保税の軽減をすべきだと思うが、どうですか。国保税には、応益分として均等割、世帯平等割があります。これらの軽減を考えられないですか。3として、子どもの受動喫煙についてです。受動喫煙による健康被害が明らかになり、喫煙に対する取り組みもさまざまなところで行われています。ある自治体では、保護者に呼びかけ、小学生を対象に検尿キットを配布し、どの程度受動喫煙の被害に遭っているかを調べています。この検査の結果を受けて、子どもたちの健康を守るため、改めて対策を考えていると聞いています。本町でもこれを実施すべきではありませんか。また、改正健康増進法による喫煙規制は、学校、病院、行政機関など、対策の必要性の高い施設で、ことし7月から先行実施され、来年4月からは全面的に導入されます。本町の取り組みはどうなっていますか。以上で、1回目の質問を終わります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
4番、石澤議員のご質問にお答えをいたします。1点目のTPPイレブン、日欧EPAの発効、日米FTAの交渉による本町の影響と対策についてのうち、はじめに、協定の中身については、生産者、消費者ともに十分な情報が示されていない中での発効であった。酪農家の生乳の生産や経営に大きな影響がある内容だと考えられる。また、輸入される食品についても消費者にとって大きな関心事だと考えるが、JA、消費者団体と連絡をとり、消費者が情報を得るための学習会等を開催すべきであると考えるがどうかについてでありますが、ご質問者は、日欧EPAという言い方を使われておりますが、国が示した方針等においては、日EU・EPAという言い方を使っておりますので、私もそれに合わせて、日EU・EPAという表現で答弁をさせていただきますことをご了承願います。TPPイレブン、日EU・EPAの協定については、国や北海道のホームページで情報提供がされており、影響評価も示されていることから、学習会等の開催は考えておりませんが、新たな情報が示された場合は、その内容と必要性を検討した上で、町民に情報提供してまいりたいと考えております。次に、2点目の酪農の規模拡大が進み、生産者戸数が減る中でも生乳生産量は維持されているが、多く生産者が情勢の先行きを不安に思っていると考える。どのような対策を考え、国や北海道に何を求めていくのかについてでありますが、既に総合的なTPP等関連政策大綱に基づき、町内では、酪農家の生産基盤の強化として、省力化機械の導入や施設整備が進められておりますが、今後どのような経営安定対策が必要か、関係機関・団体等と連携し、進めてまいりたいと考えております。次に、3点目の国際的には小規模家族農業の再評価が進み、農業のあるべき姿が問われている。本町においての農業形態の検証と今後の進むべき方向の検討が必要ではないかについてでありますが、当町における農業形態については、多くが小規模家族農業であり、農業就業者の高齢化が進み、担い手不足と労働力不足は補いにくくなっております。太田地区においては、離農跡地を集約することで、経営の安定化を進めておりましたが、近年は新規就農者を迎え、地域の農家戸数の維持に向けた取り組みを進めております。なお、今後の進むべき方向については、地域として酪農を持続させていくため、農協の基本方針を尊重しながら、ともに考えてまいります。次に、2点目の国民健康保険税の負担軽減について。国保税の負担が家計を著しく圧迫している。一般会計から基準外の繰り入れをして、軽減すべきだと思うが、どうか。及び応益分となる均等割、世帯平等割の軽減を考えられないかについてでありますが、改正後の国民健康保険制度において、北海道では、国民健康保険法第82条の2に基づき、道と市町村が一帯となり、国民健康保険に関する事務を共通認識のもとで実施するとともに、事務の広域化や効率化を市町村が推進できるよう北海道国民健康保険運営方針を策定しております。この運営方針では、市町村間の保険税の違いなど、市町村が抱える構造的な課題に対し、負担の公平化を進めるため、国及び北海道における激変緩和対策と、公費投入による低所得者への軽減対策を行い、激変緩和期間が終了する2024年度を目標に、保険料水準の統一化を目指すこととしております。保険税の軽減をするため基準外の繰り入れを行った場合は、基準となる保険税が不足している当町においては、単に保険税の上昇を先送りすることとなり、保険料水準が統一化され、基準外の繰り入れを行わないこととする2024年度では、保険税が急激に上昇することが予想されます。また、応益分となる均等割、世帯平等割の軽減については、現行の制度において、低所得者への保険税の軽減対策として、世帯の軽減判定所得が一定の基準を下回る場合に、軽減判定所得の基準の段階ごとに7割、5割、2割を減額するなど、保険税の軽減を実施しているところであります。ご質問の軽減は、これら以外の独自の保険税の軽減としてお答えさせていただきますが、この軽減を行った場合は、北海道へ納付する国民健康保健事業費納付金の財源の確保が困難となるため、かわりの財源として基準外の繰り入れを行うこととなりますが、この場合においても先ほどの説明と同様、保険料水準が統一化される2024年度に保険税が急激に上昇することが予想されるため、被保険者の負担感は大きなものになると考えます。さらに、基準外の繰り入れについては、他の保険に加入している方も納めている一般の税金を国民健康保険の保険給付に過度に充てることとなるため、負担の公平性の観点から、本来の姿ではないものと考えますので、ご質問にある基準外の繰り入れと応益割となる均等割、世帯平等割の軽減を行うことは考えておりません。次に、3点目の子ども受動喫煙対策についてのうち、はじめに、受動喫煙による健康被害が明らかになり、喫煙に対する取り組みもさまざまなところで行われている。ある自治体では、保護者に呼びかけ、小学生を対象に検尿キットを配布し、どの程度受動喫煙の被害に遭っているかを調べている。この検査の結果を受けて、子どもたちの健康を守るため、改めて対策を考えていると聞いている。本町でもこれを実施するべきではないかについてでありますが、小学生を対象とした尿検査により、受動喫煙による子どもの健康への影響を調べる取り組みは、先進的に国内数カ所の自治体において取り組まれており、保護者の喫煙率の低下や保護者・児童両者の受動喫煙防止への意識向上が見られるなどの効果があると聞いております。この取り組みでは、検査に対する保護者の理解や、検査結果により、診療が必要とされる子どもや禁煙治療を希望する保護者を診療できる医療機関との連携が不可欠となっており、まずは、今後、健康増進法の改正に伴い、段階的に行政機関や病院、飲食店等で受動喫煙対策が拡大されていくという大きな社会情勢の変化に合わせた取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、現在、当町では実施についての考えはありません。次に、改正健康増進法による喫煙規制は、学校、病院、行政機関など対策の必要性が高い施設で、今年7月から先行実施され、来年4月から全面的に導入されるが、本町の取り組みはどうなるのかについてでありますが、望まない受動喫煙の防止を目的として、改正健康増進法においては、施設の区分やその利用者の違いに応じた禁煙措置や喫煙場所の特定をすることを管理者に求めており、本年7月から受動喫煙の影響を受けやすい子どもや、疾病を持つ方などが利用する施設として、学校、児童福祉施設、病院、行政機関の庁舎等が敷地内禁煙とされ、来年4月からは飲食店や事業所等が原則屋内禁煙となり、義務違反には罰則も適用されることになります。これらの施行に必要な政省令や留意事項については、追って制定、周知されるとされており、現在はこれを待っている段階にあります。学校や行政機関、庁舎等の町有施設については、現在も建物内または敷地内を禁煙としておりますが、屋外喫煙場所についても受動喫煙を防止するための措置が必要になるなど、今後、国から示される具体的な基準等を確認する必要がありますので、これを受けて、対象となる施設の特定、喫煙場所の設置の必要性、設置する場合の適切な対応等を検討し、受動喫煙の防止対策に努めてまいりたいと考えております。また、来年4月からの飲食店や事業所等の原則屋内禁煙につきましても、国や道の対応に加え、町としても商工会等関係機関へも働きかけを行い、連携して周知徹底に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。
質問 石澤
まず最初に、TPPとEPAのことについて、FTAも絡めての質問をしたいと思います。今、ホームページで情報が提供されて、影響も示されているということで、学習会は考えておりませんということでしたが、私、きのうたまたまフクハラに行ったのです。そうしたら、早速、カマンベールチーズと書いたのがあったものですから、ちょっと買ってみたのです。230何ぼなのです。普通は300何ぼなのです。こうやってみると、片仮名で書いているものですから、単純にひょっととったのですけれども、裏をひっくり返してみるとデンマーク産なのです。こういうものが普通にぱーっと並んでいるのです。どこのものかもはっきり分からない。大抵、よつ葉とか何とかと日本のものは書いているのですが、こういうふうに何も、ただカマンベールチーズ。チーズの好きな人は買ってしまいます。こういうことが今現実に起きています。乳製品にしても、一番すごいのが肉なのですけれども、もう既に半年分くらいが入ってきているのかな。そういうふうにして、輸入自由化、TPPが始まった途端に一気に押し寄せるように入ってきているのです。でも、そういう情報は一切ありません。そして、TPP、民間貿易というのであるのですが、乳製品輸入に異業種ということで、ゴルフ場会員権会社とか会計費とか、投機目的とも言えるようなものもどんどん入ってきています。こういうような形で、当町の産業は、私たちは加工乳です。生乳もありますけれども、ほとんどが加工乳です。そこで、こういう形で入ってきていることがあるのですが、単純に安いということだけで店には並べられていますけれども、それがどうなっているのかとか、どういうふうになっているかというのは一切知らされていないのですが、そういう意味でも私は学習会が、どうやって入ってくるのか、それから、何の規制があるのか、一切何もなかったのですけれども、そういう学習会は必要と思うのですが、それはどうでしょうか。
答弁 産業振興課長 川越
お答えさせていただきます。私ども答弁の中で、学習会のことは現在考えておりませんという部分でございますが、実は私たちの知識の中では、農林水産省や経産省、それぞれの中で、さまざまな、例えば消費者に向けた取り組みで、疑問にお答えしますというようなページもございまして、今、議員おっしゃられたような細かい部分までは、もしかするとなかったかもしれませんけれども、そういう意味で、そういう答弁をさせていただきまたが、私たちは、加工乳が中心だということで、これについては十分承知しております。その部分で、将来にわたって影響が出てくるのではないかと農家の皆さんが懸念を持っているということで、先般、太田農協のほうに出向きまして、その前にもこれらの関係について、どのような対応をすべきかということを私どもお話を何度かさせていただいております。その中で、今のような形ではなかったのですけれども、当初考えておりましたのは、どちらかといいますと、農協とお話をさせていただいたのは、国が責任を持って経済対策を行うという部分で、国が行っている酪農経営向けの、それらの対策について確実にやっていただくことがまず大切であるということで、この情報の取り扱いについては、まずは国や北海道が示しているものの中でとっていただけるのではないかと考えていたところでございます。ただ、必要に応じて、今おっしゃられたような、多岐にわたるようなものにつきましては、関係する部署と検討した中で、必要に応じて出さなければいけないかなと考えているところでございます。
質問 石澤
全部含めて、TPPの関連で質問しますけれども、間違いなく厚岸町の酪農、酪農もそうですし、多分集成材なんかも含めれば林業もかかわってくると思うのですが、今までせっかく、少しずつ少しずつ積み上げてきたもの、それから酪農バブルと今言われていますけれども、やっと子牛が高くなったとか、初産牛が高くなったという中で、やっとこさっとこ、何とかかんとかバランスが保ててきたそのやさきに、今これだけのものが入ってくるというのが見えるのです。今、国がいろいろな施策をしていると言いますけれども、厚岸町はまだ規模拡大、それほど大きなところというか、大きいですよ厚岸町だって。大きいですけれども、その中で、国の言っていることは、規模拡大すれば大丈夫だと、いいよと、何とかなると言っていますけれども、投資できる環境にあるのかということです。クラスター事業があります、それが一番いい例だと思うのですけれども、楽酪の事業もそうですけれども、結局、今の状況の現状維持では駄目なのです。少し機械を大きくしなければ駄目だとか、そうすると、トラクターとか何でも大きいものを買わなければならなくなってくると、そういうような事業です。それはお金がかかります。しかも目の前に来ているのは、TPPという形で、輸入物がどんどん入ってくる。いつどうなるか分からないという補償の中で、どういうふうにやっていくのかということです。厚岸町の基幹産業の一つである酪農に未来が見えますかということを私は聞きたいのです。その辺どうでしょうか。
答弁 産業振興課長 川越
ただいま大規模化につながる国の施策も含めまして、そういうお話かと思いますけれども、確かに現在大きく見えているのは、やはり畜産クラスター事業ということで、大規模経営につながる、収益力向上に必要な施設整備等に国の施策がある一方で、そのほかにも金融支援措置といたしまして、今回、TPPの対策として、実質無利子化の措置がある融資についても、TPP枠等の設定もされているということでございます。また、中山間地域所得向上支援事業というものもございまして、これにつきましては、農家の収益力を確保するための、草地を鹿の被害から守るような対策についても講じられておりますし、中山間地域直接支払制度においても、個人の皆さんが活用できるお金もございます。こういうものを活用しながら、現在のところ、農協とお話しした中では、これらを活用しつつやっていくと。ただ、原則といたしましては、大規模化等については、経営になりますので、農家個々の意思を尊重しなければいけない。そういった意味もございまして、進めてきた経過があったわけでございます。ただ、現在におきましては、ご質問者おっしゃるとおり、小規模の農家を維持しなければいけないということで、新規の担い手対策について、ここ5年ほど前から担い手対策協議会、これは町ですとか農協も入った中で、新規の着業者の確保に向けて取り組みを展開してきており、太田地域といたしましても、方向性としては、大規模化大規模化という形ではなく、今後、地域全体が酪農地帯として存続するためには、そういう取り組みに転換していかなければならないということで、現在はその方向性が変わってきているということでございます。私たちといたしましては、それに必要な施策については、系統団体等におきまして、それぞれの単協ごとのご意見をまとめて取り組みをされていると伺っておりますし、それに必要な形は町においても、あわせて一緒に国や北海道のほうにも働きかけが必要かなと感じているところでございます。
質問 石澤
今、私たちに向かってくるEU、アメリカもそうですけれども、農業所得の95%が補助金なのです。完全に国に守られて私たちに向かってきます。私らのほうの所得補償というのは20何%ぐらいしかないです。それに、丸裸状態で闘えということですよね。それで、これは国に対して求めていってほしいと思うのです。ちゃんとした所得補償をきちっとせよと、そういうことを町から上げていってほしいと思うのです。そうでないと、この町自体が、農家1軒がその地域にあることによってどれだけの、いろいろな周りの人に波及するものというのがあります。加工業者もあるでしょうし、運輸業者もあるでしょう。それから、普通のお店のこともあるでしょう。そういうふうにして、農家戸数が何戸もあることによって、その地域のコミュニティーというのは成り立っていきます。でも、今すごく不安を感じていて、私たちで、やめるというのが多数あります。そこに新たに新規就農の方を連れてきて、やれと、それは無理です。何の補償もないです。既存の農家が、年齢もいっているから、そろそろたたんでやめようかと言っています。そこに新たに来てやろうと思っている方たちの、その先の補償は、今の状態であると思いますか。
答弁 産業振興課長 川越
今ご質問されている内容につきましては、一町で決められることではない部分もございますし、ただ、全体的な流れの中で、農協と系統団体を通じて、その方向性については、やはり農協と、将来の厚岸町の酪農がどういう姿であるべきかということについて、引き続き話し合いをさせていただきながら、さまざまな分野で協力してまいりたいと考えております。ご理解いただきたいと思います。
質問 石澤
私が言っているわけではないのです。これから第6期の町づくりをする時期に入ってきています。そうすると、基幹産業をどの位置に位置づけるかというのは大事なことだと思うのです。関係機関云々よりも、本当に厚岸町に酪農が必要なのかどうか、第1次産業が本当に必要なのかどうなのかというのも含めて議論してほしいと思って、今この話をしています。先ほどから農協のことを言っていますけれども、農協だけに任せておくのではなくて、こういうことができるのではないかとか、これはどうかとか、そういう議論も含めてやっていってほしいと思いますが、いかがですか。
答弁 産業振興課長 川越
先ほども申し上げましたけれども、基本的には農家の意向を尊重しながらになりますけれども、有利な情報ですとか施策等が出た場合については、もちろん情報提供させていただきますし、必要な要望等があれば町のほうからも上げていくことも検討したいと思っております。
質問 石澤
本当に目の前にいろいろな問題が吹き出してくるというのは間違いないと思います。それも含めて考えてください。次に移ります。国民健康保険の負担軽減です。これは、保険料のあり方に関しては、町でセットできると思うのですけれども、一般会計からの繰り入れの問題も含めてなのですけれども、応益割、均等割、それから世帯平等割というのは、特に均等割は、協会けんぽとか、ほかの保険にはないものです。これ国民健康保険独自のものだと思うのです。それを子どもたちの、要は人数が増えればたくさん払いなさい。人頭割みたいなものです、人頭税みたいなものです。そういうようなことで、本当に7割、5割、2割軽減をしていますが、それから外れた方の生活はとても大変になっています。実際7割、5割、2割軽減の人たちも大変です。協会けんぽ含めて言いますと、およそ国保のほうが2倍の額の保険料を払っていると思うのです。これは厚岸ではないですけれども、札幌の例ではあるのですが、4人家族で所得561万円で、国保税が76万8,900円になると。協会けんぽなら、この所得では38万7,900円で済むのです。この2倍の差がありますということなのです。それで、子どもの均等割を完全に免除したというところがあります。岩手県宮古市です。一般会計から繰り入れをして、ゼロ歳児から高校3年生、501世帯636人を対象として免除しています。これは、ふるさと納税のうち、市長お任せ分というのがあるのです、から充てているということなのです。本当に相談された人の中にも、国保税自体は低いのだけれども、所得もないけれども、3万円と、2万何ぼでしたか、そのお金を納めるのがとても大変なのだという話を聞かされたことがあります。そういうのも含めて、子どもの均等割部分に一般会計から繰り入れをして軽減をするということはできると思うのですが、いかがですか。
答弁 町民会長 石塚
協会けんぽと国保の仕組みについては、議員おっしゃられるとおり、協会けんぽについては事業主の負担等もございます。また、もとになっているのは、標準報酬総額から計算をすると。対して、国保については、議員おっしゃられるように、応能割となる所得割、それから応益割となる均等割、それから世帯ごとの平等割がございます。保険税の課税の仕組みについては、そのような違いがあるのと、軽減措置については、協会けんぽについてはない。それから国保については、先ほど言われた7割、5割軽減のほか、その他の軽減措置もされているという仕組みの違いがございます。町で繰り入れをして、下げることができるのではないかというご質問がございますが、町長の答弁でもございましたが、北海道では2024年を目標に、保険料水準の統一化を行うと運営方針を立てております。もちろん運営方針については、北海道、それから道内市町村全て入った上で協議をしてつくられたものでございます。現在、道内でも旭川市等一部、旭川市は18歳以下の一部軽減をしているところはございますが、こういった市町村については、36年の平準化までに全て廃止していくという方針でございます。当町においてもこういった町独自の軽減策をつくっていくというのは、今の保険料水準の平準化、どこにいても同じ医療を受けられて、保険料がほぼ同様になるというようなところを道内全ての市町村が目指しているというところもございますので、当町においてだけ、そういうような他の市町村と統一した考えを逸脱するようなことはすべきではないのではないかと考えます。また、町長の答弁でもございましたが、繰り入れをするということは、2024年の保険料水準の平準化を行う時点で物すごい落差が発生すると考えられます。今、道内市町村においては、その差を極力少なくするよう北海道が示している標準保険料率をもとに賦課を行っていこうとしている状況でありまして、北海道においても今年度については、極力保険料の上昇を抑えるために、基金から6億4,000万円取り崩しまして、保険料の上昇を抑えている状況にあります。いずれにしても、今の現段階において、当町独自で軽減対策をするということにはならないと考えておりますが、厚岸町も所属しています全国町村会においても、国の制度として、こういった子どもの医療費の均等割軽減について制度をつくるよう要望しているところでございますし、現在、保険料を抑えるために国で3,400億円、毎年度、31年度もそうなのですが、投入していると。これの継続と必要に応じた公費の拡大ということを引き続き要望してまいりたいと考えてございます。
質問 石澤
厚岸の場合は1次産業もありますから、国保の占める割合というのはほかの地域とはちょっと違うのかなと思うのですが、本当に今を見ますと、国保の加入者のうち65歳から74歳の高齢者が45%を占め、20年前の1.7倍に急増していますということ。それから、現在、心身の機能低下、病気やけがをする高齢者、それから収入が低くて不安定な非正規労働者の健康と命を守る大切な保険料となっているということなのです。厚岸町の場合、国保の保険料を滞納する世帯というのは、人数的にどういう人がいて、どういうことになっているのでしょうか。その辺に対応する対応の仕方はどうなっていますか。
答弁 税財政課長 星川
今、国保税の滞納ということでございまして、実際のところ、滞納される方につきましては、家族構成ですとか、そういったものについてはまちまちですので、即答ではお答えできないのですけれども、基本的には、その年に課税されたものについては納めていただくというのが基本になる中で、滞納の部分につきましては、多くの部分につきましては、以前から滞納されているものが積み上がってきているということが多いということだけお答えしたいと思います。
質問 石澤
そういう人たちがこれから増えないという保証はないと思うのです。そういう人たちを少しでも減らすような取り組みというのは、さっき言っていましたけれども、国とか道に対しても申し入れていくことは必要ですし、厚岸町はもう工夫して、せめて子どもの均等割くらいは軽減するか何かしてほしいなと思いますが、どうですか。
答弁 町民課長 石塚(町民課長は2019年3月まで)
子どもの軽減につきましては、先ほど申し上げました町独自で今行うことは考えてございません。ただ、引き続き町村会を通して、国へは要望してまいりたいと考えてございます。
質問 石澤
次に、子どもの受動喫煙についてですけれども、町長が今回の方針の中で、健康の部門で大人の喫煙の問題も上げています。虫歯が多いとか成人の喫煙が高い、塩分摂取量が多いと、三つ上がっていますけれども、こういう中で喫煙の問題も出ていると思うのです。子どもたちの受動喫煙、今、一生懸命子育てしているお父さんの中には、外でたばこを吸ってきて、外とかベランダで吸って、変な話、涼しい顔をして帰ってきて赤ちゃんを抱くというパパがいるようなのですが、伏流喫煙と言って、その方が一番おっかないのです。自分はフィルターを通して吸っていますけれども、子どもには、直接吸った煙をそのまま、かわいいねと言ってかけてしまうという、そういうことが実際に起こっています。それで、コチニンという物質の濃度を測定することによって、その子の体の中に、小学校4年生を対象にやっているそうです。埼玉県で県を挙げて、2007年くらいから小学校4年生全員に呼びかけて、だから希望者のみで、熊谷市では9割ぐらい、1,500人の人が受動喫煙の尿の検査をするとなっているそうです。それで、その中で、平成7年から始まって、10年たったときに、おしっこに出ていたコチニンという物質が、18.9%が7%まで下がったという結果が出ているそうです。このコチニンというものは、子どもたちの、がんも含めてそうなのですけれども、脳に与える影響というのはとても大きいようで、前頭葉に対する刺激というのがあると言っています。この話をしていたら、ある人が言っていたのですけれども、植木鉢にアブラムシがついたときに、ビニールの袋をかけて、吸ったたばこの吸い殻をその中にぽんと立てておくと、その中のアブラムシが全員死んでしまうという話をしてくれた人がいました。それくらい煙の害というのは大きいのだと思います。子どもに対する影響だけでなくて、その家族の健康も含めて、そういう取り組みをしていったらいいと思うのですが、たばこをのんでいる方が多いのかなと思うのですが、それでもやっぱりそのことによって子どもや孫や、そういう人たちに対する影響を少しでも少なくするためにも、子どもの尿の検査というのは、それほど大変なことではないので、子どもたちの健康を検査するときに一緒に調べることは可能だと思うのですが、病院の先生方も禁煙外来を設けている場所もあると思いますので、そういうところも含めてやっていくべきだと思うのですが、いかがですか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
先ほど町長が行いました執行方針の中で、町民の健康づくりのところで、成人の喫煙率が高いということを申し上げております。厚岸町は、今回、これは、第2期みんな健やか厚岸21中間評価改訂版ということで、平成30年度に評価をして、改訂版を最終的に、決定の手続を月末までにするというところで進めている中で、みんなすこやか厚岸21で、三つの重点項目を挙げておりまして、その中で、幼児の虫歯が多い、それから塩分摂取量が多いと、それから今申し上げた成人の喫煙率が高いという三つを重点目標に掲げて取り組みを進めてきているということで、厚岸町としては、今そういう認識は持っております。それの取り組みの中で、実際には、今回、5年たって評価をした中では、成人全体、それから妊婦、育児期間中の母親の喫煙率は若干下がってきているという結果が出ております。ただ、過去1カ月の受動喫煙の機会が全くなかった人の割合ということでアンケートをしたものでは、若干増加傾向にあるという結果が出ております。本当に難しいなと思いますのは、なかなか成人の方に禁煙ということで進めても、それが禁煙につながるというのはなかなか難しい状況がありまして、その中では、お母さん、妊婦に対しての保健師の指導ということは一生懸命やらせてもらっています。それと、中学校、それから高校というところでの出前の授業でも、そういったことについての話なんかはさせてもらっているのですけれども、子どもを産んだお母さんが、産むまでは禁煙をするのですけれども、産んだ後また喫煙するというような状況もあります、現実的に。本当にこの問題というのは難しい問題だなと考えておりまして、そういう中で、今回、国は健康増進法を改正して、今年の7月からは、行政機関、学校ですとか児童の集まる施設なんかは、7月から敷地内禁煙ということで進めると。それから、来年の4月からは一般のお店屋なんかも含めて、建物内の禁煙ということで進められていきますけれども、それの大きな目標というのは、受動喫煙を防止するということです。そういうことで、子どもを守る、弱者を守るというところで進めるという状況になっておりまして、まずは、これから7月、来年4月ということで進んでいくところをしっかりと対応をしていきたいと考えているところでございます。
質問 石澤
それはしっかり対応していただきたいと思うのですが、そのきっかけになると思うのです。子どもの尿の中から、尿検査をすることで、どれだけのことが子どもたちの体に起きているかということは、それが分かれば、表面的に出てくると、そのこと自体で前に進めるのではないかと思うのですが、ぜひ子どもの尿検査も含めて、受動喫煙の問題もありますので、今ところ考えていないと言わないで、ぜひそう向かっていってほしいと思います。大事な子どもを守るためですから、そこはお父さん、お母さん、そういうことが出てくると変わると思うのですが、それを求めていきたいと思いますが、いかがですか。
答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)
この取り組みは、今回の健康増進法だけで終わるものではありませんし、町の対応としても継続的に対応していかなくてはいけないものでありますので、今は考えていないということで、しっかり今回の増進法の取り組みをやっていく中で、みんなすこやか厚岸21を進めるところで、また検討はしていきたいなと考えます。