みんなの議会

厚岸町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日

(1)会計年度任用職員の処遇改善について/(2)地域おこし協力隊の募集について/(3)小中学校体育館への空調設備設置について/(4)教育費の負担軽減について

2025年3月5日、厚岸町議会の一般質問で、石澤由紀子議員が「会計年度任用職員の処遇改善について」「地域おこし協力隊の募集について」「小中学校体育館への空調設備設置について」「教育費の負担軽減について」について質問し、町長 若狭、教育長 滝川、総務課長 布施、副町長 石塚、水産農政課長 髙橋、教委管理課長 諸井、危機対策室長 四戸岸が答弁しました。

質問者
石澤由紀子 議員
答弁者
町長 若狭、教育長 滝川、総務課長 布施、副町長 石塚、水産農政課長 髙橋、教委管理課長 諸井、危機対策室長 四戸岸

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 石澤由紀子

通告書に従って質問します。最初に、会計年度任用職員の処遇改善についてです。令和4年12月23日、総務省自治行政局公務員部長通知で、再度の任用について、前年度に同一の職務内容の職に任用されていた者は、客観的なこれまでの勤務実績を考慮し、選考を行うことは可能であるとされています。北海道も令和7年1月24日に、任用回数の上限を廃止することとしました。安心して働けるためにも無期の任用へ転換すべきではないですか。また、寒冷地手当支給を考えてはどうですか。地域おこし協力隊の募集について。足寄町では、新規就農を目指す人を地域おこし協力隊、酪農支援員として採用し、酪農ヘルパー事業組合に派遣する事業を始めました。本町でも取り入れてはどうですか。次、全ての小中学校体育館に空調設備の設置を。文部科学省は令和6年12月27日付で、学校施設環境改善交付金交付要領を改正しました。その中に、空調設備臨時特例交付金が含まれています。体育館は、子どもたちの学習、生活の場であるとともに、災害時の緊急避難所となっていることが多いです。令和6年度補正予算案において、公立中学校等の体育館への空調設備の加速化に必要な経費を計上し、新たな臨時特例交付金を創設するとしています。これに基づき、町内の全ての小中学校に空調設備を設置すべきと考えますが、いかがですか。次、教育費の負担軽減についてです。近年、制服やジャージ、部活動、教材費など義務教育で発生する「隠れ教育費」が保護者にとって重い負担になっています。本町でも独自の支援策は行ってきていますが、道内では、小中学校入学準備支給事業を行っている自治体もあります。厚岸町でも入学時の保護者の負担軽減のため、入学する児童生徒を対象にした制服やジャージ、教材費などの支援を行うことはできませんか。以上で、1回目の質問を終わります。

答弁 町長 若狭(町長は2025年3月まで)

8番、石澤議員のご質問にお答えいたします。1点目の会計年度任用職員の処遇改善について、「安心して働けるためにも、無期の任用へ転換すべきではないか。また、寒冷地手当の支給を考えるべきではないか」についてでありますが、当町では、会計年度任用職員の募集、採用については、地方公務員法及びこれに基づく総務省が発出する事務処理マニュアルに基づき、地方公務員法第13条の平等取扱の原則を踏まえ、毎年、広報紙へのチラシの折り込みやホームページで公募し、選考を経て任用しております。ご質問の令和4年12月23日付、総務省自治行政局公務員部長通知では、「再度の任用を想定する場合の能力実証及び募集について、各地方公共団体において、平等扱いの原則及び成績主義を踏まえ、地域の実情等に応じつつ、適切に対応していただきたい」とされたもので、また、北海道が任用回数の上限を廃止したことについては、当該通知を前提に、令和6年6月の事務処理マニュアルの改正で、「公募によらず従前の勤務実績に基づく能力の実証により、再度の任用を行うことができるのは、同一の者について、連続2回を限度とするよう努めるとする」文言が削られたことを受け、人材確保の状況などの北海道の実情や国の取扱いの原則を踏まえて、任用の取扱いが変更されたものと聞いております。しかしながら、事務処理マニュアルでは、「選考においては公募を行うことが法律上必須ではないものの、できる限り広く募集を行うことが望ましい」との記載は変わっていなく、当町では、事務処理マニュアルにある公募をしない「地域の実情等」があるとは考えられないことから、平等取扱いの原則を踏まえ、均等な機会を与える必要があるため、今後も毎年公募・選考し、任用していく考えであります。寒冷地手当の支給については、令和6年6月定例会でお答えしたとおり、事務処理マニュアルでは、会計年度任用職員への寒冷地手当の支給については、支給しないことを基本とするとされており、また、全国町村会法務支援室の条例制定の説明でも、「寒冷地手当は、職員が長期にわたり安定的に継続して勤務できるようにするために、生活給として支給されるものであるため、1会計年度ごとに任用される会計年度任用職員については支給しない」とされておりますので、現在、寒冷地手当を支給する考えはありません。続いて、2点目の地域おこし協力隊の募集について、「新規就農を目指す人を地域おこし協力隊に採用し、酪農ヘルパー事業組合に派遣する事業を取り入れては」についてでありますが、新規就農者対策の取組については、町、農協をはじめとする農業関係団体で組織する厚岸町農業担い手育成支援協議会において、毎年、札幌市や東京都で開催される就農フェア等に出展する形で、新規就農者誘致に取り組んでおります。また、新規就農予定者の研修受入れについては、主に農協が担っております給与、宿泊施設、自動車貸与等の支援環境を整えているところであります。当町と足寄町の新規就農支援策については、制度の内容が異なる部分もありますので、志望者が酪農を志す上で、地域おこし協力隊からの就農が最善の策になり得るかどうか、その取組が当町でも可能かどうか、農協と協議しながら、一組でも多くの方に就農していただけるよう、新規就農対策に取り組んでまいります。私からは、以上でございます。3点目と4点目のご質問については、教育長から答弁があります。

答弁 教育長 滝川

私からは、3点目の小中学校体育館への空調設備設置についてと、4点目の教育費の負担軽減についてお答えいたします。はじめに、町内全ての小中学校の体育館への空調設備設置についてでありますが、国は、令和6年11月22日に閣議決定した国民の安心・安全と持続的な成長に向けた総合経済対策において、避難所となる全国の学校体育館への空調整備を計画的に進めることとしました。避難所となる公立小中学校等の体育館への空調設備の整備を加速させるために必要な経費を、令和6年度補正予算において計上し、学校施設環境改善交付金交付要綱を改正して、空調設備整備臨時特例交付金を設けたところであります。学校施設は、子どもたちの学習、生活の場であるとともに、地域コミュニティの拠点であり、災害時には避難所としての役割を果たすことから、避難所機能を強化し、対災害性の向上を図ることが求められております。体育館の空調設備は、通常の教育活動のみならず、災害時においても使用が可能でありますが、空調設備の設置のほかに、断熱性能を高めるための工事が必要となり、多額の費用を要することから、現在、町内小中学校への空調設備の設置は考えておりません。続いて、4点目の「小中学校へ入学する児童生徒を対象とした入学準備支給事業について支援を行うことはできないか」についてでありますが、町では、児童生徒に係る保護者負担軽減のため、小中学校で使用する教材購入経費のほか、学習、課外活動用消耗品、給食費について、本来保護者が負担となる費用について支援しているところであります。また、小中学校の新入学児童生徒の準備に係る支援は、小学校では鍵盤ハーモニカ、中学校ではアルトリコーダーを、入学記念品として全児童生徒へ贈呈しているほか、特別支援学級へ在籍する場合や、経済的理由により就学が困難と認められる場合には、保護者に対して費用の一部を支援しております。ご質問の小中学校入学時における準備金支給についてでありますが、町では、児童生徒個人の所有物に係る経費については、原則、ご家庭で負担すべきものと考えており、入学準備に係る支援は考えておりません。

質問 石澤由紀子

前回も質問させてもらいました。会計年度任用職員です。今回もいろいろな話の中に出てきたのですが、毎回毎回履歴書を書いて、そして出してやっていくと。自分は、今までこういうふうにいろいろな経験を積み、技術も積み、スキルを上げてきていると。それが全部否定されているような感じがする。そういう人たちが何人もいました。先ほど音喜多議員の質問の中で、職員の数が足りないとか、人が足りないような話もしていましたけれども、こうやって一生懸命働いている方、それから専門性を大事にしなければならない職場で働いている人たちに対して、その人が必要であるからずっと使い続けているのです。その職場に、会計年度任用職員というだけで、1年ごとに切られていくという人たちの心というか、働きがいのある、人間らしい仕事の中核を成す、雇用の安定です。それがもう毎年です。そして、この職場をよくしたいとか、それから、こういうことを言ったら変わるかなとか、それから、これはちょっと問題だから上に言いたいなと思ったときでも、これがブレーキになりますよね、毎年ですから。そこから何か変わっていくことがあるのですか。せっかく地域で考えて、会計年度任用職員の雇用の仕方を変えてもいいのですと国から出ているのです。ここで働く、同じ町民です。その人が働いて、そして厚岸町を支えています。正職ではありません。会計年度任用職員です。それでも、その方たちが安心して働ける環境をどうしてつくろうとしないのですか。

答弁 総務課長 布施

お答えさせていただきます。つくらないわけではありませんが、会計年度任用職員という制度は、1年の会計年度の中でお仕事をしてもらうというところであります。そういう仕事を否定しているわけではありませんが、ただ一方では、今年も募集をしました。その中では、新たに募集に応募してくる方が中にはいます。子育てが終わって働けるようになったですとか、定年退職の後で出てきて、今年応募してきたとかという方が、10名にはならないですけれども、それに近いぐらいはいます。逆に言うと、一方で、そういう方を募集ができないということにもなってきますので、そこら辺はなかなか難しいところなのかなと思います。

質問 石澤由紀子

確かにそういう方もいるかもしれないです。でも、その人たちの道を閉ざせと言っているわけではないです。今まできちっと何年もかけて働いてきている人たち、その人たちのスキルが必要な場所はあります。例えば牧野とか、それから給食センターもそうだと思います。本当にそういうスキルが必要な人たちのところに、その人たちが安心して働けるのだというようなことがないと、やはり前に向けないと思うのです。多分、こういう形でやっていくと、そのうちほかの自治体が、これをしなくなってきたときにそっちにも流れていくということもあります。就職、安定してできるところに行ってしまうわけですから。若い方たちは、確かに自分たちの可能性を含めて、いろいろなところに行って、都会に行って、それこそいい仕事があったらと言うかもしれないです。でも、ここで働いて、この厚岸町で生活をしていきたいという方たちが多くいるのですよ。会計年度任用職員は厚岸町の職員の中で何割ですか。

答弁 総務課長 布施

全職員に対して、約半分ぐらいになります。

質問 石澤由紀子

半分の方がそうなのですね、会計年度任用職員ですよね。そういう方たちを支援するということはとても大事なことだと思います。大昔の話だからあれですけども、臨時から最後は正職になった方もいた時代もありました。そうすれとは言わないです。でも、正職の試験を受けることができる場合があるのなら、そういう方法を考えるとか、年齢をもう少し上げるとか。それから、その人の経験とか、それが必要な部分であれば、そこを大事にするようなことを考えるとか、いろいろな形で。半分が会計年度任用職員で支えられているのでしたら、もう少し考えてもいいのではないですか。寒冷地手当も、会計年度任用職員だってずっと住んでいる人です。途中に辞めていく人もいるかもしれない。それでもそれは少ないでしょう。ずっと住んでいる方です、厚岸町で。同じ寒さです。何で寒冷地手当もつけられないのですか。寒いのは同じでしょう。そういうようなものをきちっと考えてつけていくことで、住みやすいということをみんなに知らせることもできるのではないですか。会計年度任用職員の人たちって、とても大事な雇用だと思うのですが、国からの通知だけで切り捨てていいのでしょうか、本当に大事な方たちですよ。

答弁 総務課長 布施

大変大事な方だと私どもも思っております。先ほどの人数ですけれども、会計年度もパートタイムとフルタイムがおりまして、パートタイムが約4割ほどはいるので、会計年度の中でも半分ぐらいはパートタイムとなっております。それと寒冷地手当ですけれども、一般的な給料も人事院勧告に従って厚岸町はやっております。会計年度任用職員の中で、国のマニュアルというものを出しまして、それに従って今やっているところであります。その中でも寒冷地手当につきましても、先ほど言ったように支給の対象にはしていないというところですので、この辺は国と同じような形で町としてはやってきているところであります。

質問 石澤由紀子

国と同じね。でも、厚岸町の人ですよ、町民です。考えてください。これはこれからも何回も質問してきいます。会計年度の人たちの待遇改善と、本当に安心して町で働けるというふうになるまで何度も質問させてもらいます。次に移ります。地域おこし協力隊の募集についてなのですけれども、足寄町とは違うのだというようなことがありました。違うのは百も承知しています、こんなことは。そうではないのです。新規就農の人たちを受け入れるときに、結構足寄町は新規就農者が入る率が高いのです。放牧を主体にしていますので。それでも、新規に入っていろいろなところを回るために必要な制度として、町が支援員として町で雇って、地域おこし協力隊として採用して酪農ヘルパー事業組合に派遣するのです。そのことで、酪農ヘルパー組合としても負担が、農協もそうなのですけれども、負担が少し減るということと、それから、新規就農のヘルパーになってもらうということで、いろいろな農家に、いろいろなところに入っていけるのです。2年間研修をして、3年後に新規就農するか、どこに入るか決めながら、その後、5年間ヘルパーとして働くことが可能というようなシステムになっているのです。ここの場合は、夫婦で入ってきてくださいというような募集をしています。今回、私たちが見ていて思ったのですが、新規就農で入るときに、農協で研修生として採用してやっていました。その中で言えるのは、2か月とか3か月とかで農家を回るのですが、お客さんになってしまうのです、研修生が。酪農ヘルパーとして入るということは、1戸の農場を丸っこ預かるのです。それをヘルパー事業、ヘルパーとしていろいろなところに回りますから、いろいろな農家が見られる。そうすると、必然的にそこで学習ができるのです。その上で次の、就農をするとかヘルパーになるとかという選択があるのですが、就農の幅が広がるというか、そういう考え方、経験を積むことができるのです。それで、地域おこし協力隊という制度を使って、酪農支援員というのでヘルパー事業をやってほしいと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)

先に私から会計年度任用職員のことでご答弁させていただきたいと思います。ご質問者とはちょっと異なる意見となりますけれども、会計年度任用職員に関しては、厚岸町としても大切な職員と理解しております。ただ、ご質問者は、続けての任用ということでございますが、今働いておられる方も主に町民、新たに募集されている方も町民でございます。そこは、厚岸町としては、今回の事務処理マニュアルの改正はございますが、原則論に基づいて平等な扱いをさせていただきたいと考えております。ただ、勤務成績、会計年度任用職員で既に働いていただいている方の面接に関しては、勤務成績が特段悪くなければ、プラスの部分にはなりますので、そういった取扱いをさせていただいているところでありますので、意見は食い違っておりますが、ご理解をいただきたいと考えてございます。

答弁 水産農政課長 髙橋(水産農政課長は2025年3月まで)

地域おこし協力隊の関係でございますけれども、町の地域おこし協力隊員となって、酪農ヘルパーとして農家に出向くといった中での幅が広がるのではないかというご指摘だったかと思いますけれども、従前も恐らく農協のヘルパー組合、今はもうないと伺っていますけれども、あった時点では、そこにいるヘルパーは様々な酪農の事業所に出向いて、ヘルパー事業をやられていたのだと思ったとすれば、農協のヘルパーという立場で就職しても、町の酪農支援員として、ヘルパーで雇用されても、やる内容については、多分同じ内容になってくるのではないか、業務の幅は、どちらについても広げていけるのではないかという気はいたします。それから、町の地域おこし協力隊に採用されると、採用期間はマックス3年と認識しておりますので、先ほど5年という話もございましたけれども、町職員としての身分で活用できるのはマックス3年なのかと思っておりますので、経験の幅を広げる考え方でいくと、農協のヘルパー組合に入っても、地域おこし協力隊で入っても大差はないのかと考えております。

質問 石澤由紀子

今、農協のヘルパー組合は人数がいなくて、そうなっているのですが、サポートファーマーズというところでヘルパー事業を請け負ってやっています。そこに派遣をするという形ができないのかと思っての今回の質問なのですけれども、本当にヘルパーとして農協で採用していたときとなのですけれども、今回はサポートファーマーズというヘルパー組合なのですけれども、そこでは、雇うということで負担も出てくるのです。それで、地域おこし協力隊として入ることができれば、国の支援も受けることができます。そして2年間地域協力隊として、そして3年目に就農するということと、それから、その後の2年間、5年と言ったのは、地域協力隊のその後です。ここで就農するようになってからのことを含めて5年と言ったのですけれども、そうすると、そこで経験をたくさん積むことができるので、実際、農協の酪農ヘルパーで就農した方もいらっしゃいます。一組かな。そういうのがあるのですけれども、今の状態でいえば、そういうときに負担が多いので、国の支援を受けることができる地域おこし協力隊という制度を利用して、新規就農者を迎え入れるという事業を作ることができないのかというのが私の提案です。いかがですか。

答弁 水産農政課長 髙橋(水産農政課長は2025年3月まで)

お考えは十分分かりますが、足寄の場合、地域協力隊で入ってこられると、月額報酬と期末勤勉手当が出て、大体年間350万円ぐらいもらえるのです。厚岸町の場合は月額25万円オンリーなので、期末勤勉手当はないので、年間300万円、ここで50万円ぐらいの差が出てくるのですが、ここで仮に貸与品だとか、待遇、休暇だとか労働時間だとかは大体同じですけれども、ここで仮に50万円の差が出たとしても、その後、農協でいう新規就農研修生の立場で研修をすることになると思うのですけれども、そこで入っていくと、足寄だと月額15万円の研修費しか出なくて、最大360万円しか出ないのです。厚岸町の場合は月額35万円出るので、1年で元が取れてしまうのです、負担の面からいくと。なので、まずそこの部分では、農協の酪農研修生として入ってくるほうがメリットが非常に大きいのではないかと。あくまでも、これは新規就農を目指す人という目的の上に立った、酪農ヘルパーは、あくまでもその手段という趣旨でお答えをしていますけれども、そういった部分で、足寄町にはない、就農した後、固定資産税の5年間の免除であるとか、リースの2分の1、土地や建物や機械や牛のリース料の半分が5年間の補助だとか、そういう様々な、制度資金含めて、厚岸町は非常に支援体制が充実しておりますので、もし新規就農を志してくる方がいたとして、私がその立場に立ったとしたら、酪農ヘルパーをやる時間というのはもったいないと思うと思うところなのです。初めから研修生で入ったほうが非常に潤沢な支援を受けられますので、そういった部分から考えても、ヘルパーから新規就農という道を選ぶよりは、最初から新規就農者を募集して、育てていくほうがよろしいのではないかと思います。ただ、厚岸町が地域おこし協力体を酪農支援員で募集しますというアナウンス効果というのは大きいと思います。農協が1人で幾ら募集しても限度があると、農協の担当者もおっしゃっていました。厚岸町が酪農の面で支援員を募集しているというアナウンス効果は大きいので、そういう部分では、やっていただければ有り難いというようなお話はされておりましたけれども、もろもろの比較・検討していった上では、ヘルパーから新規就農に行くことはちょっと遠回りなのではないかと思います。

質問 石澤由紀子

生まれてから牛のそばで生活して、こういうところで暮らしている人間であれば、牛がどうだ、この仕事がどうだというのは分かります。だけれども、全く何も知らない方が来るのです。その人に、酪農就農希望者として農協で受け入れました。そうしたときに、どこで研修させますか。結構規模の大きい方、例えば役員のところに行きます。2か月です。そこに行けば、規模が大きいですから人もいっぱいいます。その中で研修するということは、一部しか見られないのです。酪農ヘルパーというのは、そこの農場の人が休みになりますから、規模の大きいところであれば違うのだろうけれども、大体は、そこの人がいないところに代わって搾乳から哺乳から、いろいろな仕事を全部、一つの仕事として請け負ってやります。そうすると、その中の農場が大体見えるのです。全く知らない人間が酪農をやりますといっても、それは無理なのです。365日、それこそ私たち昔は全く休みがなかったですから、やっていけないという形であったのです。休みも全くないし。そうではなくて、今はヘルパーという事業があることで、月に1回か2回休みが取れるかな。しかも、お金を払った上で休みが取れる。終身刑です、早い話が。そんな感じでした。今は大分違っています。そのときに酪農ヘルパーに安心して預けられるということは、その人たちの技術も上がっていることになるのです。それは将来、酪農に就農するときの糧になるのです。1年くらいで、だんだんいろいろな農家を見ます。小さい農家も見れば、放牧している農家も見れば、パーラーの農家も見れば、ロボットの農家も見ます。その上で、自分がどの形の形態に入ることができるか考える余裕があるのです。それを考えた上で入るので、そうすれば前が見えるのです。何もなくて、ただ、研修と言いますけれども、その研修の中身をきちっと考えなければならないときに、一番手取り早いと言ったら変ですけれども、酪農ヘルパーの仕事が一番手取り早いのです。それを考えた上で、私は今回、地域おこし協力隊として募集してもらって、酪農支援員としてヘルパー組合に派遣してもらって、その中で2年間という研修を経て、3年目に、その人たちがどうするか、就農したいと来ている人だったら、その時点でちゃんと前を向けます。ただぼーっと、放牧したい、何したいと、酪農をやっていたってできないのです、そんなもの。できるわけないですよ、牛の様子も分からないのですから。そんなことではなくて、きちんと研修するためのヘルパー組合なのです。それを考えてほしいと言っているのです。

答弁 水産農政課長 髙橋(水産農政課長は2025年3月まで)

せっかく夢を持って、厚岸で酪農をやりたいと言ってくる方に、そういう冷たいお話もどうかなと思いますけれども、足寄のほうも令和7年度からスタートする事業だと伺っております。今後、札幌であるとか、そちらの農業人フェアの中でもPRをするという流れの中でと伺っておりますので、決して私、それも駄目だと言っているわけではなくて、その中身を見させていただきながら、本当に可能性があるのか、農業を最終的に志す上での近道なのか、それともどうなのかという部分、もうちょっと見定めさせていただいて、また、それを踏まえた上で次のステップに進んでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 石澤由紀子

そんなこと言っているうちに酪農なくなりますよ、本当に。今回、就農しようとした子たちがとっても残念な結果になったものですから、研修する状態を考えてほしいということで今回質問しました。考えますではなくて、積極的にやってほしいと思います。お願いします。次に移ります。全ての小中学校に空調設備をで、今回はできませんということなのですけれども、この頃、厚岸町も気温が高いですよね、夏は。そして、気温が高いだけではなくて、ここは蚊がすごいです。物すごい蚊が発生します。体育館で活動したいと思っても、戸を開けるというのはとても大変な状況になっていると思います。学校だけではなくて、勤体、あそこの体育館もそうなのですけれども、あの蒸し蒸しした中で、風も通らないし、開けると蚊が出てくるというような状態で、子どもたちは運動するということがとても大変だと思うのと。今回、70%の補助という形で空調設備というのが出ていますので、やはりほうがいいのではないのかと思うのですが、どうしても駄目でしょうか。暑くてどうしようもない、遊びたいという子どもたちの様子を見ていると、ちょっとかわいそうなのですが、どうなのでしょうか。

答弁 教委管理課長 諸井

お答えさせていただきます。確かに蚊の問題ですとか、気温の問題はあるかと思います。先ほど議員から7割補助とおっしゃられたのですけれども、今回の特例交付金については2分の1補助ということで私どもは認識しております。また、設置に当たっては、教育長の1回目の答弁書にもあったのですけれども、これについては、空調設備を設置するだけではなく、屋根等の遮熱に伴う工事ですとか、あと、設置に当たって電気を相当使うものですから、これについては、電気工事、キューピクルの設置ですとか、そういったものも考えられます。そういったものを考えると、これは正確にはじいたものはないのですけれども、相当な金額が発生するだろうということで考えておりますので、これを全学校にとなった場合に、今の厚岸町の財政状況ではとても厳しい状況になるのかと考えております。あったほうがいいのではないかという思いは分かるのですが、この状況から、今回そういう判断をさせていただいております。

質問 石澤由紀子

公立学校施設における体育館等への空調設備というのがあるのですが、令和6年で779億円出ています。学校体育館、これは文科省から出ているものです。あと、防災のほうから出ている予算もあるのですけれども、そっちのほうはどうですか。

答弁 教委管理課長 諸井

文科省からの通知、私どもも受けております。令和6年11月29日付の文書が来ておりますが、その通知の中でも、補助率については、算定割合2分の1、対象工事額、下限額は400万円、上限額は700万円ということで伺っております。

質問 石澤由紀子

緊急防災・減災事業というのでも出ているのです。避難指定、中学校体育館空調設備事業です。こういう方法もあるのですが、こういうものを使うということは考えられないのですか。

答弁 危機対策室長 四戸岸(危機対策室長は2026年3月まで)

議員が今おっしゃいました緊急防災・減災事業につきましては、市町村が行う防災に関する事業として、避難所になる施設への空調設備の整備といったものも緊急防災・減災事業として地方債の対象になるということで、これは、起債対象部分の100%充当で、7割の交付税措置がある内容となっております。

質問 石澤由紀子

こういうようなものをお互いに話し合いの中で考えることはできないのでしょうか。今回の質問とちょっと違うか、どうなのでしょうか。学校の体育館に空調設備をつけることができる方法があるので、その辺、お互いに相談して考えるということはできないですか。

答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)

ご質問にある制度と、今の話は違う話になりますけれども、そういったことについては、3か年計画をやる中で、要はその年に回せるお金が幾らという部分もございますので、全体の中で協議をしていくということは、当然今までも行っております。

質問 石澤由紀子

せっかくあるので、それを考えられないかと思って、今回質問したのですけれども、どんどん暑くなっていくし、そういう意味でいったら、学校の体育館というのもちゃんと考えてやらなければならないと思うので、その辺、全体として、計画としてやってほしいと思うのですが、それはお願いできますか。

答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)

全体の中で協議させていただきたいと思います。今ここで、すぐやりますとかという明言はできませんので、ご理解いただきたいと思います。

質問 石澤由紀子

次に移ります。小学校の入学に関してです。厚岸町もいっぱいいろいろやっています。やってるのは分かっているのです。分かった上で質問するのですが、これは東京都だからあれなのだけれども、北海道内であります。知内町です。小学校入学準備金支援事業、1人当たり5万円程度、それから、小中学校教材費とか、中学校制服等のジャージとか学校指定リュックということです。高等学校進学応援給付金というのも、1人当たり8万円ということをやっています。それで、中学校に入学するときに、制服とかを買うときに今は10万円くらいかかるのです。制服とジャージと。先ほど、町では、児童生徒の個人の所有物に係る経費について、原則ご家庭で負担するべきことと考えておりますということですけれども。制服なのです。制服というのは校則で決まっているのでしょう。ということは、本人が選べないのです。それとも、どんな服を着ていってもいいのですか、そうではないでしょう。そういうことで、指定のものを着て学校に行かなければならない。個人のものと言いますけれども、指定のものを着て学校に行かなければならないのです。ジャージも指定ですよね。どんなジャージを履いていてもいいのですか、そうではないでしょう。そういうことで言えば、それに支援することができないことはないと思うのですが、いかがですか。

答弁 教委管理課長 諸井

制服もジャージも指定ですけれども、指定されたものではあるのですけれども、それは個人の所有物になるものであると私は認識してございます。それについては、原則、やはりご家庭で負担をいただくということで今までも整理しておりますし、先ほどおっしゃられた、東京の一部、たしか品川区だったと思います。そういった支援もございますし、道内でも知内町、ほかにもいろいろと制服に対する支援ですとか、新入学児童に対する支援はしている自治体というのは承知してございます。これについては、答弁にもありますとおり、個人所有物に結果的になるものと私は思っておりますので、これについては、現段階では、住民に係る支援というのは、この部分に対しては考えてございません。

質問 石澤由紀子

個人の所有物といっても、結局つくらなければならないし、レンタルするとか、いろいろな方法を考えることをするとか、学校で、教育委員会でそういうのをしてもらえるのならいいのですけれども、ふだん学校に行くのは、ジャージで登校して、制服は何かの行事のときに着るという形の子たちもいますし、そういうときに制服をレンタルするとかということも可能であればいいのですけれども、本当にどうしても必要なものとして、個人のものとは言うけれども、そのものを着ていかないと学校に行けないのだから、それは個人のものにはならないと思うのですよ、所有物と言いますけれども、それに対する支援というのは私は必要だと思います。それで、いろいろなところを知っていると言っていましたけれども、美瑛町は、小中学校入学時に制服とジャージの贈呈です。負担軽減です。それから、鹿部町では、義務教育期間の制服などの無償化というのもやっています。それぞれの町、個人の所有物です。でも、子どもたちに対する支援としては必要ではないですか、それも考えていいと思うのです。先ほど言いましたが、葛飾区、隅田区、荒川区、品川区、これは東京です。珍しく東京でこういうのが始まったのですが、子育て世帯の負担を軽減させる必要があるとして、修学旅行費です。中学校制服無償化というところもあります。どうしてもそれを着ていかなければならない立場なので、それを含めて、何らかの、丸っと全部とは言いませんけけれども、その支援というのは必要だと思う。子どもが少なくなってきています。その子たちに支援ができないことはないと思うのです。いかがですか。

答弁 教委管理課長 諸井

今、制服の関係で支援をということでありますが、厚岸町として支援、様々なことをさせていただいております。厚岸町が支援するほかにも、実は厚岸町の民間の団体で、例えば入学時に観察バックの贈呈ですとか、タブレットを入れるようなものですとか、お道具箱、紅白帽子、色鉛筆、デスクマット、いろいろなものを支援して、町に協力といった形でしていただいております。これについては、今、制服の問題で言われているのですけれども、厚岸町でできる支援について、今、現状では、先ほど答弁にもあったとおり、鍵盤ハーモニカですとか、そういったものについて支援しておりますので、現段階では、制服支援というのも考えておりません。

質問 石澤由紀子

厚岸町でいろいろな支援をしているのは知っています。助かっていますし、分かっています。だんだん生活が大変になってくる人たちが多くなってきているので、何らかの形で支援というのを考えてほしいし、さっき言いましたけれども、制服をレンタルするというような取組もありますから、そういうようなことを考えるとか、そういうことをやってもらってもいいのではないのかと思っています。教育委員会で集めると言ったらおかしいですけれども、学校の中で制服をレンタルして、大変な人にあげるとか、順番にやっていくということは、制服自体もあまり着ていないので、多分傷んでいないと思うのです。そういう制服のレンタルの仕方もあると思うし、いろいろな意味で子どもたちが安心して学校に来れるような、親御さんも心配なく学校に行かすことができるようなそういう支援を、今までたくさんやってきてくれているのは分かります。もう少し、今、子どもたちにとって必要なものは何なのかというのを含めて、もう一度考えてほしいと思います。

答弁 教育長 滝川

保護者の負担が多くなっているのではないかというところから話が入っているかと思うのですが、そのとおりだと、私たちもそういうふうに考えております。私もいろいろな町村を回りますけれども、厚岸町の子育て、特に保護者負担の軽減というのは、かなり早い段階から負担軽減の対策を取られていましたし、質問者がおっしゃられているように、いろいろなことをやられていますよね。本当にやっています。ここに書いていないのですけれども、実はまだまだあるんです。例えば、修学旅行費は半額補助もやっていたり、経済的に就学困難な家庭についても手厚く行っています。そんなことをも含めながら、今これでいいのだということではないですので、これからどういう支援をしていけばいいのかというところも、これは常に考えていかなければならないことだと思っていますし、例えば制服を一つでも、先ほど言ったように制服も物すごく高くなっています。もともと、制服は何でいいのかというと、実は、ふだん着よりも経済的に安いという話もあったのです、いろいろな制服を導入する段階で。高い制服を使いましょうということではなくて、それを使ったほうが経済的に負担は楽なのだろうということもありました。ですから、そんなことも含めながら、子どもたちの負担軽減、保護者負担軽減をどうしていくのかということの協議については、これからも詰めていきたいと思いますし、先ほどあったレンタルという方法もあるのではないかと、お金を補助、支援するだけではなくて。そんなことも含めながら、そこについてはこれからも検討していきたいと思っています。

出典:厚岸町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月5日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる