みんなの議会

厚岸町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月9日

(1)基金のあり方について/(2)国民健康保険について/(3)不妊治療の助成について/(4)就農対策について/(5)労働契約法について

2018年3月9日、厚岸町議会の一般質問で、石澤由紀子議員が「基金のあり方について」「国民健康保険について」「不妊治療の助成について」「就農対策について」「労働契約法について」について質問し、町長 若狹、税財政課長 星川、町民課長 石塚、保健福祉課長 阿部、産業振興課長 湊谷、総務課長 松見、副町長 會田が答弁しました。

質問者
石澤由紀子 議員
答弁者
町長 若狹、税財政課長 星川、町民課長 石塚、保健福祉課長 阿部、産業振興課長 湊谷、総務課長 松見、副町長 會田

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 5 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 石澤

先に提出した通告書に従って質問いたします。最初に、基金のあり方について。総務省は基金のあり方について過度な積み立てをするのではなく、積極的に住民サービス、ソフト事業などに活用する趣旨の地方財政の留意事項を示しています。そこで基金による学校給食費の減額、保育料軽減、介護、国保への繰り入れなど住民サービスに活用してはどうですか。2、国民健康保険について。低所得者への負担軽減と合わせて、全国知事会の要請などにもありますが、子育て支援の観点から子どもの均等割の減免を考えられないですか。3、不妊治療の助成について。町でも不妊治療への助成の拡充がされていますが、不妊治療を行う病院が近くになく、治療に当たっての交通費の負担が大きい。通院に係る交通費の助成を考えられないですか。4、就農対策について。就農対策の一環として、継承型の支援対策を強化し、酪農地帯に人口増を目指した施策をさらに進めることが必要と思いますが、どうですか。最後に、労働契約法について。民間では、無期雇用転換ルールが4月に向けて始められようとしています。町職員で有期雇用で働いている人に対しての待遇改善も含め、このルールを取り入れるべきと思いますが、どうですか。これで1回目の質問を終わります。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

4番、石澤議員のご質問にお答えをいたします。はじめに、1点目の基金のあり方についてでありますが、基金については地方自治法第241条第1項に、地方公共団体が条例の定めるところにより、特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立て、または定額の資金を運用するために設けることができる。また、第2項では、基金は、これを前項の条例で定める特定の目的に応じ、及び確実かつ効率的に運用しなければならないと規定されています。当町においても、目的に沿って基金を設置して活用しながら、子育て支援対策や産業振興など、町民要望に応じたさまざまな施策を推進しております。基金は、年度間の財政調整や特定の事業の複数年度にわたる安定的な運営等のために設けているものであり、今後の社会保障や公共施設の老朽化対策等に要する経費の増加、災害等の予期せぬ事態への備えなど、さまざまな実情を想定し、基金の確保、運用を図らなければなりません。また、地方は国とは異なり、金融・経済政策や税制等の権限、赤字地方債の発行の権限などを有しておらず、不足の事態による財源不足については、みずからの歳出削減や基金の取り崩しにより対応しなければなりません。今後も社会情勢の変化に伴うさまざまな行政課題に対応し、安定的な財政運営を推進するため、基金残高の確保と適正な運用に努め町民サービスの維持向上を図ってまいりますので、ご理解願います。2点目の国民健康保険について、低所得者への負担軽減とあわせて子育て支援の観点から子どもの均等割の減免を考えられないかについてでありますが、ご質問にある、均等割の減免については、全国知事会や全国市長会のほか一部の地方自治体から国に対して、子育て世帯の負担軽減を図るため、他の保険制度との公平性を保ちつつ国の負担により、減免及び軽減の見直しを検討されるよう要請しているところであります。しかしながら、12月定例会での一般質問でも答弁させていただいたとおり、平成30年度からの北海道の国民健康保険運営方針にありますように、保険税の減免については、現在の市町村における運用に配慮しながら、基準の統一化を検討していくこととなっておりますので、厚岸町単体で新たな減免制度をつくることは考えておりません。次に、3点目の不妊治療の助成について、町でも不妊治療への助成の拡充がなされているが、不妊治療を行う病院が近くになく、治療に当たっての交通費の負担が大きい。通院に係る交通費への助成を考えられないかについてでありますが、厚岸町の不妊治療費に対する助成の取り組みは、北海道が行う特定不妊治療費助成の不足分を助成するもので、平成28年度の制度創設から約2年がたったところであり、平成28年度は制度の利用がありませんでしたが、平成29年度は相談や利用の実績が出てきている状況にあります。不妊治療を行う指定医療機関は、平成29年9月現在で、道内に29カ所あり、そのうち道央圏が22カ所で、中でも札幌市に集中しており、近いところでは、帯広市に1カ所、北見市に2カ所あるだけとなっております。また、1回の治療には、1カ月半から2カ月半かかり、その間に検査や治療で頻繁に通院する必要があり、釧路管内に指定医療機関がないことは治療を受ける人にとって高額な治療費のほか、交通費等もかさみ、経済的にも身体的にも負担になっているものと考えられます。治療内容、通院回数、通院先、医療機関など、治療状況は個々に異なるため、今後、それらを調査するとともに、他市町村における交通費助成の実施状況も参考に、子どもを産み育てやすい環境整備の観点から、交通費等の助成の必要について検討してまいりたいと考えております。続いて、4点目の就農対策について、就農対策の一環として継承型の支援対策を強化し、酪農地帯人口増を目指した施策をさらに進めることが必要と思うが、どうかについてでありますが、高齢化や後継者不足などから酪農家の減少が進む中、経営を移譲して離農を考えている者の有形資産や技術・ノウハウなどの無形資産を、家族以外の者に受け渡すことを通して事業を継承していく第三者継承は、後継者対策や新規就農者対策、担い手対策として有効であると認識しており、今後、第三者継承推進への期待はますます大きくなるものと思います。一昨年、設立された全道組織の農場継承を支援する会では、離農希望者と新規就農希望者の双方を登録し調整した上で、新規就農者が継承予定の農場で2年から3年、技術や経営などを学び、就農時には施設や農業機械、乳牛をそのまま受け継ぐ、いわゆる居抜き方式で就農時の投資額の軽減を図る取り組みを進めております。また、農林水産省においても後継者のいない優良な農業経営の技術や農地、施設等を意欲ある第三者に引き継ぐことを支援する農業経営継承事業を推進し、新規就農者や経営継承者の大幅な増大を図る取り組みを展開しています。本町にあっても農業経営の高齢化が進み離農される農家がふえることが懸念されるため、こうした取り組みを既に行う先進事例の検証や関係機関との検討が必要であると考えます。現在、釧路・根室管内の行政や農業関係機関で構成する根釧酪農ビジョン推進会議、さらに釧路町村会が主導する地域づくり広域プロジェクト推進会議の中でも、担い手の育成確保に向け、居抜きによる経営継承などの取り組みに向けた検討がされており、さまざまな機会を捉え関係機関と一緒になって有効な手だてを考えていきたいと思います。続いて、5点目の労働契約法について、民間では無期雇用転換ルールが4月に向けて始められようとしているが、町職員で有期雇用で働いている人に対しての待遇改善も含め、このルールを取り入れるべきと思うが、どうかについてでありますが、町職員の有期雇用に該当する臨時職員は、地方公務員法の規定により無期雇用とする待遇改善はできないこととなっており、また、労働契約法第22条の規定により、国家公務員及び地方公務員については、労働契約法は適用しないこととされておりますので、ご理解願います。以上でございます。

再質問 石澤

それでは、2回目の質問させていただきます。基金のあり方について今回質問させていただいたのですが、確かにここに書いて答えていただいたとおりに、何が起こるか分からない。それから、公共施設の問題もあるというのは分かります。でも、そのための基金は別にきちんと積んであるように感じます。私が言っているのは備荒資金なのですけれども、ソフトの事業に使う金額というのはそれほど大きくないと思うのですよ。今回町長が決断されて子育ての支援がとても充実されました。それもふるさと納税もあってのことと思いますが、そういう形でソフト事業で使ってもらうというのはすごく皆さん喜んでいます。この話を聞いて喜んでいる方がたくさんいますし、安心できるねという話はしていました。でも、やはりもう少し本当にここに、厚岸に住みたいとか、厚岸町が大好きだという中学生がいるという、中学生の回答があったということを前に町長から伺いましたが、そういうこの町で安心して暮らせるために必要なものというのはもっとあると思うのですよね。ほかの町のように子育てできるように全面的に支援するという取り組みは、本当にいろいろな町できていますし、厚岸町も進んできました。でも、もっとその基金というものをきちんと使うことが必要なのではないかなと思うのです。私たちは、今、税金を納める季節、3月です。納めたくないというのもあるのですが、あんな憎たらしい人間のところではと思いますが、それは別として、税金は福祉社会の建設のために使うという憲法の中にありますよね。平和と生存権を重視している憲法のもとですから、福祉社会、建設のために使うということになっていると思うのですよ。そして、憲法30条に、納税の義務を負うということがありますが、納めた税金が福祉と平和のために使われることを前提にしていると思います。それで、安心して暮らせる町ということは本当に、今、子どもたちも若い人もそうですけれども、貧困という問題が随所に出てきます。生保の切り下げの問題も言われています。それは低所得者よりも生保のほうが高いので、低所得者に合わせるというような生保の切り下げも言われています。でも、そうなると本当に生活できなくなってくると思うのですよ。この町で子育てをしたいというのは、やはりここに住んでいて安心して子育てできた、自分たちが子どものときに安心して過ごせたという中から、Iターン、Uターンでも、それから、シングルマザーであろうが、一人で子育てしようが、帰ってきてこの町で過ごしたい、そんなまちづくりのために私は基金をもう少し使ってほしいなと思って、この質問をしたのですが、いかがでしょうか。

答弁 税財政課長 星川

まず、基金の部分でございますけれども、先ほど議員がおっしゃったとおり、基金のほうと備荒資金組合の超過納付の分も含めてということでお答えさせていただきますので、よろしくお願いいたします。まず、基金ですけれども、今現在は、残高的には、過去を見ないだけの残高は、今は確保しているような状況にありますけれども、ただ、その基金を積んでこられたという部分は、基本的には、その原資となるものを、我々財政のみならず、町長部局、局長部局含めて財政規律の中で財源を生んで、そういったものを少しずつでも積み重ねながら、その原資を確保してきたというものと、それが一つと、あとは有利な過疎ソフトというものを発行させていただいて、それ交付税措置がありますので、そういったものも一般財源になりますので、そういったものを追い出しする形の中で基金の増額を確保してきたということに、今、なってございます。この背景には、議員もご承知のとおりと思いますけれども、以前には三位一体の改革のときに交付税が大幅に減額となったときに、厚岸町の基金全体が今の残高ではなく、総額でも7億円、8億円というものしかなかったという時代もございます。そういったことも踏まえて、それでは今後の財政運営にとって支障を来たすということもあって、そういったことをやることによって基金を積み戻してこられたというのがあります。ただ、そういった基金の中で問題になってくるのは、今はそういったものはありますけれども、今の国の地方財政計画ですとか、そういったものを見たときには、今後については大変不安の要素がたくさんとあるといった中では、その基金の額も、できれば維持させたいということにはあるのですけれども、実際的には、その分が29年度の補正予算も含めて減少になっているということですので、決して増えている状況にはないという認識の中では、そういった基金の残高をなるべく維持させながら物事を考えなければならないですけれども、これから減ってきますよということも頭に入れながら財政運営をしていかなければならないということになります。そういった中で、今年度の子どもたちの少子化対策ですとか、そういったものを積極的に、防災も含めて、産業振興も含めて積極的に展開できるというのは、先ほど、先日の一般質問にもありました、ふるさと納税の部分があって、その額があるのでできるということに今はなってございます。ただ、その額が、今、ふるさと納税がありますから、そういったことはできますけれども、それが今後ずっと続くのかというのは、そういうものではないということも踏まえると、今あるその基金の残高自体を、その中で対応していかなければならないのだよということも頭に入れながら運営していかなければならないものですから、そういったことはご理解願いたいのかなと思っております。一般的に基金残高の分でいきますと、今回の子育て支援だけの新たなものだけでも、きのうでいえば約2,000万円か3,000万円という一般財源の投入が必要だとなりますけれども、それが今後、これは今の状況のままではずっと続くという想定の中でいくと、毎年、子育て支援の中では3,000万円の分が財源が必要になるとなりますので、これを今後ずっと続けていくとなると、その今の状況からすると基金をもってその補填をしなければらならないという、その額を持ってやっていくということになりますので、そういった状況も踏まえながら、今の残高だったら何とかそういった子育て対策の分も含めて、今後の財政運営も含めて対応できるのではなかろうかということで、町長のほうが判断されておいた施策をやってきたということになります。ただ、これが、前段申し上げたとおり、基金の残高がこれからもずっと右肩上がりに上がっていくことは想定できません。今の私の段階でも下がるだろうという想定はしております。だから、その下がる中でも、今、やれるべきことを考えたときに何が必要なのかということを取捨選択しながら、今年はこういった子どものための子育て支援というものを重点的にやって、その子育てが結果的に厚岸町の未来につながるということを念頭にやっておりますので、そういったことも含めて基金のあり方、残高も含めて総体的に考えながらやっているということですので、それはご理解いただければなと思っております。ただ、いかんせん基金が、何回も申し上げますけれども、残高の部分も含めて、今の残高がずっとあるとは、私どもも押さえていませんので、そういった中である程度、基金のものを確保しながら、なおかつ、今、掲げた事業を途中でやめるということは基本的にできませんので、そこを考えながら、今、何が必要かということを考えながらやっていくと。なおかつ今後においてもそういった基金、残高の分も含めて、あとは国からのいろいろな施策も含めて有効な財源があれば、そういったものを活用しながら次の施策に展開させていくということが基本と考えておりますので、それで、ご理解願いたいと思っております。

再質問 石澤

いや、今回すごく出してもらったというか、前向きに検討してもらったということが分かります。ただ、政府のほうがソフトも含めて考えなさいというようなことも、総務省の通知で出ていますので、これからも基金に関しては、いろいろ検討しながらやっていただけたら有り難いと思います。いろいろな要望をこれから出していくと思いますが、その点ではよろしくお願いしたいと思います。次に移ります。国民健康保険です。厚岸町で新たな減免制度をつくることは考えておりませんということだったのですが、この子どもに対する均等割というのは、この均等割が国民健康保険だけなのですよね。ほかの社会保険とかは国民に対しての均等割はありませんよね。どうですか。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

まず、私から基金の関係でお話をさせていただきたいと思います。第1回目の答弁で既に目的等以外には使われないというお話をさせていただいたところであります。241条に記されておるわけであります。そういう中で特化して子育て世帯、子ども対策について力を入れなさいと、そのために基金を設けなさいというお話であろうと思います。しかしながら、基金については241条で決められておりますことで、私といたしましては、昨日の8番の質問にもお答えいたしましたとおり、子育て世帯、子ども対策については、もっともっと力を入れなければならない。今回の当初予算では、私は全て終わりだと考えておりません。先ほどの質問の中で、いろいろな対策等のお話がありました。私も同様に考えています。そういうことで、もう既に担当に指示をいたしておるところでありますが、これも財政厳しい中でありますけれども、極めて重要な施策だと考えておる次第であります。そういうことで一般財源の中で対応するものであるという私は認識をいたしておるところでございます。どうかその点、ご理解をいただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。国保については担当課長から答弁をさせます。

答弁 町民課長 石塚(町民課長は2019年3月まで)

ご質問のありました、国民健康保険だけに子どもの均等割がかけられているということでございますが、国民健康保険以外の被用者保険、社会保険等になりますが、その部分の保険料の計算については、そこを社会保険に加入されている方の医療費全て、子どもも含む全てに対して、これだけの保険料が必要であるということで保険料率を決定してかけているものでございますので、一概に社会保険だからといって子どもの分が入っていないということではないと認識しております。

再質問 石澤

国保の場合は、前回も言いましたが、とても低所得者の人たちが多いですね。収入も大変なところで、今回、この人頭割と言ったら変ですけれども、均等割があることで家族の世帯が多いところ、多世帯というのですか。その多い人たちに対する負担が多いというのが出ていたと思うのです。それで、ほかのところでは、北海道でいえば旭川市なのですけれども、子ども均等割、3割減免というのが出ています。実際やっているところもあるのですよね。ですから、本当に大変な思いをしている人の部分、子どもを産めよ育てよという感じで言っていますけれども、子どもがたくさんなったら税金かかる、保険料がかかるというのであればあべこべなのではないかなと思うのですよ。だから、子どもの部分の軽減というのはやはり考えていく必要があると思うのですが、それはどうですか。

答弁 町民課長 石塚(町民課長は2019年3月まで)

今、議員おっしゃられました旭川市の事例、それから、本所のほうの事例でも、厚岸町でいうと、条例の国民健康保険税条例の第23条にあります条例減免の中で、子どもの均等割の分の減免をやっているところは確かにございます。ただ、この減免については、国の通知によると、北海道に照会をかけさせていただいている部分がありまして、その中では、一定の事実をもって画一的に減免をするのは適切でないとの指導もございます。また、北海道におきましては、現在、道内の子どものいる世帯の保険料の条例減免を実施している市町村は確かにございますが、先ほど町長の答弁でもございましたように、道内、基準を統一化する方向でございます。今現在、この減免をやっている市町村につきましては、30年度より段階的に縮小して、将来的には廃止することを検討しているということが、昨日、北海道のほうから回答として届いておりまして、厚岸町といたしましても、その議員おっしゃられることは十分お気持ちとしては理解できますが、今、道内統一した考え方をもってやろうとしている段階において、厚岸町単独ですべきではないと考えてございます。

再質問 石澤

このことで均等割の部分が払えないということで、そのことで滞納になっているということは今まではないですか、国保の問題で。

答弁 町民課長 石塚(町民課長は2019年3月まで)

議員、今、おっしゃられたご質問にある理由で、滞納というふうに具体的には聞いておりませんが、確かに子どものいる世帯でも滞納のある世帯がいることは事実でございます。

再質問 石澤

これ、これから全道的になるから厚岸町ではできないということですけれども、もう少しきちんと調査して本当に納めやすいような保険料、保険料に関しては、保険料から徴収、それは全部厚岸町でやらなければならないですよね。だから、どういうふうにするのが納めやすいのか、それも含めてもう一度、調査するべきと思うのですが、いかがですか。

答弁 町民課長 石塚(町民課長は2019年3月まで)

全国知事会、それから、市長会、その他の地方自治体からも国に対して要望はありますが、果たしてその市町村単体ですべきものなのかという疑問も正直ございます。これから1年かけて北海道を中心に、その基準の統一化という部分をまだ検討していくということになってございますので、その中で国に対する要望という部分は考えていかなければならないのかなとは考えてございます。

再質問 石澤

本来、国保は国がきちんと出さなければ駄目なのですよね、お金としては。今まで出していたものを半分、今、35%ぐらいですか。そこまで減らして、本来なら国保ですから国民簡易保険の底辺を支える国保なのですから、それに対して国の負担をきちんと出すというのはとても大事なことだと思うのですが、それを市町村とか道とかに押しつけている今の国の姿勢のほうが非常に問題だと思うのですが、それでもやはり一番底辺で納めなければならない人のそばにいるのが町ですから、やはりどうやって納めやすくするかというのはこれからも考えていってほしいと思います。減免措置ができないというような冷たいこと言わないで、もう少し考えてほしいなと思います。次に移ります。不妊治療のことなのですけれども、本当にこのとおりなのですよ。札幌にほとんど集中しています。ここには帯広1カ所、北見2カ所とありますが、帯広では新規を受付しないとなりました。それで、この辺でいえば札幌に通うしかないのですよね。だから、そのたびに本当に車で行くのも大変ですし、冬であれば、もちろんそのほうも飛行機で行けばいいとか、それから、勤めている人もいらっしゃいます。そういう人たちが働きながら、その不妊治療も受けるというのは本当に心身ともに疲弊してしまうという部分もあるのですが、それでもやはり子どもが欲しいという、そんな思いで不妊治療を行っています。やはり結婚する年齢が高くなってきた分だけ妊娠がしづらくなっているというのも確かにあります。でも、やはり結婚して子どもが欲しいという女性、ご夫婦の思いに応えて、今、子どもの産みやすい観点から検討しますというふうに回答をもらいましたので、ぜひ前向きに検討していただきたいなと思います。どうですか。

答弁 保健福祉課長 阿部(保健福祉課長は2020年3月まで)

この不妊治療費につきましては、2年前から始めましてやっと実績が出てきた状況にあります。その中で、個々のケースというのはすごくいろいろなケースがあって、それと治療も、当初、私ども思っていたのは、札幌の病院に、治療によっては2カ月半でというのは、75日ですね。75日のうちに、例えば、治療の方法によっては50回治療が必要とかというような場合もあります。その場合に、札幌のほうの病院に行くとすると、全てその札幌のほうに行かなくてはいけないのかなと考えていた部分あったのですけれども、その状況によっては釧路の病院と連携しながらやっているという状況も分かってきました。それらを実績をよく確認をさせていただいて検討させていただきたいということでございますので、ご理解いただきたいと思います。

再質問 石澤

ぜひ、いろいろな事例がありますので、その人たちの立場に立って検討していただきたいなと思います。それで次に移ります。就農対策です。酪農継承を支援する会ということをここで述べられています。いろいろな浜中とか、それから標茶とか、太田には、厚岸には研修牧場というのがないので、そういう形の受け入れはできないのですが、標茶とか、浜中では研修牧場で新規就農に入る人の研修をして、それから、地域に就農先を探すという形になっていますが、その中で就農する場所がないというのが、今、出てきているようなのですよね。それで、管内で集まって農業の継承者とか、根釧酪農ビジョン推進会議などがあるのですが、その中で、そういう町村をまたがった継承の方法というのを取り入れることができないのかなと思うのですが、それはどうでしょうか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

お答えさせていただきます。酪農ビジョン推進会議のほうでも、そういった話題は出ております。新規就農者を確保するに当たって、例えば、ちょっと話は変わりますけれども、新農業人フェアという取り組みにもそれぞれの町が参加をしております。そういった新規就農者確保に向けてそれぞれの町が積極的に動いてはいるけれども、やはり新しく入る方々にとっては研修する場所がきちんとあったほうが安心できるというか、取り組みもしやすいという部分では、釧路・根室管内の行政だけでなくて、農業関係の、JAも入っていますけれども、そういう総意の中では管内にある浜中町や中標津町、あるいは標茶町、そういった研修施設も活用させていただきながら、我が町ということではなくて、根室・釧路管内、根釧全体が、この酪農が後継者を確保できるような取り組みを進めていかなければならないというような思いで、今、それぞれの担い手対策の取り組みを進めております。ですから、今、質問議員言われたような思いというのは、根釧の統一的な考え方としてはあります。ただ、それをこれからどういうルールづけで進めていくのかという部分は、これからの課題だなという現状であります。

再質問 石澤

この中で、高齢や後継者不足から、また、有形、書いていますね。ノウハウ、無形、家族以外の者に渡すということの場合で、本当に第三者継承という形でとっていくというのはとても大事なことだと思うのですよ。一応、就農したいという方も何件か、確かに全道的に見るといらっしゃるんです。そのときに、ここでいう居抜きという形で中に入って牛から草から全て2年間で実施をして、それからそこに入っていくという形が、一昨年から設立された農場継承を支援する会が、仲人という形なのですが間に入って、もう既に3戸入っているところがあります。それで厚岸でもこういう形でやっていけないのかなという思いがあるのと、それから、さっき言いましたように、標茶、浜中などで就農先が見つからなくて、美深とか、向こうに行って就農するという方も出てきたりしていますので、そういう意味でもやはり管内の取り組みというのが大事になるのではないのかなと思うのです。それと、居抜きという形でその場から抜けていったときに、やはり農家の方たちは、そこに住みたいと言うのですよね。それで、その人たちが住めるような高齢者住宅みたいなものを、農村の中につくることも考えられないかなと思うのですが、この実例として標茶の中にあるのですが、そういう高齢者世帯が住んで、自分たちで生活しながら少し畑もやりながらという施設もあるのです。だから、そういうのも含めて居抜きといった場合も含めて、ちょっとその高齢者住宅などのこともあわせて、もう少し検討してほしいなと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 産業振興課長 湊谷(産業振興課長は2018年3月まで)

第三者継承という部分は、町長の答弁にもあったように、施設設備というか、いわゆる有形資産だけではなくて、技術であるだとか、酪農の仕方、牛の育て方、そういったソフト部分も含めてそれを継承するというものです。ですから、国の進めている第三者継承事業につきましても、移譲した方々が一定程度、経営に携わるということで、その老後の生きがいを与えるという部分も制度の趣旨としては中にあります。ただ、この第三者継承という部分では、町長述べたように、注目を浴びてきています。それに取り組もうとしてきているところも増えてきています。ただし、昨年、28年度実績でいくとこういうような取り組みを実際に研修、その後に入ろうという農家のほうに入り込んで2年から3年ほど研修して、それから経営を譲り受けるということなのですが、その研修が入ったのは113あって、そのうち途中で中止したのが48ということで、半分ぐらい、これ途中で中止しているのですね。第三者継承というものがいいように言われていますが、逆に失敗事例も結構あるということなのです。なぜかというと、言われたような、これまでやった方に生きがいを与えるということで、そこに残ると、やはりその方々が今まで培ってきた、その酪農のやり方というもの、新しく入った方々にもぜひやってほしいというかかわりが随分残ってしまうということで、そういった移譲希望者側の一方的な変化であるだとか、拘束的ケース、あるいは移譲者と継承希望者の気持ちの相性の問題だといろいろな問題がふくそうして、そういう失敗という形につながっている事例も多いようでございます。そういったこともあったものですから、1回目の答弁の中では、どういった形で進めていくのが一番うちの町にはあっていいのかなというようなことを含めて、その有効な手だてを考えていきたいなとしております。決してこの継承は駄目だということではなくて、これも含めて、行政だけではなくて、釧路太田農協、さらには根釧酪農ビジョンの皆さんと一緒になって考えていきたいなと思っております。

再質問 石澤

それは相性の問題分かります。親子でも合わないときは合わないし、出ていっちゃいますので、それは本当に親の思いあったり、それから、もともとやっている農家の、こうしてほしいという思いが錯綜したりぶつかったりで、いろいろなことあると思います。でも、それでもやはりこの地域に農家を残していかないと地域自体がなくなるという状態に、今、なっています。だから、それも含めてやはり町にもリーダーシップとってもらって、ぜひともやってもらいたいなと思います。それでは次に移ります。労働契約法の問題です。それで、この中であっさりばっさりすごいのですが、開いていますけれども、公務員には確かにこういう待遇、公務員に対して適応されないというのは承知で、この提案をしました。それでまず、ここで働いている人たちが町民であるということですよね。それと、安心して仕事ができる環境をつくることも整えることも町の責任だと思うのです。長い間、勤めているということは経験も積み重ねますし、スキルも上がっています。その上がった人たちを簡単に手放すような方法でいいのかなと思うのですよ。これは、ほかの民間が一気に雇用に進んでいっているというのは、これは幅広い知識を持つ人材が欠かせない、それから、安心して長く働ける環境をつくるためにというようなことを挙げています。つまりその人たちの持っている大事なスキルを大切に使って生かしていきたいということから、無期雇用転換に変えていっています。厚岸町はないのですけれども、5年、10年という雇用を決めていた自治体でも、今はそれを廃止するという動きも出てきています。それで、そこに積み上がった大事な経験とか、スキルを手放すということが町にとっては、私は損失になると思うのですよ。きちんと雇用することで町民や町にとってもプラスになると思うのですが、どうですか。

答弁 総務課長 松見(総務課長は2019年3月まで)

議員がおっしゃることについては、私も理解しているつもりであるのですけれども、ただ、やはり民間に当たっては、その必要とする事業規模を確保するためには、当然、職員が必要でありますから、その事業規模に応じた職員を確保して経営をなさるものだと思います。しかし、地方公務員については限られた財源の中で、その職員の定員管理をしていきながら、町民の理解をいただいて職員の確保をしているところであります。そういう中では、やはり行政の痛手は長く業務を行う上で労働力の確保、臨時職員待遇では、労働力の確保というのは非常に難しい課題であります。ですから、そういった知識を持つ人材の確保が行政の果たす役割は大きいと思いますけれども、やはり現行の地方公務員制度上では、そういった定員管理、人件費のそういった管理をしながらの行政運営でありますので、全てが待遇改善ということと、そういった民間の違い、そういったことも行政のコストといいますか、やむを得ず、そういう臨時職員での体制とらなければならない場合は、おのずからそういう人材確保の面でリスクを負いながら、行政運営しているということをご理解いただきたいなと思います。

再質問 石澤

民間は、仕事をするためにその人たちが必要と言いますよね。でも、厚岸町としても第一次産業で働く、例えば、大規模の職員ですよね。あそこもどんどん嘱託職員がやめていって、今、臨時の形になっています。あそこも経験とスキルですよ。牛を育てていく一番基本となる、酪農の基本となる部分のスキルを積み重ねていった人たちが、いつまでたっても身分の安定がない。今、たしか、13人ですよね。14人必要なのに13人しか応募がないと聞いていますが、あの頭数を見るときに、それだけ必要だから14人だと思うのですよ。きちんとした保証がない中で新しく別に生活がしやすい場所を見つけたら、そこで働いていた人たちというのは移っていくと思います。今、高齢になってきていますし、50歳以上の方が何人いるのかな。そういう人たちがだんだん辞めていったときに、その後から次につながっていく人がいるのかということですよ。つまりこれは大規模だけではないです。保育所の問題もあります。結局、臨時で働いている人たちにとって臨時とか、それから、ほとんど臨時かな。臨時で働いている人たちの身分が安定しないと、ここの町に住もうという気にならないのではないですか。私はそういうふうに思うのですが、いかがですか。

答弁 総務課長 松見(総務課長は2019年3月まで)

つまり行政の役割を果たすために予算をつくり、それに必要な事業遂行する上である一定の予算を確保し、それに対応する資質といいますか、いわゆる経営といいますか、そういう観点で、大規模だけではありませんけれども、臨時職員のいる部署が多いところは、そういったことで厚岸町が行政の役割を果たすために事業を始めてきたとか、あるいはその年度によって利用者が多いだとか、少ないだとか、そういう左右される部署についても臨時職員がいるという現状があります。そういったところは、毎年、やはり同じことを言いますけれども、人材確保に苦慮しているのは事実でございます。ですから、現行の臨時職員の任用制度では、1回目の答弁どおりの回答になるわけでありますが、昨年5月に地方公務員法が一部改正をされておりまして、ちょっと新しい言葉、聞き慣れないかもしれませんけれども、現在、会計年度任用職員制度というものが昨年の法改正でつくられまして、これが平成32年4月、ですから、2年後であります。32年4月1日に地方公務員法改正法が施行されます。内容を若干申し上げますと、地方公務員の臨時非常勤の職員でございますけれども、総数は28年4月現在で、全国ですけれども、約64万人と増加しているということから、これらの方からは教育や子育てとさまざまな分野で活躍されていると、そういったことの議員と同じような現状であります。ですから、この現状において地方行政の重要な担い手となっているということでございます。それから、この法律改正は、こういった状況の中で臨時非常勤職員の適正な任用、それから、勤務条件を確保することが求められておると、そういったことで昨年、法律改正になったわけなのですけれども、全国で臨時職員の雇用形態、待遇が違うようでございます。これらが、この法改正によって一定程度、基準的なものが全国的にできればという方向性が、今後の制度ができたことで基盤が構築していきたいと、そういうような狙いもありますので、当町もそういった会計年度臨時職員の制度変遷に向けて、議員のおっしゃる内容についても十分に考えて対応してまいりたいと考えてございます。

再質問 石澤

もう10年も20年も30年もと働いている方たちは本当に必要な方であるということですよ、臨時職員であろうと。それから、本人の希望でいえば、この厚岸で働きたい、そういう思いです。子育てできるのなら、この厚岸町でいたい、そういう人たち、それから親もいるしということで、そこで入ってきた若い世代が、今、次に臨時職員で入っていっているのですよ。ですから、その人たちの希望をなくさないように、きちんとした取り組みをしてほしいと思います。それで質問終わります。

答弁 副町長 會田(副町長は2021年9月まで)

議員のほうからたびたび同じような形でご指摘、または要望いただいております。今、総務課長がお答えしましたとおり、32年4月から新たな会計年度任用職員制度というものが始まります。この中では、給料の見直し等々も可能ということになっておりますし、また、期末手当の支給、さらには共済制度への加入等々も可能ということになっております。ですから、この会計年度任用職員制度が始まれば、幾らかでも待遇改善が図られるのではないかと考えておりますけれども、まずはこの制度のもとに、あくまでも臨時職員、非常勤職員であったとしても地方公務員であると。その中では、やはり地方公務員法の中で、あくまでも制度改正を行っていかなければならないということもご理解をいただきながら、まずは、この制度にのっかった中で厚岸町として、その給付水準、給与等の水準も改めて考え直しながら、この制度をしっかりとまずは確立をさせていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月9日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる