厚岸町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月18日
(1)防災対策について/(2)交通事故対策について
2012年6月18日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「防災対策について」「交通事故対策について」について質問し、町長 若狹、教育長 富澤、総務課長 會田、町民課長 板屋、教育委員会管理課長 米内山、建設課長 高谷が答弁しました。
- 質問者
- 室﨑正之 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、教育長 富澤、総務課長 會田、町民課長 板屋、教育委員会管理課長 米内山、建設課長 高谷
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 室﨑
さきに提出いたしました一般質問通告書に従いまして、ご質問申し上げます。2点ございまして、1点は防災対策についてであります。(1)といたしまして、厚岸町地域防災計画、厚岸町地震・津波防災対策アクションプログラム、これらについては、さきの議会でもお聞きしたんですが、北海道が示す津波の災害予想の数値いかんによっては抜本的な見直しないし大きな修正が必要だというお話を聞いております。ところが、道のこの予想数値の発表が、年度内が4月になって、4月が5月になって、5月が6月になって、いまだに出ないということで、これは厚岸町のみならず各関連する市町村みんな苦慮しているところだと聞いております。そういう中での現状について、お聞かせをいただきたい。2点目は、沿岸地区の自治会を中心にしまして、各自治会において、あるいは各地域において、自主防災組織をつくるように要請しているという話も伺っておりますが、どのような内容のものをどのような形で決めるように要請しているのか、この内容についてもお聞かせをいただきたい。これが1点目であります。2点目は、交通事故対策についてであります。児童生徒を輪禍、交通事故から守るために、どのような対策が実行され、どのような効果を上げているか、これについて明確にしていただきたい。以上が1回目の質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
12番、室﨑議員のご質問にお答えをいたします。1点目の防災対策について。初めに、厚岸町地域防災計画、厚岸町地震・津波防災対策アクションプログラムは、北海道の示す津波の最大予想の数値いかんによって、抜本的見直しないし大きな修正が必要と聞いている。道の予想数値の発表が大幅に遅れていると聞くが、現状はどうかについてでありますが、北海道からの報告では、現在、委託業者が大型コンピューターでの作業を行っているところであり、7月の完成を目指しているとのことであります。また、周知の時期などについては、津波シミュレーションと津波浸水予測図を公表した後、速やかに沿岸市町村に配布、周知をするとともに、振興局ごとに説明会を実施してまいりたいとのことであります。そして、町としても危惧していた津波シミュレーションが、津波の高さ、遡上高、浸水深のいずれで示されるかについては、いずれも公表する予定であるとのことであります。なお、この時期まで周知が遅れた理由については、ワーキンググループにおいて、3月31日の南海トラフの巨大地震に伴う津波高の公表、さらには4月18日の首都直下型地震に関する被害想定などが相次いで公表されたことを踏まえ、より現実的な断層モデルをさらに検討することにより津波浸水予測に対する精度を高め、信頼性を高めることになるのではないかとの結論に至り、この検討に時間を要することから、地震専門委員会への報告が見送られたため、公表が遅れたとのことであります。次に、沿岸地区の自治会を中心に、各自治会において自主防災組織をつくるよう要請していると聞くが、どのような内容のものをどのような形で決めるよう要請しているのかについてでありますが、厚岸町では、昨年から自主防災組織が設立されていない沿岸地区の自治会を中心に、その設立についてお願いしてきましたが、これを進めていく中で、組織の設立方法、地域の実情、組織の規模等に関することなどさまざまな課題が出てまいりました。そこで、今年度は、厚岸町版自主防災活動マニュアルを作成し、4月27日に自主防災組織の設立などに関する説明会を開催し、改めてその組織化についてお願いをしたところであります。この説明会で配布した自主防災活動マニュアルは、自主防災組織の意義、必要性のほか、継続的な組織運営を行うために必要と考えられる事項、コミュニティー活動を基本とした自主防災活動の方法など、自主防災組織にかかわる一般的な取り組み方を提示した内容となっております。また、説明会では、組織の設立や運営方法などに関する質問がありましたが、町としては、あくまでも地域の実情に合った活動と有事の際に組織としての活動が行えるよう、話し合いと創意工夫を重ねながら取り組んでいただきたいということと、実際の組織の設立、計画の作成などに当たっては、町としても積極的に協力させていただきたいということを申し上げたところであります。自主防災組織の設立と運営については、あくまでその地域が主体となって考えていただくことが必要と考えますし、どのような内容のものをどのような形で決めていくのかの判断も、その組織で行っていただくことが必要と考えております。しかしながら、組織を設立しても、住民の皆さんの協力を得ながら実際に実働化に向けた取り組みを進めていくことは、本当に大変なことだと認識しております。今後、町としてもさまざまな先進地事例などを研究しながら、さらには自治会の皆さんの意見をお聞きしながら、自治会の皆さんと一緒になって組織の実働化に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。2点目の交通事故対策については、教育長から答弁がございます。
答弁 教育長 富澤(教育長は2016年9月まで)
私からは、2点目の交通事故対策についてお答えいたします。児童生徒を輪禍から守るために、どのような対策が実行され、どのような効果を上げているかについてですが、児童生徒に対する交通事故対策に関しましては、学校及び町、警察、保護者や地域による安全教育、安全指導や見守りを通じて、その安全性を図っているところであります。町と警察にあっては、定期的な指導強化期間や、必要に応じて交通指導員による街頭指導やパトロールを実施しているほか、昨年からは自転車に絞った街頭指導も行っています。学校においては、学校安全計画に基づく交通指導として、保護者との連携体制のもと、定期的に登下校における街頭指導を実施するとともに、交通安全を中心とした通学路の点検等の取り組みを行ってきております。また、町及び警察と連携した交通安全教室を開催し、児童生徒へ交通ルール遵守の徹底を図っているところです。このような中、本年4月23日に京都府において、同27日には千葉県及び愛知県において、登校中の児童等の列に車が突っ込み、死傷者が出る痛ましい事故が相次いで起こりました。このことにより、文部科学省から、地方公共団体、学校、警察、道路管理者など関係機関連携共同して、学校の通学路の安全点検や安全確保を図る旨の依頼があったところです。これを受け、道教委から学校の通学路の安全点検等に関する調査が行われ、本町においても、各学校で改めて確認を行いました。その結果については、二、三の改善要望事項もあることから、警察や道路管理者、さらには地域ともその改善策を協議することとしています。また、地域と共同してその対策を講じている学校もあり、今後とも継続した安全確保に努めてまいりたいと考えております。どのような効果を上げているかにつきましては、ここ二、三年の児童生徒に関する交通事故件数から見て一定の効果が考えられますが、一連の取り組みがはっきりとした効果として認識できる状況にないのも事実であります。ただ、児童生徒への安全教育は、将来につながる安全意識・能力の基盤を培うものであり、長期にわたる教育の継続によって、子供たちに安全に関する考え方を定着させる効果とともに、将来の子供たちの安全を見守る人材の育成につながるものと考えているところであります。以上であります。
質問 室﨑
まず、1問目の1点目から申し上げますが、道が遅れている実情というのは、縷縷説明をいただいてわかりました。しかし、町民が知りたいのは、そういう中で厚岸町はどうなっているのかということなんですよ。だから私は、道の現状はどうかとは質問は書いておりません。現状はどうかと書いておいたんです。それはどういうことかといいますと、新聞報道などでは、もう倍以上になるんじゃないかと。今までの試算は、確か末広海岸で遡上高が10メートルちょっと、それから、湾内では4メートルちょっとというぐらいなもんですよね。10センチ単位まで言う意味はないと思いますけれども。それで、これが、今、巷間に伝えられるように、倍の数値になったらどうなるかと、あるいは4倍の数値になったらどうなるかというようなシミュレーションというんですか、一つの予想を出して、概括的にでもいいから地域防災計画や、あるいはアクションプログラムや、そういうようなものが、こういうふうに変えていかなければならない、検討を今ここまでやっているんだというようなものが、町民の目から見ると何も見えてこないんですよ。せめて議会にはその程度のことは教えていただきたい。いかがでしょう。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
お答えをいたします。まず、4月20日に新聞報道等で、北海道が一度シミュレーションを示しました。このときには、厚岸町は最高、末広で31.4メートル、白浜、若竹で約12.5メートル程度というふうに記憶しております。白浜、若竹に関しては、これまでの3倍、末広に関してもこれまでの3倍と、約2倍から3倍程度の数値が示されたところであります。今現在、北海道では、これらをもう一度、新たなデータ等をもとに作業中だということをお聞きしておりますけれども、それほど変わらないのではないかという予測も私どもではしているところでございます。町として、地域防災計画、またアクションプログラムの見直しということを今後行わなければならないんですけれども、まずアクションプログラム、この中で示しております町が行わなければならない防災対策、これについては、行う事項については変わらないだろうということで考えております。ただ、それを想定した場合の前文の部分での変更は当然必要になってくると。地域防災計画に関しては、北海道がこのたび見直しをしたそうでございます。ただ、中身を見てみますと、国から示された防災に対する新たな考え方の導入ということで、災害時の被害を最小化する減災の考え方が基本であるということ、それと、二つのレベルの津波想定と対策を行うべきということの新たな指針が出されたようであります。これは、国が示した指針に基づいて行ったものであるということでお聞きしておりますが、中身自体は、実を言うと、今回の北海道の地域防災計画の修正については、平成18年以降一度も北海道が、新たな、千島沖ですとか、これらが示されたんですけれども、この修正を行ってこなかったということで、このたびの3.11の東日本大震災を踏まえての修正にはなっていないということがわかりました。厚岸町につきましては、とりあえず千島海溝等の、地震を想定した地域防災計画の修正は行っておりますが、新たな3.11を受けての地域防災計画の修正部分、これについてはまだ、実を言うと示されていないというのが現状でございまして、地域防災計画の修正についてはもう少しお時間をいただきたいということでございます。これまで取り組みが見えないというご指摘でございますけれども、これらソフト部分に関しては、取り組みが見えないと言われても仕方がない部分ではあるかと思いますが、今回のそれぞれの備蓄品の購入であるとか、避難階段の設置であるとか、これらについては早期の完了に向けて取り組んでいるところでございまして、この辺についてはご理解をいただきたいというふうに考えているところでございます。
質問 室﨑
地域防災計画についても、もう去年の3月以降のときに、私、議会で指摘したんですけど、担当職員がちゃんと理解していないでしょう。避難場所なんていうのは3種類あるんだけど、その区別すらつかなかったんだ。そういうようなもので、しかも今これから見直ししなきゃなりませんと言ってるんですよ。道のほうがえらい遅れているのはわかっています。だから道はどうでもいいとは言いませんけれども、やっぱり、こっちはこっちで準備しておく必要があると思うんですよ。ここんところに遡上高や浸水深まで出すというふうに言っていますね。津波の高さといったら、あと二つあって、波高と、それから遡上高ですか、そういうような具体的な形でもって、今までは津波の高さが何メートルですというような報道しかないから、みんな勝手に思っちゃうんですよ。浸水深が10メートルというのと遡上高10メートルというのは全く違いますからね。だから、そういうことを含めて、やはり町は町としてのシミュレーションを行って、カードを何枚か持っていて、出たらすぐそれに一番適合したカードを入れるぐらいの、やっぱりことをやっていかなきゃなんないですよ。けさも地震ありましたよね。それは内地のほうでしたから、こっちは本当にびしっといった程度で終わりましたけど、いつ来るかわかんないという不安感は、町民みんな持っているんですよ。いざ地震が来た、津波が来た、津波さん済みません、まだ道のほうで数字出ていないもんですから厚岸町もつくれないんです、ちょっと待ってくださいといって、津波がそうかそうかと待ってくれるんならゆっくりやってください。そんなもんじゃないでしょう。そういうことです。それで、2点目に行きますが、まずお聞きしたいのは、自主防災活動マニュアルというのを出していただいて、きょうの審議の合間合間にちょっと読んでいたんですが、非常によくできていますね。これ、今回も聞くところ、4月の末にはもうできてたんですね。防災に関しては、昨年の3月以降、毎回、議会が開かれるごとに議員さん何人かから質問が出て、論議されてます。それのいわば基本となるものの一つが4月につくられていたんですね。これ、きょうのきょうまで議会には配らなかったという理由をちょっと教えていただきたいんですが。
答弁 総務課長 會田(総務課長は2017年9月まで)
まず、初めの部分、自主防災組織を除いた部分についてお答えをさせていただきます。町としても、防災対策については喫緊の課題であるということは十分に認識しておりますし、今年度の政策の中でも重要な課題として一番に取り上げている部分でございます。まだまだ、議員ご指摘のとおり、私どもの勉強不足もございます。他の市町村の例、他の市町村と協議をしながら、今後、ソフト部分も含めて、対策に万全を期していきたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
答弁 町民課長 板屋(町民課長は2015年3月まで)
マニュアルを議会に示さなかった理由でございますけれども、このマニュアル、4月27日の説明会に向けて調整しておりまして、実は4月27日ぎりぎりまでちょっと調整をさせていただいておりました。説明会の後でもいいので、本来であれば、議会にこのような形で説明会を行っている、こういう旨報告すべきだったと今深く反省をしているところでございます。
質問 室﨑
指摘されてから反省する必要ないですから、反省しないようにやってください、物事は。特に防災ですから。それでお聞きするんですが、これを見ると、非常にいいことが書いています。本当にこのとおりに進んでいったら大したものだなと思うようないいことが書いています。これを見ていると、地域で、これは自治会だけじゃないでしょう。自治会に入っていない人もいますからね。そういうものも巻き込んだ地域でということなんでしょうね。それで、いざというときには助け合ってというようなこともどこかに書いていましたよね。ところが、全く違う話を町は、同時並行的に町民に流しているんですよ。これは、平成24年3月の広報あっけしです。ここでは、「津波てんでんこ」という話を出しているんです。とにかく、とるものもとりあえず、肉親にも構わず、各自てんでんばらばらに1人で逃げろ。そうでなきゃ助からんぞと。これ「津波てんでんこ」というもんだ。これは相当に、現地の人たちのほうからの話を聞くと、いろんな声が聞こえてきまして、はっきり言って報道がいいかげんだという声も、私直接、現地のほうの人から聞いています。それから、江戸時代の三陸大津波の話を今の社会にそのまま当てはめて足りるのかという話も聞いています。それから、もっとすごいのは、この後なんです。釜石市のある中学校では、要するに、てんでんに逃げたから小学生だか中学生が助かったんだというふうにここでは結論づけていますが、こういうふうな報道もありました。これに対しては、確か3月議会のときに私、教育委員会というか、担当者から答弁できちんとした説明を受けていますが、そんなもんじゃないですよね。普段からマニュアルにとらわれるな。マニュアルではこの高さでいいよって言ってるけれども、状況を見て判断しろと。それから、逃げた子供たちは、上級生は下級生を、それから強い子供は弱い子供をかばいながら、助けながら、みんなして高いところに逃げて助かった。普段からそういう訓練をしていたんですね。いわゆる自分たちの判断というか、マニュアル何とか主義と言うんですね。要するに、マニュアルに書いているからいいんだというのではだめなんだということを普段から教えてたからこうなったんで、「津波てんでんこ」とか言って、ほかの人なんかどうでもいいから逃げるんだということを教えていたからみんな助かったんじゃないんだということを、地元の教育関係者は非常に歯噛みするような思いで、その報道に対して抗議しているんだが相手にしてもらえないという話も聞いていました。これが片っ方で「広報あっけし」に出ているんですよ。それから、避難訓練をやったときにも、とにかく高台へと言うんですね。これ、一緒にダブったらどうなりますか、聞いてるほうは。ああ、要するに、ほかの人なんか構わなくていいんだと。おれは幸い走って高いところに逃げれるから、隣のうちがなんてことを言ってないで、とにかく逃げりゃいいんだと。こういうふうに受け取りますよね。そういう声も聞こえます。そんな中で片っ方では防災対策のための自主防災組織をつくってくれといって、できますか。やる気にならんでしょう。それから、町のほうのそれじゃ、計画というのは、概要でもどうなってるの。いや、それは道から今来てから、よっこらしょと腰上げるんですと。何だ、何もないところでおれたちだけにつくれって言うのか。これは当然の反応ですよ。どう考えてるんですか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私からお答えをさせていただきます。今、ご指摘ありました室﨑議員の安全・安心な対策について、私も強く心打たれるものがございました。まず、「てんでんこ」、逃げるが勝ちと、高台に逃げなさいというような思想についても、私も実は疑問点を持っているんです。といいますのは、確かにその思想というものも、考え方というものが命を助けたということも事実であります。しかし反面、人情的に考えて、仮に自分のうちに高齢者もいる、また障害者もいる、そういうときに、自分の親を、自分の子供を投げてまで自分は命を大切にするということで、果たして逃げることができるのか、そういう考えも私は持っているんです。しかし、私は、「てんでんこ」というのは健常者に通ずる言葉であろうと。やはり、地震が来たら直ちに、津波の前に高台に逃げる。これは最も大事なことなんです。それによって、3.11の大地震においても助けられた命、多々あります。また、防災教育、先ほどご指摘がございました。普段の心がけが大事であります。それによって、命が98%助かったわけであります。そういう日常の防災意識、また防災教育というものがいかに大事であるかということは言うまでもないと思っております。そこで、厚岸町の防災計画、現在あります。しかし、これはあくまでも500年間隔地震を中心とした計画であります。しかし、北海道から4月20日に3.11を教訓とした新しい北海道における防災の計画が発表されるということであったわけでありますが、今いろいろお話がありましたとおり、諸情勢によって発表ができない。しからば、厚岸独自でそれを待たずして防災計画をつくれるのかといいますと、これは大変なことになります。やはり、我々といたしましては、北海道の発表をもって、厚岸町の安全・安心なまちづくりの防災計画をつくるのは当然であると。もちろんシミュレーションも大事なことでありますので、その点を考えているわけでありまして、北海道が遅れているということは、地域に本当に迷惑です。4月20日に発表するというものが今日まで遅れているわけでありまして、今のところは、先ほどの第1回目の答弁でいたしましたけれども、来月初旬ごろには発表されるんではなかろうかと思っているわけであります。それから、自主防災組織なんですが、実は私は、強くお願いしているんです、平成23年度の自治会の役員会においても、連合役員会においても。また、この前の平成24年度の連合役員会においても再度お願いいたしました。また、4月27日には、お話にありましたとおり、説明会まで開いたわけであります。実際、厚岸町の実態といいますのは、33自治会あります。しかし、自治会というのは任意の加入でありますので、全員入っていないわけでありますけれども、一応自治会を中心にいたしますと33、沿岸海域の自治会は25、そのうち自主防災組織をしているのが16なんです。せめて海岸海域の自治会にはすべて自主防災組織をつくっていただきたい、強くお願いをいたしております。なぜかといいますと、先ほど、また話が戻りますが、3.11のときも、やはり隣近所の声かけが命を救ったと。阪神・淡路もそうなんです。すべて隣人同士の助け合いというものが命を救ったということが実例としてあるわけでありますので、私といたしましては、自主防災組織の重要性というものを考えながら、町民にお願いをいたしているわけであります。しかも、自主防災組織といいますのは、災害対策基本法で規定された地域住民による任意組織なんです。そういう点も考えますと、ぜひ私は、行政だけでは、やはり安全を守ることはできないと。住民ともども、すなわち自助、公助、共助等含めた考え方が重要であろうと、そのように考えているわけであります。
質問 室﨑
大変いいお話を町長から聞かせていただきました。それで、これがお話だけで終わらないように、現実に動いていただきたい。それはさっきも言ったように、道が数値を出してから、初めて1から、あるいはゼロから立ち上げるんじゃなくて、やっぱり、その準備作業というのはどんどん進めておく必要があるだろうという点は提案しておきます。それから、「津波てんでんこ」というものは、町長の基本的理念ではないと今はっきりおっしゃったんだ。それならば、「広報あっけし」でこうものを流しているんですよ。それをやはりきちんと打ち消して、町長の考え方はそんなところにあるんじゃないということが町民にわかるようにすることが必要だと思います。誤解されていますよ。それで、その点についてもきちんとやっていただきたいと、そのように思います。これは、私のほうから提言ですから、ごく簡単な答弁で結構です。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
お答えいたします。てんでんこは重要なんです。その精神は大事なことです。しかし、個々を考えますと、そういうこともあるということ、場合によってはです。ですから、てんでんこは、これはもう本当に大事なこと。これは、昔からの東北における言い伝えになっているわけです。ですから、その考え方は常に大事なことであるけれども、しかしながら、場合によってはこういうこともありますよということを私は訴えたかったんです。そういう点、ご理解いただければと思っています。
質問 室﨑
というような話が町民にわかるようにしていただきたいということです。それで、2問目に移ります。児童生徒を輪禍から守るためにというふうに申し上げたところ、今の答弁を聞いていると、児童生徒に対する交通事故教育を行えば、児童生徒が交通事故に遭うことは100%防げるんだというふうにとれるような答弁でした。そういうことなんですか。
答弁 教育委員会管理課長 米内山(教育委員会管理課長は2012年12月まで)
お答えさせていただきます。ご質問者おっしゃる内容につきましてですけれども、私ども、これをやっているから100%なんてことは、本当に露程も思ってございません。交通事故に児童生徒が遭う部分につきましてはいろんな要因がございますし、対策についてもさまざまな対策が必要かというふうに考えてございますが、私どもが今現在まで進めてきている内容について述べさせていただいたところでございますので、その他さまざまな対策は必要かと考えているところでございます。
質問 室﨑
児童生徒を交通事故から守るために、児童生徒に対する交通安全教育は行っているけど、ほかのところは何もやっていないんだと、だからやっていることだけ言ったんだと、こういうことですね、今の答弁はね。それじゃだめだと思うんですよ。だって、答弁の中でも文科省は言ってるでしょう。京都では、これは登校中の児童の列に車が突っ込んだんです。これは、登校中の子供たちが交通安全に対する注意を怠ったので起こった事故ですか。違うでしょう。でも、犠牲になったのは子供たちですよ。子供たちを、児童生徒を輪禍から守るためにどうするかと私は聞いているんですよ。それで、児童生徒をと言うと教育委員会の専売特許になって、これ、保育所に通っている子供をと言うと福祉課の専売特許になって、何も制限つけないと総務課の専売特許になるんだったら、セクト主義も甚だしいということになりますよね。それでお聞きしますが、二、三例を挙げながら、効果についても聞いていますので申し上げます。まず、子供たちの交通安全教育に関してです。横断歩道を渡る子供が、私、子供たちが待っているときは必ずとまることにしているんですよ。ぽんと飛び出してきたら避けられないですからね。そして、手招きして渡んなさいというようなことを言いますね。そうすると子供たちは、半分以上の子供はこっちにちゃんとあいさつします。今は随分あいさつがきちんとなってきたなと思って、これはうれしいんだけど、全速力で走り出す。横断歩道の向こう側に行くのにね。私、何回か窓をあけて走るなと言うんだけど、そんなもの聞こえませんよ。それで、今回こういうことをあえて私が取り上げたのは、ちょうどぴかぴかの1年生というコマーシャルがありましたけど、4月に学校に入ります。環境ががらっと変わります。大体2カ月たって、今ごろというと慣れてくるんですよ。いろんなことに慣れてくるんです。慣れてくるということは緩んでくるんです。こういうときに事故が起こりやすいんですよ。そういう狙いもあったんですけどね。横断歩道をそうやって走って渡る。これは、1回や2回じゃないです。それから、今度は自転車の話も答弁の中でありましたけど、歩道走行をやってますよね。これ、歩道走行していい場所なのかどうか、それは私はわかりません。標識がないところでも、特にここは歩道走行を認めようというようなことも前にはやっているんだという、そういう対策の話もありましたから、そこは私はわかりません。ただ、こっちがぷらぷらと歩いてますと、脇を風を巻いてすごい勢いでもって自転車が通っていくんです。これ、お年寄りなんかでちょっと引っかけられたら、私は若いつもりで言ってるんですが、これは大けがしますよ。特に自転車が人を引っかけて死亡事故になったりした場合には悲惨ですよね。自動車と違って強制的な保険がありませんから。こういうのが相変わらず起きてます。車道走行の自転車も並列でもって走っていたりする子供たちをよく見かけます。効果は上がってるんですか。そういうことに関して、どういう、いわゆる効果の調査というのかな、各学校は意識を持ってやっているんでしょうか、それとも全くやっていないんですか。ただ意識として、交通ルールを守りましょうなんていうような指導を行って、それで終わりですか。このあたりをまず教えてください。端的にお願いします。
答弁 教育委員会管理課長 米内山(教育委員会管理課長は2012年12月まで)
まず、子供の横断歩道で例を出されてございますけれども、特に新入生、小学1年生の交通安全教室等につきましては、入りまして、4月の早い時期に、実は安全教室をすべての学校で開くようになってございますし、実施されてきているところでございますが、これが、実施状況はそうでございますが、現実にどうなのかということについてはまだまだ、質問者おっしゃるとおりの現実が見られるところでございます。したがいまして、朝、特に登校時におけます通学街頭指導につきましては、町の交通指導員のご協力をいただく中で、保護者、それから先生についてもご指導をお願いしているところでございます。それと、自転車についてでございますが、これは、正直申し上げまして、私、教育委員会で毎月のように校長会、教頭会がございますが、そのたびに実はお願いしている事項でございます。私自身も、毎日とはいきませんけれども自転車で通勤しながら、常にやはり、1回来るたびに二、三回の指導をしなければならない状況は実は続いてございます。ただ、最近になりましてようやく、1回も声をかけなくてもいいような状況が、私の通勤経路だけでございますけれども見受けられてきているようになっております。ですから、答弁の中にもありましたけども、すぐに安全になるかというようなことは難しいというふうに考えてございますが、地道に今の活動を続けていけば、何らかのやはり効果は間違いなく出てくるということを確信しながら、今続けているところでございます。
質問 室﨑
すべてに言えることだと思うんですが、対策というのは、やはり効果の判定をして、そして、どこが足りないかというのを見て、また対策を行ってというふうに螺旋状に行かなきゃなんないもんですよね。そういう意味で、こういう児童生徒の交通安全対策、これはまさに命を守ることですから、それについての効果というものを、どのような形になるかというのは私もちょっと今、ここで提言できるようなものは持ち合わせておりませんけれども、やはり、現場の、各学校等検討しながら進めていただきたい、そのように思います。それで、もう1点お聞きしますが、先ほど申し上げたように、子供たちがそういう指導を受けて、きちんとした交通法規に従って動けば、児童生徒が犠牲になる交通事故が皆無になるわけではないですよね。そうすると、そういう意味で文科省も通学路点検というのを言ったと思う。相当いろんなものが発見されてきているんじゃないかと思うんです。それについては、何か資料として出せるようなものがまとまっておりますか。
答弁 教育委員会管理課長 米内山(教育委員会管理課長は2012年12月まで)
資料としては、取りまとめの資料はございますけれども、まだまとまっている状況にはございませんけれども、多くは、積み残しといいますか、毎年の点検の中で同じような要望が来て、なかなか実施自体が、特にハード面では難しいという状況の中で繰り越しているという内容が多ございます。ただ、新しく今回は出てきた部分もございますけれども、これについては、これから資料をまとめる中で、関係機関と協議を行っていこうとしているところでございます。
質問 室﨑
それがまとまった段階で議会にも示していただきたい、お願いいたします。その上で申し上げますが、いろんな問題があると思うんです。俗に言うソフト面、ハード面。それで、特に学校の近くの話だけに今は限って言いますけれども、道路標識が、ついてはいるんだけど全然見えなくなっているものがあるんですよね。白化と言うんですか、いわゆるペンキなのか何か知りませんが、印刷されていますよね。赤や青や黒やなんかでいろいろ書いていますよね。例えば一時停止だとか何キロ制限だとか。これが真っ白になってしまうと、よく目を凝らしても何を書いているんだかよくわからない。一例だけ申し上げます。吉祥寺、教雲寺の前を通って厚岸小学校に出てくる道がありますね。そうすると、桜通りとの交差点があります。その道路です。ここに標識が三つ、四つありますが、もうちょっとあるかな、全部合わせれば。その中の三つか四つが見えないです、すっかり白くなっちゃって。これについては、あるとき、お葬式に行ったときに私は気がついたんです。それで、もしかすると1年ぐらい、あるいは、そんなに長く経っていないとすれば半年ぐらい前、半年は経っているでしょうね。担当課のほうに、その旨お伝えしておいたんです。そうしたら、いやいや、あそこは町道ですし、すぐ善処いたしますと言ったんだけど、けさ用事があってそこを通ったら同じ状態なんですよ。こういうことをやっておいて、道路標識の整備一つしないでいて、教育委員会は一生懸命子供たちに、交通ルールだ、こうやって渡りなさいと一生懸命教えて、それで子供たちを交通事故から守れますかね。この点についてもお聞かせをいただきたい。
答弁 教育委員会管理課長 米内山(教育委員会管理課長は2012年12月まで)
交通標識につきましても、今回の点検事項の通学路の安全確保という面では、標識の確認というのも実はメニューにございます。それで、実は、今ご質問者がご指摘のところにつきましては上がってはきてございませんでしたけれども、そのほかには、やはり現実として、標識、例えば市街というよりも市街地の学校で、やはりスピードをどうしても、隣家がないものですから、スピードを出して学校の前の道路を通るというようなことで、学校があるぞという標識をきちっとしてほしいというような要望もございます。一部の学校では、保護者も協力していただきまして、大きい立て看板を9カ所にもわたってつけていただいた例もございますので、今後も、もう少し細かく通学路の安全点検をする中で、標識についても注意してまいりたいというふうに考えてございます。
質問 室﨑
ちょっとこだわるようですが、道路標識、一事が万事なんですよね。これは教育委員会の仕事ではないのかもしれないけど、学校のそばだから、あえて一例を挙げたんだけど、こういうようなものについて、町内全域にわたってパトロールだとか、そういうことというのは定期的に行われていないんですか。これは、交通事故のときに必ず子供が犠牲になるわけじゃないですよね。年寄りだって犠牲になりますし、私だってはねられるかもしれない。いかがでしょう。
答弁 建設課長 高谷(建設課長は2014年3月まで)
ただいまのご質問でございますけれども、桜通りと吉祥寺の交点、桜通りに面するところの標識の印刷がもうほとんど見えないということでございますけれども、それに関してはちょっと私、個人的に、私のところまではちょっと、情報がございませんでした。全体的に、そういった町道の部分も含めまして、道路に関するそういった不備、いわゆる標識が見えにくいだとか、そういった部分につきましても、今後、私ども建設課としても目につけるように注意していきたいと思っていますので、ご理解いただきたいと思います。
答弁 町民課長 板屋(町民課長は2015年3月まで)
標識の点検等につきましてですけども、うちのほうでも確認をしまして、標識につきましては公安委員会になりますので、厚岸警察署を通しまして、公安委員会に対処について要望していきたいと考えております。
質問 室﨑
まだ少し時間がありますから言いますけど、こういうものって、これなんかは私、もう指摘して、担当者に言ってあるんだけども、課長はそんなもの知りませんよと、聞いてませんよという答弁なんだけども、そんなことはどうでもいいんです、あなたたちの組織の中の問題だから。これ、町内といったら、この広い厚岸町ですから、そこには、少なくても国道、道道を除いたって、相当なたくさんの標識があると思います。たまたま私は三つ目についたから言っているんでね。私が見ていないところなんていうのはもう、そっちのほうがはるかに多いわけです。そうしたら、やっぱりそういうものも含めて、定期的な点検というのは必要でしょう。何か言ってきたら考えましょうというようなもんじゃないでしょう。そのあたりの体制がどうなっているんですか。それから、私は児童生徒を輪禍から守るためにと、今この時期ですから児童生徒を例に挙げて言っていましたけども、対策となれば、これは交通事故全体に対する対策になりますよ。一部は子供だけのものがあるかもしれないけど、そのほとんどは。そういうときに、たまたま児童生徒を例に挙げると、全部教育委員会だというようなセクト主義じゃだめだということを私は言っているでしょう。町を挙げて、やっぱり、それぞれの部署でもって、それぞれの持ち場をきちんとして、交通事故を少しでも減らすということをやっていく必要があるんじゃないですか。その一例として挙げているんですよ。あいつの目についたところだけ直しておけばいいんだというようなふうに考えられるんであれば、私としては甚だ本意ではないと、そういうことです。
答弁 建設課長 高谷(建設課長は2014年3月まで)
町道の管理、また、道路に関する管理を担当する建設課としましては、道路標識以外にも、いろいろ道路の整備状況等、全町をパトロールなり、そういった状況をしていますので、その際、特にそういうことも含めまして、標識等も含めて点検、注意して見て歩くと、チェックして、そういったものを、チェック表なりをつけて管理していくということで、それらに関しましては町民課とも一体となって、その報告等も含めまして、町民課を通じて公安委員会なりに不備な物は早急に直していただくというような体制をとっていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 室﨑
もう少し時間があるので、もう1回言います。結局、教育委員会には教育委員会の、例えば保育所に通う子供、幼稚園に通う子供というような年齢になるというと福祉課でしょう。それから、今言った地域の人たちの要望を受けてどうしよう、こうしようということになれば町民課でしょう。あるいは、道路の管理そのものということになれば建設課でしょう。そういうふうにいろんな部署があると思う。そこのところが1点、交通事故をどうやって防ぐかと。例えば、教育委員会あたりでは、いろんな調査をしたら、ここのところにはどうしてもガードレールが欲しいというような話が出てくると思う。あるいは、ここら辺に信号機がつかないかなという話も出てくると思う。それは、何も教育委員会の専売じゃないですよね。福祉課だって、お年寄りが歩いている状況を見るというと、このあたりはこういうふうにしたほうがいいだろうというのが出てくるかもしれない。そういうような、担当課が集まって、そして率直な意見を出し合って、それこそいつも町長の言う安全・安心な町をつくっていくという体制、そういうものを早急につくる必要があると思います。今の話を聞いていると、お使いをやっているように聞こえてしようがないんだ。いかがですか。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
私からお答えをいたします。今ご指摘のとおりでございます。やはり住民の安全を確保するというのも行政の責任なんです。そこで暮らす人々が安心して暮らせるまちづくり、これが重要な課題でありますので、交通安全のみならず、やはり安全とは何かということを意識しながら、今の問題について点検をしながら、さらにご指摘のとおりのまちづくりにしてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。