厚岸町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月12日
(1)感染症について/(2)フッ素化合物・PFASについて
2024年12月12日、厚岸町議会の一般質問で、室﨑正之議員が「感染症について」「フッ素化合物・PFASについて」について質問し、町長 若狹、保健福祉課長 早川、副町長 石塚、水道課長 髙瀬、環境林務課長 真里谷が答弁しました。
- 質問者
- 室﨑正之 議員
- 答弁者
- 町長 若狹、保健福祉課長 早川、副町長 石塚、水道課長 髙瀬、環境林務課長 真里谷
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 室﨑正之
さきに通告いたしました一般質問通告書に従い、質問申し上げます。1番は感染症についてであります。コロナ、インフルエンザなど、この冬危惧される感染症について、町内の状況と厚岸町の対策についてお聞かせをいただきたい。2番目として、近年問題になっておりますフッ素化合物・PFASについてであります。近年、発がん性が危惧されるフッ素化合物・PFASを巡り、問題が提起されております。厚岸町での状況と検査体制はどうなっているのかお聞かせをいただきたい。以上であります。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
2番室﨑議員の質問にお答えをいたします。1点目の感染症について、コロナ、インフルエンザ等、この冬危惧される感染症の町内の状況と対策についてでありますが、冬期間においては、気温や湿度の低下や免疫力の低下により感染症が流行しやすいとされています。冬期間に流行が予測される感染症は、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザ、感染性胃腸炎、溶連菌感染症のほか、RSウイルス感染症や肺炎などの呼吸器感染症などが挙げられます。町内の感染症発生状況については、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザは発生していますが、現時点では大きな流行とはなっておりません。また、マイコプラズマ肺炎は、全国的にも過去最大の流行が継続しており、町内でも子どもを中心に患者数が多い傾向にありました。このほか溶連菌感染症や感染性胃腸炎などは、いずれも冬期間に集団生活において流行しやすく、今後も注意が必要と考えられます。これら感染症の対策については、室内の換気や加湿、手指消毒やマスク着用などの日常生活における対策、新型コロナウイルス感染症、インフルエンザについては重症化予防や罹患予防のためのワクチン接種、個人の栄養や睡眠への配慮などが基本的な対策となります。町では、これらの感染対策や感染症発生状況を感染症情報共有連絡網により関係機関に発信するとともに、釧路保健所から感染症の注意報や警報発令された際には、IP告知端末により注意喚起するとともに、町広報紙や母子手帳アプリ、保健事業においても随時周知しています。保育所や高齢者施設等の集団生活を送る施設においては、各感染症対策マニュアルに基づき、季節を問わず日常的に基本的な感染対策を講じているところでありますが、特に保育所では、冬期間に感染性胃腸炎が度々発生しているため、定期的に施設内の塩素消毒を行っています。今後も感染症の動向を注視しながら、多角的な対策を講じてまいります。続いて、2点目のフッ素化合物・PFASについて、近年、発がん性が危惧される問題が提起されている。厚岸町での状況と検査体制についてでありますが、有機フッ素化合物PFASについては、水道水の品質管理のため、暫定目標値が設定されていますが、令和5年10月に、ある水道事業者の給水栓水において、高濃度のフッ素化合物・PFASの中で最も代表的な物質で、メッキ処理剤や泡消化剤などに含まれるペルフルオロオクタンスルホン酸のPFOS及び撥水剤、界面活性剤などに含まれるペルフルオロオクタン酸のPFOAが高濃度で検出されたことを発端に、令和5年10月17日付の厚生労働省、健康・生活衛生局水道課から、PFOS及びPFOAの水質検査結果の確認及び水質検査の実施について、水道事業者へ依頼があったところであります。その内容は、これまでもこれらの測定を行っていない水道事業者等については、水道原水または給水栓中のPFOS及びPFOAについて、少なくとも1回は水質検査を行い、濃度の把握に努めることとされたところであります。町ではこの通知に基づき、PFOS及びPFOAの濃度測定を実施することとしましたが、その特殊性から自主検査が確立されていないため、水道水質検査の事業者に委託し、令和6年8月5日に厚岸町上水道及び簡易水道地区の水源であるホマカイ川取水口で採水をし、水質検査を実施したところ、検査結果については、これについて検出されなかったところであります。以上でございます。
質問 室﨑正之
まず、感染症についてお聞きいたします。町内の状況と町の対策を簡単に説明していただいたわけですけれども、特にインフルエンザは例年のごとくということで、その予防方法や対策も確立しているのではないかと思われます。それで、コロナなのです。ポイントだけお聞きします。コロナについては5類に移行いたしました。それによって何か町民の中に、コロナというものはもう終わったんだというような安堵感、それはそれでいいのですけれども、そういうものがあるのではないかと。やはり、決してコロナという病気が、およそ心配するほどのものでもなくなり、流行などというのは完全に収束したんだというふうには言えないのではないかと私は思うのですが、その点はいかがなのでしょうか。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
お答えさせていただきます。コロナウイルスにつきましては、お話のとおり5類になったことと、もう一つワクチン接種が進んだということもありまして、一般的には当時よりは症状も軽くなった認識も何となくあるのかなということも含めて、意識的にはむしろインフルエンザよりも軽く見ているなというような感じはいたしますが、お話のとおり、現在も定着しているインフルエンザの概念に加えてコロナ感染症においても、やはり肺炎が重症化する可能性がとても高い病気でありますので、感染対策を怠ることができないなというふうに感じております。
質問 室﨑正之
相手はウイルスですから、何分だか何秒だかに世代交代をするようなものらしいですね。だから、どんどん変わっていくわけです。今、私のような素人でも耳にするのは、元気な人にとっては非常に症状が軽くなってきている。ただ、感染力が下がったわけではないと。むしろ株というような言い方をするそうですけれども、種類なのでしょう、それによっては感染力が上がっているものもあるというような話はちらちら聞こえるのです。そうしますと、特に若くて元気で免疫力の横溢しているような人にとっては恐ろしい病気ではなくなっているのかもしれない。だけれども、弱い人、基礎疾患を持っている人、それから非常に体力のない乳幼児、あるいは私のような高齢者、こういうところにとっては、罹患した場合に非常に重症化する可能性も強いのです。という考えでよろしいのですか。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
同様に考えております。
質問 室﨑正之
といたしますと、やはり町民に対して、おさおさ油断を怠るなという注意喚起は町としては、し過ぎることはないと思います。それで、私なりに考えたこの予防というか、その観点、大体一つの方面からしか言わないのです。今も答弁を聞いていると、そういう感じがする。それは、自分が感染しないために防御をどうするかという観点なのです。マスクをしましょう、あるいは体力をつけましょう、手を洗いましょう、うがいをしましょう、みんなそうです。だけれども、予防にはもう一つの大きな点があると思います。それは、自分が加害者にならない、病原体の運び屋にならないようにするためにはどうしたらいいか、そういう観点だと思うのです。そうすると、必要以上に人混みの中には出ない、あるいは、いろいろな用事があって人混みの中に出ることはいた仕方ないですけれども、そういうときには、自分がもしかすると病原体を持っているかもしれないという意識を持つ。そうすると、基礎疾患のある人やあるいは、うつったら重症化するような人のそばには、せめて、例えば都会の雑踏に行ったり、あるいは、大きなイベント、人混みがあるようなところへ行ったり、あるいは、たくさんの人が一つの会場に集まる会議に出たりしたときは、帰ってきても何日間か、3日とか5日とか人によっていろいろ言いますけれども、そのぐらいの間は、なるべくうつしたら大変なような人のところには会わないように気をつけるとか、そういう意識を持っていくということが非常に大事だと思うのです。ところが、今日の答弁を見ても、そういう観点からの町からの注意喚起というのは、聞いたことがない。この点について、お聞かせをいただきたい。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
お答えさせていただきます。感染対策につきましては、主に自分が感染をしない、防止をするということがまずは必要ということで、答弁書のほうにも、それから一般的なこれまでの周知の中でも、それを主体として周知をさせていただいております。実は先日、広報等に載せて記事ができた後だったのですが、改めてコロナのときに病院とか高齢者施設に行くときには、マスクを必ず着用してくださいというような注意喚起が一つあったのです。それは、やはり自分がうつらないことももちろんそうですが、持ち込まないというような観点が必要だったということで、この部分は、コロナの対策にはまだ必要なことだということで、ちょっと加える必要があるなというふうに感じた部分もあります。ただいまご指摘いただいた部分についても、当然、若い方、活発に行動される方だそうですので、その方々が媒介とならないように注意喚起が必要というふうに考えております。
質問 室﨑正之
ぜひお願いしたい。1項目1行足すというような意味ではなくて、章立てをしてほしいのです。自分がうつらないためにどうするか、人にうつさないためにはどうするか、自分が運び屋になっていないかどうか、それを常に自分で意識してほしいということをきちんと書いていただきたいのです。それは役場の職員の皆様にもお願いしておきます。皆さんは出張だとかいろいろなことでもって人と会う仕事ですから、そのときに、その後の行動、自分がもしかしたらその蓋然性、可能性が出てきたときは、どういう行動を取ったらいいか。それはやはり常に意識しなければならないと思うのです。その点をお願いしたい。その上で、5類になって、厚岸町ではもうコロナというのはほとんど発生していないというふうに、現状を町は捉えていますか。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
お答えさせていただきます。毎日、これは町立病院の受診者の中でコロナの感染のあった方について情報共有していただいております。その中で、毎日確認している中では、5類になった後も継続して発生をしております。途切れても1週間、2週間、長期の間途切れることがないくらい、人数は少ないのですが、継続して発生をしている状況となっております。
質問 室﨑正之
そうしますと、コロナは終わったんだというような感覚を持ってはいけないということですよね。その旨、やはりこうやって発生しているのだよと、だからクラスターなんかが起きるときにということで、コロナで大変だった時代ですね。よく聞かされたのは、小さな火のようにぽっぽっと出てきたのが、あるときボーンと火が大きくなるように患者が出るというようなことがあるのだということを、随分聞かされましたが、現在、数は少ないけれども、断続的に出ているということは、下手をするとそういうことがある可能性はないとは言えないということですよね。それで、町民に対する注意喚起というものは、これは怠ってはならないということは、町もそのように考えているということですね。この辺はどうですか。
答弁 保健福祉課長 早川(保健福祉課長は2025年9月まで)
お答えさせていただきます。先ほどお話したとおり、継続して発生しています。今、お話があったとおり、その中でも、例えば高齢者の方が発生したときにはかたまって人数が増えている。それから、つい先日もそうですが、例えば15歳、14歳の方が1人ではなくて、3人、5人という単位でぽんと発生するというようなことがありますので、感染が広がって大きな集団になるという危険性は現在もあるというふうに認識しておりますので、今お話があったとおり、注意喚起するには大事な視点だなというふうに感じております。
質問 室﨑正之
今おっしゃったようなことは、ほとんど町民には伝わっていないです。どこの誰がいつかかったなんていうことは必要ないけれども、今、答弁なさった程度の抽象化されたものでも十分に効果があると思うので、それはしていただきたい、というような問題意識を持ってお聞きいたしますが、議員協議会では10月に、今5類に移行してからそういう言葉は使わないのかもしれないけれども、僕らはクラスターという言葉を聞かされておりましたが、大人数の方がコロナで非常に重篤な状況まで出ましたよね。これが今回行政報告あたりでやるのかなと思っていたのだけれども、全くやらない。今回私が町内の状況とあえて断ってお聞きしているのだけれども、一切触れていない。これはどういうわけですか。
答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)
時間いただき大変申し訳ございません。答弁書の中にそのことが書かれていないと、言われていないということでよろしかったでしょうか。
質問 室﨑正之
今言ったこと、そんな確認なんかしなくたって答えられるでしょう。
答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)
10月、それから11月20日の議員協議会で特別養護老人ホーム心和園のコロナウイルスの集団感染について、説明をさせていただいております。今回の答弁書につきましては、町内の状況についてはそこまで詳しくという答弁はございませんが、議員協議会でも私もちょっと申し上げさせていただきましたが、行政報告というよりも、町民に注意喚起をするということが大事だと考えておりましたので、今回行政報告は行っていないことと、議員協議会で詳細、または関連する肺炎で亡くなられた方もおりましたが、それについては速やかに議会のほうにも連絡をさせていただいております。高齢者施設に関しましては、感染症対策マニュアルに基づいて日常的に行っているという程度にとどめさせていただいております。
質問 室﨑正之
今の副町長の答弁は、先ほどの課長の答弁とは一致しないのです。私が前もって前段ずっと聞いてきたことは、5類に移行したらもう収束してしまったんだというような安心感を持っている町民が多い中で、そうではないのだと、まだまだこのコロナというのは危険なのだということをきちんと喚起しなければならないですよねということを言ったら、はいそうですと言っている。そうしたら、こんな大きなものが起こっているのに、それを町民に事実を伝えないで、はい注意してくださいと言ってできますか。コロナというものが、一たび猛威を振るうとこれだけ恐ろしいのだということを、きちんと町民に伝えて、なお、自分の行動の中でコロナにかかったり、うつしたりするようなことがないようにしようという注意喚起は、してもしてもし過ぎることはないわけです。どうもそのあたりが何かのんびりしているような気がしてしようがない。それは議員協議会で話すのは多いに結構です。それから、そういうことでもって、いろいろな被害に遭った方に対して、十分町として手当てして、それは当然というか、よくやっていただいていると思っています。ただ、そのことと一般町民にどうやって緊張感を持ってもらおうかという問題意識とは、別だろうと思うのです。その意味で、これは苦言を呈しておきます。
答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)
行政報告をなぜしなかったのかということであろうかと思いますが、これは町長の判断でございます。議員協議会で説明したことを、再度議会で報告をする。それは最も大事なことでもあろうと思いますが、その事案につきまして、要旨について判断するのは私の責任です。そういう面で行政報告をしなかったわけであります。以前にも室﨑議員と行政報告のあり方について議論をさせていただいたところでございます。議員協議会というのはなぜ設置されたのか。地方自治法が改正されて、そこから私は論議をさせていただきました。ですから、町民の代表である議員の皆さん方が構成した議員協議会は、議場と同じなのです。これが地方自治法の改正なのです。ですから、かつての行政報告と、それから今日の議会における行政報告、私はやはり議員協議会で報告すべきことを優先しながら、さらに必要であれば、消費税のようなことを行政報告として報告するという考えで私もおりますので、この点ご理解をいただきたいと思います。また、行政報告は、先般もお話ししましたけれども、法律でも何でも決まっていないのです。行政報告をするかしないかは、町長の責任の中で行っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 室﨑正之
この点に関しては平行線をたどると思うので、時間もないのでここでやめます。それで、2問目にいきます。フッ素化合物PFASについてでありますが、こういう単語が議場に出てくるのは初めてのことなので、ちょっと解説を入れますが、PFASというのは有機フッ素化合物でありまして、有機フッ素化合物のうち、これは物すごい数が多いのです。その中のペルフルオロアルキル化合物とポリフルオロアルキル化合物を称してPFASというのです。このPFASという中には毒性のあるものが結構あるようでして、その中でもPFOS・PFOAというふうに略されておりますペルフルオロオクタンスルホン酸とペルフルオロオクタン酸は、これは非常に幅広く使われてきた物質です。これら、分解しない、難分解性、それから高蓄積性、長距離移動性という性質があるため、国内で規制やリスク管理に関する取組が、今、進められているというものです。この性質は、水や油をはじく性質があるわけです。それで、撥水撥油、難燃、燃えない、それから耐薬品というような特性を持っているわけで、その性質から、工業製品から日用製品まで幅広く使用され、私たちの生活に欠かせない化合物でありますと言われてきました。ところがこの性質そのものが、熱、薬品、自然環境中で分解されない永遠の化学物質であるとして、これが体内に入って発がん性を持ったり、いろいろなことをするということが分かってきまして、今、問題になっているというふうに聞いております。それで、1940年頃から開発されまして、半導体の製造、金属メッキの薬剤、泡消火剤、あるいはフッ素樹脂の製造や繊維、防水スプレー、レインコート、フライパンのコーティング、ハンバーガーなど、日常生活の中のいろいろな分野で使われているわけです。これが1990年代になると有害性が指摘されてきた。デュポンというアメリカの大きな会社があるのですが、そこで工場の廃棄物が周辺に、環境中に出たのです。190頭の牛が病死したわけです。それで、周辺住民7万人を原告とする集団訴訟に発展しています。これだけの人の健康調査が行われたために、因果関係が相当疫学的に証明されるようになってきまして、いろいろなことが分かってきた。3Mという世界中を席巻している大きな会社があるのですが、そこが2000年にPFOSとPFOAの製造を中止して、これが非常に大きな動きになったと聞いています。2001年5月に残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約が発効して、日本も締結国ですから、製造・使用が禁止になったということです。健康被害としては、腎臓がん、精巣がん、甲状腺性がん、潰瘍性大腸炎、妊娠高血圧など、こういうものの発症のリスクが高いというふうに言われています。日本でも、化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律によって、製造や製品への使用は今、PFOA・PFOSは禁止されております。それで、そういうことを前提にして、私も厚岸ではどうなっているのだろうと思いまして、ホームページで見てみたのですが、PFASという単語は出てこなかった。ただ、これに関するものとしての記述は一つだけありました。水質検査計画です。その令和6年度水質検査計画という、これはホームページから取ったものですが、それの4ページに、またPEOS及びPFOA、このPEOSというのはおそらくスペルの間違いでしょう、今朝見たら直っておりましたが、について、水源流域の周辺状況から当該物質を放出する施設等がないため、当町においては検査の必要はないと考えられるが、国から各自治体へ当該項目の検査を推奨する旨の通達があったことから、令和6年度において、浄水道原水(太田原水を含む)で、年1回検査を行うという旨の記述がありました。これについてもう少し詳しくお聞きしますが、ここでいう施設はないから心配ないよというふうに読める記述なのですが、放出する施設とは何を指しているのでしょうか。
答弁 水道課長 髙瀬
お答えさせていただきます。放出されるものというような内容になるのですが、この上水道地区の水源の上流域には、広大な農地と林地等が主なものですが、上流域にはこの発生源とPFOAのこれまでのQ&Aとか、それらをちょっと基にしたところ、メッキ工場だとか泡消火剤の工場はないですけれども、何を指すというもの、それらの工場が見受けられないというような状況を、我々の水質検査の計画にはうたわせていただいたのですが、それら絶対に入ってこないというようなものに対して、考えられるものというか、排出されないという可能性がないとは言い切れはしませんが、施設はそれらがないというふうに、我々は踏んだところです。
質問 室﨑正之
この文章を素直に読めば、施設がないから安全だと。検査する必要すらないというふうに読めます。ところが、どうもそうではなさそうだというお考えが頭の中にあるようだから、施設というのは工場等をいいますと断言しないで、何かもたもた言っていることになるわけだ。そうすると、この文章はおかしいということですね。それで、次にそんなわけで、その検査の必要はないと考えられるのだけれども、国から各自治体に検査を推奨する、要するにしなさいと言っているわけだ、そういう旨の通達があったので、やりますよというふうに書いてある。自分はやる気ないけれども、国がやれやれ言うから仕方ないからやるよというふうにも取られかねない文章です。ここでいう通達ってどんなものですか。いつ、どこが、どこに対して出した通達をいっているのですか。
答弁 水道課長 髙瀬
お答えいたします。この通達というのが、町長の答弁でもございましたが、令和5年10月17日付の厚生労働省、健康・衛生局水道課水道局水質検査管理室というようなところから、この通達があったところです。
質問 室﨑正之
令和2年5月28日に、環境省が公共用水に関してこういう問題があって非常に危険なので、PFOS・PFOAに関しては重要監視項目、それに入れると。そこでは暫定数値も出しています。パーリッター5ナノグラムと出しています。というようなものが既に出ているわけです。そして各地で水道原水に関しても当然ですよね。公共用水に関して危険だから調査してくれと、まだ法的義務というふうにはしていないけれども、協力してくれというのを出して、全国の下水道事業者というか、下水道を設置している公共団体が動いているわけです。そのときに、水道に直接来るまでは何もしなかったということですか。それとも、そんなものが出ているなんていうのは知らなかったということですか。
答弁 水道課長 髙瀬
お答えします。令和2年からちらほら会議等では、そういうようなPFASの各地で発生している事例は少なかったのですけれども、こういう健康被害があるというような情報提供はございました。
質問 室﨑正之
今ちょっと最後のところ聞こえなかったのだけれども、環境省の出している通達は知らなかったということですか。PFASの政治の問題になっているというニュースは見ていたけれども、非常にこれはどこでも取り上げられている話なのですけれども、いろいろなこういうものを書いているものに。令和2年5月28日の環境省水・大気環境局長の通達というのは、読んでいなかったということですか。
答弁 水道課長 髙瀬
令和2年の環境省の通達は、正直読んでございませんでした。
質問 室﨑正之
これは水道課に行かないでどこかほかのところに行くのですか。
答弁 水道課長 髙瀬
正直申しますと、それらが我々水道新聞と、環境省の目標値に対する検討だとか、それらに関しては正直いろいろな問題が起きてきたものについては、令和5年の新聞等で伺ったまでで、先ほど議員が言われた令和2年の内容については、我々どもとしてはちょっと確認できなかったのですが、通達内容が北海道知事、水質汚濁防止政令都市市長というようなことの内容が環境省の大気環境局長から発せられたというのが、令和2年5月28日というような内容になってございます。通達先が、水質汚濁防止政令都市市長殿、都道府県知事というふうに書いてございますので、我々としてはちょっと存じ上げなかったところでございます。
質問 室﨑正之
要するに、厚岸町には届いてなかったと。道のところでもって棚に上げて厚岸町まではよこさなかったと。なぜなら、道宛てだからと。そういうことですね。どっちにしても、町民の命と健康を守る、本当に最前線にいる水道なのです。そこがこういうような問題について非常に動きが鈍い。だって、NHKが出したこのPFASの検査の全国一覧の地図を見ますと、釧路市と釧路町は入っているのです。隣町はやっているのです。あれは釧路市と釧路町ということになると一緒になるのかな。とにかくやっているのです。そういう意味でも非常に不安を感じます。現に、今、小さなお子さんを育てているようなお母さんたちは、こういう類いの問題に対しては非常に鋭敏です。私もどんなものなのだろうと聞かれまして、厚岸のようなこういうところではまずないと思いますよという無責任なことを言ったのですけれども、それ以上のことは言えないですから、だから、まず大丈夫だろうというのは分かりますけれども、その上で、やはりこういう検査をして数字を出して、検出できませんでしたよというのならそれでいいのですけれども、そして町民にちゃんと安心感を与えるというのは、あなたたちの仕事の中の大きな一部ではないですか。いかがでしょうか。
答弁 水道課長 髙瀬
今、議員がおっしゃるとおり、我々は生活に直結した安全な水、安心できる水というようなものを提供している身でございますので、これらの情報に関しては、いち早く取り組み、いろいろな情報を仕入れながら、現状を把握していく必要があるとは感じてございます。このような情報を我々が認識不足というのは恥ずかしいところなのですが、近年これらの情報というのが高まってきて、我々も目にしたり耳にしたり、こういう情報が11月末に全道も調査も報告されてきたところで、我々としても今年度一度、上水道の水源をやらせていただいたのですが、まだ現状把握ができてございませんので、令和7年度の水質調査において、全水源、まだ把握できていないものですから、把握をしたいなというふうに考えてございます。それと、これらの内容について、もし出た場合の対策というようなものも出てきますので、これらに対してもしっかり研究しながら考えていきたいと思ってございます。
質問 室﨑正之
それで、追い打ちをかけるようなことを言って申し訳ないのだが、ここでしか言えないから言っておきます。この水質検査計画というのを見たのです。そうしたら、これは町民に対して出しているものでしょう。専門家に対して出しているものではないですよね。その上でお聞きするのですが、PFASという言葉は使っていないのです。それで、調査する、要するに国がやれというからやりますよっていうのはいいとして、どういうものかというところに、ローマ字のスペルしか書いていないのです。先ほど町長が読むのをえらい苦労しておったけれども、そうですよ、見たことがないのだから。それで、これが一般町民に向けてのものだとしたら、誰が分かるのですか。注釈一つないのです。これは、やはり基本的に令和6年度水道検査計画というのは、誰向けに書いてるのかということを言わざるを得ない。これは現に反省してもらいたい。それだけこういう問題について、意識がなかったということなのかなという深読みをしてしまいます。
答弁 水道課長 髙瀬
議員おっしゃるとおり、大変不親切な表現方法だったと私も反省しているところです。これらに対して、PFOS・PFOAについては、このPFASの中でも最も大きな科学物質というような不親切で大変な内容となってございます。今後これら、来年の検査計画になりますが、もう少し表現方法を考えながら、分かりやすい表現というような内容で走ってまいりたいと思ってございますので、よろしくお願いいたします。
質問 室﨑正之
それで、これからの話ということになるわけですけれども、今、課長おっしゃったのは、水道水、原水を含めて上水道の関係だけでした。ところが、決して狼少年のように空騒ぎするつもりではないのですけれども、今、売っているものにはPFOS・PFOAは入っていないと思います。入っていたとしたら化審法違反ですから。でも、この戦後ずっといろいろなものに使われてきたものが、いろいろな廃棄物になったりいろいろな形でもって環境中に放散されている可能性はあるのです。そうなりますと、これは水道水だけではなくて、下水道処理水もやはり検査する必要はあるのではないかというふうに思います。あるいは、最終処分場からミニ下水道があって、そして環境中に妙なものが出ない装置になってますよね、厚岸町は。でも、出てくるその排水の中にないかどうか、これについてもやはり検査しなければならないのではないかと。それともう一つ、非常に厄介なことになったなと思うのは、下水道汚泥です。現在、下水道汚泥は、大規模草地の処理場で牛ふんと一緒にして堆肥にして、そして牧草の肥料にしています、リサイクルをしてます。何も入ってないのであれば、これは理想的なやり方だと私は思っています。ただ、最初から確か、ホタテのうろは入れなかったのではないかと思うのです。カドミウムという問題があるということで。それと同じように、下水道汚泥についても、これを使わないということまで行くかどうかは別にして、やはり検査というか、それが必要になるのではないかというふうに思うのですが。特に、下水道汚泥の場合には、生体濃縮なんかと同じようなことで、下水道濃縮というような言葉がたしかあったと思います。そういうこともありますので、やはり検査が必要ではないか。要するに、安全であるということを保障するという意味で、それが必要だと思いますが、そのあたりはどうお考えでしょうか。
答弁 水道課長 髙瀬
この検査の項目にもなりますが、まずは水道に関しては水道原水給水栓ということで、出す口のほうも検査対象にはなるのですが、下水道の汚泥に対して、検査機関にもちょっと確認してみないといけないのですが、これまでやってるかどうかは分からないのですが、そこの検査が原水だけではなくて、それらも受け入れて検査できるものか、ちょっとその辺を確認しながら、検討とさせていただきたいなと思ってございます。
答弁 環境林務課長 真里谷(環境林務課長は2024年12月まで)
最終処分場のお話がございましたので、最終処分場のお話をさせていただきます。最終処分場については、排水法に基づきまして年1回の放流水の検査をしております。PFOS・PFOAの項目についてはございません。フッ素及びその化合物というのはありますが、これはPFOS・PFOAとは全然関係ない部分でございます。基準の見直し等によって入ってくる可能性もあります。また、今、議員おっしゃったとおり、必要性があるということであれば、ほかの項目と踏まえて、これらも含めて、できるかどうかを検討してまいりたいと思っております。(「後は答弁ないの。」の声あり)
質問 室﨑正之
PFASについては、今、審議会なんかでいろいろともんでいる最中です。だから、この後、今、暫定目標値なのですけれども、50ナノグラムパーリッター、これだって変わる可能性はありますし、それから、いろいろな部分で検査項目に入っていない検査の、今、最終処分場処理水のように、これから入っていく可能性も十分あります。ですから、そういう意味で、町民の安全と安心という意味で、先取りという形で、できるものなら進めていただきたいというふうに思います。それと、陸上におけるこういう化学物質というのは、必ず水の中に入ります。水の中に入ったものは必ず海に出ます。厚岸町は、厚岸湖という一大食料生産の場を持っているわけです。そういうところに流れ込んでいく可能性は十分あるわけですから、やはりこういうものはないのだということを、きちんと担保することは非常に必要だと思いますので、その点はどうか進めていただきたい。これは切にお願いするわけですが、いかがでしょうか。
答弁 副町長 石塚(副町長は2025年9月まで)
議員おっしゃるように、PFOS・PFOAについては、難分解性、それから高蓄積性、長距離移動性という性質があるというふうに書かれているものでございます。厚岸町は言われたとおり、一次産業が主な産業としてここまで発展してきている町でもございますので、今現在どういった形で検査しますということは、先ほど水道課長等の答弁の中でもあったように、はっきりとしたことは申し上げられませんが、可能なものについては実施できるようにちょっと検討をさせていただきたいと思います。以上でございます。