みんなの議会

厚岸町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月18日

(1)節電対策について/(2)再生可能エネルギーの取り組みについて/(3)地域農業マスタープランについて

2012年6月18日、厚岸町議会の一般質問で、石澤由紀子議員が「節電対策について」「再生可能エネルギーの取り組みについて」「地域農業マスタープランについて」について質問し、町長 若狹、まちづくり推進課長 湊谷、産業振興課長 阿部が答弁しました。

質問者
石澤由紀子 議員
答弁者
町長 若狹、まちづくり推進課長 湊谷、産業振興課長 阿部

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 石澤

さきに提出した通告書に従って質問いたします。1、節電対策について。北海道電力や道などは、7月下旬から9月にかけて、2010年度比で7%以上の節電を要請するとしていますが、町はどのように対応しますか。酪農やサンマ漁の最盛期を迎える漁業、水産加工にも影響があると思いますが、どうですか。福祉施設、病院への影響はどうなると考えますか。次に、再生可能エネルギーの取り組みについて。町内にどのような再生可能エネルギーがあるかを調査していますか。原発に頼らない再生可能エネルギーの推進を図り、電力供給のリスクを分散させ、エネルギーの地産地消を取り組むつもりはないですか。3、地域農業マスタープランについて、厚岸町としてどう取り組むつもりですか。以上、1回目の質問といたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

3番、石澤議員のご質問にお答えをいたします。1点目の節電対策について。初めに、北海道電力や道などは、7月下旬から9月にかけ、2010年度比7%以上の節電を要請するとしているが、町はどのように対応するのかについてでありますが、6月5日に釧路総合振興局で開催された釧路地域電力需給連絡会議において、北海道経済産業局と北海道電力の担当者から、泊原子力発電所の停止に伴い、今夏に北海道電力管内において電力需給の逼迫が見込まれることから、ピーク期間における時間帯の使用最大電力の抑制のため、平成22年の使用電力需要の実績を基準とし、7月23日からお盆期間の8月13日から15日までを除く9月7日までの平日、午前9時から午後5時までの時間帯と、9月10日から9月14日までの午後5時から午後8時までの時間帯で7%以上の節電をお願いしたいとの要請がありました。また、電力需要が供給力を上回ることが予想される場合に備え、電力の供給を一時的に停止する計画停電の準備を進めるとの説明があり、北海道からは、国から示された要請に基づき、今夏における市町村施設の節電に向けた取り組みを行うための計画の策定と実行について、協力要請を受けたところであります。これを受け、6月7日に開催した課長会議において、各施設での節電の取り組み計画の作成を指示したところであります。現在想定される取り組みとしては、役場庁舎については、晴れた日に太陽光が当たる時間帯での執務室の窓側と廊下の照明の減灯または消灯、電気製品の使用方法の見直し、パソコンの待機電力の削減などを行うことにしておりますし、庁舎以外の施設についても、庁舎と同様に、照明器具の減灯や消灯、電気製品などの使用方法の見直しを行うことにしております。なお、町民などへの節電に関する周知については、北海道電力みずから各家庭や事業所にパンフレットを配布するとのことであります。次に、酪農やサンマ漁の最盛期を迎える漁業、水産加工にも大きな影響があると思うが、どう考えるかについてでありますが、酪農では、生乳生産のための搾乳機やバルククーラーの稼働に電力が必要不可欠ですし、水産業では、特に8月以降に本格化するサンマ漁に必要な氷の製造や保管設備、水産加工、原魚や製造した加工品の冷凍設備にも電力が必要不可欠であります。このため、さきの連絡会議では、今回の節電は事業所も対象とするが、主に節電を要請するのは、家庭における消費電力全体の70%近くを占める照明、冷蔵庫、テレビの使用についてお願いしたいとのことでありました。しかし、電力の供給を一時的に停止する計画停電が現実となり、長時間にわたるようなことになれば、生産ができなくなるばかりではなく、既に製造した製品の品質が悪化するなどの影響から、大きな損害を与えてしまうおそれも心配されることであり、計画停電が実施されないよう、関係機関と連携して節電協力を呼びかけてまいりたいと考えております。次に、福祉施設、病院への影響はどうなると考えるかについてでありますが、まず、福祉施設については、町では、北海道釧路総合振興局保健環境部社会福祉課長からの要請に基づき、町内の障害福祉サービス事業所と認知症対応型グループホームに対し、国の通知と北海道の要請文を添付して、社会福祉施設等における夏期の電力需給対策の周知を行ったところであります。その周知内容については、社会福祉施設等においても、可能な限り節電に取り組んでいただくことが必要としながらも、高齢者や障害のある方々が利用する施設については、機能維持への支障が生じない範囲で節電に協力していただくこととされていることをお知らせする内容となっております。福祉施設への影響については、町が運営する心和園、デイサービスセンターでは、入所者や利用者に支障が生ずるような節電対策を行う予定はなく、影響はないものと考えております。また、町内の事業所に聞き取りをしたところ、いずれも事務部門での節電対策は必要としながらも、入所者や利用者に支障が生ずる節電対策を行うようなことはないとのことですので、影響はないものと考えております。次に、病院への影響については、過日、福祉施設と同様に、北海道から町立病院に対し夏期の電力需給対策に関する通知がありましたが、その内容が、医療機関や高齢者、障害のある方々などが利用する施設については、機能維持への支障が生じない範囲で節電に協力願いたいというものであり、医療を提供する病院機能にあっては、これも同様に影響はないものと考えております。また、町内の医院にも聞き取りをしたところ、事務部門での節電対策は必要としながらも、利用者に支障が生ずる節電対策を行うようなことはないとのことですので、影響はないものと考えております。続いて、2点目の再生可能エネルギーの取り組みについて、初めに、町内にどのような再生可能エネルギーがあるかを調査しているかについてでありますが、再生可能エネルギーには、一度設備を設置すると、自然の力で繰り返し電力を生み出すことができるエネルギーとして、風力や太陽光、水力、地熱、バイオマスの五つが代表例として挙げられております。これらの再生可能エネルギーのうち、町として行った具体的な調査としては、風力発電の事業化に向けた検討を行った経緯がございます。これは、現在、独立行政法人となっております新エネルギー・産業技術総合開発機構、略称でNEDOと呼ばれる団体との共同研究事業として、平成11年度から風況精査やシステム設計などを行ったものであります。しかし、補助制度の変更や北電との調整、住民コンセンサスの不調、さらには採算性や町の財政状況などを総合的に勘案した結果、当面、事業実施については見合わせることとし、現在に至っているところでございます。次に、原発に頼らない再生可能エネルギーの推進を図り、電力供給のリスクを分散させ、エネルギーの地産地消を取り組むつもりはないかについてであります。昨年の第3回定例会における石澤議員の一般質問でもお答えいたしましたが、エネルギーは生活や産業活動において欠くことのできない資源であります。しかし、化石エネルギーには限りがあり、世界的なエネルギー消費の飛躍的な増大を考えると、原油価格などの高騰による深刻なエネルギー危機が発生する可能性も否定できず、また、化石エネルギーの利用は、地球温暖化を初めとする地球環境問題の原因にもなっております。昨年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原発事故を教訓に、原子力に依存しない社会の実現を目指す動きが活発になってきており、時代の要請として、自然環境の中で繰り返し利用できる再生可能エネルギーの導入・活用が急速に求められてきているところであります。こうした中、北海道の恵まれた自然環境を生かした再生可能エネルギーの導入を拡大し、地球環境の保全とエネルギー自給率の向上、そして地域経済社会の発展に寄与することを目的にした北海道再生可能エネルギー振興機構を設立するため、堀前北海道知事から道内の全179市町村長に呼びかけがあったところであります。私は、この呼びかけに早速賛同するとともに、発起人となった道内の4割に当たる72の市町村に厚岸町も名を連ね、先月14日に札幌市で開催された設立発起人会に出席してきたところであり、厚岸町としても可能な限りの連携を図ってまいりたいと考えております。続いて、3点目の地域農業マスタープランについて、厚岸町としてどう取り組むのかについてでありますが、地域農業マスタープランについては、国において人・農地プランと略称しておりますので、以下、人・農地プランと称させていただきますが、平成23年10月25日に国が定めた我が国の食と農林漁業の再生のための基本方針・行動計画を受けて、その具体的な内容を定めた取り組み方針の中で、持続可能な力強い農業の実現のため、地域の人と農地の問題解決に向けた施策として、人・農地プランの策定、農地集積の推進、新規就農の増大の三つの柱が位置づけられております。この人・農地プランは、市町村が地域が抱える人と農地の問題解決のため、地域における話し合いによって、今後の地域の中心となる個人、法人などの経営体はどこか、中心となる経営体へどうやって農地を集めるか、中心となる経営体と、それ以外の兼業農家や自給的な農家を含めた地域農業のあり方などを定めるプランであり、平成25年度までに人と農地の問題を抱えるすべての市町村で策定するよう求められているものであります。人・農地プランの策定のメリットについては、このプランに位置づけられると、新規就農支援として、独立して自営就農する方への青年就農給付金の給付や、中心となる経営体に農地を提供する方への農地集積協力金の交付、また、認定農業者へのスーパーL資金の当初5年間の無利子化といった支援を受けることができます。策定の進め方については、国が示している一般的な手順として、農業者の営農意欲などの把握を行うとともに、地域農業の将来像の合意形成に向けた話し合いを受けて、市町村が原案を作成した後、農業関係機関や農業者の代表で構成する検討会を開催し、その検討会で原案の妥当性を審査、検討した中で、適当と判断したものについて、市町村が人・農地プランとして正式決定する手順となっております。なお、このプランに定める内容は、地域レベルにおける話し合いを通じ、地域の実情に応じて決定すべきものとしており、地域の将来に関する話し合いであることから、経営者だけではなく奥さんや息子さんなどにも積極的な参加をいただき、発言してもらうことが重要とされております。また、検討会メンバーには概ね3割の女性の参加が求められております。厚岸町での取り組み状況については、現在、策定に向けて、北海道農政事務所釧路地域センターや釧路総合振興局の指導のもと、釧路太田農協や浜中町農協、厚岸町農業委員会と具体的な策定内容やスケジュールなどの協議を行っているところであり、それらの協議が整い次第、具体的な作業に取りかかる予定となっております。以上でございます。

質問 石澤

今回、北電が、原発が全部停まったということを含めてなんでしょうけども、国が出してきたことで節電という対策が出てきました。ただ、北海道もそうですけれども、去年ではなくて2010年ですよね。猛暑の時期を抱えたもので節電の答えを出してきています。そういうこともありますので、いろんな施設とか、それから酪農も、漁業もそうですけども、生物を扱う者にとっては、とてもこういう、7%という節電の仕方というのは、正直な話大変だなと思いながらこの質問をしました。それで、原発のことなんですけれども、私たちは電気に頼る生活をたんまりとやってきました。今まで電気があるのが当たり前、水があるのが当たり前という生活でしたけども、今回の福島の事故は、本当に甚大な放射能汚染を引き起こしました。そのために住んでいたところも追われた。それから、漁業や農業や、それに関連した職業もすべて奪われた人たちを目の前で私たちは見てきました。それでも福島の事故の原因も、それから今どうなっているのか、これから地震が、きのう、きょうもありましたけれども、ずっと続いていて、揺らされている状態の放射能の廃棄物がどういう状態になっているか、その何もわからない状態で今、大飯原発が稼働されようとしています。そして、泊の1号、2号基はとっくに冷えているから大丈夫みたいな言い方をして、そういうようなこともちらちらと出てきています。でも、もし泊で事故が起きたなら、厚岸まで届くのに、北海道全部が放射能にまみれるのに2日しかかからないそうです。そういう自体が目の前に来ています。それで、私はその意味も含めて、再生可能エネルギーのことを町としてきちっと取り組んでほしいなと思って質問をします。それで、この中にNEDOのことが出ていました。それで、どういう形で調査をしたんでしょうか。風力だけですか、それとも、町内全部のいろんなエネルギーを含めて調査したんでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 湊谷(まちづくり推進課長は2015年3月まで)

お答えいたします。再生可能エネルギーと言われる風力、太陽光、水力、地熱、バイオマス、これが一般的に代表例として挙げられております。そのほかにも木質ペレットとか、いろんな、そのあたりの、波の部分であるだとかという部分もありますけれども、そういった、一般的に言われる再生可能エネルギーの中で、厚岸町として調査したのは、平成11年度から行ったNEDOとの共同研究事業ということで調査したものだけということでございます。

質問 石澤

それは風力だけですか。風力以外はしていないんですね。NEDOとやったとしたら、自然エネルギーによる地域づくり関係基礎資料一覧というのがあるんですけど、これにずっといろいろ書いてあるんです。これに沿って調査したんですか。

答弁 まちづくり推進課長 湊谷(まちづくり推進課長は2015年3月まで)

平成11年度の調査した中身について、個々細かく私も把握を今はしていないんですけれども、厚岸町内における風況精査、風がどのくらいあるのか、そして、11年からの調査は、具体的には、今、若竹の第2埠頭、あの地点における風力発電の可能性に向けたシステムの設計等々、収支の見込みも含めまして調査をしたということでございます。ただ、調査をしたNEDOからの最終報告書を見る限りにおいては、調査時点では、厚岸町での事業化については特に問題はないだろうという結果になっていたようでございますけれども、その後、NEDOの共同開発事業という形で、補助制度があったわけですけれども、その制度の変更があったこと、それと、当時の北電との買い取り料の関係での調整がつかなかったこと、それと、地元の住民とのコンセンサスといいましょうか、合意形成ができなかったこと等々あって、最終的には、町長の1回目の答弁でもございましたけれども、採算性、それと、補助制度の変更によりまして、町の持ち出す財源の規模からすると、当面は、これは事業化にできる状況にはないということで見合わせているという状況でございます。

質問 石澤

そうしたら、風力以外の、太陽光とかバイオマスとか、それから、ここにも書いてましたけど、いろんなエネルギーありますよね。そういうことに関しての調査は、太陽エネルギー、風力、水力は無理ですけども、バイオエネルギー等の、それ以外のもの、こういうものは対象にはしなかったということなんですか。

答弁 まちづくり推進課長 湊谷(まちづくり推進課長は2015年3月まで)

NEDOとの共同研究時の中では行ってございません。

質問 石澤

それはどういう理由ですか。

答弁 まちづくり推進課長 湊谷(まちづくり推進課長は2015年3月まで)

平成11年当時、今ほど再生可能エネルギーに対する関心という高まりはまだ、それほどでもなかったわけでございます。ただ、風力発電事業に関しましては、直前で浜中町も行われている、あるいは稚内とかいろんなところで風力を活用したということで目を向けられる動きがあったものですから、そういった再生可能エネルギーを厚岸町でといったときには、風力が一番、当時は厚岸町にとって有効な再生可能エネルギーだろうということで、その風力にピンポイントを与えた形で調査をさせていただいたということでございます。

質問 石澤

こういうふうに、結局、原発がとまって節電をしなさいといったときに、こういう地元のエネルギーをきちっと立ち上げていくということがとっても大事になってくると思うんですよ。浜中なんかは太陽光を農家に使ってますよね。それから、今、稚内とおっしゃいましたけど、稚内では、今度4月から、バイオマス、独自です、稚内自体で。生ごみとか、それから漁業の出てくるものとか、それから人糞、下水の汚泥とか、そういうものをあわせて、そして、そこで発電をする、それが熱効力もやるという形のものを4月5日から動き出したそうです。それと太陽光と風力発電で、稚内では、3万人の町ですけども、98%電力を確保できるという話を聞きました。そういうふうにして、平成11年度はそうかもしれないですけど、こういう事態になってきた場合に、どういうふうにしてこの町の中の、そういう、電力とか、それからエネルギーをつくり出していくかということも考えていかなきゃならないときに来ていると思うんですよ。再生可能エネルギーというのは、結局、ある意味地域に依存しているエネルギーです。だから、小さいものをたくさんつくり上げていくものですよね。それは、地域の産業にもなっていくと思うんですよ。雇用も結局は生んでいくという形になっていくと思うんです。足寄のように、あそこは農業の町ですけども、そういう、バイオマスと、それからペレットかな、そういうのをあわせながら、雇用で、ペレットのほうですけども、3年間で135人の雇用が増えたという話もありました。ですから、今ちょっと中断していると言ってますけども、もう動き出さなければならないときに来ているんじゃないかと思うんですけど、どうでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 湊谷(まちづくり推進課長は2015年3月まで)

今質問された、石澤議員言われること十分理解できると思います。そういった考え方に立って、先ほど町長からもご答弁申し上げましたけれども、堀前北海道知事らが声かけ人ということで、北海道再生可能エネルギー振興機構というものを設立すべく、今準備を進めているということでございます。この振興機構、どういったことを目的にしようとしているかというと、地域指導により北海道の再生可能エネルギーを普及拡大しようと。そのための主な事業目的として、再生エネルギーの導入促進のための政策制度の仕組みだとか、そういったものを構築しよう。各地域で地域主導の事業推進のための人材、体制の構築をしよう。地域連携に向けた情報交換と啓発のためのフォーラムを開催、金融機関向けの再生エネルギー投資促進に向けたセミナー、あるいは道内のメーカー研究者、施工業者とのニーズのマッチングを図っていこうというような動きを今見せようとしております。先ほど町長のほうからもご答弁申し上げた中に、これは179の全道の市町村に声をかけたわけでございますけれども、この趣旨に賛同して、発起人として名前を連ねることに対して、厚岸町長は早速に手を挙げたということで、79の市町村の中に入っているということでございますが、この設立発起人会の会議が5月14日に、これは札幌のほうで開催されましたけれども、実際そちらのほうに出席したのは9市町でございますが、うちの若狹町長も出席をしているということで、こういった時代の要請を受けて、厚岸町としてもどういったことができるのか含めて、振興機構含めて、これから検討していきたいなというふうに思っているところでございます。

質問 石澤

町長が出席して始まったということは、すばらしいことだと思います。多分、NEDOという会社は、これからも、こういうことをきちっとやりたいんだというふうになってくれば、きちっと人材もよこして、多分いろんな相談にも乗ってくれるし、町おこしの立場にもなってきてくれると思うんですよ。別にNEDOを支援してるわけじゃないんですけど、実際、ここにいろんな、平成24年度で出てます省エネルギー、新エネルギーのものでは、今新しく出たのにグリーンニューディール基金というのがありますよね。これはすべて使えます。それから、地域活性化可能エネルギー等を活用した自立分散型地域モデル事業とか、こういういろんな形で、いろんなエネルギーを使いながら町をつくっていくという、一村一エネルギーというのもあったりしています。今は本当に、地域を守っていくためにも、地域活性化のためにも大事な施策だと思いますので、ぜひ、ちょっと休まないで推進していってほしいと思います。それで、次に移ります。3番目のマスタープランですけども、どの辺まで手がけているんでしょうか。全く何もやっていないんですか、それとも何か少し始めたということで思ってよろしいんでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 湊谷(まちづくり推進課長は2015年3月まで)

私のほうから、前段のご質問のほうでございますけれども、言われたとおり、いろいろ再生可能エネルギー、厚岸町でも有効な資源というのはあろうかと思います。ただ、風力につきましても、当初は、これは大変クリーンなエネルギーだということで、いろんなところが、取り組んだところもありますけれども、一方では、いろいろな問題も風力には発生してきているということは議員もご承知のとおりかと思います。厚岸町としては、そういった再生可能エネルギーを導入して進めるという部分は、考え方は一致しているわけでございますけれども、それを行政が進めて整備をするというだけではなくて、民間活力というのも当然あるわけでございますので、そういったものも含めながら、再生可能エネルギーの研究につきましては、こういった機構なども通じながら勉強して取り組んでまいりたいというふうに思っております。

答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)

人・農地プランの関係でございますけれども、具体的な取り組みは、まだ実際にはしておりません。この関係につきましては、ことしの国の予算でもって出てきた内容でございます。それで、先ほどの町長からの答弁にもございましたけれども、徹底的に地域の人たちでもって話し合って、そして主体となる農業者の方をどうするのか、農地を集約するためにどうするのか、地域として、その地域をどういうふうにしていくのかというようなことを話し合って決めるということでございますけれども、言われている内容が、今の厚岸町の酪農に関して当てはめていったときに、ぴたっと合うものでは、実際にはありません。ですので、そこの中でどういう形で厚岸町にとっていいものをつくっていくかというところを、今の段階では農協さんのほうと協議をしているという段階でございます。

質問 石澤

そうですよね。集約するといっても、厚岸町の場合は酪農ですから、結構大きな面積ですよね。この中で言っていると、20ヘクタールとかと言ってますけど、これは多分、本州の話だと思うんですよ。それで、新規就農の対策の問題にしても、250万円上限とかという話もあります。それだって、酪農では合わないというふうになっています。これは農水省の試算ですけども、2030年販売農家予測というのがあって、64%減り、58万戸になるという、こういう試算を出しているんですね。ということは、今、中心になる人とか中心の農地と言ってましたけど、そうじゃなくて、幅広い、高齢者も含めて、いろんな担い手を対象にする必要もあるだろうし、それからいろんな形、例えば持続するのも必要だろうし、それから、今の規模拡大がいいと余り私は言えないんですけども、その地域でやっている酪農をどうやって守っていくか。それから、今持続していくけど、ちょっと小さくしたらやっていけるかなという農家も、それも含めて、その地域の中でどうやって守っていくかということが大事な時期だと思うんですよ。そういうものを含めた人・農地プランですか、そういうことをつくっていかなきゃなんないと思うんです。それで、この中で出てきたんですけど、地域のすべての人と話し合う場所というのが出ていますので、ぜひこれは、1カ所だけでない、いろんなところでみんなの話し合いを持って、大変かもしれないけど、これから農業をどうやるかというのは、女の人の意見も、息子さんの意見も、経営者の意見も、それぞればらばらだと思います。それをすべて、いろんな地域で集約しながらきちっと上げていってほしいと思います。それをお願いしたいと思います。そして、ここで、これは規模拡大の問題で言えば、アメリカなんかがそうなんですけど、これは農業新聞です。大規模化で農家激減、地域の結びつきが分断という記事が載ってました。流通巨大化でつぶし合う農業者という形のものもあります。地域がだんだんなくなって、学校もなくなってというのでは、そこに住むこともできなくなるし、それから新規で入ってこようと思う人たちも入ってこれなくなると思うんですよ。ですから、ぜひそういうことも含めたことを考えた上でマスタープランをつくっていってほしいと思うんですけど、いかがですか。

答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)

つくっていく上で、きちっと地域で話し合ってということの前提がございます。ただ、その話にはもう一つありまして、一から話し合いをする、あるいは一からアンケートをとるというところから始めるということもありますけれども、直近にそういったような取り組みがされているというようなことがあれば、それらを活用していくということも認められております。それで、特に太田農協に関して言えば、ことしの総会でもって地域農業振興計画というものを策定いたしました。アンケートも平成22年くらいにとりまして、それ以降、それらを取りまとめして、最終的に振興計画というものをつくりまして、ことしの総会でもって承認を得たというような状況がございます。それで、直近にそういう、農協さんのほうでそういったものを取りまとめたという実績もございますので、そういうものとつけ合わせをしながら、それらが活用できる部分は活用して、それに足りない部分は改めてまたやらなくちゃいけないというようなことを考えながら、そういったものを全部協議しまして進めていきたいなというふうに思っております。それと、大規模化というような問題もお話がありましたけれども、厚岸町の酪農に関して言ったときに、やっぱり、振興計画の中でも、アンケートの中でも出てきていますけれども、やっぱり個別の経営、個人の経営、それを求めている声が多くあります。そういうことからすると、会社のようなものがどんどん規模を拡大していって独占をするというようなことは、地域の中では求められていないというふうに思っております。ですので、そういった意欲のある方々を大切にして、そういったプランをまとめていきたいなというふうに考えております。

質問 石澤

これは酪農学園大学の井上准教授が言ってますけども、20年間道内の農村を見てきたが、担い手に農地が集まる一方で離農は進み、住民の家や商店は消え、地域の存続自体が問われる段階に来ていると。だから、北海道は規模拡大の先進地ではなく、限界地と考えてやったほうがいいのではないかという意見も新聞に載っていました。それで、本当に、新規就農の人とか若い人が戻って来れるような、それから、今、都会で働いている人が、ああ、戻って酪農やりたいなと、農業やりたいなと思えるような施策を一緒に考えてもらえたらと思います。それをお願いしたいと思います。さっきの風力のことなんですけども、ごめんなさい、ちょっと戻ります。風力なんですけど、風力というのはいろんなところで摩擦をある意味起こしていますよね。それは多分、地域の人の中に、自分たちが風力の主体になるという考え方がなかったからでないのかなと思うんですけど、その風力の話をするときは、どういう形で思っている、その地域で風力を使って、その恩恵も自分たちで受けれるというような取り組みだったんですか。ただ単純に調べただけ。

答弁 産業振興課長 阿部(産業振興課長は2015年3月まで)

マスタープランの策定に当たりましては、おっしゃるように、いろいろな話を聞いて取り進めていきたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

答弁 まちづくり推進課長 湊谷(まちづくり推進課長は2015年3月まで)

平成11年度に行ったNEDOの調査ですけれども、あれはカキ種苗センターが建設ということもありまして、風力発電で発生された電力をカキ種苗センターのほうで使用して、余剰電力については売電をするという計画が成り立つかどうかという調査を行ったというところでございます。

質問 石澤

そうしたら、町の施設で使うのを前提というか、そこの若竹の人たちがどうのじゃなかったんですね。

答弁 まちづくり推進課長 湊谷(まちづくり推進課長は2015年3月まで)

当時も今も変わりはありませんけれども、例えば厚岸町に風力発電をつくって、それを地域の方々に売電するということはできません。あくまで、つくったものは、町のその施設のほうでつくった余剰電力を北海道電力に売電をするということになっておりましたので、そういった形で検討を進めているということでございます。

質問 石澤

いや、違うんですよ。地域の人たちがそこの風力発電にかかわることができるのかということ、そういう関係、何ていうのかな、投資をするとか、そういう取り組みにはならなかったんですね。単純にカキ種苗センターで、そのエネルギーを使って売電をするということだけだったんですか。

答弁 まちづくり推進課長 湊谷(まちづくり推進課長は2015年3月まで)

お答えいたします。あの地点で風力の設備を設けた場合に、どれだけの電力が発生をして、そして、カキ種苗センターで使った余剰電力がどれだけ発生するか。そして、売電による計算も行いながら、投資に係る経費、そして回収に係る経費等々を見ながら採算性の検討を行ったということでございます。

質問 石澤

いいです。

出典:厚岸町議会 平成24年第2回定例会 2012年6月18日 議事録 PDF(53ページ) 間違いを知らせる