みんなの議会

赤平市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月11日

「共生に基づくまちづくり」について

2025年12月11日、赤平市議会の一般質問で、若山武信議員が質問し、市長 畠山渉が答弁しました。

質問者
若山武信 議員
答弁者
市長 畠山渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 8番 若山武信

続きまして、件名2、共生に基づくまちづくりについて。近年国は、大幅な財政赤字を抱える時代が続く中、人口減少や高齢化、少子化に伴う財政力の落ち込みが重なったりするなど、各地方自治体でのまちづくりには大きな影響が伴ってきております。各自治体では、移住者を何とか増やそうとして数々の優遇策を提示しておりますけれども、難しいのが現状であります。そういう環境にあってのまちづくりをどうしていくのか、必要な取組として何が重要か、私の考えを少し述べさせていただきますので、それに対する市長の考え方を聞かせていただきたいと思います。項目の1、エリアサポーターの充実と共生について、要旨1、助け合い、支え合う共生のまちづくりについてであります。市長は、常々ほとほと困った人をなくすための市政を進めたいと言っております。この言葉から受ける印象では、一般的には特に金銭的に困窮している人が主として浮かび上がってくる感じがいたしますが、別の見方をいたしますとほとほと困っている状況にある人とは例えば様々な障がい者、不登校児、ひきこもり、虐待、ヤングケアラー、認知症などの困難を抱えている人たちが該当することでありましょう。365日休む間もなくその課題に向き合っている人たちであり、場合によっては金銭的な苦しさよりも大きな問題を抱えているはずでございます。これらの問題は、当市独自の問題ではなく、全国的に大きな課題としてその対策が取り組まれてきています。その取組が先進的に行われている自治体を見てみると、当然ながら行政が先頭に立って解決に向け努力をしていますけれども、これらの問題の解決には住民の協力がなければ不可能であると、その認識では一致しております。何をするかの前に、市民との協働の仕組みがつくられるかを目指している住民とのたゆみない対話を通して先進地では前に進んでいるかと思います。畠山市長は、選挙におけるまちづくりのスローガンとして共生のまちを市民と共に目指そうと打ち出しておりますけれども、これまでの市政方針や各種広報紙での市長挨拶にこのスローガンをあまり見た記憶がないような気がします。失礼かと思いますけれども、そんな感じを受けております。先日あかびら共生ネットワークの人から、これまで数か所のまちづくり先進地を視察してきたけれども、反対に赤平市のエリアサポーターの取組がすばらしい取組であり、見習いたいという言葉を何度かいただいたと、このように聞きました。自ら進んで少しでも赤平をよくしたいとエリアサポーターになってくれる人を行政が少しでも励まし、できるだけの支援をしながら彼らとの日常的な対話を重ねることで市民自らが助け合い、支え合う共生のまちをつくり上げ、そして住みやすく、よりよいまちになっていくのではと私は強く考えています。エリアサポーターの充実と共生のまちづくりについて、市長の考え方を伺いたく思います。聞かせてください。

答弁 市長 畠山渉

エリアサポーターの充実と共生のまちづくりについてでございますが、赤平市独自の取組としてエリアサポーターの養成を平成28年度から開始し、現在の登録者数は210名となっております。各地域で行われるエリアサポーターの皆さんによる日々の見守りや交流サロン、介護予防体操などの活動は、住民の顔の見える関係を築き、希薄化しつつある地域コミュニティの絆を深める大きな力となっております。また、社会福祉協議会の生活支援コーディネーターを中心にちょっとした困り事であるごみ出し、買物支援、電球の交換といった生活支援サービスの担い手として地域に根差したきめ細やかな活動もされております。そして、公的なサービスでは手の届きにくい部分を補う皆様の温かい手助けがあるからこそ、困り事を抱えた方々が安心して日々の生活を送ることができております。このような住民同士がお互いに助け合う互助の取組が10年近くも継続して行われていることは、大変ありがたく、議員がおっしゃる助け合い、支え合う共生のまちへとつながる大切な活動であると私も考えております。今後もエリアサポーターの皆さんが無理のない範囲で活動を続けられるよう、市といたしましても引き続き支援してまいりたいと思います。

質問 8番 若山武信

ただいまの答弁におきまして、共生に基づくまちづくりという市長公約が先に立ちまして、そういう意味では自主的に互助に関わってきたエリアサポーターの10年近い活動や努力、これについて市長から今高い評価が得られたなと、こういうふうに私は感じ取っておるところでございます。市長が言われるように、公的なサービスでは手の届きにくい部分を補う皆様の温かい手助けがあるからこそ、困り事を抱えた方々が安心して日々の生活を送ることができていますという言葉がありました。全くその言葉に尽きるわけだと思っております。この互助精神がさらに幅広く社会生活の中に求められ、共に生きるための精神面での必要性に基づいてできたのが共生という生き方だろうと私は思っておりますし、言葉であり、社会生活の中に生きるための原点かと思われます。現在高齢化がますます進むこの赤平においては、これからもエリアサポーターの皆さんのなお一層の活躍を市民皆様方は期待しているかと思います。でありますから、温かいご支援のほど行政のほうからもよろしくお願いいたします。また、この互助の取組が始まって以来10年近くがたっているとのことでありますが、サポーターの方々の高齢化も目立ち始め、高いところの仕事がきつい、できなくなってきたと、こんな話も聞こえてまいります。そう言う私も今ではもうつえをつくようになりまして、相談事以外何もできなくなってきていると、こんな状況にもあるわけです。ただいまの答弁の結びにありましたように、エリアサポーターの皆さんが無理のない範囲で活動を続けられるよう温かい見守りのほどをよろしくお願いいたしまして、私のこの項の質問を終わります。続きまして、項目の2、町内会活動との連携と共生について、要旨1、役員不足への対応と共生についてであります。現在市内どこの町内会においても役員を敬遠する傾向にあり、役員がそろわず、町内会の運営や活動に苦労しているようであります。町内会活動は、日常の連携が最も必要であり、役員不足は災害時の助け合いにも大きく支障を来しかねません。そのことは、私も重々今までの事柄を見て感じるところであります。そんな中、町内会合併の話や時には解散の話も聞こえてくることであります。町内会組織は、行政においても必要なことであり、役員不足は大きな課題であります。役員養成も考慮に入れながら、行政との連携、支援による共生のまちづくりについての市長の考え方を伺います。

答弁 市長 畠山渉

役員不足への対応と共生についてでございますが、住民の高齢化や町内会加入者の減少などの原因により町内会役員の成り手不足や町内会の存続についてのお話は、連合町内会や町内会長会議など様々な機会を通じてご意見、ご要望をいただいているところであります。市といたしましても町内会の負担を少しでも軽減するため、防犯灯の補助率を引き上げ、また会館除雪経費の補助など町内会活動の一助となるよう取り組んできたところであります。残念ながら抜本的な解決までには至っておりませんが、今後におきましても各町内会の皆様と共に様々な方向から検討してまいりたいと考えております。

質問 8番 若山武信

ほとほと困っている町内会の役員探しであります。これは、全市的な要素が伴うので、各町内会の関係では全てに難しい話かなと思っているところでございます。ただいまお金の補助の話がございました。しかし、お金で解決できないので、役員体制づくりについては余計に難しい話であろうかなと思っております。行政もこのまま手をつけないでいると町内会の崩壊が始まる、このことが一番心配されます。まちのこれは崩壊にもつながってくると、このように感じるところでございます。双方で知恵を出し合い、人間関係を構築しながら町内会づくりへの支援が本当に必要かと、このように思われるところです。日頃からの市職員と町内会のつながりを大切にしながら、解決していくしかないのではないかと私は思っております。お互いに人を大切にし合う共生の精神を生かしながら、時間かけても解決しなければと思います。何もしなければまちが崩壊してしまう、このようになろうかと思います。お金をかけないで助け合う、支え合う町内づくりを行政、町内会双方に目指してほしいと考えます。このことを切に願って、この項の質問を終わります。

質問 8番 若山武信

続けて質問させていただきます。項目の3、共生によるごみのない明るいまちづくりについて、要旨1、明るいまちづくりはごみ拾いから。当市の道路は、通常各会社、企業、ボランティア団体、町内会、個々人による年数回の奉仕活動によって道道、市道、各種道路がきれいに保たれているわけであります。しかし、心ない人たちによるポイ捨て、特に故意に捨てる悪質な愉快犯に加え、カラスやキツネ、風の影響などもあり、元の汚れた道路と化してしまうことでありましょう。経費がかからない、財政負担が少ない共生というつながりや助け合いの下、今後行政との連携や支援によるごみのない明るいまちづくりに取り組む必要があるのではと私なりに感じております。そこで、市長の考え方を伺います。

答弁 市長 畠山渉

明るいまちづくりはごみ拾いからについてでございますが、心ない人による後を絶たないごみの不法投棄は続いておりますが、捨てられたごみはボランティア活動を行う企業や市民団体、また町内会など多くの市民の皆様方の活動のおかげできれいなまちへとつながっているものと思っております。改めましてご参加いただいた皆様方に感謝を申し上げたいというふうに思います。ごみのない明るいまちづくりについてでございますが、まちづくりの基本は市民の皆さんが築き上げるものであると考えており、このような地域社会を目指すことは尊重や理解、安心、信頼、支え合いながらつくり上げていかなければならないものと存じております。ごみのないきれいで明るいまちづくりは、市民の皆さんの願いでもあると思います。市といたしましてもごみのない明るいまちづくりを目指すため、互いに負担のかからない形がよいのではないかと思っております。共生のまちづくり実現のため、市民の皆様と共に知恵を絞り、支え合いながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解いただければと思います。

質問 8番 若山武信

ただいまの答弁でありますが、共生のまちづくり実現のため市民の皆さんと共に知恵を絞り、支え合いながら取り組んでいくとのことであります。非常に積極的で前向きな答弁いただきました。ありがとうございます。お金のかからないまちづくり、企業やボランティア、町内会活動を含めた全市民によるごみのない明るいまちづくりを期待しながら、私のこの項の質問を終わります。項目4、赤平市における外国人労働者との共生についてであります。要旨の1、社会性を共有するために日本語習得を早期実現にということでございます。数多くの中小企業が存立する当市においては、外国人労働者の採用も多く、今後への需要も期待されております。働きながら地元の地域社会に少しでも早くなじんでもらうためにも日本語習得への協力が必要であり、会社で仕事に必要な言葉だけでなく日常生活の中で使う言葉を早く覚えてもらい、地域との社会交流をスムーズに行ってもらうためにも日本語研修は必要であります。犯罪やトラブルを防止する意味でも役立つことでありましょう。日本に来て気持ちよく働き、日常生活において日本の社会生活になじみ、日本に働きに来てよかった、赤平に働きに来て本当によかったと思えるような人と人とのつながりを大切にする共生づくりに行政が協力、支援していくことも赤平の将来にとって大切なことかと思います。行政の支援による定期的な日本語の研修会を実施するべきと考えますけれども、市長の考え方を伺います。

答弁 市長 畠山渉

外国人労働者との共生について日本語習得の協力が必要ではないかとのご質問だったというふうに思いますが、当市におきましても産業や地域社会を支える上で外国人材の存在は年々大きなものとなっております。しかし、文化の違いによる日常生活や地域住民との関係づくりに難しさを感じているという声もあるのが現状であります。当市といたしましても市内企業の人材育成を支援する赤平産業振興企業協議会に対し、産業振興人財育成事業補助金により外国人材の日本語教育を支援してまいりたいと考えております。

質問 8番 若山武信

私も中小企業の一部の会社におきまして毎朝日本語教育をしている旨の話を聞いたことがございます。しかし、仕事に関わる言葉が中心となりまして、社会生活における言葉の指導は本当に少ないと考えております。昨年私の後援会員8人とベトナムの人たち8人が個人的に交流会をしたことがありましたが、片言の日本語の人が多い中、流暢な人もおり、この交流会を大変喜ばれたことで私にもよい経験となりました。ただ、お互いにもう少し話をしたくとも言葉が通じないため、会話に幅がなかったことはお互いに残念に思ったことであります。現在ただいまの答弁にありました産業振興人財育成事業補助金、これにて外国人労働者の日本語教育の支援をしているということで、今後も人材育成と共生社会の実現に向けて日本語教育の推進に努めていくとのことでございますので、早く日本の社会に溶け込むための連携、支援をお願いいたしまして、この項の質問を終わります。項目5、あかびら共生ネットワーク、通称あかネットとの連携についてであります。要旨の1、赤平市全体における住民同士の支え合いについてであります。あかびら共生ネットワークは、赤平市社会福祉協議会と一部の民間福祉施設が共同で2022年に創設、北海道社会福祉総合基金助成事業の協力も得ているとのことであります。地域共生社会とは、年齢や性別、障がいの有無などにかかわらず全ての人が自分らしく幸せに暮らすことのできる社会のことであり、そのために住民同士がつながり、支え合うことが大切であります。現在あかネットでは、連携、協働の和を目指して地域社会の様々な課題、支援が必要な方の受け手や支え手の対応も含め幅広く活動しています。障害者相談支援事業所、地域包括支援センター、学校、病院、子育て支援センター、生活困窮者自立相談支援機関等も加入し、そこに赤平市も加入しております。福祉を中心とした幅広い共生ネットワークでありますが、今後への連携、支援などの対応について市長の考え方を伺います。

答弁 市長 畠山渉

あかびら共生ネットワークとの連携及び今後の支援等の対応についてでございますが、あかびら共生ネットワークの皆様が地域に潜在する様々な課題を抱える方々に対し、住民同士の支え合いや多機関による切れ目のない支援を目指して活動されていることは本市の目指す地域福祉の在り方とその基本的な方向性を同じくするものと認識しております。赤平市といたしましてもこうした活動に賛同し、連携を図っているところでございます。また、現在令和9年3月の策定に向け取り組んでおります地域福祉計画の策定委員にもあかびら共生ネットワークからのご参画をいただいております。特に計画策定の基礎となるアンケート調査では、一般市民を対象とした調査を行いましたが、地域課題を捉える上では中学生を対象とした調査も重要であるとの貴重なご意見をいただき、実施したところであります。今後におきましてもこの計画策定をはじめ、様々な機会を通じてさらなる連携を図りながら、あかびら共生ネットワークの皆様と共に誰もが安心して自分らしく暮らせる地域づくりを目指してまいりたいと考えております。

質問 8番 若山武信

ただいまの答弁の中にアンケート調査に地域課題を捉えるという上で中学生を対象とした調査も行ったということでありますけれども、これは本当に子供たちに居場所を見つけてあげるための対応ということにもつながってまいりますので、私今聞いていてちょうど本当によかったなと、こんなふうに感じております。共生ネットワークにおいて市の担当課も福祉を基本として行政の方針に沿い、活動していることと思いますけれども、市長は公約としてほとほと困った人をなくすための市政を進めたいと言っております。それは、市長が公然と言っているように市長の育った環境からくるもので、私も炭鉱で育ったからこそ今があると、このように思っております。炭鉱の長屋で培われた温かみのある人間関係が赤平のエリアサポーターの人間性に関連しているのではと私なりに感じています。それは、原点なのかもしれません。先ほど市長答弁の中にもちょっとここのところ触れておりましたので、私も炭鉱出身者としてうれしく思ったところであります。赤平炭鉱が閉山して30年が過ぎまして、人口減少に伴い、ともすると何もないまちとやゆされる赤平でありますけれども、中小企業を守りつつ、市長が公約に基づく共生のまち赤平をさらに推し進め、住民同士が支え合う人間性豊かな赤平の財産として築き上げていただきますことを切に要望し、私のこの項の質問を終わります。ちょっと余談になりますけれども、先ほど若い同僚議員のほうから私が言うと、何もないまちということになりますと反発あったかもしれませんけれども、若い人たちの話も市長十分に聞いてあげていただきたいと思っています。これをもちましてこの項を終わります。

出典:赤平市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月11日 議事録 PDF(21ページ) 間違いを知らせる