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赤平市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月11日

あかびら市立病院の今後の課題について

2025年12月11日、赤平市議会の一般質問で、若山武信議員が「あかびら市立病院の今後の課題について」質問し、市長 畠山渉が答弁しました。

質問者
若山武信 議員
答弁者
市長 畠山渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 8番 若山武信

件名4、あかびら市立病院の今後の課題についてであります。項目1、医師確保対策について、今後への対応についてであります。国の医療政策の貧困から、人口が密集する都会と過疎となる地方自治体での医療体制のバランスが崩れており、全国的な医師不足の中で病院関係者が日夜医師確保に奔走されていることに敬意を表します。しかし、今後ますますの医師確保の難しさが問われておりまして、今後への対応、対策について改めて市長に伺います。

答弁 市長 畠山渉

医師確保における今後の対応、対策についてでございますが、医師の都市部偏在、大学医局入局者の減少等により、地方においての医師不足は当院はもちろんのこと、多くの地方病院で深刻なものとなっております。当院におきましては、4月と11月に内科医が1名ずつ着任され、現在内科常勤医5名体制で日々の診療に当たっていただいております。しかしながら、外来におきましては、大学等からの出張医による診療応援があるものの、平日夜間の救急対応、入院患者の診療等、当院の常勤医の負担は大きく、さらに医師の招聘を進める必要があると考えております。現状医師の招聘についてすぐに成果がある対策は、難しいと考えておりますが、中空知の医療連携の推進、民間医師紹介会社を通じた医師への勧誘、全国自治体病院協議会、自治体病院・診療所医師求人求職支援センターや北海道地域医療振興財団による医師紹介事業等の積極的活用を行ってまいります。また、今年8月には当院へご支援いただいている札幌医科大学、北海道大学へ訪問し、ご挨拶と医師派遣等ご支援の要請などを行ってまいりましたが、今後におきましても引き続き取り組んでまいりたいと考えております。さきに述べましたとおり、内科医をはじめとした医師の招聘は当市といたしましても大変重要であると認識しており、今後も病院担当課と共に検討を重ねながら医師の招聘に努めてまいりたいと考えております。

質問 8番 若山武信

ただいまの答弁におきまして、中空知の医療連携推進を図りながら、医師紹介事業所や関連各施設で積極的な働きかけや参加、活動されていることが分かりました。医師確保のため、事務長を中心とする医療関係者皆様の日夜のご労苦をはじめ、加えて市長自らも病院関係職員と一緒になって大学病院などへの挨拶回りをしているという話も耳にしておりますけれども、これらの連携が現在の医師確保につながっている、功を奏しているのではと推察するところでございます。私も市立病院には長い間お世話になっている患者の一人でありますので、この場をお借りいたしまして改めて皆様方には敬意を表するとともに感謝を申し上げるところでございます。医師確保には、相手側に対してのお願いする誠意、誠実さが肝要かと思われます。これからも心の籠もった医師確保への対応を関係者皆様にお願いし、この項を終わります。項目の2、赤字対策時の改善策についてであります。要旨の1、年間の収益と費用の決算状況への対応について。今年9月末の総務省の発表によると、自治体が経営する公立病院事業全体の2024年度の経常収支は過去最大となる3,952億円の赤字で、赤字になった病院の割合も83%と過去最大、全国844病院の集計によると、これまで最大だった23年度の赤字の2倍近くになったとのことであります。入院患者数が伸びて収益は増えたが、民間の賃金上昇を踏まえた給与改定により職員給与が前年度比5.0%増加し、医薬品などの材料費も3.1%増えたからとのことであります。公立病院の経常収支については、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う国の財政支援で20年から22年度の間は黒字だったけれども、補助金が減った23年度から赤字に転じており、24年度には給与改定や物価高も加わり、経常収支が大きく赤字になったとのことであります。当あかびら市立病院においても患者数が減る中で収支の採算は、ますます厳しくなることと思われます。令和6年度の決算状況を見るとき、損益計算書による収益的収入は医業収益、医業外収益、特別利益合計で約23億円であります。収益支出は、医業費用、医業外費用、特別損失合計で約24億4,000万円で、令和6年度は約1億4,400万円の純損失、赤字であります。収益的収入を令和2年度から年度別に比較すると、令和3年度でマイナス2.4%、4年度でマイナス2.1%、5年度でマイナス4.5%、6年度でマイナス1.8%ということで全て損失となっております。また、赤平市病院事業 報 告 書 に お い て の 資 本 勘 定 に お い て も 約 1 億6,900万円の収支不足が生じています。このような現状の下で今後における赤字対策への改善策を独自で見いだせるのかどうか、市長の考え方を伺います。

答弁 市長 畠山渉

当病院存続のための病院独自での改善策が見いだせるのかどうかについてでございますが、ご指摘のとおり令和6年度決算におきまして収益的収支は約1億4,000万円の純損失となり、また資本的収支でも約1億6,900万円の収支不足が生じております。当院は、平成23年度に資金不足を全額解消し、経営収支が黒字に転換して以来、経営黒字を継続してきたところでありますが、患者数の減少に加え、近年の物価の急激な上昇による医療材料等の高騰、人事院勧告による人件費の上昇に診療報酬の改定が追いついておらず、この診療報酬という公定価格によって運営される病院経営の厳しさが浮き彫りとなっている状況であります。持続可能な医療体制の確保のため、病院独自の改善策を講じなければならないことは十分認識しており、令和6年2月に策定いたしました経営強化プランに掲げておりますとおり取組を進めてまいりたいと考えております。また、令和6年度決算において自治体病院の9割近くが経常赤字という状況が示しておりますとおり、病院独自での改善には限界があることも感じており、国や道に対し医療提供体制の維持に必要な財政的支援や人材確保策につきましても要望してまいりたいと考えております。

質問 8番 若山武信

ただいまの市長答弁、全て赤字、マイナス、これを認めながらの答弁だったと思いますけれども、病院経営の基本となる入院ベッド数、これ新しく出されておりますけれども、令和6年度は一般病棟60床、療養病棟60床、計120床でありましたけれども、7年度は一般病棟が49床、療養病棟50床の計99床での縮小経営となったわけでありますが、そういう意味で厳しさは増すばかりと思われます。ただいまの市長答弁にあるように、国や道に対し医療提供体制の維持に必要な財政的支援や人材確保についても要望していくとのことでありますので、その結果を判断しながら、また来期に令和7年度の決算状況との比較、評価により病院の財政問題を再度質問、議論させていただきたいと思います。病院への繰入金の問題も大きくこれからは関係してくるかなと。財政も厳しい中でこのことは大切ですけれども、なかなか難しい話になってくるのではと、そんなふうに思っておりますので、具体的には来年度というふうに考えています。厳しい状況に置かれましても、あかびら市立病院でありますけれども、市長、病院長を先頭に各医師、薬剤師、事務長、総看護師長などの病院、医療に関わる各診療スタッフが一丸となって当病院を最後まで守り抜いていただきますことを心から要望し、この項の質問を終わります。以上をもちまして私の一般質問の全てを終わります。適切な答弁ありがとうございました。

出典:赤平市議会 令和7年第4回定例会 2025年12月11日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる