幕別町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月11日
外国人住民との共生について
2026年3月11日、幕別町議会の一般質問で、酒井はやみ議員が「外国人住民との共生について」質問し、町長 飯田晴義、住民課長 佐々木一成、商工観光課長 本間淳が答弁しました。
- 質問者
- 酒井はやみ 議員
- 答弁者
- 町長 飯田晴義、住民課長 佐々木一成、商工観光課長 本間淳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 酒井はやみ
通告に従いまして質問いたします。1、外国人住民との共生について。本町では、外国人住民が10年前に比べて約5倍になっており、地域社会の一員として暮らし、地域経済の担い手となっています。一方で、言葉の壁や生活習慣の違いから、地域との関わりが十分に築かれていない場合もあります。また、全国的には差別的言動や根拠のない情報の拡散などが社会的課題として指摘されており、共生社会の基盤をどのように築いていくかが問われています。憲法が保障する基本的人権は、国籍にかかわらず尊重されるべきものであり、誰もが安心して暮らせるまちづくりを進める上で、町の姿勢と具体的な取組が重要であると考え、以下について伺います。(1)外国人への差別的言動や排外主義的な動きに対する町の見解は。必要な啓発をどのように行っていくのか。(2)外国人住民の主な就労分野は。また、今後の動向の見通しは。(3)生活相談体制や多言語、易しい日本語での情報提供の現状と課題は。(4)外国人住民が地域活動や町内会活動に参加するための支援策は。2、防災を通じた地域コミュニティづくりについて。町内会加入率の低下や担い手不足が広がる中、地域コミュニティの維持が大きな課題となっています。災害が頻発する今日、命を守る基盤となるのは日常からの顔の見える関係であり、防災の取組は地域のつながりを強める重要な契機になると考えます。一方で、各町内会での活動には、人的、財政的な限界もあります。持続可能な地域防災体制の構築、さらには地域コミュニティの維持・活性化に向けては、行政による継続的かつ実効性ある支援が重要であると考え、以下について伺います。(1)町内会単位での防災訓練の実施状況と課題は。また、未実施の町内会に対する支援をどのように考えているか。(2)複数の町内会による合同防災訓練や防災に関する出前講座について、町として計画や支援をする考えは。(3)防災を契機とした取組にとどまらず、町内会をまちづくりの基盤としてどのように位置づけているか。また、町内会が相互に経験を学ぶ機会や課題相談を行う仕組みの整備を含め、今後の町内会支援についてどのように考えているか。以上です。
答弁 町長 飯田晴義
酒井議員のご質問にお答えいたします。「外国人住民との共生について」であります。ご質問の1点目、「外国人への差別的言動や排外主義的な動きに対する町の見解は。必要な啓発をどのように行っていくのか」についてであります。近年我が国では、外国人労働者の増加やインバウンド需要の高まりによる経済効果を期待する声が高まる一方で、文化やモラル、生活習慣の違いなどから生じるトラブルが問題視されており、ネット上のSNSでは、外国人に対する差別的な発言や偏見を助長する書き込みなどが増えております。本町におきましても、労働者をはじめとして在住外国人の方々が増えてきておりますが、外国人への差別的言動や排外主義的な動きは許されるものではなく、全ての住民が互いに尊重し合い、安全かつ平等に生活できる社会の実現を目指すとともに、異なる文化を尊重し合いながら共存する多文化共生社会を推進する必要があると考えております。町といたしましては、差別や偏見を防ぎ、多文化への理解を促進するため、国籍や文化の違いを尊重する姿勢を広める取組を行うべきと考えており、幕別町国際交流協会が海外研修生に対し行う異文化を学ぶ体験会や、留学生を講師に招いて実施する講演会の周知のほか、本町も構成団体の一員となっている十勝インターナショナル協会も多文化共生に係るイベントを実施しており、本町も構成団体の一員として多文化共生活動に努めているところであります。ご質問の2点目、「外国人住民の主な就労分野は。また、今後の動向の見通しは」についてであります。本町に在住する外国人は、令和8年1月末現在314人で、うち技能実習や特定技能等の在留資格により就労されている方は272人であります。これらの方々の就労分野につきましては、住民登録に必要な在留カードにその記載がなく、特定することはできませんが、町内事業者の事業活動の状況を鑑みると、主に製造業や農林業、介護・福祉事業、観光業等の分野で就労されていると推察しているところであります。今後の動向の見通しにつきましては、人口減少が進み労働者不足が見込まれる中、これまでの傾向にとどまらず、他分野においても外国人労働者に頼らざるを得ない状況が加速するものと考えております。ご質問の3点目、「生活相談体制や、多言語・易しい日本語での情報提供の現状と課題は」についてであります。外国人の住民が増える中、生活に必要な手続や案内などが外国人の方々に正確に届くよう、多言語化や易しい日本語での情報提供が求められています。本町では、外国人の方が主にインターネットで情報を収集する傾向が強いことを踏まえ、令和7年のホームページリニューアル時に、グーグル翻訳を活用した多言語表記機能を採用しており、英語や中国語、東南アジア諸国など、ほぼ全ての言語で情報提供することが可能となっているほか、易しい日本語表記の機能も加え、一定程度の日本語の読み書きができる外国人の方が情報を把握しやすい仕組みを整えております。また、平成31年3月から生活課題の相談を総合的に受け止める「よろず相談窓口」を設置しており、複数の生活課題が存在する場合には、関係する部署や関係機関と連携するなど、包括的な支援体制で対応に当たっているところであります。よろず相談窓口においては、現在までに外国人の方から生活や暮らしに関する相談はありませんが、相談があった際は、スマートフォンの翻訳アプリなどを活用し、相談者と意思疎通を図りながら相談支援を行うほか、必要に応じて「北海道外国人相談センター」と連携を図りながら対応に当たってまいります。ご質問の4点目、「外国人住民が地域活動や町内会活動に参加するための支援策は」についてであります。令和8年1月末現在、幕別町の人口は2万4,990人であり、そのうち外国人住民は314人で、全体の約1.3パーセントを占めております。外国人住民の約9割は特定技能外国人や技能実習生であり、町内の特定技能所属機関や企業に所属しながら、地域の産業を支える重要な役割を担っております。一方で、外国人住民も日本人住民と同様に、幕別町に居住する一住民であり、地域社会の一員として位置づけられるべき存在であります。このため、外国人住民に特別な優遇措置を講じることは必ずしも望ましいものではないと考えており、「日本人だから」「外国人だから」という区別を設けることなく、公平で対等な立場を尊重する環境を整え、地域活動や町内会活動に自然に参加できる形での支援を進めることが行政としての役割であると考えております。しかしながら、多文化共生社会の実現に向けては、国籍や言語の違いによるコミュニケーションの課題や、文化的背景の違いへの配慮も必要でありますことから、町といたしましては、特定技能所属機関や企業との連携を強化し、交通やごみ出しのルール、医療・公衆衛生や防災訓練、災害対応に関する案内など、関係機関に対し必要な協力要請を行ってまいります。また、町内会には、生活のルールやごみの分別方法など、易しい日本語や多言語表記などにより、外国人住民とのコミュニケーションが図られるようパンフレットを作成するなどの支援に努め、外国人住民が地域活動や町内会活動に参加しやすい環境づくりに取り組んでまいります。次に、「防災を通じた地域コミュニティづくりについて」であります。ご質問の1点目、「町内会単位での防災訓練の実施状況と課題は。また、未実施の町内会に対する支援をどのように考えているか」と、ご質問の2点目、「複数の町内会による合同防災訓練や防災に関する出前講座について、町として計画や支援をする考えは」については関連がありますので、併せて答弁させていただきます。本町では、令和2年4月から内閣府の定める地域防災マネジャーの資格を有し、災害派遣などの豊富な経験を持つ防災マネジャー1名を任用し、町民の防災意識の向上や自主防災組織の組織化の推進、円滑な避難行動及び自発的な避難所運営体制の構築に向け、地域の防災力の底上げに取り組んでおります。自主防災組織は行政区単位で組織化されており、令和8年2月28日現在、113行政区中52行政区で組織化され、組織率は46.0パーセントとなっております。また、全世帯数に対する自主防災組織の活動カバー率では75.0パーセントとなっております。地区別では、幕別市街地区が20行政区中11行政区、札内市街地区が41行政区中31行政区、忠類市街地区が5行政区中全ての行政区、農村地域では47行政区中5行政区となっており、農村地域で組織率が低い状況にありますが、農事組合活動や町内会活動を通じた日常的な地域の結びつきが強いことから、実質的には一定の共助体が機能しているものと考えております。防災訓練の実施状況につきましては、町内会単位での防災訓練が、令和5年度に4町内会で各1回、6年度に1町内会で1回、7年度は2月末現在で2町内会において各1回実施しております。また、複数町内会が合同で実施する防災訓練は、令和5年度に1回、6年度に2回、7年度は2月末現在で1回となっております。町内会や老人クラブ等を対象に実施した出前講座については、令和5年度に16回、6年度に19回、7年度は2月末現在で15回実施しております。一方で、地域における活動の担い手不足や役員の固定化などにより、単独の町内会での自主防災組織の設立や継続的な訓練の実施が難しいとの声もあり、組織化の推進と活動の継続が課題となっております。このような状況を踏まえ、町としましては、出前講座の積極的な周知と活用促進に努めるとともに、防災マネジャーが訓練の企画段階から関わるなど、よりきめ細かな支援を行う考えであります。また、単独町内会での実施が難しい場合には、複数町内会による合同訓練を推奨し、日程調整や内容構成に関する助言など、実施に向けた調整支援を強化してまいります。防災訓練の未実施の町内会に対しては、町内会連絡会議等の場を通じた働きかけに加え、短時間や小規模でも実施可能な訓練メニューを提案するなど、取り組みやすい形での支援を行い、防災活動への参加の裾野を広げてまいります。災害時における共助の体制づくりは地道な積み重ねが不可欠であり、今後におきましても、地域の実情を丁寧に把握しながら、町内会や自主防災組織と連携し、持続可能な地域の防災力の向上に努めてまいります。ご質問の3点目、「防災を契機とした取り組みにとどまらず、町内会をまちづくりの基盤としてどのように位置づけているか。また、町内会が相互に経験を学ぶ機会や課題相談を行う仕組みの整備を含め、今後の町内会支援についてどのように考えているか」についてであります。地域コミュニティの衰退が懸念される中、これからのまちづくりにおいては、住民と行政がそれぞれ責任を担い、自助、共助、公助の視点から役割分担を行う協働のまちづくりを推進していくことが重要であると認識しております。特に、共助を担う町内会の役割は極めて大きいものでありますことから、支援を必要とする住民への対応や防災活動など、町内会による地域活動をより一層促進していく必要があるものと考えております。町といたしましては、町内会の自主的かつ主体的な地域活動を支援する「町内会活動支援交付金」や、地域住民が行政と協働して行う各種事業を支援する「協働のまちづくり支援事業交付金」による側面的な支援を継続するとともに、町内会連絡会議を通じて、地域での優良事例の紹介や地域課題への取組など、町内会相互において情報共有の機会の充実に努めてまいります。また、少子高齢化や人口減少の進行により、地域によってはコミュニティ活動の継続が困難となっている町内会もありますことから、地域の声を丁寧にお聞きしながら実情を把握し、今後の組織のあり方について十分に協議した上で、地域課題の解決に向けた支援に取り組んでまいります。以上で、酒井議員のご質問への答弁とさせていただきます。
再質問 7番 酒井はやみ
それでは、再質問いたします。外国人への差別的言動についてです。答弁では、外国人への差別的言動や排外主義的な動きは許されるものではなく、全ての住民が互いに尊重し合い、安全かつ平等に生活できる社会の実現を目指すとして、異文化体験会や講演会、イベントなどで多文化の理解を図るというお答えでした。これは住民理解を深める上で、きっかけとして大切だと思います。ただ、全国的には根拠のない情報や偏見が広がり、外国人への規制強化やヘイトスピーチなど排外主義的な動きも見られます。懸念しているのは、町の子どもたちもそうした潮流や動きに日常的に増える環境にあって影響を受けていること、また、町内に住んでおられる外国人住民の皆さんがこうした潮流、動きに対して不安や疎外感を感じていないかということです。体験会などだけでは対象は一部に限られますし、こうした誤った潮流を正すには十分ではないのではないかというふうに思います。町として、誤った情報や排外主義への対応も含めた啓発を行う考えはありますでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
町内においては、そういった事例は聞き及んでおりませんけれども、これは幕別町だけの問題ではなくて、北海道、全国的な問題だろうというふうに思っております。そうなりますと、これは幕別町だけがやっても、やはりなかなか収まり切らないわけでありますから、私は全国的に著名人の方が、北海道であれば例えば北海道知事が、あるいは全国であれば総理大臣がとかあるいは俳優であったり著名な方、そういう方が呼びかけをすることがやはり一番効果があるのかなというふうに思っておりますので、これはやはり一部地域の問題ではなくて、日本国全体の問題として、私はこれが激しさを増してきたら、そういう対応が必要だろうというふうに思っております。
再質問 7番 酒井はやみ
昨年11月に、全国知事会も多文化共生社会の実現を目指す共同宣言というのを発表しています。ここでは、外国人が地域の一員として社会を支えるのに、なくてはならない存在となっている一方で、その実態が十分に伝わらず、外国人が増えると犯罪が増える、ルールを守らない外国人が多いなどの根拠不明の情報がSNS等で見受けられると指摘しています。そしてその中で、事実やデータに基づかない情報による排他主義、排外主義を強く否定します。全ての方が安心して暮らし、活躍することができる多文化共生社会をつくっていきますと宣言されています。こうした動きが大事だということだと思います。町としてもこうした立場に立って、誤った考えを正すということも含めた啓発に取り組むことが大事ではないかと思います。行政は全ての住民の権利を守る責任があって、やはり差別や偏見が放置されれば、安心して暮らす権利が侵されかねないというふうに思いますので、やはりあらゆるレベルで行政からも発信していくことが必要ではないかと考えますが、改めてお考えを伺います。
答弁 町長 飯田晴義
私は究極的な防止方法については、やはり全国レベルで、日本国内でどこもそういう啓発をしなければ駄目だというふうに思っておりますので、そこが一番影響力のある方が、例えばACではないですけれども、政府広報で頻繁に流すとか、あるいは総理がSNSも随分やっているようですから、総理が流すとか、そういう影響力のある方がそういった啓発活動に取り組んでいただく。それと町としては、これはそういう事態になればというか、なってからやるのは遅いかもしれません。町の広報で流すことはこれ可能なことでありますので、そういったことも検討しなければならないなというふうに思っています。ただ、今現在、幕別町においてはそういう事例は実はありません。むしろ、あかしや南1の町内会の50周年記念の祭典、あるいはそういう懇親会がありましたけれども、これは地域にある事業所の方が、たしか七、八人ぐらい来まして、非常に地域住民と仲よく和気あいあいとやっているのを見て、非常にすばらしいなというふうに思いましたし、また、忠類おいては、外国人が結構技能実習などで入っていますけども、これらの方々もイベントになると、一緒になって踊ったり、あるいは飲食の提供をしたりしていますので、そういうのを見る限りは、私は幕別町にはちょっと縁遠い話かなと思っていましたけれども、ただSNSはこれ国境がありません、国境というか行政区の境がありませんので、ここは我々もやれることはやるし、もっと大きな範囲でやってもらいたいなとも思っているところです。
再質問 7番 酒井はやみ
本当に町の中でそうした動きがある、とても大切な動きがあるだけに、町の姿勢もしっかり伝えていくということが必要だなというふうに思います。やはりさっき町長もおっしゃったのですけれども、SNSなどで本当に子どもたちの日常生活に、ちょっと信じられないような情報が流れたりしていて、子どもたちもそういう言葉を口にするということも実際には起きてしまっています。大人もそうですけれども、大人への影響もあると思いますけれども、とても深刻な状況があると思いますので、先ほど広報を使ってということも言われたのですけれども、音更町では今回の排外主義に対することだけではなく、共生社会について令和3年度から広報紙で連続的にコラムを紹介していまして、今30回になっています。そうした取組も参考になるかなというふうに思いますけれども、幕別町としてできることについて、ぜひ検討していただきたいと思います。今後の外国人住民の動向の見通しについてです。答弁では、外国人の住民の皆さんが、町の中で製造業ほか、あらゆる分野で産業の担い手となってくださっているというお答えでした。そして答弁の中で、今後、他分野においても、外国人労働者に頼らざるを得ない状況が加速するというふうにありました。これは外国人の方が今後さらに増えていく可能性が高いというふうに見ておられるのか、産業が広くなるだろうというふうに見られているのか、両方なのか、改めて伺います。
答弁 町長 飯田晴義
労働力不足はどの分野においても、これ顕著になりつつあるわけでありますから、これは、今、外国人の労働者、技能実習特定技能の方がいない業種においても可能性がありますし、さらに数においても、これは増えてくるだろうというふうに思っております。
再質問 7番 酒井はやみ
はい、分かりました。全国的にも、来年度から始まる育成就労制度の導入によって、現在、技能実習特定技能外国人の方が合計で78万人いらっしゃるのですけれども、これが123万人の枠に広げられるというふうになっていますので、増えていくことが考えられると思います。今現在では、外国人の労働者の方の受入れは基本的に各事業所の雇用で進められていますので、事業者さんのところで丁寧に生活の支援も含めて手がけられていると伺っていますが、その事業所さんだけではなくて、地域社会の側としてどう受け入れていくかというところについては、必ずしも議論がまだ十分進んでいないのではないかなというふうに、行事に参加してくださっているとかそういういい部分もあるのですけれども、全体としてどういうふうに進めていくのかということは、まだまだこれからの議論が必要なのかではないかなというふうに思います。今後、外国人住民の増加が見込まれるのであるなら、町としても地域や生活との関わりを含めた外国人住民の皆さんの実態や要望を把握しながら、必要な支援を検討していく必要があるのではないかと思いますが、そのあたりの町の今後の役割について考えておられることがあれば伺います。
答弁 町長 飯田晴義
基本的には受け入れている会社、企業の責任であるというふうに思っております。そういう中で、今はうまくいっています。そういう中で何か問題が出てきて、それが全体に共通するようなことであれば、町として対処しなければならないなというふうには思っておりますけども、今のところは問題が出ておりません。そして、まず第一義的には、その受入れ企業が対応すると。これは法律上の義務を課せられておりますので、そこはしっかりやっていただく。いただいた上で、その受入れ以外の部分で何か問題が出てきて、それが行政として対応すべきことであれば、そこは対応しなければならないなというふうに思います。それともう一つ、恐らく今後増えてきたときに、住居ですね、これが今のところは各企業で対応していただいておりますけども、実際に町としてもどこか空いているところがあれば提供してほしいのだと、そういう話も今来ていますので、そういう面での協力というのは、今後出てくるのかなというふうに思っております。
再質問 7番 酒井はやみ
外国人の皆さんの生活の支援については、答弁の中でも生活相談について窓口対応を行っていることや、翻訳アプリの活用などの説明もあって、そうしたことは進められているというふうに認識しています。答弁の中で、町内会に外国人住民とのコミュニケーションが図られるよう、パンフレットを作成するなどの支援に努めるということがあったのですけれども、これは具体的にどのようなものをイメージしているのか、外国人住民の方に使っていただくパンフレットではなく、町内会が使うパンフレットというイメージなのか、改めて詳しく伺いたいと思います。15:45(小島議員退場)
答弁 住民課長 佐々木一成
町内会向けのパンフレットでございますが、今のところ具体的なものはまだ検討の段階には至っていないのですけれども、今後地域の中でどういう要望があるか、そういうものを聞き取った上で、外国人とのコミュニケーションに活用できるようなパンフレットのほうを作成したいというふうに考えております。
再質問 7番 酒井はやみ
はい、分かりました。それはそれとして、必要なことかというふうに思います。ただ以前は本町でも、外国語で表記した生活ガイドブックのようなものを作って住民の方に使っていただいていたという経過があります。今はそれがないと思うのですけれども、これから実際に町で暮らしていかれるということになれば、防災のことやごみの分別のことや病院のことや交通手段のことなど、町でしか対応できない、お知らせできない情報というのがどうしても出てくるかというふうに思います。以前作っていたようなものも今後検討することが必要かなというふうにも思いますし、ほかの自治体でも、宮崎県の新富町のがたまたま見つかったのですけれども、人口1万5,000人ぐらいの町なのですけれども、すごく分かりやすい易しい日本語で書いたこういうブックレットなんかも作って活用されていますので、参考にできないかなというふうに思いました。地域の中に溶け込んでいってお互いを理解し合っていくためにも、そうした入り口になるような手だてが丁寧に講じられる必要があるかなというふうに思って、生活支援のパンフレットを一つ例に出したのですけれども、そういった町に溶け込んでいけるような手段の一つ、手段の具体化として、今、検討されていることなどがあれば、お伺いします。
答弁 商工観光課長 本間淳
以前、作成してお配りしておりましたパンフレットなのですけれども、内容が古くなっていたということもありまして、更新を検討する中で、実はJICA帯広の担当の方とご相談をしまして、JICAのほうで各市町村ごとに作成する予定があるということで、現在はその作成していただいたものを、幕別版のものがありますので、それを窓口に設置あるいはホームページのほうに掲載をしております。また、それ以外の情報につきましても、ホームページの中に各関係機関に掲載されている情報、そこにつながるようなリンクなども貼っておりますので、そちらをお使いいただければというふうに思いますし、ホームページも先ほどの答弁の中にもありましたけれども、外国語対応という部分がございますので、そういったことによって活用していただければというふうに思います。以上です。
再質問 7番 酒井はやみ
はい、分かりました。できれば、外国人の方々の直接要求やお困り事を、こちらからも伺いながら必要なことを考えていけたらいいかなというふうに思います。次に、外国人の皆さんが地域活動に参加することは、防災の観点からも重要ではないかというふうに考えます。外国人住民の皆さんが地域の中で、事業所との関わりはあっても、そこの範囲で孤立しているという場合、情報が届きにくくなることも懸念されます。ですが逆に、行政がイニシアチブをとって、例えば地域の皆さんと外国人住民の皆さんが一緒に防災訓練をするだとか、防災について学ぶ場を持つ、そういうことができれば、コミュニティづくりにもつながっていくということも、可能性もあると思います。この外国人住民の皆さんを交えての地域の防災のあり方について、行政がイニシアチブをとって取り組むお考えがあるかどうか伺います。
答弁 町長 飯田晴義
この防災訓練、非常に重要です。でもこれは、外国人だからとか日本人だからということではなくて、住んでいる方全てを対象にしなければ意味がない部分でありますので、そこは事業主体は各自主防災組織ということになりますので、そこは日本人の方もかなり参加していない方いらっしゃると思うのですね。だから、そこは外国人の方だけを特別視するのではなくて、住んでいる方全員を広く対象にした中で、その防災訓練をやっていただくように要請をしたいというふうに思います。
再質問 7番 酒井はやみ
ほかの自治体でそうした取組をして、イニシアチブを取ってやっているところがありました。なかなかその地域におられても、住民のほうからアクセスすることも難しいし、外国人住民の方からもコンタクトを取ることが難しいけれども、そうした場であれば一緒に考えていくということができて、交流につながっていったという経験があったので、それがひとつ大きなきっかけになるし、行政側としても情報弱者になりかねない外国人住民の方々に、必要な手だてを取るということは必要かなというふうに思いますので、今後ぜひ検討していっていただきたいというふうに思います。外国人住民の皆さんは、今もう地域社会を支える一員となっていまして、今後さらに人数も増えて、重要な役割を担うことが考えられます。そうした下で、多文化共生社会に向けて個別の対応、必要なことをそのときそのときやっていくということだけではなくて、町として、例えば総合計画に位置づけて方向性を持って取り組むということも必要ではないかというふうに思います。先ほどちょっとお伝えした新富町の、これがどうしてこんな取組にまでなったのかというのを見ますと、そういった総合計画に位置づけて、日本語教室だとかそういったイベントも系統的にやっているということでした。必要に応じて具体化は考えていくということになるとは思うのですけれども、きちっとやはり町の計画に位置づける必要があるのではないかというふうに考えたのですが、町のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
これは総合計画についてこれから策定の作業をしていくという段階でありますので、外国人の方に分かってもらいたいということは、どこに暮らしていてもさほど変わらない、どこの国で暮らしても変わらないのですが、その国独特の習慣だとか文化だとかありますから、そういったところをしっかり分かってもらわないと、トラブルの元になるというふうに思いますので、そういった情報を、ホームページから必要な情報は、ここを見ればほぼ分かりますよと。翻訳機能ありますから、そこを検索してもらうという形が一番いいのかなと。もう本で配る時代ではないと思っていますので、知りたい情報は翻訳機能を使いながら仕入れるような、こちら側で体制、仕組みをつくっておくということとが必要だろうというふうに思います。総合計画の位置づけについては、今後どれほどの大きな課題になってくるかによって変わってくるかと思います。これは道内でも、倶知安とかニセコあたりになると全く我々のところとは違いますので、そういったところで一緒にはならないと思いますけれども、町の行政運営の中で、課題というふうなものに認識されれば、そこはうたわざるを得ないというか、当然うたっていかなければならないなというふうに思います。
再質問 7番 酒井はやみ
外国人住民の方が増えるということで、今回取り上げたのですけれども、国籍の違いだけでなくて、民族や性の違い、世代の違い、考えの違いなどいろんな違いがあったとしても、お互いにその違いを知り、尊重し合える地域社会をつくっていく、それが地域のいろんな発展の芽が出てくる可能性がある、そういう機会でもあると思います。生活相談や情報提供にとどまらず、地域で共に暮らしていくという視点で、町として多文化共生のまちづくりにぜひ計画をもって進めていくことを期待して、次の質問に移りたいと思います。防災を通じた地域コミュニティづくりについてです。地域の防災活動についてお答えの中では、防災マネジャーの方が訓練の企画段階から関わること、また複数町内会による合同訓練の推奨、短時間や小規模でも実施可能な訓練メニューを提案するなどのお答えがありました。踏み込んだ具体的な手だてを今訓練が行われていないところにも検討していくということで、これが進めばいいなというふうに思いました。改めて、災害時の町内会や地域コミュニティの役割について、町民の皆さんとも認識を共有しながら取組を図っていくことが大事だと思います。町として防災時に町内会にどのような役割を期待しているのか。また、その役割を町民や町内会にどのようにお伝えしていくのか、お聞かせください。
答弁 町長 飯田晴義
町内会については、もうまさしく共助の部分であります。まずは自助をそれぞれの人がやる。でも、そこでは自分でやれないことがありますから、そこは隣近所で共助の部分を町内会にお願いをする。そして、その情報を災害等対策本部なりに集約して伝えてもらって、公助に結びつけていく。そういう流れの中での共助というものを期待するわけでありますけども、なかなかこれ災害というのは、忘れた頃にやってくるではないですけれども、しばらくですね、特に地震などはもう平成15年を最後にもう22年来ていないのですね。でも、その危機感というか、可能性はますます年々高まっていますので、そこはなかなか難しいのです。自分は被害者にならないとかという思い、そういう思い込みを持っている方が非常に多いわけなのですが、どなたも被害者になり得る可能性がありますから、そういった危機感を植えつけるというか分かってもらうということ。それがために去年あたりも、起震車、地震を起こす車、これをお借りして、震度6とか7の揺れがどれぐらいのものになるのだということを体験してもらうことが一番だと、危機管理の元になるというふうに思いますので、これも今年もこういったイベントにより多くの方に来ていただく、あるいは出前講座の中でいろんな事例をお話しするということの中で、危機感をしっかり持ってもらって、自分は非常時において、どういう避難行動を取ればいいのだということを繰り返し、月に1回でもいいから各町民が思い浮かべてもらって、すぐとっさに行動ができるような、そういうことになれば一番望ましいと思いますので、そうなれるように本当に地道な活動をしなければならないとは思いますけれども、幾らかでも町民の皆さんに、災害時どうすればいいのだということを考えてもらう機会を提供したいと思います。
再質問 7番 酒井はやみ
個人個人にそうした意識を持ってもらう、そのためのきっかけを町内会として出前講座を行ったりということでやっていくということなのですけれども、町内会に災害時にどういう役割を求めるのかというのは、先ほど言われた自助から共助から本部につなぐ、それが役割ということでいいのですか。町内会の役割、その町内会の皆さんに、自分たちの存在意義をどういうふうに分かってもらうかというか。それに、もし伝えられる中身があれば、町内会の皆さんにも理解してもらいやすいのではないかと思いまして、改めて伺いたかったのですが。
答弁 町長 飯田晴義
他人の助けを必要とする方というのは、今、洗い出しが終わっていますので、そういう人たちについて個別避難計画をつくるという作業を今やっている最中でありますから、この情報を町内会のほうに提供して共有した中で、この町内会の中にはこういった人が助けが必要な人として暮らしていますよということをお知らせして、それを実際の救助というか、共助の範囲内での救助に結びつけていく。あるいは、それが全然自分たちでは対応できないような家が崩れているとか、そういう場合については、公助のほうにつなげる、災害救助のほうにつなげるような役割を期待しているところであります。
再質問 7番 酒井はやみ
分かりました。いざ災害になれば、実際には避難所に来ることが困難な要支援者の方だとか、自宅で避難生活を送る在宅避難者の把握など、地域での共助の取組がどうしても必要になると思います。過去の災害で、大分の火災でもそうでしたが、共助の力で多くの命が助かった事例もあります。そうした事例もお伝えしながら、町内会や地域コミュニティの役割を町内の皆さんと共有していく。そのためにも全地域を視野に、防災訓練をはじめとした防災の取組が広がるように、イニシアチブを取っていく必要があると思います。今回の答弁の中では、どういった計画をもって取り組むのかということは、あまりお答えになかったかと思いますが、全町内会を視野に計画的に取り組むことが必要ではないかと考えますが、その点ではどのようにお考えでしょうか。16:01(小島議員入場)
答弁 町長 飯田晴義
これはおっしゃるとおり、特に市街地ですね、市街地においては自主防災組織があって、そこが核となって避難訓練をするという形がもう定期的に行われれば、これは心配がないのでありますけども、その自主防災組織も全部が全部結成、組織されているわけではありませんので、そこは全部の町内会が、農村部はちょっと置いておきまして、市街地の全部の町内会がしっかりと組織ができて、できなくても避難訓練ができるような、そういうことを計画的にやっていく必要があると思います。これ実はもう既に10年前ぐらいに一度やっているのですが、もう随分時間がたっていますので、やはり繰り返しやることが一番大切なので、一度やっぱり住んでいる方は、地震が起きたらどこに行けばいいのだということを体験してもらうことが非常に大切だろういうことで、まずは一巡を目標にしていきたいというふうに思います。
再質問 7番 酒井はやみ
一巡をどのテンポで行うかまでは、お考えあるのでしょうか。
答弁 町長 飯田晴義
これですね、強制的にやるわけにいかないのですね。やっぱり地域の同意、合意があってやれることなので、そこはどこまで町内会の方々、これ役員の方もちろんそうですし、役員が動いてくれないと、なかなか全体も動いていかないですけれども、そこの同意、合意というものを得ながらやってくしかないかなと思います。ですから、協力してくれるところから順次やっていくということになっていくのかな。期間は何年とか何か月でやるとか、そういうことは今は申し上げられませんけども、とにかく習慣化させるということが一番大切だろうと思っていますので、まずはやれるところから、年に1回でも2回でもやってもらえる、そういうような考え方に立ってやってもらえるように進めていきたいというふうに思います。
再質問 7番 酒井はやみ
はい、分かりました。冬期の避難訓練だとか、そういうことも併せて考えていく必要があると思います。ぜひ計画的に進めていただきたいと思います。最後の町内会支援についてです。今回、防災を入り口に質問しましたが、なかなか全体が防災訓練をやりましょうといって、全体がばあっと進むということにならないのは、やはり背景に町内会自体が抱えている問題もあると思います。町内会の加入が減っていることや、役員の担い手不足、地域のつながりの弱まりという課題があります。防災活動に力を入れることで、顔の見える地域コミュニティが活性化される可能性があるということも考えられますので、訓練などの取組は重要だと思いますが、同時にそうなっていくためにも、町内会をどう支えるかということも重要です。困り事がある一方で、中をよく見ると、いい経験といいますか、いい変化も町内会ごとにあると思います。例えば役員の成り手がなくて解散するかという議論になったところも、やはり解散しないほうがいいということになって、そこから努力が始まったとか、余り動きが芳しくなかった町内会が動き出して、地域で集まりが持てるようになると、やはりそういう集まれる場ができてうれしいと参加者から歓迎されている、そういう場を求めていたことを感じたという声もお聞きしています。また、若い世代の皆さんが子ども会活動でつながり、そのまま町内活動にも違和感なく参加するというところもあります。地域サロンの開催と相乗的に地域が元気になっているという事例もあります。こうした経験や問題意識も、町内会の役員の皆さんがお互いに共有し学び合いながら、孤立しないで活動できる状況をつくることが大事ではないかと思います。お答えの中で、町内会連絡会議を通じて、地域での優良事例の紹介や地域課題への取組など、町内会相互において情報共有の機会の充実に努めるというふうにありました。とても大事な点だと思います。例えば町内会長会議を、今、大きく三つのブロックでやっていますが、もうちょっと小さな単位で行って、お互いの交流ができるようにするだとか、会長の集まりの場に副会長さんも一緒に参加してもいいというふうにできないかとか、そういった声も聞かれました。会議や研修の持ち方、先進事例の共有の仕方などについて、答弁の内容以上にというか、これ以外に考えておられることがあれば、伺いたいと思います。
答弁 町長 飯田晴義
町内会長会議、かつての公区長会議ですけれども、これはかつては春秋1回ずつ全体会議しかやっていなかったのですが、やはり全体で113もあるので、なかなか発言するにしても発言しづらいと、そんな声がありまして、春は統一、全体でやるのですが、秋はかつて五つに分けたことがありましたけれども、今は三つに分けて、なるべく意見交換が出やすいというか、発言しやすい雰囲気づくりをしているわけであります。それと、そういう中においても、何か問題を抱えているようなところは、終わってから相談に来てくれるとか、こっちからあれはどうなりましたかという、そういうやりとりもしていますので、これ以上分けてやるというのは、なかなかこれ難しいかなと思いますので、そこは同じ三つに分けてやるにしても、そこの密度を濃くするというか、うまく意見交換ができるように、始まる前あるいは終わった後に意見交換ができるとか、そういう雰囲気づくりをしていければいいのかなというふうに思っております。いずれにしても、町内会長さん方が今のところは、我々から見たら、本当に協働のまちづくりの有力なパートナーの一人でありますので、しっかりと意思疎通を図りながら、しかも、町内会活動が今62.5パーセントの町内会の組織率でありますから、これをなるべく高める。年々減っております、二、三パーセントずつ落ちていますので、これも歯止めをかけなければならないということがあります。そこで我々としては、先進事例のお話もさせてもらいましたけれども、やはり一番はハードルを下げる、活動するに当たって無理強いをしないというか、気楽に活動できたり、あるいは若い人たちも参加できるような魅力を活動の中にも盛り込んだりという、そういった事例を探しながら、なるべく町内活動を維持できるような形で情報提供したいというふうに思います。
再質問 7番 酒井はやみ
お答えにあったとおり、やっぱり地域を何とかしたいという熱心な思いで、町内会長の役割を引き受けておられる皆さんですので、皆さんの声もよく伺って会議の持ち方だとか、情報の共有のあり方だとかいうのを検討していっていただきたいというふうに思います。若い方も含めて、新しく入ってきた方が気楽に、ハードルを下げて参加してもらえる状況をどうつくるかということなのですけれども、その一つがやはり防災だと思います。共通したテーマ、命を守るというテーマで、やはりこの必要に応じて問題意識を持って取り組んでいくというテーマになりますので、世代関係なく、特に若い方だと逆に自分たちがやらなければというふうな思いにもさせられるテーマでもあると思います。これについては、行政のイニシアチブも大きいというふうに考えますので、今日、答弁していただいたような内容をぜひ進めていただきたいと思います。ちょっとした会話が気軽に交わせる地域だとか、いざというときに助けられる、そういうコミュニティづくりのために、より踏み込んだ支援のあり方について、検討して実施していただくことを期待して、質問を終わります。