赤平市議会 平成28年第1回定例会 2016年3月10日
市政執行方針について
2016年3月10日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、若山武信議員が「市政執行方針について」質問し、市長 菊島美孝が答弁しました。
- 質問者
- 若山武信 議員
- 答弁者
- 市長 菊島美孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 5番 若山武信
通告に基づき、民主クラブを代表して一般質問を行いますので、答弁のほどよろしくお願いいたします。大綱1、市政執行方針について、①、平成28年度予算案についてであります。平成28年度予算案は、一般会計87億1,947万3,000円で前年度比マイナス2.2%、特別会計、事業会計を含む歳出合計は164億1,981万7,000円でマイナス5.6%となっており、手がたくまとめられた感じがいたします。当市の財政指標は、全て健全段階を維持しておりますが、今後もさらなる人口減少で地方税や地方交付税、使用料などの減収が見込まれることではあります。特に平成27年に実施された国勢調査での人口数1万1,097人が28年度の予算案にどの程度、また今後の当市の総合戦略にどう影響していくのか、人口推計、財政推計の見通しも含めお尋ねいたします。また、ことしの職員登用については一般職の採用がないようでありますが、将来の人事構成を見据えるときに少数でも毎年での採用が必要ではと思っております。財政上の理由かとは思いますが、職員登用の考え方についてお伺いいたします。また、平成28年度の一般会計予算案は例年と違い、赤平市創生総合戦略を交え、かつ総合戦略に比重を置いた基本方針をとっているのであれば、戦略したもっと予算案にしてもよかったのではと思っておりますが、いかがでしょうか。菊島市長が誕生して初の独自予算の策定でありますが、何を基準とし、どのような思いが込められた予算案なのでしょうか、お伺いいたします。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
平成28年度予算案についてお答えをさせていただきます。本市における財政状況は、平成27年度決算においても健全段階を維持できると見込んでおりますが、人口減少等により自主財源は減少傾向にありますので、今後も財政運営は厳しい状況が続いてまいります。特に平成28年度の予算編成においては、一般会計の歳入の46.7%を占める地方交付税が平成27年の国勢調査人口によって普通交付税を算定されることになるため、この影響額として2億円の減収を見込んでおりますが、公立病院特例債の償還終了による繰出金の減額によって相殺されております。なお、この減少額につきましては、急激な影響を抑えるために数値急減補正という算定式があり、これにより2億円が縮減される可能性がございます。また、一方では国勢調査に限らず、人口減少傾向が続く中、赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略に関する施策予算が新たに発生しておりますが、歳入規模が縮小する状況下でソフト事業に関してはあかびら創生基金を財源としており、さらに平成27年度に1億6,000万円を超えたあかびらガンバレ応援基金を活用することによって財政調整基金の取り崩しにつきましては前年度当初の骨格予算よりも若干下回る結果となったところでございます。予算編成に当たっては、国立社会保障・人口問題研究所の推計では2040年の赤平市の人口が5,299人、出生率が1.06とされておりますが、赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略に関係する施策を実行することによりまして人口を7,830人、出生率を2.07にすることを目標に掲げ、地方創生元年として総合戦略を最優先とさせていただき、第5次赤平市総合計画を推進することを前提とし、最重要課題となる人口減少対策に取り組むことといたしました。また、職員の採用に関してのご質問でございますが、現在平成28年度の正職員採用は予定しておりませんが、平成29年度の愛真ホームの民間移譲に伴う職員体制づくりや各施設の統合、財政見通しを含め、できるだけ年齢構成に差を生むことなく平準化できるよう平成28年度に改めて中長期的視点に立った職員の採用計画を作成してまいります。私自身初めての年度間を通じた予算編成となりましたが、平成28年度におきましてはこうした人口減少対策を最優先課題としながら、継続事業を含め市民の暮らしや産業振興、まちの活性化に向けた施策を実行することによってこのまちに住んでいる子供から高齢者の市民の皆様が住み続けたいと思えるようなまち、そして市外の方々が赤平に住んでみたいと思っていただけるような、そんなまちづくりに向けて全力で取り組んでまいります。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
質問 5番 若山武信
ただいま答弁ありました予算案の基本的な考え方、これについては理解いたしました。また、具体的な内容につきましては予算審査特別委員会の中で質問してまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。続きまして、②、地方版総合戦略についてであります。総合戦略の最大の課題は、赤平市の人口減少にどう歯どめをかけるかであり、今後の新しいまちづくりの基本目標が策定されました。これより基本目標と具体的な施策について6点、総合戦略の推進体制について2点質問いたしますので、よろしくお願いいたします。まず、ア、地元産業のPRについてであります。基本目標の一つに地元産業の強みを生かした雇用確保と地域産業の振興があり、平成31年までに100人の地元新規雇用者数を挙げております。そして、その主要事業の一つに優良企業のPRというのがありますが、官民一体となって積極的なPRを行うとは具体的にはどのような施策なのでしょうか。5年ほど前になるでしょうか、かつて私は東京、名古屋、大阪などの大都市圏に赤平市という自治体の名において優良企業のPRを行い、求人募集するべきではないのかと担当課に進言したことがありましたが、当時は職員が足りなくて外部に向けての求人、求職の窓口が設置できなく、無理だと言われたことがありました。このことは、今後の取り組みにおいても施策の一つに入るのではないでしょうか。都会には人も集まりますが、離職者もたくさんおります。労働条件の悪い非正規雇用者も多くおり、その中には優秀な技術者もおります。当市では雇用、住宅、子育てなどの移住、定住条件が現在整備されつつありますので、Iターン、Uターン、それに加えて落下傘移住についてもよいのではないでしょうか。中小企業庁の元気なモノ作り中小企業300社に当市の優良企業4社が選ばれているとのことでありますが、まずは少しでも名の売れている会社からPRすべきことでしょう。当市企業の有効なPR方法についての考え方があれば、示していただきたいと思います。また、市長は企業のトップでもありましたので、当市の企業紹介、売り込みにもトップセールスマンとして活躍されることを期待しておりますが、いかがでしょうか、あわせてお伺いいたします。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
地元産業のPRについてお答えをさせていただきます。当市におきましては、炭鉱閉山後の基幹産業としてかねへんの鉱業からエ工業のまちへ転換を図り、全国的なシェアを持つ企業や元気なモノ作り中小企業300社に選ばれる企業など優良な企業が多く存在し、まちの経済と雇用対策に大きく貢献をしていただいております。しかしながら、近年の売り手市場の影響もございまして、求人、求職があるにもかかわらず、就職者の確保に苦慮しているという現状にあります。そこで、平成28年度につきましては、求人を募集している地元企業の人物にスポットを当てた企業紹介と就労支援並びに子育て支援等の本市における特典の情報を掲載した地域情報誌を作成いたしまして近隣の高校や札幌市の大学並びにジョブカフェ等に配布し、就職先としてのPRを行ってまいりたいと思っております。先ほど議員から質問のありました首都圏へのPRにつきましても配布を行ってまいりたいと思っております。現在赤平市のホームページ、総務省が運営する全国移住ナビ、これに仕事に関する記事としてハローワークの情報を掲載しておりますが、赤平市独自の求人情報についても掲載をし、全国にPRをしてまいりたいと思います。また、各企業においてどのような雇用者、雇用形態を望んでいるか等、雇用の状況を聞き取りし、ターゲットを絞った雇用のPRの手法についても検討をしてまいります。私自身もトップセールスマンとしてさまざまな場面におきまして働きかけをしてまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解賜りたいというふうに思います。
質問 5番 若山武信
何といっても企業紹介、それから促進販売という部分では、販売促進でしょうか、これはPRが絶対必要であります。そういう意味では、トップセールスマンとしての市長の意気込みに、これからに期待していきたいと思います。よろしくお願いいたします。イ、6次産業化について。当市でも農産物の生産から食品加工までを市内あるいは近隣地域内で完結し、流通販売を行える農業の6次産業化を目指し、農商工連携による生産拡大と雇用を創出しようとしておりますが、どのような目標を掲げ、生産規模や販売方法、PR方法にて企業連携し、販売促進につないでいくのか、指導計画等についてお尋ねいたします。また、このたびのTPPの参入により国の農業政策は強いものだけが生き残れる政策をとっており、6次産業のような差別化農業を推奨しておりますが、行政として農業全体への配慮についてはどのように考えているのかお尋ねいたします。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
6次産業化についてお答えをさせていただきます。当市では、現在議員が言われますとおり6次産業化に向けて、まず第一に1次産業である農産物の生産に向けて安全で安心な農作物をつくるための基盤を整備していくことを考えております。そのために平成28年度予算で再三の要望がありました現地調査、設計をし、それをもとに平成29年度以降順次基盤整備をいたします。赤平市内の圃場においては、良質な農産物の生産を目指し、加工などの2次産業、さらにサービスや小売などの3次産業と進めていき、そして6次産業化となるように農業者や関係機関と協議をしてまいります。農業者、関係団体からの要望や相談など小まめに対応、協議をいたしまして農業全体への発展へ努力をしていきたいというふうに思っております。ご理解のほどお願いいたします。
質問 5番 若山武信
最近の新聞の一例といたしまして、6次産業化による1億円企業の誕生が紹介されておりました。夢のある話でありますけれども、誰にでも実現可能ということではありません。しかし、少しでも希望と目標を持ってこれから推進させていただきたい、このようにお願いするところでございます。続きまして、ウ、子育て支援住宅の充実について。学校区を中心とした地域で安心して子供を産み育てられる居住環境を形成するという当市には今までにない発想でありますが、居住条件がよければ若い子育て世帯については殺到することではないでしょうか。間取りや家賃設定、賃貸年数等の各種条件はどうなのか、また10戸という建設戸数は少ないと思われますが、公募数によっては戸数増の検討も必要であります。建設計画についてお尋ねいたします。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
子育て支援住宅の充実についてお答えをさせていただきます。子育て支援住宅につきましては、安心して子供を産み育てられることができ、子供が健やかに成長できる環境づくりを進めるため、住宅に困窮する子育て世帯に対する良質な住宅供給でありますが、本市においては昨年策定をした公営住宅等長寿命化計画において吉野団地の建てかえにあわせて計画しており、全体計画としては団地の集約と戸数の縮減を図るべく、現在の吉野第一団地等5団地56棟249戸に対し6棟99戸の建てかえ計画で、そのうちの39戸を子育て世帯向け住宅として整備するものであります。住宅の仕様の特徴としては、一般的には子育てのしやすさに配慮した住宅の広さの確保、子供の成長に対応できる柔軟性への配慮、子供の住宅内における事故防止への配慮などであり、入居対象要件としては公営住宅として管理しますので、所得に応じた家賃設定となり、収入基準については裁量階層の適用となることから、一般世帯よりは緩和されることとなります。また、子育て世帯向け住宅であることから、本来の施策対象者に対し的確かつ継続的に住宅提供が図られなければなりませんので、入居期限の設定が設けられることとなります。道営住宅においては、北海道子育て支援住宅推進方針に基づき小学校就学前から中学校就学前となっております。いずれにしましても、平成28年度は子育て世帯向け住宅を含む吉野団地の建てかえに向けた基本設計を行いますので、その中で建設戸数や建物の仕様、また入居条件等についても全市的な住宅事情などを考慮した中でどのような内容が本市に適しているのか検討してまいりたいと考えております。ご理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 5番 若山武信
ただいまの答弁の中に99戸中の39戸ということでございますが、これは一遍にできるわけではありませんので、当初予算があるとは思いますけれども、予算の関係でいろいろありますが、やっぱり当初年度からできれば戸数を多くふやしていくべきと、このように考えておりますので、当初戸数を多くふやすということの要請をしておきたいと思います。エ、保育料の軽減拡充についてであります。若者が安心して子供を産み育てられる地域づくりを基本目標の一つに挙げておりますが、合計特殊出生率を平成26年1.22、平成31年1.40、平成51年には2.07まで引き上げる計画として事業、施策を検討されておりますが、環境の整備で効果があるのは何としても助成制度による直接支援ではないでしょうか。私は、子育て支援の柱として以前から幼稚園費と保育料は無料にするべきと訴えてまいりましたが、昨年の定例会では保育料は当面国の基準の50%減とし、現段階では全額を無料にはできない、この旨の答弁でございました。総合戦略の目玉の一つとして早急に実施するべきで、子供数が減ってから、または周辺自治体におくれをとってからでは政策への若者のインパクトが薄くなるのではないでしょうか。島根県の邑南町では、日本一の子育て村として今全国から注目を浴びており、シングルマザーが自立して暮らせる女性に優しい町としても注目されております。人口は、約1万1,000人で赤平市規模であり、高齢化率42.2%、子育て環境が抜群で他県からの移住者が多く、4年間に約190人とのことであります。特殊出生率は2.65で、保育料は無料、家賃は安く、医療が確保されており、自然豊かとのことでございます。当市にとって保育料の無料化は予算面で厳しいものがありますが、低所得者層から、この方々からの要望も強く、早急に検討するべきと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
保育料の軽減拡充についてお答えをさせていただきます。当市の保育料は、今年度から国の基準と比較して50%の軽減としているところでございますが、市の総合戦略におきましても中長期的な施策として保育料のさらなる軽減拡充を目標として掲げているところでございます。保育料の無料化につきましては、昨年6月の議会でも無料化に向けて幼保連携型認定こども園の早期実現に努力をしていくと、その旨答弁したところでございますが、こうした考えに変わりはありません。幼保連携型認定こども園の実現の中で保育料のさらなる軽減に向けて財政収支計画とも整合性を図りながら検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 5番 若山武信
私は、保育料の無料化が一番効果があると信じておりますので、そういう意味ではまたどこかの機会で質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。オ、高齢者福祉についてであります。高齢者が生きがいを持って安心して生活できるプラチナ社会の形成について2点ほどお尋ねいたします。1点目は、サービスつき高齢者向け住宅、サ高住の整備についてであります。超高齢化社会において、現在80歳の中までのお年寄りは本当に元気で活動してございますし、しかし年々日常生活に支障を来すようになったり、連れ添いを亡くしたひとり暮らしのお年寄りもふえております。夫婦とも元気なうちから入居できるサ高住の建設は必要であります。今後の孤独死対策としても有効なことではないでしょうか。サ高住整備については、民間事業者による整備推進のため支援方法を協議していくとのことでありますが、当市では初の試みなので、基本的な施策についてお尋ねいたします。また、関連する赤平版CCRC構想の実現の可能性についてお尋ねいたします。総合戦略にふさわしい遠大な構想計画でありますが、医療の周辺地域に各種施設や住宅建設の場所の確保ができるのでしょうか。構想の規模、建設時期と期間、場所、家賃設定など基本的な考え方をお伺いしたいと思います。また、都市部からの高齢者をいかなる施策にて誘致するのかもあわせてお伺いいたしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
地方版総合戦略についての高齢者福祉についてお答えをさせていただきます。サービスつき高齢者向け住宅整備につきまして、サービスつき高齢者向け住宅の整備が近隣市においても進んできておりますが、市内ではまだ整備がされていない状況にありまして、少しの支援を利用することで在宅生活が送ることのできる高齢者のための住まいとして建設を期待する方もいる状況にあります。民間事業者が建設を行いますことから、建設規模や時期、さらには入居者の負担額などは事業者による判断となりまして、市内においても建設を検討している事業者があるようですが、まだ具体的な計画が示されていない状況となっておりますので、市としましては支援策を取りまとめた中で民間事業者に働きかけをして建設促進に取り組んでいきたいと考えております。また、入居費用が高額となることから、入居を希望していても断念する方がいるとの実態もありますので、支援策により費用負担の軽減につながるような方策を検討し、それにより需要がふえることによって事業者が増設を図っていくことも見込まれ、市外からの高齢者の転入にもつながっていくものと考えられます。次に、赤平版CCRC構想につきましては、医療の周辺地域で、かつ買い物の利便性も高い市街地が望ましいことから、あかびら市立病院の周辺と考えておりますが、サービスつき高齢者住宅や介護施設等の施設整備も一体的に行っていかなければなりませんので、今後民間事業者や老人クラブ連合会等の関係団体との協議の中で具体的に検討をしていきたいというふうに思っております。なお、高齢者の移住施策につきましては、民間賃貸住宅家賃助成事業の年齢要件の廃止、おためし暮らし事業の拡充、都市部自治体との高齢者移住連携協定、それらなどの諸施策を一体的に実施していくことが移住、定住に結びつくものと考えていますので、こうした施策のPRにも力を注いでいきたいというふうに思っております。
質問 5番 若山武信
次に、高齢者対策の2点目でございますけれども、介護施設の拡充についてであります。市内には、介護施設の不足により待機者が多いわけでございますけれども、介護施設の拡充において心配なのは介護職員の不足であります。国が昨年4月に行った制度改悪により、介護報酬が2.27%引き下げられたことにより事業所の経営が悪化し、処遇改善も進まないことから離職者が多くなり、また新規雇用もさらに難しくなってきております。このことから、全国的に介護施設はふえてきておりますけれども、倒産も多く、施設の無料譲渡や休眠状態もふえている状況にあるようでございます。当市では、介護施設を民間に移譲することとなりましたが、行政として今後どのように介護施設への指導をしていくのでしょうか。重点施策にある介護サービス施設専門職の養成では、もっと現実的な内容でないと新規就労者の確保は難しいと思います。例えば市民からの人材養成には、介護関連職養成校通学時、また就労時に助成金を支給するなどめり張りついた支援制度が必要ではないでしょうか。いかがでしょうか。また、基本的には介護職の賃金が安過ぎるということが原因でありますので、待遇改善のため近隣自治体が一体となり、国への陳情、要請行動などの働きかけも必要ではないかと思っております。考え方があれば示していただきたいと思います。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
介護施設の拡充につきましては、現在市内事業者から有料老人ホームと軽費老人ホームの増設計画及び検討している旨の相談が寄せられていますことから、これらが進むように支援をしていきたいと考えていますが、今後は需要動向を見きわめ、保険料とのバランスを図っていく中で検討していくことも必要だと思っております。また、どこの施設においても介護職員の確保が大変であるとのお話を伺っており、特に昨年4月からの介護報酬改定の影響で施設によっては経営も困難になってきているところもありますが、行政としてはサービス利用者に良質な介護サービスの提供をお願いをしていることから、優秀な人材を確保し、安定した経営を続けていくためには離職者をなくし、新規就労者を確保していくための処遇改善をさらに進めることが必要であります。そのための介護報酬の見直しは必要と考えますので、国が十分に財源を確保した中で見直しを進めるよう市長会等を通じて引き続き国などに要望をしていきたいと思っております。また、市民からの人材養成のため介護関係養成校通学者に対する支援につきましては、市内在住者子弟には修学資金の貸し付けと市内に就職をして一定期間継続して就労した場合の貸付金の返還免除や就職した際のまごころ商品券の贈呈など、市内での就労を支援する制度が総合戦略の中で位置づけされていますので、それらの制度の周知を図り、就業者の確保に努めていきたいと考えております。ご理解のほど賜りたいと思います。
質問 5番 若山武信
毎年毎年本当に高齢化率は高まってきておりますので、福祉施設の充実をお願いするところでございます。続きまして、カ、炭鉱遺産としての旧住友炭鉱立坑やぐらについてであります。赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の中で炭鉱遺産公園整備が重点施策として位置づけられました。私も以前から駅裏開発の一環として何度か一般質問の中で要望してきたわけでございますが、旧住友炭鉱立坑やぐらを初めとする炭鉱遺産活用のこれまでの経過、そして現状や今後の進め方、課題について伺いたいと思います。昨年6月の市長の所信表明並びに平成28年度市政執行方針として、炭鉱遺産を市が所有するための協議を進めることについて言及されておりますが、現在の状況についてはどうなのか、また立坑やぐらを初めとする炭鉱遺産は建設後50年以上経過しておりますので、修繕や改修費用が多額に発生する可能性もあると思いますが、これら財政的課題に対してどのような財源確保が考えられるのか、あわせてお伺いいたします。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
炭鉱遺産としての旧住友炭鉱立坑やぐらについてお答えさせていただきます。当市の炭鉱遺産に関しましては、空知の炭鉱関連施設と生活文化として北海道遺産に選定されておりまして、北海道の新北海道総合計画の中でも炭鉱の記憶で地域づくりとして地域重点プロジェクトに位置づけられ、大学教授や旅行会社等の企業、地域団体、空知管内の旧産炭地域以外も含めた市町長や職員が構成員となって炭鉱の記憶で地域づくり推進会議が発足され、炭鉱遺産の有効活用についてさまざまな事業展開が進められております。さらに、昨年は九州地区などの炭鉱遺産が明治産業革命遺産の世界遺産登録となりまして、北海道の炭鉱遺産についても各分野から注目されている状況でございます。こうしたことから、当市の炭鉱遺産に関しましては赤平市のみならず、さまざまな機関との連携事業を推進するための中心的な役割を担っております。これまで炭鉱閉山以降本議会におきましても再三にわたる質問が出され、その都度行政としては貴重な資源であり、有効活用を図るとの答弁を行われてきておりますが、住友立坑やぐらを初めとする炭鉱遺産は民間の所有となっているため使用に関する一定の制限等もあり、利用拡大が図れない状況が続いておりますので、昨年私自身が企業へ訪問し、現在資産所有に関する具体的な協議を進めている状況でございます。また、このたびの赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の重点施策としても炭鉱遺産活用が位置づけられており、子供たちについても副読本や施設見学などを学校授業の中でも取り入れられており、赤平コミュニティガイドクラブTANtanの活動も活発化してきている状況から、資産につきましては早急に結論づけたいと考えております。さらに、資産が整理された以降については、危険回避のための改修費用が課題となってまいりますが、まずは日本登録有形文化財の指定を目指し、価値観を証明した上で国や道からの財政支援やクラウドファンディング、あかびら創生寄附金、あかびらガンバレ応援寄附金などの活用も視野に財政面でも効果的に改修が実現できるよう検討してまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 5番 若山武信
ただいまの市長答弁については、非常に理解するところでございますけれども、事業計画、そして年間の維持管理費、これは大変に費用がかかるわけでございますが、財源の確保や対策についてもう少しその推移を見ながら今後の再度質問の対象にしていきたいなと、このように思っております。また、市が所有するということに当たっては税金も使いますので、最終的には市民的議論等、これらも必要かなと、こんなふうにも思うところでございます。キ、地域間の連携推進についてであります。連携中枢都市圏との形成づくりでは、学生地域定着推進ということで既に北翔大学出身女性が当市役所にて活躍されておりますし、さらに江別市内4大学と江別市並びに空知の3市4町が連携し、大学生が地元に根づく施策を検討中のことでありますが、市内企業での就業体験に助成金を支給することも方法の一つでございます。いかがなことでしょうか。また、従来からの定住自立圏形成では、中空知定住自立圏構想等の地域連携施策を活用しつつ、地域間の広域連携を積極的に進めることとしておりますけれども、現在までの連携効果について検証されていたら伺いたいと思います。また、今後共通の施策課題に途中から異論が生じ、各自治体の計画に変更が生じた場合はどのように調整して広域連携としてまとめていくのか伺いたいと思います。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
地域間の連携推進についてお答えをさせていただきます。人口減少対策となる地方創生につきましては、全国的な課題でありまして、市町村が単独で施策を講じるにも限界があり、独自施策の展開と同時に北海道や中空知、関係機関との共通課題を解決するための連携事業を推進してまいらなければなりません。国としては、市町村合併から始まり、定住自立圏構想、そして現在では連携中枢都市圏を促進しようとしておりますが、中空知の状況といたしましては中空知定住自立圏構想を推進することが基本となります。このたびの赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の推進に当たって、現在地方創生加速化交付金を活用し、オール空知で道外イベントへの参加や市町のPR、江別市内4大学と4市4町の学生地域定着推進広域連携協議会による大学との連携事業、中空知5市5町による就業、移住支援事業を実施するため国に対して交付金申請書を提出している状況でございます。今後におきましてもさまざまな関係機関との連携を強化しまして、人口減少対策に向けた協議を進め、事業展開を行っていくとともに、地元においても行政のみでなく、企業や団体等の連携すべき施策もございますので、市内外にわたって積極的に連携した施策の取り組みを行ってまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。
質問 5番 若山武信
広域連携については、非常に大切なことでございますので、ぜひ成功させていただきたいと思っております。次、ク、施策の進捗管理体制と効果の検証についてであります。赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の実施に当たり、地方公共団体、産業界、金融機関、労働団体が連携し、効果的な施策が実施されるよう、それぞれの代表も加わった形でPDCAサイクルに基づく効果検証を行うことが重要としておりますが、総合戦略会議が各事業体の施策を評価するとき、その時期が毎年11月としておりますし、そうしたときに各事業体には大小の各種戦略を掲げている中で実施した事業の評価が低く、改善状況も悪いときなど、11月を待たずして途中での計画変更や戦略変更も起こり得るわけでございます。評価時期途中での判断はどのように対応していくのか、また各種事業体の戦略の変更や中止、予算変更等の決定権はどこにあるのか、その場合市議会との関係についてはどうなるのかお尋ねいたします。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
施策の進捗管理体制と効果の検証についてお答えをさせてもらいます。赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略につきましては、行政だけでなく、オール赤平で取り組む必要がありまして、昨年7月に発足いたしました産官学金労で構成される総合戦略会議及びみらい部会を継続し、最低でも毎年11月にPDCAサイクルとなる施策の進捗状況や効果を検証しまして必要に応じた施策の見直しを協議していくことになりますが、当然のことながら年1回の会議に限られたものではなく、状況によって複数回開催することもございます。また、市外からの有識者3名につきましても案件によってご指導やご意見をいただくため、状況に応じた会議への参加も依頼しております。こうした流れが総合計画との大きな違いとなっておりまして、経過を十分尊重しながら、より効果的な施策を展開してまいりますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
質問 5番 若山武信
ただいまの答弁で総合計画との違いがわかりました。できるだけ柔軟でスピーディーな判断をお願いするところでございます。③、第5次赤平市総合計画について、ア、医師確保についてであります。地域医療体制の中心であります医師確保につきましては、今までも大変な苦労がありました。医師確保の実現は、病院経営の本丸であり、市の財政安定に大きく寄与しているわけでございます。昨年は、綱渡り式で何とか医師確保ができましたのも市長、病院長、事務長の各機関における顔の広さと交渉力のおかげと高く評価しているところでございます。これからも市と病院が一体となっての医師確保に期待いたしておりますが、特に市長のトップセールスマンとしての行動力にかかっていると信じておりますので、覚悟のほどについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
医師確保についてお答えをさせていただきます。病院経営を安定的に持続するためには、医師の安定的な確保が必須条件でありまして、それを十分認識した上で医師確保に対する継続的な活動が大切であるというふうに認識をしております。そこで、私自身といたしましても院長、副院長、事務長を先頭にいたしまして他の医師からも情報をいただきながら、病院と行政が一体となって医師確保を進めてまいりたいと存じております。また、当院の医師につきましても今後長く勤務していただきますよう、職場と生活の両面の環境を整えてまいりたいというふうにも考えてございます。全ての活動が医師の確保につながることはありません。しかし、その1件1件がまた新たな医師の情報につながることになります。それを踏まえ、将来の医師確保につながる一歩を踏み出すような気持ちでこつこつと丁寧に時間を惜しまず、積極的に新たな医師へのアプローチを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 5番 若山武信
ただいまの答弁で本当に医師確保のステップについていろいろと理解いたしました。覚悟のほど本当にわかりました。病院の健全経営、これは医師確保にかかっておりますので、よろしくお願いいたします。イ、病院経営についてであります。現在あかびら市立病院の経営は安定状態にあるようでありますが、そういう意味では少し本当に安心しております。しかし、安定した経営体質が継続できることを願いつつ質問いたします。医師確保は絶対条件としながらも、外来、入院患者も含めリピーターの確保が大切であります。患者の評判を安定的に確保するには、患者を心底お客様と思わなければならないのではないでしょうか。決して患者様ということではございません。医師の対応は除外いたしましても、受付、会計から始まり、看護師、看護助手、医療技術者、事務職、配膳係、掃除係、運転手に至るまで病院にかかわる皆さんが病人への思いやりに加え、患者をお客様としたとき今風に言うおもてなしの心というのがいま一つ必要ではないのかと、このように思うところでございます。時折発生する接遇問題は、勤務のつらさや家庭問題から発生するストレスにて優秀な職員でも例外ではなくなると思います。人員の見直しや心のケアも大切で、全体予算から見てわずかの費用を節約することにより患者の信用を失いかねないことがあるのではないでしょうか。人員の見直しや教育、研修も含め、もう一度検討してみる必要があるのではないでしょうか。市長の考え方があれば伺いたいと思います。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
病院の安定経営につきましては、医師の安定確保、あるいは看護師、医療技術者の安定確保はもとより、診療情報管理、経営管理など事務職の配置も大変重要な要素でありまして、また院長以下これらの職種が垣根なく十分に情報交換がなされ、積極的にコミュニケーションのとれている組織の形成が大切であるというふうに認識をしております。現在平成28年度中に策定する予定の新公立病院改革プランの策定準備の中で各部署とのヒアリングを重ね、改めて経営と実情を踏まえて人員配置を精査し、あわせて継続的に接遇等の研修を積み重ね、これまで以上に市民の皆様に愛され、信頼され、選ばれる病院となりますよう努めてまいりたいと考えております。あかびら市立病院では、これからも的確に人材を確保し、適正な人員配置、組織体制の維持管理を進めながら長期的な健全経営を維持継続し、今後10年、15年この病院規模、組織体制で病院経営を進めてまいりたいと考えておりますので、市民の皆様、またボランティアの皆様のご支援をいただきながら、議員各位におかれましてもこれまで以上にご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
質問 5番 若山武信
そういう意味では、本当にリピーターの多い誰にでも信頼される、愛される病院経営をお願いするところでございます。ウ、除雪対策についてであります。当市においては、毎年の降雪、積雪量の多い少ないにかかわらず生活関連道路の除排雪状況が非常によく、近隣自治体の中で一番ではないかと私は私なりに自負しているところでございます。近年ますますの高齢化に伴い、除雪費用の助成制度の確立と、これとは別に除排雪体制にもきめ細かさが要求される状況が見受けられるようになってまいりました。各町内においてお年寄りが雪をはね上げられなくなったという事実、家庭用小型除雪機を毎年運転していた人が高齢化や死亡によりそのようなことができなくなりまして、近所の雪はママさんダンプで近くの雪山付近で捨てっ放しとなり、片側通行等による車の苦情があちこちでふえています。生活道路から幹線道路に出るときは、年々腰が曲がる、体力の低下などで雪山越しに見ることが難しくなり、車に対しての危険なときもしばしば見受けられます。指定業者に対し、今まで以上に生活道路や間口除雪における工夫への指導も必要であります。今後の除排雪体制におきましてのお年寄りへの安全と思いやり対策について考え方があれば、お伺いしたいと思います。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
高齢者の除雪対策についてお答えをいたします。本市で行っている道路除雪は、全市道の約8割となる125キロメートルを実施しておりますが、除雪に対する要望は地域から多くありまして、ここ数年でこれまで費用や機械の関係から行えなかった幅員の狭い市道の除雪や市所有の公衆用道路の除雪も実施してきたところであります。しかし、そのほかにも除雪に関する要望は年々多くなっており、高齢化により困難になったと多くの要望のある車道除雪後の間口除雪、市営住宅の通路や市内に多数存在する生活道路の除雪、交差点部に堆積をした雪山の処理、さらに近年は局地的な暴風雪などもあり、対応に苦慮しているところであります。現在市道の除排雪費用だけでも年間1億数千万を要しますので、除雪路線の拡大や排雪回数の増加などは財政状況から難しいものと考えておりますが、安全な通行を確保するため道路交差点部等に堆積した雪山の処理については現地の状況を見ながら、緊急性や他地区との公平性も考慮した中でどのような対応が可能か検討してまいりたいと考えております。また、高齢者等への対応といたしましては、高齢者等世帯除雪費助成事業も実施しておりますので、状況によっては助成対象となるものもあると思われますので、お問い合わせをいただきますれば対応させていただきたいというふうに思っております。以上でございます。
質問 5番 若山武信
ただいまの話、財政的に大変なのは理解しているところでございます。そういう意味でこれからも財政事情非常に厳しくなるかもしれませんけれども、高齢者の安全、安心生活という意味では思いやり除雪体制、これについてよろしくお願いいたします。要請といたします。よろしくお願いいたします。続きまして、エ、生きがい農園についてであります。菜園や畑づくりを楽しみにしている人は、生きがい農園の整備を待ち望んでいることと思いますが、各町内の一画に整備するのか、老人施設のそばにするのか、それとも土地の広く確保できるところに大規模耕作し、一般の市民に機械を使うような規模で整備するのか、基本的な構想や対象人員、規模、地区、地域、利用料金等についてどのように考えているのか伺いたいと思います。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
生きがい農園についてのご質問でありますけれども、高齢者の心身の健康増進と農作業等を通じてさまざまな人と交流し、作物を育て収穫する喜びを味わうことで生きがいを創出することを目的としたもので、農の福祉力として近年注目をされています。当市でも遊休市有地を活用した生きがい農園を検討していくこととしておりますが、場所や規模、利用者負担を初めとした運営経費などについては今後町内会連合会や老人クラブ連合会などの関係団体と協議をしていきたいというふうに考えております。当市の多くの高齢者が農作業や花の栽培等を通じて健康を維持し、新たな交流が芽生え、それぞれの生きがいを高めていただくことを期待するものであります。以上でございます。
質問 5番 若山武信
ただいま農の福祉力という言葉が出てまいりました。高齢者の健康と生きがい対策でありますので、どうぞよろしくお願いいたします。次、オ、障害者差別解消法についてであります。障害者差別解消法が本年4月より施行され、人権、職業、労働条件や賃金等に法的に差別がなくなることとなります。昨年当市でも障がい者を職員登用し、障がい者の雇用率は上がってきておりますけれども、障がい者は長い間職種や賃金等に大きな格差をつけられ、労働条件だけでなく人格等にも差別が見受けられることではありました。当市には障がい者の雇用を中心とした企業があり、多くの障がい者が労働するとともに、寮やグループホーム、町なかで普通に社会生活を営んでおります。ことし1月に法政大学大学院教授の坂本光司という方が出版された「日本でいちばん大切にしたい会社」という本に6社が紹介され、その中で当市の社会福祉法人の1企業が紹介されておりました。創業者の大変な苦労とともに、障がい者に対する優しさと厳しさの話をもとにいかに障がい者を大切に扱っているかを高く評価し、本にて紹介したとのことでございます。当市に専門家の目で高く評価される企業が存在し、当市の名もあわせて全国に知れ渡る、このことは本当にすばらしいことだと思っております。障害者差別解消法が施行されたからといって、障がい者に対する差別は一日にしてゼロにはならないと思われます。法律の完全施行に当たっては、市民全体が差別禁止についての意識を早く持つことが必要かと思います。市長は、これからの福祉行政を担うときに障がい者に対する差別問題についてどう向き合っていかれるのか伺いたいと思います。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
障害者差別解消法についてお答えいたします。この法律は、国の行政機関、地方公共団体、民間事業者などにおける障がいを理由とする差別を解消するための措置などについて定めることによって、全ての国民が障がいの有無によって分け隔てされることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する社会の実現につながることを目的としております。障がいを理由として正当な理由なくサービスの提供を拒否したり、制限をしたり、条件をつけたりするような不当な差別的取り扱いを禁止しており、また障がいのある方などから何らかの配慮を求める意思の表明があった場合には、負担になり過ぎない範囲で社会的障壁を取り除くために必要で合理的な配慮が求められます。こうした配慮を行わないことで障がいのある方の権利、利益が侵害される場合には差別に当たります。この法律は、教育、医療、公共交通、行政の活動など幅広い分野を対象としており、障がいのある方とのかかわり方もさまざまでありまして、それによって求められる配慮も多種多様でありますが、赤平市としては職員対応要領の策定、あるいは赤平市障害者自立支援協議会を枠組みといたしまして、それらを活用しながら地域協議会の設置について検討し、障がい者差別のない社会に向けて積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
質問 5番 若山武信
わかりました。障がい者差別のない社会づくりと、こういうことへの仕組みをよろしくお願いいたします。カ、聴覚障がい者への今後の取り組みについてであります。聴覚障がい者に必要な手話奉仕員が不足していることから、各種養成講座実施、これへの取り組みについての表明がございました。手話の拡大により、健常者との会話がふえることで障がい者の行動範囲や生きがいがさらに広がることかと思っております。具体的にどのような形で進めていくのかお尋ねいたします。現在聴覚障がい者への保護条例化については、全国で北海道での比率が一番高いようであります。聴覚障がい者支援のために市長は大変前向きな考え方を表明しておりますけれども、今後の取り組みの中に条例化に向けての考え方があるのかどうかについてもお伺いいたします。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
聴覚障がい者への今後の取り組みについてお答えをさせていただきます。手話拡大の具体的な取り組みについてですが、聾者が暮らしやすい地域社会となるよう手話環境の整備、手話の理解、そして普及について現在赤平手話の会と意見交換をしながら検討しているところでありますが、まずは入門編としての手話研修会を開催したいと考えております。手話に関する条例制定に対する考え方についてですが、国連で障害者権利条約が採択されたときに展開された障がい当事者団体による運動の私たち抜きに私たちのことを決めないでという理念に基づき、地域に暮らす聾者が積極的に手話に関する条例制定に参加することが必要不可欠であることを共通の理解として、条例制定の適否も含め赤平手話の会や関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。ご理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 5番 若山武信
健常者との会話がふえて日常生活の範囲が広がるような、そんな手話の拡大へのご尽力をお願いするところでございます。続きまして、キ、産業振興に伴う人材育成の重要性についてであります。多くの優良企業には優秀なトップだけではなく、優秀な社員、従業員がその企業を支えております。先日交流センターみらいにおいて赤平市産業振興企業協議会、いわゆる産企協と言われる協議会でございますが、この主催により人材育成目的の講演会がございました。人と組織を強くする交渉力ということでコミュニケーションの持つ力についての講演でありましたが、各企業から多くの若者が参加し、熱心に耳を傾けておりました。また、私たち議員にとっても大変参考になったところでございます。近年みらいでは、各企業や団体による若者の発表会が時折開催されておりますが、その人たちが連携をとり、情報を交換、共有し合うことでそれぞれの企業が発展し、企業と雇用の安定につながることであります。最終的には、税金として当市の収益にはね返ってくることになるわけであります。現在の赤平市産業振興企業協議会も各企業が連携し、当市の工業を支えてきたことだと思います。当市も物づくりに力を入れるならば、製造業を中心とした企業の人材育成は特に大事なことだと思っております。地域発展のためには、産業の育成は不可欠であります。各企業、商工会議所、行政が一つになり、若い社員を優良な企業や会社、工場、施設等への見学や実習をふやし、もう少し人材育成を強化するべきと考えております。現在ある産業振興人財育成事業の助成金を大幅に増額するなど、予算面での配慮も含め考え方を伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
産業振興に伴う人材育成の重要性についてお答えいたします。企業の人材育成につきましては、議員が申したとおり赤平市の優秀な企業を支えている従業員の育成は極めて重要であり、将来の企業の安定と繁栄につながり、産業振興、雇用の安定に寄与するものと考えております。当市といたしましても製造業に限らず、市内の企業に呼びかけを行い、平成24年度から赤平市産業振興人財育成事業を開始し、平成26年度からは赤平市産業振興企業協議会が主体となり、これまで計18社、延べ69名のこれからの企業を担っていく若手企業人を育成してまいりました。研修では、イベントでの企業紹介PR事業や先進企業の視察研修、講演会などの実施などリーダーシップのトレーニングを実施しており、研修後企業での活躍の声も多く、企業振興に寄与していることと社会の場やイベント等への積極的な参加が地域を動かす原動力になっておりまして、まさに人材の成長はまちの産業振興につながる大事な財産となっております。今後も人材育成を強化し、充実した研修の継続とともに、企業間同士の情報共有や技術連携につながるよう赤平市産業振興企業協議会を主体として実施し、当協議会よりの補助金増額の要望があれば前向きに検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 5番 若山武信
人材育成によりまして企業は成長いたしますが、人材育成計画を長期的に見たとき産業の振興として企業を育てる専門家、いわゆるアドバイザーの必要性があると思いますし、金融筋の支援体制や市との連携につきまして考え方があれば伺いたいと思います。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
人材育成事業の中でさまざまなプログラムを組み、研修を行っておりますけれども、議員の言われましたとおりアドバイザーによる研修など効果的な研修方法について検討を行ってまいります。また、企業連携による共同製品開発などの高度な事業計画が進められた場合には、専門家の助言をいただける独立行政法人中小企業基盤整備機構の企業連携支援アドバイザー派遣事業の活用、あるいは金融機関による融資制度など支援体制を構築してまいりたいというふうに思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 5番 若山武信
理解するところでございます。続きまして、ク、赤平市町内会連合会の活動支援についてであります。高齢化の中で地域のコミュニティ活動がますます重要となってくる現在、各町内会は会員減少により会費納入も減収し、各行事の開催が難しくなってきているところも出てきております。人口減少による町内会や老人クラブの統廃合問題も間近に発生してきており、あわせて町内会館の統廃合問題も大きな検討課題であります。既にこのたびの指定管理契約から名前が消えた施設もありまして、必要性は感じても財政負担が多過ぎるので、持ち切れないということでございます。このような各種問題の解決に当たる活動支援や活動推進事業への助成も必要でありますし、また町内会活動を維持するための助成金増額の声も多いわけでございます。考え方があれば伺いたいと思います。
答弁 市長 菊島美孝(市長は2017年9月まで)
赤平市町内会連合会の活動支援についてお答えをいたします。赤平市町内会連合会につきましては、単位町内会の自主性を尊重しつつ、町内会相互の融和を図りながら、町内会活動の健全な発展と町内会員の福祉の向上に努めながら、活動を通じて住みよいまちづくりに寄与すること、これを目的として平成25年5月に設立されたところであります。今日まで町内会連合会長を初め役員の皆様が中心となりまして、さまざまな地域課題に向き合い、取り組んでいただいているところでございます。このような中、平成28年度以降の指定管理者の更新を希望しない町内会がありましたことは非常に残念に思っているところでありますが、会館の利用頻度が極端に少ないなど個別要因も考慮しながら、赤平市公共施設等総合管理計画を基本に町内会や町内会連合会と町内会館等の統廃合についてできる限り地域のコミュニティ活動に支障がないよう意を尽くしながら対応してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。
質問 5番 若山武信
わかりました。今最後に意を尽くしてということを言われたわけでありますけれども、これは財政的にそういう支援もするということも含めての意味と受け取っておりますので、よろしくお願いいたします。