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赤平市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月13日

教育行政執行方針について

2013年3月13日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、若山武信議員が「教育行政執行方針について」質問し、教育長 多田豊が答弁しました。

質問者
若山武信 議員
答弁者
教育長 多田豊

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 5番 若山武信

続きまして、大綱2、教育行政執行方針についてであります。①、いじめ、体罰、自殺への対応、対策についてであります。いじめは古くて新しい問題で、文部科学省の通達による都道府県の各教育委員会を通してその指導はなされているわけでありますけれども、依然としていじめによる自殺は後を絶たず、最近は教師やコーチ等の体罰による自殺も幅広く取り沙汰されるようになりました。加えて家族による児童虐待もふえてくるなど暗い社会現象は、将来を担う子供たちの心に大きく傷跡を残し、今後の社会構造に大きく影響を及ぼすことになりかねない重要な問題であります。国は、将来を見据えて道徳教育の強化を図る方向で検討しているようでありますが、いじめ問題が根治することはなかなか難しいことでございます。子供たちの自殺には、いじめによる自殺、教師に怒られての自殺、体罰による自殺、家族の虐待による自殺等さまざまでありますが、昔の子供たちと比較して感情の複雑さ、心の弱さが根底にあるのではとも思っております。昔は餓鬼大将を先頭に野山を駆け回り、遊びやけんかの中から序列がつき、仲間をかばい合う意識も培われていたと思いますが、現在はゲームやパソコン、携帯電話でのやりとりなど室内が中心の生活習慣となり、また個人のプライバシーが尊重される時代に変わってきました。子供同士の絆は薄れ、心は孤立し、不安定となり、学校でも家庭においても子供の心をつかみ切れないのが現状ではないでしょうか。文部科学省のいじめ問題の基本的認識として、弱い者をいじめることは人間として絶対に許されないとの強い認識を持つこととしており、それを軸に、1つには、いじめられている子供の立場に立った親身の指導が必要である。2つ目には、いじめは家庭教育のあり方に大きなかかわりを有している。3つ目には、いじめは教師の児童生徒観や指導のあり方を問われる問題であるとしております。最終的には、家庭、学校、地域社会など全ての関係者がそれぞれの役割を果たし、一体となって真剣に取り組むことが必要であるとしております。また、体罰についても報道で大きく取り上げられましたが、度の過ぎた体罰により自殺者が出たからであります。体罰問題は、子供同士のいじめ問題ではなく、指導的立場にある教師やコーチによる一方的な暴力問題であります。表面化して社会的制裁が加えられたケースもありますが、これも昔から根の深い問題であります。子供の教育や子育てには学校での教育や指導、家庭によるしつけ、地域社会での協力支援が欠かせませんが、当市ではいじめ撲滅のためにこれらの役割がうまく連動しているでしょうか、お伺いいたします。また、体罰問題については、当市においての有無や対応も含め考え方をお伺いいたします。

答弁 教育長 多田豊(教育長は2019年9月まで)

それでは、いじめ、体罰、自殺への対応、対策について申し上げます。いじめの問題につきましては、議員ご指摘のとおり現代の社会情勢を反映した大変複雑な要因が絡み合っている問題であると思います。社会生活がより便利になっている反面、便利の裏側にあるマイナス面が数々の問題を生み出し、子供の世界に影響が出ているような思いを抱いております。そこで、このような時世における各方面との連携でありますけれども、学校での問題はやはり学校が対応することが基本になります。しかし、その原因にはさまざまな問題が内包しておりますので、家庭との連携は欠かさずに行うことが必要となります。その生活環境が子供たちにさまざまな影響を及ぼしているとの認識から、PTAとの連携により、家庭教育に関する学習機会の充実、情報提供にも努めてまいります。また、子供たちは多くの時間を学校以外でも過ごすわけですので、地域での対応については青少年センターを中心に情報の交流を行っているところです。専門指導員によるパトロールや児童館などの各施設への巡回と聞き取り、警察や駐在所との情報交換などを行っております。また、年に4回、中学校区ごとに行われる補導員連絡会議や校外指導連絡協議会などにおいて、青少年センターを含め、学校、警察、主任民生児童委員、PTA、育成青少年補導員、児童館職員との意見交換を行い、関係方面との連携に努めているところです。なお、体罰においては、大阪市での事件を受け、道教委を通じ現在実態調査を行っているところです。第1次報告での該当はありませんでしたが、現在は第2次報告分について教職員、児童生徒、保護者に対して調査中であり、内容のいかんによっては再調査を行い、対応してまいります。また、全道、全国の調査結果について明らかになるのは4月以降になるかと思われますので、よろしくお願いを申し上げます。以上です。

質問 5番 若山武信

まず、いろいろと今答弁聞きましたけれども、まず子供たちへの指導については、学校にはそれぞれ校則や指導要綱があると思いますけれども、その子供にとって一番大切な指導は何かと、場合によっては規則を逸脱することが起こり得るケースがあるかもしれません。いじめ問題においても、教師の指導の力量がいろいろと問われるとともに、真剣に生徒と向き合う教師のために校長や教育委員会の指導のあり方、これが一番問われることになるのではないかと思います。教育現場の指導は、校則や教育方針に基づきながらも温かみのある人間性を持った指導のできる教師の育成が必要だということに尽きるのではないかと思われるわけでございます。そこで、安全第一、規則第一を原則とする教育委員会としては、今後のいじめ、体罰問題に対する教師への指導のあり方についてもう一度、考え方があればお伺いしたいと思います。

答弁 教育長 多田豊(教育長は2019年9月まで)

それでは、教育現場の教師への指導について申し上げます。やはり子供に寄り添った教育が大切だというふうに思います。そのためには、何よりも子供との信頼関係を築くことが最も重要なものになります。それが保護者からの信頼に結びつき、問題の未然防止や早期の解決につながるものと思います。議員ご指摘のありましたいじめ問題、体罰問題の根は深いものがあります。そのため、いつも子供を注意深く見詰め、小さなサインを見逃さない責任感を持ち、教職員各人が子供とのコミュニケーションを大事にし、日常的な触れ合いや心の交流を密にした明るい教室、指導環境をつくることが最も大切であります。いじめ、体罰に対するマニュアルや基準はあるかもしれませんけれども、実際の指導場面においては全てパターン化をできるものではないと思います。学校における児童生徒はそれぞれ個性も異なる存在でありますし、その中の特定の子供と大勢の子供集団が相手でありますので、当然指導の多様性を前提としなければなりません。その場合、さまざまな状況に応じて対応できる指導の多様性こそ教師としての能力であり、その指導を教師に求めております。教育委員会といたしましては、教師に対してそのような力を発揮するよう指導してまいりたいと存じます。いずれにしましても、この問題は全国的なものであり、本市も教職員の意識はかなり高いものがありますけれども、いじめは人間として絶対許さないとの強い認識のもと、学校全体で取り組む問題として全教職員が一致した取り組みを進めるよう指導してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。

質問 5番 若山武信

今の答弁で十分に理解いたしました。どうぞよろしくお願いしたいと思います。以上、私の民主クラブを代表しての質問全て終わりました。適切なるご答弁どうもありがとうございました。以上、私の質問を終わります。

出典:赤平市議会 平成25年第1回定例会 2013年3月13日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる